【回復術士のやり直し】フレアがフレイアになった理由は?違いや性格・能力まとめ

回復術士のやり直しでわかりにくいと言われるのがフレアとフレイアの違いです。ヒロインの中でも登場機会などの兼ね合いもあり、両者の違いが分かりにくいという声も見られます。今回は回復術士のやり直しのフレアとフレイアについて、両者の違いが変わった理由、大きく関わるケヤル(ケヤルガ)との関係性やその能力、妹であるノルンとの関係性なども含めてネタバレありでまとめて紹介していきます。

【回復術士のやり直し】フレアがフレイアになった理由は?違いや性格・能力まとめのイメージ

目次

  1. 回復術士のやり直しのフレアとは?
  2. 回復術士のやり直しのフレアがフレイアになった理由
  3. 回復術士のやり直しのフレアがフレイアになってからの違いや性格
  4. 回復術士のやり直しのフレア(フレイア)の強さや能力
  5. 回復術士のやり直しのフレイアをフレアの容姿に戻す理由
  6. 回復術士のやり直しのフレア(フレイア)のアニメ声優
  7. 回復術士のやり直しのフレア(フレイア)に関する感想や評価
  8. 回復術士のやり直しのフレア(フレイア)まとめ

回復術士のやり直しのフレアとは?

回復術士のやり直しにてヒロインの1人として登場するのがフレア/フレイアです。今回はそんなフレア/フレイアについてまとめて紹介していきます。

回復術士のやり直しの作品情報

回復術士のやり直しの概要

フレアがヒロインとして登場する回復術士のやり直しは2016年12月から小説投稿サイト「小説家になろう」にて連載が開始されたいわゆるなろう系と言われる小説作品です。内容的に人を選ぶと評される事も多い回復術士のやり直しですが、小説家になろうサイト内のランキングでは日間、週間、月間でそれぞれ1位を獲得するなど高い注目度を集める作品になっていました。

回復術士のやり直しは連載開始から半年後の2017年6月には角川スニーカー文庫から書籍版が、ヤングエースUPにて漫画版がそれぞれ連載される事になり、商業誌に載ると、エロシーンや残酷なシーンの多さから回復術士のやり直しファンの間でもないだろうといわれていたアニメ化も2021年には行われるなどメディアミックス展開も行われていく事になります。

回復術士のやり直しのあらすじ

癒やしの勇者に選ばれた少年ケヤルは、術の勇者でもあるフレアに招かれる形で勇者として旅立ちます。しかし癒やしの能力の代償を知ったケヤルが癒やす事を拒否した事から、奴隷のように扱われるようになり、共に旅をする3人の勇者の玩具のように扱われました。魔王を追い詰めた勇者一行が魔王に返り討ちにされる中、ケヤルは自身の能力を使って魔王を倒すと時間逆行を行い、全てが始まる4年前に世界を戻してしまうのでした。

フレアのプロフィール

フレアは回復術士のやり直しのヒロインの1人で、この世界に複数名存在する勇者の1人で「術の勇者」に選ばれています。ピンクのロングヘアーが特徴的な見た目をした美少女でした。その他判明しているプロフィールとしては種族は人間でクラスは魔術師となっています。

フレアはジオラル王国の第一王女

フレアは術の勇者であると同時に回復術士のやり直しのメインの舞台の1つになるジオラル王国の第一王女でもありました。ジオラル王国は魔族領と人間領の境目にある国であり、そのような背景から1周目の世界での勇者一行のリーダー格を務める存在になっていました。勇者一行として旅をする前の時点でも近衛騎士達を自ら従え出陣するシーンもあるなど高いカリスマ性を持っていた事がネタバレされています。

フレアのサディスト性と狡猾さ

フレアは王女として勇者として矢面に立つ際には、聖母のように優しい笑顔を向ける美少女ですが、本来の性格は全てを見下すサディストです。回復術士のやり直し作中ではケヤルの事をたった1度のヒールで見限ったり、共に旅をするようになってからも傷を治療させる以外にも自身の欲望を満たす為の道具としてケヤルを使うなどしていました。

さらには回復術士のやり直し作中断片的に描かれた魔王戦では倒れる仲間を放置して自身だけエリクサーを隠し持っておくなど勇者一行の中でも出し抜くような行動を見せる狡猾さをも持ち合わせています。このような一面がケヤルガが時間を逆行した後、最初の復讐対象としてフレアを選ぶきっかけにもなっています。

フレアが「回復術師」を無能だと思っている理由

フレアが回復術士であるケヤルを見限ったのは回復術士のやり直し作中でケヤルが1度目のヒールを行った時です。ケヤルが初めてヒールを行ったのは勇者ではないものの高い実力を誇り「剣聖」と呼ばれながらも戦いで右腕を失った美少女クレハを治療した時でした。この時、ケヤルにはクレハがこれまで経験してきた戦いを含む記憶が流れ込み倒れてしまいます。これがフレアがケヤルを回復術士として見限った瞬間でした。

ちなみにこれ以前からフレアは「回復術士」というものに対して見下す傾向が見られました。フレア自身が術の勇者として圧倒的な強さを誇り、後に仲間となる剣の勇者ブレイドも砲の勇者ブレッドもかなりの強さを持った仲間です。ともすれば回復など不要ともいえるメンバーの中、「回復しか出来ない」と思っていた事がフレアがケヤルを含む「回復術士」を見下す要因になっていたとされます。

ちなみに回復術士のやり直しの物語でも描かれているように1周目の世界の魔王戦、2周目の世界でのケヤルガの活躍からも分かるように「癒やしの勇者」は決して回復だけしか出来ないわけではなく応用すれば攻撃をする事も可能です。

TVアニメ『回復術士のやり直し』公式サイト

回復術士のやり直しのフレアがフレイアになった理由

ネタバレ①フレアが迎える2周目と敗因

世界の時間を逆行させたケヤルですが、基本的には1周目と同じ流れで時間が進んでいきます。ケヤルが勇者に選ばれ王城に招かれそしてフレアに見限られて薬漬けにされるという流れです。しかしケヤルは勇者に選ばれる少し前に全てを見通す眼「翡翠眼」を手にいれた事で1周目の記憶を取り戻し、今後起こる出来事を思い出していたのでした。

ケヤルはフレアに復讐するべく、敢えて1周目と同じ流れを追いますが、少しだけ違いがありました。ケヤルは癒やしの勇者に選ばれ、フレアに王城に連れて行かれる前に「薬物耐性」を上げておく事で、正気を失わないままでいたのです。ただケヤルは正気を失ったフリをし続け、メイドや騎士達から能力を吸収、これにより速い段階でフレアを凌ぐ能力を手にするのでした。

フレアにとっての敗因はケヤルが薬物漬けになっていると思い込み、正気でいる事を見抜けなかった事です。しかも実はこの情報をケヤル自身は知っていました。1周目でも2周目より遅いタイミングで薬物耐性で正気を取り戻したケヤルでしたがケヤルが行動を起こす前にそれを見抜けたのはノルンだけだったのです。ケヤルはフレアが見抜く事はないと知っていたからこそ薬物漬けを堪えて能力を得る事に専念出来たのでした。

さらにフレアが回復術士の能力を見下していた事も大きな敗因の1つです。ただ回復する事しか出来ないと思っていたフレアですが、実際にその本質は「対象を正しい状態に戻す」事であり、それを派生させた能力をケヤルは持っています。特にケヤルが相手のMPを吸収してしまえる事を知らなかった事がフレアにとっては致命的だったといえます。

ネタバレ②フレアは復讐により「フレイア」になる

そして能力を大きく高めたケヤルが行動を起こします。王城でも1番力を持つ国王が不在のタイミングで檻を抜け出すと近衛騎士長のレナードに成りすまし、フレアの部屋に侵入します。そして自身の能力も使いフレアの心をへし折り、復讐を完遂した上で、ケヤルの能力を駆使して、自身を敬愛する従者「フレイア」の記憶を与えられる事になったのでした。

以降王城を抜け出したケヤルは自称錬金術師「ケヤルガ」として、フレイアはその従者として旅をする事になります。フレイアになって以降は魔術師としてのポテンシャルはそのままにしながらも従者という名の奴隷状態であり、また下記でも紹介するようにフレイア自身がそれを望んでいるかのようにケヤルガに刷り込まれています。

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回復術士のやり直しのフレアがフレイアになってからの違いや性格

違い①顔つき

フレアとフレイアの大きな違いの1つが顔つきです。特に変わっているのは目付きで、フレアの頃の鋭い目付きが、フレイアになった際には丸っこく可愛い目付きに変わっています。ちなみにこの顔つきの変化に関してはケヤルが記憶と共に意図的に行ったもので、「俺好み」にしたものです。

ちなみにケヤルの好みについても回復術士のやり直し作中で後々ネタバレされており、フレイアの顔つきはケヤルにとって育ての親であり初恋の相手でもあるアンナに似た印象になっている事がネタバレされています。

違い②ケヤルガを大切な人だと認識する

ケヤルに眠らされ宿屋に連れ出されたフレアはフレアとしての記憶を失っていました。そこでケヤルガと名乗るようになったケヤルに「お前の名前はフレイア、俺の従者だ」と教えられます。その上でケヤルガがフレイアを抱く事で自身が愛し合った中であった事を擦り込んでいきます。その結果としてフレイアはフレアとしての記憶を失ったまま、ケヤルガを大切な人だと認識していく事になります。

分かりにくいポイントですが、フレイアは宿屋で目を覚ます以前の記憶については持っていません。ケヤルガが能力によって行ったのはあくまでもフレアの顔つきを変えた事と、記憶を奪った事です。フレイアとしての記憶を与えたりはしておらず、フレイアである事を含めた情報はケヤルガが言葉巧みに擦り込んだ物になっています。ネタバレするとケヤルガの能力は記憶を消す事は出来ても植え付ける事は出来ないのではないかとされています。

違い③ケヤルガを尊敬し尽くす

さらにはケヤルガによって「どんな命令でも喜んで従う従順な雌豚」であるとされたフレイアはケヤルガに尽くすようになります。ケヤルガのやる事は全て「素晴らしい事」であり、自身はそれを手伝う事に至上の喜びを感じるようになるのです。

その変化は如実にあらわれていき、セツナを仲間に加える際、治療していたケヤルガをセツナが殴った際には、ケヤルガに言われるまでもなく事情を説明しセツナを諭すようになっていったのです。

違い④正義感のある性格になる

フレアとしての記憶を失った影響はケヤルガとの関係性以外にも現れています。ケヤルガが奴隷を買うとした際には「可哀想じゃないですか!自由を奪って無理矢理命令を聞かせるなんて!」と否定的な考えを示すのです。これには思わずフレアの記憶も持っているケヤルガも「お前が、それを言うのか」と困惑を示す程でしたが同時にケヤルガの中にとある考えが浮かぶ事になります。

確かにフレアの性格は本質的な部分もありますが、それ以上にジオラル王国という国家環境や国王でもある父親の影響を大きく受けていると考えるようになったのです。これによりケヤルガは改めて国家自体への復讐を考えるようになるのでした。

ただフレイアの性格に関してはケヤルガは後に認識を改めており、元々フレア時代には「自分だけを愛していた」のに対し、フレイアになって以降は「自分とケヤルガだけを愛するようになっただけ」と思っています。正義感の強さが現れているのは間違いありませんがそれもあくまでもケヤルガが正義と思う事が正義であり第三者から見ればフレイアの性格はフレア時代とは別の意味で歪んだ性格になっているといえます。

フレアとフレイアに本質的な違いはない?

回復術士のやり直し作中フレアとフレイアでは確かに変わっている事もありますが、フレア時代からフレイアになってからも本質的な部分では変わっていない部分もあります、その最たる例と言えるのが性的趣向です。フレア時代には薬漬けにしたケヤルに対しバター犬のように扱うなど変態的な性的趣向が垣間見える一面がありました。

フレイアになって以降は性格の変化から同様なプレイをする事はないものの、ケヤルガに対してご褒美と称して抱かれる事を望んだりセツナと共に抱かれる事すらも興奮に変えるようなベクトルが変わっただけともいえる性的趣向を見せているのです。いずれにしても変態的な性的趣向はフレア/フレイア変わらず持っているといえるので本質的な変化はないといえます。

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回復術士のやり直しのフレア(フレイア)の強さや能力

フレアの魔術や能力と装備品

フレアは術の勇者というだけあって数多くの能力とそれに見合った装備品を持っています。ここからは回復術士のやり直し作中で明らかになっているフレア時代の魔術や装備品についてネタバレありで紹介していきます。

ネタバレ①4つの属性魔法

本来回復術士のやり直しの舞台の世界において、魔法はどれかの属性だけを扱うのが精一杯で優れた魔術師であっても2つの属性を扱うのが人間の限界とされています。しかし術の勇者であるフレアは4つの属性の攻撃魔法を使用できるのです。さらには同じ属性の魔法でもフレアはより強い魔法を使う事ができ、回復術士のやり直し作中で確認出来る範囲では第7階位魔法であるミョルニルを使用するなどしています。

ただこれは下記で紹介する神装宝具「神杖ヴァナルガンド」の影響もあると考えられており、フレイアになり神杖ヴァナルガンドを失った後は第5階位魔法を扱うに留まっています。いずれにしても回復術士のやり直し作中における人間としての限界点に到達した魔術師がフレア/フレイアの魔法的な強さです。

ネタバレ②ステータス

術の勇者として高い力を発揮するフレアですが、回復術士のやり直し作中にて2つの方法でそのステータスが示されています。1つが一般的にも普及していると思われる「鑑定紙」による方法、そしてもう1つがケヤルガが持つ「翡翠眼」によるステータスです。鑑定紙の場合は現時点での表面的なステータスが、翡翠眼では秘めたる真なる強さまで見る事が出来ます。

真なる強さを紹介しておくとレベルは∞(勇者は∞がデフォ)、MPが150、物理攻撃が70、物理防御が40、魔力攻撃が140、魔力抵抗が100、速度80で合計資質値が580となっています。ちなみに並の人間でそれぞれのステータスが60前後で合計が300代に落ち着くのが一般的なのでフレアは素質もずば抜けて高い事が分かる結果になっています。

ネタバレ③勇者の居場所がわかる

また他の勇者にはない特性として術の勇者に与えられる力としてフレアが持っていたのが「他の勇者の誕生や居場所が察知出来る」という能力です。ケヤルが癒やしの勇者に目覚めてから出迎えが早かったのもフレアのこの能力があってこその物になっています。

ネタバレ④神装宝具

魔術を得意としているフレア(フレイア)ですが、その魔術を底上げしているのが勇者にのみ許された装備である神装宝具です。神装宝具はそれぞれの勇者の特性に合わせて変化する武器で、フレアの場合は神杖ヴァナルガンドとなります。通常の杖は杖自体にも得意属性と不得意属性がありますが、神杖ヴァナルガンドにはそういったものなく全ての属性の魔術の威力や精度を高めてくれる能力を持っています。

さらに神杖ヴァナルガンドが凄いのは膨大な魔力を溜め込む能力で、これにより、フレアが本来使う事が出来ないレベルの魔力を使った魔法を放つ事が出来たり、また他者の魔力を溜め込む事でフレアも使えない魔法を使う事が出来たりするなど杖としてはまさに最高峰と言わざるを得ない程の強さを誇った武器になっています。

フレイアの新たな魔術や能力

フレアからフレイアになってからも基本的な戦闘能力は変わっていません。ヴァナルガンドこそ最初は手放していますが術の勇者としてのポテンシャルは変わっていないので全ての属性の魔法を扱う事が出来ます。その一方でフレアにはなかった発想をケヤルガが与えた事、1周目とは違う形でヴァナルガンドを手に入れた事により生まれた魔法も持っています。

新たな魔術や能力①熱源探査

フレイアになって習得した技の1つが熱源探査です。これは攻撃魔法ではなく文字通り相手を探る技で主に魔物を探知するのに使います。全方向に展開しても350m、方向を限定すれば500m程離れた位置まで探査する事が可能で、この魔法を土台にフレア時代から使っている攻撃魔法を当てにいく事が出来るようになっています。味方との協力を覚えたフレイアだからこその技であるとも言えます。

新たな魔術や能力②混合魔術「氷槍風弾」

繰り返しになりますが、回復術士のやり直しの世界では複数の属性を扱えるのはとてもレアな事です。優れた魔術師でも2種類扱えれば凄いと言われる世界において全ての属性を扱えるフレイアの特性を活かさない手はないとケヤルガによって考案されたのが混合魔術「氷槍風弾」です。この技は文字通り風と氷の属性を混ぜて作り出された技で、フレイアだからこそ出来る技になっています。

ケヤルガが回復術士のやり直し作中で語った話によると、回復術士のやり直し世界の属性は「何かしらの欠点が生じるもの」であり、混合魔術は「別の属性で補う事で多様な状況に対応出来るようにするもの」とされています。

フレア(フレイア)の弱点

フレア時代から魔法による高い戦闘力、国民から絶大な人気を誇るカリスマ性、そして豊満な胸を含む抜群のスタイルと非の打ち所がないといえましたが、そんなフレア(フレイア)にも弱点は存在していました。

弱点①妹のノルン

精神面での大きな弱点といえるのが妹であり第二王女でえあるノルンの存在です。フレアの頃にサディストで残酷な一面を持っていたフレアですが、そんなフレアを越えた残酷さを持っていたのがノルンだったのです。政治力を持つノルンはフレアに協力を惜しまない一方で心を抉るような無茶な依頼も押し付ける程でした。姉妹の立場は完全に逆転しており、あのフレアですらノルンには逆らえない状態になっていたのです。

それはトラウマとしてフレアの心の中に残っており、その影響はケヤルガによって記憶を失って尚残っています。ノルンへの恐怖心が残っている事がネタバレされたのはアニメ回復術士のやり直し5話~6話の事です。流れをネタバレしておくと回復術士のやり直しの物語冒頭時点ではノルンは留学にいっていました。そのノルンが帰ってくるという情報がケヤルガのスパイとなっていたクレハからもたらされます。

ノルンはケヤルガにとっても警戒するべき相手の1人でした。1周目の世界の中でケヤルが正気に戻っている事を唯一見抜いていた相手だった為です。しかし同時に反応を示したのがフレイアでした。記憶を失いノルンの記憶も上記のトラウマも忘れているにも関わらず身震いが止まらくなってしまうのです。記憶を失って尚本能的に恐れてしまう程にノルンの事を苦手としている事がフレア(フレイア)の弱点です。

弱点②近接戦闘

上記でも紹介したようにフレアからフレイアになった際、神杖ヴァナルガンドこそ失っているものの高い戦闘能力を誇っているフレイアですが、反面あくまでも魔術師という事もあって近接戦闘はあまり得意としていません。その差が如実に現れたのがクレハとの一戦でした。ケヤルガを罵倒し襲いかかるクレハに対し攻撃魔法を放ったフレイアですが、魔法をかき消され懐に入り込まれてしまうのです。

フレイアはそのままクレハの突きを受けて気絶してしまいます。目を覚ました後には従者として役に立てなかった事をケヤルガに謝罪していますが、その後のクレハとケヤルガの剣戟戦を見ていた近接戦闘タイプのセツナでさえも両者の戦いは目で追うのが精一杯という程でした。

相手が剣術だけなら剣の勇者であるブレイドよりも上と言われる剣聖クレハだったとはいえ、今後の事も考え、ケヤルガがセツナにフレイアの近接戦闘を訓練するように言う程であり、やはり近接戦闘が1つの弱点になっていると言わざるを得ません。特に物理攻撃への耐性に関してはステータス的にも低くなっており、回復術士のやり直しの世界においても大きな弱点になる可能性が高くなっています。

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回復術士のやり直しのフレイアをフレアの容姿に戻す理由

理由①クレハの説得

ケヤルガによって記憶と容姿を奪われたフレイアですが、作戦に応じて容姿だけをケヤルガに戻される場面も存在しています。最初にそれを行ったのがクレハを説得するタイミングです。ケヤルガが口八丁でクレハを引き込もうとしますがそれに応じないクレハに対し、容姿をフレアに戻して呼び込まれたフレイアはクレハを説得するのです。

説得の材料自体は十分に揃っていました。クレハにとって問題はそれを伝える相手です。敬愛したフレイアに王国の闇を暴かれ「王国は狂っている」とまで言わせその目的を聞かされた事でクレハの王国への忠誠心はすっかり折れてしまいます。この隙間にケヤルガが入り込む事でクレハはケヤルガのスパイとなるのでした。

このシーンを始めフレイアがフレアに戻ったシーンはややこしいですが、フレイアにとっては「ケヤルガに容姿を変えてもらいフレア王女を演じているだけ」のシーンであり、決してフレア時代の記憶まで戻されているわけではありません。しかしフレアがフレイアである事を知っている者にとっては記憶が戻ったと思われても不思議ではないシーンになっています。

理由②ジオラル王国の非道さを知らしめる

その後もフレイアがフレアとして登場するシーンはあります。次にフレイアがフレアになったのはケヤルガの出身地として邪教の信者認定されてしまったアルバン村の村人達を救出する為の戦いの中での出来事でした。この処刑はコロシアムで行われ大勢の人々が集まっていたのです。そんな中フレアとして映し出されたフレイアは王国が行ってきた悪行について暴露していきます。

真実と嘘を織り交ぜた演説でしたが当初は偽物説を疑われます。しかし自身が術の勇者となった際祭壇で披露した歌を歌う事で本物である事を証明、フレイアの言葉によって立ち上がった国民により暴動が起こる事になります。結局村人は救えませんでしたが、王国への不信感を与える事には成功する事になるのでした。

理由③争いを阻止する

3度目のフレイアのフレア演技が登場したのはブラニッカの街での出来事でした。この時ブラニッカではノルンによる「ブラニッカ浄化作戦」が行われ街で争いが起きていました。この争いを止めるべくノルンがいた壇上に上がったのがフレイアでした。これまでとは違いスクリーン越しではなく実際に壇上に立った平和を謳うフレイアの演説に戦いが止まる一方で、ノルンはその影にケヤルの存在を感じ取る事になります。

フレアの裏の顔まで知っているノルンにしてみればフレアが平和を謳うというのはありえない出来事だったのです。さらにはケヤルガの関与もあり、ノルン達をその場から下がらせる事に成功、街の争いは止まる事になりました。

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回復術士のやり直しのフレア(フレイア)のアニメ声優

渋谷彩乃のプロフィール

アニメ回復術士のやり直しにてメインヒロインの1人であるフレア/フレイア役の声優を担当したのが渋谷彩乃さんです。東京出身で2014年に声優としてデビューした新進気鋭の声優さんで、端役から少しずつ知名度を高めている声優さんです。ただこれまで主要なキャラクターを演じた機会はなく、アニメ回復術士のやり直しでのフレア/フレイア役が初めてのメインヒロイン役となりました。

また歌唱力もある声優さんでアニメ回復術士のやり直しではフレイア役としてキャラクターソング「Wash My World」をセツナ役の石上静香さんと共に歌っています。

渋谷彩乃の主な出演作品

渋谷彩乃さんが回復術士のやり直し以外にこれまでに出演した作品としては「幕末Rock」「魔法少女俺」「カードファイト!!ヴァンガード」「パズドラ」「映像剣には手を出すな」などがあります。近年では「僕のヒーローアカデミア」の絢爛崎美々美役、「異世界食堂2」のルーミア、「サクガン」のノーチェ、webアニメ「キャップ革命ボトルマン」の水野イロハ役など名前のあるキャラクターを演じる機会も増えています。

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回復術士のやり直しのフレア(フレイア)に関する感想や評価

ここからは既に回復術士のやり直しを視聴した人の感想をネタバレありで紹介していきます。回復術士のやり直し作中ではかなり序盤に復讐され、フレイアとなったフレアですが、復讐を果たしフレイアになるまでの流れはとても良かったという感想が多いです。フレア時代のサディストな面もしっかり描かれる事でキャラクター性も強く打ち出されたという感想が多くなっています。

復讐の方法にケヤルの能力を絡めていたのも良かったという声が多く、特に指折りシーンはフレアの絶望感が復讐ものとして完璧だったという声が多いです。回復術士のやり直しはエロシーンが多い作品ではありますがこういった復讐シーンなども見応えがある作品になっているとする感想も集めるようになったシーンになっているという声も見られます。

特に原作ファンや漫画版で既に回復術士のやり直しの展開を知っている回復術士のやり直しファンにしてもアニメ回復術士のやり直しでの演出は良かったという声が多いです。地上波での放送もある為、直接的な表現こそ規制されているとはいえ、それを補ってあまりある声優を務めた渋谷彩乃さんの演技力の高さが際立つシーンになったという声も多いです。

まだキャリアが浅くメインヒロインはフレア/フレイア役が初だったという事に驚いたという声も多くその演技力の高さは今後もっと発揮される作品が増えるのではないかと期待を集める声も多くなっています。

フレアへの復讐からフレイアになる流れに関しては称賛の声が大きい一方で、最初の復讐対象がフレアで良かったのかという疑問視も上がっています。他の復讐対象への復讐が弱くなるのではないかという感想もあり、現に既に先を知るファンからも復讐ものとしての完成度はフレアへの復讐までで、以降は少し惰性になっているという声も上がる程になっています。

それだけフレアの復讐が完璧だったとも言えますが、それだけに2周目の世界ではもう少し泳がせてフレアとして活動する姿を見たかったという感想も見られます。

フレイアになってからについては、もう少し扱いを変えても良かったのではないかという感想も上がっています。フレイアの直後に仲間になったセツナと比べても扱いが変わらず、フレイアになった後も酷い扱いをしたり、時折敢えて記憶を戻す事で絶望感を与えるなど方法はあるにも関わらず、ケヤルガの中でフレイアになった時点で復讐が完遂し復讐対象から外れているのが惜しいという声も多いです。

特に剣の勇者ブレイドへの復讐を見た直後には「なら何故フレアだけを生かしてフレイアにしたのか」という疑問視も上がっており、もっとフレイアを突き落とすような展開があってほしいという感想も見られるようになっています。そのような声があっただけにアニメ回復術士のやり直しでのノルンへの復讐にフレアも参加したシーンは一定の評価を集める事になっています。

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回復術士のやり直しのフレア(フレイア)まとめ

回復術士のやり直しのフレアは今回ネタバレしたように術の勇者にしてジオラル王国の第一王女でした。表向きは聖母のような笑みで高い人気を誇りますがサディストな性格を持ち合わせ、主人公であるケヤルにとっては復讐すべき対象になっています。そして復讐された後は従者フレイアとしてケヤルガに献身的に尽くす姿勢が描かれるというヒロインになっています。

フレアへの復讐はネタバレしたように回復術士のやり直しの中でもしっかりとした復讐ものとして高い完成度を誇りスカッとしたとされる事も多いのでまだ回復術士のやり直しを視聴していない人は如何にしてケヤルがフレアに復讐するのか、フレイアになってからの言動などにも注目しながらアニメ回復術士のやり直しを視聴してみてはいかがでしょうか?

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