【呪術廻戦】来栖華（くるすはな）は天使と名乗る死滅回游泳者！正体や術式を考察

呪術廻戦・145話にて登場した来栖華（くるすはな）は、天使を名乗る死滅回游泳者で、獄門疆に封印された五条悟を救う最後の手段として浮上し、呪術廻戦において敵か味方か、その正体が注目されています。以下では、漫画「呪術廻戦」から、天使を名乗る死滅回游泳者・来栖華（くるすはな）の正体や術式・領域展開、術式による獄門疆の強制解除、来栖華に関する感想などをあらすじネタバレを交えながら紹介します。

芥見下々先生の漫画「呪術廻戦」は、2018年から「週刊少年ジャンプ」で連載されているダークファンタジー作品で、単行本は2021年10月時点で計17巻が刊行されています。「呪術廻戦」は、人間の負の感情から生まれた呪霊・化け物と呪術を使ってそれらを祓う呪術師との戦いを描いた作品で、「呪い」をメインテーマとした少年漫画ではあまり見られない作風や、呪術を用いたバトルが人気に火を付けました。

また、呪術廻戦は、2017年に「ジャンプGIGA」にて連載されていた「東京都立呪術高等専門学校」をプロトタイプとして執筆され、同作品は後に呪術廻戦の前日譚に位置づけられ、2018年12月に「呪術廻戦 0巻」として刊行されました。呪術廻戦・0巻では、ある事件をきっかけに高専に転入した乙骨憂太を主人公に据え、婚約者の少女を狙う特級呪詛師・夏油傑との戦いを描いています。

「全国書店員が選んだおすすめコミック2019」を始め、数々の賞を獲得した「呪術廻戦」は、連載初期から高い人気を見せ、2021年10月時点の累計発行部数は、デジタル版も含めて5500万部を突破しました。また、2020年10月からは、呪術廻戦のアニメシリーズが開始され、2021年12月4日には、呪術廻戦の前日譚・呪術廻戦0を原作とする「劇場版 呪術廻戦 0」の公開が予定されています。

宮城県仙台市に住む高校生・虎杖悠仁は、祖父が亡くなった夜、学校に眠る呪物の封印が解かれたことを受け、呪術師・伏黒恵と共に呪物の回収と先輩の救助に向かいます。虎杖は、その過程で宿儺の器となったことで、呪術師に捕まり死刑を宣告されるも、五条悟の提案により一定期間の猶予を与えられます。そして、東京都立呪術高等専門学校に入学した虎杖は、仲間と共に呪霊や敵対する呪術師との戦いに身を投じていきます。

呪術廻戦・145話にて登場した来栖華（くるすはな）は、天元・宿儺・羂索と同時期に存在していた1000年前の術師で、死滅回遊泳者です。「天使」の異名のごとく、頭には天使の輪、背には羽根を生やし、呪具と見られるラッパを持っています。獄門疆の開門の鍵を握る呪術師と言われる一方、その正体は敵か味方か分からない、ミステリアスなキャラクターです。

呪術廻戦・145話にて突如登場した来栖華（くるすはな）は、獄門疆の術式の解除とそれらに封印された五条悟の救出の鍵を握る人物と推測される一方、その正体や死滅回游への参加の目的など多くの謎を秘めています。以下では、謎多きキャラクター・呪術廻戦の来栖華（くるすはな）の正体について、菅原道真や五条家との関係や、1000年前の呪術師・羂索との関係などを考察しました。

天使を名乗る死滅回游泳者で、その正体や死滅回游への参加の目的が注目される来栖華（くるすはな）は、日本三大怨霊に数えられる菅原道真と彼の子孫・五条家との関係が有力視され、その根拠として来栖姓が菅原家に由来することが挙げられます。また、呪術廻戦のメインキャラ・五条悟との容姿が似ている点も、菅原道真をルーツに持つ者同士としてのつながりを示しているとも考えられます。

呪術廻戦の来栖華（くるすはな）の正体について、1000年前の術師であることが劇中で言及されています。本編より1000年前の時代は、呪術の全盛期と呼ばれており、両面宿儺や羂索・裏梅が現代にも登場しています。両面宿儺は、指の呪物として現存していたものの、虎杖悠仁に取り込まれたことで、受肉に近い形となりました。また、来栖華とは、彼女の強大すぎる術式から、何かしらの関係や面識はあったと推測されます。

一方、羂索は、他人と脳を入れ替えることで、身体を乗っ取りながら1000年の間存在することができたものの、裏梅に関しては、いまだ言及されておらず、一部では獄門疆に封印されていた説が浮上しています。

「呪術廻戦」にて、1000年前の呪術師が突然現れることは、何かしらの理由が存在すると見られ、来栖華（くるすはな）の出現にも、何かきっかけがあったと推測されます。そこで考えられるのが、渋谷事変の終盤で起きた羂索による呪物の解放が挙げられます。羂索によると、解放した呪物は千年前からコツコツ契約した呪術師の成れの果てと説明され、その中に来栖華が含まれていた可能性もあるでしょう。

また、羂索のセリフに見られた「1000年」「術師」というキーワードは、来栖華（くるすはる）との関係を匂わせる伏線とも捉えることができます。1000年前に存在した術師・来栖華は、ある経緯から羂索と契約を交わし、呪物となったものの、呪術廻戦での呪物の解放を受けたことで現世に受肉し、天使のような姿で出現したと考察されます。

来栖華（くるすはな）の術式は、あらゆる術式を消滅させる能力であり、これらは羂索の死滅回游が定めるルールを破った参加者に課される罰・術式剥奪と共通します。この罰を実施するにあたり、来栖華の術式を利用することは羂索によって有効な手段であり、この事から来栖華は羂索と契約を交わしているとも推測されます。

呪術廻戦の来栖華の術式は、あらゆる術式を消滅させるという、呪術廻戦にてチート級の技であり、来栖華の強さは未知数と評される一方、天使を彷彿させる出で立ちや呪具と推測されるラッパから、来栖華のモチーフは、ヨハネの黙示録ではないかと考えられています。以下では、呪術廻戦・来栖華（くるすはな）の正体を知る手掛かりとなる、術式や領域展開、ヨハネの黙示録のラッパ吹きとの関連などを考察しました。

呪術廻戦・来栖華の術式は、あらゆる術式を消滅させる術式と言われ、相手の術師を無力化させる能力です。術式の消滅は、特級呪具・天逆鉾と似ているものの、点逆鉾は、発動中の術式の強制解除であり、来栖華の術式とは似て非なる能力です。一方、術式消滅の能力は、術師の身体から術式を消滅することも可能と推測され、「呪術廻戦」にてもっとも強大な術式となるでしょう。

呪術廻戦の来栖華の領域展開については、劇中で言及されていないものの、仮に領域展開が使えた場合、領域内に入る全ての術式を問答無用で消滅することができると推測されます。また、領域の展開範囲によっては、死滅回游参加者全員を範囲内に収めることで、一気に術式を消滅・無力化させることも可能でしょう。

自らを天使と名乗る正体不明の術師・来栖華は、天使を彷彿させるキャラクターデザインや、チート級の術式から、そのモチーフは「ヨハネの黙示録」ではないかと考察されています。新約聖書の最後の章に位置するヨハネの黙示録とは、キリストの12使徒の1人・ヨハネが、流刑先で受けた神の啓示を記した内容で、12章で構成されています。

呪術廻戦・来栖華のモチーフとなった章は、ヨハネの黙示録・8章6節～11章19節にかけて記された「七人の天使がラッパを吹く」と考察され、天使がラッパを吹くたびに天変地異が起きるとされています。黙示録のラッパ吹きをまとめると、1人目のラッパで、地上・木々の1/3と草原を焼き、2人目のラッパで、海の1/3を血と化し、海の生物の1/3が死に追いやられます。

3人目のラッパで、にがよもぎの星が落ちたことで、川の水の1/3が苦くなって人々が死ぬ、4人目のラッパで、太陽・月・星の1/3が暗くなることを暗示し、5人目のラッパで、額に神の刻印の無い者が苦しめられます。6人目のラッパで、4人の天使の手で人間の1/3が殺され、7人目のラッパで、神になれなかった者に死が訪れることを予言しています。

天使のラッパは、来栖華のラッパのモチーフと考えられ、来栖華がラッパを吹くシナリオは、呪術廻戦にとって最悪の事態の幕開けになるでしょう。また、黙示録のラッパ吹きのうち、5人目・7人目のラッパは、死滅回游での出来事を彷彿させます。まず、5人目のラッパを呪術廻戦に当てはめると、死滅回游にて羂索が伏黒津美紀に施したマーキングに当てはまります。

これらは、黙示録の神の刻印と重なり、羂索のマーキングには、術師と非術師を区別する目的があるでしょう、また、羂索は、ある目的を果たすための呪力を求めており、非術師に対して呪物で術式を付与し、半ば強制的に術師を生み出していると考えられます。また、黙示録の神の刻印の無い者は、神に選ばれなかった者を意味し、「呪術廻戦」では呪力や術式を与えられなかった者に当てはまります。

次に7人目のラッパ・神になれなかった者の死とは、「呪術廻戦」では、神＝呪術師になれなかった非術師の死と考えられ、死滅回游での呪術剥奪につながるでしょう。羂索の目的は、天元と人類全体の同化であり、呪術を持たない人間は、彼にとって不要な存在と考えられます。そのため、死滅回游での呪術剥奪は、生きる価値がないとみなされた元呪術者の死も意味しているでしょう。

呪術廻戦・来栖華のモチーフと考察される黙示録のラッパ吹きは、天使によってラッパが吹かれるたびに禍が起き、7回目のラッパが吹かれると最後の審判が予告されると言われています。また、「呪術廻戦」では、海外で活動する呪術師の存在が示唆されており、キリスト教にちなんだ呪具の存在もありうることで、来栖華のラッパも、黙示録にちなんだラッパの呪具の可能性も考えられます。

黙示録のラッパ吹きを来栖華の設定に当てはめると、7人目の天使に当てはまり、ラッパを吹くことで死者が再生すること、呪術廻戦では、術式の発動による獄門疆の解除・五条悟の救助という流れのモチーフになるでしょう。しかし、黙示録のラッパ吹きは、吹くごとに禍をもたらすものなので、「呪術廻戦」にて、来栖華がラッパを呪具として使用した場合、その威力は強大で特級以上の呪具となると予想されます。

呪術廻戦にて来栖華の術式は、術式の一時的な無効化を超えて、術式そのものを消滅させてしまう威力のため、死滅回游の術式剥奪の手段に用いられる可能性が示唆される一方、強大な術式を発動させるためには代償が伴うとも推測されます。死滅回游にて、術式剥奪は呪術者にとって死を意味し、来栖華の術式使用の代償も死ではないかと考えられます。

また、呪術廻戦にて、チート級の術式とも評される来栖華の術式ですが、その威力の大きさから死滅回游のルール内でしか発動できないという縛りがあるとも推測され、術式の乱用を防ぐ役目を果たすでしょう。

来栖華（くるすはな）の登場は、呪術廻戦の難問・獄門疆の開門を成し遂げることができるキーパーソンとして注目される一方、「呪術廻戦」のアニメOPの描写から、獄門疆から解放された五条悟が六眼を失う可能性が示唆されています。以下では、呪術廻戦の来栖華の術式で五条悟が六眼を失う根拠について、「呪術廻戦」のアニメOPの窓と猫の描写、五条悟の六眼の色の反射から考察しました。

「呪術廻戦」のアニメのOPにも、劇中にまつわる伏線が散りばめられていることで知られ、死滅回游にまつまる伏線が張られていたことが、大きな話題となりました。また、「呪術廻戦」のアニメOPでは、獄門疆に封印された五条悟の救助を示唆する演出も描かれ、OP冒頭の内側の窓が開かれる描写は、獄門疆の開門を示していると考察されています。

アニメOPの窓が開くシーンには、片眼を光らせた猫も共に描かれており、窓の解放＝獄門疆に例えると、窓側にいた猫は五条悟を意味しているでしょう。また、猫の片目の色は、五条悟の六眼の色と非常に似ている一方、片眼だけが光っているという演出から、五条悟は獄門疆からの解放によって片眼を失うことを暗示しているでしょう。

五条悟が片眼を失うことを示す伏線は他にもあり、呪術廻戦のアニメOPの六条悟の六眼のアップ画面からも指摘されています。そのシーンでの五条悟の六眼は、不自然な形で光を反射させ、失明を示唆するかのように、片目が白く見えます。また、「呪術廻戦」では、六眼持ちは、同じ時代に2人と生まれない決まりがあります。

また、羂索は、過去に六眼を持ち、かつ無下限呪術の呪術師に2度敗北した過去を持ち、六眼の呪術師の強さを身を以て知っています。そのため、五条悟を獄門疆に封印した理由も、彼の強さを恐れたためであり、また、六眼の強さは、それらを持つ呪術師の負担にもなり得るとも考えられ、今後の展開にて片目を失う可能性はゼロとは言い切れないでしょう。

呪術廻戦・渋谷事変にて獄門疆に封印された五条悟を救うには、術式を強制解除できる特級呪物の使用、または術式を解除できる能力を持つ呪術師の力を借りて獄門疆を開門する必要があり、来栖華の術式に白羽の矢が立ちました。以下では、呪術廻戦にて、五条悟を封印した獄門疆の開け方や、獄門疆の術式を強制解除できる特級呪術、来栖華の術式での開門方法を考察しました。

五条悟を封印した獄門疆とは、どんなものも封印することができる特級呪具で、源信の成れの果ての呪い具、生きた結界と呼ばれています。獄門疆の発動には、対象物との距離を獄門疆から半径4m以内にすること、獄門疆の開門から1分間、対象物を半径内に留める必要があり、発動条件を満せば、権限者の「閉門」の言葉で封印が完了します。

獄門疆は、人以外にも物や呪霊に対しても効果があり、封印期間は100年～1000年ほどとされます。また、中に封印できる人間は1人限定であるが、獄門疆では呪力や身体能力が封じられ、中の人間が自害して果てると封印が解除されます。また、獄門疆には「表」と「裏」があり、表は偽夏油こと羂索、裏は天元が所有、裏は表と通じる一方、開門は権限者でしか出来ず、呪具や術式によって獄門疆を開門する必要があります。

「呪術廻戦」では、渋谷事変にて登場し、獄門疆表を持つ偽夏油こと羂索の手で五条悟が封印されてしまいました。五条悟が封印された理由は、羂索の計画の実行には、五条悟の強さが邪魔だったためとされています。

獄門疆を開門するには、権限者である羂索を倒して、新たな権限者になる方法が挙げられるも、特級呪術師を相手に高専の呪術師が倒せる見込みはなく、成功する確率も低いでしょう。また、獄門疆を開門できる方法として、術式を強制解除できる2つの呪具の使用が候補に挙げられます。1つ目は、あらゆる術式を強制解除できる「天逆鉾」ですが、本編の11年前に五条悟によって破壊されています。

2つ目は、五条悟を苦戦に追い込んだ呪具「黒縄」で、相手の術式を乱し相殺する効果を発揮します。黒縄は、呪術廻戦・0巻の百鬼夜行にて呪詛師ミゲルが所持していた呪具で、五条悟の無下限呪術を乱すほどの威力を発揮し、彼に苦戦を強いらせました。強力な能力から、獄門疆の封印解除にも有効と考えられる一方、使用時の代償は大きく、ミゲルが所持していた黒縄は全て消滅しています。

一方、「呪術廻戦」では、乙骨とミゲルが黒縄の残りを求めてアフリカへ旅立った時期がありましたが、肝心の黒縄は入手できませんでした。また、呪術廻戦では、天逆鉾と黒縄に次ぐ特級術具の存在は示唆されておらず、呪具による獄門疆の封印解除は絶望的でしょう。

呪術廻戦にて、呪具での獄門疆の封印解除が見込めない中、最後の手段は獄門疆の術式を解除・消滅できる術式を持つ呪術師の力を借りるしかなすすべがなく、そこで死滅回游泳者の来栖華に白羽の矢が立ちました。呪術廻戦では、天元様のセリフにて登場したのみで、本編への絡みがない一方、今後、彼女を味方に引き入れることが、獄門疆の開門につながるでしょう。

天使らしいかわいいキャラデザや、獄門疆の開門の鍵を握る呪術師として期待される来栖華（くるすはな）ですが、その正体はいまだ謎に包まれており、高専の味方かそれとも敵か、呪術廻戦での立ち位置にも注目が集まっています。以下では、呪術廻戦の来栖華（くるすはな）は、味方かそれとも敵か、味方になると言われる理由と敵になると言われる理由について考察しました。

来栖華の術式・あらゆる術式の消滅は、呪術廻戦にて獄門疆の開門・五条悟の救助には欠かせない能力であり、他の呪術師では代役がきかないことから、味方になる可能性が高い、あるいは味方になって欲しいキャラクターとも言われています。以下では、呪術廻戦の来栖華が味方になると言われる理由について、来栖華の術式や、天元様のセリフに着目して考察しました。

「呪術廻戦」で最も強力な術式を持つ来栖華の登場は、獄門疆の封印解除という無理難題をクリアするための手段として生み出されたキャラクターと推定され、五条悟の復活の鍵を握ると考えられています。あらゆる術式の消滅が可能な能力を持つ呪術師の登場は、味方につければ非常に頼もしい一方、敵サイドだった場合は五条悟の救出はおろか、高専サイドの敗北が目に見えてしまいます。

また、来栖華が敵だった場合、彼女を倒せる呪術師は、身体能力にも優れる禪院真希または虎杖雄二しか太刀打ちできないと想定され、来栖華を味方に出来なければ、最悪の事態を招きかねないとも考えられます。

来栖華が味方になると言われる2つ目の理由は、天元様のセリフにも見られ、五条悟の封印を解除できる唯一の鍵という発言は、来栖華がいすれ味方になることを示す伏線と捉えることができます。また、来栖華は、呪術廻戦にて、獄門疆の術式を強制解除できる唯一の存在であり、来栖華以外の方法で獄門疆の封印解除ができる方法が見つからなければ、五条悟の救助はほぼ不可能でしょう。

獄門疆を開門できる最後の頼みの綱として味方になることを期待されている来栖華ですが、「呪術廻戦」ではその正体はあまり明言されておらず、敵として本格登場する可能性も十分ありうるでしょう。以下では、「呪術廻戦」にて、来栖華（くるすはな）が敵になると言われる理由について、来栖華が登場した最後のコマの言葉や、来栖華の術式、1000年前の呪術師・宿儺との関係から考察しました。

呪術廻戦の天元様のセリフから、高専サイドの味方になると予想される来栖華でしたが、彼女の登場シーンの最後のコマにも、来栖華の正体を示唆する意味深な言葉が残されています。来栖華は、五条悟の復活の鍵を握る人物と説明されるも、味方になるとは言い切っておらず、敵になりうる可能性も匂わせています。最後のコマの言葉は、彼女が敵になることを暗示しているのか、呪術廻戦の重要ポイントとなっています。

来栖華の術式は、呪術廻戦にてトップクラスの術式であり、術式を消滅させる能力から敵サイドに回ったら、倒すのが非常に難しいと想定されます。しかし、来栖華の術式は、あくまで術式の消滅に特化した能力であり、来栖華自身も身体能力の面では、他の呪術師より劣ると推測されます。そのため、脅威的な身体能力を発揮できる呪術師が相手ならば、例え来栖華の正体が敵だと発覚しても、倒せる見込みはあります。

しかし、来栖華が敵だった場合、獄門疆を開門する別の手段を用意する必要が生じてしまい、五条悟の救助はさらに難航します。また、例え、来栖華が味方になったとしても、術式の発動による代償によって、彼女自身が命を落とす危険も想定され、術式の発動のタイミングによっては獄門疆の開門前に来栖華を失う可能性もあるでしょう。

来栖華が1000年の時を経て現代にいることは、何かしらの理由があると考えられ、その1つに宿儺との因縁が想定されます。宿儺も1000年前の呪術師であり、来栖華とは何かしらの面識があったと考えられます。その過程で、来栖華は宿儺に殺害され、彼に復讐をするべく現代に居るとも考察できます。宿儺への復讐には、彼が受肉とする虎杖の殺害や、彼らと敵対する偽夏油と手を組む展開も想定されます。

天使の異名を持つかわいいキャラクターとして人気を集める来栖華は、五条悟が封印された獄門疆を強制解除できる頼みの綱として注目される一方、その正体は謎に包まれており、「呪術廻戦」の今後の展開の鍵を握る人物とも言われています。以下では、天使をモチーフにしたキャラデザや、ミステリアスな雰囲気が目を引く、呪術廻戦の来栖華（くるすはる）に関する感想や評価を紹介します。

呪術廻戦・145話にて突如現れた来栖華は、獄門疆に封印された五条悟の救助の鍵を握る呪術師として期待されると同時に、高専の敵にもなりうるような意味深なナレーションが注目されました。一部では、来栖華が呪術廻戦にて敵になることを示唆したフラグとも考察される一方、獄門疆の開門の唯一の手段として味方になって欲しいとの声も見られ、来栖華の正体について様々な考察が飛び交っています。

呪術廻戦の新キャラ・来栖華（くるすはな）は、あらゆる術式の消滅という術式から、最強の呪術師・五条悟を上回る強さを秘めているとも考えられています。また、来栖華の術式について、その効果は発動中の場合のみか、または発動の有無に関係なく発揮されることも想定され、来栖華の術式が後者でかつ呪術廻戦では敵キャラだったと仮定すると、五条悟でも倒すのが難しいとも考察されています。

複雑に入り組んだストーリー展開や、考察ポイントの多さも「呪術廻戦」の魅力であり、次の展開を予想しながら読み進めていく楽しさも「呪術廻戦」の特徴となっています。呪術廻戦の考察の中には、来栖華の術式で開門した場合、五条悟の六眼の片眼が消滅する可能性も示唆され、今後の展開にて、来栖華が獄門疆にどのように関わってくるのか、五条の六眼は消滅するのか、注目が高まっています。

天使をモチーフにしたと見られるキャラデザから、呪術廻戦・来栖華は、ヨハネの黙示録の7人の天使がモデルと推測され、彼女の術式から第5・第7の天使の元ネタ説が有力視されています。一方、来栖華の正体は、術式を含めていまだ不明点も多く、彼女が持っているラッパの役目についても様々な考察が飛び交っており、果たして来栖華は、高専にとっての天使かそれとも悪魔か、ミステリアスな雰囲気が読者の興味をそそります。

考察メインで読み進める読者の間では、来栖華の知られざる正体や、獄門疆の開門などに関心が集まる一方、天使をモチーフにしたかわいいキャラデザも、来栖華の注目を高めています。1000年前の呪術師には見えないファッションセンスの良さや、どこかはかなげな雰囲気、敵か味方か分からないミステリアスさが、来栖華の魅力を引きたて、「呪術廻戦」への本格登場が期待されています。

来栖華の初登場は、天元様のセリフにて、獄門疆を開門できる手段として披露されましたが、本編への絡みは死滅回游泳者としての参加が言及されるのみで、詳細は明らかにされていません。一方、「呪術廻戦」での登場回数こそ少ないものの、天使という異色のキャラデザは圧倒的な存在感を放ち、ラッパを吹きながら「呪術廻戦」に出て欲しいとの感想も寄せられています。

「呪い」をテーマにした呪術廻戦では、仏教をモチーフにした設定が多いと指摘される中、来栖華の登場により、キリスト教をモチーフにした要素も描かれるのではと、推測されています。また、呪術廻戦の来栖華のラッパについても、ヨハネの黙示録に記された天使のラッパ説が有力視され、来栖華を表すラッパが呪術廻戦でどのように関わっていくのかも、注目されています。

獄門疆の開門の最後の手段として、来栖華の術式・あらゆる術式の消滅に白羽の矢が立つも、今後の展開では来栖華が敵になる可能性も想定され、来栖華の術式以外の方法も検討する必要があります。呪術廻戦では、獄門疆の開門は来栖華にしかできないと言われる一方、読者の中には、領域展延の術式中和や術式模倣でも可能ではないかとの考察も見られ、獄門疆の開門の実現を高めています。

呪術廻戦の死滅回游泳者・来栖華（くるすはな）の正体や術式・領域展開、獄門疆の開門方法、味方・敵になる理由などをあらすじネタバレを交えながら考察しました。特級呪具が使えない中、獄門疆を開門する頼みの綱として来栖華の存在が浮上しましたが、「呪術廻戦」では、来栖華の詳しい情報は明かされておらず、果たして彼女は高専の味方かそれとも敵か、「呪術廻戦」での活躍が注目されるキャラクターです。