2021年10月18日公開
2021年10月18日更新
【ウマ娘 シンデレラグレイ】タマモクロスはオグリキャップのライバル!元ネタの馬は?
「ウマ娘」の漫画版「ウマ娘 シンデレラグレイ」に登場するタマモクロスは、主人公・オグリキャップのライバルで、関西弁と八重歯がチャームポイントのかわいいウマ娘です。本文では、「ウマ娘 シンデレラグレイ」から、タマモクロスのプロフィールや、オグリキャップとのライバル関係、「シンデレラグレイ」のモデルとなった競走馬や、タマモクロスの可愛い魅力、走り方を教えたおっちゃんとの関係などをネタバレ紹介します。
目次
ウマ娘 シンデレラグレイとは?
人気ゲームアプリ・ウマ娘の漫画版「ウマ娘 シンデレラグレイ」は、名馬・オグリキャップをモデルとするウマ娘を主人公に、ライバルウマ娘たちとの競争やレースでの勝利を目指す作品です。以下では、「ウマ娘 シンデレラグレイ」から、オグリキャップのライバル・タマモクロスの概要やモデルとなった競走馬、オグリキャップとの対決、タモクロスのかわいい魅力やおっちゃんとの関係などをネタバレ紹介します。
ウマ娘 シンデレラグレイの概要
「ウマ娘 シンデレラグレイ」は、2020年から「週刊ヤングジャンプ」にて連載されているウマ娘シリーズの漫画作品で、作画は久住太陽先生が担当しています。「次にくるマンガ大賞2021・コミックス部門第2位」を受賞した「シンデレラグレイ」は、名競走馬・オグリキャップをモデルとするウマ娘を主人公に迎え、ライバルとの壮絶なレースや、アスリートとしてのウマ娘の内面に迫った作風が特徴です。
漫画「シンデレラグレイ」では、メインである中央競馬に加え、地方競馬も物語の舞台として登場し、アスリートとして奮闘するウマ娘たちの心理描写が見どころです。また、「シンデレラグレイ」のストーリーは、序章:カサマツ編・第一章:中央編入編・第二章:白い稲妻編で構成され、単行本は2021年8月時点で計4巻が刊行されています。
ウマ娘 シンデレラグレイのあらすじ
ローカルシリーズ開催地の1つである岐阜・カサマツレース場は、設備や人員不足から中央競馬とは雲泥の差を見せ、ウマ娘たちもやる気の無さを見せる中、オグリキャップがカサマツトレセン学園に入学します。トレーナー・北原のスカウトを受けたオグリキャップは、数々の激戦を制して中央競馬への移籍を決め、やがてライバルとなる白い稲妻・タマモグレイとの運命のレース対決に挑みます。
ウマ娘 シンデレラグレイのタマモクロスとは?
「ウマ娘 シンデレラグレイ」のタマモクロスは、関西弁と八重歯がチャームポイントのウマ娘で、かわいいだけでなく、ウマ娘としての実力も高く、「シンデレラグレイ」の主人公・オグリキャップのライバルとしてレースを競います。以下では、「ウマ娘 シンデレラグレイ」から、かわいい関西弁キャラクター・タマモクロスのプロフィールや、「シンデレラグレイ」の初登場シーンをネタバレ紹介します。
タマモクロスのプロフィール
「ウマ娘 シンデレラグレイ」のタマモクロスは、5月23日生まれの芦毛、銀髪のロングヘアに青い球体の飾りのついたカチューシャを身に着け、八重歯がチャームポイントのウマ娘です。勝負服は、漫画・公式ページ版で異なり、漫画版では、稲妻をあしらったトップスにジャンパーを羽織ったパンツスタイルで、公式ページ版では、ゆとりのある黒いセーラー服のスカート姿となっています。
「シンデレラグレイ」では珍しい関西弁を使用し、非常に勝気で喧嘩早い一面が玉にキズであるものの、関西弁ならではノリの良さやキレのあるツッコミ、面倒見の良い性格であり、たこ焼きなど粉物好きです。幼少期は、金銭的に恵まれない環境にあったことや、母親に連れられ引っ越し先を探していたことが明かされ、モデルとなった競争馬・タマモクロスの生い立ちから来ています。
また、「シンデレラグレイ」の主人公・オグリキャップとはライバル関係にあり、レース後の帰りの電車を間違え、カサマツのレース場に立ち寄った際に、オグリキャップの走りを見たことがきっかけです。同じ芦毛でありながら、圧倒的な走りを見せるオグリキャップの姿は、タマモクロスの闘争心に火をつけ、やがて2人は良きライバル関係を築き上げ、ウマ娘盛り上げていきます。
タマモクロスの初登場
タマモクロスの初登場は、「ウマ娘 シンデレラグレイ」1巻7話の日本ウマ娘トレーニングセンター学園(通称トレセン学園)の食事処でのシーンです。ジュニアクラウンレースを目前に控える中、きしめんを食べるシーンが初登場となり、後に「シンデレラグレイ」の主人公・オグリキャップのライバルとして、レース場で競い合います。
ウマ娘 シンデレラグレイのタマモクロスはオグリキャップのライバル
「ウマ娘 シンデレラグレイ」のタマモクロスは、関西人さながらの関西弁やキレのあるノリ・ツッコミがかわいいと注目を集める一方、秋の天皇賞を通じて良きライバル同士となったオグリキャップとの関係も、「シンデレラグレイ」の見どころの1つです。以下では、「ウマ娘 シンデレラグレイ」のライバル関係、タマモクロスとオグリキャップとの出会いや、2人の初対決と勝敗の行方をネタバレ紹介します。
オグリキャップをライバル視するようになるタマモクロス
あるレースで負けた腹いせに、名古屋できしめんを食べようと電車に乗り込んだタマモクロスでしたが、電車を乗り間違えてしまい、岐阜のカサマツに来てしまいました。その後、地元のカサマツレース場に立ち寄ったタマモクロスは、ジュニアクラウンにて、フジマササーチとの激戦を制したオグリキャップの圧倒的な走りを目撃します。
オグリキャップの活躍は、彼女が中央競馬に移籍する前から耳にしており、その剛脚を目の当たりにしたタマモクロスは、オグリキャップをライバルと定め、日々トレーニングに挑みます。そして、オグリキャップに勝ち、日本一のウマ娘になることを目標に定めたタマモクロスは、初の重賞勝利を皮切りに、春の天皇賞・宝塚記念を制し、マイルの帝王アキツテイオーに勝利します。
タマモクロスのレーススタイルは、序盤から中盤までは後方に位置しながら、レース終盤にかかった瞬間、一気にスピードを上げてライバルを追い抜く手法が取られ、ウマ娘の中でもっとも予測不能なレースを繰り出します。終盤で形勢逆転を図るダイナミックな走りで、出場するウマ娘たちを圧倒させるタマモクロスでしたが、実は、デビュー間もない頃に集団での転落事故に巻き込まれ、集団で走ることを苦手としていました。
そのため、レース本番が近づくとナーバスに陥りやすく、普段から小食のタマモクロスは、ますますご飯が食べられなくなってしまい、小宮山トレーナーからも心配されていました。しかし、電車を間違えた先で見た、カサマツのオグリキャップのレースの姿が、苦境に立たされたタマモクロスの転機となり、持ち前のハングリー精神を取り戻すと同時に、レースに対するトラウマを克服しました。
オグリキャップとタマモクロスの初対決
ウマ娘としての才能開花や、レースへのトラウマを克服するきっかけとなったオグリキャップに勝つべく、タマモクロスも数々のレースで優勝を飾り、ライバルのウマ娘との対戦を待ち望みます。そして、「シンデレラグレイ」36話・秋の天皇賞で、芦毛のウマ娘の初対決が実現し、オグリキャップとのレースが叶ったタマモクロスは、闘争心を顕わにします。
新進気鋭のウマ娘・タマモクロスと、現役最高のウマ娘・オグリキャップが出揃ったレースの火蓋が切られ、ロードロイヤルを先頭に、後続のウマ娘たちも次々と追いかける中、タマモクロスは、先頭のウマ娘から5,6馬身離れた2番手に付きます。後半から一気に追い上げ、ラストスパートをかけるスタイルが持ち味のタマモクロスの想定外な展開に、観客だけでなく、小宮山トレーナーやウマ娘たちも動揺を隠せずにいました。
一方、オグリキャップにレースで勝利することを目指すタマモクロスは、周囲の不安そうな様子を気にすることなく、自身の走りに集中します。そして、レースは、第4コーナーにさしかかり、先頭のウマ娘がロードロイヤルからタマモクロスに変わると、オグリキャップもスパートをかけはじめ、タマモクロスとオグリキャップの差は2馬身となり、芦毛同士の接戦が始まります。
レース序盤からトップスピードを出し続けてきたタマモクロスは、後続の精神的な負荷に加え、脚や腕に痛みが生じるなど肉体的にも限界に達しようとしていました。しかし、自分に走りを教えてくれた恩人のおっちゃんや、家族の想いを胸に秘め、日本一のウマ娘になるという強い意志をバネに、タマモクロスは最後の力を振り絞ります。
その時、タマモクロスは領域(ゾーン)に突入し、白い稲妻を身体にまといます。そして、自分の世界に入り込んだタマモクロスは、どこまでも加速し、レース1着を勝ち取ります。おっちゃんとの約束を果たしたタマモクロスは、空に向かっておっちゃんへ勝利の報告をし、入院中のおっちゃんもタマモクロスの雄姿をテレビ中継で観戦していました。
その後、タマモクロスは、オグリキャップと対面し、彼女が走る姿を見たことがきっかけで強くなれたと話します。そして、また共に走り合うことを誓ったタマモクロス・オグリキャップは、お互いを良き宿敵・ライバルと認め合い、「ウマ娘 シンデレラグレイ」の良きライバル関係が誕生しました。
一方、「シンデレラグレイ」のモデルとなった競走馬・タマモクロスとオグリキャップの対戦は、2頭の毛色から「芦毛対決」「芦毛同士の頂上決戦」とも称され、競走馬では脇役とされてきた芦毛同士の戦いは、一躍注目を集めました。そして、2馬の初合わせとなった第98回天皇賞(秋)では、競馬史上に残る名勝負が繰り広げられ、良きライバル的存在として人気を博すと同時に、競馬ブームを巻き起こしました。
ウマ娘 シンデレラグレイのタマモクロスの元ネタやモデル
「ウマ娘 シンデレラグレイ」では、かわいい女の子キャラとなったタマモクロスは、「白い稲妻」と呼ばれたオグリキャップの宿敵・タマモクロスをモデルとし、「シンデレラグレイ」でのウマ娘の設定の元ネタ・モデルに起用されました。以下では、「ウマ娘 シンデレラグレイ」のモデルで、オグリキャップとの芦毛対決や、ライバル競走馬と共に競馬ブームを盛り上げた、白い稲妻ことタマモクロスを紹介します。
元ネタネタバレ①生い立ちやデビュー
「ウマ娘 シンデレラグレイ」のモデルになったタマモクロスは、1980年代後半に活躍した芦毛の牡馬で、オグリキャップのライバル的存在として競馬ブームを牽引した競走馬です。タマモクロスは、1984年5月23日に、北海道新冠町にある錦野牧場で父馬・シービークロスと母馬・グリーンシャトーの交配によって誕生した期待の産駒でした。
父馬のシービークロスは、現役時代に「白い稲妻」の異名で名を馳せた競走馬で、引退後は種牡馬として繋養され、「シンデレラグレイ」のモデルとなったタマモクロスや、ホワイトストーン等の競走馬を輩出しました。また、母馬のグリーンシャトーも、競走馬として活躍し19戦6勝と成績は振舞わなかったものの、勝負根性が認められ、錦野牧場で最も価値が高い繁殖牝馬として大切にされてきました。
将来有望な競走馬の誕生が期待される繁殖馬の間に生まれたタマモクロスは、幼名:ニシキノクロスと呼ばれ、脚が長い仔馬でした。一方で、小柄で華奢な体型から全体的に弱々しい印象だったことや、牝馬よりも食べる量が少ないこと、デリケートな性格が問題視され、競走馬としての期待が低かったと言われています。一方、ニシキノクロスの診察にあたった獣医師からは、心臓が強いことを指摘され、将来の出世を見込まれています。
その後、経営難に陥った錦野牧場は閉鎖を余儀なくされ、ニシキノクロスたち錦野牧場で生まれた産駒は、馬主の知人に売られることになり、500万円という破格の値段で取引されました。そして、ニシキノクロスは、競走馬として育てられることになり、引き取り先の出身地・香川県高松市にある高松城(別名:玉藻城)と、父馬シービークロスから、「タマモクロス」と命名されました。
そして、誕生から4年後の1987年に、阪神競馬場・新馬戦(芝2000メートル)にて、南井克巳騎手を乗せ、2番人気でデビューします。初戦は逃げに出るも直線で失速し7着、ダート戦に転向後の3戦目で勝利を獲得します。しかし、芝の条件戦にて、前方を走る競走馬の落馬に巻き込まれ、体中に打撲を負うアクシデントに遭遇します。
元ネタネタバレ②「白い稲妻」「稲妻2世」と呼ばれるようになる
落馬の事故は、タマモクロスに精神的なダメージを与え、馬運車を見ただけで怯える素振りを見せたり、他の馬が近寄ることを拒むなど、思うような走りや結果が出ず、一時は障害競走への転向も検討されていました。しかし、同年10月に挑んだ京都競馬場での条件戦にて2勝目を挙げ、レオテンザンと同等の走破タイムを叩き出し、メディアからは「遅れてきた大物」などと評され、一躍注目を集めました。
その後、参戦した鳴尾記念(GII)では、2クラス上の格上挑戦で重賞初挑戦でありながら勝利を獲得、コースレコードを更新する快挙を成し遂げ、年末に開催される有馬記念への出走も打診されました。しかし、繊細な性格から、レース後は飼葉を食べる量が減って痩せてしまうことや、関西から関東への輸送が難しいと判断され、その年の有馬記念への出走は回避されました。
翌年の1988年は、京都金杯から出走し、序盤は後方に位置しながら、最終局面で脅威のラストスパートを見せ、直線残り100メートルで15頭を交わします。2着の競走馬とも4分の3馬身差を生み出したタマモクロスの活躍は、父馬・シービークロスを彷彿させ、「白い稲妻」「稲妻2世」と呼ばれるようになりました。
その後も、タマモクロスの勢いは止まらず、3月開催の阪神大賞典では、ダイナーカーペンターとの激戦の末、1着同着となり、初のGI出場となった天皇賞(春)では、レース終盤にかけて順位を上げていき、2着の競走馬との差を3馬身に引き離し優勝を果たします。また、6月開催の宝塚記念でも、1番人気のニッポンテイオーに対し、2馬身差を与えて勝利し、計7連勝・重賞5連勝を記録しました。
元ネタネタバレ③オグリキャップとの対決
夏の休養を挟んで挑んだ秋の天皇賞では、移籍後6連勝・笠松から14連勝中のオグリキャップとの戦いに挑みます。注目の芦毛同士の対決を一目見ようと、レース当日には大勢の競馬ファンが駆けつけ、観客動員数は第55回日本ダービーに次ぐ、12万人以上と言われています。レース本番では、序盤からレジェンドテイオーが大逃げで先行、タマモクロスは2番手を走り、オグリキャップは中団7・8番手に位置し、会場をざわつかせます。
異例の出だしを見せたレースは、レースの最終コーナー手前から、先頭がレジェンドテイオーからタマモクロスに変わり、後方を走るオグリキャップもスパートをかけ始め、タマモクロスとの距離を縮めはじめます。そして、注目の芦毛の競走馬の対決は、1馬身4文分の1の差で、タマモクロスが優勝を果たし、史上初の天皇賞春秋連覇と天皇賞2勝の達成、GI競走のみでの3連勝と、競走馬としての偉業を成し遂げました。
その後開催されたジャパンカップにも出走し、天皇賞で激戦を繰り広げたオグリキャップも出場します。また、ジャパンカップには、イタリアのトニービン、イギリスのシェイディハイツなど、海外から10頭の調教馬が参戦し、後にこの大会は、「四大陸決戦」と称されました。結果は、アメリカのペイザバトラーとの2分の1馬身差で、タマモクロスは2着となり、オグリキャップは3着となりました。
ジャパンカップ後、タマモクロスの種牡馬入りが決定され、有馬記念での出走を以て競走馬から引退することが報じられました。レースのため、茨城県の美浦トレーニングセンターに輸送されるも、神経質な性格や食の細さが影響し、コンディションが整わないとの理由から、タマモクロスの出走の見直しも検討されたものの、何とか持ち直してレース当日を迎えます。
好スタートを切ったオグリキャップとは対照的に、レースの出が悪かったタマモクロスは最後方に位置するも、第三コーナーから最終コーナーにかけて巻き返します。そして、終盤の直線はオグリキャップとの芦毛同士の一騎討ちが繰り広げられるも、半馬身差及ばずタマモクロスは2着に終わり、2頭の芦毛対決にも終止符が打たれました。
競争馬では脇役だった芦毛を主役に塗り替えたタマモクロスは、1988年度の年度代表馬に選ばれ、最優秀父内国産馬・最優秀5歳以上牡馬、東京及び関西競馬記者クラブ賞を受賞し、オグリキャップとの名勝負を讃えられました。そして、1989年1月15日、京都競馬場にてタマモクロスの引退式が執り行われ、アロースタッドの種牡馬として、北海道に輸送されました。
元ネタネタバレ④引退後
種牡馬となったタマモクロスは、北海道静内町にある牧場・アロースタッドにて繋養されることになりました。しかし、元来の神経質な性格が災いし、見学者に噛みつくなどトラブルが見られました。事態を受けたアロースタッドでは、タマモクロスの放牧地の柵に「チカヨルナ」などの看板を立て、タマモクロスの見学者へ注意を促しました。
一方、タマモクロスを父親に持つ産駒は、京都記念などで優勝を果たしたマイソールサウンドや、ダンツシリウス、カネツクロス、種牡馬入りしたウインジェネラーレ等、重賞馬が名をつられるも、GI馬の誕生は果たせませんでした。そして、2003年4月10日、腸捻転のため19歳で死亡し、道内の新ひだか町の桜舞馬公園(オーマイホースパーク)に、墓碑が建てられました。
オグリキャップと共に競馬界を牽引したタマモクロスは、創作物のモデルにも起用され、「ウマ娘」では、関西弁を話すかわいいキャラクターとして親しまれています。「ウマ娘」以外では、週刊少年ジャンプ作品の「みどりのマキバオー」の主人公のモデルとなり、少年マガジン作品の「風のシルフィード」では、タマモクロスと父馬の愛称・白い稲妻が起用されています。
ウマ娘 シンデレラグレイのタマモクロスのかわいい魅力
「ウマ娘 シンデレラグレイ」では、主人公のライバルであり、関西弁を使用する独特のキャラクターが魅力的なタマモクロスは、かわいいだけでなく、彼女に走ることを教えた恩人・おっちゃんとのエピソードも外せません。以下では、「ウマ娘 シンデレラグレイ」のタマモクロスのかわいい魅力や、日本一のウマ娘になる目標や、関西弁を話すきっかけになったおっちゃんとの関係をネタバレ紹介します。
かわいい魅力①関西弁を話す
「シンデレラグレイ」のタマモクロスのかわいい魅力と言えば、関西弁の使用が挙げられますが、幼少期に母親と引っ越し先を探すエピソードでは、関西弁は使われておらず、関西出身ではないと考えられます。一方、タマモクロスが関西弁を話すようになったきっかけは、河原で一緒に走る練習をしていた、関西弁のおっちゃんの影響ではないかと推測されます。
おっちゃんの存在は、オグリキャップとの初対戦に挑んだ秋の天皇賞でも発揮され、ライバルと壮絶な1着争いを繰り広げたタマモクロスの心の支えとして、おっちゃんの存在も登場しました。「シンデレラグレイ」では、入院中であることが判明したおっちゃんでしたが、テレビ中継を通じてタマモクロスの雄姿を見ており、タマモクロスの関西弁には、河原で一緒に練習したおっちゃんへの想いが込められているでしょう。
また、おっちゃんの影響は、関西弁だけでなく、キレのあるツッコミにも見られ、秋の天皇賞の出走前のインタビューにて、一斉にフラッシュを浴びせられた際にも、記者たちに対して強烈なツッコミを入れています。同時に、記者に対するツッコミを司会者にスルーされた際には、「スルーはやめぇや…」と言い放っており、ツッコミだけでなく、ボケもおっちゃんに仕込まれたと考えられます。
かわいい魅力②粉物が好き
「シンデレラグレイ」の数少ない関西弁ウマ娘であるタマモクロスは、たこ焼き・お好み焼きなど粉物が好きな描写も見られ、初登場シーン等から、特にきしめんが好きと推測されます。きしめんは、タマモクロスに転機を与える粉物となり、レースで負けた腹いせに、きしめんを食べに名古屋へ向かうも、電車を間違えてカサマツに向かってしまい、その先でオグリキャップとの運命の出会いを果たしました。
また、モデルとなった競争馬が小食であったことから、「シンデレラグレイ」のタマモクロスも小食という設定がなされるも、劇中では粉物は別腹とばかりに、大食いを発揮した回もありました。ゴールドシチーと一緒にランチを食べるシーンにて、好物のお好み焼き・たこ焼きをおかずに、大盛のごはんを平らげてしまう姿は、普段のタマモクロスからは想像がつかないでしょう。
かわいい魅力③おっちゃんとの関係
タマモクロスが関西弁を使うきっかけになったおっちゃんは、河原を練習場に、幼いタマモクロスに走り方を教えてくれた恩人です。「シンデレラグレイ」では、タマモクロスを「タマ」と呼び、走る際の腕の振り方や、重心を安定させる方法など、走り方について丁寧に教える姿が印象的である一方、おっちゃんの知識は、実はテレビの受け売りであったことが判明します。
しかし、おっちゃんとの出会いも、幼いタマモクロスに大きな影響を与え、日本一のウマ娘になる約束を交わしました。その後、おっちゃんは、入院生活を余儀なくされ、一時は意識がなくなり心電図につながれるなど、危機的状況に陥っていました。しかし、秋の天皇賞の頃には回復し、入院先からテレビ中継でタマモクロスの雄姿を見届けました。
ウマ娘 シンデレラグレイのタマモクロスのプリティーダービーでのアニメ声優
漫画「ウマ娘 シンデレラグレイ」の登場キャラであるタマモクロスは、「プリティダービー」版にも登場しており、実在の競走馬をモデルとするかわいいウマ娘とのレース対決も注目されています。以下では、「ウマ娘 プリティーダービー」のタマモクロスのアニメ声優・大空直美さんのプロフィールと、主な出演作品を紹介します。
大空直美のプロフィール
ウマ娘・タマモクロスのアニメ声優・大空直美さんは、1989年宮城県生まれ、大阪府出身の声優で、2012年にアニメ「聖闘士星矢Ω」で声優デビューを果たします。
大空直美の主な出演作品
声優・大空直美さんの主な出演作品は、アニメ「アイドルマスター シンデレラガールズ」緒方智絵里役、「宇崎ちゃんは遊びたい!」宇崎花役、「ワールドトリガー」細井真織役、「結城友奈は勇者である ちゅるっと!」弥勒夕海子役等です。ゲーム作品には、「白猫プロジェクト」ハルカ役、「プリンセスコネクト!」虹村雪役、「デジモンサヴァイブ」ロップモン等です。
ウマ娘 シンデレラグレイのタマモクロスに関する感想や評価
以下では、漫画「ウマ娘 シンデレラグレイ」の主人公のライバル・タマモクロスに関する感想や評価を紹介します。
感想1:シンデレラグレイのタマモクロスがかっこいい
ウマ娘は可愛らしくて優しいかんじだけど比べて、シンデレラグレイは濃くて深くてこっちも唾飲むぐらいの勢いあって 絵の感じだけでもこうも変わるんだよな
— めじ (@game_meji) October 13, 2021
シンデレラグレイのタマモクロス
カッコよすぎて
ゲームアプリから人気が広まった「ウマ娘」は、実在の競走馬をモデルとした点や、かわいいキャラクターの登場が話題を呼び、オグリキャップをモデルにした漫画「シンデレラグレイ」の連載も開始されました。ゲーム版にはないシリアスな展開が特徴の「シンデレラグレイ」では、レースに命をかけるウマ娘の壮絶な戦いが描かれ、主人公のライバル・タマモクロスの活躍ぶりもかっこいいと評されています。
感想2:タマモクロスの回が濃い
今週のウマ娘シンデレラグレイ
— ななろ (@EXTEND_PLAY) October 14, 2021
ここ一ヶ月ほどタマモクロス主人公?ってぐらい蚊帳の外やったけど
ついにきたオグリキャップ!!!
まってたよ!!!!1
「シンデレラグレイ」を語る上で欠かせないタマモクロスは、オグリキャップのライバルと称された芦毛の競走馬をモデルとし、「シンデレラグレイ」でも良きライバル関係を築いています。そして、モデルとなった2頭の関係は、「シンデレラグレイ」の名シーンを数多く生み出し、一時はタマモクロスが「シンデレラグレイ」の主人公ではと思ってしまうような回も描かれました。
感想3:ライバル同士の一騎打ちがアツい
ウマ娘、シンデレラグレイの方は読んでるんだけど、タマモクロスとオグリの一騎打ちのとこ普通にアツい
— 豆乳病(CV:岩田陽葵) (@diary_starlight) October 8, 2021
オグリキャップとタマモクロスの対決は、競馬界のブームを呼んだ伝説の芦毛対決をモデルとし、「シンデレラグレイ」でも、2頭をモデルとするウマ娘の一騎討ちが描かれました。漫画ならではの臨場感あふれる表現方法は、競馬で2頭の対決を見守っているような感覚を与え、「シンデレラグレイ」の名勝負に数えられる熱い一騎打ちは、漫画「シンデレラグレイ」の人気を高めています。
感想4:映像を見ているような作画
ウマ娘シンデレラグレイ第57R『デンジャラスゾーン』
— 藤原史 (@mecky0206) October 14, 2021
88年ジャパンカップ
先行するペイザバトラーへ差し返すタマモクロス!
大外から物凄い末脚で突っ込むオグリキャップ!
史実のレース映像を再現する、熱い規格外の画力に鳥肌! pic.twitter.com/wRPsOykuVk
「シンデレラグレイ」は、ウマ娘のかわいい魅力だけでなく、史実のレースを彷彿させるダイナミックな作画も見どころに挙げられています。ゴール目指して駆け抜けるウマ娘たちの真剣な表情や、スパートをかけて後方から巻き返すウマ娘の走り、領域(ゾーン)への突入など、ゲームでは味わえない迫力な展開は、「シンデレラグレイ」でしか味わえないでしょう。
感想5:タマモクロスのその後が気になる
シンデレラグレイを4巻まで読んだ。
— 440 (@1hoimin2525) October 13, 2021
タマモクロスは有馬記念のあとどんな感じの扱いになるんかな?
会長みたいにレースに出ないだけになるのか、完全にフェードアウトするのか、ウマ娘の世界の引退の扱いが気になる。
「シンデレラグレイ」で開催されるレースや結果は、史実を基に構成されており、「シンデレラグレイ」のタマモクロスも、有馬記念の終了後にウマ娘の引退が予想されています。モデルとなった競走馬は、種牡馬として第二の人生を送ることになるも、「シンデレラグレイ」でのウマ娘の引退後は、どのように表現されるのか、タマモクロスの引退後の動向も注目されています。
感想6:「シンデレラグレイ」のタマモクロスの実装を望む
シンデレラグレイのタマモクロスがカッコ良すぎたのでタマモクロスが実装されたらウマ娘はじめます(宣言)
— iha 🇫🇷 🦢 (@iha_shani) October 13, 2021
「シンデレラグレイ」のウマ娘でありながら、かわいいかつかっこいい魅力に富んだタマモクロスは、ゲーム版「プリティダービー」のファンの間でも高い認知度を誇るウマ娘です。「シンデレラグレイ」のウマ娘の実装は、「シンデレラグレイ」のアニメ放送を記念して実施されると予想され、タマモクロスの実装を機に、ゲーム版「ウマ娘」を始めたいと考えるファンも見られます。
ウマ娘 シンデレラグレイのタマモクロスまとめ
「ウマ娘 シンデレラグレイ」のタマモクロスのプロフィールや、モデルとなった競走馬、オグリキャップとのライバル関係、かわいい魅力などをネタバレ紹介しました。「シンデレラグレイ」の主人公のライバルとして登場したタマモクロスは、モデルとなった競走馬と共に、「シンデレラグレイ」でのオグリキャップとのライバル関係が注目される、かわいいウマ娘です。