ウマ娘 シンデレラグレイが面白い！漫画のあらすじ・感想や主要キャラを紹介

漫画「ウマ娘 シンデレラグレイ」は、2021年に配信され大きな話題となったアプリゲーム「ウマ娘プリティーダービー」のスピンオフ作品で、「週刊ヤングジャンプ」の2020年28号から連載されています。「ウマ娘プリティーダービー」には「ウマ娘 シンデレラグレイ」のほかにも「STARTING GATE!-ウマ娘プリティーダービー-」などのスピンオフ作品がありますが、その中でももっとも青年漫画らしいストーリーが特徴です。

漫画「ウマ娘 シンデレラグレイ」の作画担当は久住太陽で、本作がデビュー作となっています。脚本を担当している杉浦理史さんは、アニメ「ウマ娘 プリティーダービー」の脚本のほかに「ばらかもん」「刀剣乱舞-花丸-」といった作品の脚本やシリーズ構成を担当しています。このほか、漫画の企画構成としてアニメ「ウマ娘プリティーダービー」でプロデューサーの伊藤隼之介さんが担当しました。

ここからは面白いという評価が多い漫画「ウマ娘 シンデレラグレイ」のあらすじネタバレを紹介します。ネタバレが含まれるので注意してください。岐阜ウマ娘カサマツトレーニングセンター学園に入学したオグリキャップですが、初日に遅刻をして遅れて登校します。さらに、食堂ではとんでもない量を食べて目立ってしまいました。そんなオグリキャップを同級生のノルンエースたちはよく思わず嫌がらせをします。

ノルンエースと寮で同室のオグリキャップですが、ノルンエースから物置で寝るようにと嫌がらせされます。しかし、天然のオグリキャップは物置を贅沢な個室と勘違いして喜びます。カサマツトレセンでトレーニングをするオグリキャップは、トレーナーたちが驚愕する走りを見せます。そして期待されて挑んだ最初のレースは史実と同じく5月19日のレースです。

このデビュー戦でオグリキャップは見事に勝利とはいかず、フジマサマーチとクビ差の2着に敗れます。レース後にオグリキャップの靴を見ると上下にぱっくり割れるほど傷んでいました。そのため、オグリキャップはベルノライトとともにスポーツ店を訪れて靴を新調。靴などを整えて2週間後のレースに挑むオグリキャップ、このレースで圧巻の走りを見せて勝利します。

レースに勝利したあとはアプリやアニメ版の「ウマ娘プリティーダービー」でおなじみのウイニングライブ。ここでオグリキャップが披露したのはカサマツ音頭。お客さんもびっくりの選択ですが、翌日の新聞記事ではそのカサマツ音頭は完成度がかなり高いものだったとのことです。

続いて漫画「ウマ娘 シンデレラグレイ」2巻のあらすじネタバレを紹介します。2戦目で勝利したオグリキャップは第15回ジュニアクラウンでライバルのフジマサマーチと戦います。このレースを優勢に進めたのはフジマサマーチ、しかしオグリキャップは常識外れの2回目のスパートを決めて見事に勝利しました。続く中京盃で圧勝するとオグリキャップは中央のシンボリルドルフからスカウトされます。

そのころ中央では、のちにオグリキャップのライバルとなるタマモクロスが鳴尾記念で勝利しました。オグリキャップは中央入りすべきかどうか悩んでいるとき、ゴールドジュニアに出走します。このレースで「勝てば中央、負ければ東海ダービーを目指せ」と北原トレーナーに命じられたオグリキャップ、そしてスカウトの話を聞いたフジマサマーチに殴られます。

フジマサマーチはオグリキャップと東海ダービーを走るという約束をしていました。レース中も葛藤するオグリキャップは辛そうな顔をしています。その姿を見た北原トレーナーは「走るんだ!」と絶叫しました。これで目が覚めたオグリキャップは気合が入り、フジマサマーチに勝利しました。これで中央入りが決まったオグリキャップは、ライバルのフジマサマーチから激励されます。

続いて漫画「ウマ娘 シンデレラグレイ」3巻のあらすじネタバレを紹介します。中央のトレセン学園に到着したオグリキャップは、アプリ版やアニメ版でおなじみの理事長秘書である駿川たづなに声を掛けられます。そして学園を見たあとシンボリルドルフへ挨拶をしに行きます。その後教室へ行くオグリキャップは自己紹介しました。この自己紹介を聞いたクラスメイトのブラッキーエールは「田舎の砂遊び」と揶揄しました。

オグリキャップを挑発するブラッキーエール、しかしオグリキャップはいつもの天然を発動してうまくかみ合いません。そんなオグリキャップは中央入りしたあと、皐月賞・日本ダービー・菊花賞のクラシック三冠レースを目指すかと思われました。しかし、オグリキャップの時代は事前にクラシック登録が必要。地方のカサマツ出身であるオグリキャップはクラシック登録していないため出走できません。

そんなオグリキャップの中央初戦はペガサスS。このレースにはオグリキャップを何度も挑発したブラッキーエールも出走しています。このレースで圧勝するオグリキャップ、そしてレース前にブラッキーエールと賭けをしていてそれにも勝利です。賭けの結果、ブラッキーエールは「汚い言葉を使わない」という縛り状態になりました。

中央でも圧倒的な力を見せるオグリキャップ、世間は日本ダービー出走を期待します。そしてシンボリルドルフはオグリキャップ日本ダービー出走のために、中央の上層部へ意見を具申しました。そんなオグリキャップの次のレースは日本ダービーなのでしょうか?

続いて漫画「ウマ娘 シンデレラグレイ」4巻のあらすじネタバレを紹介します。日本ダービー出走かと思われたオグリキャップですが望みかなわず、出走したのはニュージーランドトロフィーでした。ここでも勝利したオグリキャップはクラシック路線に進めないため、秋は先輩ウマ娘と同じレースを目指します。そのため偵察に訪れた宝塚記念、このレースを制したのはタマモクロス。

秋になりオグリキャップは毎日王冠に出走、G1クラスのウマ娘たちからマークされるものの振り切って勝利を収めます。そして天皇賞秋を目指すオグリキャップ、そこにはタマモクロスも出走します。2人はレース前のインタビューでおたがいを意識し合います。そして5巻では天皇賞秋での2人が描かれます。

漫画「ウマ娘 シンデレラグレイ」が面白いという評価や感想が多い理由のひとつとしてキャラクターの魅力が挙げられます。最初に紹介するキャラは主人公のオグリキャップ。オグリキャップのモデルはもちろん、史実でもアイドルホースとして人気があったオグリキャップです。漫画「ウマ娘 シンデレラグレイ」のオグリキャップは実力があるだけではなく、抜けている天然の部分があります。

史実のエピソードに合わせて大食いだったり、独特なフォームで走ります。また、主人公らしく作中で能力、精神面ともに成長する姿が描かれます。アプリ版やアニメ版「ウマ娘プリティーダービー」にも登場するオグリキャップですが、漫画「ウマ娘 シンデレラグレイ」ではより主人公らしく描かれているという評価があります。

続いて紹介する漫画「ウマ娘 シンデレラグレイ」のキャラクターはベルノライトです。漫画「ウマ娘 シンデレラグレイ」に登場するキャラクターの中にはモデルが設定されているキャラクターが多くいますが、ベルノライトには明確なモデルがいないとされています。ベルノライトはカサマツトレセンでオグリキャップの同級生、引っ込み思案で温厚な性格をしています。

ほかの生徒がオグリキャップに嫌がらせをするなか、ベルノライトはその態度に怒りを見せます。オグリキャップの親友ポジションのキャラであるベルノライトはスポーツ用品店の娘ということから、オグリキャップの靴選びを助けました。また、中央入りするオグリキャップをサポートするためトレセン学園スタッフ研修生枠の編入試験に挑戦して合格、一緒に中央トレセンへ向かいます。

続いて紹介する漫画「ウマ娘 シンデレラグレイ」のキャラクターはフジマサマーチです。このキャラにはモデルがいて、それは史実でオグリキャップが笠松時代に唯一負けた相手のマーチトウショウです。特待生として注目を集めるウマ娘のフジマサマーチは、デビュー戦からオグリキャップと熱い戦いを繰り広げます。ゴールドジュニアでオグリキャップに負けたときは、オグリキャップより長くレースを走り続けることを決意します。

史実のマーチトウショウは1992年に引退、オグリキャップが1990年なので実際に長く走っています。走りに対してストイックな性格のフジマサマーチですが、目標を失っていたオグリに「日本一のウマ娘になれ」と励ましの言葉を贈るシーンが描かれています。

漫画「ウマ娘 シンデレラグレイ」が面白いと評価される魅力について紹介します。最初に紹介するが面白いと評価される魅力はオグリキャップが応援したくなるキャラクターという点です。史実のオグリキャップもまた「応援したい」という魅力にあふれた馬でしたが、漫画「ウマ娘 シンデレラグレイ」も強いだけではなく天然な部分があり応援したくなるキャラクターという感想が多いです。

また、ウイニングライブで盆踊りを踊ったオグリキャップ、今後ウイニングライブにおいてどんな成長を見せてくれるのかと期待するファンの方の感想が少なくありません。

漫画「ウマ娘 シンデレラグレイ」が面白いと評価される魅力は、レースでの凌ぎ合いが挙げられます。アニメ版のレースシーンも面白いと評価が高い作品ですが、漫画版ならではの迫力のある作画、真剣な表情のアップと言った表現方法が特徴です。

漫画「ウマ娘 シンデレラグレイ」が面白いと評価される魅力は、青年誌らしいストーリーが挙げられます。女性キャラがメインの作品ですが、ストーリーはかなりシリアス。「ウマ娘 プリティーダービー」のアニメ、ゲーム、ほかのスピンオフ作品と比較して、もっともシリアスなストーリーを楽しめるという感想があります。

また、「ウマ娘 シンデレラグレイ」はシリアスなだけではなく、デフォルメされたオグリキャップのかわいさなども描かれていて面白いという感想が少なくありません。

漫画「ウマ娘 シンデレラグレイ」が面白いと評価される魅力は、地方と中央を巡る葛藤が挙げられます。現実の競馬界においても地方競馬と中央競馬のレベル差や知名度の違いといったものがあり、地方から中央へ移籍するオグリキャップやトレーナーの葛藤、そしてオグリキャップを取り巻くキャラクターたちの葛藤が面白いと評価されています。

「ウマ娘プリティーダービー」は2期までアニメ化されていて、1期はスペシャルウィークやサイレンススズカといったキャラクターをメインで描かれました。2期ではトウカイテイオーとメジロマックイーンを中心に描かれていて、3期は誰が主人公になるのかと話題になっています。そこで、オグリキャップなら主人公になれるという声がネット上にたくさんあります。

その理由は、オグリキャップ自身がドラマチックな馬でエピソードがたくさんあること、そしてタマモクロスとの芦毛のライバル関係、スーパークリーク、イナリワンという平成三強と呼ばれるライバルたちといった存在があることです。しかし、2021年10月現在ではまだ3期のアニメについて発表されていません。

「ウマ娘 プリティーダービー」シリーズではなく、「ウマ娘 シンデレラグレイ」として独立してアニメ化されるのではないかという声があります。その理由は、アニメ版やアプリ版とくらべてシリアスに描かれていて、1期・2期と同じキャラクターが登場したとしても雰囲気が変わるためです。また、ストーリーもシリアスに展開されるため、独立した作品になる可能性があるようです。

また漫画「ウマ娘 シンデレラグレイ」は面白いという評価がありますが、「まだアニメ1期分やるほどのストックがない」という声があります。そのため、劇場版やOVA版として独立して放送する可能性があるという声もあります。

「面白い」という評価や感想が多い「ウマ娘 シンデレラグレイ」、5巻の発売を待ちわびている方がたくさんいました。

「ウマ娘 シンデレラグレイ」は「ウマ娘プリティーダービー」のスピンオフ作品ですが、原作アニメ版やアプリ版をプレイしていなくても面白いという感想があります。

「ウマ娘 シンデレラグレイ」は、ライバル同士やオグリキャップを取り巻く人たちとの絆が描かれている点がよかったという声があります。また、漫画ならではの面白い魅力があるけどアニメでも見てみたいというファンの方がたくさんいました。

「ウマ娘 シンデレラグレイ」の面白い魅力について紹介しました。史実を踏襲した設定、漫画版ならではの表現方法、熱いストーリーといったさまざまな魅力があります。まだ「ウマ娘 シンデレラグレイ」に触れていない方は、この機会にチェックしてみてはいかがでしょうか?