2021年10月08日公開
2021年10月08日更新
【ウマ娘 シンデレラグレイ】あらすじをネタバレ解説!漫画の感想や評判は?
こちらの記事では『ウマ娘 シンデレラグレイ』の漫画あらすじを1話~5話までネタバレを含めてご紹介しています。アプリゲームの『ウマ娘 プリティーダービー』に登場する人気キャラクター・オグリキャップを主人公としたシンデレラグレイの内容をかいつまんで知りたいという人は目を通してみてください。またシンデレラグレイの面白い魅力や登場キャラクター、読者の感想もネタバレでまとめているので、ウマ娘ファンやウマ娘の作品が気になっている人はチェックしてみてください。
目次
ウマ娘 シンデレラグレイとは?
ウマ娘 シンデレラグレイの概要
漫画『ウマ娘 シンデレラグレイ』は、育成シミュレーションゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』を原作とするコミカライズ作品です。現在は漫画雑誌・週刊ヤングジャンプに掲載されており、2020年から連載が始まりました。漫画のストーリー原案はCygames・杉浦理史さん・伊藤隼之介さんが務め、作画は久住太陽さんによって手がけられています。
漫画・ウマ娘 シンデレラグレイの単行本は2021年10月現在4巻まで発刊されています。アプリゲーム『ウマ娘』を題材とした漫画は複数登場しており、ウマ娘 シンデレラグレイ以前のウマ娘関連の漫画作品はwebサイトでの掲載形式をとっていましたが、ウマ娘 シンデレラグレイは誌面での連載となりました。漫画・ウマ娘 シンデレラグレイは登場キャラクター・オグリキャップを主人公として描かれています。
ウマ娘 シンデレラグレイの作者
ウマ娘 プリティーダービーが元ネタの漫画『ウマ娘 シンデレラグレイ』。ウマ娘 シンデレラグレイの漫画はストーリーと作画で担当者が別れており、ストーリー脚本は『ばらかもん』『刀剣乱舞-花丸-』なども手がけている脚本家の杉浦理史さん、作画は久住太陽さんが務めています。
またウマ娘 シンデレラグレイのストーリー脚本を担当している杉浦理史さんと同じく、『ばらかもん』『刀剣乱舞-花丸-』などの作品でアニメプロデューサーを担当した伊藤隼之介さんによって漫画化の企画構成がされています。
ウマ娘 シンデレラグレイの漫画あらすじネタバレ
1話あらすじネタバレ
ウマ娘 シンデレラグレイのネタバレあらすじまとめ第1話をご紹介していきます。東京レース場にて開催された試合。観客に見守られながら駆けてゆくウマ娘たちは次々に先頭を変えながら順位を競い合います。ポニーテールのウマ娘・メリービューティーが先頭に飛び出すと、解説者の「なんという剛脚!」という熱い実況が響き渡りました。その様子をスマホで眺めガッツポーズを取る男・北原は、一緒にいた柴崎にその画面を見せます。
しかし柴崎は北原のその熱狂には乗らず、自分達の目の前のレースに集中するよう促します。そんな彼の言葉に北原は「いや…」と熱を冷まします。それもそのはず、北原と柴崎が訪れているカサマツレース場はスマホで映されていた試合とは違い、レースを走るウマ娘たちの真剣さはゼロ。それに便乗し、観客の間に流れる空気も冷ややかなものとなっていました。
2話あらすじネタバレ
ウマ娘 シンデレラグレイのネタバレあらすじまとめ第2話をご紹介していきます。靴が紐を直していたハンデをものともせず、次々とウマ娘たちを追い抜いていったオグリキャップ。その才能を見いだしたトレーナーの北原はオグリキャップを自分のチームにスカウトします。しかし彼への返答をしないままに、クラスメイトのベルノライトと柔軟を始めたオグリキャップ。
ベルノライトがオグリキャップの背中を押してやると、彼女の体は地面と一体化するようにペタリと倒れ込みます。その様子を見ていた北原は「やはり柔らかい!」とオグリキャップに熱い視線を送ります。そしてオグリキャップに「その柔軟は生まれつきか?」と興味津々に質問を投げかけるのでした。
3話あらすじネタバレ
ウマ娘 シンデレラグレイのネタバレあらすじまとめ第3話をご紹介していきます。デビュー戦を迎え、強敵・フジマサマーチと同じコースを走ることになったオグリキャップ。スタートが切られ走り出した彼女は、足に違和感を感じます。それに気を取られてしまったオグリキャップですが、そのまま走り続けます。その後も他のウマ娘にぶつかり、遠心力によってコース外に押し出されてしまったオグリキャップ。
先頭のウマ娘を確認したオグリキャップの目には、フジマサマーチの姿が映りました。彼女の姿を見つけたオグリキャップは、先日トレーナーの北原に言われたある秘策を思い出します。"カサマツレース場はサラサラした砂でできている"そのため、泳ぐようにして走るのがいいだろうと助言を受けていたのでした。
その言葉を思い出したオグリキャップは、地面を強く踏み込み、足首を曲げ蹴り出します。すると、自分の目の前にいたウマ娘を次々と追い抜き、フジマサマーチとの距離をみるみる縮めていきます。北原の作戦通りに動いていつも以上の実力を出せたオグリキャップは、「キタハラ…信じていいかも」と彼に信頼を寄せ始めるのでした。
4話あらすじネタバレ
ウマ娘 シンデレラグレイのネタバレあらすじまとめ第4話をご紹介していきます。トレーナー・北原のアドバイス通りに泳ぐように走り始めたオグリキャップ。先頭のフジマサマーチにぐんぐんと距離を縮めていきますが、スタート時に感じた足の違和感が再び現れます。そして次第に減速してしまったオグリキャップを待っていたのは"2位"という結果でした。
悔しさから握りしめた拳には血が滲み、オグリキャップの元にかけつけたベルノライトは「悔しいのはわかるけど、自分を傷つけちゃダメだよ!」と叱咤します。そして、オグリキャップの穴が空いてボロボロになった靴に目が止まったベルノライト。試合後にオグリキャップの新しい靴を見繕うよう、北原に言い渡されるのでした。
5話あらすじネタバレ
ウマ娘 シンデレラグレイのネタバレあらすじまとめ第5話をご紹介していきます。前回のレースの敗因であった靴を新調したオグリキャップ。準備を整えレースのゲートで待機しますが、そんな彼女を不穏な表情で眺めるウマ娘がいました。それはオグリキャップに入学初日から目を付けていたノルンエース。
オグリキャップが先頭に立つと、ノルンエースもその後を追ってきます。そしてオグリキャップのカカトを踏んで新調した靴を脱がせようと企みますが、オグリキャップは加速して彼女を引き離します。"フジマサマーチと競い合ったからと調子に乗っている"オグリキャップのことをそうバカにしていたノルンエースでしたが、誰も寄せ付けないオグリキャップの走りを見て、思わず「すげぇ…」と感嘆の声を漏らします。
ウマ娘 シンデレラグレイの面白い魅力
面白い魅力①実在の競走馬がモチーフになっている
ここからは『ウマ娘 シンデレラグレイ』が面白いという感想を持たれているポイントをご紹介していきます。面白いという感想を持たれる理由1つ目は、「実在の競走馬がモチーフになっている」という点です。ウマ娘 シンデレラグレイの主人公・オグリキャップを始めとし、タマモクロスなど実在する競走馬がモデルになっているキャラクターが多く登場します。
また、タイトルになっている"シンデレラグレイ"は、主人公のオグリキャップのモデルとなった競走馬が、ハンデを抱えていたにもかかわらず競馬界に名を残すほどの活躍を見せた逸話から"シンデレラ"という言葉がつけられました。そして"グレイ"はというと、実物のオグリキャップが芦毛(灰色)の毛色をしていたことが由来となっています。
それまで競馬界では"芦毛の馬は走らない"と言われていましたが、そんな風潮を打ち破ったオグリキャップの勇姿は、『ウマ娘 シンデレラグレイ』のストーリーの基盤として反映されています。ウマ娘に登場するキャラクター達の中には、モデルになった競走馬の逸話が残っている者も多くいるので、ウマ娘ファンの人は調べてみてはいかがでしょうか?
面白い魅力②レース描写
ウマ娘 シンデレラグレイが面白いと感想を寄せられる理由2つ目は、ストーリーで描かれている『レースの描写』です。ウマ娘の原作は多くのキャラクターが登場するアプリゲームということもあり、キャラクターたちの日常風景も見どころとなっていますが、一番の見どころはウマ娘たちのレースシーン。日常パートとは打って変わって迫力があり面白いというファンの感想があがっています。
『ウマ娘 シンデレラグレイ』の漫画では、レース中の描写が特に繊細に描かれており、ウマ娘がここぞという場面で加速するシーンはアプリゲームとはまた違った迫力を感じることができます。走ることで自分を表現するウマ娘たちの一番の見せ場であるレースシーンの作画は特に力が入っているカットです。
面白い魅力③タマモクロスとのドラマ
ウマ娘 シンデレラグレイが面白いと感想を持たれる理由3つ目は、ウマ娘 シンデレラグレイの主人公・オグリキャップとそのライバルであるタマモクロスとのドラマが熱い点。走ることで自分を表現し、少しずつ成長していくオグリキャップ。そんな彼女メインのドラマがある一方で、ライバルのタマモクロスも負けじとオグリキャップに並びます。
ウマ娘 シンデレラグレイ以外の作品では二枚目キャラとして立ち回ることも多いタマモクロスですが、その実力は最強クラスの能力を秘めています。現在ウマ娘 シンデレラグレイでのタマモクロスの活躍はまだ始まったばかりですが、今後のオグリキャップとの掛け合いやレースでの対決など、ウマ娘ファンには見逃せない展開が用意されていることは間違いないでしょう。
ウマ娘 シンデレラグレイのキャラ一覧
オグリキャップ
- 誕生日:3月27日
- 身長:167センチ
- スリーサイズ:B82・W57・H82
- 声優:高柳知葉
ウマ娘 シンデレラグレイの登場キャラクターまとめ1人目は、主人公のオグリキャップです。クールな雰囲気を持つオグリキャップですが、実際は天然で素直な性格の持ち主。大食漢で、オグリキャップの食欲によって食堂の食材がきれたこともあるほどの胃袋をしています。地元の学園からトレセン学園に転入してきた実力を持ちあわせています。
ベルノライト
- 誕生日:5月22日
- 身長:146センチ
- スリーサイズ:B89・W53・H77
- 声優:根本京里※PV版
ウマ娘 シンデレラグレイの登場キャラクターまとめ2人目は、オグリキャップの友人・ベルノライト。普段は穏やかで少し引っ込み思案な部分がありますが、オグリキャップに嫌がらせをするクラスメイトには怒りを露わにするといった勇敢な一面も持ちあわせています。実在する競走馬ではありませんが、ファンの感想では『ツインビー』というゲームのパワーアップアイテム"ベル"がモチーフなのではないかと予想されています。
北原穣
ウマ娘 シンデレラグレイの登場キャラクターまとめ3人目は、オグリキャップたちのトレーナーの北原穣です。地方競馬のトレーナーとして活動していた北原ですが、熱意のあるウマ娘に出会えずなんとなく仕事をしていたところ、ゲート試合でオグリキャップの走りを目撃し、東海ダービーを目指せる逸材だとスカウトをしました。
始めのころはオグリキャップに「レースに参加させてくれるためのトレーナー」程度の人物として認識されていましたが、自分の特性を見極め、的確なアドバイスによって実力を伸ばしてくれる北原に対し、オグリキャップはいつしか信頼を寄せていきます。アニメでの声優は中村章吾さんが務めています。
フジマサマーチ
- 誕生日:4月5日
- 身長:170センチ
ウマ娘 シンデレラグレイの登場キャラクターまとめ4人目は、オグリキャップのクラスメイトでライバルのフジマサマーチです。デビュー戦時からすでに多くのトレーナーから注目されており、特待生としてカサマツトレセン学園に入学しています。
瞬発力が高く、短距離に強い選手です。ストイックな性格やトレーナーに反発する性格から気難しそうな感想を持つキャラも多いですが、ウイニングライブの衣装を恥ずかしがったり他人とのコミュニケーションに四苦八苦するといった弱点も持ちあわせています。
ノルンエース
- 誕生日:5月10日
- 身長:167センチ
ウマ娘 シンデレラグレイの登場キャラクターまとめ5人目は、オグリキャップのクラスメイトのノルンエース。オグリキャップに嫌がらせをしている3人組の1人で、オグリキャップと相部屋の人物です。フジマサマーチのファンで、彼女に特別視されているオグリキャップに敵対心を持っていましたが、ウイニングライブで盆踊りを披露するオグリキャップの姿を見て「ダンス教えてやるか」と心を開き始めます。
ルディレモーノ
- 誕生日:5月10日
- 身長:165センチ
ウマ娘 シンデレラグレイの登場キャラクターまとめ5人目は、ルディレモーノ。ノルンエースとつるんでいる3人組の1人で、オグリキャップに対してちょっかいをかけることも。しかし他の2人とは違い、オグリキャップに嫌がらせをする様子はなく、逆に気に留めているような素振りも見せています。
スカジャンを身に着け言葉遣いが荒く、ガラの悪いヤンキーのような見た目をしていますが、身内には優しく、幼い頃にはおさげ髪で今とは正反対の印象だったというギャップも持っているキャラクターです。また普段の素行に反して字が上手いという特技を持っています。
ウマ娘 シンデレラグレイに関する感想や評価
シンデレラグレイ今週も読んだけど、基本的に(実名の)レースは史実通りの展開になるんだけど、それにドラマチック性を強化するためにウマ娘心理を描く事前のストーリーを創作してるのがとても巧みなんだよなぁ
— 一平魔人 (@one_asuka) October 7, 2021
ウマ娘 シンデレラグレイでは実在の競走馬をモデルとしているため、試合結果も実在の結果を反映しているものがあります。そこにウマ娘のキャラクター性を盛り込むことによって、漫画の読者も競馬好きも楽しめるよう工夫されているとファンの感想があがっています。
シンデレラグレイ読むと地方競馬に手を出しそうになる。よくない
— さはら (@saharang18c) October 7, 2021
またこちらの感想では、ウマ娘 シンデレラグレイがきっかけで競馬に興味を持ったという意見も出ています。擬人化してはいるものの、ウマ娘のキャラクターは実在する馬をモデルにしているため、過去の試合結果や競走馬の来歴を調べてみると、さらにウマ娘 シンデレラグレイを楽しむことができるかもしれません。
シンデレラグレイ読み返してて気付いたけど、フジマサマーチって藤正・マーチでマーチトウショウじゃねえか!
— 例の人(ネクラドクシンオー) (@reinohit) October 7, 2021
こちらの感想ではフジマサマーチのモデルについて言及されています。フジマサマーチという競走馬は実在しませんが、オグリキャップと関係の深いマーチトウショウという馬が実在しており、"トウショウ"を"藤正"と漢字に直し、そこから読み方を変えると"フジマサ"になることから、フジマサマーチのモデルはマーチトウショウであると判明しています。
ウマ娘 シンデレラグレイのネタバレまとめ
以上、『ウマ娘 シンデレラグレイ』のあらすじや面白い魅力、登場キャラクターについてご紹介してきました。大食漢で実直キャラのオグリキャップを主人公としたシンデレラグレイ。読者の感想ではストーリー性も作画クオリティも高評価をうけることが多く、『次にくるマンガ大賞 2021』のコミックス部門第2位を受賞するほどの人気作となっています。まだ読んでいない人は目を通してみてはいかがでしょうか?