【シン・エヴァンゲリオン】ラストシーンの意味は?映画のあらすじや結末もネタバレ

2021年3月に公開された「シン・エヴァンゲリオン」は、新劇場版シリーズ・4作目にあたる作品で、エヴァシリーズ最後の作品とも言われる注目の作品です。本文では、劇場版「シン・エヴァンゲリオン」のラストシーンの意味やシンジ達のその後、シン・エヴァンゲリオンのあらすじ・結末のネタバレ、ラストシーンに登場した駅や声優、シン・エヴァンゲリオンの謎の考察などを、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

【シン・エヴァンゲリオン】ラストシーンの意味は?映画のあらすじや結末もネタバレのイメージ

目次

  1. シン・エヴァンゲリオンとは?
  2. シン・エヴァンゲリオンのラストシーンの意味とその後
  3. シン・エヴァンゲリオンのあらすじネタバレ
  4. シン・エヴァンゲリオンのラスト結末ネタバレ
  5. シン・エヴァンゲリオンのラストで登場した駅と声優を考察
  6. シン・エヴァンゲリオンの謎を考察
  7. シン・エヴァンゲリオンに関する感想や評価
  8. シン・エヴァンゲリオンのラストまとめ

シン・エヴァンゲリオンとは?

「シン・エヴァンゲリオン」の紹介・イメージ画像

2021年3月に公開された「シン・エヴァンゲリオン」は、エヴァンゲリオン新劇場版の最終章にあたり、主人公・碇シンジの苦悩と成長、怒涛の結末が大きな話題を呼びました。以下では、映画「シン・エヴァンゲリオン」から、ラストシーンの意味やその後、シン・エヴァンゲリオンのあらすじ・結末ネタバレ、ラストで登場した駅や、「シン・エヴァンゲリオン」の意味や謎の考察を、あらすじを交えながらネタバレ紹介します。

エヴァンゲリオンシリーズの概要

庵野秀明監督の人気シリーズ「新世紀エヴァンゲリオン」は、1995年のテレビアニメ放送から始まった、バトルアクション作品で、近未来の第3新東京市を舞台に、エヴァンゲリオンのパイロットとなった14歳の少年少女の奮闘や苦悩、謎の敵・使徒との壮絶な戦いを描いています。斬新なキャラデザや、独創的な世界観が社会現象を巻き起こし、第3次アニメブームを牽引すると同時に、その後のアニメ作品にも大きな影響を与えました。

「エヴァンゲリオンシリーズ」は、1995年~1996年にかけてテレビアニメが放送され、1997年には、テレビアニメ版の第25話・26話にあたる、「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に」が上映されました。2006年には、新たな設定・ストーリーで再構築した「エヴァンゲリオン新劇場版」の製作発表が行われ、2007年に1作目「序」、2009年に2作目「破」、2012年に3作目「Q」が公開されました。

シン・エヴァンゲリオンの概要

「エヴァンゲリオン新劇場版」の4作目にして、シリーズ最終章にあたる「シン・エヴァンゲリオン」は、主人公・碇シンジの最後の戦いから、エヴァのいない平穏な世界への到達までを描いた作品です。当初は、2020年4月に公開予定でしたが、同年に発生した新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、1年近くの公開延期を余儀なくされ、2021年3月に映画公開が実施されました。

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シン・エヴァンゲリオンのラストシーンの意味とその後

シン・エヴァンゲリオンのラストシーンの意味を考察・イメージ画像

エヴァシリーズ最後の作品となった「シン・エヴァンゲリオン」のラストは、やや難解なストーリーで締めくくられたものの、エヴァンゲリオンの結末として相応しいラストだったと、多くの感動を呼びました。以下では、「シン・エヴァンゲリオン」のラストシーンの意味とその後について、あらすじネタバレを交えながら考察しました。

シン・エヴァンゲリオンのラストシーンの意味

シン・エヴァンゲリオンのラストシーン・イメージ画像

「シン・エヴァンゲリオン」結末ラストシーンは、シンジの手で全てのエヴァンゲリオンと人間が解放されました。そして、残されたシンジはマリと共にマイナス宇宙を脱出し、2人は宇部新川駅に到達します。駅のホームの向かいには、大人になったアスカ・カヲル・レイの姿が見え、マリと合流したシンジは、彼女と共に駆け出し、駅の外に出ます。駅の外は、現実世界が広がり、駅から走り去るシンジの姿が映し出されました。

映画のラストシーンに込められた意味を考察・イメージ画像

「シン・エヴァンゲリオン」の結末ラストシーンには、この作品をもってエヴァンゲリオンからの卒業と、現実世界の厳しさの中でも強く生きて欲しい、という意味が込められていると考察されています。また、シンジがマリを伴って駅の外へ駆け上がり、駅から出るタイミングでアニメから実写へと切り替えた演出は、それらの意味を強調していると捉えられます。

そして、「さよなら、全てのエヴァンゲリオン」という意味について、「さよなら」は、「また会うためのおまじない」を意味していることが、レイのセリフで説明されています。「シン・エヴァンゲリオン」の公開を持ってこれまでエヴァンゲリオンシリーズに関わってきた全ての人々が、エヴァからの卒業を迎えたものの、「さよなら」には、別の形でエヴァンゲリオンに会えることを意味しているでしょう。

シン・エヴァンゲリオンのその後はどうなる?

「シン・エヴァンゲリオン」の結末は、平和な世界に到達したシンジ達の日常で締めくくられ、駅を出て現実世界に戻ったシンジのその後は、ファンの想像に任せる形となりました。ファンの間では、シンジとマリ、レイ・カヲル、アスカ・ケンスケが結ばれるとも言われる一方、駅のホームのシーンは、シンジ達のその後を意味していると考察されています。

アスカ・カヲル・レイは、シンジがエヴァから解放させた人物であり、シンジとは反対の方向に向かう電車に乗ることが示唆されています。つまり、3人は、今後シンジと会うことはないことや、3人との別れを意味しているでしょう。反対に、シンジと同じホームにいたマリは、自分を見つけてくれた女性と手を取り合い、共に生きていくことを意味していると考察できるでしょう。

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シン・エヴァンゲリオンのあらすじネタバレ

シン・エヴァンゲリオンのあらすじネタバレ・イメージ画像

新型コロナウイルスの感染拡大を懸念して、当初の公開予定から1年以上の延期を余儀なくされた「シン・エヴァンゲリオン」は、シリーズの結末を期待するファンは勿論、これまでエヴァシリーズに興味の無かった方からも注目を集めました。以下では、待望の映画公開となった「シン・エヴァンゲリオン」のあらすじネタバレを紹介します。

あらすじネタバレ①0706作戦

葛城ミサトを筆頭とするヴィレは、旗艦ヴンダーでパリの街に向かいます。赤く染まったパリに行く理由は、エヴァ2・8号機の修理に必要なパーツを入手するためで、凱旋門に降り立った一行は、ユーロネルフからパーツの入手を試みます。L結界密度が高いため、ヴィレの搭乗オペレーターによる、ユーロネルフ第1号封印柱にて、アンチ-Lシステムの復元・起動が開始されました。

エッフェル塔を武器に使用する・イメージ画像

パリ復元作戦まで残り720秒に迫る中、冬月が仕向けたネルフの刺客が、ヴィレ一行に襲いかかります。エヴァ8号機に乗ったマリが応戦に当たるも、複数の44Bを伴った4444Cが襲来し、陽電子胞を繰り出します。ヴィレは、戦艦6隻を動員してシールドを張り、1発目防御します。そして、2発目の陽電子砲が4444Cから放たれようとする直前、エヴァ8号機がエッフェル塔の先端を付き込んだことで、陽電子砲を防ぎます。

同時に、復元チームもタイムリミットが切れる前に起動に成功させます。復元されたパリの街で、ヴェレは、エヴァシリーズ機体・予備修理パーツを手に入れます。

あらすじネタバレ②第三村での生活

シンジ達が辿り着いた第三村の光景・イメージ画像

その頃、ヴィレとの合流を目指すシンジ・アスカ・アヤナミは、リリンの活動領域を目指して旅に出ていました。シンジは、自分の身勝手な行動で多くの犠牲者を出してしまった罪悪感や、カヲルを目の前で失ったショックから失語症と放心状態に陥り、途中で歩けなくなってしまいました。しかし、そこへ一台の車が止まり、3人は第三村と呼ばれる、ニアサードインパクトの生存者が暮らす集落に向かいます。

第三村での生活・イメージ画像

第三村は、ヴィレの組織・クレイディトの支援を受けて生活を営んでおり、村内には、シンジの旧友・ケンスケや医者として活動する鈴原トウジ、子供が誕生したヒカリ、加持とミサトの息子・リョウジの姿もありました。村での生活をはじめ、人々との交流を通じてアヤナミは感情を覚えていく中、シンジは自分の殻に閉じこもったままで、廃墟と化した旧ネルフ施設にて1人で過ごすようになります。

そして、シンジの元に食料を届けてくれるアヤナミとの交流や、トウジ達のこれまでの苦労、加持リョウジを通じてミサトの想いを知り、シンジの心情に変化が現れます。また、自身の肉体の変化を悟ったアヤナミは、置き手紙を残して村を去り、ネルフの廃墟に向かいます。シンジと心が通じ合ったアヤナミは、LCL化して消滅し、シンジはヴンダーに搭乗することを決意します。

あらすじネタバレ③エヴァ第13号機とアスカ

ヴンダーが第三村に到着したことで、シンジとアスカは、再びヴンダーに乗り込み、シンジは艦内での監禁措置を受けます。ネルフのゲンドウ・冬月によるフォース・インパクトの儀式遂行が間近に迫る中、ミサトを筆頭とするヴィレも、ネルフの計画を阻止するべく、準備に取り掛かります。そして、フォースインパクトの引き金となるエヴァ13号機の無力化を試みる「ヤマト作戦」が実行されます。

ネルフ本部は、セカンドインパクトの爆心地である南極にあり、アスカのエヴァ新2号機、マリのエヴァ改8号機が出撃し、第13号機を見つけ出します。エヴァ新2号機自身のATフィールドに阻まれたことで身動きが取れなくなったアスカは、眼帯を外して第9の使徒の力を引き出すことで、ATフィールドの解放を試みるも、寸前のところで第13号機は再起動し、アスカが取り込まれてしまいます。

人類補完計画の説明・イメージ画像

また、ヴンダーもネルフの攻撃により身動きが取れなくなり、新たな儀式のために必要な材料を揃えたゲンドウは、ヴィレメンバーの前に姿を現します。ゲンドウは、自身が目指す人類補完計画の内容を断片的に説明し、儀式を成功させるべく、ヴィレに対してエヴァ初号機の返還を要求します。すると、そこへ監禁措置から解放されたシンジが現れます。

ゲンドウは、息子の問いに答えることなく、自らエヴァ13号機に取り込まれることで、ガフの扉の向こう側、つまりマイナス宇宙の世界に入ります。マイナス宇宙へは、ヴンダーで向かうことが出来ないため、ヴィレによる人類補完計画の阻止は絶望と思われました。そこへ、シンジが自ら初号機に乗り、父・ゲンドウを止めることを決意します。

あらすじネタバレ④シンジが再びエヴァへ

シンジがエヴァ初号機に乗り込むことは、シンジにとっての贖罪であり、自らの手でSDDチョーカーを装着します。一方、ヴィレの中には、シンジのやり方に納得がいかない者もおり、艦内は一時騒然となりましたが、ミサトに見送られたシンジは、マリの改8号機に運ばれながら、マイナス宇宙にいる第13号機に元へ進みます。

そして、シンジが乗るエヴァ初号機は、絶望の槍・ロンギヌスの槍が変化した、希望の槍・カシウスの槍を武器に、ゲンドウが取り込まれた第13号機は、もう1本のロンギヌスの槍を武器に激しい戦いを繰り広げます。現実と虚構が曖昧な光景が次々と映し出される中、両者の戦いは、ゲンドウの第13号機が優勢となっていました。

ゲンドウとユイの出会い・イメージ画像

元来、他人と関わることを嫌い、孤独な人生を歩んできた碇ゲンドウでしたが、大学時代に綾波ユイとの出会いを果たしたことで、彼の人生は大きく変わりました。しかし、ユイの死をきっかけに、孤独感にさいなまれるようになり、理想の世界を実現するべく、人類補完計画に乗り出しました。

ゲンドウは、依代の願いに基づく現実、つまり虚構世界の再構築を目指す新たなインパクト・アディショナル・インパクトについて、シンジに語ります。その頃、マイナス宇宙の外の世界では、人類補完計画・インパクトを阻止する鍵として2本の槍が必要なこと等から、ヴィンダーの機体の一部を基にした、新たなガイウスの槍の製造の着手が行われていました。

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シン・エヴァンゲリオンのラスト結末ネタバレ

シン・エヴァンゲリオンのラストネタバレ・イメージ画像

社会現象を巻き起こしたエヴァシリーズは、従来のロボットアニメにはない、スタイリッシュな作風が人気を博す一方、やや難解なあらすじに関する考察も、ファンの間で議論されています。以下では、「シン・エヴァンゲリオン」のラスト結末のあらすじネタバレを紹介します。

ラスト①ミサトの決心

アディショナル・インパクトの発動・イメージ画像

エヴァ同士での戦闘を止めたシンジ・ゲンドウは、記録の中のセントラルドグマへ向かい、その先で、黒のリリス・エヴァイマジナリーと遭遇、虚構のエヴァである、ヴァイマジナリーの仮面が外れる瞬間を目にします。そして、アヤナミレイの酷似が出現したことで、アディショナル・インパクトが発動され、エヴァイマジナリーは、ガフの扉をから現実世界に出ます。

エヴァインフィニティ・Mark.7の肉体は、頭部を失ったアヤナミレイの肉体へと変貌していき、その光景を見つめる冬月の元へマリが訪れます。シンジの帰りを待つマリは、冬月からエヴァMark.10〜12を譲り受け、L結界密度の高さから、冬月はLCL化していきます。そして、エヴァ改8号機は、エヴァMark.10〜12・Mark.9-Aを取り込み、マリはマイナス宇宙への再突入に備えます。

シンジが指摘した心の弱さ・イメージ画像

その頃、ゲンドウは、シンジのある一言から最愛の女性・ユイに会えない理由は、自分の心の弱さに原因があると見ます。一方、シンジは、ゲンドウが自分の弱さを認めていないからだと指摘します。マイナス宇宙の外にあるエヴァイマジナリーへ、ミサトが乗るヴンダーが激突し、ヴィレの槍=ガイウスの槍は、マイナス宇宙へ届けられました。

ラスト②ゲンドウとの戦い

全ての人類を救いたいと願うシンジ・イメージ画像

ガイウスの槍が作られた経緯や、自らを犠牲にして届けてくれたミサトの想いを受け取るシンジと、息子の成長を目の当たりにし、自身の愚かさに気が付いたゲンドウは、全てを悟ってどこかへ消えていきます。一方、残されたシンジは、カヲルと再会し、アスカやインパクトで犠牲になった全ての人々を救いたいと語ります。

場面は初号機に取り込まれたアスカの過去に変わり、シキナミシリーズの複製体として誕生した過去が映し出されます。エヴァに乗るためだけに生きてきたアスカは、孤独にさいなまれる幼少期からケンスケの励ましを受けます。そして、サードインパクト中断後の赤い海に浜辺にて、シンジへの感謝の言葉等を述べ、エントリープラグを伴って、現実世界に向かいます。

シンジが目指す理想の世界・イメージ画像

場面は再びシンジ・カヲルの対話に戻り、アヤナミとの対話を経てたシンジは、新しい人間が生きられる世界、つまりエヴァが存在しない世界、ネオンジェネシス(新世界の創造)を実現するべく、ある決断を下します。

ラスト③エヴァのない新しい世界へ

全てのエヴァの破壊とシンジの自己犠牲・イメージ画像

エヴァのいない世界を創造するためには、シンジがガイウスの槍をもってファイナルインパクトの発動と、全てのエヴァを破壊する必要があります。しかし、それらを実現するには、初号機ごと13号機をガイウスの槍で刺し貫く必要が生じます。それは、シンジがマイナス宇宙から脱出できなくなることを意味するも、シンジは自己犠牲を持って世界を変えようと試みます。

その瞬間、シンジの心の中にいたユイが現れ、シンジの役目を引き受けます。そして、初号機に取り込まれたユイは、ゲンドウを取り込んだ13号機と共にガイウスの槍に刺し貫かれます。全てのエヴァが槍に貫かれ消失していく中、エヴァインフィニティと呼ばれていた全ての生命が元の姿を取り戻し始め、新世界の創造が始まりました。

駅のホームに佇むシンジ・イメージ画像

シンジは、青い浜辺におり、エヴァが存在する世界が虚構の世界へと変わりつつある中、マイナス宇宙への再突入に成功したマリが、エヴァ改8号機と共にシンジを迎えに来ます。そして、エヴァのいない世界が創造されたことで、エヴァの呪縛から解き放たれたシンジは、14年の歳月を経た大人の姿で、駅のホームにいました。

駅のホームの向かい側には、創造する前の世界で共に過ごした、アスカ・カヲル・アヤナミの姿があり、シンジの元へマリが駆けつけます。彼女も、シンジと同じく、エヴァの存在する世界が現実にあったことを知る人物でした。そして、シンジとマリは駅の外へ駆け出し、エヴァがいない、平穏な世界と日常に突入します。

ラスト④ケンスケ・トウジ・ヒカリ・ペンペンの生存

「エヴァンゲリオンQ」では、その後の消息が不明だったケンスケ・トウジ・ヒカリ・ペンペンでしたが、「シン・エヴァンゲリオン」では、第三村で生存していることが判明しました。14年前の惨劇から生き延びたシンジのかつての同級生たちは、村に集まった人々をまとめる役目を担ったり、医者として働く者、夫婦となり子供も誕生した者もいました。

しかし、第三村には、ケンスケ達以外のクラスメイトや他の人々の姿はなく、多くの人類がニアサードインパクトの影響で消失してしまったと考察できます。この痛ましい過去は、ミドリやトウジの妹・サクラに心の傷を与え、シンジへの恨みへと変貌する引き金になったのでしょう。

ラスト⑤加持はニアサードインパクトで死亡した?

前作「Q」では未登場となった加持リョウジの消息は、「シン・エヴァンゲリオン」にて、二アサードインパクトにて死亡したことが判明しました。加持は、サードインパクトを止めるために震源に向かい、そのまま帰らぬ人となりました。また、「Q」から登場する艦隊ヴンダーは、人類補完計画に対して、地球の生物をそのまま補完するために作られた船であり、加持が考案したものです。

加持の死後、ヴンダーは、ミサトに引き継がれ、地球の生命を守るために、ネルフに反旗を翻し、ミサトと共に散っていきました。共に壮絶な最期を迎えた加持・ミサトでしたが、2人の間には子供がおり、加持リョウジと名付けられました。ミサトの妊娠は、加持の死後に判明し、息子を出産したミサトは、信頼できる人物に息子・リョウジを託し、それ以降、一度も息子と顔を合わせたことがありませんでした。

今は亡き加持の遺志を受け継ぎ、ヴンダーと運命を共にしたミサトでしたが、息子のことは最期の時を迎えるまで、気にかけていました。息子に対して、母親らしいことをしてあげられなかったと嘆くミサトでしたが、彼に何か遺してあげたいという思いは、母親としての愛情を感じさせるでしょう。

ラスト⑥初期ロットのレイの消失

「Q」のラスト以降、シンジ・アスカの傍に寄り添う初期ロットのクローンのレイは、彼らと共に第三村で生活を始めます。村人たちとの交流を通じて感情を芽生えさせるレイでしたが、彼女はネルフでしか生きられない存在・クローンなので、L結界が除去されている第三村での生活は厳しいものでした。そして、シンジが回復の兆しを見せると同時に、LCLになってしまいました。

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シン・エヴァンゲリオンのラストで登場した駅と声優を考察

映画ラストで登場した駅・イメージ画像

エヴァンゲリオンのラストは、実写シーンと大人に成長したシンジの姿で締めくくられ、劇中に登場した駅のモデルや、大人シンジの声優の正体にも注目が集まりました。以下では、「シン・エヴァンゲリオン」のラストシーンで登場した駅や、大人になったシンジの声優についてあらすじを交えながら考察しました。

ラストで登場した駅は宇部新川駅?

「シン・エヴァンゲリオン」の結末ラストは、大人になったシンジ達が駅から外の世界に向かうシーンで締めくくられました。そして、映画の結末ラストで登場した駅は、山口県宇部市を通るJR西日本宇部線・宇部新川駅ではないかと言われています。結末ラストに起用された宇部新川駅は、エヴァンゲリオンシリーズの庵野秀明監督の地元であり、多くの注目を集めています。

ラストで登場したシンジの声優は神木隆之介?

「シン・エヴァンゲリオン」の結末ラストは、実写シーンとなり、宇部新川駅でのシンジの声優は、神木隆之介さんが演じました。

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シン・エヴァンゲリオンの謎を考察

シン・エヴァンゲリオンの謎を考察・イメージ画像

「シン・エヴァンゲリオン」の公開を持って、新劇場版シリーズは完結を迎えましたが、劇中では、これまで解き明かされることのなかった謎や、結末ラストに込められた意味等について、様々な考察が飛び交っています。以下では、「シン・エヴァンゲリオン」の謎であるループ世界説や、エヴァの呪縛について、あらすじネタバレを交えながら考察しました。

考察①ループ世界説は証明された?

2007年にシリーズが開始された「新エヴァンゲリオンシリーズ」の世界は、他シリーズとの共通点の多さから、テレビアニメ版・旧劇場版のループ後の世界、またはそれらのパラレルワールドが舞台ではないかと考えられてきました。そして、最終章「シン・エヴァンゲリオン」にて、「新劇場版シリーズ」の世界は、前述のループ後の世界であったことが、カヲルのセリフから証明されました。

カヲルの「繰り返される円環の物語」から浮上したループ世界説とは、カヲルはシンジを幸せにするために行動を起こすも、ループが発動されるたびに死をもって物語から退場してきました。カヲルの言う物語とは、テレビアニメ版・旧劇場版・新劇場版シリーズでのエヴァの世界を意味し、カヲルはそれぞれの世界を物語として認識し、エヴァの世界をループし続けてきました。

一方、カヲルが「繰り返される円環の物語」を認識できた理由や、彼の正体は明確な言及がされておらず、謎が明かされることはありませんでした。しかし、カヲルがループ世界を認識できた理由として、「生命の書」と呼ばれるアイテムの使用とその作用にヒントがあるのではと考察されています。また、新劇場版では、ネルフ・ゼーレ側も世界の真実を把握していると見られ、エヴァ=ループ世界説を強めています。

考察②呪縛を解放する物語?

カヲルの発言をもとにエヴァのループ世界を考察すると、エヴァの世界は、テレビアニメ・旧劇場版・新劇場版の順番で物語、つまりシンジを中心とする世界が繰り返されていることになります。それは、シンジを始め、エヴァの登場人物たちは、新しい世界にループするたびに、悲惨な現実を突きつけられ、罪を犯さざるを得ない状況を繰り返す、エヴァの呪縛に囚われた状態でしょう。

しかし、救世主としての役目に目覚めたシンジによって、エヴァのいない世界=新世界の創造(ネオン・ジェネシス)が実現し、エヴァの呪縛が解き放たれました。また、エヴァの呪縛は、作品としてエヴァの世界にいた現実世界の人々の解放も意味しているでしょう。

考察③ファンはエヴァの登場人物を救う?

シン・エヴァを鑑賞するファンたち・イメージ画像

エヴァを作品として楽しむ現実世界は、「シン・エヴァンゲリオン」で登場したマイナス宇宙の虚構の1つに数えられ、テレビアニメからシリーズを追ってきたファンの姿も、エヴァの呪縛とも呼べるでしょう。そして、シンジが大人となって迎えたラストをファンが見届けることは、エヴァの呪縛に囚われてきた登場人物たちを救うことにつながるでしょう。

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シン・エヴァンゲリオンに関する感想や評価

シン・エヴァンゲリオンに関する感想や評価・イメージ画像

テレビアニメから始まったエヴァンゲリオンシリーズは、独創的かつ哲学的要素を含めた世界観が幅広い世代に支持され、「シン・エヴァンゲリオン」の上映終了後も、その人気は衰えることはないでしょう。以下では、「シン・エヴァンゲリオン」に関する感想や評価を、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

感想1:No.1に上げたい作品

1年に及ぶ延期を経て、ようやく公開された「シン・エヴァンゲリオン」は、上映を待ち望んでいたファンにとって感動の結末となり、これまで観たアニメ作品の中で、一番だったと評する感想も見られます。あらすじで紹介したように、新劇場版の結末は、大人になったシンジがエヴァのいない日常に到達するラストで締めくくられ、ファンの予想を良い意味で裏切った展開が更なる注目を集めました。

感想2:涙無しでは見れない作品

「シン・エヴァンゲリオン」は、主人公・碇シンジが自分の弱さと向き合い、成長していく物語とも捉えられるでしょう。これまでのシンジは、思春期特有の不安定さや、周りが見えず暴走してしまう未熟さが目立ったものの、「シン・エヴァンゲリオン」での彼の奮闘ぶりは、シリーズを通じてシンジの動向を見守ってきたファンにとって嬉しいことであり、多くの涙を誘いました。

感想3:新劇場版が面白い

エヴァファンの中には、テレビアニメシリーズから見続けている方もおり、「シン・エヴァンゲリオン」の発表を持ってシリーズを完結することを惜しむ声も多く見られました。そして、3度目の結末を迎えた「シン・エヴァンゲリオン」では、シンジの精神的な成長がクローズアップされ、旧劇場版と比べて面白い・感動したとの感想が寄せられています。

感想4:シリーズ完結に感謝

テレビアニメから始まった「新世紀エヴァンゲリオン」は、2021年公開の「シン・エヴァンゲリオン」を持って25年に及ぶ歴史に幕を閉じました。シリーズの完結を惜しむ声が相次ぐ一方で、SNS上では、長年にわたって夢中にさせてくれたエヴァシリーズに感謝の言葉を述べる投稿も多数見られ、ファンのエヴァンゲリオンに対する思い入れを感じさせます。

感想5:異例のヒットに驚き

1年以上の延期を経て上映された「シン・エヴァンゲリオン」の人気は、映画館内でも大きな影響を見せており、一部の映画感では上映終了後に、エヴァのアニメ主題歌を披露するなど、異例の光景が見られました。また、ファンの中には、最後のエヴァ作品ということで、数十回にわたって映画館に通いつめる人もいたようで、上映最終日にも訪れ、「シン・エヴァ」の見納めをした等、その人気は衰えを知らないでしょう。

感想6:大人になったシンジも好き

エヴァンゲリオンシリーズと言えば、主人公・碇シンジの苦悩や葛藤、成長も見どころであり、「シン・エヴァンゲリオン」でも、前作での放心状態からの復帰や、父・碇ゲンドウとの直接対決など、多くの注目を集めました。そして、「シン・エヴァンゲリオン」では、あらすじで紹介したように、精神的な成長を遂げた大人としてのシンジが誕生し、新たな碇シンジも、高い人気を誇っています。

感想7:アスカが好き

従来のロボット物にはない、スタイリッシュな世界観が根強い人気を呼んだエヴァンゲリオンシリーズは、その独特の作風だけでなく、個性的なキャラクターも高い人気を集めました。ファンの中には、テレビアニメ時代から、特定のキャラクターを推し続けているファンもおり、小学生時代から大人になった現在までアスカが好きという筋金入りのファンもいます。

感想8:テレビアニメ版から通して観たい

「シン・エヴァンゲリオン」が含まれる新劇場版は、テレビアニメ・旧劇場版を再構築した作品と言われています。そのため、新劇場版の序盤は、テレビアニメ版をリメイクした作風に見えるものの、後半~終盤にかけては新たなストーリーとして描かれています。SNSでは、テレビアニメ版~新劇場版まで通して観たいとの感想も見られ、エヴァンゲリオンの人気が高まっています。

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シン・エヴァンゲリオンのラストまとめ

シン・エヴァンゲリオンのラストまとめ・イメージ画像

「シン・エヴァンゲリオン」のラストの意味とその後の考察、作品のあらすじ・結末ラストのネタバレ、劇中に登場した駅や、「シン・エヴァンゲリオン」の謎の考察、作品に関する感想や評価を紹介しました。シリーズの締めくくりに相応しい感動のラストに、多くのファンが涙した「シン・エヴァンゲリオン」は、エヴァシリーズの最高傑作とも評される注目の作品です。

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