2021年07月06日公開
2021年07月06日更新
【ワールドトリガー】迅悠一の黒トリガー「風刃」の能力・強さは?歴代の持ち主は?
『ワールドトリガー』に登場する迅悠一は、空閑遊真、三雲修、雨取千佳と並ぶ主人公の1人です。元S級隊員として活躍していた自称「実力派エリート」で、彼が使用していた黒トリガー(ブラックトリガー)の「風刃」と未来視の能力を持つサイドエフェクトとの連携はかなり相性が良く強いです。そこで当記事では、迅悠一の風刃の能力や強さを解説していきます。また、風刃における歴代の持ち主まで紹介していきますので是非ご覧ください。
目次
迅悠一とは?
『ワールドトリガー』の物語には、黒トリガー「風刃」を手放してからはA級隊員としてチームに属さず、単独で戦闘に参加している迅悠一の姿を見ることができます。今回は迅悠一が使用していた黒トリガー「風刃」の能力や強さを紹介。それでは初めに、『ワールドトリガー』の作品情報と辻悠一のプロフィールを確認しておきましょう。
ワールドトリガー(ワートリ)の作品情報
ワールドトリガーの概要
『ワールドトリガー』とは、ネイバーとボーダーとの戦いを描いたサイエンス・ファンタジーです。2013年から週刊少年ジャンプにて連載された後、同社のジャンプスクエアに移籍し今もなお連載されています。2021年時点で漫画およびアニメが展開されており、漫画が23巻、アニメが3rdシーズンまで見ることができます。
ワールドトリガーのあらすじ
ここでは『ワールドトリガー』のあらすじを簡単に紹介します。物語は「門(ゲート)」からやってきた異世界の怪物「近界民(ネイバー)」が門の周辺地域に甚大な被害をもたらした時から4年半が経過し、空閑遊真が三門市にいる三雲修と出会った所から始まります。それから2人はネイバーに対する防衛体制が整えられた界境防衛機関「ボーダー」に所属し、ネイバーとの戦いに身を投じることになりました。
迅悠一のプロフィール
黒トリガー「風刃」を使用していた迅悠一(じんゆういち)は主人公の1人です。4年前、ネイバーが侵攻してきた頃には既にボーダーに所属しており、修がボーダーとして活動する前に彼を助けたことがあります。黒トリガー「風刃」を使用する際は自身が持つサイドエフェクトと連携させるのですが、相性が良すぎるせいか複数人のA級トップクラスの実力者を相手に一歩も引かない強さを見せつけていました。
迅悠一は無職?
元S級隊員として活動していた迅悠一ですが、圧倒的な強さを見せる一方で「ぼんち揚食う?」と軽い言動を取ることもあります。ところが、彼は19歳という年齢にも関わらず暗躍を趣味にしているため、人物像が掴みづらいキャラとなっていました。
ボーダーに正式就職したシーンも見受けられないため、現在は無職となっているようです。ただ、ボーダーの隊員は給料が支給されており、さらにボーダートップクラスの実力を有しているため無職であってもさほど困ることは無いのかもしれません。
迅悠一はセクハラエリート?
迅悠一は、三雲修から「この人が動くと空気が変わる」と評されるなど多大な影響力を持っているようです。やはりボーダートップクラスの実力や能力、ある程度整った容姿を併せ持っているためかなり完璧に近いキャラと言えます。ただ、彼には「セクハラエリート」という残念な部分もあるようで、『ワールドトリガー』の単行本2巻のプロフィール欄で好きなものに「女性のおしり」と記載されています。
それもただ好きなだけでなく隙あらば触ろうとします。沢村響子が彼のセクハラ行為に悩まされている女性の1人で、作中では荷物を両手で持った無防備状態を狙われていました。他にも熊谷友子を対象にしてセクハラ行為に及びましたが、逆に強烈なパンチを食らい返り討ちにされることもあります。
迅悠一の黒トリガー風刃の強さや能力を考察
ブラックトリガーとは?
ボーダー隊員の中でもトップクラスの実力者である迅悠一の強さを引き立たせているブラックトリガー「風刃」ですが、そもそもブラックトリガー(黒トリガー)とはどのようなものでしょうか?トリガーにはブラックトリガー以外に通常トリガーという武器がありますが、ブラックトリガーの場合は通常のトリガーとは比べものにならないほどの能力と性能を備えています。
ブラックトリガーにおいて特筆すべきなのが、作った人の人格を反映しているということです。というのも、ブラックトリガーは自らの命とトリオンを注ぎ込んで作っており、優れたトリガー使いが死んだ後もその力を残すためにブラックトリガーを作る場合が多く、その影響で持ち主を選ぶという性質を持っています。
黒トリガー風刃の強さや能力
強さ①遠隔斬撃ができる
ではここから迅悠一が使用するブラックトリガー「風刃」の強さや能力を見ていきましょう。まず、ブラックトリガー「風刃」の最大の強みと言えるものが、斬撃を飛ばすことができるということです。
風刃の能力については4巻28話で解説されており、そこには「物体に斬撃を伝播させ、目の届く範囲どこにでも攻撃できる」とありました。剣の形をしているものの遠隔攻撃ができるということなので、実際は狙撃銃と同じような特性を持っているといえるかもしれません。
強さ②スコーピオンや弧月よりも性能が高いブレード?
風刃の性能を見ると、かなり高い性能を誇るブラックトリガーであることが分かります。ブレード自体もノーマルブレードに劣らず、攻撃力が高いことで知られる「弧月」以上の切れ味と耐久性を備えています。またスコーピオンよりも重量が軽く、ブレード自体の能力と耐久性を活かすことで近接戦闘も対応可能です。
テレビアニメの1stシーズンでは、遊真のブラックトリガーの強奪作戦が遂行されていましたが、その時に迅悠一のブラックトリガーが活躍しています。迅は強奪を阻止するためにA級隊員と戦っていますが、その際に迅が相手の攻撃を剣術でしのぎつつ、風刃で仕込んだ斬撃を駆使したことでA級6人を相手に勝利を収めていました。
強さ③弱点はある?
迅悠一のブラックトリガー「風刃」の性能を見ると弱点が無いように思われますが、やはり風刃にもしっかりと弱点が存在しており、敵に距離を詰められてしまうと威力が出せないようになります。
三輪曰く、「性能が攻撃に特化し過ぎていて対応力に欠ける」と解説されていました。そこで迅は風刃の弱点を克服させるため、対戦ごとに対策を練っています。例えば、太刀川慶との戦闘時は狭所に追い詰められて距離を詰められていますが、壁伝いに斬撃を放つことで太刀川にダメージを与えて距離を取っていました。
迅悠一の風刃を作ったのは?歴代の持ち主は?
考察①風刃を作ったのは最上宗一
黒トリガー「風刃」は本作の物語が始まる5年前に、界境防衛機関の創設メンバーの1人である最上宗一によって作られています。最上は迅悠一の師匠であり、空閑遊真の父・有吾のライバルでもありました。
その後、最上の死亡と当時に風刃が世に残ることになっているのですが、それから3年前に風刃の持ち主となる迅を含めた候補者同士で争奪戦がおこなわれ、そこで迅が候補者20人全員を倒したことで風刃の持ち主が迅となっています。なお争奪戦がおこなわれるまでの2年間、誰が風刃の持ち主だったのか分かっていません。
考察②風刃は所有者を選ばない?
黒トリガーの性質として持ち主を選ぶと解説していますが、風刃の場合は他の黒トリガーと比べて持ち主を選ばないという珍しい性質を持っています。3年前の風刃争奪戦では20人を超える適合者が存在していた点と、争奪戦から3年が経過した後も12人の適合者が確認されている点から裏付けられます。ただ、適合者はいるものの実力が不足している場合を含めると確認されている12人よりも多い可能性が高いです。
考察③迅悠一は遊真のために風刃を手放す
迅悠一のサイドエフェクトと黒トリガーの相性は本人が自負している通り相性が良かったようですが、迅は序盤で風刃を手放しています。そのきっかけとなったのが遊真で、迅は三輪に遊真を助ける代わりに風刃を手放すという交換条件を出していました。そのため、現在はスコーピオンとエクスードを使用しており、サイドエフェクトと連携した戦いを見せています。
考察④現在「風刃」を所有しているのは?
辻悠一の手から離れた風刃は、現在ボーダー本部基地に置かれています。そのため特定の持ち主は存在していませんが、大規模侵攻戦では三輪が風刃の持ち主として活躍していました。その結果、大規模侵攻戦後に必要に応じて本部に置かれた風刃を使用できるようになっており、基本は今まで通りチームの戦況に応じて適宜使用する形となっています。
迅悠一の強さやサイドエフェクトの能力を考察
考察①サイドエフェクトは未来視
これまでに迅悠一について解説する上で、たびたびサイドエフェクトについて触れていましたが、そもそもサイドエフェクトとは本来「副作用」の意味を持っています。そして『ワールドトリガー』の物語では高いトリオン能力を持つ人物にサイドエフェクトが表れています。
では、迅のサイドエフェクトとは何か?簡単に言うと未来視、または未来予知のような能力です。一度見た人物の少し先の未来を見ることができ、さらに人が取る行動によっていくつも分岐する未来も見ることができます。
考察②ノーマルトリガーでも高い戦闘力を誇る
ボーダー内では「個人ランク」と「部隊ランク」が存在しています。現在、A級部隊トップを飾るのが太刀川慶率いる太刀川隊で、隊長を務める太刀川は個人ランク戦においても攻撃手、総合においてトップを飾る実力者。実は、そんな太刀川と迅悠一は互角の勝負を繰り広げていたようです。これは迅が黒トリガーの持ち主となる前のことなので、迅がノーマルトリガーでも高い戦闘力を持っているのが分かります。
考察③太刀川と比べるとどちらの方が強い?
太刀川と迅悠一は互角の勝負を繰り広げるライバル関係にありました。ただ、トータル戦績では太刀川がかなり上回っているようで、さらにお互いに「弧月」を使用していた際はランク1位が太刀川、ランク2位が迅となっているためノーマルトリガーを使用中の迅は太刀川よりも弱いと考えられます。
迅悠一のアニメ声優
中村悠一のプロフィール
『ワールドトリガー』に登場する迅悠一の声を担当したのは、声優事務所「インテンション」に所属する中村悠一です。声優、ナレーター、YouTuberと幅広く活動しており、声優としては『おおきく振りかぶって』の阿部隆也役、『機動戦士ガンダム00』シリーズのグラハム・エーカー役など人気作品のキャラを演じ活躍しています。
落ち着きのある爽やかな声が特徴的で、主に10代から30代の男性を演じることが多いようです。また出演作やヒロインの相手役では、天邪鬼な性格をしたキャラクターを演じる機会が多いです。
中村悠一の主な出演作品
- 2001年~:電脳冒険記ウェブダイバー(グリフィオン、ライガオン 役)
- 2006年~:無敵看板娘(太田明彦 役)
- 2007年~:キスダム -ENGAGE planet-(七生愁 役)
- 2007年~:CLANNAD-クラナド-(岡崎朋也 役)
- 2007年~:この青空に約束を― 〜ようこそつぐみ寮へ〜(星野航 役)
- 2007年~:BLEACH(村正 役)
- 2008年~:絶対可憐チルドレン(皆本光一 役)
- 2009年~:FAIRY TAIL(グレイ・フルバスター 役)
- 2010年~:ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド(鏑木アキラ 役)
- 2012年~:BTOOOM!(織田信隆 役)
迅悠一に関する感想や評価
迅悠一 / ワールドトリガー
— 710号室の葵@RaiRaiRa🌸ba. (@rairaibass_aoi) March 29, 2019
実力派エリートと自分で言えてしまう人、少し先の未来が見えてしまう人、黒トリガーめっちゃ強かったです。
このキャラを見ると自然とぼんち揚が食べたくなりますです✨ pic.twitter.com/ZuByu5ccLy
こちらでは『ワールドトリガー』の迅悠一に関する評価があがっています。どうやら迅悠一が黒トリガー「風刃」を使用している時が強く、かっこいいと感じたようです。迅の黒トリガーも高評価の1つとなっているようなので、黒トリガーを手放したことを残念に思った方もいるかもしれません。
【手描きワートリ】TRIGGER HOLE【修誕】 (3:30) #sm23594914 http://t.co/kw0DSwVl4d
— 市子 (@xsiren2x) February 10, 2015
アニトリ16話見たので久しぶりに…風刃を手放した迅悠一の心情について考える今日この頃
こちらでは『ワールドトリガー』の迅悠一が黒トリガーを手放したことに関する感想があがっています。この方は迅が黒トリガーを手放したことでどんな信条に至ったのかと考えているようですが、風刃は彼の師匠という要素を考慮すればかなり複雑な心境となった可能性が高いと言えるでしょう。
ワールドトリガーの世界の住人は柔軟で賢くリアリストで"波"に逆らわず乗りこなす人間が多いと思う。その中で、「しょうがない」「ま、なんとかなるさ」というあっけらかんとしたあきらめとポジティブさを"環境に適応する"という人間の強さと定義すると、それが顕著に見えるのは迅悠一なのだと思う
— つねや (@tuneyamaru9696) June 4, 2019
こちらでは『ワールドトリガー』の迅悠一に関する感想があがっています。どうやら、この方は迅悠一のポジティブさと環境適応能力を高く評価しているようです。ワートリは前向きな姿勢と士気が重視されているという考えが多いので、この方が言う強さの定義に当てはまっていると言えるでしょう。
迅悠一の風刃まとめ
『ワールドトリガー』に登場する迅悠一の黒トリガー「風刃」の能力・強さ、歴代の持ち主について解説してきましたがいかがでしたか?迅悠一の黒トリガー「風刃」は未来視の能力を持ったサイドエフェクトと相性が良い武器となっていました。ところが現在は迅が返還したことにより本部に置かれることになっています。
そのため、現在の迅は「スコーピオン」と「エスクード」をサイドエフェクトとの連携で使用している状態となっておりのですが、彼の場合はノーマルトリガーでも十分な強さを見せています。今後、風刃を失った迅がどのような活躍を見せてくれるのか?これからの活躍にも期待しておきましょう。