進撃の巨人の漫画最終回をネタバレ!結末や伏線回収はどうなった?読者の感想も紹介

2021年4月に最終回を迎えた漫画「進撃の巨人」は、巨人と人類の休止符が打たれると共に、エレンの意思を受け継ぐアルミン達の活躍、ミカサのその後が描かれ、多くの感動を涙を呼びました。本文では、人気漫画「進撃の巨人」の最終回あらすじ結末ネタバレをはじめ、最終回までの伏線回収や謎の考察、最終回に至るまでのあらすじ、感想や評価をあらすじネタバレを交えながら紹介します。

進撃の巨人の漫画最終回をネタバレ!結末や伏線回収はどうなった?読者の感想も紹介のイメージ

目次

  1. 進撃の巨人とは?
  2. 進撃の巨人の漫画最終回あらすじ結末ネタバレ
  3. 進撃の巨人の最終回までの伏線回収や謎の考察
  4. 進撃の巨人最終回が収録される単行本や作者のコメント
  5. 進撃の巨人の最終回に至るまでのあらすじをネタバレ
  6. 進撃の巨人の実写映画やアニメの歌詞を考察
  7. 進撃の巨人に関する感想や評価
  8. 進撃の巨人の最終回まとめ

進撃の巨人とは?

漫画「進撃の巨人」の最終回あらすじ紹介・イメージ画像

11年に及ぶ長期連載に休止符が打たれた漫画「進撃の巨人」の最終回は、エレンの死後やかつての仲間たちのその後が描かれ、感動の結末ラストは読者の涙を誘いました。以下では、漫画「進撃の巨人」から、最終回あらすじ結末ネタバレと、最終回までの伏線回収や謎の考察、最終回にいたるまでのあらすじ、最終巻・34巻の特典、「進撃の巨人」に関する感想や評価などを、あらすじを交えながら紹介します。

進撃の巨人の概要

諫山創先生の大ヒット漫画「進撃の巨人」は、2009年9月~2021年4月にかけて「別冊少年マガジン」で連載されたダークファンタジー作品です。別冊マガジンの創刊号と同時に、連載が開始された漫画「進撃の巨人」は、架空戦記を彷彿させる世界観や、伏線・謎解き要素の多さが注目を集め、2019年12月時点で、国内累計発行部数が1億部を突破しました。

また、「進撃の巨人」の人気は、原作漫画はもちろん、アニメ作品も国内外問わず高い人気を誇っており、2015年には、実写映画化、2013年~2021年3月までにアニメ4期が放送されました。また、2021年の冬期には、アニメ・第76話以降のエピソードが放送予定です。

進撃の巨人のあらすじ

壁外の世界に憧れる少年エレン・イェーガーは、ある日、壁を超える大型巨人の襲撃を受け、母親と故郷を失います。全てを奪われたエレンは、巨人を駆逐することを決意し、幼馴染のミカサ・アルミンと共に、第104期訓練兵団に入団します。そして、訓練兵団を卒業したエレンは、調査兵団として壁外の巨人の駆逐に挑みながら、パラディ島と世界の隠された秘密を知り、ある計画に乗り出します。

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進撃の巨人の漫画最終回あらすじ結末ネタバレ

「進撃の巨人」の漫画最終回のネタバレ・イメージ画像

最終回目前で起きた主人公・エレンの死は、多くの衝撃を与え、バッドエンドの結末が予想されました。しかし、「進撃の巨人」の最終回では、エレンの死を乗り越えた仲間たちの奮闘が描かれ、エレンの意思が仲間たちに受け継がれた感動の結末となりました。以下では、多くの涙と感動を呼んだ、「進撃の巨人」の漫画最終回あらすじ結末をネタバレ紹介します。

あらすじネタバレ①少年エレンとアルミンの会話

シガンシナ区少年時代の姿に戻ったエレンは、ミカサとアルミンを突き放すような行動をとった理由について、自分が人類の敵となり、アルミン達の手で討たれれば、同期たちは英雄として世界から受け入れられると説明します。同時に、始祖ユミルが、巨人の力を手に入れた後も、復讐の相手であるフリッツ王に従った理由は、彼女自身がフリッツ王を愛していたことを語ります。

ユミルのフリッツ王への愛が、2000年にわたってユミルを縛り付けていた要因でしたが、その縛りを解放してくれる存在としてミカサに目をつけます。結果、パラディ島を発端に、世界は壊滅状態に追い込まれるも、ミカサの手でエレンが討たれたことで、ユミルの縛りが解放され、巨人の能力の消滅に繋がりました。

あらすじネタバレ②現在の年齢のエレンとアルミンの会話

少年時代に本を読んでいた川のほとりから海へ移動したエレン・アルミンは現在の年齢に戻り、話題はミカサへと移り変わります。ミカサの想いを知るアルミンは、ミカサの想いを踏みにじるのかと、エレンに憤慨します。しかし、この先起きる出来事は、エレンにとっても苦渋の決断であり、ミカサに対する未練もありました。

そして、自分の死後、ミカサが他の男を好きになることへの不安や、死に対する恐れを吐露します。アルミンは、エレンの本音を全て受け入れ、エレンもまた、自分の過ちを無駄にしないことを約束します。

あらすじネタバレ③エレンの首を持つミカサ

エレンとアルミンの回想後、物語は138話・スラトアでの戦いに移ります。エレンの首がミカサの手で討ち取られた直後、巨人の能力を継承する者をはじめ、巨人となっていた全ての人々が、人間に戻り始めます。そして、超大型巨人として戦っていたアルミンも人間に戻り、そこへミカサが訪れます。首だけになったエレンを見たアルミンは涙を浮かべ、エレンとの会話を思い出します。

また、ミカサは、エレンが会いに来た記録を持っており、かつてエレンの同期だった仲間たちにも、同じ現象が起きていました。一方、リヴァイ兵長の目の前には、戦死したリヴァイ班のメンバーが立っており、お互いに敬礼を交わしながら、最期の別れを惜しみました。

あらすじネタバレ④戦いの最後

エレンの首は、今や世界の大虐殺者という汚名がついており、万が一、他人の手に渡れば埋葬もできないと考えたミカサは、人目を避けるようにシガンシナ区を向かいます。その頃、広場では、ジャンやコニー、アニの父など元巨人に対する敵意から、マレー兵たちが銃を片手に彼らに立ちふさがります。直前まで巨人だった者に、人間だと証明するように迫るミュラー長官に対して、アルミンが駆け寄ります。

立体起動装置を外し、敵意がないことを示したアルミンは、銃口を向けられても、巨人化しないことが人間である証拠と説明し、ミュラー長官を納得させます。そして、自分はエルディア人で、進撃の巨人・エレン・イェーガーを討ち取ったことを言い放ったアルミンは、エレンの死を無駄にしないため、動き出します。

あらすじネタバレ⑤3年後

エレンの死から3年後、激動の時代に生まれたヒストリアの子供は3歳の誕生日を迎えていました。パラディ島では、世界からの報復に備えて、イェ―ガー派による軍の増強が行われる一方、ヒストリアは、キヨミ様との国交を保ったまま、対世界を見据えて島を統率していました。また、島外で英雄として暮らすアルミン達とも手紙で交流していました。

そして、彼らはパラディ島と世界をつなげる和平交渉の大使として、ヒストリアの手紙を携えて、島に向かっていました。3年前の出来事から、エレンの崇める島民との交渉に心配する者もいましたが、皆、ヒストリアを信じており、船はパラディ島に近づいていきました。

あらすじネタバレ⑥ミカサのその後

一方、パラディ島では、ミカサがエレンの墓参りに訪れていました。墓石は、かつてエレンが居眠りしていた木の下に置かれ、そこには、エレンの首が埋葬されていました。3年ぶりに、パラディ島に帰還するアルミン達のことを報告するミカサは、ふと、エレンを思い出し、また会いたいと涙を流します。

その時、1羽の白い鳥がミカサのマフラーをついばみ、マフラーを巻くような仕草を見せて、大空に旅立っていきます。ミカサは、空に向かって笑顔を向け、エレンへ感謝の気持ちを伝えます。

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進撃の巨人の最終回までの伏線回収や謎の考察

進撃の巨人の伏線や謎の考察・イメージ画像

漫画「進撃の巨人」は、伏線や謎解き要素の多さも特徴に挙げられ、終盤にかけて行われた伏線の回収も読者を圧倒させました。以下では、「進撃の巨人」の最終回までの伏線回収や謎を、あらすじネタバレを交えながら考察しました。

伏線①1話の「いってらっしゃい…エレン」の意味

漫画「進撃の巨人」最大の謎であった1話のミカサのセリフは、138話・エレンの首を切り落とす直前に放たれ、死後の世界へ旅立っていくエレンへの言葉と判明しました。同時に、このセリフが登場した少年時代のエレンの夢は、始祖の巨人の能力で投影された結果と考えられます。

伏線②ミカサの頭痛

「進撃の巨人」にて、長らく謎だったミカサの頭痛の原因は、精神的な苦痛から、別世界に逃避したいと感じた時に起きる、または、始祖ユミルの意思により、別世界線を流入させられた影響によるものと考察されています。また、ミカサの頭痛は、単行本の表紙のループ説とのつながりも考察でき、別世界線へ話が切り替わるタイミングで起きるとも考えられるでしょう。

伏線③ライナーのヒストリアへの想い

訓練兵団時代からヒストリアに想いを寄せるライナーの恋心は、パラディ島を去った後も色あせることなく、最終回でもヒストリアへの想いが描写されています。

伏線④アルミンの発言「炎の水の回収」

漫画「進撃の巨人」の4話で登場したアルミンの「炎の水」について、一部では石油と推測されていましたが、最終回にて、その正体が溶岩だったことが判明しました。

伏線⑤始祖ユミルがしゃべらない理由

始祖ユミルがしゃべらない理由は、漫画「進撃の巨人」122話の舌を抜かれるユミルの両親らしき奴隷の描写や、最終回のエレンのセリフから、ユミルは舌を取られていたためと判明します。

伏線⑥母カルラに巨人を向かわせた人物

「進撃の巨人」冒頭で登場したダイナ巨人が、エレンの母カルラに向かってきた経緯について、エレンがカルラの元に向かわせたと推測されます。ダイナ巨人の捕食シーンにて、もし、ベルベルトが捕食されていれば、王家血統超大型巨人が誕生し、ダイナも人間に戻るためカルラが捕食されることはありませんでしたが、エレンが巨人の駆逐を誓うきっかけがなくなってしまいます。

伏線⑦初代フリッツ王の名前

カール・フリッツという名前は、145代王の名前でしたが、2000年前に始祖ユミルが服従していた王の名も、「カール・フリッツ」と言及されています。

伏線⑧始祖ユミルが二千年待っていた人物

始祖ユミルが二千年待っていた人物は、ユミルを解放する存在としてミカサではないかと言われています。ユミルを縛りつけていたものは、実はユミルのフリッツ王への想いであり、ミカサがエレンを討ち取ることで、ユミルは解放され、巨人の力も消滅しました。

伏線⑨グリシャの発言「お前は自由だ」

人気ドキュメンタリー番組「情熱大陸」に出演した原作者・諫山先生は、番組内で進撃の巨人の最終コマのイメージを公表し、多くの注目を集めました。そして、「お前は自由だ」と書かれた1コマは、赤ん坊のエレンを抱くグリシャのシーンとなり、エレンが自由を求める理由となりました。

伏線⑩アルミンと貝殻

「進撃の巨人」90話と最終話で描かれたアルミンの貝殻は、エレンとの関係を示す伏線として使用されています。90話では、海の向こうの世界に想いを馳せるエレンは、アルミンの貝殻に見向きもせず、2人が袂を分かつ伏線となりました。一方、最終話では、2人の約束の証として、アルミンの貝殻を受け取っています。

伏線⑪人類を救うのはアルミン?

最終話で見せたアルミンの役目は、エルディア人と壁外の人類に和平をもたらすことであり、結果的に人類を救ったのは、アルミンだったとの見方もできます。例えば、元巨人だった人間に銃を向けるミュラー長官を説得させて、両者を平和の道にいざなっています。そして、3年後には、エルディアと世界を繋ぐ交渉人として活動しており、「世界を救うのはアルミン」という伏線を回収しました。

伏線⑫エレンが口の中にいる事をミカサが知っていた理由

エレンの居場所をミカサが突き止めることが出来た理由は、エレンが会いに来た記憶を持っていたと推測できます。エレンが来た記憶は、アルミン達も経験するも、その記憶は消されていた模様です。しかし、東洋の一族・アッカーマンの血筋を持つミカサへの記憶の改ざんは不可能で、エレンの記憶の消去も無効となったため、彼の居場所を突き止めることができたのでしょう。

伏線⑬カリナの「ずっとごめんねライナー」のセリフ

母カリナとライナーの再会シーンには、苦悩の多い人生を送ってきたライナーに対する、諫山先生からのねぎらいの言葉にも聞こえるでしょう。

伏線⑭リヴァイの涙

心臓を捧げた結末を、リヴァイを通じて見届けたエルヴィン達は、敬礼をしながら静かに消えていきました。リヴァイの涙には、命を捨てて世界を救った仲間に対する想いや別れを表しているでしょう。

伏線⑮あくびしているヒッチとリコ?

3年後のパラディ島では、あくびをするヒッチの姿や、リコと思われる眼鏡をかけた女性兵士が描かれています。

伏線⑯エレンと鳥

最終回ラストで、ミカサのマフラーをついばむ白い鳥の正体は、エレンの生まれ変わりと推測され、大切な人を死を引きずるミカサの励みになったでしょう。

伏線⑰エレンが眠りについた木

エレンが眠りについた木は、1話でエレンが居眠りをしていた木と同じだったことが判明します。エレンが眠る木には、十字架が刻まれており、エレンがこの場所に埋葬されることを示唆していました。

伏線⑱エレンの墓石の文字

十字架の刻まれた木の根元には、エレンの墓石が設置され、それらを逆さまにするとある文章が浮かび上がります。それは、「サイアイノ アナタ ココデトワニ イネムリニツク ミカサor854」と刻まれ、エレンの永遠の眠りを「居眠り」と表現した、諫山先生のユーモアを感じさせる名シーンです。

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進撃の巨人最終回が収録される単行本や作者のコメント

進撃の巨人の最終巻に関する情報・イメージ画像

「進撃の巨人」の掲載誌・別冊少年マガジンでは、原作漫画の最終回を記念して、作者・諫山先生のインタビュー記事や、最終巻・34巻の特装版の特典など、ファンにはたまらない企画が開催されています。以下では、進撃の巨人最終回が収録される最終巻・34巻の特装版の概要や、掲載誌・別冊少年マガジンの特別企画、「進撃の巨人」の原作者・諫山創先生のインタビュー記事等を紹介します。

34巻の特装版

最終巻「進撃の巨人・34巻」は、2021年6月9日に発売され、特装版では、幻と言われる1・2話目のネーム収録の小冊子付き、または138話・139話のネーム収録の小冊子付きの2バージョンあります。

諫山先生コメント付きの特性ポストカードプレゼント

ポストカードプレゼントに応募する・イメージ画像

「進撃の巨人」の連載雑誌「別冊少年マガジン」では、最終回を記念して、139話51枚分と諫山先生のコメント付きの感謝状を合わせた、計52枚分の特製ポストカードの応募者全員プレゼントが企画されています。応募方法は、「別冊少年マガジン」5月号・6月号・7月号に付属されている応募券を集めて、郵送で送ります。

期間限定の進撃の巨人グッズの発売

進撃の巨人グッズの販売・イメージ画像

「進撃の巨人」の最終回を記念企画として、楽天ブックスの「週マガネットショップ」にて、限定グッズの販売が開始されました。第一弾の企画は2021年5月31日を持って終了しましたが、第二弾は6月9日~7月31日の期間限定で行われています。

諫山先生のインタビュー記事の掲載

諫山先生のインタビュー記事・イメージ画像

2021年5月8日発売の「別冊少年マガジン 6月号」では、特別企画として、原作者・諫山先生のインタビュー記事が掲載されており、ファン必見の内容となっています。

進撃の巨人最終回後の編集部のあとがき

感動の結末を迎えた漫画「進撃の巨人」では、最終話の裏ページにて別冊少年マガジン・編集部から読者に向けたメッセージも記載されており、諫山先生のインタビュー記事と合わせて読みたいメッセージです。

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進撃の巨人の最終回に至るまでのあらすじをネタバレ

進撃の巨人のあらすじネタバレ・イメージ画像

漫画「進撃の巨人」は、人類と巨人の生存をかけた戦いから、国同士の争いまでを壮大なスケールで描き、戦力として駆り出された多彩な巨人の能力や、人類の未来を救うために立ち上がったエレンの奮闘から目が離せません。以下では、進撃の巨人の最終回に至るまでのあらすじをネタバレ紹介します。

ネタバレ①マーレに乗り込むエレン

ウォールマリア奪還に成功したエレン達は、エレンの生家の地下室にてグリシャの日記を発見し、亡き父の過去や世界の残酷な現実を知ります。その頃、マーレ国では、超大型巨人・女型巨人を失ったことによる、諸外国からの侵攻を受けており、鎧・獣の巨人が、マーレ国を守っていました。しかし、世界では技術革新により、巨人に対抗できる兵器の開発が進められ、マーレ国の滅亡も時間の問題となりつつありました。

そこで、元エルディア帝国の貴族で、戦鎚の巨人を継承するタイバー家が立ち上がり、当主・ヴィリー・タイバーは、パラディ島への宣戦布告を演説します。演説中、ヴィリーは、傷痍軍人として潜入していたエレンに捕食されるも、この光景は、パラディ島に全世界の敵意が向く引き金となり、ラーラ・タイバーは、戦鎚の巨人と化し、エレンと交戦します。

ネタバレ②ジークとパラディ島の勢力

マーレ国が諸外国との戦争に明け暮れる中、パラディ島では、ヒィズル国アズマビト家の援助によるインフラ整備が進められ、調査兵団にも最新兵器が支給されました。エレンが、マーレ国を襲撃した目的は、ジークをパラディ島に連れてくることで、ジークの死を偽装して、マーレ国の侵攻を遅らせる狙いがありました。しかし、始祖の巨人が奪われるリスクから、エレンの計画に反対する者が多数を占めます。

最終的に、無謀過ぎる行動が危険視され、エレンは投獄を余儀なくされます。エレンの真意が見えないアルミン達が疑心暗鬼に陥る中、エレンは密かにイェ―ガー派を結成し、脱獄を成功させます。そして、全世界の敵意がパラディ島に集中する中、エレンは始祖の巨人の真の力を手に入れるため、ある人物を探します。

ネタバレ③マーレ軍がパラディ島に襲来

その頃、マーレ軍ではジークの死亡が偽装だったことが発覚します。同時に、始祖の巨人の地鳴らしの発動による世界の壊滅を見越したマーレ軍は、一刻も早く始祖の巨人化を食い止めるべく、パラディ島を襲撃します。奇襲を仕掛けるマーレ軍には、鎧・顎・車力の巨人が参戦し、進撃の巨人化したエレンは、苦戦を強いられる中、ジークの助太刀により、エレンは窮地を脱します。

ネタバレ④始祖の巨人の真の能力

ライナーから逃亡するエレンでしたが、ライナーの従姉妹・ガビ・ブラウンに首を討ち取られてしまいます。しかし、寸前のところでジークがエレンの首を捕まえたことで、始祖の巨人の真の能力が覚醒され、2人は座標に到達します。進撃の巨人の真の能力や、始祖ユミルの過去を知ったエレンは、世界を平和に導く手段としてある計画を思いつき、ユミルに決断を迫ります。

ネタバレ⑤エレンの夢

ユミルが決断したエレンの夢は、パラディ島の人々を守るために、島外にいる人類を駆逐することでした。そして、始祖の巨人化したエレンは、地鳴らしを発動し、壁の中で眠っていた超大型巨人が覚醒させます。超大型巨人の群れは、パラディ島外に向かって進行し、エルディアの民以外の者の生命を根絶やしにしていきます。

その頃、島外では世界連合艦隊による攻撃が繰り出されるも、無数の超大型巨人を相手に為すすべがなく、島外に出た超大型巨人は、海を泳いで大陸を目指します。

ネタバレ⑥鳥と化したファルコ

エレンの本体を探るべく、始祖の巨人の巨大な背骨に乗り込んだアルミン一行でしたが、エレンは巨大な骨の中に隠されていたため、発見することが出来ずにいました。そこで、アルミンは、超大型巨人の能力で爆破し、本体を取り出そうと試みるも、始祖ユミルが具現化した九つの巨人に捕食され、計画は失敗に終わります。

始祖の巨人となったエレンは、始祖ユミルの意思にゆだねられ、過去の九つの巨人の継承者たちが、次々と具現化されました。ミカサ・ライナー・リヴァイ達、エレン・ストッパーズが交戦するも、具現化された巨人の多さに圧倒され、雷槍も尽きかけていました。そんな中、女型巨人のアニと、車力の巨人のファルコが駆けつけます。

そして、リヴァイ一行は、始祖の巨人の暴走を食い止めるべく、エレンのうなじの爆破・アルミンの救出班に分かれて動きはじめるも、ユミルの九つの巨人は次々と量産され、一行は更なる苦戦を強いられます。

ネタバレ⑦アルミンとジークの出会い

その頃、ユミルの九つの巨人に捕食されたアルミンは、ユミルの世界に到達し、その先でエレンの異母兄・ジークと出会います。ジークは、生物が生きる目的は、子孫を増やすことであり、種の絶滅はその生物にとって恐怖にあたること、それ故、ユミルは不死の世界に閉じこもったと説明します。一方、ジークは、ユミルが2000年に渡って王の命令を守り続けてきた理由が分からずにいました。

しかし、ユミルがエレンを擁護したことは、エレンはユミルの考えを理解していました。それは、ユミルの初代フリッツ王に対する恋心で、フリッツ王に対する愛の苦しみと、不死の世界に閉じ込められた孤独感から、ユミルは、全てのエルディア人との繋がりを強制しました。最初は、アルミンの考えに否定的だったジークでしたが、次第に己の考えを変えていきました。

そして、アルミンが現実世界に戻ったことで、エレンによる地鳴らしがストップし、その間にエレンのうなじを爆破させます。しかし、エレンは死ぬことなく、超大型巨人のサイズとなって復活します。一連の光景を目の当たりしたアルミンは、改めてエレンと戦う意志を固め、応戦します。

ネタバレ⑧ミカサの「最後の選択」

その頃、ユミルの原型と思われる謎の光虫があたり一帯を覆い、その中にいた全てのエルディア人は、次々と無垢の巨人に変貌していきます。その中には、久しぶり父子の再会に喜ぶアニの父や、ジャン・コニー・ガビも含まれ、アニは、絶望的な状況に追い込まれます。

一方、ミカサは「自分たちの家に帰りたい」と思うと同時に頭痛が起き、気が付くと、エレンと共に山小屋で過ごす光景が映し出されました。そこは、全てを放り出して逃げ出した状況、パラレルワールドのような場所でした。エレンの想いを汲み取ったミカサは、巨人の口の中へ潜入し、エレンの首を討ち取り、最後の別れを告げました。

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進撃の巨人の実写映画やアニメの歌詞を考察

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2015年に上映された「進撃の巨人」の実写映画は、原作漫画とは異なる作風から、上映当時は厳しい感想が多く見られたものの、原作漫画の最終回を受けて、実写映画版での違和感は、実は最終回につながる伏線だったとも考えられています。以下では、「進撃の巨人」の最終回結末が隠されていると言われる、実写映画やアニメの歌詞について考察しました。

考察①進撃の巨人の実写映画は最高だった?

2015年に二部作として製作・公開された「進撃の巨人」の実写映画は、原作漫画との設定の違いや、恋愛要素の多さなど、原作とはややかけ離れた作風から、公開当時は、多くの不評が飛び交いました。しかし、2021年に迎えた原作漫画の最終回と照らし合わせると、実写映画版で感じていた違和感は、「進撃の巨人」の結末を、間接的に伝えていたと解釈できます。

そのため、実写映画版でエレンが発狂したようなシーンは、漫画版で、ミカサが他の男を好きになることを不安に思う姿と重なります。そして、もっとも厳しい意見や感想が飛び立った恋愛要素も、漫画版での始祖ユミルを倒すために必要な要素だったと解釈できます。そのため、原作の最終回を迎えて、映画を見直したファンの中には、実写映画に対する評価を改める感想も寄せられています。

考察②進撃の巨人のアニメの歌詞

「進撃の巨人」の結末ラストは、実写映画だけでなく、アニメ主題歌やそのタイトルにも隠されていたとも言われています。アニメ・進撃の巨人と言えば、「紅蓮の弓矢」が一番有名ですが、その歌詞は、進撃の巨人の結末を予言したと捉えられる内容だったと考察されています。例えば、「地に堕ちた鳥=エレン」を指し、「城壁の其の彼方獲物を屠る狩人」は、地鳴らしを発動させたエレンを表現しているでしょう。

アニメ主題歌「紅蓮の弓矢」が、原作漫画の結末を予言していたという考察は、一部ではこじつけではとの感想や意見も見られます。しかし、どのパートをとっても、エレン・ミカサ達の結末と合致し、本当に物語のラストを意識したような歌詞でしょう。

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進撃の巨人に関する感想や評価

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巨人と人類の存亡をかけた戦いや、進撃の巨人を始めとする個性豊かなの巨人の登場や壮絶なバトルなど、漫画「進撃の巨人」は、幅広い世代に愛される、おすすめのダーク・ファンタジー作品です。以下では、感動の結末ラストに多くの読者が涙を流した、「進撃の巨人」に関する感想や評価を紹介します。

感想1:進撃の巨人の最終回に感動

漫画「進撃の巨人」は、物語後半から終盤にかけて、エレンの暗躍ぶりからバッドエンドが予想されていました。結果、最終回目前で主人公の死が描かれましたが、「進撃の巨人」の最終回は、残された仲間たちのその後や明るい未来を彷彿させます。多くの感動を与えた「進撃の巨人」は、最終回を迎えた後も、SNSを中心に多くの感想が寄せられ、根強い人気をみせています。

感想2:漫画「進撃の巨人」で大泣きした

漫画「進撃の巨人」の最終回は、これまでのシリアス展開から一変し、エレンの意思を受け継いだアルミン・ミカサ達のその後が描かれた感動の結末となりました。「進撃の巨人」の最終回に関する感想の中には、他の漫画にはないくらい大泣きしたとの投稿も見られ、ファンの「進撃の巨人」に対する思い入れの深さはもちろん、諫山先生の創作力の高さがうかがえるでしょう。

感想3:最終回を読み終え放心状態になった

11年に及ぶ長期連載を経て、2021年4月に最終回を迎えた「進撃の巨人」は、日本のみならず、海外でも大きな話題を呼び、最終巻・34巻の発売日には、各書店で品切れが続出したと言われています。ファンの中には、「進撃の巨人」を読み終えたことで、これまでにない放心状態になったとの感想を寄せており、「進撃の巨人」が与えた影響の大きさが、垣間見えるでしょう。

感想4:原作者・諫山創先生をねぎらう

漫画「進撃の巨人」は、感動の最終回に対する感想と同時に、原作者・諫山創先生をねぎらう声も、SNS上に投稿されています。細部にわたって練り込まれた奥深い世界観や、ダークファンタジーでありながら、架空戦記を思わせる独創的なストーリーは、国内外問わず多くのファンを魅了し、諫山先生の次回作を期待する声も見られます。

感想5:アニメ「進撃の巨人」にも期待

「進撃の巨人」は、原作漫画はもちろん、アニメ版も高い人気を誇っており、2021年冬期には新作アニメの放送が予定されています。漫画では味わえない臨場感ある作画が注目されるアニメ「進撃の巨人」でのエレンの動向や、ミカサ・アルミンの活躍など、アニメ版での最終回結末を楽しみにする感想も多く見られます。

感想6:スピンオフを描いてほしい

最終巻・34巻の最終回では、掲載誌では描かれなかった追加のエピソードが話題を呼ぶ一方で、「進撃の巨人」のその後を描いたスピンオフ作品も読んでみたいという感想も寄せられています。和平大使としてパラディ島に帰還したアルミン一行の活躍や、エレンの墓参りなど、本編では描かれなかった新たなエピソードの発表が望まれています。

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進撃の巨人の最終回まとめ

進撃の巨人の最終回まとめ・イメージ画像

「進撃の巨人」の漫画の最終回結末あらすじネタバレと、最終回までの伏線回収や謎の考察、最終回結末にいたるまでのあらすじ、「進撃の巨人」に関する感想や評価などを、あらすじを交えながら紹介しました。物語後半から終盤にかけて、怒涛の展開が繰り広げられた「進撃の巨人」の最終回は、それぞれのエレンへの思いが記され、感動的な結末で締めくくられました。

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