【呪術廻戦】菅原道真とは何者？五条や乙骨との関係や正体・ラスボス説をネタバレ考察

漫画呪術廻戦の作中で名前のみ登場している菅原道真。漫画呪術廻戦に登場する菅原道真とは日本三大悪霊に数えられている平安時代の超大物呪術師であり、五条悟と乙骨憂太の先祖にあたる存在といわれています。しかし菅原道真の正体はほとんど分かっておらず、漫画呪術廻戦のラスボスになるのではないかと噂されています。本記事ではそんな菅原道真について正体やラスボス説、五条悟・乙骨憂太との関係などをネタバレ紹介します。

では謎めいた菅原道真の正体やラスボス説、五条悟及び乙骨憂太との関係などをネタバレ紹介する前に、菅原道真が登場する漫画呪術廻戦の作品情報について簡単にネタバレ紹介していきます。菅原道真が登場する呪術廻戦とは2018年から2021年4月現在にかけて｢週刊少年ジャンプ｣で連載されている芥見下々の漫画作品です。漫画呪術廻戦は呪霊という化物と呪術師の戦いを描いた作品であり、合計15巻の単行本が刊行されています。

合計15巻の単行本が刊行されている漫画呪術廻戦はストーリーが非常に難しく、｢週刊少年ジャンプ｣の中ではかなり大人向けの作品となっています。しかしストーリーの面白さや魅力溢れる登場人物が理由となって非常に高い人気を博しており、累計発行部数4500万部を記録しています。この高い人気から漫画呪術廻戦は2020年の10月から2021年の3月にかけてアニメが放送され、2021年の3月には劇場版アニメの制作が発表されました。

時は2018年の6月、漫画呪術廻戦の世界では呪術師と呼ばれる人間が呪いから生まれた化物｢呪霊｣と日々戦いを繰り広げていました。そんな世界に住む高校生の主人公・虎杖悠仁は平和な日常を送っていました。しかし虎杖悠仁は先輩が｢呪具｣の封印を解いたことで呪霊と遭遇し、｢両面宿儺の指｣という呪物を喰らいます。これにより虎杖悠仁は最強の呪霊｢両面宿儺｣の力を手に入れ、呪術師の1人として呪霊と戦うことになるのでした。

ではここからは漫画呪術廻戦に登場する菅原道真のプロフィールについてネタバレ紹介していきます。本記事で正体やラスボス説、五条悟及び乙骨憂太との関係などをネタバレ紹介する菅原道真とは平安時代に実在していた呪術師のキャラクターです。平安時代に生きていた菅原道真はかなり優れた呪術師だったらしく、超大物呪術師として語り継がれているようです。しかし菅原道真は故人であるため、作中には名前しか登場していません。

そのため菅原道真はその正体や実力などが全く分かっていません。ただ菅原道真は漫画呪術廻戦の作中で五条悟と乙骨憂太の先祖として描かれています。漫画呪術廻戦に登場する五条悟は作中最強のキャラクターです。また乙骨憂太も漫画呪術廻戦でトップクラスの実力を持った呪術師となっています。そんな非常に高い実力を持つ五条悟と乙骨憂太の先祖であることから、菅原道真は最強クラスの呪術師だったと考察していいでしょう。

ちなみに漫画呪術廻戦に登場する菅原道真は後述で詳しくネタバレ紹介するのですが、実際の歴史に実在した歴史人物です。実在した菅原道真は平安時代の人物であり、呪術師では無く政治家として高い地位に就いていました。しかし菅原道真は冤罪で島流しとなり、そのまま死亡します。そして菅原道真は強い恨みで怨霊となり、日本三大怨霊の1人に数えられています。ただ菅原道真は残した功績から学問の神様として崇められています。

上述で少しネタバレ紹介した通り、実在した菅原道真は優れた政治手腕で｢右大臣｣となり、平安時代の代表格となりました。｢右大臣｣とは朝廷の最高機関を指す官職であり、実質平安時代の№2と評されています。平安時代の№2となった菅原道真は高い実力を発揮し、政治家の他に詩人や学者としても活躍します。しかし菅原道真は中流階級の生まれであったため、周囲の貴族から｢右大臣｣に上り詰めたことを忌み嫌われてしまいました。

そして菅原道真は娘婿の斉世親王を天皇にしようとしているという濡れ衣を藤原時平に着せられ、福岡県の太宰府に左遷されてしまいました。左遷となった菅原道真は給料や従者などが禁止となり、酷い嫌がらせを受けます。さらに菅原道真の子供達は島流しの刑に処されてしまいました。その後菅原道真は903年に失意の内に死亡しました。しかし菅原道真の死亡後、彼を陥れた藤原家や朝廷の一族が突如次々と死亡する事件が起こります。

さらに平安時代に天皇の宮殿として使用されていた清涼殿に落雷が落ち、多数の貴族や朝廷関係者が死亡します。これらの事件は菅原道真の怨霊と評され、多くの人々を恐怖させました。そのため時の人々は恨みを消すため、菅原道真を｢雷神｣として神格化することにします。その後菅原道真は学問の神様として2021年4月現在も崇められるようになりました。しかし菅原道真は恨みが原因で日本の三大怨霊の1人に数えられています。

漫画呪術廻戦の作中には漏湖や花御、陀昆といった自然の呪いから生まれた呪霊が登場しています。しかしこれまで漫画呪術廻戦には大地や森の呪霊がいても、雷の呪霊が描かれていません。前述でネタバレ紹介した通り、菅原道真は｢雷神｣として神格化されています。なので菅原道真が今後雷の呪いから生まれた呪霊として登場する可能性があります。もしそうなれば、怨霊となった歴史を見ると非常に強力な呪霊になることでしょう。

ここからは漫画呪術廻戦に登場する菅原道真と五条悟や乙骨憂太との関係をネタバレ紹介していきます。ではまず菅原道真と五条悟の関係について見ていきましょう。漫画呪術廻戦に登場する五条悟とは呪術高専東京校で1年生の教師をしている特級呪術師のキャラクターです。呪術高専東京校で教師を務める五条悟はいいかげんな性格をしており、いつもふざけた態度や飄々とした姿を見せて漫画呪術廻戦のお笑い担当のような立場にいます。

しかしその強さは漫画呪術廻戦で最強と評されており、無限を作る五条家相伝の｢無下限呪術｣や領域に入ると必ず勝利する領域展開｢無量空処｣などを使用することが出来ます。この強さから五条悟は呪術高専東京校で絶大な地位を誇っており、誰も逆らうことが出来ません。漫画呪術廻戦の作中で五条悟は特級呪霊の両面宿儺を宿した主人公・虎杖悠仁に修行を行い、大地への恐れから生まれた特級呪霊の漏湖を圧倒的力で打ち破りました。

しかし五条悟は渋谷事変編で封印されてしまい、日本が大混乱に陥ってしまいます。そんな最強の呪術師・五条悟は漫画呪術廻戦の作中で菅原道真の子孫と語っています。五条悟が生まれた五条家は｢無下限呪術｣を一子相伝の技としている御三家の1つです。五条悟は菅原道真とかなりの遠縁だと作中内で明かしています。しかし菅原道真が非常に強力な呪術師だったからこそ、人間離れした最強の五条悟が生まれたと考えることが出来ます。

では次に菅原道真と乙骨憂太との関係についてネタバレ紹介していきます。乙骨憂太とは漫画呪術廻戦の基となった漫画｢東京都立呪術高等専門学校（コミックス0巻）｣の主人公にあたるキャラクターです。乙骨憂太は非常に温厚な性格をしたキャラクターであり、あまり呪術師に似つかわしくありません。実際乙骨憂太は元々呪術師として生まれた訳ではありませんでした。過去に乙骨憂太は交通事故で最愛の女性・祈本里香を亡くしました。

この時祈本里香は特級過呪怨霊となって乙骨憂太に取り憑きます。これにより乙骨憂太は五条悟に誘われ、呪術師として生きるようになりました。乙骨憂太は取り憑いている祈本里香の力で底なしの呪力を持っており、無条件で人の術式を模倣出来る規格外の能力を使用することが可能となっています。この祈本里香によるチートクラスの力から、乙骨憂太は日本に4人しかいないとされる最強の特級呪術師に選ばれることになりました。

漫画｢東京都立呪術高等専門学校（コミックス0巻）｣の作中で乙骨憂太はその高い実力を駆使し、裏切り者の特級呪詛師・夏油傑を打ち破りました。そんな乙骨憂太は作中の五条悟のセリフから、菅原道真の子孫だと判明しています。もしかすると、乙骨憂太の強さは血を引いている菅原道真が大きく関係しているのかもしれません。そうだとすれば、本作の作者・芥見下々は実際に実在していた菅原道真を高く評価していることになります。

本記事の最初にご紹介した通り、正体不明の菅原道真は漫画呪術廻戦のラスボスではないかと噂されています。ではなぜ菅原道真は正体が分かっていないのに、漫画呪術廻戦のラスボスと考察されているのでしょうか。ここからは漫画呪術廻戦に登場する菅原道真の正体やラスボス説についてネタバレ考察していきます。上述でネタバレ紹介した通り、菅原道真は平安時代の超大物呪術師であるものの、詳しい正体が未だ語られていません。

しかし漫画呪術廻戦の作中で菅原道真の正体だと考えられるキャラクターが登場しています。そのキャラクターとは夏油傑の身体を乗っ取った存在です。夏油傑は漫画呪術廻戦の0巻で乙骨憂太と戦い、死亡しました。しかしその後死亡した夏油傑は脳を入れ替えられ、とある存在に乗っ取られてしまいます。その後脳だけ違う存在となった偽者の夏油傑は人間を全て滅ぼしてしまい、呪いだけの世界を作るため物語の裏で暗躍を始めました。

そんな夏油傑の身体を乗っ取った存在の正体は2021年4月現在も不明となっています。ただ偽者の夏油傑の正体はかつて｢史上最悪の術師｣と呼ばれていた明治時代の御三家の1人・加茂憲倫を乗っ取っていたことが分かっています。加茂憲倫を乗っ取っていたことを見ると、偽者の夏油傑の正体は何百年と生きていることになります。実際漫画呪術廻戦の作中で1000年前から偽者の夏油傑と契約した呪術師が呪具になったと描かれています。

漫画呪術廻戦の物語の1000年前は安倍晴明や蘆屋道満がいた平安時代です。上述でネタバレ紹介した通り、正体不明の菅原道真は平安時代に実在していました。平安時代に菅原道真は恨みを残し、日本の三大怨霊の1つとなって死去しました。怨霊となった菅原道真が人間を滅ぼそうと考えてもおかしくありません。もしかすると菅原道真は身体を入れ替えて1000年以上も生き、夏油傑の身体で人間を滅ぼそうとしているのかもしれません。

上述では漫画呪術廻戦の作中内でのセリフや歴史の史実から偽者の夏油傑の正体が菅原道真であるとネタバレ考察しました。実はセリフや歴史以外に、菅原道真の正体が偽者の夏油傑だと考えられる要素が漫画呪術廻戦の作中に描かれています。それは｢梅｣の紋です。かつて平安時代に実在していた菅原道真は梅の花を好んでいたことで有名となっています。残念ながらこれは好んでいただけであり、家紋が｢梅｣の紋という訳ではありません。

しかし学問の神様として菅原道真を祀っている福岡県の太宰府天満宮には｢梅｣の神紋が描かれています。おそらくこの神紋は菅原道真が｢梅｣を愛でていたことから描かれたのでしょう。また太宰府天満宮にはご神木として｢梅｣の木が植えられています。漫画呪術廻戦にはこの｢梅｣の文字が名前に付いたキャラクターが登場しています。その｢梅｣の文字が名前に入ったキャラクターは偽者の夏油傑の協力者である｢裏梅（うらうめ）｣です。

漫画呪術廻戦の作中で偽者の夏油傑に協力している裏梅は交流会中の呪術高専に攻撃を仕掛けた呪詛師のキャラクターとなっています。もし偽者の夏油傑の正体が菅原道真だとすれば、裏梅は｢裏｣と｢梅｣の文字から菅原道真の配下であると考察出来ます。この考察があっておれば、｢裏｣では無い本当の｢梅｣は菅原道真ということになります。しかし残念ながら裏梅についての情報は非常に少なく、どのような呪詛師なのか全く分かっていません。

ただ漫画呪術廻戦の作中で両面宿儺は裏梅のことを知っているかのような発言を残しています。一方裏梅もまるで配下のような言動で両面宿儺と接しています。漫画呪術廻戦に登場する両面宿儺は元々1000年以上前に多数の術師と戦った人間でした。1000年以上前となると、人間だった両面宿儺と菅原道真は同じ時代に生きていたことになります。もし裏梅が両面宿儺の配下であれば菅原道真と何かしらの関係があってもおかしくありません。

漫画呪術廻戦の渋谷事変の最後で偽者の夏油傑は呪術の全盛期だった平安時代が再びやってくると虎杖悠仁の中にいる両面宿儺に語っています。そして偽者の夏油傑は日本全てを呪いに満ちあふれた国にしてしまいました。このストーリーから偽者の夏油傑は漫画呪術廻戦のラスボスとなります。おそらく漫画呪術廻戦は最後、両面宿儺の力を持つ虎杖悠仁がラスボスの偽者の夏油傑を倒して、呪いだらけになった日本を救うのでしょう。

しかし偽者の夏油傑が菅原道真であれば、漫画呪術廻戦のラスボスは少し変わってきます。漫画呪術廻戦の0巻で菅原道真の詳細が少し描かれたものの、その後全く登場していません。また菅原道真と同じ日本の三大怨霊である崇徳天皇や平将門は名前すら描かれてません。なので菅原道真だけ名前が描かれたのは何からしらの伏線だと考えられます。さらに偽夏油傑は両面宿儺と顔見知りのようなセリフを渋谷事変編の最後に発しています。

上述でネタバレ考察した通り、両面宿儺と菅原道真は同じ時代に生きていました。これらのことから漫画呪術廻戦のラスボスは菅原道真だと予想出来ます。もしこの考察が合っているのならば、菅原道真は偽者の夏油傑の身体から解放され、ラスボスとして本当の姿で登場することになるでしょう。五条悟は上述の通り菅原道真の子孫です。なので今後の展開でラスボスとなった先祖と子孫の五条悟の熱い戦いが見れるかもしれません。

ここからは漫画呪術廻戦に登場する菅原道真の史実をご紹介していきます。平安時代に実在した菅原道真は845年の8月1日に中流階級の家で生まれました。菅原道真は幼い時に詩人の才能を開花させ、漢詩人や学者として活動を始めます。菅原道真の詩はかなり有名であり、古今和歌集にも名を連ねています。その中で菅原道真は官吏（政治家）の試験に合格して出世し、朝廷の第一人者・藤原基経から文才を高く評価されるようになりました。

その後菅原道真はどんどん出世していき、宇多天皇から厚い信頼を得ます。この時菅原道真は宇田天皇の王子である斉世親王の岳父となり、朝廷で強い権力を持つようになりました。そして菅原道真は｢右大臣｣の地位まで上り詰めます。おそらく菅原道真にとって｢右大臣｣になった時は人生の全盛期だったことでしょう。しかし菅原道真は｢左大臣｣の藤原時平により、何不自由無い人生が大きく変わることになってしまうのでした。

中流階級から出世し、｢右大臣｣の地位まで上り詰めた菅原道真。しかし家柄が重視される時代だったので、菅原道真は周囲の貴族から誹謗中傷を受けるようになります。さらに菅原道真は｢左大臣｣の藤原時平の策謀により、宇多天皇を惑わして娘婿の斉世親王を天皇にする気だという濡れ衣を着せられてしまいました。この時天皇は醍醐天皇であり、上皇となった宇多上皇が信頼する菅原道真を助けるために奔走します。

しかし菅原道真は許されず、そのまま福岡県の太宰府に左遷させられました。さらに菅原道真の子供達は島流しとなります。この事件は｢昌泰の変｣と呼ばれています。そして左遷となった菅原道真は903年に孤独死します。その後悪事の元凶である藤原時平や醍醐天皇の子供などが突然死去し、清涼殿に落雷が落ちる事件が起こります。この事件の原因は菅原道真の恨みだと考えられるようになり、神として崇められる存在となりました。

漫画呪術廻戦に登場する菅原道真に関する感想ではラスボス及び黒幕かもしれないといった感想が多く寄せられていました。菅原道真は未だ漫画呪術廻戦に名前しか登場していません。しかし菅原道真は五条悟と乙骨憂太という重要キャラの先祖にあたります。さらに菅原道真は日本の中で三大怨霊の1人に数えられています。このことから菅原道真は漫画呪術廻戦のラスボス及び黒幕である可能性が非常に高いといえるでしょう。

漫画呪術廻戦に登場する菅原道真に関する感想では菅原道真がストーリーに関わっていることに歓喜する感想も多く寄せられていました。菅原道真は名前しか登場していませんが、今後のストーリーに関わる可能性がかなり高いです。菅原道真は学問の神様と怨霊という2つの顔を持つ歴史人物であり、現代も多数の方に人気を博しています。そのため菅原道真の名前の登場は多数の漫画呪術廻戦ファンの注目を一気に集めました。

漫画呪術廻戦に登場する菅原道真に関する感想では呪術師なのか怨霊なのか気になるといった感想も見受けられました。漫画呪術廻戦の作中で菅原道真は超大物呪術師で日本三大悪霊の1人と説明されています。史実では太宰府で孤独死した後、怨霊となって朝廷や藤原家に不幸を与えたといわれています。おそらく漫画呪術廻戦でも菅原道真は恨みを抱えて死亡した優秀な呪術師であり、死んだ後に怨霊となったのでしょう。

本記事では漫画呪術廻戦に登場する菅原道真について正体やラスボス説、五条悟及び乙骨憂太との関係などをネタバレ紹介しました。漫画呪術廻戦の作中で菅原道真の詳細は未だ描かれていません。しかし実際の歴史やキャラクターとの関係から菅原道真はラスボスである偽者の夏油傑である可能性が高いです。なので本記事を最後までご覧になった漫画呪術廻戦のファンの方は、今後の漫画呪術廻戦の展開にご注目下さい。