【呪術廻戦】猪野琢真の術式「来訪瑞獣」の能力と強さは？七海建人との関係も紹介

『呪術廻戦』に登場する猪野琢真は、等級が二級の若手呪術師です。渋谷事変で七海が死亡したことにより、虎杖と伏黒の2人と深く関わっていくであろうと予想されるキャラで、徐々に活躍するシーンが増えてきています。ここからは、そんな猪野琢真のプロフィールや能力、登場回を見ていきましょう。それではまず『呪術廻戦』の作品情報からご覧ください。

『呪術廻戦(じゅじゅつかいせん)』は、人間の負の感情から生まれた「呪い」を題材にした呪術・バトル漫画です。作者は本作で漫画家デビューを果たした芥見下々で、2018年から『週刊少年ジャンプ(集英社)』にて連載がスタートしました。なお、芥見によると悪霊・虚(ホロウ)を退治する死神を主人公に据えた漫画『BLEACH』からの影響が大きいようです。

『呪術廻戦』の物語は人間の負の感情から生まれた呪いを具現化した化物・呪霊と、呪力を用いてそれを祓う呪術師とのバトル展開を中心にしています。主人公は「正しい死」を望む、東京都立呪術高等専門学校に通う高校生・虎杖悠仁です。

呪術師と対立構造にある呪霊は、行動規範や命に対する価値観が人間とは大きく異なるため、虎杖にとって生き方や信条を侮辱する存在でした。そして単行本1巻1話「始まり」は、虎杖が呪霊の目的を阻止するために都立呪術高専に入学し、呪術師としての人生を歩み始めるところからスタートします。

• 名前：猪野 琢真(いの たくま)
• 誕生日：不明
• 年齢：21歳
• 身長：不明
• 体重：不明
• 所属：東京都立呪術高等専門学校(卒業生)
• 術式：降霊術　来訪瑞獣
• 階級：二級呪術師(昇級審査中)

猪野琢真(いのたくま)は、『呪術廻戦』の単行本0巻から登場したキャラクターです。ニット帽がトレードマークで、戦闘前はニット帽を深く被ります。主に七海の助手として活動し、一方で後輩である虎杖と伏黒に対しては先輩として慕ってもらおうと努力していました。また、筋を通すということを重要視していますが、単純な性格を持つゆえに七海の口車にはよく乗せられています。

二級呪術師である猪野琢真が使用する術式は「来訪瑞獣」です。来訪瑞獣は降霊術の1つで、トレードマークであるニット帽で顔を隠すことで自らが霊媒となり、「獬豸(かいち)・霊亀(れいき)・麒麟(きりん)・竜(りゅう)」といった古い獣・瑞獣たちを降ろすことができます。そして瑞獣はそれぞれが固有の能力を持っているため、その能力を駆使して戦うというのが彼の戦闘スタイルです。

術式・来訪瑞獣の一番「獬豸(かいち)」は、中距離ホーミング機能付きの角を発射する能力です。登場回は『呪術廻戦』の11巻(95話)で、オガミ婆と孫相手に使っています。獬豸本体の姿は牛や羊に似ており、頭部には長い角が生えています。

獬豸の角を発射する能力を持っているのですが、これには自動追尾性能が備わっており、対象に攻撃が当たるまで追い続けることができます。また、角がドリルのような形状をしているため、対象の腕くらいであれば抉り飛ばせるほどの破壊力がありました。

術式・来訪瑞獣の二番「霊亀(れいき)」は、水神の象徴とされる霊亀の水を身に纏う能力です。登場回は『呪術廻戦』の11巻(95話)で、獬豸同様にオガミ婆と孫相手に使っています。身に纏った水をクッションとして活用することで防御力の底上げが可能。さらに水を足に纏うことで、滑るような高速移動ができるなど汎用性の高い能力となっていました。

術式・来訪瑞獣の三番「麒麟(きりん)」は、痛覚を麻痺させる脳内物質の分泌を促進させる能力です。この能力は痛覚をオフにして疲れた体を強制的に動かすことができます。絶体絶命のピンチに陥った際は切り札として使えますが、この能力には使用後に動けなくなるという弱点が存在しているため、使いどころを見極めなければなりません。

術式・来訪瑞獣の四番「竜(りゅう)」は、本人曰く「竜を目にして生き残った者はいない」ほどの必殺技です。この能力も麒麟同様に未登場で、どんな効果を持っているのかは不明。伏黒甚爾に対して使おうとしている描写がありましたが、技を発動する前に倒されてしまいました。

猪野琢真が『呪術廻戦』の11巻(95話)で獬豸と霊亀を披露したことから分かる通り、「渋谷事変」で参戦した時意外に戦闘を繰り広げた描写がありません。

そしてオガミ婆が降霊術で、最強呪術師である五条悟を負かしたほどの実力者・伏黒甚爾を孫に降ろしたため、結局、獬豸と霊亀を披露しただけで退場することになってしまいます。そのため、領域展開を使用するタイミングが無く、使用可能かどうか明らかになっていません。ただ、今後猪野琢真が領域展開を披露・習得する可能性は十分にあると言えるでしょう。

猪野琢真の戦績については、前述したようにオガミ婆、孫、禪院甚爾との戦いで敗北しています。オガミ婆と孫が相手であれば善戦していましたが、オガミ婆が伏黒甚爾を降ろした後は、伏黒の攻撃によって一瞬で勝負が決まってしまいました。はじめから本気を出してオガミ婆の降霊術を阻止していれば、勝てていたのかもしれません。

猪野琢真の戦闘シーンは『呪術廻戦』の11巻(95話)しかありませんが、彼の実力は既に準一級相当と言われています。本人曰く一級になる自信もあるとのことで、さらに11巻(95話)で七海から「準一級くらいすぐなれる」と言われていました。

しかし、彼は一級呪術師には七海からの推薦でなることに強くこだわっているため、未だに二級呪術師に甘んじています。ただ、原作26話にて七海から推薦を貰っている状況なので、2021年2月時点では昇級審査中です。本人も一級呪術師への昇級意欲があるようなので、すぐに一級呪術師になるのではないでしょうか？

『呪術廻戦』の単行本4巻で描かれたプロフィールによると、猪野琢真は「後輩力が高い」とのことでした。渋谷事変では、七海に伏黒と虎杖のことを任せられた時に感動のあまり立ちすくむ姿があり、また七海ならどうするのかを一番に考えて行動することもあります。

さらに七海の腕時計をおさがりで貰えないか、虎視眈々と狙っているようなところも見受けられます。このように、後輩として忠実に先輩の背中を追うようなところが、後輩力が高いと評されるゆえんなのでしょう。

猪野琢真の後輩力の高さから分かる通り、彼は先輩術師である七海健人のことをとても慕っていました。呪術師という血生臭い職業では、夏油のように筋の通し方が分からなくなることがあります。

そして彼が筋を通すことを重要視するとお伝えしましたが、筋の通し方が分からなくなった時は七海ならどうするのかを考えて行動することがありました。猪野と七海の間に何があったのかは明らかになっていませんが、重要視している筋の通し方について七海を基準に考えていることから、そこまでするほどの何かが七海にはあったということなのでしょう。

『呪術廻戦』の単行本0巻では、猪野琢真が呪術師の1人として登場していました。夏油が呪術高専東京校に宣戦布告に行ったシーンで、その背景に猪野と思われる人物が描かれています。

『呪術廻戦』の単行本4巻では、七海から改造人間を倒すことを命じられている猪野琢真の姿がありました。改造人間は猪野と七海が突入した真人のアジトで登場していますが、その後七海が虎杖からの連絡で改造人間に対処できなくなったため、猪野が1人で改造人間を倒すことになっています。数の多さに圧倒される猪野でしたが、一級呪術師への推薦をエサにされたことでやる気を出していました。

『呪術廻戦』の単行本6巻で登場した猪野琢真は、黒閃の未経験者として描かれていました。黒閃を経験した者とそうでない者とでは、呪力の核心との距離に差があると言われていましたが、その時に猪野が経験していない者として描かれています。

『呪術廻戦』の単行本10巻では、七海班の一員として待機している猪野琢真の姿がありました。10巻は「渋谷事変」に突入しており、帳が降ろされて一般人がその中に閉じ込められた83話のシーンで猪野が登場しています。呪術界における上層部が五条悟単独で平定を決定したため、猪野は七海と伏黒尾と共に東京メトロ渋谷駅の13番出口に待機することになりました。

『呪術廻戦』の単行本11巻では、帳内に突入した猪野琢真の姿がありました。猪野は一般人の保護を目的としていましたが、虎杖が五条の封印を高専のメンバーに知らせたため、目的を変更して虎杖と合流することになります。そして七海の指示で、呪術師を入れないという効果を持った帳を解除するため、帳を守る呪詛師と戦うことになりました。

『呪術廻戦』の単行本12巻では、Cタワーの屋上から突き落とされた猪野琢真の姿がありました。猪野は伏黒甚爾との戦いで倒され、甚爾の手でCタワーの屋上から突き落とされてしまいます。Cタワーの下にいた虎杖と伏黒によって無事救出されましたが、重傷を負っていたため家入の元へ運ばれていきました。

『呪術廻戦』の単行本13巻では、家入の治療を受けることになった猪野琢真の姿がありました。猪野は伏黒に家入が待機している首都高速3号渋谷線の渋谷料金所へと運びこまれます。そして家入の反転術式による治療を受けることになりました。

『呪術廻戦』に登場する猪野琢真役を担当したアニメ声優は、声優事務所「賢プロダクション」で声優、歌手として活動中の林勇(はやしゆう)です。声優としては、主にアニメやゲーム、吹き替えを中心に活動しています。

どうやら、父親が宝くじで500万を当てたことがきっかけで5歳にして劇団ひまわりに所属することになり、その後子役としてテレビドラマや洋画吹き替えに出演することになったようです。2013年には音楽ユニット「SCREEN mode」を太田雅友と共に結成し、アニメ『ぎんぎつね』のED曲「月光STORY」で歌手デビューを果たしています。

• 2003年～：ウルトラマニアック（桐島由多 役）
• 2005年～：Get Ride! アムドライバー（ハンス・マイヤー 役）
• 2007年～：おおきく振りかぶって（前川俊彦 役）
• 2011年～：TIGER & BUNNY（ボンベマン 役）
• 2012年～：ジョジョの奇妙な冒険（スモーキー・ブラウン 役）
• 2013年～：ちはやふる2（木下誠吾 役）
• 2014年～：ハイキュー!!（田中龍之介 役）
• 2016年～：チア男子!!（遠野浩司 役）
• 2018年～：ムヒョとロージーの魔法律相談事務所（ロージー / 草野次郎 役）
• 2019年～：この世の果てで恋を唄う少女YU-NO（有馬たくや 役）

ここでは『呪術廻戦』に登場する猪野琢真の人間性に関する感想があがっています。この方は猪野の人間性を高く評価しているようで、その理由に「五条悟ではなく七海推し」ということがあげられています。確かに、五条悟は圧倒的な強さ、七海は人間的な強さが魅力的です。

ここでは『呪術廻戦』に登場する猪野琢真の後輩力と強さに関する感想があがっています。どうやらこの方は猪野の後輩力に魅力を感じているようです。強そうには見えないとのことですが、彼の魅力はやはり人間力の高さ。人間性と後輩力の高さが彼の魅力と言えるので、戦闘シーンよりも日常における猪野の様子に焦点を当ててみると良いかもしれません。

ここでは『呪術廻戦』に登場する猪野琢真の魅力に関する感想があがっています。みんなが猪野の魅力に気付いちゃったと言われているので、かなり人気が高くなってきたキャラクターであることが分かります。

『呪術廻戦』に登場する猪野琢真の能力や強さ、術式「来訪瑞獣」について紹介してきましたがいかがでしたか？渋谷事変では猪野琢真が尊敬している先輩術師・七海健人が死亡し、その代わりに主人公・虎杖や重要人物・伏黒恵の先輩として猪野琢真が活躍する様子が描かれるようになりました。そのため、今後は猪野琢真が活躍する可能性が高いと言えるでしょう。これを機に猪野が使う術式「来訪瑞獣」や能力、強さに注目してみてください。