2021年02月23日公開
2021年02月23日更新
【千と千尋の神隠し】お父さんが食べていた謎の食べ物の正体は?シーラカンスの胃袋?
ジブリ映画の代表作品といえば、『千と千尋の神隠し』です。そんな『千と千尋の神隠し』では冒頭でお父さんが謎の食べ物を食べるシーンがありましたが、この食べ物の正体とは一体何なのでしょうか?謎の食べ物の正体は、肉圓(バーワン)やシーラカンスの胃袋という声も多いようですが…?そこで今回は、『千と千尋の神隠し』でお父さんが食べていた謎の食べ物の正体を探ってみましょう!
目次
千と千尋の神隠しとは?
数々の名作がある中でもスタジオジブリ総選挙では1位に輝くほど、ずば抜けた人気を誇るジブリ作品と言えば『千と千尋の神隠し』です。そんなジブリの人気映画・『千と千尋の神隠し』とは、一体どんな作品なのでしょうか?まずは『千と千尋の神隠し』の概要とあらすじについてチェックしてみましょう。
千と千尋の神隠しの概要
『千と千尋の神隠し』は、スタジオジブリ制作の長編アニメーション映画で、宮崎駿が監督を務めた作品です。2001年7月に日本で公開され、興行収入は300億円を超え、日本歴代興行収入第1位を達成しました。『千と千尋の神隠し』は2020年に『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』が記録を更新するまで、20年近くにわたり首位記録を堅持しており、『千と千尋の神隠し』がいかに世に反響を与えた作品かがわかります。
第52回ベルリン国際映画祭では『ブラディ・サンデー』と同時に金熊賞を受賞し、第75回アカデミー賞では『アカデミー長編アニメ映画賞』を受賞しました。2016年に行われたイギリスBBC主催の投票では、世界の177人の批評家が『21世紀の偉大な映画ベスト100』の第4位に『千と千尋の神隠し』が選出されました。
千と千尋の神隠しのあらすじ
10歳の少女・千尋は両親と共に引越し先へと向かう途中、森の中の奇妙なトンネルから通じる無人の街へ迷い込んでしまいました。しかしここは街八百万の神々が住む世界で、人間が来てはいけない世界でした。そんな世界に彷徨うこととなってしまった千尋が無事に両親と共に元の世界に戻れるのか…?というのが『千と千尋の神隠し』のあらすじです。
千と千尋の神隠しのお父さんが食べていた謎の食べ物の正体は?
ジブリ作品にはどの作品にも思わず「おいしそーう!」と言ってしまうようなグルメがあり、それらを『ジブリ飯』と呼びます。『千と千尋の神隠し』でも、グルメシーンは当然あり、グルメシーンの中でもインパクトがあったとされているのが、千尋のお父さんが食べていた謎の食べ物です。
千尋のお父さんが食べていた謎の食べ物の正体とは一体何なのか、ジブリファンたちの間でも度々話題になっているようですが、その正体とは一体何なのでしょうか?お次は、『千と千尋の神隠し』のお父さんが食べていた謎の食べ物の正体について迫ってみましょう!
お父さんが謎の食べ物を食べるシーンとは?
『千と千尋の神隠し』のお父さんが食べていた謎の食べ物の正体について迫る前に、まずはお父さんが謎の食べ物を食べるシーンはどこかチェックしてみましょう。お父さんが謎の食べ物を食べるシーンは『千と千尋の神隠し』の冒頭シーンになります。
冒頭のシーンで、千尋一家は見知らぬ街に彷徨い込んでしまいます。どこかもわからない街でしたが、千尋の両親は山積みになったおいしそうな料理を発見します。店員がいない状態でしたが、千尋の両親はおいしそうな料理を食べだしてしまう…というのがお父さんが謎の食べ物を食べるシーンです。
こちらのシーンでお父さんが食べていた謎の食べ物はプニプニとした食感のものでした。お父さんがこのプニプニしたものを一気に口に入れると、料理のタレなのか肉汁のようなものかわかりませんが、液状のものが口から溢れ出ていました。
見た感じではプニプニ、プルプルしたような食感だということはわかりますし、噛むとジュワッとタレなのか汁なのかよくわからない液状のものが出ていますが、お父さんが正体のわからない謎の食べ物をどんどん頬張り、しまいには豚にされてしまうこのシーンは子供にとってかなりの衝撃を与えたシーンになったようです。
考察①ジブリのオリジナル?
『千と千尋の神隠し』のお父さんが食べていた謎の食べ物の正体についての考察1つめは、『ジブリのオリジナル?』です。お父さんが食べていた謎の食べ物の正体は存在するものではなく、ジブリオリジナルの食べ物という意見があります。なぜジブリオリジナルの食べ物だと言われているのかというと、ある方がお父さんの食べている謎の食べ物について何なのかスタジオジブリに質問のお手紙を書いた際の返信で書かれていた為です。
スタジオジブリから手紙で書かれていた内容としては、お父さんが食べていた謎の食べ物の正体は特に明らかにされていないようです。その為、「異界の不思議な、しかも『すごく美味しそうな』食べ物ということぐらいしか言えません」と書かれていたようです。
上記の内容から考察すると、千尋のお父さんが食べていた謎の食べ物の正体はジブリオリジナルで、「これ!」という料理ではないということでしょう。また、この食べ物は「迷い込んだ人間を待ち受ける罠と考えてもいいかもしれません」とも、スタジオジブリは発言しているようでした。
両親は店員がいなくても「大丈夫」と言っていましたが、千尋は「ダメだよ!怒られる!」と止めていました。その為両親だけが豚にされてしまいましたが、美味しい話は罠だから気をつけようというメッセージが込められているのではないかと考察している方もいらっしゃいました。
考察②シーラカンスの胃袋?
『千と千尋の神隠し』のお父さんが食べていた謎の食べ物の正体についての考察2つめは、『シーラカンスの胃袋?』です。かつてはジブリで、現在はスタジオポノック所属の米林宏昌監督による発言からです。米林宏昌監督がツイッターで発言した内容によると、お父さんが食べている謎の食べ物の正体はシーラカンスの胃袋とのことです。
一体なぜあの食べ物の正体がシーラカンスの胃袋と言われているのかというと、米林宏昌監督曰く、絵コンテにお父さんが食べているプニプニした食べ物は『シーラカンスの胃袋』と書いていた為なんだとか。そもそも『シーラカンス』とは何なのかというと、シーラカンス目に属する魚類です。シーラカンス目は多くの化石種によって存在が知られており、古生代デボン紀に出現して広く世界の水域に栄えていました。
しかし、約6500万年前の大量絶滅(K-Pg境界)を境にほとんど全ての種が絶滅してしまい、白亜紀を最後に化石が途絶えてしまいました。そして1938年に至るまで現生種が確認されなかったこと、化石種と現生種の間で形態的な差異がほとんど見られないことなどから、ラティメリア・カルムナエ とラティメリア・メナドエンシス2種は「生きている化石」との評価を受けています。
さて、シーラカンスの胃袋が正体との声もありますが、先ほどご紹介したようにスタジオジブリからは「異界の不思議な、しかもすごく美味しそうな食べ物と表現されていたことから「これ!」という食べ物がないようでした。そんな中米林宏昌監督の記憶ではシーラカンスの胃袋だったと述べていることから、お父さんが食べていた謎の食べ物の正体は、シーラカンスの胃袋をモデルとした架空の食べ物ではないかと考えられています。
千と千尋の神隠しのお父さんが食べていた食べ物は肉圓(バーワン)?
『千と千尋の神隠し』のお父さんが食べていた謎の食べ物の正体はジブリオリジナルの食べ物という説、そしてシーラカンスの胃袋という説がありますが、多くの人たちはお父さんが食べていた謎の食べ物の正体は『肉圓(バーワン)』ではないかという声が上がっているようです。
肉圓(バーワン)とは一体どのような食べ物なのでしょうか?お次は『千と千尋の神隠し』の視聴者の多くが、お父さんが食べていた謎の食べ物と予想する、肉圓(バーワン)とは一体どのような食べ物なのかチェックしてみましょう。
お父さんが食べていた食べ物は肉圓(バーワン)ではない?
多くの視聴者が予想している『肉圓(バーワン)』という食べ物ですが、まず、『肉圓(バーワン)』とは一体どんな食べ物かというと、台湾のB級グルメです。肉圓(バーワン)は、18世紀に泉州移民が台湾の彰化県で始めたという料理です。
肉餡をさつまいものでんぷんの粉で作った皮で包んで蒸しあげてから低音の油でじっくり揚げました。それに薬味やソース・タレなどをかけて食べます。お店によってレシピは異なるものの、北は揚げ、南は蒸すだけのスタイルが多いようです。
さて、『肉圓(バーワン)』という食べ物がどういうものかわかりましたが、結論からお話しすると、『千と千尋の神隠し』でお父さんが食べていた謎の食べ物は肉圓(バーワン)ではありません。確かにプルプルとした感じはとても似ているのですが、前述したように千尋のお父さんが食べていた謎の食べ物はジブリオリジナルもしくはシーラカンスの胃袋とされています。
これらのエビデンスは、スタジオジブリから届いた手紙にて記されていたことと、米林宏昌監督による発言です。どちらもソースとしてはかなり有力なので、お父さんが食べていた謎の食べ物はいずれかになるのではないかと考えられているので肉圓(バーワン)ではないと思われています。
肉圓(バーワン)を日本で食べられる場所
出典: https://rtrp.jp
肉圓(バーワン)を日本で食べられる場所についてですが、東京都渋谷区道玄坂2-25-18にある『麗郷』というお店の渋谷店が特に人気のようです。こちらのお店では台湾人シェフが作る本格的な台湾料理が人気の老舗店です。
口コミ評価でもかなり高い『麗郷』では日本人好みの味付けとなった肉圓(バーワン)が食べられます。また、肉圓(バーワン)だけでなく『蝦仁炒飯』という炒飯も人気のようです。こちらの炒飯はプリプリのエビがこれでもか!というほど使われており、大変人気の看板メニューとなっているのでぜひ肉圓(バーワン)と一緒に楽しんでくださいね。
千と千尋の神隠しのお父さんの声優
謎の食べ物を食べていたことで、視聴者たちから注目された『千と千尋の神隠し』のお父さん。そんなお父さん役を演じた声優とは一体どんな方なのでしょうか?お次は、『千と千尋の神隠し』で、千尋のお父さん役を演じた声優のプロフィールや主な出演作品についてチェックしてみましょう!
内藤剛志のプロフィール
- 生年月日:1955年5月27日(65歳)
- 出生地:大阪府大阪市東区(現:中央区)
- 身長:183cm
- 血液型:O型
- 職業:俳優、声優、タレント、司会者
- ジャンル:映画、テレビドラマ、バラエティ
- 活動期間:1966年〜
- 事務所:阪口京子事務所
内藤剛志の主な出演作品
『千と千尋の神隠し』でお父さん役を演じた内藤剛志の主な出演作品は、テレビドラマ『家なき子』・『水戸黄門』・『警視庁・捜査一課長』・『わかば』・『科捜研の女』、劇場版アニメ『風を見た少年』のブラニック、『コクリコ坂から』の小野寺善雄などが挙げられます。
千と千尋の神隠しの食べ物に関する感想や評価
ジブリ作品の中でもずば抜けた人気作品・『千と千尋の神隠し』。そんな『千と千尋の神隠し』でお父さんが食べていた謎の食べ物は長らく視聴者の間で話題を集めてきました。そんな『千と千尋の神隠し』でお父さんが食べていた謎の食べ物が一体何なのか、世間の人々はどんな感想を抱いているのか調査してみました!
千と千尋でお父さんが食ってるブヨブヨした食べ物何だかすげー旨そうだなあって思いながら何年も経ったけど、シーラカンスの胃袋
— 九重 (@KKNE09_) September 19, 2020
こちらの方は『千と千尋の神隠し』でお父さんが食べていた謎の食べ物に対して、「千と千尋でお父さんが食ってるブヨブヨした食べ物何だかすげー旨そうだなあって思いながら何年も経ったけど、シーラカンスの胃袋」とツイートしています。お父さんが食べていた謎の食べ物を美味しそうだと思いながら何年か経ち、正体がシーラカンスの胃袋と知った方はちょっと戸惑ってしまった方も少なくないようでした。
ジブリ飯で何が一番食べたいかで言ったらどう考えても千と千尋の神隠しのお父さんが食って豚になる神の食べ物でしょ
— ゆーし (@uuuuuuc8) August 14, 2020
こちらの方は『千と千尋の神隠し』でお父さんが食べていた謎の食べ物に対して、「ジブリ飯で何が一番食べたいかで言ったらどう考えても千と千尋の神隠しのお父さんが食って豚になる神の食べ物でしょ」とツイートしています。ジブリ作品には『ジブリ飯』と言われる食欲をそそる料理が登場するのですが、中でも『千と千尋の神隠し』でお父さんが食べていた謎の食べ物が食べたいという方も多いようでした。
千と千尋の神隠しで千尋のお父さんが食べていたあのぶよぶよした謎の食べ物、台湾料理の肉圓(バーワン)ではないか?という説が長く有力視されていたが、このたびめでたく「シーラカンスの胃袋」であることが判明したらしい。分かるかそんなもん。
— くろさわ (@makt93) September 20, 2020
こちらの方は『千と千尋の神隠し』でお父さんが食べていた謎の食べ物に対して、「台湾料理の肉圓(バーワン)ではないか?という説が長く有力視されていたが、このたびめでたく「シーラカンスの胃袋」であることが判明したらしい。分かるかそんなもん。」とツイートしています。長らく謎とされていた食べ物がシーラカンスの胃袋と判明しても馴染みがない為「わかるか!」と思わず突っ込む方もいらっしゃいました。
千と千尋の神隠しの食べ物まとめ
『千と千尋の神隠し』でお父さんが食べていた謎の食べ物の正体についてのまとめはいかがでしたか?『千と千尋の神隠し』でお父さんが食べていた謎の食べ物としてこれまで有力とされていたのは台湾のB級グルメ・肉圓(バーワン)でした。しかし、視聴者がお父さんの食べ物について質問し、スタジオジブリから来た返信では「異界の不思議な、しかも『すごく美味しそうな』食べ物」と表現されていました。
一方、かつてジブリに所属していた米林宏昌監督の発言によるとシーラカンスの胃袋とされています。これらの情報から、お父さんが食べていた物は異国の不思議な食べ物もしくはシーラカンスの胃袋が有力となったようです。ジブリ飯の中でも大注目の謎の食べ物が登場する『千と千尋の神隠し』、ぜひ一度あなたもチェックしてみてくださいね。