千と千尋の神隠しに節子がいる?となりのトトロのメイ?登場シーンを考察

日本歴代興行収入第1位に輝き続けている映画・『千と千尋の神隠し』。そんな『千と千尋の神隠し』では、『火垂るの墓』の節子、もしくは『となりのトトロ』のメイらしい少女が登場しているとの都市伝説が話題になっているようです。本当に節子やメイは登場しているのでしょうか?そこで今回は、『千と千尋の神隠し』に節子やメイが登場したと言われているシーン・都市伝説について考察してみましょう!

千と千尋の神隠しに節子がいる?となりのトトロのメイ?登場シーンを考察のイメージ

目次

  1. 千と千尋の神隠しとは?
  2. 千と千尋の神隠しに節子がいる?
  3. 千と千尋の神隠しの謎の少女はとなりのトトロのメイ?
  4. 千と千尋の神隠しの謎の少女の登場シーン・都市伝説を考察
  5. 千と千尋の神隠しに関する感想や評価
  6. 千と千尋の神隠しの節子説まとめ

千と千尋の神隠しとは?

スタジオジブリ総選挙では1位に輝くほど、多くのジブリ作品の中でもずば抜けた人気を誇る『千と千尋の神隠し』。そんな『千と千尋の神隠し』とは、一体どんな作品なのでしょうか?まずは『千と千尋の神隠し』の概要とあらすじについてチェックしてみましょう。

千と千尋の神隠しの概要

『千と千尋の神隠し』は、宮崎駿が監督を務めるスタジオジブリ制作の長編アニメーション映画です。2001年7月に公開され、興行収入は300億円を超え、日本歴代興行収入第1位に輝きました。第52回ベルリン国際映画祭では『ブラディ・サンデー』と同時に金熊賞を受賞し、第75回アカデミー賞では『アカデミー長編アニメ映画賞』を受賞しました。

千と千尋の神隠しのあらすじ

千尋は両親と共に引越し先へと向かう途中、森の中の奇妙なトンネルから通じる無人の街へ迷い込んでしまいました。しかし、この無人の街八百万の神々が住む世界で、人間が来てはいけない世界でした。そんな世界に彷徨うこととなってしまった10歳の少女・千尋は無事に両親とともに元の世界に戻れるのか…?という所が見どころのストーリーです。

スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI

千と千尋の神隠しに節子がいる?

日本歴代興行収入第1位に輝いたジブリ映画・『千と千尋の神隠し』。ジブリ映画には作品によって様々な都市伝説があるようで、『千と千尋の神隠し』も例外ではないようです。では、『千と千尋の神隠し』には一体どんな都市伝説が噂されているのかというと、なんと、『火垂るの墓』の節子が『千と千尋の神隠し』作中に登場しているとの噂です。

都市伝説で噂されていますが、本当に『千と千尋の神隠し』には『火垂るの墓』の節子が登場しているのでしょうか?また、『火垂るの墓』の節子とは…?お次は、『千と千尋の神隠し』に『火垂るの墓』の節子が登場したと噂になっているシーンや、都市伝説の真相について考察してみましょう!

火垂るの墓の節子とは?

まず、『火垂るの墓』の節子についてチェックしてみましょう。『火垂るの墓』は1988年4月に公開されたスタジオジブリ制作の映画で高畑勲監督の長編アニメーション映画第6作です。同時上映として、宮崎駿監督作品の『となりのトトロ』が上映されました。そんな『火垂るの墓』は野坂昭如氏による同名小説を原作としており、第2次世界大戦末期がテーマとなっている、孤児の兄妹の物語です。
 

そんな『火垂るの墓』では、14歳の清太と4歳の節子を中心に物語が展開していきます。艦隊で戦っている父、戦争で母を亡くしてしまった清太と節子は親戚にたらい回しされ、二人で生きていく事を決意します。しかしまだ14歳の少年と4歳の幼女です。二人で生きていく力は無く、節子が亡くなり、のちに清太も駅舎で亡くなってしまいました。

千と千尋の神隠しの節子が登場したと噂のシーン

『火垂るの墓』の登場人物である節子が『千と千尋の神隠し』に登場したとなれば、節子の登場シーンが一体どんなものだったのか気になるものです。そんな『千と千尋の神隠し』に節子が登場したシーンを調査してみたところ、千尋が大怪我を負ったハクを助ける為、銭婆の元へ電車で向かうシーンであることがわかりました。

千尋はこの電車に乗り、『沼の底』という6つ目の駅を目指すのですが、節子が登場したと噂になっているシーンは最初に停車する『沼原』という駅のようです。この駅のホームに電車をじっと見つめている少女がおり、これが『火垂るの墓』の節子ではないかと都市伝説が噂されるようになったようです。

千と千尋の神隠しで節子は清太を待っていた?

確かに『沼原』の駅のホームには電車をじっと見つめている少女がいましたが、これは『火垂るの墓』の節子ではないかと言われるようになった理由を考察してみましょう。この少女が『火垂るの墓』の節子だと言われるようになった理由は、『火垂るの墓』で節子の兄である清太が駅舎で亡くなってしまったことが関係しているのではないかと考えられているようです。

謎の少女と節子を比較

さて、『千と千尋の神隠し』に登場した謎の少女が『火垂るの墓』の節子と言う噂を調査すべく、謎の少女と節子を比較する画像を調査してみました。上記の画像が『千と千尋の神隠し』に登場した謎の少女と節子の比較画像なのですが、節子が3.5頭身なのに対し、『千と千尋の神隠し』に登場する謎の少女は4.5頭身です。

『千と千尋の神隠し』に登場した謎の少女はスラッとした体型であるのに対し、節子の体型は幼児らしい頭身です。どちらも細身ではあるものの、謎の少女と節子の体型が少し違う事から、節子である可能性は低いのではないかと考えられています。もしもこれが節子だったとすると、死後の世界で成長したということになるので、辻褄が合いにくくなってしまいます。

千と千尋の神隠しの謎の少女はとなりのトトロのメイ?

『千と千尋の神隠し』に登場する謎の少女が『火垂るの墓』の節子ではないかと噂されていましたが、謎の少女と節子の体型を画像で比較すると節子の可能性が低いと考えられるようになりました。そうするとお次は、『となりのトトロ』のメイではないかとの噂が浮上するようになり、新たな都市伝説が語られるようになりました。

『千と千尋の神隠し』に登場する謎の少女は節子ではなく、『となりのトトロ』のメイだったのでしょうか?また、一体なぜ、『となりのトトロ』のメイが謎の少女だと噂されるようになったのでしょうか…?お次は、『となりのトトロ』のメイについて調査すると共に、『千と千尋の神隠し』に登場する謎の少女が『となりのトトロ』のメイ疑惑について調査してみましょう。

となりのトトロのメイとは?

『となりのトトロ』は、『火垂るの墓』と同時上映されたスタジオジブリ制作の長編アニメーション映画です。日本では1988年4月に公開され、香港では1988年7月に、中国では1992年と2018年12月、アメリカでは1993年5月に、フランスではでは1999年12月に、イタリアではでは2009年9月に公開されました。

そんな『となりのトトロ』に登場するメイは草壁メイという4歳児、草壁家の次女です。メイは頑固な性格で姉であるサツキとは喧嘩もすることもありますが、好奇心が高くて肝が据わっているところが特徴です。メイやサツキの母は体が弱く、七国山病院に入院しているのですが、そんな母を思いやる優しい心の持ち主です。

謎の少女はとなりのトトロのメイ?

『千と千尋の神隠し』にも都市伝説がたくさんあるようですが、『となりのトトロ』にも都市伝説が多数あります。その都市伝説というのが、トトロが小さな子どもをさらう死神だという噂や、メイもサツキも既に亡くなってしまっていたと言う噂、ネコバスは死の国に向かう飛行型バス…などです。

都市伝説ではメイが亡くなり、サツキが亡くなってしまっていたと噂されているので、そうならば、「ホームの謎の少女はメイで、サツキを待っていたのではないか?」と考察する方が現れてきたようです。また、『千と千尋の神隠し』に登場する少女はシャツにスカートという服装で、メイがシャツにワンピースという服装とのことから似ていると噂されることもあったようです。

しかし、こちらも先ほどの『火垂るの墓』の節子疑惑と同じく、メイと謎の少女の頭身を調査してみたところ、全く体型が違うことがわかりました。節子と謎の少女は細身という共通点があったものの、メイはふっくらしていて健康的な幼児体型です。こちらも先ほどと同じく、身長も異なるのでもしもメイだとすれば死後の世界で成長したということになるので、辻褄が合いにくくなります。

千と千尋の神隠しの謎の少女の登場シーン・都市伝説を考察

『千と千尋の神隠し』の謎の少女が登場し、これについて「『火垂るの墓』の節子ではないか?」「『となりのトトロ』のメイではないか?」といった声が多数上がっています。しかし謎の少女と節子・メイを比較するとシルエットが似ていないことがわかりました。

では、『千と千尋の神隠し』に登場する謎の少女とは一体何者なのでしょうか?また、都市伝説が噂されるきっかけとなった理由は一体何なのでしょうか…?お次は、『千と千尋の神隠し』の謎の少女の登場シーン・都市伝説について考察してみましょう!

登場シーン考察①高畑勲の発言

『千と千尋の神隠し』に登場する謎の少女登場シーン・都市伝説考察1つめは、『高畑勲の発言』です。過去に、『火垂るの墓』の監督である高畑勲が「清太と節子の幽霊を登場させている」との発言をしたことがありました。

この発言を聞くと、『火垂るの墓』に清太と節子の幽霊が登場していると考えるのが一般的でしょうが、『火垂るの墓』にはこのようなシーンが無く、のちに別作品に清太と節子の幽霊を登場させていると解釈されるようになり、その別作品というのが『千と千尋の神隠し』ではないかと考察されるようになったようです。

登場シーン考察②火垂るの墓のラストシーン

『千と千尋の神隠し』に登場する謎の少女登場シーン・都市伝説考察2つめは、『火垂るの墓のラストシーン』です。先程の高畑勲の発言についてが『火垂るの墓』のラストシーンに関係しています。というのも、『火垂るの墓』は本編のラストシーンと地上波放送版のラストシーンが異なります。地上波放送ではカットされているのですが、本編では清太が亡くなった後に清太が幽霊として登場します。

このシーンが、ベンチに座っている幽霊の清太の元に節子の幽霊が駆け寄って、戦後何十年も経過していると考えられる発展した時代の神戸の街並みを見つめているシーンがラストになります。高畑勲が発言したシーンが恐らくこれだと考えられていますが、何しろ地上波放送でカットされている為、多くの人が真相を知らずに『千と千尋の神隠し』の駅のホームに現れた少女と結びつけてしまうようでした。

登場シーン③海原電鉄は死者を呼ぶ電車?

『千と千尋の神隠し』に登場する謎の少女登場シーン・都市伝説考察3つめは、『海原電鉄は死者を呼ぶ電車?』です。『千と千尋の神隠し』に節子が登場したシーンは、銭婆の元へ行くために海原電鉄に乗った時でした。単純に、少女がホームにいただけでは『火垂るの墓』の節子と結びつくことはなかったと思います。

なぜ『火垂るの墓』の節子と結びついたのかを考察すると、海原電鉄は死者を呼ぶ電車だという都市伝説が噂されていることが関係しているようです。千尋が銭婆の元へ行く際、釜爺から「40年前の使い残し」と言われて切符を譲られました。

その際、釜爺は千尋に海原電鉄について「昔は戻りの電車もあったんだが、近頃は行きっぱなし」と説明しました。電鐵といえば行きも戻りも通っているはずなのに、『進むことは出来るのに戻ることはできない』という一方通行が「死と関連しているのか?」と話題になり、海原電鉄は元の世界で死者や、自殺志願者などを呼ぶ電車として都市伝説になりました。

節子がホームで待っていると言われる理由は、節子の兄である清太が駅舎で亡くなってしまった為です。海原電鉄が死者を運ぶ電車であるのなら、節子は「自分が亡くなった時と同じように清太が電車で来てくれる…」と思い、そんな清太をずっと節子は待ち続けていたのでは?と噂されるようになったのです。

千と千尋の神隠しに関する感想や評価

日本歴代興行収入第1位に輝き、現在も多くの人々の胸に残り続けるジブリ映画・『千と千尋の神隠し』。そんな『千と千尋の神隠し』に対して、世間の人々は一体どんな感想や評価を抱いているのでしょうか…?最後に、『千と千尋の神隠し』に関する感想や評価を調査してみましょう!

こちらの方は、『千と千尋の神隠し』に対して、「この物語って本当に不思議で気づいたら見たくなるし見てるとすごく不思議な気持ちになる」とツイートしています。続けて、「ジブリの中で一番好き」とツイートしており、公開から長い年月が経った現在も人々の心に響き続ける素敵な作品であることがわかります。

こちらの方は、『千と千尋の神隠し』に対して、「何十回見ても飽きひん。そんだ毎回感動して毎回切なくなって毎回わくわくして毎回涙する。」とツイートしています。20年弱もの時が経ち、何十回とこちらの作品を見ている方もいるようですが、それでも飽きる事なく作品が愛され続けているのはさすがです。

こちらの方は、『千と千尋の神隠し』に対して、「僕がジブリで一番好きな作品はやっぱり千と千尋の神隠し」とツイートされ、加えて「何回見ても面白いし、飽きない」とコメントされています。日本歴代興行収入第1位に輝いた作品とあって、数あるジブリ作品の中でも一番好きと評価している方は非常に多いようです。

千と千尋の神隠しの節子説まとめ

『千と千尋の神隠し』に登場する謎の少女は節子?メイ?登場シーン・都市伝説考察まとめのご紹介はいかがでしたか?『千と千尋の神隠し』に登場する少女が『火垂るの墓』の節子や『となりのトトロ』のメイではないかとの都市伝説が浮上していましたが、謎の少女と節子・メイを比較してもシルエットが全く異なる事からこちらの都市伝説の真相は可能性が低いと考えられます。

どちらかというとメイよりは節子の方が濃厚だとはされていますが、都市伝説は都市伝説に過ぎないようでした。日本歴代興行収入第1位に輝き続けている『千と千尋の神隠し』、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。

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