【ジョジョ】山岸由花子のアニメ声優は？実写版キャストやスタンド能力も紹介

山岸由花子は『ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない』の登場人物です。ヤンデレ属性のある山岸由花子ですが、本質は愛情深い純粋な女性です。ジョジョキャラは変人・超人揃いですが、山岸由花子ほどヤンデレなキャラは他にいないかもしれません。感情の起伏が激しく、一挙手一投足に目が離せない人物でもあります。

ジョジョシリーズのゲーム化や、ジョジョ4部のアニメ化に伴い、2人の声優が山岸由花子役を担当しました。特に、アニメ版の山岸由花子役の声優・能登麻美子さんは、山岸由花子のメイン回で狂気の演技を見せつけ、ジョジョファンを多いに満足させたと言えるでしょう。

また、ジョジョ4部は実写映画化もされており、実写版で山岸由花子役を演じたのは、女優・小松菜奈さんでした。この記事では、山岸由花子を演じた声優やキャスト、スタンド能力やかわいい魅力、インパクト大の名言まで、全てお届けします。

山岸由花子が登場する『ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない』は、荒木飛呂彦先生による漫画作品です。連載雑誌は『週刊少年ジャンプ』で、1992年20号～1995年51号まで連載されていました。ジョジョ4部の主人公・東方仗助は、ジョースター家の血を継ぐ高校生で、ジョジョ1～3部の主人公と比べると、親しみやすい人物だと言われています。

テレビアニメ化も上々で、2016年4月～12月まで放送されました。また、ジョジョ作品では珍しく、実写映画も制作されたことがあり、2017年8月4日に劇場公開されました。ジョジョ4部は、他の部よりもメディアミックス化が多い作品だと言えるでしょう。

空条承太郎がDIOを倒してから10年以上が経過した1999年。物語の舞台は日本のM県S市にある杜王町(もりおうちょう)に移ります。承太郎は祖父であるジョセフ・ジョースターの遺産分配の調査中に、彼に隠し子がいることを知ります。その隠し子は、承太郎の叔父に当たるのですが、年齢は彼よりも若く、高校生だと判明しました。

承太郎の"年下"の叔父は東方仗助といい、杜王町で母と祖父と共に暮らしていましたが、ある日スタンド使いによって祖父を殺害されてしまいます。仗助は実の父・ジョセフのことや、杜王町に潜む凶悪なスタンド使いについて、承太郎から説明を受け、事態の深刻さに気づかされます。祖父を心から愛していた仗助は、彼の意思を継ぐことを決意し、杜王町を守る決意を固めるのでした…。

• 生年月日(推定)：1983年12月頃
• 星座：射手座
• 身長：167cm
• 家族構成：父親、母親、姉
• スタンド：ラブ・デラックス

東方仗助や広瀬康一と同じくぶどうヶ丘高校の1年生。虹村億泰とはクラスメイト。康一のことを愛する少女で、艶のあるロングヘア(黒髪)と美しい容姿が特徴的です。いつもはクールに振る舞う彼女ですが、康一が絡むと良い意味でも悪い意味でも情緒が不安定になります。登場当初は、思い込みの激し過ぎるヤンデレキャラでしたが、物語が進むに連れ、狂気が少し薄れ、愛情深い乙女となりました。

一般人だったものの、虹村形兆に矢で射抜かれたことで、スタンド使いに目覚めます。当時のジャンプ作品としては珍しく、典型的なヤンデレキャラとして描かれた山岸由花子。多くのヤンデレキャラは片想いで終わることが多い印象ですが、彼女は違います。

登場当初に、康一へ向けていたバイオレンスな愛情は恐怖そのもので、利己的なものでしたが、辻彩編(由花子のメイン回)で描かれた由花子の愛情は邪なものでなく、とても純粋でした。由花子と康一の関係やエピソードは、後に述べるので、読んで頂ければ幸いです。

山岸由花子のプロフィールの次は、本題の声優へと移ります。山岸由花子を演じた声優はゲームとアニメによって違います。山岸由花子の担当声優は、赤﨑千夏さんと能登麻美子さんの2人です。こちらの項目では、声優・赤﨑千夏さんと、同じく声優である能登麻美子さんのプロフィールや主な出演アニメ・ゲームを紹介します。

• 名前：赤﨑千夏(あかさき ちなつ)
• 生年月日：1987年8月10日
• 血液型：O型
• 身長：161.4cm
• 出生地：日本・鹿児島県川辺郡知覧町(現在：南九州市）
• 所属事務所：81プロデュース
• 職業：声優

赤﨑千夏さんは、2015年のゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン』で山岸由花子を演じた声優です。ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン』はPlayStation 3或いはPlayStation 4用のゲームソフトで、ジャンルはアクションゲームです。赤﨑千夏さんの演技幅は広く、元気な少女やクールな女性、山岸由花子の様に癖のある人物まで、様々な役柄をこなしています。

赤﨑千夏さんの主な出演作品としては、ゲーム・アニメ『アイドルマスター シンデレラガールズ』シリーズの日野茜役、アニメ『食戟のソーマ』の薙切アリス役、ゲーム『ガールフレンド（仮）』の甘利燈役などが挙げられます。

• 名前：能登麻美子(のと まみこ)
• 生年月日：1980年2月6日 
• 血液型：O型
• 身長：162cm
• 出生地：日本・石川県金沢市
• 所属事務所：大沢事務所
• 職業：声優、女優、ナレーター、歌手

能登麻美子さんは、アニメ『ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない』にて、山岸由花子を演じた声優です。能登麻美子さんは透明感のある声を持つ声優で、特に囁き声を聴いていると、まるでASMRの音声の様に気持ちが良くなります。また、能登麻美子さんのしっとりとした声は、日本の童歌と驚くほどマッチするため、ラジオなどで美しくも恐ろしい歌声が披露されることもありました。

クリアな声質が魅力の声優・能登麻美子さんは、黒髪の日本人形のような見た目の女性を担当することが少なくありません。山岸由花子の場合も、ウェーブはかかっているものの、黒髪ロングヘアという共通点があります。

能登麻美子さんは演技力も凄まじく、山岸由花子の静かな美しさとバイオレンスな狂気、両方を演じきっていました。能登麻美子さんの声優として出演した主なアニメとしては、『地獄少女』シリーズの閻魔あい役、『ぬらりひょんの孫 千年魔京』の羽衣狐/山吹乙女役、『犬夜叉』シリーズのりん役などが挙げられます。

ジョジョ4部の実写映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』にも、山岸由花子は登場します。実写映画化については賛否両論あるものの、小松菜奈さんが演じる山岸由花子が美しすぎる！と話題になりました。この項目では、実写版で山岸由花子を演じた小松菜奈さんのプロフィールや主な出演作品を紹介します。

• 名前：小松菜奈(こまつ なな)
• 出生地：東京都
• 出身地：山梨県
• 血液型：O型
• 身長：168cm
• 所属事務所：スターダストプロモーション

現在は女優として有名な小松菜奈さんですが、元々は雑誌モデルでした。小学生向けのファッション雑誌『ニコ☆プチ』にて、モデルデビューを果たした後、他誌でもモデルとして活躍するようになります。その後、2014年の『渇き。』で映画(長編)に初出演しました。2016年の映画『溺れるナイフ』では、長編映画の初主演を務めます。

ジョジョ4部の実写版の山岸由花子を演じた小松菜奈さんの代表作としては、『渇き。』(2014)の主人公の娘・藤島加奈子役、『バクマン。』(2015)のヒロイン・亜豆美保役、『溺れるナイフ』(2016)の主演・望月夏芽役、『糸』(2020)の主演・園田葵役などが挙げられます。

山岸由花子のスタンド「ラブ・デラックス」の特徴は、由花子の髪に同化しているところです。ラブ・デラックスと一体化することで、髪を自由に伸ばしたり、動かしたり、または毛量を自由自在に増やすこともできます。由花子の感情が爆発すると、スタンドのパワーが増加し、家一軒を覆えるほどの毛量を生み出していました。怒りなどで発揮される髪の威力は、壁などの境界を突き破るほどです。

ラブ・デラックスにはもう1つ能力があります。それは他者の頭皮に自分の髪を植える能力です。髪を植えつけられた相手は、由花子の意思で引きずられ、体を操られてしまいます。康一を馬鹿にした同級生の女子は、この能力によって被害に遭い、危うく焼死しかけました。

山岸由花子のスタンド「ラブ・デラックス」の元ネタは、1984年にデビューしたイギリスのバンド「シャーデー(Sade)」が出したアルバム『Love Delux』だと言われています。ジョジョ5部のギアッチョと同様に、アルバムからスタンド名が取られたパターンです。シャーデーの楽曲は本国イギリスだけでなく、アメリカでもヒットし、名を馳せました。

ジョジョ4部がジャンプに載っていた時、ヤンデレという表現はまだ存在していませんでした。そのためか、「プッツン由花子」と呼ばれていました。現代の価値観だと完璧にヤンデレに分類されることでしょう。何故か恋人ではない時に、康一の身長と胸囲を把握しており、手作りセーターをプレゼントしたこともありました。しかも、製作期間はたったの一晩という気合いの入れようです。

広瀬康一への恋心は、山岸由花子の魅力を語る上では欠かせません。ヤンデレと言われる由花子ですが、一途な愛情は尊敬に値します。人生の中で好きな人ができるのか、何人に恋をするのかは、人それぞれです。由花子の恋愛遍歴は不明ですが、不器用な愛情表現を見る限り、もしかしたら康一が初めてなのかもしれません。

山岸由花子のフィギュアは、「スタチューレジェンド」シリーズとして登場しています。原作とのギャップが少ない高クオリティなフィギュアだと言えるでしょう。柔らかい表情と美しいロングヘアーが非常に魅力的です。原作通り、スタンドのラブ・デラックスは、髪と融合しており、揺れ動いています。美脚も再現されており、全体的に非の打ち所がありません。

ほぼ初対面である由花子から喫茶店でお茶に誘われた康一。そこで、突然由花子は康一が「好き」だと告白します。いきなりのことで康一は答えが出せません。由花子は康一に対して執着心まみれの恋心を抱いており、後々危険な人物だと康一は気がつくのですが、もう手遅れでした。康一は由花子に監禁され、プライドも自由も侵害されます。康一が由花子との対決を決めると、彼女は怒りに身を任せて攻撃します。

成長した康一に反撃された後、崖から落ちそうになる由花子。しかし、康一は由花子を救うことを想定した上で戦っていたため、彼女は無事に助かります。そして、心優しい康一に惚れ直した由花子は、心が救われたように、純粋な好意を彼に向けるのでした…。

康一のことが愛しくてたまらない由花子でしたが、前の件もあり、いまいち上手く接することができませんでした。思い悩む由花子は、ある日エステ「シンデレラ」に出会います。そこはスタンド使いである辻彩が経営している魔法のようなエステ店でした。少し疑りつつも、「愛と出逢うメイク」を施された由花子は、なんと康一と急接近することができ、彼との関係が良好になります。

辻彩によって、全身を魅力的に磨いた由花子は、康一とキスもできて、夢心地でした。しかし、特別なリップを30分に1度塗る約束を破ってしまった由花子は、美しい顔を失ってしまいます。辻彩は顔を戻すチャンスとして、たくさんの顔を浮かべて、「自分の本当の顔を当てる」試練を由花子に与えますが、その中に本当の由花子の顔はありませんでした。由花子はどれが自分の顔なのか判断がつきません。

しかし、由花子は愛しい康一が選んだ顔であれば、何でも受け入れると言い、選択を康一に委ねます。康一は辻彩に対して、もし自分が選択ミスをしたら両目を見えなくしてくれと頼みます。その後、康一が選んだ顔は本当の由花子の顔ではありませんでした。しかし、辻彩は康一の覚悟と2人の愛情を汲んで、その判断を当たりとして扱います。顔が戻った由花子は康一と結ばれ、幸せな日々を送るようになるのでした…。

辻彩のスタンド「シンデレラ」によって、30分間「愛され」モードに入った由花子。しかし、大好きな康一を独占できるのは、その30分間だけでした。30分を過ぎたら、何かしらの邪魔が入り、康一と離されてしまいます。そのもどかしさを表した名言がこちらです。

由花子がどれだけヤンデレなのか、この名言を読むだけで判明します。距離の詰め方が不得意なのか、すぐに答えを求めてしまう傾向があるようです。言われた当人である康一でなくとも、聞いたら戸惑いを感じる怖い名言(迷言)かもしれません。

束縛癖があるのか、康一が自分以外の人物と話すことをあまり好みません。そのため、康一が少しでも他者と関わると、その人物＝恋敵だと認識し、スタンド能力を使って始末しようとします。特に委員長の少女と口論になった時は、康一のことを馬鹿にされ、怒りで委員長の髪をスタンドで燃やしてしまいました。

独占欲が強くてヤンデレなところも、山岸由花子のかわいい魅力です。かわいいで済まない程度のヤンデレかもしれませんが、康一を想う気持ちは誰よりも強く、純粋であると言えるでしょう。恋すると人は美しくなると言いますが、由花子も輝く美しさと可愛らしさがあり、彼女をより魅力的にしています。

由花子の一番の恋敵は、焼死しかけた委員長…ではなく、漫画家・岸辺露伴かもしれません。 何故露伴なのかと言うと、彼は康一に(少し一方的な)好意があり、一緒にいることも多々あります。おそらく性別関係なく由花子の嫉妬対象になり得る存在、それが露伴です。康一はモテモテですね！

由花子は登場が多いキャラではありませんが、メイン回での強烈な印象や心の変化などを観て、彼女のことを好きになるファンも少なくありません。由花子の一方的な愛が、両想いに変わるエピソードは、ジョジョでは珍しい恋愛回で、この話で由花子を好きになったファンも多いです。

この記事では、ヤンデレかわいい(美しい)山岸由花子の魅力やゲーム・アニメの声優、実写キャスト、印象深い名言などを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか？山岸由花子と広瀬康一が両想いになったその後が気になりますが、由花子の癖の強い性格を愛する康一と一緒ならば、由花子はずっと幸せでいられるかもしれませんね！