2021年01月29日公開
2021年01月29日更新
【呪術廻戦】伏黒甚爾はかっこいい恵の父親!強さ・能力や五条悟との戦いを考察
呪術廻戦で術師殺しと呼ばれている伏黒甚爾は、かっこいい恵の父親として注目を集めています。彼は呪術界御三家の一つである禪院家に誕生していながら呪力を生まれつき持っていなかったために家族からもバカにされ虐げられて生きることになります。天与呪縛という全く呪力を持つことがない伏黒甚爾は、強靭な肉体と素晴らしい身体能力を持っていました。五感によって呪霊を認識することができる特別な能力を持っていたのです。そこで、かっこいいと評判の伏黒甚爾の強さ・能力や六眼を持っている五条悟との戦いなどを紹介いします。
目次
伏黒甚爾はかっこいい恵の父親
呪術廻戦でツンツン頭に無愛想な雰囲気の伏黒恵の父親は素晴らしい身体能力を持っている伏黒甚爾となっています。彼は呪力を生まれつき持っていなかったために辛い幼少期を過ごすことになりました。しかし、それに匹敵するような強靭な肉体と驚異的な身体能力を持つことになります。その能力は特級呪術師と渡り合えるほどとなっていました。
伏黒甚爾は、真面目で冷静な恵の父親ということでますます注目を集めるようになりますが、息子に対してはかなり無関心で自分が息子の名前を付けたことも忘れていたのです。そこで、名門の禪院家出身でありながら虐げられて育った伏黒甚爾の能力や強さ、何を考えているのか読みにくい性格の五条悟との戦い、かっこいい名言やセリフ、魅力的な性格や眼鏡をかけて戦っている禪院真希との関係も紹介します。
呪術廻戦の作品情報
呪術廻戦の概要
みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞2019において大賞を受賞した「呪術廻戦(じゅじゅつかいせん)」は、週刊少年ジャンプによって2018年14号から連載がスタートした漫画となっています。全国書店員が選んだおすすめコミック2019では第1位になった呪術廻戦は、2021年1月の時点では14巻まで刊行されました。岩手県出身の芥見下々さんによって描かれた呪術廻戦は、多くの人から高い評価を得るようになります。
現在も連載中の呪術廻戦は、TBS系列や毎日放送によって2020年10月からはテレビアニメとしても放送されています。バトル・ダークファンタジーが描かれている呪術廻戦は、450万部(2020年5月時点)のJC累計発行部数を突破する作品へと成長しました。記録は現在も更新中です。人間の負の感情によって誕生した化け物や呪霊が登場している呪術廻戦では呪術師が呪術によって化け物たちを祓っていく世界が描かれていきました。
呪術廻戦のあらすじ
素直で快活な性格を持っている虎杖悠仁(いたどりゆうじ)は、優れた身体能力を持っている人物となっています。祖父に育てられた彼は両親の顔を知らずに育ちます。人にフレンドリーに接することができる虎杖悠仁の祖父が死亡してしまったことで彼は孤独の身となると共に、今まで封印されていた呪霊や化け物の封印が解かれてしまったのです。化け物たちと戦うことになった虎杖悠仁は特級呪物の力を復活させてしまいました。
伏黒甚爾は伏黒恵の父親
呪術廻戦で禪院家出身の伏黒甚爾は、婿入りする前は禪院甚爾と名乗っていました。禪院家は呪術界において御三家の一つとなっています。禪院家から誕生した伏黒甚爾でしたが、呪力を生まれつき持ち合わせていなかったために虐げられて育つことになりました。術式至上主義の禪院家において辛い幼少期を過ごした彼は、グレて家を出てしまいます。その後、出会った女性との間に誕生したのが息子の伏黒恵でした。
- 名前:伏黒甚爾(ふしぐろとうじ)
- 旧姓:禪院甚爾(ぜんいんとうじ:婿入り前の名前)
- 異名:術師殺し
- 息子:伏黒恵(ふしぐろめぐみ)
- 特徴:口元の右側に傷がある
- 出身:禪院家(呪術界御三家の一つ)
- 職業:プロのヒモ、殺し屋
- 能力:鎖、銃、剣などの達人
二級呪術師として活躍している伏黒恵の父親である伏黒甚爾は、妻となった女性と出会ってからはかなり人間らしく丸くなりました。そのため、当時は息子の誕生も喜び自ら「恵」と名付けています。しかし、愛する妻を失った伏黒甚爾は、たちまち元の冷たい人間に戻ってしまいました。その後は息子である伏黒恵の名前を自分がつけたことも忘れてしまうほどあらゆるものに無関心になってしまったのです。
伏黒甚爾は術師殺し
呪術廻戦で術師殺しという異名を持っている伏黒甚爾は、呪力を全く持っていなかったためその強みを活かして呪術師専門の殺し屋として活躍することになります。呪力を持っていなことで一族にバカにされ虐げられて育った彼は、その力を利用することで呪術師からも恐れられるほどの殺し屋となることができました。呪力を一切持っていない伏黒甚爾は、自分の存在を察知されることなく呪術師に近づくことができたのです。
一族をはじめ自分をないがしろにした人間に復讐するかのように身体能力が非常に高い伏黒甚爾は、呪術師を専門的に殺していく殺し屋として名をはせるようになります。幼少期の辛い生活からグレてしまった彼は、家を出てからは殺し屋として仕事をこなし、食い繋ぐ生活をしていくようになりました。暗殺などの仕事は賞金や報酬などの金額が非常に高かったために仕事によっては一気に大金を稼ぐことができたようです。
伏黒甚爾の強さや能力
強さや能力①天与呪縛
呪術廻戦でかっこいい恵の父親として登場している伏黒甚爾は、天与呪縛を持って生まれた人間となっています。天与呪縛とは、自分の何かを犠牲にすることでそれに見合う強大な力を得る現象を意味していました。彼は、呪術界御三家の一つである名門の禪院家に誕生した男児となっていますが、呪力を生まれつき持っていなかったのです。その代わり、強靭な肉体と素晴らしい身体能力を持つことができました。
作中では他にも天与呪縛という現象を持っているキャラクターも登場していますが、呪力を全く持っていない人物というのは伏黒甚爾だけでした。そのため、天与呪縛という現象を持っている人物の中でもかなり珍しく、最強の力を秘めた人物でもあったのです。呪力を全く持つことができない代償として彼はそれに匹敵する鋭敏な五感と超人的な身体能力を手に入れることができました。
強さや能力②武器庫呪霊
呪術廻戦で天与呪縛によって強靭な肉体と素晴らしい身体能力を持つことができた伏黒甚爾は、「武器庫呪霊」というあらゆる武器を格納することができる相棒を持つことができました。芋虫のような長い身体に赤ちゃんのような顔つきの武器庫呪霊は、小刀や拳銃、鎖や刀などの一般的な武器から特級呪具まであらゆる武器を身体に格納することができています。
強さや能力③天逆鉾
呪術廻戦でかっこいいと評判の伏黒甚爾は、天逆鉾(あまのさかほこ)という特級呪具を扱うことができる能力も持っていました。独特なフォルムの天逆鉾は、日本神話において登場している日本列島を創造するためにイザナミとイザナギが使用した矛がモデルになっているともいわれています。モデルになったとされている矛の名前も同じ天逆鉾となっていました。この矛は勇ましい五条悟との戦いにおいて彼の喉を貫いています。
強さや能力④万里ノ鎖
呪術廻戦で素晴らしい身体能力を披露している伏黒甚爾は、万里ノ鎖(ばんりのくさり)という鎖状の呪具も自在に操ることができる人物となっています。等級は不明な万里ノ鎖ですが、伸縮自在の鎖となっているため戦いにおいては遠くから攻撃を放つことができる武器となっています。どこまでも無限に伸びていくことができる鎖となっているため、かなり遠くにいる敵とも有利に戦うことができました。
強さや能力⑤名称不明の刀
呪術廻戦で身体能力の高さと素晴らしい強さを披露している伏黒甚爾は、勘が鋭く戦うほどに強くなることができる五条悟との戦いにおいて名称不明の刀を駆使して戦いをしていました。かっこいい恵の父親である彼は、名称不明の刀をとても気に入っており戦いにおいては好んで使用しています。硬度の高い呪霊でさえも簡単に切り裂くことができる強さを持った武器となっていました。5億という値段の高価な武器となっているようです。
伏黒甚爾と五条悟の戦いや最後がかっこいい
五条悟との戦い①天内理子の護衛任務
呪術廻戦で日本の呪術界の中心的な存在である天元は、500年に一度肉体を乗り換える必要がある人物となっています。そうすることで術式によっての肉体変化や暴走を避けていたのです。彼は自分に適合する肉体を常に求めており、その肉体を持っている人物は星漿体(せいしょうたい)を呼ばれ厳重な護衛が付けられるようになりました。不死の術式を使える天元の器となる人物はそう簡単には見つからなかったために貴重だったのです。
隠すことに特化している結界を扱うことができる天元は、星漿体(せいしょうたい)という自分が乗り換える肉体の相手、器として「天内理子(あまないりこ)」という女子中学生を選びました。普通の女子中学生である天内理子は、星漿体に選ばれたことで呪術高専東京校において当時二年生だった掴みどころがない性格の五条悟や呪術師たちへの家族意識が強い夏油傑に護衛してもらうことになりました。
500年に一度肉体を乗り換える必要がある天元の事情を知っており、それを阻止しようと考えていたのが盤星教という宗教集団と呪詛師集団Qという天元の暴走を目論んでいる組織だったのです。盤星教という宗教団体に雇われた殺し屋がかっこいい恵の父親である伏黒甚爾でした。呪詛師集団Qは星漿体の天内理子を直接襲いますが失敗します。殺し屋の伏黒甚爾は、懸賞金をかけることで天内理子を金目当ての呪詛師に襲わせていました。
五条悟との戦い②五条悟の敗北
呪術廻戦で500年に一度自分に適合する器と同化することで自分の暴走を抑えようとしていた天元でしたが、逆に彼の暴走を利用して悪だくみを考える存在もいました。不死の術式を使える天元を仲間にしたいと考えていた呪詛師集団Qや器と同化することで純粋な天元に不純物が混ざることを心配している盤星教という宗教団体は全く正反対の考えを持ちながら天元と適合する器(天内理子)を破壊しようとしていました。
戦うすべを持たない盤星教は、呪術師専門の殺し屋である伏黒甚爾に適合する器と判断された天内理子を亡き者にするよう依頼します。それらの状況を把握していた天元も自分の器となる天内理子の存在を守り抜くために圧倒的な強さを持っている五条悟と呪霊を式神のように使うことができる夏油傑らに護衛任務を与えていました。襲ってきた呪詛師たちをあっという間に倒した二人は安心して少し気がゆるんでしまったようです。
その瞬間を狙っていたかのように恵の父親で殺し屋の伏黒甚爾は攻撃を仕掛けてきたのです。呪力を生まれつき持っていない彼は、気配を悟られることなく近づくことができました。六眼を使用しても彼の存在を探知することができないと感じた五条悟は、仲間の夏油傑に器である天内理子を託し、自分の身体を張って逃げるための時間稼ぎをすることにします。しかし、圧倒的な強さや能力を持っている伏黒甚爾に敗北してしまいました。
五条悟との戦い③夏油傑との戦い
呪術廻戦でクールでかっこいい恵の父親で圧倒的な強さを披露している伏黒甚爾は、「六眼」という術式の情報を視認できる特殊な目を持った五条悟を倒したことで、その場から逃亡した天内理子の命を奪うために後を追います。生贄になるという運命をなかなか受け入れることができずに悩んでいた天内理子に、護衛任務を任されている夏油傑は、自分らしく生きることを提案しました。
器になるという運命を拒否して自分の人生を歩むと決めた天内理子は、自分を支えて導いてくれた夏油傑と一緒に帰ろうとします。生贄という運命を拒否することを決意し、明るい未来に向かって進もうとした天内理子でしたが、後を追ってきた伏黒甚爾が拳銃の弾を放ったため頭を撃たれて死亡してしまいました。驚いた夏油傑は、仲間の五条悟のことを心配しますがすでに彼が敗北してしまったことを聞かされます。
護衛していた天内理子や仲間の五条悟を倒された夏油傑は、気持ちを切り替えて凶悪な殺し屋である伏黒甚爾を倒すために力を注ぎました。一騎打ちをすることになった二人でしたが、圧倒的な強さを披露した伏黒甚爾に対して太刀打ちできなかった夏油傑も最終的には敗北することになります。二度も胴体を切りつけられてしまった彼は、身動きが取れなくなってしまったのです。
五条悟との戦い④五条悟の復活と再戦
呪術廻戦でさまざまな戦いにおいて圧倒的な強さを披露している伏黒甚爾は、不死の術式を使える天元の新たな器となる天内理子を殺害するという任務を完了したため、依頼主である盤星教の本部を向かいます。依頼主に器認定されていた天内理子の遺体を受け渡したことで任務は終了しました。任務を終了した彼は、報酬を受け取り家に向かっている最中に自分が倒したはずの五条悟と再会します。
身体を切り刻んで倒したはずの五条悟が目の前に立っていたことで驚いた伏黒甚爾でしたが、再び戦うことになりました。身体中を切り刻まれた五条悟は、死亡しそうになった際に「反転術式」という自らの治療を可能にする呪力を習得することができたために死なずに済んだと話しています。滅多刺しにされた彼は、攻撃を諦めて反転術式に気持ちを集中させたことでその呪力を習得し、生き延びることができたようです。
死の淵に立ちながらも反転術式を手に入れることができた五条悟の強さは、かつての物とは比べ物にならないくらいグレードアップしていました。彼は強敵である伏黒甚爾と戦うことでピンチに陥りながらも次々と新たな能力を手に入れていったのです。戦いながら成長することができる彼は、さまざまな術式をかけ合わせていくことで「虚式・茈」という五条家相伝の奥義も使えるようになり、強敵の伏黒甚爾を戦闘不能に追い込みました。
五条悟との戦い⑤伏黒甚爾の死亡シーン
呪術廻戦で呪力を生まれつき持っていない伏黒甚爾は、呪術師に自分の気配を察知されることなく近づくことができたために戦闘において圧倒的に有利に戦うことができました。呪術界御三家の一つである禪院家に誕生してしまったために人間扱いさずに育った彼は、頑丈な身体と素晴らしい身体能力を駆使して殺し屋として一目置かれる存在へと成長していきます。
かっこいい恵の父親である伏黒甚爾は、呪力を持っていないものの素晴らしい身体能力を持っていたために特級呪術師と渡り合えるほどの実力者でもあったのです。そんな彼は、普通の中学生でありながら天元の器として選ばれた天内理子の暗殺依頼を受けたことで圧倒的な強さを披露している五条悟やその友人の夏油傑らと戦うことになります。
初めは圧倒していたものの、死の淵までいっても復活することができた五条悟に最後は敗北することになりました。攻撃されればされるほどさらに強く進化していく五条悟に次第に太刀打ちできなくなった彼は、最終的に左手を失い左側の胴体もえぐられたような傷を負ってしまったのです。再起不能となってしまった伏黒甚爾は、死を悟った際に息子である恵のことを思い出していました。
五条悟との戦い⑥伏黒甚爾の遺言
呪術廻戦で復活した五条悟との戦いにおいて敗北してしまった伏黒甚爾は、再起不能となってしまいます。死を覚悟した伏黒甚爾に対して、掴みどころがない性格の五条悟は何かいい残すことがあるかと聞いていました。その時に放たれた伏黒甚爾の遺言が上記の画像の言葉となっています。彼は呪力を生まれながらにして持っていなかったために人間とみなされずに育ちました。
死を悟った伏黒甚爾は死ぬ間際に幼い自分の息子の恵を思い出し、息子も自分と同じ運命をたどるかもしれないと心配している姿が披露されています。息子の将来を心配した彼は、息子の置かれている状況を伝えることで素晴らしい強さを持っている五条悟に守ってほしいという気持ちを伝えようとしていたのかもしれません。
伏黒甚爾のかっこいい名言や名セリフ集
伏黒甚爾の名言①「あー恵って…」
超人的な身体能力を持っているかっこいい伏黒甚爾は、誰からも愛してもらえない幼少期を過ごしたことでグレて名門の家を飛び出してしまいます。呪力を持っていなかった彼は、一族の中でいてもいなくてもどうでもいい存在となっていました。そのため、自己中心的でお金好き、負けず嫌いな性格を持つようになります。しかし、殺し屋として活動していた伏黒甚爾も一人の女性との出会いによって人間らしくなっていきました。
「あー恵って そうだったそうだった 俺が名付けたんだった」
妻との出会いによって人間らしい生活を送るようになった伏黒甚爾は、息子の誕生を妻と喜び「恵」という名前をつけています。しかし、心の拠り所となっていた妻が死亡したことで幸せだった生活も終わりをつげてしまったのです。それ以降は周囲も呆れるような生活を送るようなり、息子の名前を自分がつけたこともすっかり忘れていました。それを指摘された時に放った名言が上記のセリフとなっています。
伏黒甚爾の名言②「自尊心は捨てたろ…」
妻の死によって再び荒れた生活を送るようになった伏黒甚爾は、自らの死を悟った際に心から愛していた妻を思い出していました。その際に放たれた名言が下記のセリフとなっています。自尊心を捨てたはずの自分は、これまで自分勝手に自由奔放に生きてきて満足だったはずだといい聞かせてきたものの、最終的には妻との生活を愛おしく感じ、自分の生き方を後悔する人間らしい姿を披露していました。
「自尊心は捨てたろ」
人一倍愛情を欲していたためにそれを与えてもらえなかった幼少期を恨み、復讐するかのように殺し屋として活動して来た伏黒甚爾でしたが、本当はそのように生きたくなかったという思いが死を悟った最後に走馬灯のように浮かんできたのでしょう。自分の居場所を求めて彷徨っていた彼は妻と出会うことで息子をもうけ、やっと幸せを掴んだと思った瞬間に妻が死亡してしまったことで再び道を踏み外してしまうことになったようです。
伏黒甚爾のかっこいい性格
伏黒甚爾の性格①お金大好き
呪力を生まれながらにして持っていない伏黒甚爾のかっこいい性格についても注目が集まっています。幼少期に愛情を与えてもらえなかった伏黒甚爾は、名門の家に誕生していながらも能力が低い人物として扱われ、ひとりの人間として扱ってもらえなかったために最終的にはグレて家を飛び出してしまいました。そんな彼は誰も信用することができなかったためにお金好きな性格になってしまいます。
お金は自分をいじめたり裏切ったりすることはなく、自分を幸せにしてくれる唯一のものだと考えている伏黒甚爾は、呪術師専門の殺し屋として活動していたために殺す相手によっては大金が一つの仕事で入ってくるという体験もするようになります。コンスタントにお金が入ってくる仕事ではありませんが、大きな仕事を一つするだけで大金が入るという殺し屋の仕事をすることで金使いも荒くなってしまったようです。
大金が入ってきた際には思い切り使い切ってしまうため、最終的にはお金がなくなって女性のところに居座るというヒモ的な生活も送るようになります。妻との出会いによって一旦は人間らしい生活を送るようになった伏黒甚爾でしたが、息子である恵を出産したことで亡くなってしまうとまた荒れた生活をするようになりました。子供の世話をせず育児放棄した彼は息子の名前を自分がつけたことも忘れてしまっていたのです。
伏黒甚爾の性格②自己中心的
術式至上主義の禪院家で育った伏黒甚爾は、人間扱いされず虐げられて育ったために自己中心的な性格になってしまいました。幼少期の酷い扱いによってグレてしまった彼は、誰も信用できる人間がいなかったために自分勝手に生きていくことしかできなかったのかもしれません。生きていくために殺し屋の仕事をして生活していた伏黒甚爾は、殺し屋という仕事のため一気に大金が入ってくるため金使いも荒くなっていきました。
心が常に満たされていない彼は賭け事をして気を紛らわそうとするため、結果的にいつもお金がないという状況になってしまっていたのです。運があまりよくない伏黒甚爾は、殺し屋の仕事でドカッと稼いでは、賭け事などで一気に使い果たしてしまうために女性のところを転々と彷徨う生活を送っていました。息子である恵を出産した女性と出会ったことで一旦は落ち着いた彼でしたが、幸せは長くは続かなかったようです。
伏黒甚爾の性格③負けず嫌い
負けず嫌いな性格の伏黒甚爾は、因縁の相手である五条悟との戦いにおいても必要以上に勝つことに執着することで足元をすくわれてしまうことになりました。ギャンブルにおいてもあまり運が良くないとわかっていながらも大金が入った際にはパーッと賭けなければ気が済まない負けず嫌いな性格が強く出てしまい最終的に一文無しになっていました。彼は才能がないとわかっていながらもやめることができない性格だったのです。
意味不明な言動が目立つ掴みどろがない性格の五条悟に関しても必要以上に敵意を持っており、冷静に判断して戦うことができなかったために最終的には敗れてしまうことになります。生まれながらにして自分の運を悪い方向へ導いてしまったり、大きな力を手に入れる代わりに大切な何かを犠牲にしてしまったりする傾向があるのは、負けず嫌いな性格も大きく影響していたようです。
伏黒甚爾と禪院真希の関係
伏黒甚爾と禪院真希の天与呪縛の違い
呪力を生まれつき持っていない伏黒甚爾は、素晴らしい身体能力を駆使して特級呪術師と渡り合えるほどの戦闘能力を身に付けていきました。彼は呪力を持っていないために呪術師は気配を感じることができません。そのため、呪術師専用の殺し屋として活躍することができたのです。そんな彼と同じように呪力を生まれつきほとんど持っていないものの、素晴らしい身体能力を手に入れている禪院真希という女の子がいました。
強大な力を得る代わりに何かを犠牲にしてしまう現象となる天与呪縛を持っているキャラクターである伏黒甚爾は、呪力を全く持っていなかったために逆に呪霊を取り込めるほどの強靭な肉体を持てるようになりました。呪力をごくわずかですが持っている禪院真希はそれが足かせとなって呪霊に飲み込まれて呪われてしまう傾向があります。呪力を生まれつき持っていない二人は、その持っている量によって能力が異なったのです。
全く持っていない伏黒甚爾は、五感によって呪力を探知することができました。しかし、少量でも呪力を持っている禪院真希は、呪具(メガネ)を使用しないと呪力を探知することができなかったのです。天与呪縛という現象は、犠牲にするものが大きいほどその反動で巨大な力を手にすることができるものでした。
伏黒甚爾と禪院真希は親子関係?
呪力を全く持ち合わせていない伏黒甚爾は、かなり貴重な存在となっていました。彼は婿入りしたことで伏黒という姓を名乗っていますが、旧姓は禪院となっています。そのため、同じような能力を持っていて旧姓の名字が同じである禪院真希とは親子関係?と囁かれるようになりました。二人は親子なのでしょうか?実の息子である恵はメガネをかけている禪院真希とは一つ違いの年齢となっているためその可能性もあるでしょう。
第42話において呪力を生まれつきほとんど持っていない禪院真希の過去が披露されていました。そこでは、彼女のことを「扇」の娘と呼んで話している会話が披露されています。「扇」という名前が母親の場合、素晴らしい身体能力を持っている伏黒甚爾が父親である可能性は十分にあるでしょう。
伏黒甚爾の現在は?復活した?
伏黒甚爾の呪具の行方
最高の天与呪縛の力を手に入れることができた伏黒甚爾は、圧倒的な強さを披露していたものの進化し続けることができる五条悟によって最後は敗れ死亡してしまいます。そこで、死亡してしまった伏黒甚爾の呪具の行方や現在、復活した?などを紹介しましょう。
「呪術高専だより(週刊少年ジャンプ2019年45号)」において、敗北してしまった伏黒甚爾がすでに死亡してしまっていることが記されています。彼の死亡がわかったことで勇ましくかっこいい伏黒甚爾が扱っていた呪具の行方に注目が集まるようになりました。彼にとどめを刺したのは何を考えているのか読みにくい性格の五条悟となっているため、呪術高専で保管されている可能性も高そうです。
伏黒甚爾の復活の経緯
復活の経緯①オガミ婆の降霊術
渋谷事変においてオガミ婆の降霊術によってかっこいいと人気の伏黒甚爾は復活を遂げることになります。当初は孫の身体に伏黒甚爾の肉体情報をただ降ろして強化することを目的としていましたが、強大な力を持っている伏黒甚爾の肉体に敗れてしまった孫は肉体を乗っ取られてしまったのです。さらに、自ら術師を殺せと命令を下していたために、孫の身体を乗っ取った伏黒甚爾によってオガミ婆は死亡することになります。
復活の経緯②甚爾の暴走
復活を遂げた甚爾はもともと呪力を持たない人物であったために、孫の呪力が尽きてしまっても降霊は終了することができなくなります。孫の身体を乗っ取った甚爾は、孫の身体が破壊されるまで暴走を続けることになりました。本能のままに戦う甚爾を誰も止めることができなかったのです。特殊な強さと強靭な身体を持っている甚爾は、暴走し周囲を混乱に導いていくことになります。
復活の経緯③陀艮の戦いに乱入
降霊されたことによって暴走することになった伏黒甚爾は、殺戮マシーンへとなってしまいます。彼の息子である恵は、自ら偶然作り出した穴を使用することで陀艮の領域内へ入ることができました。強者を求めて暴れまわる甚爾は、その場では最高の強さを披露している陀艮との戦いに乱入して、あっという間に倒してしまいました。
復活の経緯④伏黒恵を襲いその後自害
強い相手を求めて暴走する伏黒甚爾は、圧倒的な強さの陀艮を倒したことで今度は息子である恵に刃を向けます。殺戮マシーンとして暴走する彼は圧倒的な強さで襲い掛かっていきますが、息子と戦っているうちに次第に意識を取り戻していきました。息子が自分の願い通り妻の姓を名乗って生きていることに安心した甚爾は、心からほっとしたように自害しています。
伏黒甚爾に関する感想や評価
呪術廻戦の伏黒甚爾くそかっこいい
— やまちゃんです。 (@yamachandatti) August 15, 2020
一番好きなキャラや、、
呪術廻戦に登場している素晴らしい才能を持っている伏黒甚爾がくそかっこいいと感想を寄せている人もいました。作中において鋭い五感と素晴らしい身体能力を駆使して戦っている伏黒甚爾のキャラが一番好きだとコメントしている人もいます。幼少期に人間として扱われずに過ごさなければならなかった彼は、グレるほどに過酷な人生を歩んできましたが、一人の女性と出会ったことで恵という息子を手に入れることができました。
伏黒甚爾がマジでかっこいい
— バハムート (@hauhau_hauhau) December 30, 2020
呪力がゼロである伏黒甚爾が、マジでかっこいいと感想を寄せている人もいました。彼は、呪力がゼロであるために一族からは人間扱いされずに生きることになりますが、異なった別の能力を受け取って誕生しただけであり、自分の身体のみを駆使して戦うことができる強靭な肉体と鋭い五感、素晴らしい身体能力を手に入れていました。
やっぱり伏黒甚爾すきだ
— りょうた (@ryouta_ro) January 10, 2021
かっこいい✨
術師殺しといわれている伏黒甚爾をしみじみ好きだとコメントしている人もいました。かっこよすぎる姿を披露している彼は、金使いが荒く賭け事が好きなどうしようもないところもありましたが、殺し屋として戦っている姿が素晴らしかったために高い評価を得ていたようです。見た目の雰囲気がかっこよく影のあるキャラクターでもあったためにより魅力的に感じた人もいました。
伏黒甚爾のかっこいい魅力まとめ
自分の死を悟った伏黒甚爾は、最後に自分が名前をつけたことすら忘れていた息子の顔を思い出して彼の将来を心配する親らしい姿を披露していました。呪力が全くないために別の素晴らしい力を手に入れた彼は圧倒的な強さを放って戦っています。クールでかっこいい雰囲気が漂っている伏黒甚爾は、呪術師を震え上がらせるほどの素晴らしい才能を持った人物だったのです。