【呪術廻戦】パパ黒（伏黒甚爾）がかっこいい！強さ・能力や五条悟との関係は？

『呪術廻戦』に登場するパパ黒は公式での名称でもあるのですが、本名は伏黒甚爾です。伏黒恵の父親ですが、幼い恵を資金調達に活用しているため2人の関係は良いとは言えません。しかし、そんなろくでなしともいえるパパ黒ですが、ネット上ではかっこいいと好評のようなので、ここからはパパ黒のかっこいい要素に注目していきます。それではまず、パパ黒のプロフィールを『呪術廻戦』の作品情報と共にご覧ください。

『呪術廻戦』は人間が抱く負の感情によって生まれた「呪い」をテーマに、呪霊と呼ばれる化物とそれを祓う呪術師との戦いが描かれたダーク・ファンタジー作品です。2018年から「週刊少年ジャンプ」にて連載されており、2020年10月からはTBS系列にてテレビアニメが放送されました。なお、本作は「ジャンプGIGA」にて連載されていた『東京都立呪術高等専門学校』を正式な前日譚としています。

ここからは『呪術廻戦』のあらすじを簡単に紹介していきます。主人公は両親の顔を知らず、祖父に育てられた高校生・虎杖悠仁です。物語は彼の祖父が逝去した夜から始まりました。虎杖が通う学校に眠る「呪物」の封印が解かれたことによって、人を襲う呪霊が呪物の存在に気付いたため学校に引き寄せられてしまったのです。そこで、虎杖は呪霊を祓うために学校にやってきた呪術師・伏黒恵と共に戦いに身を投じます…

『呪術廻戦』に登場するパパ黒(伏黒甚爾)は、東京都立呪術高等専門学校に通う伏黒恵の父親です。しかし、自分が付けた恵の名前を忘れ、さらに息子を担保にして賭博の資金源にするなど冷淡な性格をしているため、それがきっかけで恵から恨まれています。また、基本的に面倒事を避けるところがありますが、その分危機察知能力に長けているようです。なお、パパ黒は『呪術廻戦』の56話から始まった五条の過去編から登場していました。

パパ黒は婿入りしたため、名前が「禪院甚爾」から「伏黒甚爾」に改姓されています。元々は呪術界御三家の1つ・禪院家の出ですが、術式の発動に必要な呪力を生まれつき持っていない体質「天与呪縛」だったため、術式至上主義の禪院家では日陰者として過ごしていたようです。しかし、天与呪縛は呪力を持っていない分、頑丈な肉体と驚異的な身体能力を持っているという特性があります。

パパ黒は息子を担保にして賭博の資金源するなど、こうしたろくでなしっぷりから五条悟に「僕が引くレベルのろくでなし」と蔑まれてします。では、そんなパパ黒は普段どのような手段でお金を入手しているのでしょうか？実は、パパ黒の仕事は金で殺しを請け負う「殺し屋」です。

さらに、パパ黒が専門にしているのは呪術師でした。数々の呪術師を葬った強さも実績も持ち合わせていることから、呪術師界では「術師殺し」の異名で呼ばれるほどの危険人物として認識されています。

『呪術廻戦』のパパ黒は、呪術界御三家の1つ・禪院家の出であり、「呪術師殺し」の異名で呪術界から危険視されている殺し屋であることが分かりました。主に、戦闘では術式を使わずに武器を用いた近接戦闘を繰り広げているのですが、果たしてパパ黒はどのくらいの強さを持っているキャラクターなのでしょうか？ここでは、パパ黒の強さや能力を考察していきますのでぜひ最後までご覧ください。

パパ黒(伏黒甚爾)の強さや能力の1つ「天与呪縛」は、生まれながら肉体に強制された「縛り」を意味しています。縛りとは、能力を開示することによって能力の効果が高まるというものです。

そして、天与呪縛は生まれながらに縛りが課されて生まれた人物を指す言葉であり、パパ黒の場合は、先にもお伝えした通り呪力を対象にした縛りが課せられて生まれています。しかし、呪力を全く持たない代わりに、驚異的な身体能力と強靭な肉体を持って生まれているため、それが呪術師界に脅威と認識されるほどの強さを引き出しています。

パパ黒(伏黒甚爾)の強さや能力の1つ「武器庫呪霊」は、あらゆる武器を格納できる呪霊です。見た目は芋虫のような長い体で一見弱そうですが、格納できるのが拳銃や刀などの一般的な武器から特級呪具などあらゆる武器を収納できるため高い性能を持っています。さらに、自身の体を格納させることで小さくすることもできるため、どこにでも持ち運びが可能です。

パパ黒はそんな機能を有効活用しており、普段は飲み込んだ後に体内に隠し持っていました。本来呪霊を体内に入れるのは猛毒を摂取するのと同義とされているのですが、どうやらパパ黒の場合は天与呪縛の影響で強靭な肉体を持っているからこそ、これを可能にしている言われています。かつては夏油と対峙した時にこの呪霊を奪われそうなったのですが、既に主従関係が成立していたため奪われずに済んでいます。

パパ黒(伏黒甚爾)の強さや能力の1つ「天逆鉾」は、十手に似たような特徴をした短刀の特級呪具です。発動中の術式を無効化する効果を持っています。武器庫呪霊のお腹に取り込んでいる呪具の1つとなっており、さまざまな呪具の中でもパパ黒が愛用しているのがこの天逆鉾。

最強の呪術師と謳われる五条悟でさえも天逆鉾を装備したパパ黒に敗北していることから、かなり強い呪具であることが分かります。ちなみに、天逆鉾のモデルは、日本神話に登場するイザナミとイザナギが使用した同名の矛だと言われています。

パパ黒(伏黒甚爾)の強さや能力の1つ「万里ノ鎖」は鎖状の呪具です。等級は不明。万里ノ鎖の伸縮自在さが特徴的で、鎖の末端が観測されない限りどこまでも鎖が伸びる効果があります。パパ黒が愛用している特級呪具「天逆鉾」はリーチが短く長距離戦に特化していないため、その弱点を補うために万里ノ鎖が使用されていました。

パパ黒(伏黒甚爾)の強さや能力の1つ「名前不明の刀」は、パパ黒が天逆鉾の次に好んで用いていた武器です。名前不明の刀ではあるものの、硬度が高い呪霊「虹龍」でさえもバターのように切り裂いていることから、かなり強い武器であることが分かります。さらに、作者曰く名前不明の刀は5億もするようです。

パパ黒(伏黒甚爾)は、五条悟と夏油傑が天内理子の護衛任務に就いている時に登場しています。五条の過去編では、五条と夏油が星漿体(せいしょうたい)の天内理子の護衛任務に就いている姿がありました。

星漿体とは不死の呪術師である天元が肉体変化を避けるために必要な器です。500年に1度の間隔で肉体を乗り換える生贄として天内理子が選定されていますが、彼女には命を狙う存在が2つありました。その1つが呪術師と戦う術を持たない団体「盤星教」が雇ったパパ黒です。

• 呪術師集団Q：天内理子を直接戦闘部隊が襲撃
• パパ黒(伏黒甚爾)：天内理子の殺害に懸賞金を賭けて呪術師に襲撃させる

天内理子の命を狙う呪術師集団Qとパパ黒は、護衛任務に就いている五条悟と夏油傑の存在を危険視していました。そこで編み出されたのが上記の戦略です。しかし、2つの戦略は圧倒的な強さを誇る五条悟と夏油傑には全く通用せず、ことごとく失敗に終わってしまいます。そして呪術師集団Qは壊滅し、パパ黒は懸賞金の取り下げを決定したため、五条と夏油は任務を無事遂行できることへの期待に胸を膨らませていました。

しかし、それこそがパパ黒の狙いだったのです。パパ黒は初めから呪術師を当てにしておらず、2人が油断する隙をずっとうかがっていました。そして五条が気を抜いた瞬間、パパ黒は背後から短刀で五条を刺します。五条は六眼でも存在を察知できなかったパパ黒がかなり強いことを感じ取りました。そこで、夏油に天内と逃げるよう指示を出します。

そしてパパ黒(伏黒甚爾)VS五条悟が開始。五条は術式を次々と発動していくのですが、パパ黒の天与呪縛による身体強化によってことごとく防御され、ほとんどダメージを与えることができませんでした。

そこで、パパ黒は術式を無効化する特級呪具「天逆鉾」を装備します。五条はその呪具が圧倒的に強いことを察知したため、「無下限呪術」によって防御態勢に入りました。しかし、天逆鉾は無下限呪術でさえも無効化し、五条は全身を天逆鉾でめった刺しにされて敗北してしまいます。

五条を倒したしたパパ黒は、次に天内理子を殺害するために夏油傑と天内理子の元へと向かいます。その頃、夏油が天内に向かって「天元と同化なんてやめて一緒に帰ろう」と言っていました。天内は星漿体として生贄になる覚悟をしていたつもりでしたが、まだ自身の運命を受けれることができていないようです。

そんな時に夏油に背中を押される一言を貰ったため、「自分で決めた未来を歩もう」と決心しました。しかし、そんな希望に溢れた時間を終わらせたのがパパ黒でした。天内がパパ黒の射撃によって頭を撃ち抜かれ死亡してしまったのです。その後、夏油の一言「そうか…死ね」が合図となり一騎打ちが始まります。しかしその結果、パパ黒の勝利となりました。

天内の殺害任務を成功させたパパ黒は、任務報酬を受け取るために雇い主である盤星教に所属する人物の元へ向かいました。無事天内の遺体を渡したことで報酬を受け取ったのですが、その帰路についた道中でめった刺しにして倒したはずの五条が「よぉ、久しぶり」と言いながら立ち塞がります。五条は天逆鉾で刺された瞬間に呪力によって傷を癒す「反転術式」で復活したとのことでした。こうして、2人は再戦となります。

五条は反転術式を会得したため、前回よりも呪力の扱いがさらに向上し術式順転「蒼」と術式反転「赫」といった必殺技を習得していました。さらに、2つの術式を組み合わせた虚式「茈」も使えるようになっていたのです。これらの術式による五条の怒涛の攻撃によって、遂にパパ黒は左の脇腹と左腕をえぐり取られて死亡してしまいます。

五条に敗北し瀕死の状態にあったパパ黒に向かって、五条は「最期に何か言い残すことはあるか？」と問いかけました。それに対して、パパ黒は「俺のガキが禪院家に売られるから好きにしろ」といった遺言を残します。禅院家はパパ黒が名前を変えて縁を切った家でした。

名前を変えるきっかけとなったのが、禪院家の厳しい家訓です。つまり、パパ黒は死の直前で息子・恵のことを思い出し、自分が名前を変えるきっかけとなった厳しい環境を憂いたのでしょう。最後に息子のことを頼んだと伝えたかったパパ黒のかっこいい姿を見ることができます。

パパ黒が名前を変える前は「禪院」となっていたのですが、作中には恵と同じ高専に通う「禪院真希」が登場しています。さらに、真希はパパ黒と同じタイプの「天与呪縛」であり、恵との年齢が1つ違いであるということから、ネット上では伏黒甚爾と禪院真希は親子関係なのか？という疑問が浮上していました。確かに、今は名前が違うものの特徴を受け継いでいる可能性や恵と同じ時期に真希を育てていた可能性が考えられます。

そこで、真希について調査してみると、『呪術廻戦』第42話で真希の親の名前が明らかになりました。真希の回想シーンで、禪院家の人間が「聞いたか？扇の娘の話」と言っていたことから、真希の親の名前が「扇」であることが分かります。ただ、この名前から性別が分からないため母親なのか父親なのか定かではありません。しかし、もし母親の名前だった場合は父親がパパ黒の可能性もあります。

パパ黒と五条の戦いによって特級呪具「天逆鉾」が圧倒的に強いということが分かりましたが、この呪具はパパ黒が死亡した後は一体どこにいったのでしょうか？また、パパ黒が持っていた大量の呪具の在りかも気になる方は多いでしょう。

もしかすると、パパ黒にとどめさしたのが五条であるため、高専で保管されているのかもしれません。ただ高専で保管されていた場合は、特級呪霊たちが一度高専に侵入して呪具を奪い去っているため、特級呪霊のメンバーの誰かがパパ黒の呪具を持っている可能性があると言えるでしょう。

パパ黒は2018年10月31日に起きた大事件「渋谷事変」で、呪詛師・オガミ婆の術式”降霊術”によって孫の体に降ろされて復活しています。その後、パパ黒の肉体情報によって、孫は猪野を一瞬で戦闘不能にしました。

しかし、孫の魂がパパ黒の肉体情報に勝てなかったため、孫の魂がパパ黒に乗っ取られてしまいます。そして、オガミ婆が降霊術を発動した際に術者を殺害するように命令を下していたため、パパ黒は復活させたオガミ婆をも殺害しました。

オガミ婆が使った術式は術者が死んでも継続します。しかし、降霊術は呪力を使って肉体情報を扱っているため、器である孫の呪力が尽きた時点で術が解けるはずでした。ところが、パパ黒は天与呪縛の影響で全く呪力を消費しなかったため、術が解ける機会を逃します。さらに、パパ黒は術者を殺害するように命令を受けていたため、器が壊れるまで暴走してしまうのでした。

暴走するパパ黒が向かった先は、伏黒恵達が陀艮との戦いを繰り広げる戦場でした。パパ黒は恵が偶然作った脱出口から通って陀艮の領域内に侵入します。そして真希が持っていた游雲を奪い、それを使って陀艮に襲い掛かりました。陀艮は直毘人や七海、真希の3人を相手にしても圧倒するほどの強さを持つ呪霊。しかし、なんとパパ黒はそんな陀艮を圧倒します。その後、パパ黒は直毘人や恵の援護を受けながら陀艮を祓いました。

暴走するパパ黒は陀艮を祓っていますが、彼の本能に刻まれているのは「強い人物」です。つまり、陀艮が3人よりも強い人物だったからこそ祓うことになったわけですが、陀艮が祓われたことで次に誰かが見境なく狙われるということになります。そこで、選ばれたのが伏黒恵でした。

それから恵とパパ黒の戦闘が始まりますが、戦いの中でパパ黒は恵が自分の息子であることに気付きます。それが意識を取り戻すきっかけとなり、意識を取り戻したパパ黒は伏黒恵の名前を聞いて「禪院じゃねえのか、よかったな」と言って自害しました。

こちらでは『呪術廻戦』に登場するかっこいいパパ黒を布教しているとのことです。感想で「パパ黒推しが回りに居ないから不思議」と言われていることから、かなり魅力的なキャラクターだと認識しているのが分かります。

やはり、パパ黒の強い要素がかっこいいという感想に繋がっているようです。どうやら、パパ黒の特徴がガイドブックに載るようなので、興味を持った方はガイドブックでパパ黒のかっこいい要素をチェックしてみてください。

こちらでは『呪術廻戦』で五条悟と戦闘を繰り広げるパパ黒がかっこいいと言われています。こちらの方もパパ黒のかっこいい特徴が「強い」という点にあると思っているようです。五条悟は呪術師界最強のキャラクターなので、そんな五条を圧倒するほどの強さに目を向けてみるとパパ黒がかっこいい理由をより深く理解できるかもしれません。

こちらでは『呪術廻戦』に登場するパパ黒の容姿がかっこいいと言われています。これまでの感想では、パパ黒の「強いところ」がかっこいいと言われていたのですが、この方のように「見た目」もかっこいいと感じる方が他にもいるようです。パパ黒の容姿は伏黒恵に似ているので、恵の見た目がかっこいいと思う方はパパ黒にも目を向けてみると良いでしょう。

『呪術廻戦』に登場するパパ黒(伏黒甚爾)のかっこいい特徴を強さ・能力、五条悟との関係を交えつつ紹介してきましたがいかがでしたか？パパ黒は最強呪術師と謳われる五条でさえも圧倒することからかなり強いことが分かります。

生まれつき呪力を持っていない体質で生まれながらも、それを補うようにかなり強い呪具「天逆鉾」や「名前不明の刀」などを用いてかなり強い姿を見せているため、強い人間になるためにそうとうな努力を積み重ねてきたのでしょう。

また、強いこともかっこいい要素の1つですが、やはりたまに見せる父親の部分も普段の行動や言動とは違うため、そのギャップがかっこいいと言えるのではないでしょうか？さらに、特にかっこいいシーンが恵との戦闘後に「よかったな」と言った時です。当記事でかっこいい要素や強い要素を持ち合わせたパパ黒に興味を持たれた方は、ぜひ『呪術廻戦』でかっこいい姿を見せてくれるパパ黒の活躍をチェックしてみてください。