2021年01月16日公開
2021年01月16日更新
ケンガンアシュラが面白い!登場人物や漫画のあらすじ・感想をネタバレ
2012年から裏サンデーにて連載がスタートした漫画『ケンガンアシュラ』。本作はアニメ化されるほどの大人気作品で、さまざまな分野の格闘家たちが「拳願仕合」に参加し、格闘界の頂点を目指していく姿が描かれていました。当記事では『ケンガンアシュラ』の面白い魅力とはどこにあるのか?という疑問に答えていきます。登場人物・キャラや漫画のあらすじ、感想などを交えながら面白い魅力に迫りますので是非ご覧ください。
目次
ケンガンアシュラとは?
企業や商人によって雇われた闘技者たちが格闘界の頂点を目指していく格闘漫画『ケンガンアシュラ』。本作を読んだ方から寄せられた感想では「面白い」といった声が多くあがっていました。ここからは、本作のどこに面白い魅力があるのか?ということで、面白い魅力をいくつか紹介していきます。それではまず『ケンガンアシュラ』の作品情報から振り返っておきましょう。
ケンガンアシュラの概要
『ケンガンアシュラ』は、2012年4月から「裏サンデー」にて連載中されている格闘漫画です。2014年12月からは小学館のコミックアプリ「マンガワン」でも連載がスタートしています。『ケンガンアシュラ』の原作者であるサンドロビッチ・ヤバ子がweb上に掲載していた漫画『求道の拳』の7~8年後という設定となっており、同じく連載されている『ダンベル何キロ持てる?』とも世界観を共有しているようです。
ケンガンアシュラの漫画あらすじ
ここからは『ケンガンアシュラ』のあらすじを簡単に紹介していきます。主人公は己の最強を証明するために奔走する謎の闘技者・十鬼蛇王馬です。ある日、乃木出版の平社員・山下一夫は乃木からの依頼で王馬の世話役に任命されます。任命と同時に拳願会と拳願仕合の存在を聞かされました。
それは巨額の利益を賭けた企業・商人たちが雇った闘技者を格闘仕合に参加させ、勝者が全てを手に入れるというものでした。その後、拳願絶命トーナメントが開催される運びとなり、山下は「山下商事」の社長として、王馬と共にトーナメントに参加することになります…
ケンガンアシュラの漫画は面白い?魅力を紹介
それでは早速、『ケンガンアシュラ』の面白い魅力に迫りましょう。ここでは、面白い魅力を5つ紹介していきますのでぜひ最後までご覧ください。
面白い魅力①主人公の十鬼蛇王馬の覚醒
漫画『ケンガンアシュラ』の面白い魅力の1つに「主人公の十鬼蛇王馬」があります。あらすじの舞台となる拳願トーナメントで活躍するのが、本作の主人公である十鬼蛇王馬です。通称「阿修羅」。阿修羅とは「戦闘の神さま」という意味を指しており、彼自身の肉体は古代ギリシャのような最高レベルの美があります。
性格は傲岸不遜で自分が最強だと信じて疑わず、強者に立ち向かっていく様はまさに阿修羅のようです。どんなに傷付いても立ち上がり、相手に立ち向かっていく姿勢が面白いと感じる方はきっと多いことでしょう。
面白い魅力②個性的な登場人物たち
漫画『ケンガンアシュラ』の面白い魅力の1つに「個性的な登場人物」があります。本作の面白い魅力は主人公・十鬼蛇王馬だけでなく、個性的な登場人物たちも含まれます。
個性的で面白い人物としては、完全なシリアルキラーといった面白い個性を持つ「目黒正樹(めぐろまさき)」、最強キャラクターとして無双する「加納アギト」、表情が面白い「呉雷庵(くられいあん)」などがいました。
面白い魅力③派手な格闘描写(ベストバウト)
漫画『ケンガンアシュラ』の面白い魅力の1つに「派手な格闘描写」があります。いくら登場人物たちが個性的で面白いといっても、あくまでも『ケンガンアシュラ』のジャンルは格闘漫画です。格闘漫画と言えば、やはり個性的で面白い人物だけでなく格闘描写も面白くなければなりません。結論から述べると、『ケンガンアシュラ』の格闘描写は「派手」さが面白いと言えます。
派手で面白い戦闘描写の1つとして挙げられるのが「阿古谷清秋VS河野春男」。この格闘描写では阿古谷が河野に膝蹴り食らわせますが、膝蹴りを受けた河野の顔が歪み過ぎてとんでもないことになっています。その他にも今井コスモが披露する締め技も面白いです。今井が締め技を使った時は背景に巨大なアナコンダが描かれているため、締め技の強烈さが派手に演出されています。
面白い魅力④拳願絶命トーナメント
漫画『ケンガンアシュラ』の面白い魅力の1つに「拳願絶命トーナメント」があります。拳願絶命トーナメントとは、32社の企業が選定した闘技者を戦わせるトーナメントです。合計32人の闘技者が戦い抜いていくのですが、この32人はどれもが主役並みの個性と強さを持っていました。
この点も面白い魅力の1つとなっているのですが、1試合1試合の格闘描写が丁寧に描かれているのも面白い魅力と言えるのではないでしょうか?トーナメントに出場する闘技者全員が圧倒的な強さを誇っているからこそ、面白い演出ができると言えます。
面白い魅力⑤最強の敵「加納アギト」
漫画『ケンガンアシュラ』の面白い魅力の1つに「加納アギト」があります。加納アギトとは、拳願絶命トーナメントを仕切る拳願会会長の闘技者です。上記の画像を見ても分かる通りまさに「最強」と言える存在。これまでに『ケンガンアシュラ』の面白い魅力として、個性を持った面白い「登場人物たち」、派手で面白い「格闘描写」、強者たちの戦い抜く姿が面白い「拳願絶命トーナメント」などを紹介してきました。
これら全ての面白い魅力は、やはり加納アギトという最強の存在がいるからこそ成り立っていると言えます。誰が最強の男「加納アギト」を倒せるのか?個性的で面白い登場人物たちの中で、誰がトーナメントを勝ち進んで加納アギトに挑むのか?といった疑問を持つことができるのも本作の面白い魅力となっています。
ケンガンアシュラの登場人物・キャラとアニメ声優一覧
十鬼蛇王馬役/鈴木達央
漫画『ケンガンアシュラ』の登場人物・キャラ「十鬼蛇王馬」は、本作の第1部・第2部の主人公です。山下商事の闘技者で、古代ギリシャ像のような最高レベルの肉体美が特徴。傲岸不遜な性格をしており、己の最強を信じて疑わないところがあります。武術は一代で途絶えたと言われていた武術「二虎流」で、生まれて間もない頃に無法地帯「十鬼蛇区」に捨てられ、その時に二虎に拾われたことがきっかけで習得するに至っています。
そんな十鬼蛇王馬役を演じたアニメ声優は、芸能事務所「アイムエンタープライズ」で声優、歌手として活動中の鈴木達央(すずきたつひさ)です。声優としては、主にアニメやゲーム、吹き替えを中心に活動しています。2003年に放送されたアニメ『DEAR BOYS』の石井努役で声優デビューを果たしていました。主な出演作には『SoltyRei』のアンディ・アンダーソン役、『図書館戦争』の手塚光役などがあります。
山下一夫役/チョー
漫画『ケンガンアシュラ』の登場人物・キャラ「山下一夫」は、乃木グループ傘下にある乃木出版の社員です。好きなものは格闘技観戦と平穏な暮らし。中年男性でありながらヒロインとして扱われており、主人公の王馬とは乃木から彼の世話役に任命されたことで知り合っています。その後、拳願仕合の世界に急速に巻き込まれていくのですが、これまでに培ってきた常識が全く通じず圧倒されている姿が見受けられました。
そんな山下一夫役を演じたアニメ声優は、芸能事務所「東京俳優生活協同組合(俳協)」で俳優、声優、ナレーターとして活動中のチョーです。『ロード・オブ・ザ・リング』でゴラム役の吹き替えを務めていた際に、ゴラム役を演じたアンディ・サーキスとの共演を果たしたことで有名。主な出演作には『いないいないばあっ!』のワンワン役、『ONE PIECE』のブルック役、『ロード・オブ・ザ・リング』のゴラム役などがあります。
乃木英樹役/中田譲治
漫画『ケンガンアシュラ』の登場人物・キャラ「乃木英樹」は、乃木グループの会長です。好きなものは葉巻の銘柄「モンテクリストA」。カリスマ性を感じさせる壮年男性で、複数の優秀な闘技者を擁し、自分こそが最強だと主張する癖のある王馬もその中に含まれます。普段は確かな経営手腕を見せる人物ですが、トイレに飾るためのコッポの絵画を拳願仕合に賭けるような自由な一面もありました。
そんな乃木英樹役を演じたアニメ声優は、声優事務所「大沢事務所」で声優、俳優として活動中の中田譲治です。声優としては、1990年代以降に声優活動に仕事の重点を移しており、その前は俳優としてヤクザやチンピラなど凶悪犯の役で活躍していました。主な出演作には『ロードス島戦記-英雄騎士伝-』のカシュー役、『ルパン三世 1$マネーウォーズ』のアレクセイ・ナビコフ役などがあります。
秋山楓役/内山夕実
漫画『ケンガンアシュラ』の登場人物・キャラ「秋山楓」は、乃木会長の秘書を務める知的な面持ちの女性です。好きなタイプは、包容力があって寡黙な人。一見冷めたような性格に見えますが、実際はただ人付き合いが苦手なだけです。物語中盤から王馬のことが気になっているような態度を見せており、乃木会長から王馬に関わる拳願絶命トーナメントの計画を秘密にされていたことで腹を立てていました。
そんな秋山楓役を演じたアニメ声優は、声優事務所「大沢事務所」で声優として活動中の内山夕実です。2005年に声優事務所「アーツビジョン」に所属していた時期があったようですが、その後引退し、復帰するまでに3年のブランクを経ています。2010年に海外ドラマ『バンパイアに恋して』の吹き替えを務めていました。主な出演作には『咲-Saki-』の鷺森灼役、『好きっていいなよ。』の武藤愛子役などがあります。
理人役/金子隼人
漫画『ケンガンアシュラ』の登場人物・キャラ「理人」は、SH冷凍社長兼闘技者です。好きな異性のタイプは外見重視。超人と称される人物であり、主人公・王馬のデビュー戦の対戦相手でした。生まれながらにして桁外れのピンチ力(指先のつまむ力)を持っていたことで超人を自称しており、理人の名前もヒーローネームとして「人間の理を超えた者」という意味で名乗っています。
そんな理人役を演じたアニメ声優は、声優事務所「マウスプロモーション」で声優として活動中の金子隼人です。アビリティソウルプロを経て、現在のマウスプロモーションに所属しています。アニメ『ケンガンアシュラ』がデビュー作となっており、その他にも『彼方のアストラ』のドラポン役、『天晴爛漫』の四天王怪力役、『初恋モンスター』などに出演しています。
関林ジュン役/稲田徹
出典: https://note.com
漫画『ケンガンアシュラ』の登場人物・キャラ「関林ジュン」は、超日本プロレスの不動のエースです。好きな肉体鍛錬法は、ゴッチ式トレーニング。デスマッチから本格プロレスまで何でもこなす人物で、プロレス以外の格闘技を全て見下しています。そのため、その他の闘技者を「一般人」と称しています。ただ、拳願仕合における実力は本物で、参加者の中でも5指に入る強さを持っています。
そんな関林ジュン役を演じたアニメ声優は、声優事務所「青二プロダクション」で声優、ナレーターとして活動中の稲田徹です。低く響く野太い声質を持った声優で、関林ジュンのように男らしく、勇ましいキャラクターを演じることが多いです。主な出演作には『∀ガンダム』のハリー・オード役、『電光超特急ヒカリアン』のライトニングE4パワー、特車隊ドクター役、『DAN DOH!!』の赤野拓也役などがあります。
ケンガンアシュラの漫画最終回あらすじネタバレ
最終回あらすじ①王馬の最後の願い
『ケンガンアシュラ』の最終回のあらすじでは、文字通りの満身創痍でトーナメントを勝ち進んでいる王馬の姿がありました。王馬の体はボロボロで、もはや戦える状況ではありません。ところが王馬は前借などの技を駆使して戦い続けようとしていました。
一方、彼を死なせないために棄権させようと悩む一夫。しかし一夫は王馬が抱く願いを知ったため、一夫も彼と共にお金をつぎ込むという形で覚悟を固めました。そして王馬は師匠・十鬼田二虎(ときたにこ)の謎の無術「二虎流」の技を習得し、決勝戦に臨みます。
最終回あらすじ②決勝戦
決勝戦における王馬の対戦相手は黒木玄斎(くろきげんさい)でした。玄斎は王馬が戦ってきたどの敵よりも強く、最強と呼ばれていた加納アギトを準決勝で下した人物。そんな玄斎を相手に、王馬はこれまでの戦いで培ってきた経験を最大限に活用し、命の前借「憑神(つきがみ)」や師匠から学んだ二虎流の技全てを駆使した戦いを展開します。しかし、王馬は玄斎の圧倒的な力によって敗北してしまいました。
最終回あらすじ③王馬の死
王馬は玄斎との戦いであまりにも強い力を使ってしまったため、命の危機に陥ってしまいます。そこで、メディカルセンターに運ばれたのですが、自身が使える力の限界を越えてしまったためこれ以上の回復は不可能であり、意識を取り戻すことはないと言われました。しかし、王馬は奇跡的に目を覚まします。
意識を取り戻した王馬は、すでに死んでいる師匠・二虎と林の中で話しながら彷徨う幻覚を見ていました。そして、王馬は日が沈むまで彷徨い、文字通り全てを使い果たして命尽きてしまいます。最後に、彼を見つけた山下は涙を流しながら「さようなら、王馬さん」と別れを告げました。こうして、『ケンガンアシュラ』の最終回のあらすじは幕を閉じます…
ケンガンアシュラはバキのパクリ?
『ケンガンアシュラ』の面白い魅力の1つとして「拳願絶命トーナメント」を紹介しましたが、このトーナメントを中心にさまざまな分野で活躍する格闘家たちが揃い、派手なバトルを繰り広げるというのが本作の面白い魅力でもありました。ただ、このあらすじの概要だけを聞くと『グラップラー刃牙』と同じなのではないか?と思う人がいるかもしれません。そこで、『ケンガンアシュラ』と『グラップラー刃牙』との違いを見ていきます。
ケンガンアシュラとバキの共通点
ここではまず、ケンガンアシュラとバキの「共通点」を見ていきましょう。『ケンガンアシュラ』では、企業や商人たちが巨額のお金を賭けて雇った闘技者たちを「拳願仕合」に出場させるという設定がありました。この拳闘仕合というのが『グラップラー刃牙』でいうところの「地下闘技場」です。
そして次に『ケンガンアシュラ』では、拳願会会長の座を賭けておこなわれる「拳願絶命トーナメント」に主人公が参加しているのですが、これも『グラップラー刃牙』でいうところの「最強トーナメント」となっています。また、登場人物たちもプロレスター系の出場者だったり、相撲系の出場者、ドーピングをする出場者など共通する点が見受けられます。
ケンガンアシュラとバキの違い
では次にケンガンアシュラとバキの「違い」を見ていきましょう。『グラップラー刃牙』をはじめとした格闘漫画は、強者と弱者の区別がつきやすいというのが特徴的です。しかし、『ケンガンアシュラ』の場合、主人公・王馬はさまざまな強者と競い合う形で仕合を展開しており、強者と弱者の境目を曖昧にしているため、王馬が勝つのか?それとも対戦相手が勝つのか?どっちが勝つのか予想がつかない状態に設定されています。
一方で『グラップラー刃牙』の場合、主人公・範馬刃牙は最強キャラクターであるゆえに安心感がありますが、勝敗の予想が立てやすいです。そのため、『ケンガンアシュラ』は仕合の流れが予想できない所も面白い魅力であり、そんなところがバキとの違いと言えるのではないでしょうか?
ケンガンアシュラに関する感想や評価
感想や評価:個性的なキャラが多い
個性的なキャラ多くてめちゃくちゃ面白い…。
— 晴@イベ多忙 (@TIGREX64) January 10, 2021
みんなケンガンアシュラ見よ?(笑)
こちらの感想では、『ケンガンアシュラ』の登場人物・キャラの魅力が面白い要素として挙げられています。感想では「個性的なキャラが多いから面白い」と言われているため、興味を持たれた方は個性的なキャラが活躍するシーンをチェックしてみると良いでしょう。
感想や評価:死ぬほど面白い
ケンガンアシュラ、死ぬほど面白いので秒で視聴が終わるけどアニメはまだ途中なので原作を先に読み終えてしまった。
— 7シスエピソード公開中です (@jackscarecrow) January 14, 2021
こちらの感想では、『ケンガンアシュラ』が死ぬほど面白いと言われています。どうやら、アニメ『ケンガンアシュラ』よりも先に原作の方を読み終えたようです。この感想からは本作で描かれる先の展開が気になるというのが分かります。やはり、王馬が勝つのか?それとも対戦相手が勝つのか?といったハラハラ感がこのような感想を抱く理由なのかもしれません。
感想や評価:色々と綺麗
バキはむちゃくちゃやけど、それが面白い(笑)
— 晴@イベ多忙 (@TIGREX64) January 10, 2021
ケンガンアシュラは綺麗やなw(色々と)
こちらの感想では、『ケンガンアシュラ』が綺麗だから面白いと言われています。どうやら、この感想では『グラップラー刃牙』と『ケンガンアシュラ』の面白い魅力が比較されているようです。感想で「色々と綺麗」と言われているのですが、これは主人公の肉体美や丁寧な格闘描写などのことを言っているのでしょうか?気になった方はあらすじをチェックしてみると良いでしょう。
ケンガンアシュラの面白い魅力まとめ
『ケンガンアシュラ』の面白い魅力を登場人物、漫画のあらすじ・感想をネタバレしながら紹介してきましたがいかがでしたか?『ケンガンアシュラ』の面白い魅力をまとめると、派手で面白い「格闘描写」、強者たちの戦い抜く姿が面白い「拳願絶命トーナメント」、個性を持った面白い「登場人物たち」、最強のキャラクター「加納アギト」などがあります。
また、『ケンガンアシュラ』の最終回のあらすじで描かれた主人公・王馬の戦いも感動シーンとなっているため魅力的に感じる人が多いと言えるでしょう。。当記事で紹介した様々な面白い魅力に興味を持った方は、ぜひ漫画『ケンガンアシュラ』をご覧になってみてください。