ケンガンアシュラをネタバレあらすじと最終回!感想や続編の可能性も考察

配信アプリで連載され、長く連載されていた格闘漫画ケンガンアシュラ。長い連載を続けていましたが6年経ていよいよ最終回を迎えました。そのあらすじの展開は分かりやすく高い人気を集めましたが1つの物語としてしっかりと区切りがつきながらも続編があるのではと言われる終わり方になっています。今回はケンガンアシュラの最終回までの大まかなあらすじをネタバレしつつ、読者の感想などもネタバレありで紹介していきます。

ケンガンアシュラをネタバレあらすじと最終回!感想や続編の可能性も考察のイメージ

目次

  1. ケンガンアシュラのネタバレが知りたい!
  2. ケンガンアシュラ作品情報
  3. ケンガンアシュラ登場人物
  4. ケンガンアシュラのネタバレあらすじ
  5. ケンガンアシュラの最終回ネタバレ
  6. ケンガンアシュラの続編について
  7. ケンガンアシュラを読んだ感想は?
  8. ケンガンアシュラのネタバレまとめ

ケンガンアシュラのネタバレが知りたい!

小学館の配信する漫画配信アプリ「裏サンデー」で連載を開始し、「マンガワン」に以降してからも長く連載を続けていた格闘漫画ケンガンアシュラ。ケンガンアシュラはアプリ発の漫画としては長い6年の連載を経て、2018年8月に最終回を迎えました。シンプルなストーリーながらも細かな描写、実力が拮抗していると思えるようなキャラクターが次々登場する展開は高い人気を集めています。

アプリ発の漫画にありがちな中途半端な形で終わる事なくそのあらすじに明確な区切りのついた所で最終回を迎えたケンガンアシュラですが、その後の展開を示しているような終わり方にケンガンアシュラの続編を期待するファンも多くなっています。

ケンガンアシュラは配信アプリでの最終回こそ迎えたもののアニメ化も控えており、その勢いは留まる事を知らないのがケンガンアシュラです。今回はケンガンアシュラのあらすじを最終回までネタバレありで紹介しつつ、続編の展開予想なども行っていきます。

裏サンデー | ケンガンアシュラ

ケンガンアシュラ作品情報

まず初めにケンガンアシュラの概要的な部分も少し紹介していきます。ケンガンアシュラは2012年4月より小学館が運営する漫画配信アプリ「裏サンデー」を経て「マンガワン」で連載された作品です。本作の特徴としては、元々の方針もあってWEB漫画家である2人が原作と作画をそれぞれ担当しているという点です。そして原作者であるサンドロビッチ・ヤバ子さんが同じく原作の作品と世界観を共有しているという事です。

アプリで配信されている作品ではありますが、しっかりと単行本にもなっており、現在までに26巻が発売しています。単行本はまだ完結となっておらず27巻でアプリでも配信された最終回までが描かれるという事が想定されています。

原作はサンドロビッチ・ヤバ子さん

ケンガンアシュラの原作者のサンドロビッチ・ヤバ子さんは自身の運営するサイトでweb漫画「求道の拳」を連載していたところスカウトされる形でデビューします。商業誌デビューという意味では「ケンガンアシュラ」がデビュー作で、2016年からは同じくケンガンアシュラと同じくマンガワンにて並行する形で「ダンベル何キロ持てる?」を連載しています。

これらの3作はそれぞれに世界観を共有しており、「ケンガンアシュラ」は舞台設定が「求道の拳」の7~8年後となっている他、「ダンベル何キロ持てる?」も合わせてそれぞれのキャラクターが相互にそれぞれの作品に登場する形になっているのが特徴です。

作画はだろめおんさん

ケンガンアシュラの作画を担当するだろめおんさんは、高校までをアメリカで過ごした帰国子女で、美大のアニメ専攻を卒業後、漫画家の山田玲司のアシスタントをするなどを経てニコニコ動画内のニコニコ漫画「けちゃっぷ忍者」で漫画家デビュー、その後ケンガンアシュラの作画を担当する事になりました。元々ニコニコ動画で集合絵を手掛ける絵師をしていた経歴もあるなどwebを中心に活動している漫画家さんです。

2019年Netflixにてアニメ化

これまでストリートファイターとのコラボなどは行われてもメディアミックス展開は大きく行われていなかったケンガンアシュラですが、2017年に有料動画配信サービスNetflixにて2019年よりオリジナルアニメ化される事が発表されました。続報にて、後述する登場人物のうち、主要格の4名のキャストも発表、製作に関わる監督やシリーズ構成なども既に公表されています。

ケンガンアシュラのアニメ版においては監督は「蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-」「暗殺教室」などを手掛けた岸誠二さん、音楽製作には「新妹魔王の契約者」や「タイガーマスクW」などにも携わった高梨康治さんなど錚々たるメンバーが揃っています。

ケンガンアシュラ登場人物

ここからはケンガンアシュラに登場したキャラクターをネタバレあり紹介していきます。ケンガンアシュラには非常に多くのキャラクターが登場しますがここではその中でも主要なキャラクターをピックアップして紹介していきます。同時に既に発表されているアニメ化に際してキャスティングされる声優さんについても触れていきます。

主人公!十鬼蛇王馬

ケンガンアシュラの主人公で、別名阿修羅とも呼ばれるのが十鬼蛇王馬です。元々は乃木グループの闘技者でしたが、急造された山下商事の闘技者としてトーナメントに出場する事になります。スピード寄りのオールラウンダータイプで、一代で途絶えたと言われていた謎の武術「二虎流」の使い手で本人が「前借り」と呼ぶ身体への負担は大きい物の身体能力を高める技を持っています。

トーナメントではボロボロになりながらも決勝まで進出、最後には元々格上である相手に自身の極めた武の全てをぶつけるも敗北してしまいました。傲岸不遜な性格で自身が最強であると信じ切っている所がありますが山下の応援を力に変える部分など、人間らしさも持ち合わせています。また癖の1つとして相手の名前を必ずフルネームのカタカナで呼ぶというのがあります。

アニメ化において既にキャストが発表されている4人の中の1人でもあり、王馬役としては鈴木達央さんがキャスティングされています。「DEARBOYS」の石井努役でデビュー後、「バカとテストと召喚獣」の坂本雄二役、「黒子のバスケ」の高尾和成役、「幕末Rock」の高杉晋作役、「ISLAND」で三千界切那役などを務める声優さんです。

山下一夫

うだつの上がらないサラリーマンだった山下一夫は、ストリートファイトを偶然目撃した事により、元々は乃木グループの社員だったものの、乃木会長直々の指名により、王馬の世話係に任命される事になります。常識の通じない王馬相手に振り回されさらにはそれまで知りもしなかった拳願仕合の世界に本人の意思とは関係無しに巻き込まれていきます。名目上は「山下商事社長」ですが、拳願仕合の為に多額の借金を背負わされています。

当初こそ絶望していましたが、王馬の事を信頼し、またヤケクソ気味に腹を括って王馬をサポートする事になります。実は脅威の眼力の持ち主でもあり特に動体視力が高く、拳願仕合のトーナメント予選では予選を勝ち抜く5人をずばり的中させ、組み合わせ抽選のスロットマシーンも驚異的な最高得点をたたき出すなど、本人も無自覚のうちに王馬を手助けしています。

ケンガンアシュラにおける読者視点のキャラクターであると同時に公式も認めるヒロインとして描かれています。アニメ化に際して既にキャストが発表されている4人のうちの1人で山下の声優はチョーさんが務める事が発表されています。チョーさんは「GTO」の内山田ひろし教頭役、「ONEPIECE」のブルック役、「ロードオブザリング」のゴラム役、「1日外出録ハンチョウ」の大槻役、などを務める声優さんです。

乃木英樹

乃木グループの会長で山下を王馬の世話役に指名した張本人が乃木英樹です。既に壮年期に入っていますが、確かなカリスマ性を持ち、経営者としては堅実で巨大な乃木グループをしっかりと支えています。作中おこなわれる拳願絶命トーナメントの発起人でもあり、王馬を含む自社枠3枠確保し、是が非でも優勝しようと目論んでいるなどケンガンアシュラのあらすじの大筋を作り上げた人物でもあります。

アニメ化に際し既にキャストが発表されている4人のうちの1人で、乃木英樹役は声優の中田譲治さんが務める事が発表されています。俳優としても活動されていますが声優としては「ケロロ軍曹」のギロロ伍長役、「テイルズオブジアビス」のヴァン・グランツ役、「SKETDANCE」の中馬鉄冶役、「Fate/stay night」の言峰綺礼役、「魔法使いの嫁」の灰の目役などを務めています。

秋山楓

乃木の秘書を務める本作でも数少ない女性キャラで、クールで知的な美人です。乃木の秘書という立場にある為、拳願仕合についても詳しく、作中で関わるまでその存在すら知らなかった山下に助言を行いサポートしています。トーナメント中も乃木が自身に隠し事をしていた事に腹を立てていた事、そして王馬が気になっている事もあって山下商事の面々と共にいる事が多いです。

アニメ化に際して既にキャストが発表されている4人のうちの1人で、内山夕実さんがキャスティングされています。内山夕実は「魔法科高校の劣等生」の千葉エリカ役、「ニセコイ」の宮本るり役、「結城友奈は勇者である」の犬吠埼風役、「アルスラーン戦記」のエトワール役、「虹色デイズ」の筒井まり役、「Re:ゼロから始める異世界生活」のパック役などを務めている声優さんです。

片原滅堂

齢96歳ながら日本経済界を牛耳る大日本銀行の総帥であり、拳願会第58代会長。それが片原滅堂です。拳願会で史上初めて半世紀以上も会長の座に居続け、その圧力は並みの人では身動きが取れないと言われます。拳願絶命トーナメントを開催を画策したのは乃木ですが、最終的に開催を宣言したのは滅堂です。

物事を裏で操りつつも、相手の反応を試し、それを眺める事を喜んでいる節があります。アギトを有している為、優勝候補の筆頭でしたが、ネタバレになりますが準決勝にてアギトが敗れた為、長きに渡った長期政権に幕を下ろす事になりますがそれすらも「挑戦者に戻れる」と喜んでいました。

加納アギト

「拳願仕合の帝王」の名を持つ、拳願仕合史上最強の闘技者と言われるのが加納アギトです。5代目「滅堂の牙」として大日本銀行の闘士としてトーナメントに出場します。その戦績は前人未到の157戦無敗であり、しかも戦った相手のほとんどを再起不能にまで追い込んでいます。戦闘スタイルは対応力の高さと柔軟性の高さを生かした「無形」と呼ばれる物で、オールラウンダーでありながら特化型の闘技者とも対等以上に戦います。

基本的には礼儀正しい性格で自身の成長を促した存在にはしっかり礼を述べるなどしていますが反面、戦う事以外に関心が薄く、「ゼットン」や「ラスボス」と言ったワードも知らずに「どんなものか?」と尋ねたりするなどどこか威厳に欠ける面も持ち合わせています。とは言っても作中で「最強」と呼べる位置に間違いなくいるキャラクターであり、実際、トーナメントでも優勝候補の筆頭でもありました。

ケンガンアシュラのネタバレあらすじ

ここからはケンガンアシュラのあらすじをネタバレありで紹介していきます。先にネタバレしておくとケンガンアシュラはそれぞれの戦いを描く事にウェイトを置いているのであらすじの構成は非常にシンプルです。

男同士の戦いを目撃する山下一夫

ケンガンアシュラのあらすじはうだつのあがらないサラリーマンである山下一夫は偶然にも路地裏で行われていた死闘を目撃する所から始まります。筋骨隆々で明らかに一般人ではない雰囲気を醸し出す大男と、細身でどこにでもいそうな青年の勝負はまさに圧倒的でした。圧倒的に青年の方が強かったのです。相手の攻撃を余裕でかわし、攻撃の全てはほぼ人体を破壊するレベルで倒してしまいます。

喧嘩などに縁のない山下でしたが、その死闘に身を震わせる事になります。思わず勝った青年に名前を聞き青年は「十鬼蛇王馬」だと名乗り、山下に「次はお前か?」と尋ねますが山下がなんとかそれを否定すると王馬はつまらなそうにしてその場を去っていきました。その後山下は生存本能を書きたてられ実に15年ぶりに性行為を行います。ネタバレするとここまでのエピソードがケンガンアシュラ第1話のあらすじです。

会長直々の呼び出しを受ける山下

明くる日、山下が自身の務める乃木出版で上司にいびられていると乃木出版の社長がやってきます。何をしでかしたのかと危機迫る表情で尋ねますが山下には事情が分かりませんでした。なんと乃木出版を含む乃木グループの会長、乃木英樹が一子会社のそれも末端の社員に過ぎない山下を名指しで呼び出しているというのです。山下は急ぎ、会長の元を訪ねる事になります。

そこで山下が乃木会長から初めて「拳願仕合」の存在と概要的な歴史を知らされる事になります。そして間もなく行われる予定の「拳願仕合」に出場予定だった男が諸事情で出られなくなったというのです。その男に変わり、拳願仕合に出場する事になったのが山下が昨晩出会った王馬でした。山下はその王馬の世話係に任命される事になるのです。

まさに「破天荒」と言える王馬ですがそのシンプルな思考と発言に山下は徐々に惹かれていきます。そしていくつかの拳願仕合に出場した王馬は乃木会長が開催を画策していた「拳願絶命トーナメント」へ、乃木がそれだけの為に設立した新会社、山下商事の代表として出場する事になります。そして山下は名目上山下商事の社長になりました。

数々の拳願仕合を描くあらすじにシフト

拳願絶命トーナメントにあらすじが入るとそこからは各試合をそれぞれの描写の度合いは異なれど各試合を描いていき、主人公である王馬には直接関係しない拳願仕合も描かれていく事になります。トーナメントの途中、グループ会社のクーデターなどが描かれる事もありましたが、順調にトーナメントは進行し最終回へと繋がっていきます。

ケンガンアシュラの最終回ネタバレ

ケンガンアシュラの冒頭のあらすじをネタバレありで紹介した所で、ここからは6年の連載を経て描かれたケンガンアシュラの最終回のあらすじをネタバレありで紹介していきます。

最終回前のあらすじをネタバレ

最終回のあらすじをネタバレする前に、ケンガンアシュラのあらすじの大筋である拳願絶命トーナメントの顛末についてもネタバレありで触れておきます。王馬は最早戦える肉体ではない程にボロボロになりながらもトーナメントの決勝戦に進出、滅堂の懐刀であるアギトを破った黒木と対戦します。王馬は黒木との試合でそれまでの自身を全力でぶつけますが敗北、滅堂の持つメディカルセンターを利用して治療を受ける事になります。

一度は目を覚ました王馬でしたが、その身体はメディカルセンターで治癒できる限界を超えていました。トーナメント後祝賀会が行われている中、王馬がメディカルセンターを出ていったと聞かされた山下。何かを悟ったように王馬を探しまわります。王馬は師匠である二虎の幻覚と話ながら、日が沈むまで森の中で過ごしていました。そして山下がそこに辿り着いた時には王馬は息絶えていたのです。

また黒木の優勝で乃木の悲願は果たせなかったと思われたわけですが、黒木が代表を務めていたモーターヘッドモータースの鷹風は元々会長になる気はなく黒木が拳願絶命トーナメント出場する為だけに参加した事を明かし、自分には荷が重すぎると乃木に会長職を任せる事も描かれています。

王馬の墓に花を添える3人

前話にて王馬の死が描かれたケンガンアシュラ。ケンガンアシュラ=王馬の物語と捕えるのであれば前話が最終回とも言えます。エピローグ的な最終回のあらすじでは拳願絶命トーナメントに出場した他の闘技者達の今後が描かれる事になります。その話の中心となるのが大久保、氷室、今井の3人でした。3人の口から語られる形でそれぞれの闘技者達の今後についてのあらすじが描かれていきます。

順にネタバレしていくと、理人はケータイを置いて黒木のところで修行中で連絡が取れない事が語られます。滅堂の牙を辞めたアギトは世間知らずの自分を磨くべく旅に出るという事で鷹山が見送りと選別にバイクを送りました。その鷹山は滅堂を守る為に護衛者になる道を選んだようです。またアダムは暮石の所で猛特訓中、春男は正式に超日本プロレスの門下生となり関林と蔵地にしごかれているようです。

茂吉はイギリスでリハビリ中、室淵は極秘トレーニング中、鬼王山は相撲を頑張っている、根津は美姫と婚約とそれぞれのキャラクターの今や今後が描かれていく事になります。流石に元々裏社会の人間であるキャラクター達に関しては3人も把握していないようです。そして3人は王馬の墓の前に辿り着きます。3人が集まった目的は王馬の墓参りだったのです。

大久保は王馬の墓に供える為に花束を持っていましたが、墓には既にいくつかの花束が置かれていました。そこからは山下に視点が移ります。山下はやりたい事を見つけたからと新卒からこれまで務めてきた乃木出版を辞める事を決断したのです。荷物の整理を終え会社を後にする山下を上司で合った松井が追いかけてきて最後とばかりにいびりだします。これまでただ頭を下げている事しかできなかった山下ですがすっかり変わっていました。

山下の言動などは以前と変わらないままにその存在感を大きく感じて上司の松井は腰を抜かします。そしてそんな山下をリムジンで迎えにきたのが義伊国屋書店の大屋会長と義武不動産の義武社長で松井はさらに驚愕します。山下は2人に導かれるようにしてそのリムジンに乗り込みました。どうやら先程のやりとりを見ていた様子の大屋会長は大笑いしていました。

大屋会長と義武社長とやりとりをしながら山下は心の中で王馬に最近会いにいけずにすいませんと謝ります。そして王馬に伝えるようなナレーションと共に大屋の車を降りた山下が入っていった雑居ビルには秋山と串田が待っていました。山下は株式会社山下商事の社長として拳願会を変える事を王馬に誓うのでした。あらすじとしての最終回はここで終幕を迎えます。

ケンガンアシュラの続編について

無事に最終回を迎えたケンガンアシュラですが、ケンガンアシュラとしてのあらすじは終わってもケンガンワールド自体は継続される事が示唆されています。ファンの間でもその終わり方から続編が出るという事が予想されていたのです。そして完結後少しした後、ケンガンアシュラの続編が連載される事が発表されています。ここからはケンガンアシュラの続編に関してネタバレありで紹介していきます。

続編の伏線がある

上記でネタバレしたケンガンアシュラの最終回ですが、実は山下の誓いで終わってはいません。もう少しだけ描かれていたその内容がまさに続編への伏線ではないかと言われているのです。それが護衛者達を暗殺していた人物達です。香港に拠点を構える彼らの中の一人について言及されています。王馬の死によって「二虎流の後継者は、お前一人になったってわけだ」と言われているのです。

その言葉を呼びかけられた人物もまた「アイツ等は虎の器じゃなかった。虎は俺だけでいい」と不敵に笑ったカットがケンガンアシュラの正真正銘の最終回のラストカットになっています。なのでこのラストから察するに王馬も使っていた「二虎流」についての物語が続編で展開されるのではないかというのです。

主人公の王馬こそ死んでしまいましたが、多くのキャラクターが健在であり、活躍が見込めるキャラクターも多いです。ケンガンアシュラのあらすじの中で生まれた友情や因縁、立場が変わったキャラクターも多いので、それらの描くだけでも十分にボリュームのある漫画になる事が予想されます。

作者それぞれも続編に言及!

ケンガンアシュラが連載されたマンガワンでは作者などが直接コメントを発表する場がありますが、原作者のサンドロビッチ・ヤバ子さん、作画担当のだろめおんさん共に最終回に際してのコメントを発表しています。

サンドロビッチ・ヤバ子さんは「ケンガンアシュラはこれにて終了ですが、ケンガンワールドはまだまだ続いていきます。続編をお楽しみに!」と、だろめおんさんは「しばらくのお別れになりますが、一夫達は帰ってきます!アニメにもなりますし、他にも色々進行中です。ご期待ください!」と発表しているのです。

そもそもケンガンアシュラのアシュラとは作中で王馬が呼ばれる通称でもありケンガンアシュラ=王馬の物語だという事ができます。その王馬が死んでしまったのだから王馬の物語であるケンガンアシュラはここで完結するのが自然の流れであるわけです。

続編は2019年に連載開始予定!

完結直後には発表はありませんでしたが、ケンガンアシュラに関しては既に続編に関しては2019年冬に始動する事が発表されています。まだ続編に関しての詳しい詳細は不明ですが、元々原作者であるサンドロビッチ・ヤバ子さんはケンガンアシュラを含むそれまでの作品とも全て世界観を共有していますし、だろおめんさんの発表したコメントから察するに続編でも山下は活躍する事になりそうです。

そしてだろめおんさんもケンガンアシュラの続編について言及している事を考えると既に企画は始動しており、再びサンドロビッチ・ヤバ子さんとだろめおんさんのコンビで続編が展開される事が予想されています。

ケンガンアシュラを読んだ感想は?

ここからはケンガンアシュラを既に読んだ人の感想をネタバレありで紹介していきます。ケンガンアシュラは創刊時から「裏サンデー」「マンガワン」を支えた人気作という事もあり非常に感想も多いです。

クセが強く個性的なキャラクターが良い

上記の登場人物のネタバレで触れたキャラクターはケンガンアシュラ全体で見てもほんの一部のキャラクターでしかなく、闘技者、それぞれの社長や社員などを含めてケンガンアシュラには実に多くのキャラクターが登場しますが、それぞれのルーツや思考、好みなども明確に分かれており、非常にクセが強いキャラクターが多くなっているのがケンガンアシュラの1つの特徴でそこに言及する感想は非常に多くなっています。

クセの強い者同士と言う事、そしてそれぞれの闘技者には代理闘士としての側面しか持たない事から奇妙な交流が生まれていくなどの展開もケンガンアシュラの1つの見どころでもあります。最終回のあらすじでネタバレした3人も決して元々仲が良かった3人というわけではないように拳願仕合、拳願絶命トーナメントを通して友情が芽生えた、交友になったというキャラクターも多くなっています。

展開が読めない

キャラクターの多さにも起因しますが、ケンガンアシュラには格闘漫画ではあまり見られない「展開が読めない」という感想も多くなっています。ケンガンアシュラでは主人公である王馬以外の試合も描かれますが、両者系統は違うとは言え強者同士の戦いが描かれるので、どちらが勝つのか分からない戦いも非常に多かったという感想も多くなっています。

もちろん例外的に「主人公である」という理由で王馬は勝つのであろうという感想もありますが、例えば準決勝のアギトvs黒木などの試合はどちらもそれまで圧倒的な強さを見せる試合が多かっただけにどちらが決勝に勝ち上がるのか全く展開が読めませんでした。大筋のあらすじはネタバレしたようにシンプルながらもそれぞれの試合の展開や勝敗は読めない物が多く、それがまたケンガンアシュラの魅力であるとする感想も多いです。

作画が凄い

上記2個の感想のようにケンガンアシュラの感想はやはりあらすじなどに言及する物が多いですが、全体的に見ると作画に関してもかなりの好評を受けています。どうしても線が多くなりがちな格闘漫画の例にもれず、ケンガンアシュラも非常に線が多いのが特徴ですが、それを週刊連載で行えたのが凄いという評価が多いです。

その描き込み具合は試合シーンはもちろん日常シーンなどを含めても非常に評価が高く非常に読みやすいという人も非常に多くなっています。特にケンガンアシュラはリアル路線な展開もあってその作画とのマッチ具合は抜群だとする感想も多くなっています。

格闘漫画好きにおすすめ

どうしても格闘漫画という系統から週刊少年チャンピオンで連載された人気格闘漫画、「グラップラー刃牙」シリーズと比較される事も多いケンガンアシュラですがそれぞれの格闘技の特徴をしっかり描きつつも先の見えない展開などは格闘漫画が好きならぜひおすすめしたいという人が感想にも多いです。

特に王馬を始め、規格外ではありますが、ファンタジーな要素は少なくその戦闘は非常にリアルな描写が多いです。どうしても強いキャラを出そうとしてリアル路線から外れていく格闘漫画も多いですが、ケンガンアシュラは最後まで一貫してリアル路線を貫いているからおすすめできるという人も多くなっています。

ケンガンアシュラのネタバレまとめ

アプリ配信初の漫画では長い6年もの間連載されたケンガンアシュラ。配信されたアプリ「裏サンデー」「マンガワン」の顔とも言える漫画の1つだっただけに最終回を迎えて感無量だったという声も非常に多い漫画です。格闘漫画としてあらすじは非常にシンプルながらもその格闘シーンの描写などもあって高い人気を集めている作品と言えます。その人気の高さもあり2019年にはアニメ化される事も既に発表されています。

ケンガンアシュラは配信自体は既に完結を迎え、また元々の配信サービスである「マンガワン」などを利用すれば1話から読む事ができるというのも強みの1つになっています。どうしてもその媒体上敬遠される事もありますが、完全に一般のそれとは次元の違う展開がなされているので、格闘漫画好きならぜひ押さえておくべき作品です。単行本も全27巻で完結予定で、既に26巻までは発売済みです。

2019年のアニメ化に関しても期待する声が大きくケンガンアシュラとしては最終回を迎えていますが続編が製作される事も発表されているような状態です。原作者サンドロビッチ・ヤバ子さんのこれまでの傾向から言っても続編でもケンガンアシュラのキャラクターは活躍する事になるでしょう。今後もケンガンアシュラの世界がどんどん広がっていくのは間違いないので、ぜひ1度ケンガンアシュラの世界に触れてみてはいかがでしょうか?

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