【ケンガンアシュラ】十鬼蛇王馬の強さを考察！トーナメントの結果やアニメ声優は？

『ケンガンアシュラ』に登場する十鬼蛇王馬は自分が最強だと信じて疑わず、強者に対して挑戦的な態度を貫くキャラクターでした。おそらく弱い自分が許せないのでしょう。ここからは、そんな十鬼蛇王馬のプロフィールや『ケンガンアシュラ』の作品情報を紹介していきます。

『ケンガンアシュラ』は原作：サンドロビッチ・ヤバ子と作画：だろめおんによる格闘漫画です。2014年4月から裏サンデーにて連載され、同年12月からは小学館のコミックアプリ「マンガワン」でも連載がスタートしています。どうやら、原作者であるサンドロビッチ・ヤバ子はフルコンタクト空手の経験者であるため、本作のバトルシーンは実際の格闘を検証した上で描写されているようです。

ここでは『ケンガンアシュラ』のあらすじを簡単に紹介していきます。第1部と第2部の主人公は、己の最強を証明せんとする謎の格闘家・十鬼蛇王馬です。十鬼蛇王馬は商人たちの戦いを収める手段として江戸時代中期から開催されている「拳願仕合」の舞台に足を踏み入れます。その舞台は企業や商人たちが巨額の利益を賭けることで成り立ち、その舞台で活躍し勝利した闘技者は全てを得るというものでした…。

• 名前：十鬼蛇 王馬(ときた おうま)
• 身長：182㎝
• 体重：85㎏
• 年齢：不明
• 特技：自給自足
• 嫌いなもの：トマト

『ケンガンアシュラ』に登場する十鬼蛇王馬(ときたおうま)は、本作の第1部と第2部の主人公です。通称「阿修羅」。出自や流儀は一切不明の人物ですが、古代ギリシャ像のような最高レベルの肉体が強く印象に残ります。私生活では、人の名前をカタカナのフルネームで呼ぶのが特徴的です。自分よりも強い存在がいることを許せない傲岸不遜な性格をしており、自分が最強であることを信じて疑いません。

自分が最強であると信じて疑わず、己の強さを極める求道者・十鬼蛇王馬。強い相手には果敢に挑み、どれほど傷付こうが必ず立ち上がる戦闘狂でもあるのですが、果たして彼はどのくらいの強さを誇る人物なのでしょうか？ここからは、十鬼蛇王馬の強さに迫るため、彼が使う技の数々を一覧形式で紹介していきます。

『ケンガンアシュラ』の十鬼蛇王馬が使う技・操流ノ型は、身体などの力の操作をおこなう系統の型です。操流ノ型を用いた技には絡みや流刃(リュウジン)、柳(ヤナギ)があります。この中でも王馬の得意技が「柳(ヤナギ)」です。相手の力の流れを見極めることが重要なポイントで、その見極めた流れを基準にしてタイミングよく力に加重し、力の流れを乱すことによって最終的に相手の力を王馬の支配化に置くことができます。

『ケンガンアシュラ』の十鬼蛇王馬が使う技・火天ノ型は、歩法と走法を中心にした系統の型です。火天ノ型を用いた技には、火走(ヒバシリ)や烈火(レッカ)、縮地(シュクチ)などがあります。攻撃に直接繋がらない技が多いのですが、他の系統の技と組み合わせることで強力な一撃を繰り出せるようになります。

『ケンガンアシュラ』の十鬼蛇王馬が使う技・金剛ノ型は、打撃技と肉体硬化に特化した系統の型です。金剛ノ型を用いた技には不壊(フエ)や鉄砕(テッサイ)、抱骨(ホウコツ)などがあります。防御力強化や直接的な攻撃力に繋がる技が多いです。

『ケンガンアシュラ』の十鬼蛇王馬が使う技・水天ノ型は、関節技と肉体軟化に特化した系統の型です。水天ノ型を用いた技には、水鏡(みかがみ)があります。敵の攻撃を回避しながら固める技が多いです。

『ケンガンアシュラ』の十鬼蛇王馬が使う技・無ノ型は、「操流ノ型、火天ノ型、金剛ノ型、水天ノ型」の四系統のいずれにも当てはまらない技です。肉体機能の調整や精神統一などをおこなう呼吸法「空」が登場しています。

『ケンガンアシュラ』の十鬼蛇王馬が使う技・体外離脱は、睡眠中におこなうイメージトレーニングです。対戦相手のイメージと戦闘することによって実戦経験を積むというトレーニング法で、王馬はこれを14年間の間毎日繰り返していました。

『ケンガンアシュラ』の十鬼蛇王馬が使う技・鬼鏖は、二虎流の四系統全てを習得することで伝授される奥義です。相手の攻撃を受け流すことに特化した四系統の型の要素を全て持ったカウンター技となっており、流れとしては操流ノ型による力の方向、水天ノ型による体への威力の受け流し、火天ノ型によるポジショニングの確保、そして金剛によって受け流した威力を自分の力に加えて敵にカウンター攻撃を繰り出します。

『ケンガンアシュラ』の十鬼蛇王馬が使う技・前借りは、意識的に生み出した熱量を運動能力へと変換する技です。まず意識的に心拍数を高めることによって血流を加速させます。そして加速した血流が熱量を生み出すという仕組みになっています。

拳願絶命トーナメントの最終仕合における十鬼蛇王馬の対戦相手は、モーターヘッドモータースの代表・黒木玄斎(くろきげんさい)でした。黒木は沖縄発祥の殺人拳法・怪腕流の使い手です。この拳法はパワーと強靭さを兼ね備えています。十鬼蛇王馬はこれまでのトーナメントで自分の二虎竜を完成させ、前借りをコントロールする術も身に付けていました。

そのため、黒木との対戦では、二虎流の完成した技と前借りを両立させた格闘スタイルが軸となります。しかし、十鬼蛇王馬は黒木が繰り出した右足への攻撃によって前借りを封じ込められてしまいました。そこで、王馬はリスクを承知の上で前借りを再び発動しますが、最後の一撃も黒木には届きませんでした。結局、仕合は王馬の敗北で決着します。

十鬼蛇王馬は、黒木との仕合後に静かに息を引き取りました。山下は無事に帰ってきて欲しいと、願いを込めたセリフを述べながら王馬を送り出したのですが、その願いも虚しく、王馬は海が見渡せる丘の上で息を引き取ります。

しかし、彼の死に顔はとても穏やかでした。おそらく、全てを出し切って闘ったことで一切の悔いを残さなかったからなのでしょう。最後に、山下が「さよなら、王馬さん」と言って、拳願トーナメントのラストを締めくくりました。

『ケンガンアシュラ』の十鬼蛇王馬は板垣恵介による漫画作品『グラップラー刃牙』シリーズに登場する範馬刃牙に似ているといった声があります。確かに、『ケンガンアシュラ』と『グラップラー刃牙』はあらゆる種類の格闘家がトーナメントに出場し、その中で主人公が最強を目指していくというストーリー展開は似ていると言えるでしょう。

しかし、範馬刃牙と十鬼蛇王馬で比較すると、範馬刃牙が無双的に敵キャラクターを次々と倒していくのに対し、十鬼蛇王馬の場合は最強格闘家・範馬刃牙とは違って、敵と競い合いながら戦っていくため、勝敗の行方が分からない部分があります。範馬刃牙の格闘は安心感がありますが、一方で十鬼蛇王馬は安心感がありません。しかし、安心感が無いからこそドキドキ感を得ることができるのではないでしょうか？

範馬刃牙と十鬼蛇王馬の実力を比較してかっこいい魅力を見てきましたが、次に見ていくのは十鬼蛇王馬の見た目です。彼の肉体については、山下が「美の観点から見ても最上級」と称するほどの美があります。さらに、整った顔立ちをしており、その美男子ぶりは女性が勝手に寄ってくるほど。範馬刃牙との違いは強いことに加えてイケメンという最強コンボを備えているという点も挙げられます。

そして十鬼蛇王馬は、呉一族・呉恵利央(くれえりお)の曾孫である、呉迦楼羅(くれかるら)からも一目惚れされており、「お前私の夫になれ！」と言われたこともありました。どんな敵を相手にしても逃げずに立ち上がった彼が、あまりの展開に逃走しているため、意外と純粋でかわいい一面があるといったところも魅力の1つと言えるでしょう。

どうやら、十鬼蛇王馬は男にもモテるようです。『ケンガンアシュラ』では、皇桜学園グループの格闘家・桐生刹那(きりゅうせつな)が登場しているのですが、彼は十鬼蛇王馬を神聖視しています。それも「彼に殺されることで救われる」と言うほど十鬼蛇王馬に執着しており、王馬に「変態野郎」と言われても大喜びでした。

『ケンガンアシュラ』の十鬼蛇王馬役を演じたアニメ声優は、声優事務所「アイムエンタープライズ」で声優、歌手として活動中の鈴木 達央(すずき たつひさ)です。声優としては、主にアニメやゲーム、吹き替えを中心に活動しています。

2003年に放送されたテレビアニメ『DEAR BOYS』の石井努役で声優デビューを果たし、2004年にはアニメ声優だけでなく歌手としても活動をスタートしていました。そして2015年にアニメージュ第37回アニメグランプリ声優部門でグランプリを受賞し、翌年にはファミ通アワード2016で男性キャラクターボイス賞を受賞しています。

• 2003年～：DEAR BOYS(石井努 役)
• 2005年～：SoltyRei(アンディ・アンダーソン 役)
• 2006年～：ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU(ディック・アルカイン 役)
• 2007年～：獣装機攻ダンクーガノヴァ(加門朔哉 役)
• 2007年～：かみちゃまかりん(久我神 役)
• 2008年～：図書館戦争(手塚光 役)
• 2009年～：そらのおとしもの(守形英四郎 役)
• 2010年～：バカとテストと召喚獣(坂本雄二 役)
• 2012年～：黒子のバスケ(高尾和成 役)
• 2013年～：イナズマイレブンGO ギャラクシー(井吹宗正 役)

こちらは『ケンガンアシュラ』に登場する十鬼蛇王馬が弱いと言い張ることに関する感想です。十鬼蛇王馬以外に、三日月・オーガスも「弱いから負ける」と言い張る主人公として挙げられているのですが、弱いと言い張る2人の特徴はさっぱりとした性格が挙げられるのではないでしょうか？また、2人は弱い自分が許せないような性格をしています。

こちらでは範馬刃牙と承太郎、田中一郎、十鬼蛇王馬の画像があげられています。この中から範馬刃牙と十鬼蛇王馬に焦点を当てると、範馬刃牙の魅力が最強、十鬼蛇王馬の魅力がかっこいい見た目と彫刻の肉体の魅力がそれぞれ挙げられています。範馬刃牙と十鬼蛇王馬を戦わせれば王馬の方が弱いかもしれませんが、やはり範馬刃牙とは違って肉体美が強い魅力として映るようです。

ここでは「夢のバトルロワイヤル」と題して、さまざまなキャラクターの名前が挙げられています。果たしてこの中で誰が一番強く、誰が一番弱いのでしょうか？キャラクター達の強さ・弱さに焦点を当てるのも面白そうですが、「アダムを知っている人はどれくらいいるのだろう？」とも言われているので、興味を持った方は是非チェックしてみると良いでしょう。

アニメ『ケンガンアシュラ』の十鬼蛇王馬は果たして強いのか？それとも弱いのか？ということで、トーナメントの結果に触れながら強さを考察してきましたがいかがでしたか？範馬刃牙と十鬼蛇王馬が似ているといった声もあったため、実力を比較してみると王馬の方が弱いと言えるかもしれません。

しかし、王馬の魅力は弱い・強いで計るものではなく、肉体美やかっこいい容姿にも注目する必要があります。当記事で十鬼蛇王馬に興味を持たれた方は、ぜひアニメ『ケンガンアシュラ』で活躍する彼の姿に注目してみてください。