2018年10月22日公開
2018年10月22日更新
ケンガンアシュラの強さランキング!最強のファイター・キャラクターはだれ?
アプリ配信発の漫画としては長い6年もの連載が行われた格闘漫画ケンガンアシュラ。格闘漫画で良く議論されるのが「誰が強いのか?」です。連載期間中も度々行われてきた議論ですが、ケンガンアシュラが2018年8月に完結を迎えた事でその議論にも終止符が打たれています。今回はケンガンアシュラに登場するキャラクターの強さをランキング化し、それぞれのキャラクターの強さの原点についても紹介していきます。
ケンガンアシュラ最強は?の強さランキングに迫る!
格闘漫画で必ず起こる議論の1つ。それが「登場キャラクターの中で最強は誰なのか?」という議論です。作中で描かれる情報や実際の対戦を元にアプリ配信発のケンガンアシュラでも連載期間中、様々な議論が行われています。そしてケンガンアシュラも2018年8月に連載を終了するとそのランク付けにも終止符が打たれる事になりました。
今回はケンガンアシュラの中で登場するキャラクターに関して「最も強い」キャラクターをランク付けして紹介していきます。
ケンガンアシュラの作品情報
ケンガンアシュラは2012年4月、小学館が運営を開始したスマホ配信アプリで連載される「裏サンデー」、さらにそこから発展した「マンガワン」にて創刊とほぼ同時期に連載を開始した異種格闘漫画です。展開は非常にシンプルながらも、強者同士のどちらが勝者になるのか読めない戦いや週刊連載とは思えないほどの作画の描き込み量で人気を集める事になります。
作中はもちろん、配信される「裏サンデー」「マンガワン」ではアプリの顔として度々ピックアップされる事もあり、リアル路線の本格的な格闘漫画として人気を集めました。そんなケンガンアシュラですが、2018年8月、ストーリーをしっかりとやりきる形で完結を迎えています。
作中の戦いの基本は拳願仕合
格闘漫画の基本でもある「何故それぞれの強者が戦う事になるのか」ですが、ケンガンアシュラでは、企業が巨額の利益を賭けてお互いの雇った闘技者を戦わせ、その勝敗を持って雌雄を決する「拳願仕合」がケンガンアシュラの戦いの基本です。もちろんストリートファイトなど、その他の戦いが描かれる事もありますが、ケンガンアシュラで展開される戦いの多くはこの「拳願仕合」による物になっています。
ケンガンアシュラはこの拳願仕合に主人公の王馬が足を踏み入れる形で展開される事になりますが、作中行われるトーナメントでは王馬以外の対戦もしっかり描く事でそれぞれのキャラクターに焦点を合わせた展開がなされています。なので、王馬と実際には戦っていないキャラクターも多く、登場人物が増える要因の1つにもなっています。
ケンガンアシュラの強さランキング!最強は誰?
ここからはケンガンアシュラに登場するキャラクターの強さについてランク付けを紹介していきます。今回対象としたのは拳願絶命トーナメントへの出場者だけに限らず、各社長の護衛者や暗殺者など作中に登場したキャラクターで強さがある程度判明しているキャラクターを対象としています。
強さランキング第30位:英はじめ
ケンガンアシュラに登場するキャラクターの中でも「強さ」という意味で扱いに困るキャラクターが何人かいますが、そんな1人が帝都大学の代表闘士である英はじめです。凄腕の医者であると同時に日本政府お抱えの始末屋としての顔も持ち、拳願絶命トーナメントへ出場したのもそんな始末屋としての仕事の為でした。
基本的に素手で戦うのが最低限のルールの1つである拳願仕合において反則スレスレの道具を使う事もあり、始末屋としては優秀な実績も誇っていますが、あくまでもその強さは武器による物であり、自身の肉体自体がそこまで強いわけではありません。自身の体内に殺人ウイルスを仕込んでいるので「最強」ではなく「最凶」のランク付けなら上位に位置しますが、強さという意味でのランク付けでは非常に低くなっています。
強さランキング第29位:千葉貴之
後述する理人に変わって義武不動産の代表闘士を務めるのが「顔のない男(グレートアクター)」の異名を持つ千葉貴之です。相手の技を完璧にトレースできるという能力を持っていますが、トレース能力は制約も多い上に、合気道の達人である初見相手に合気道をトレースするという悪手によってトーナメント1回戦で敗れています。
自身も格闘技の経験があるわけではなく、あくまでも身体能力は千葉自身の物である為に身体的異能を武器とする理人などトレースできない相手もいる事、またトレースにも時間がかかる事など、弱点も多いトレース能力ですが、能力自体は優秀なので格闘技の経験を積めばより上位にいける可能性はありますが、現状ではそこまで強さを発揮できる状態ではないと言えます。
強さランキング第28位:アダム・ダッドリー
ボスバーガーの代表闘士であるアダム・ダッドリーは元々はアイスホッケーチームに抱えられていた乱闘要員で、格闘家ではなく喧嘩を中心にその実力を発揮してきたという背景を持っているキャラクターです。ウリは脊柱起立筋に基づく強靭な体幹で、腰の入った打撃は交通事故と揶揄される程に強力な一発性を秘めています。
しかしあくまでもその実力は喧嘩による物であり、格闘家も多い拳願仕合ではまだまだその力を発揮できる状態とは言えません。最終回にて、日本に残留して格闘技を習っている描写があるので予定されているケンガンアシュラの続編ではさらに強くなっている姿で登場する可能性はありますが、現時点ではまだまだランク付けでは下位になってしまうキャラクターです。
強さランキング第27位:賀露吉成
あじろ水産の代表闘士である賀露吉成は上記のアダム並みの体幹に加えて漁師生活で鍛えられた平衡感覚を有しているキャラクターです。漁師としては数々の伝説を残していますが、格闘技経験はないものの、驚異的なタフネスさと張り手一発で人を吹き飛ばすパワーを持っています。常人相手であれば十分に脅威と言える存在ですが、やはり格闘技経験の無さは大きくランク付けは低めになっています。
強さランキング第26位:河野春男
NENTENDOの代表闘士として登場したのが河野春男です。本名はハルといい元々はヒマラヤ奥地にある戦士の村で1番の戦士として生活していました。その戦闘スタイルの土台に格闘技はなく、基本的には全て天性による物で戦います。日本での生活で肥満になってしまいましたが、その肥満体形を苦としない戦いを見せるなどセンスの高さは折り紙つきです。
トーナメント1回戦で敗れてしまいますがそのセンスの片鱗は存分に見せており、まだ22歳という若さから言ってもこれからが楽しみであるキャラクターではありますが現時点ではやはりセンスで戦っているだけで格闘技の下地はない為やはりランク付けではこの位置となっています。しかし最終回で超日本プロレスに入門しているのが描かれているのでケンガンアシュラの続編ではさらに強さを発揮する事になるのではないでしょうか。
強さランキング第25位:茂吉・ロビンソン
セントリーの代表闘士として登場した茂吉・ロビンソンもまたケンガンアシュラの強さランキングでのランク付けを困らせる存在の1人です。1回戦で雷庵と戦い、ボロボロになっている姿が多く、本来の強さを発揮しているような場面は非常に少ない為です。とはいえ、元々格闘技の経験者である事を考えても、身体能力だけで戦う人達よりは強いのではないかと予想できます。
強さランキング第24位:理人
作中で初めて行われた拳願仕合で主人公王馬の相手だったのが理人です。その拳願仕合にて王馬に敗れた事で当時雇われていた義武不動産からは首になりますが、SH冷凍の社長兼代表闘士としてトーナメントにも出場しています。格闘技の経験こそありませんが、その圧倒的な指先の力を武器に相手の肉を抉り取る戦いを得意としています。
トーナメント1回戦では黒木と対戦して再び敗北、弟子入りを懇願するなどこれからが楽しみではありますが、現時点ではやはりまだ弱く、このランク付けとなっています。
強さランキング第23位:目黒正樹
ケンガンアシュラで「最凶」ランクを作るなら上位に位置するキャラクターと言えるのが、海一証券の代表闘士の目黒正樹です。生まれながらのサイコキラーであり、常時でさえ異質な存在として描かれています。その上で、土台として柔道を行っていた過去があるので理性的に戦えるのであれば「最強」のランク付けでもより上位に位置する事ができるキャラクターです。
作中でも意外と少ない拳願仕合の中で死亡したという経緯、痛みに比例して脳内麻薬の分泌が上昇するという特異体質など、精神の安定さえあればより強さを発揮できるキャラクターですが、獣のように戦う姿は読みやすくもあり、現状ではこのランク付けとなっています。
強さランキング第22位:二階堂蓮
白夜新聞の代表闘士として登場した二階堂蓮も武術家としては低めの順位になっています。日式中国拳法「天狼拳」の使い手ですが作中では武術においてあまり活躍が描かれる事もなく、むしろ暗躍の方が目立つ結果となっています。相手が刹那であるとはいえ、降参を決意するなど精神的にも弱い印象が強いキャラクターです。
その立場から考えれば実力が発揮できる場であれば相応に強いキャラクターである事は確かですが、やはり作中では不明点が多いキャラクターでもあります。
強さランキング第21位:鬼王山尊
禍谷園の代表闘士として登場した鬼王山尊は相撲をベースに戦うキャラクターです。力士特有の高い足腰と、高い耐久力を武器に戦いますが、一方で相撲では本来禁止であるパンチやキックも利用して戦うなど力士の枠にとらわれない戦い方をするのが特徴です。一方でプロレスラーを見下している面もありそれが原因でトーナメントでは敗れる事になります。
1回戦の中ではベストバウトと言われる関林との一戦も敗れはしたものの、試合内容だけみれば押しているのは鬼王山の方であるなど、1回戦敗退者の中では高い実力を有している事が見て取れます。既に十両で全勝優勝など実績も確かですが、まだ若いので今後に期待が持てるキャラクターです。
強さランキング第20位:鬼頭軍司
東洋電力の会長速水勝正の守護者の1人である鬼頭軍司は武器有りの強さならこのくらいの位置にはランク付けできる程の実力を持っています。剣の達人であり、暗殺者一族である呉一族が相手でも並みの者では相手にならない程の実力を持っています。闘技者や呉一族をして「強い」と言われる守護者の中でもトップの実力を誇ります。
ただしあくまでも剣の達人である鬼頭が素手の場合はどうかと言われると未知数な部分はあります。あくまでも武器有りでの戦いの場合の強さである事は留意する必要があります。
強さランキング第19位:鎧塚サーパイン
夜明けの村代表闘士の鎧塚サーパインはミャンマー出身の戦士です。ミャンマーラウェイを基本とした戦い方で、ほとんどガードを行わない武術特性もあって異常な骨密度と殴り合いに特化した骨格を手に入れています。その特性上、トーナメントという連戦形式には相性が悪い事もあり、2回戦で敗れていますが、全力の状態で戦えるのであればもっと上にランク付け出来る可能性もあるキャラクターです。
防御も攻撃も打撃に特化しているタイプの中ではかなり上位に位置しますが、全体でみればまだまだこのランク付けに落ち着くキャラクターでもあります。
強さランキング第18位:坂東洋平
格闘技経験がない代表闘士の中ではかなり上位に位置するのが十王通信の坂東洋平です。自身が生粋の格闘家には劣っている事を自覚しており、一撃必殺を基本戦術として戦うなど非常に頭のキレる人物でもあります。同時に「超軟体体質」と呼ばれる特異体質により、それぞれの関節の稼働域が広いので一切の関節技が利かない事を武器としています。
日本犯罪史上最悪の2人と言われ現在も服役中である事、年齢を考えても将来性はありませんが、仮に格闘技の経験があればより上位に位置するだけの能力を持っていただろうキャラクターです。
強さランキング第17位:大久保直也
ムジテレビの代表闘士である大久保直也は、表の世界の武術を極めた最強王者として君臨する総合格闘技をベースにした戦いをします。特にレスリングとボクシングテクニックを駆使して戦い高いポテンシャルを持ち合わせています。トーナメントの組み合わせの悪さで1回戦で敗れてしまいますが、その実力の高さを考えればより上位に進出してもおかしくなかったキャラクターと言えます。
強さの所以が「基本技術の錬度の高さ」という特化型とは相反する部分にある為、どんな相手にも対応しやすいという意味も込めて1回戦敗退者の中では高めのランク付けになっています。
強さランキング第16位:十鬼蛇王馬(覚醒前)
主人公である王馬はトーナメント2回戦にて過去の記憶を思いだし覚醒しより強くなりますが、その覚醒前の段階でも通常の相手になら負けないであろう強さを見せるシーンも多く覚醒前をここにランク付けしました。拳願仕合での経験は少ない物の、少なくともトーナメント開始前までの拳願仕合は圧勝しているような展開も多いです。
仮にこの状態のままであれば流石にトーナメントは厳しかったと言わざるを得ませんが、それでも中位には位置できる実力は持っていたと考えられます。
強さランキング第15位:関林ジュン
(株)ガンダイの代表闘士であり、トーナメント前に王馬と拳願仕合も行っているのが関林ジュンです。プロレスラーとしての高い自負とプライドを持ち、技を受ける事を義務付けられているプロレスこそが最強の格闘技であると豪語します。その為他の闘技者をして一般人と称し、同時に相手の技をガードする事はしないなど非常に流儀が強いキャラクターです。
もちろんパフォーマンスだけでなく実力も高く、打たれ強さなどは折り紙つきな上に観客がいる事を常に意識した戦い方をする特徴があります。相手に勝つという目的以外でも戦うタイプである為その実力は計りにくいですが、闘技者の中でもかなり高いのは間違いありません。
強さランキング第14位:阿古谷清秋
若桜生命の代表闘士である阿古谷清秋は普段は警視庁の機動隊隊長を務める警察官であり、その中で身につけた逮捕術を基本スタイルとして戦います。相手の攻撃をいなす事を得意としており、ダメージなしで勝ち上がるなどの戦績を見せています。最大の武器は圧倒的な反射神経で「相手の動きを見てから反応する事」で非常に高い勝率を誇っています。
トーナメントでは若桜生命の社長である檜山瞬花と半ば不正めいた事を行っていますが、それは警察官特有のダーティハリー症候群による殺人衝動を抑える為でもあり、単独でもこの殺人衝動を抑えられるのであれば十分に最強に近い位置にいるキャラクターでもあります。
強さランキング第13位:今井コスモ
西品治警備保障の代表闘士で、史上最年少で闘士となったのが今井コスモです。14歳から闘士を行っており、19歳でありながら闘士としては既にベテランの域に達しています。柔術をベースにした寝技を中心とした戦い方を得意としますが、肌質が弱く、寝技の際にすれる床でも切れてしまうなどしてしまうのが弱点だと言われています。
まだ若い事もあって、精神面ではまだまだな部分もありますが、「ゾーン」に入った際の気迫は強いものがあります。トーナメントではボロボロになりながら挑んだ3回戦で敗れていますが万全の状態ならより強い事は間違いなく、現時点でも比較的上位なランク付けができ、予定されているケンガンアシュラの続編の展開次第では最強になる可能性を秘めているキャラクターです。
強さランキング第12位:鷹山ミノル
滅堂の護衛者の中でも最高戦力三羽烏の1人である鷹山ミノルはトーナメント出場者を除けば作中で最強と言える強さを見せています。「牙に最も近い男」とも言われ作中での戦いは主に2回戦後のクーデターでのみしか描かれていませんが、その強さは明らかであり、仮にトーナメントに出場してもかなりの成績を収めた事が予想されます。
最終回で描かれたその後も護衛者として残留する事が触れられているのでケンガンアシュラの続編でも同様の立ち位置での行動が予想され、再びトーナメントのような事になっても出場する事はないと考えられていますが、その活躍が期待できると言われているキャラクターです。
強さランキング第11位:ユリウス・ラインホルト
ケンガンアシュラにはいわゆる「筋肉キャラ」が多数存在しますがその中でも最強と筋肉キャラと言えるのが東洋電力代表闘士のユリウス・ラインホルトです。ドイツ医学の推移を集めて生み出されたモンスターであるとされ、その圧倒的な筋肉で繰り出す技全部が最強の一撃だという事ができる程のパワーを誇ります。その上、頭脳も明晰であるなど理性的に戦える筋肉キャラでもあります。
その身体能力の高さは驚異的であり、作中でも「身体能力なら最強」と実際に言われるなどしています。本人の「真の強者に技など不要」という考えがなければもっと上位に位置してもおかしくないキャラクターですが、格闘技をやっていない故にこの位置に留まっているのでしょう。
強さランキング第10位:桐生刹那
皇桜学園の代表闘士の座を奪い取る形で登場したのが桐生刹那です。王馬に執心し、彼を神と崇めている一方でそんな彼を汚したとして王馬の師匠である二虎を激しく恨んでいます。トーナメント1回戦を圧倒して勝利し、2回戦で黒木と対戦、敗れる事になりますが黒木を右手を骨折させる事に成功するなど高い身体能力を見せています。
2回戦での戦いを自ら試練と考えていたにも関わらず破れてしまった事もあってその後は王馬への執着と二虎への憎悪から正気が保てなくなり殺戮を行うようになってしまい、不本意な形で王馬と対する事になります。最終的には王馬に二虎流の技だけで倒される事になり、身柄を拘束される事になりました。
使用する技は古流武術である「狐影流」ですが、「狐影流」はほとんどの技が失われている状態だった為、基本的に使用できる技は攻撃技の「羅刹掌」と移動技である「瞬」のみになっており、その他、過去の経緯から伝授されていた二虎流の技も使用しています。精神状態が正常であればかなり強い事は間違いなく、今回のランク付けではこの位置になっています。
強さランキング第9位:ムテバ・ギゼンガ
岩見重工の代表闘士として登場したムテバ・ギゼンガは現役で活躍するプロの傭兵であり確実に相手を殺す必要のある場での戦いの経験から、軍隊格闘、中国の暗殺術や経穴を付くなどを用いた急所攻撃をメイン戦法としています。格闘家との経緯の違いから格闘技ではタブーとされる急所攻撃も躊躇いなく行い、眼つぶしや心臓抜きを多用する傾向になります。
その神髄は過去の戦いで失った視力の変わりに研ぎ澄まされた他の感覚による空間把握能力で、また五感の一部を遮られても戦えるように訓練しています。かつて戦った事がある呉掘雄から「二度と戦いたくない」と言われる程に嫌らしい戦い方をするのが特徴です。またその経歴と対戦相手の事もあって、トーナメントで唯一明確な意思を持って殺人をしています。
トーナメント1回戦で目黒相手に殺して勝利すると2回戦ではセキと対戦、両耳を潰されるなどしますが辛勝して3回戦に進みます。しかしあくまでも傭兵であるムテバは3回戦で腕を破壊されると、独断で棄権し会場を去る事になります。格闘家ではない事、そして目を失っている事を考えても最強に近いキャラクターである事は間違いないキャラクターです。
強さランキング第8位:呉雷庵
アンダーマウント社の代表闘士で呉一族の中でも最強、かつ異端的な存在であるのが呉雷庵です。暗殺集団である呉一族の出身なので暗殺術なども使えますが、本人の気質により基本的には喧嘩殺法を好みます。とはいえ呉一族所以のタフさを持ち合わせているのも事実です。
2回戦で王馬と戦い敗れてしまいますが、本来の身体能力であればトップ3に入るランク付けもある程に高いものの、本人が相手をいたぶる事を好む故にこのランク付けになっていますが、貪欲に勝利だけを目指せばより上位にも位置するキャラクターです。
強さランキング第7位:十鬼蛇王馬(覚醒後)
作中では決勝戦にまでコマを進める王馬ですが、覚醒後でも強さのランキングという意味ではこの位置になります。特に3回戦以降覚醒はしつつも同時にボロボロになっていく王馬ですが、仮に覚醒後万全の状態だったとしてもトーナメントでは勝利した若槻相手にも苦戦は必至だと考えられ、実力的にはまだまだ若槻の方が上だと思われます。
また使う技の性質上「万全の状態」になれる事自体が確率として低い事も作中での結果以上にランクを落とす原因になっています。またそうでなくても実戦経験は少ない事などを考えるとこの辺りになる事が多いです。
強さランキング第6位:初見泉
当初王馬になると思われた乃木グループの代表闘士ですがその王馬に変わり乃木グループの正闘技者となったのが初見泉です。軟派で女好きの中年でこれまでの戦績も39勝15敗と数字だけみるとあまり優れた闘士には思えませんが、その実寝坊やバックレなどが原因であり、「最強の無責任男」と呼ばれています。同時に調子にムラっ気があり、格下に苦戦する事さえあります。
合気道の達人であり、短期間に試合を繰り返すとその度に調子が上がっていくという性質があり、絶好調になれば「何をしでかすか分からない」と言われています。乃木がトーナメントを画策したのも初見のこの性質による所が大きいと考察する人もいる程です。絶好調だけを見ればより上位とも言えますが、全体的に見るとトップ5入りは果たせずというのが現状と言えます。
強さランキング第5位:ガオラン・ウォンサワット
ここからは上位5人を紹介していきます。5位は八頭貿易(株)の代表闘士、ガオラン・ウォンサワットです。当代最強のボクサーであると同時にムエタイの経験もある為、打撃技に関しては最強と言えるキャラクターでもあります。普段はボクサーとしての技をメインに戦いますが、勝利に対しての執着からボクシングの試合であれば反則になる技も用いる事もあります。
また自身が使う事はありませんが、相手から寝技や関節技をかけられる事を想定した練習もしている為、非常に隙がないスタイルを確立、最強の呼ぶにふさわしい実力を発揮しています。トーナメントでは2回戦で敗退していますが相手がアギトという事もあり、組み合わせの不運で勝ち残れなかったと言われるキャラクターでもあります。
強さランキング第4位:若槻武士
4位は古海製薬代表闘士の若槻武士です。現役の闘技者の中で最古参の闘技者でありそのキャリアは実に20年以上、歴代最多勝利数を誇る超人です。その長所は先天的な筋繊維密度で、常人の52倍と言われるその筋繊維密度により、作中のキャラクターの中では細身に描かれるキャラクターですが、分かっているキャラクターの中では体重が3番目に重いです。
元々は幼少期より行っていたフルコンタクト空手をベースにその筋肉に任せたパワーファイトを売りにしていましたが、数少ない土である過去のアギトとの対戦により、よりテクニックを磨くなど努力も怠りません。トーナメントでは奇策もあって王馬に敗れていますが、試合内容を見れば圧倒している事もあり、高い実力を誇る事が分かるキャラクターであると同時にパワータイプでは最強と言えるキャラクターです。
強さランキング第3位:御雷零
3位はゴールドプレジャーグループの代表闘士である御雷零です。スピードタイプの闘士の中でも抜群のスピードを誇り、技の威力よりも手数で押すタイプの戦いを得意としています。暗殺拳である「雷心流」の当主ですが、暗殺稼業ではなく、不殺の境地に至った新しい雷心流を作る為にトーナメントに参加しています。元々が「暗殺者」である為に、殺さずに倒す術を模索している節も見られます。
その実力は拳願仕合最短決着記録を更新した事でも折り紙つきであり、3回戦で黒木と当たらなければより上位に食い込める可能性があったと考えられます。作中ではスピードタイプが少ない事もありますが、間違いなく最速を誇り、最強の1人と言えるキャラクターです。
強さランキング第2位:加納アギト
2位は大日本銀行の代表闘士で、作中で黒木に敗れるまでの間無敗を誇った加納アギトです。驚異的な吸収能力を誇り、また単純な身体能力でも表世界で絶対王者として君臨する大久保と比較してもあらゆる面で上回っており、相手の強さに絶対的な強さを持ち、闘えば闘うだけ強くなるので作中でも間違いなく最強と言える存在です。
破れた準決勝の黒木戦でもその強さと吸収能力の高さを遺憾なく発揮していますが、最後には身体の方が限界を迎えて敗北している事もあり、僅差ではありますが今回のランク付けでは2位に設定しています。
強さランキング第1位:黒木玄斎
数多くいるケンガンアシュラのキャラクターの中でも最強と言えるのはやはりトーナメントでも優勝した黒木でしょう。トーナメントにおける試合でも3回戦の御雷戦まで膝を付く事もなく勝ち上がり、身体をボロボロにされながらも勝利しています。また御雷が目指す「殺す技術」からの脱却を果たして暗殺者でもあり、「使うべき瞬間に使う技を使う」という武の極致を体現しているとも言われています。
アギトとはほとんど僅差ではありますが、直接対決で勝っている事、そしてその後トーナメントでも優勝している事を考慮して今回は1位にランク付けしています。
ケンガンアシュラの強さランキングまとめ
今回は2018年8月に完結したケンガンアシュラの数多くいる東條キャラクターの中から最強と言えるキャラクターを強さ順にランキング化しました。ただこの強さはあくまでも目安であり、ケンガンアシュラの作中で行われた拳願絶命トーナメントの結果はそのまま反映していません。あくまでも全力で戦える状態にあった時の強さのランキングになっています。
ただ全力で戦える=全力で戦うではない点も留意しなければいけません。上記でも触れているように呉雷庵など全力で戦えばもっと上位にランク付け出来るのに、いたぶる事に重きを置いている為にランク付けを下げたキャラクターもいます。そうやって議論の余地が残っているのは完結後でも相変わらずです。
ケンガンアシュラは連載自体は既に終了していますが、アニメ化の予定もあり、続編が展開される事も既に発表されているなど、既に先がある事が分かっている作品です。まだ読んでいないという人は今回の強さのランク付けも参考にしながら実際にケンガンアシュラの世界に触れてみてはいかがでしょうか。