2021年01月19日公開
2021年01月19日更新
【ジョジョ】ディオが被った石仮面とは?実在する?作った人物や元ネタも紹介
大人気シリーズ『ジョジョの奇妙な冒険』に登場する宿敵・ディオが被ったストーリーの根幹部分を成す“石仮面”についてまとめていきます。ディオが被った石仮面は実在するものなのでしょうか?実在するアステカ文明などとも照合しながら説明していきます。また、石仮面を作った元凶となる人物・カーズや、石仮面の元ネタと言われている映画についても紹介していますので、石仮面のその後がどうなったのか気になっている方はぜひ最後までご覧ください。
目次
ディオ(DIO)とは?
ジョジョの概要
今回のまとめでは、大人気シリーズ「ジョジョの奇妙な冒険」に登場するキャラクターディオ(DIO)についてまとめていきます。ディオが被った石仮面とは一体どんなものなのか、また、ディオが被った後石仮面はどうなったのでしょうか?そのほか、石仮面は実在するのかについてまとめていきます。それでは、ディオや石仮面がどうなったのかについてまとめていく前に、「ジョジョの奇妙な冒険」の概要などについて見ていきましょう。
「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズは、1987年より連載されている荒木飛呂彦さんが描くアドベンチャー漫画です。2021年1月現在はシリーズの第8部となる『ジョジョリオン』が『ウルトラジャンプ』にて連載中となっています。コミックシリーズは129巻まで刊行されており、この他にスピンオフ小説も刊行されています。また、第5部の『黄金の風』までテレビアニメ化もされていますので、そちらもチェックしてみてください。
ディオ(DIO)のプロフィール
それでは、ディオのプロフィールについて見ていきましょう。ディオは、第1部から登場するキャラクターで、歴代ジョジョの主人公たちやジョースター家の宿敵として登場してくるラスボス的存在です。フルネームは「ディオ・ブランドー」。ディオは1部でジョナサン・ジョースターに討伐されるも、3部で復活し、3部のラスボスとして登場してきました。
また、5部では主人公のジョルノ・ジョバァーナがディオの息子であることが判明したり、6部にもディオに関係する人物の登場など、1部から6部に渡りストーリーに影響を与えた人物です。ディオは、金髪に端麗な容姿をしており、カリスマ性を持ち合わせ、狡猾かつ明晰な頭脳のほか、吸血鬼としての生への強い執着を持ち合わせています。
また、息子はジョルノ・ジョバァーナだけでなく、6部に登場するジョルノの異母兄弟であるウンガロやリキエル、ドナテロ・ヴェルサスと4人の息子がいます。最終的にディオどうなったのかというと、3部の最後で承太郎を激怒させたことにより、陽の光を浴びせられて灰となってしまいました。ですが、死して尚、息子がストーリーに関係するなど影響を与えています。
ディオが被った石仮面とは?実在する?元ネタを紹介
ディオが被った石仮面とは?
それでは、ディオが被った石仮面についてまとめていきます。まず、ディオが石仮面をかぶる事になった経緯から見ていきましょう。ディオは貧困家庭に生まれたものの、父の死により縁を辿って名門貴族のジョースター家の養子となりました。ディオは、一見真面目でカリスマ性を兼ね備えた非情に優秀な人物でしたが、その反面非常に野心家でいつかジョースター家の財産を全て自分のものにしようと目論んでいたのです。
表向きは立派な青年に育ったディオでしたが、ジョースター家にある石仮面について研究するジョナサンの目を盗み、石仮面を被ってしまいます。この石仮面は、ジョナサンの両親が旅行の土産として持ってきたアステカの遺跡から発掘されたものでした。そして、奇妙なこの石仮面の異変を感じ取ったジョナサンは石仮面の研究をするようになります。ですが、石仮面の異変を感じ取っていたのはジョナサンだけではありませんでした。
実は、ディオも石仮面の異変を感じ取っていたその1人だったのです。そんな経緯を経て、ディオは石仮面を被ることになりました。この石仮面は、人間の未知なる力を目覚めさせ進化させるといった古代の遺物であり、そのほかディオのように吸血鬼へと変貌させる能力を持ったものでした。ディオはジョナサンによって胴体と頭を切り取られますが、ジョナサンの胴体を奪い100年以上も生き長らえることができたのです。
アステカ文明のモデルとなった遺跡
「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズのキーとなる石仮面は、アステカ文明の遺跡から発掘されたものと作中では設定されています。実際にアステカ文明の遺跡から石仮面は発掘されてもいません。ですが、アステカ文明がモデルとした遺跡は実在します。それがアステカ文明が元にしたと言われている”テオティワカン遺跡”というものです。この遺跡は、メキシコにあるもので、「ジョジョの奇妙な冒険」の実在する聖地として知られています。
アステカ文明の前身となったこのテオティワカン遺跡からは、なんと”石のマスク”が発掘されています。その石のマスクが発掘されたのはテオティワカン遺跡の太陽のピラミッドの基底部からでした。このことから、ピラミッドが竣工される際に捧げられたものだと言われています。ですので、石仮面のモデルは実在すると言えます。
「ジョジョの奇妙な冒険」の作中では、アステカ文明による”血の儀式”で使用されていたものがこの石仮面だとされています。実際に、アステカ文明には”血の儀式”という名前ではありませんが、”人身御供の神事”という祭壇の上に置かれ生贄とされる儀式が行われていました。作中で言われる”血の儀式”の祭壇こそが、今も現存し実在するメキシコ・テオティワカン遺跡にあるピラミッドなのです。
石仮面の元ネタは映画エイリアンのフェイスハガー
また、「ジョジョの奇妙な冒険」に登場する石仮面には元ネタでは?と言われるものがありました。それは、1979年からシリーズ展開されている映画「ALIEN」に登場する生物・フェイスハガーです。フェイスハガーは、作中では地球外生命体の一種とされており、甲殻類やクモを合体させたような形で8本の足を持っている生物です。フェイスハガーは、顔に張り付いた対象に寄生し生命活動を続けるといったものです。
「ジョジョの奇妙な冒険」に登場する石仮面と共通する特徴には、8本足で顔に張り付く点や、エイリアンや吸血鬼が人間から誕生するといった点などが挙げられます。
ディオが被った石仮面を作ったのは誰?作り方も紹介
石仮面を作ったのはカーズ?
「ジョジョの奇妙な冒険」に登場する石仮面は、一体誰が作り、どうなったのでしょうか?まず、石仮面はジョジョの根幹となる物で、ストーリー序盤から登場してきました。石仮面の起源については、2部となる「戦闘潮流」でスピードワゴン財団が乗り出した調査で明かされています。結論から言うと、石仮面はカーズという2部の敵となった”柱の男”の1人であり、リーダーの男であることが判明します。
スピードワゴン財団は、メキシコにある遺跡から石仮面と似た石仮面が大量に発掘されたことを知り研究することにします。すると、石仮面は、長い命を持っている一方光に弱い”闇の一族(柱の男)”と呼ばれる種族の1人であるカーズが、弱点である光を克服しようとして作り出したという経緯も判明したのです。カーズはIQが非常に高く、「究極生命体(アルティメット・シイング)」を目指していました。
また、カーズは石仮面での光の克服のほか、石仮面を柱の男たちの食料としての目的を持って量産していたのです。カーズ含めた柱の男たちは、強い能力を持った吸血鬼たちを好んでいました。そして、カーズが作った石仮面には失敗作もありました。ジョースター家にたどり着いた石仮面が、そのうちの1つだったのです。
石仮面の作り方
「ジョジョの奇妙な冒険」に登場する石仮面は、ストーリーには欠かせない代物であることから、読者やファンから非常に人気があります。過去には、石仮面の様々なグッズも登場しており、実物と同じ大きさの石仮面も発売されましたが、値が張るということで自作したファンもいました。
ファンが公開した石仮面を誰でも作れる方法が話題となったのはご存知でしょうか?仮面の土台となる針金を作り、その周りを石粉粘土を貼っていくという方法です。詳しく知りたい方は、YouTubeなどで検索してみてください。
ディオが被った石仮面のその後はどうなった?
石仮面はシチリア島に隠されることに
では、ディオが被った石仮面はその後一体どうなったのでしょうか?まず、石仮面の登場を順を追って見ていきましょう。まず、石仮面は、1部で石仮面の秘密を見つけ出し石仮面を被ったディオを吸血鬼にしてしまいました。1部の終盤ではジョナサンによって砕かれたはずの石仮面でしたが、2部でカーズの登場によって石仮面の謎が明かされることとなったのです。では、その後石仮面はどうなったのでしょうか?
石仮面は、ジョセフとともに戦ったナチス・ドイツの軍人であるシュトロハイムによってイタリアのシチリア島にあるシラクサという都市のドゥオーモ(教会)に隠されることとなったのです。
石仮面は今後登場する?
その後、「ジョジョの奇妙な冒険」で石仮面は登場することは現時点ではありませんが、5部「黄金の風」の外伝となる小説『恥知らずのパープルヘイズ ~ジョジョの奇妙な冒険より~』では、石仮面の行方やシュトロハイムとジョルノとの関係などについて言及されています。石仮面がシチリアに隠されてからは、シュトロハイムの戦死及びドイツ軍の撤退によって回収されることはなくなってしまったのです。
その後、石仮面は長い間シチリアに隠されていましたが、『恥知らずのパープルヘイズ』にて新生パッショーネのジョルノの部下によって破壊されたことが描かれることとなりました。気になる方はぜひ小説をチェックしてみてください。
ディオのアニメ声優
子安武人のプロフィール
それでは、テレビアニメ「ジョジョの奇妙な冒険」でディオの声優を務めた子安武人さんのプロフィールについて見ていきましょう。子安武人さんは1967年5月5日生まれの神奈川県出身、自身が代表を務めるティーズファクトリーに所属しています。1988年に放送されていたテレビアニメ「どんどんドメルとロン」で声優デビューをし、以降は様々な作品に参加する人気声優となりました。
子安武人の主な出演作品
そんな子安武人さんのこれまでの主な出演作は以下です。
- 楽しいムーミン一家(スナフキン)
- マクロス7(ガムリン木崎)
- 新機動戦記ガンダムW(ゼクス・マーキス)
- 新世紀エヴァンゲリオン(青葉シゲル)
- 頭文字D(高橋涼介)
- ∀ガンダム(ギム・ギンガナム)
- シャーマンキング(ファウスト8世)
- 機動戦士ガンダムSEED(ムウ・ラ・フラガ)
- ケロロ軍曹(クルル曹長)
- BACCANO! -バッカーノ!-(ラック・ガンドール)
- レベルE(クラフト)
- Re:ゼロから始める異世界生活(ロズワール・L・メイザース)
- マギ シンドバッドの冒険(バルバロッサ)
- ヴァイオレット・エヴァーガーデン(クラウディア・ホッジンズ)
ディオが被った石仮面に関する感想や評価
感想や評価①元凶はカーズ
石仮面作ったのはカーズだったのか…
— 藍 (@aiiroaiai_jj) November 9, 2020
え、つまり全ての戦犯はカーズでファイナルアンサー?
続いては、ディオが被った石仮面に関する感想や評価について見ていきましょう。まず1つ目は、全ての戦犯はカーズなのではないか?というものです。「ジョジョの奇妙な冒険」ではディオが宿敵であり、長い期間影響を与える人物でしたが、元を辿れば石仮面を作った人物であるカーズが、ディオが吸血鬼となりジョースター家の宿敵となった元凶だと考えられます。
感想や評価②その後どうなったのか
ちなシーラEは5部のその後が書かれてる小説に出る子です可愛いです皆恥知らずのパープルヘイズをよろしくな
— りゅう (@88ry_3) October 19, 2020
続いての感想や評価は、石仮面のその後の話が出てくる『恥知らずのパープルヘイズ』が面白かったというものです。石仮面のその後の行方がどうなったのかについて知りたい方は、ぜひ『恥知らずのパープルヘイズ』をご一読ください。
感想や評価③実在する石仮面
ちょうど1年前。
— なかじ@海外ノマドYouTuber【JAPAN 】 (@nakajigundam) January 9, 2021
ジョジョの奇妙な冒険の聖地巡礼でメキシコ🇲🇽に石仮面見に行ったなぁ
もうあれから1年か。
いつ海外に行けるのだろうか🥺 pic.twitter.com/kacL8Sn9c2
続いての感想や評価は、上記のものになります。「ジョジョの奇妙な冒険」に登場するアステカ文明の遺物である石仮面は、メキシコのテオティワカン遺跡に実在します。実際に発掘された石仮面は、メキシコシティにある人類学博物館にて展示されていますので、気になった方はアステカ文明なども予習しながらぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?
ディオが被った石仮面まとめ
以上、「ジョジョの奇妙な冒険」に登場するディオが被った石仮面がどうなったのかに関するまとめでした。石仮面がその後どうなったのかについては外伝の『恥知らずのパープルヘイズ』に記されており、また、石仮面に関する設定には実在するものや場所がありました。サイト内には、ディオのほかカーズなど他のキャラクターや、「ジョジョの奇妙な冒険」に関するまとめもありますので、そちらもぜひ参考にしてみてください。