2020年11月29日公開
2020年11月29日更新
【境界の彼方】名瀬博臣は重度のシスコンキャラ?神原秋人との関係や名言も紹介
「境界の彼方」に登場する名瀬博臣は、異界士を取り仕切る名家・名瀬家の長男であり、名瀬美月の兄でもあります。半分妖夢で半分人間である不死身の半妖・神原秋人を監視する役割を担っていました。極度のシスコンでふざけた言動も目立ちますが、妖夢が絡む件に関しては活躍するかっこいいキャラクターでもあります。この記事では、「境界の彼方」名瀬博臣のかっこいい魅力、能力、作中に登場した名言・セリフ、アニメの声優などを紹介していきます。
目次
境界の彼方の名瀬博臣は重度のシスコンキャラ?
「境界の彼方」の名瀬博臣は、異界士を束ねる権力を持つ名瀬家の長男であり、名瀬美月の一つ上の兄にあたる高校3年生です。名瀬一族特有の「檻」という能力を持ち、結界を張ったり攻撃に使いことも可能でした。
しかし、能力の影響から冷え性であるらしく、首には常にマフラーやストールを巻いていました。妹の名瀬美月を溺愛しており、自他ともに認めるシスコンでもあります。「境界の彼方」作中に登場する人気の名言・セリフも、名瀬美月に関するものが多くありました。
境界の彼方の作品情報
境界の彼方の概要
「境界の彼方」は、2012年6月に京都アニメーションが刊行するKAエスマ文庫から発売されたライトノベルです。作者は鳥居なごむであり、本作で作家デビューを果たしました。テレビアニメは、2013年10月から12月の1クールで放送されました。アニメの放送に合わせて、栗山未来役の声優・種田梨沙と新堂愛役の声優・山岡ゆりがパーソナリティを務めるインターネットラジオ「境界の彼方 ふゆかいラジオ」の配信もされました。
2015年3月14日にはテレビアニメの総集編となる「劇場版 境界の彼方 -I’LL BE HERE-過去篇」、その後続編となる「劇場版 境界の彼方 -I’LL BE HERE-未来篇」が2015年4月25日に公開されました。「未来篇」の主題歌には、名瀬美月役の声優・茅原実里が歌う「会いたかった空」が起用されました。興行収入は「過去篇」が1.40億円、「未来篇」が2.03億円を記録しています。
境界の彼方のあらすじ
人間に害なす存在・妖夢と、それを退治する異界士が存在する世界。半分妖夢で不死身という特性を持つ主人公・神原秋人は、放課後に屋上にたたずむメガネをかけた美少女・栗山未来を見かけます。自殺しようとしていると判断した秋人は、栗山未来の説得を試みます。彼女は、自身の血液を操って戦う異界士でした。出会った日から、秋人は未来から命を狙われることになります。
名瀬博臣のプロフィール
「境界の彼方」の名瀬博臣は、妖夢と戦う異界士たちを束ねる権力を持つ名瀬家の長男です。異界士であり、「檻」という名瀬一族が継承してきた能力を持っています。高校3年生で、身長は178cm、誕生日は7月21日、好物に温かいスープをあげています。妹は名瀬美月、姉は名瀬泉です。さらさらの黒髪を持つ整った顔立ちの少年ですが、度が過ぎたシスコンであり度々周囲から引かれていました。
趣味には、名瀬美月と会話をすること、観察すること、育成することをあげていました。プライベートでは、神原秋人と性癖について語り合ったりなど年相応の振る舞いをしますが、異界士や妖夢に関連することはストイックであり、冷徹な判断を下すこともあります。能力の影響で冷え性であることから、常に首にはマフラーを巻いていました。
部活は名瀬美月、神原秋人、栗山未来と同じく文芸部に所属していますが、ほとんど顔は出さないことから幽霊部員扱いされています。「劇場版 境界の彼方 -I’LL BE HERE-未来篇」では高校を卒業しており、行方不明となった姉・泉に変わって当主として活動していました。
境界の彼方の名瀬博臣と神原秋人・美月の関係
名瀬博臣と神原秋人の関係
「境界の彼方」の主人公である神原秋人は、母親が人間、父親が妖夢の半妖です。妖夢の部分が濃く表出した際は、自我を失い暴走します。神原秋人は暴走した時、名瀬博臣を殺しかけたことがありました。異界士を取り仕切る名瀬博臣と名瀬美月は、監視を目的とし神原秋人と一緒に過ごすようになります。
しかし、2人はいつしか神原秋人と良き友人関係を築いていきます。神原秋人はメガネフェチ、名瀬博臣はシスコンという性癖があり、お互いの性癖を語り合うこともあります。異界士としてはストイックな名瀬博臣ですが、栗山未来が神原秋人を殺そうとしていることを知った時は、止めようとしていました。
名瀬博臣と妹の美月の関係
「境界の彼方」の名瀬博臣は、妹の名瀬美月を溺愛しています。名瀬美月に内緒でアイドルのオーディションに書類を送る、アイドル写真の顔の部分だけ名瀬美月の顔写真と貼り替える、しおりに名瀬美月の写真を使う、着信音は「お兄ちゃん大好き」という音声に設定しているなど、度を過ぎたシスコンでした。名瀬美月は、そんな兄を気持ち悪がる反面頼りにしているところがあり、なんだかんだで兄妹仲は良好でした。
境界の彼方の名瀬博臣の名言や名セリフ集
名瀬博臣の名言①「いい『お兄ちゃん』…」
いい『お兄ちゃん』、いただきました
こちらは、テレビアニメ「境界の彼方」第8話に登場する名言・セリフになります。作中では、妖夢の能力が弱まる「凪」の時期が訪れようとしていました。名瀬美月は、異界士教会の藤真弥勒と接触します。後をつけていた名瀬博臣は、藤真弥勒と戦い爆破に巻き込まれます。心配した名瀬美月は、普段は口にしない「お兄ちゃん」という単語を口にしました。こちらは、その直後無事に姿を表した「境界の彼方」名瀬博臣の名言でした。
名瀬博臣の名言②「違う!美月は美月のままで…」
違う!美月は美月のままでいいんだ。お前は弱くない
こちらは、「劇場版 境界の彼方 -I’LL BE HERE-」に登場した名言・セリフになります。妹の名瀬美月は、名瀬家の一族の中で力が弱い方であり、そのことをコンプレックスに思っていました。劇中で、栗山未来が妖夢に取り憑かれて暴走しますが、止める力がない自分を責めます。しかし、名瀬美月は、周囲を思いやる強さと優しさを持っていました。こちらは、そんな妹に向けた名言でした。
名瀬博臣の名言③「確かに…確かに…」
こちらの名言・セリフは、アニメ「境界の彼方」6話に登場するものです。栗山未来、神原秋人は、名瀬美月は、学校の屋上にいた果実型の妖夢を倒そうとしますが失敗します。果実型の妖夢は、危険を察知すると臭い液をかける変わった妖夢でした。さらに気に入った女性にはそれ以上に臭い液体をかける習性があり、名瀬美月が被害に遭います。名瀬博臣も現場に駆けつけ、妖夢退治に協力することになりました。
確かに…確かに、臭いかもしれない…でも俺は、諦めない
果実型の妖夢は、歌やダンスに目を奪われるという弱点がありました。1度目は、栗山未来と名瀬美月が歌とダンスを披露しようとします。しかし、栗山未来が音痴だったことで失敗してしまいます。何度も臭い液をかけられた栗山未来は、もうやめたいと泣き言をいい出します。それぞれが揉める中、名瀬博臣はこのセリフを口にしました。
名瀬博臣の名言④「想像してみろ!…」
想像してみろ!多人数に囲まれ、センターで可愛い制服に身を包み、マイクスタンドにまたがる妹の姿を!
こちらは、アニメ「境界の彼方」第7話に登場する名言・セリフになります。文芸部の部室で名瀬博臣は、神原秋人に名瀬美月からアイドルのCDを大量に破壊されてしまったことを報告します。名瀬博臣は、無断で名瀬美月をアイドルのオーディションに応募して逆鱗に触れたのでした。さらに音楽機器に入れていた曲も、全て「全裸リーマン」シリーズに入れ替えられていました。こちらは、その時神原秋人に言った名言・セリフでした。
境界の彼方の名瀬博臣の能力やマフラーの理由
名瀬博臣の能力や強さ
「境界の彼方」の名瀬博臣の異能の力は、「檻」というものです。これは、異界士を束ねる名瀬家が継承してきた能力であり、周囲に結界を張ったり、ターゲットに飛ばして攻撃することも可能でした。虚ろな影という強力な妖夢が出現した時は、この能力を使って虚ろな影を街の外へ誘導していました。
名瀬博臣のマフラーの理由は冷え性だから?
「境界の彼方」の名瀬博臣は、冬はマフラー、夏はストールを首に巻いています。神原秋人の脇の下で手を温めることもありました。トレードマークのようになっているこのマフラーは、妖夢を退治する時には武器になっていました。アニメ終盤では、テレビマフラーは冷え性だから常々身につけていたということが判明しました。
名瀬博臣の冷え性の理由は能力のせい?
「境界の彼方」の名瀬博臣は極端な冷え性であり、冬は授業中でもマフラーを巻いていました。さらに夏も首にストールをつけていました。本人曰く、この冷え性は異能の力が原因であるというのです。栗山未来が神原秋人の中にあった境界の彼方を取り込んで行方不明になった後、この冷え性が改善されていました。これは、異能の力が低下していることも意味していました。
境界の彼方の名瀬博臣のキャラソンやグッズ
名瀬博臣のキャラソン
「境界の彼方」の名瀬博臣のキャラソンは、2014年1月8日にリリースされた「TVアニメ 境界の彼方 キャラクターソング Vol.2」です。こちらのキャラソンは、神原秋人(声優・KENN)とのデュエット曲と、それぞれのソロ曲が収録されています。「AS IT IS」は神原秋人のキャラソン、「CAGE FOR LOVE」が名瀬博臣のキャラソン、「Welcome to THE WORLD!」がデュエット曲になります。
名瀬博臣のフィギュアはある?
「境界の彼方」の登場キャラクターでフィギュア化されているのは、現段階ではヒロインの栗山未来と名瀬美月のみです。水着を着たフィギュアは2人とも発売されており、これに加え栗山未来は制服で戦うデザインのものがもう1点ありました。「境界の彼方」名瀬博臣も人気キャラクターであるため、フィギュア化を望む声も多くみられます。
名瀬博臣のコスプレグッズ
「境界の彼方」名瀬博臣のコスプレグッズに、制服といつも巻いているマフラーがセットになったもの、そのほかにも6話に登場したアイドル衣装などもありました。小物は、スニーカー、ウィッグなどが販売されていました。
境界の彼方の名瀬博臣のアニメ声優
鈴木達央のプロフィール
アニメ「境界の彼方」で名瀬博臣役を演じた声優は、「たっつん」や「たつ」などの愛称で親しまれている鈴木達央でした。鈴木達央は、愛知県出身1983年11月11日生まれ、声優事務所・アイムエンタープライズに所属しています。妻は「紅蓮華」などで知られる歌手のLiSAです。趣味はゲーム鑑賞や読書など、特技には変顔をあげています。達筆であり、毛筆五段、硬筆四段の資格を持ちます。
声優としてのデビュー作は、八神ひろき原作のスポーツアニメ「DEAR BOYS」石井努役でした。アニメージュ第37回アニメグランプリ声優部門グランプリ、ファミ通アワード2016男性キャラクターボイス賞などの受賞歴を持ちます。声優の他に歌手としても活動しており、OLDCODEXのボーカルも務めています。OLDCODEXは、ミニアルバム「OLDCODEX」でデビューし、2016年2月に初の海外単独ライブを開催しました。
鈴木達央の主な出演作品
鈴木達央の代表的な出演作に、「ドリフターズ」菅野直役、「迷家-マヨイガ-」ヴァルカナ役、「ちるらんにぶんの壱」土方歳三役、「魔法少女サイト」美炭貴一郎役、「陰陽師・平安物語」源博雅役、「アサシンズプライド」ウィリアム・ジン役、「ソマリと森の神様」ヤバシラ役、「サーバント×サービス」長谷部豊役、「となりの怪物くん」吉田春役、「バカとテストと召喚獣」坂本雄二役、「図書館戦争」手塚光役などがあります。
境界の彼方の名瀬博臣に関する感想や評価
この名瀬博臣がたまらんかっこいい。゚(゚^ω^゚)゚。兄貴に欲しい。゚(゚^ω^゚)゚。美月ちゃん羨ましい。゚(゚^ω^゚)゚。 pic.twitter.com/wv3LHJYXT9
— あ や か (@ayaka__5stars) March 19, 2015
「境界の彼方」の名瀬博臣は、名瀬美月を溺愛しています。アイドルのオーディションに無断で書類を送る、アイドル写真の顔の部分だけ美月の顔写真にするなど、度を過ぎたシスコンでもあります。しかし、整った容姿を持つ美少年であり、美月からも頼りにされていました。名瀬博臣のような兄が欲しいといった「境界の彼方」ファンの感想もありました。
名瀬博臣やっぱイイワァ
— らむだ (@AohikaenRoot410) December 11, 2017
清々しいくらい気持ち悪いのにかっこいいとこがSUKIです
「境界の彼方」の名瀬博臣は、プライベートで文芸部のメンバーらと話す時は、高校生らしくふざけ合っていました。度を過ぎたシスコンでもあり、周囲からドン引きされることもあります。しかし、異界士としては名家の御曹司という立場のためか、ストイックで冷徹な判断を下すこともあります。妖夢が絡む緊急事態の時は、カッコよく活躍します。こうしたギャップが好きといった「境界の彼方」ファンの声も多くありました。
彼氏にしてほしいキャラは名瀬博臣君ですかね
— . (@muimui012) November 12, 2015
声もかっこいい pic.twitter.com/4y1bRi8iBt
アニメ「境界の彼方」で名瀬博臣役を演じた声優は、アイムエンタープライズに所属する鈴木達央でした。鈴木達央は、スポーツアニメ「DEAR BOYS」石井努役でデビューしました。主要キャラクターに抜擢されることも多くある人気声優です。アニメ「境界の彼方」名瀬博臣の声が好きといった「境界の彼方」ファンの感想もありました。
境界の彼方の名瀬博臣まとめ
「境界の彼方」の名瀬博臣のかっこいい魅力、話題となった名言・セリフ、アニメの声優、名瀬美月や神原秋人との関係、異界士の能力などを紹介してきました。飄々としていてふざけたセリフや行動が目立つ人物ですが、異界士としては優秀であり、妖夢が絡む件では活躍するかっこいいキャラクターでもありました。