2020年11月24日公開
2020年11月24日更新
【終わりのセラフ】百夜ミカエラの正体は吸血鬼?強さや元ネタ・声優を紹介
終わりのセラフの中でも特に高い人気を誇るキャラクターの1人がミカエラです。ミカエラは人気の高さと伏線回収までの長さも相まってその正体が吸血鬼なのかどうかについての疑問が多くなっています。今回は終わりのセラフのミカエラについて、その正体についてもまとめつつ、ミカエラの強さや元ネタ、優一郎やクルルとの関係性、アニメ終わりのセラフでの声優などの情報をまとめて紹介していきます。
目次
終わりのセラフのミカエラとは?
出典: https://prcm.jp
終わりのセラフに登場するキャラクターの中でも特に人気の高いキャラクターの1人になっているのがミカエラです。今回はそんなミカエラについてまとめて紹介していきます。
終わりのセラフの作品情報
終わりのセラフの概要
終わりのセラフは2012年から集英社のジャンプスクエアで漫画を連載で、2013年から講談社の講談社ラノベ文庫で小説でそれぞれの展開をしている作品です。原作鏡貴也先生、漫画山本ヤマト先生のコンビで展開しています。この2つのメディア・出版社を跨いだメディアミックスを中心にアニメ化が行われている他、小説版のあらすじを原作とした漫画版も作られるなど様々な展開がなされている作品になっています。
漫画版と小説版では時間軸が異なりそれぞれに物語が展開されているという点も特徴的になっており、主人公もそれぞれに漫画版は百夜優一郎を、小説版では一ノ瀬グレンを主人公に据えており、一ノ瀬グレンでは漫画版ではその後の成長した姿で描かれています。
終わりのセラフのあらすじ
突如発生したウィルスによって人間社会が崩壊した世界。大人にしか効果がないウィルスの効果で残った子供達は地下都市に連れ去られ吸血鬼の家畜として飼われるような生活を送っていました。そんな子供達の1人百夜優一郎や他の子供達と共に地下からの脱出を試みる事になります。そんな百夜優一郎の家族であり共に脱出を共謀したのが今回紹介する百夜ミカエラです。
ミカエラのプロフィール
出典: https://prcm.jp
百夜ミカエラは愛称ミカの愛称で呼ばれる金髪碧眼の少年です。地下都市に連れ去られた子供達の中では優一郎と共に年長者であった為に子供達にも慕われる存在でした。他の子供達が嫌々或いは強制的に血を差し出すのに対しミカエラは自ら血を差し出す事で取り入るように行動し気に入られる事で脱出計画に必要な物を入手しようとするなど聡い子供でした。
漫画の主な舞台である4年後には16歳になっており、誕生日は5月1日で血液型はO型、身長と体重は推定ながら173cm/57kgとされています。
終わりのセラフの百夜ミカエラの正体は吸血鬼?元ネタも紹介
ミカエラの正体は人間?吸血鬼?
上記のあらすじやプロフィールで紹介したようにミカエラは元々は純粋な人間です。しかし優一郎と共に共謀した地下都市脱出作戦の際に他の子供達と共に殺される事になってしまい結果的に優一郎だけが外の世界に飛び出す事に成功しました。この出来事により優一郎はそれまで以上に吸血鬼を恨む事になりますが、実はその時死んだと思われた子供のうちミカエラだけは生きていました。
実は優一郎が飛び出した時点でミカエラは瀕死ではあるものの生きていたのです。そしてそこに現れたのが第三位始祖であるクルル・ツェペシでした。彼女は彼女の目的からミカエラを救うべく自らの血を与えてミカエラを吸血鬼として復活させます。結果的にミカエラは元人間の吸血鬼としてその後の人生を歩んでいるという形になります。
ミカエラの吸血鬼化は不完全だった?
クルルによって吸血鬼になった正体は元人間のミカエラですが実はミカエラの吸血鬼化は不完全な状態でした。というのもミカエラは人間に戻れる可能性を模索しており、人間の血を飲む事を拒否していたのです。人間から吸血鬼になるには最終的に人間の血を飲む事によって完遂する為、ミカエラの吸血鬼化は完全な状態ではなかったのです。その為、再登場した際のミカエラは吸血鬼に共通する赤い目ではなく元の青い目をしていました。
不完全とはいえ吸血鬼化している事は間違いないので周囲からは吸血鬼として扱われており吸血鬼に由来する能力も有しています。しかしミカエラにとっては「人間の血は飲んでいない事」が最後の一線でした。しかし再会した優一郎がミカエラが生きる事を優先説得した事で、自らの血を飲ませた事でミカエラは完全な吸血鬼となり瞳の色も赤く染まる事になるのでした。
ミカエラは元々ロシア人と日本人のハーフだった
出典: https://qrun.jp
元々日本に住んでいたにしては特徴的な金髪碧眼でその見た目から一ノ瀬グレンにも「ハーフだろう」と言及されていましたが詳しい事は不明なままでした。しかし集英社側で発売された小説「終わりのセラフ吸血鬼ミカエラの物語」の中でミカエラは日本人の母とロシア人の父を持つハーフであった事、百夜孤児院に来る前の旧姓が「進藤」であった事などが明らかになっています。
元々は両親から虐待を受けていた上に捨てられて百夜孤児院に引き取られたという設定でしたが、上記の小説にて、両親は高速道路を疾走中に事故死(自殺とも)によって死亡、その事故死の直前に母親によって車から突き落とされたという事が明らかになっています。ただし同小説の前後の描写と百夜孤児院の設定から両親は事故死と見せかけて殺害された可能性も示唆されています。
ミカエラの名前の由来や元ネタはミカエル?
ミカエラという名前は母親に着けられた物で、終わりのセラフ作中の世界最大宗教呪術組織と言われた百夜教の信者でした。ちなみにミカエラという名前は作中では「呪われた子」とも表現されています。そして小説版にてミカエラの名前の由来は聖書に登場する大天使ミカエルが元ネタである事が明らかになっています。
大天使ミカエルは天使の中でも高い階級を持つ三大天使に数えられる事もある程有名な天使で「神に似た者」という意味も持つ名前になっています。
終わりのセラフのミカエラの強さや戦闘シーン
ミカエラの強さや一級武装
元々の正体は人間であり吸血鬼としては一般吸血鬼であるミカエラですが、第三位始祖であるクルルから血をもらっているという影響もあって並の吸血鬼を凌駕する程の強さを持っています。身体的な能力に加えてクルルから一級武装も与えられている事からその強さはさらに高まっており、吸血鬼の中でも下級の貴族相手ならタイマンでも勝てる程に力を高めています。
ミカエラの強さはクルルに起因する吸血鬼特有の物に加えて少年時代から見せていた頭の回転力や閃きなどもその強さを助長していると言えます。吸血鬼になってからも人間の頃の記憶を失っているわけでもない為、知識面でも人間・吸血鬼双方の物を持っているというのも確かな強みであると言えます。
ミカエラの戦闘シーン
吸血鬼になったミカエラですが、上記でも触れたように記憶はしっかり残している為に優一郎を人間社会から救い出す事を目的として行動しており結果として様々な形での戦闘が見られます。一方でその立場から戦闘シーン自体はあまり多くはなく、ミカエラが主に登場する漫画版においての戦闘シーンは21巻までの間に6度しかありません。
戦闘機会は少ないミカエラですが、戦う相手はいずれも強者であったり、圧倒的な人数相手だったりする場合が多くなっています。特に多く戦う相手は一ノ瀬グレンで、都合4度グレンと相まみえる形になっています。
終わりのセラフのミカエラのアニメ声優
ミカエラのアニメ声優①千菅春香
アニメ終わりのセラフは漫画版をベースにしている為、ミカエラは幼少期から登場しています。ミカエラの幼少期の声優を担当したのが千菅春香さんです。2012年に「ミス・マクロス30コンテスト」のシンガー・ウィング(歌手部門)グランプリを受賞した事をきっかけに2013年にデビューした声優さんでそのデビューの経緯から出演する作品では歌を披露する機会が多くなっています。
千菅春香さんが声優としてこれまでに演じたキャラクターとしては「SHIROBAKO」の坂木しずか役、「天城ブリリアントパーク」の中城椎菜役、「ソウルイーターノット」の春鳥つぐみ役、「アクエリオンロゴス」の綺声神心音役、「少女たちは荒野を目指す」の黒田砂雪役、「ねじ巻き精霊戦記天鏡のアルデラミン」のハローマ・ベッケル役、「殺戮の天使」のレイチェル役などを担当しています。
ミカエラのアニメ声優②小野賢章
アニメ終わりのセラフにて成長したミカエラ役として声優を担当しているのが小野賢章さんです。小野賢章さんは元々は子役として活躍していた俳優さんで、多数のドラマや舞台、映画に出演していましたが2001年に声優としてデビュー、声優デビュー作であった「ハリー・ポッターシリーズ」のハリー役を演じた事で徐々に声優としても活動するようになっていきました。
小野賢章さんがこれまで声優として演じたアニメキャラクターとしては「黒子のバスケ」の黒子テツヤ役、「マギ」の練白龍役、「ポケットモンスターXY」のアラン役、「幕末Rock」の沖田総司役、「文豪ストレイドッグス」の芥川龍之介役、「ジョジョの奇妙な冒険黄金の風」のジョルノ・ジョバァーナ役、「BORUTO」の奈良シカダイ役、「ReLIFE」の海崎新太役などがあります。
終わりのセラフのミカエラと優一郎とクルルの関係
ミカエラと百夜優一郎との関係
ミカエラと優一郎はお互いを「家族」と呼び合う関係で8歳の頃に百夜孤児院で出会いました。同じ年齢の年長者であった事もあり意気投合している一方で地下都市での生活では当時から吸血鬼を倒すと言う優一郎に対して自ら血を差し出してみせるなど異なる対応をしていましたが、いずれも「地下都市脱出」の為の行動であるなどしていました。
クルルに生かされ吸血鬼となった後も、基本的には優一郎の事を優先して行動するという行動原理になっており、それがクルルの利害とも一致する関係で様々な形で援助されています。またいつかまた優一郎と共に人間として暮らしたいと考え、吸血鬼になったにも関わらず人間の血を一切飲もうとしないなどといった行動も行っていました。
一方の優一郎もミカエラが生きている事を知ってからはミカエラを吸血鬼から救うべく行動するなど双方が双方の社会から救い出そうとする行動を見せています。一方で吸血鬼のクローリーはミカエラのその行動を吸血鬼の特性である「最後に強く想っていた思いは消える」事に起因するとしており、結果的に優一郎への想いが依存とも言うほどに強くなっていると考えられています。
ミカエラとクルルとの関係
ミカエラは吸血鬼になった後も基本的に吸血鬼の事を嫌悪していますが唯一例外的な存在なのが命の恩人でもあるクルルです。上記のようにミカエラは人間の血を飲まない不完全な吸血鬼でしたが、生命を維持する為にクルルの血を与えられていました。ミカエラにとって吸血鬼の中で唯一クルルだけは感謝の念を持つ相手であり、クルルの方もミカエラの方を他の吸血鬼にも伝わる程に贔屓しています。
終わりのセラフのミカエラに関する感想や評価
私はてっきり終わりのセラフの人体実験されてる子供がミカエラに「……シテ、コロシテ、吸血鬼の……お兄ちゃん」みたいなの言ってるシーンからかなって思ってた
— 月神マイ†┏┛墓┗┓† (@tsukigami_0505) August 26, 2020
ここからは既に終わりのセラフを視聴している人のミカエラについての感想を紹介します。ミカエラは優一郎に強い想いを抱く一方で他の孤児院の子供達への思いは薄れてきておりそれがまたミカエラの人気を高める要因になっています。ミカエラは自身の意志で優一郎を追いかけていると信じていますが確実に吸血鬼化が進んでいる状態が見ていて苦しいという声が多くなっています。
元々は人間でありミカエラ本人も人間に戻る事を望んでいましたがそんな自身の思いに相反した言動などが次第に増えていく様子はその人間という正体がしっかり描かれているからこそであるという声も多く、ミカエラの正体が人間である事を意識して見るとクるものがあるという声も多くなっています。
アニメで終わりのセラフ見てたときにクルルとミカエラの関係性がめちゃくちゃ性癖に刺さり、以後吸血鬼が全般的に性癖になってしまったの許してはならない
— Auguste Apfelmine von Hessen-Darmstadt (@Masiejabayern) May 14, 2020
そんなミカエラが人気を高める大きな要因の1つになっているのがクルルとの関係性です。親と子ともいうべき関係でもあり、ミカエラに非常に協力的であり露骨なまでのえこ贔屓をする姿、加えてミカエラが唯一クルルにだけはある程度とはいえ心を許し彼女の血を飲む姿が良いと言う声も多くなっています。
え、ちょっとまって!終わりのセラフのミカエラくん好きなんだけど声優が小野賢章さんとかマジかよ………!!
— くろいろ。 (@konitiho) April 5, 2015
アニメ終わりのセラフにてミカエラ役を担当した小野賢章さんに関してはそれまで演じてきたキャラクターとのギャップさも相まって新たな一面が見られたという声が非常に多くなっています。アニメ終わりのセラフにてミカエラ役を演じた事がきっかけで小野賢章さんのファンになったという声も見られる程でミカエラの人気が高まる要因になったという声も見られます。
終わりのセラフのミカエラまとめ
出典: https://festy.jp
終わりのセラフに登場するミカエラは元々の正体は人間ながら吸血鬼になったという流れを持つキャラクターです。その流れが物語序盤からの1つの大きな伏線となっていた事も相まって高い人気を誇るキャラクターになっています。まだ終わりのセラフを視聴していないという人はミカエラにも注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか?