2018年07月31日公開
2018年07月31日更新
終わりのセラフの14巻をネタバレ!クローリーの過去などあらすじまとめ
現在もジャンプスクエアで人気連載中の「終わりのセラフ」。こちらの記事ではその「終わりのセラフ」の14巻についての内容についてネタバレしていく。14巻に続くまでのあらすじやついに暴かれたクローリーの過去、ミカエラの人格の変化、優の家族を守るという覚悟、その他グレン隊の動向や柊真昼の人物像にも迫っていく。柊真昼が表紙を飾る「終わりのセラフ」14巻。まだ単行本を購入していない方はもちろん、ネタバレを含んで詳しく紹介していくので、最後まで見逃せない。
目次
終わりのセラフ14巻、その内容に迫る
2017年5月7日に発売されたジャンプスクエアで人気連載中のコミックス、「終わりのセラフ」の第14巻。吸血鬼に対抗する日本帝鬼軍。主人公百夜優一郎を中心に人間と吸血鬼の戦いを描いたダークファンタジーである。この記事では、その「終わりのセラフ」待望の14巻の内容についてネタバレしていく。ネタバレあらすじが好きな方やコミックス購入を検討している方は是非読んでいただきたい。
終わりのセラフ、14巻のあらすじ
まず終わりのセラフ14巻のあらすじを紹介する。日光拷問に科されたフェリド・バートリーとクルル・ツェペシの二人を助けると豪語した優。その力を手にするためフェリドの館へ向かった一行。そこで明かされるクローリー・ユースフォードの過去とは。また、優たちがいる大阪へ向かうと言ったグレンの考えとは。「終わりのセラフ」14巻、その内容に迫る。
それぞれのチームが14巻に続くまで、終わりのセラフ13巻の内容とは?あらすじを紹介
14巻に続く13巻のあらすじを紹介しておこう。フェリド率いるシノア隊は大阪港へ。そこでフェリドと女王クルルは裏切り者として日光拷問をされることとなる。それを見て優はフェリドを助けようと言い出す。その為には見張りである吸血鬼を倒す必要がある。その力をつけるためにフェリドの館へと向かうのだった。対するグレン隊は何も説明をせず召集をかけ、優たちのいる大阪へ行くと宣言し、グレン隊も大阪へと向かうのだった。
フェリドの館についてから
優が吸血鬼の都市にいた頃、都市にあるフェリドの館を遠くから眺めていたという。大阪にあるフェリドの館はそこに似ているらしく、ミカエラが家族のために血を分け与えていたことを思い出すから「ちょっと嫌な気分」と言う。ミカエラはフェリドを信じるに値しないと、そして一瀬グレンが世界を滅亡させたため、同じことをするリスクを優に説くも、優は家族を生き返らせたい一心で心を揺らがせない。
優とミカエラの不毛な話し合いに鳴海が割って入るも、今度は鳴海とミカエラの不毛な話し合いにもつれ込んでしまう。その内容も人間と吸血鬼が絶望をもたらすのか、希望をもたらすのか、といった内容だ。シノアがその話は以前終わっているとその場を取りまとめたところに、館から吸血鬼、フオラ・オントが現れたのだ。
終わりのセラフ14巻でついに明かされた、フェリドに吸血鬼にされたクローリーの過去とは?
館の門を開けてくると一人先に進んだクローリーが対峙したのは、第十位始祖フオラ・オント。第十三位始祖であるはずのクローリーでは太刀打ちできないはずの相手だがクローリーはあっさり倒してしまう。その理由は、800年前、彼がフェリド・バートリーに吸血鬼にされた際に飲まされた血にあるという。
クローリーは、800年前までは人間であったという。十字軍に属し神の為に戦う聖騎士であった。しかし、フェリド・バートリーに血を飲まされ、吸血鬼になってしまった。だが、本来ならフェリド・バートリーの血を飲まされるところを、第二位始祖の血を飲まされ、地位としては十三位であるものの、強さはフェリドと同等ほどの七・八位ほどになっている。
終わりのセラフ14巻以降の考察を深める、百夜ミカエラ人間としての寿命
「新人吸血鬼に聞きたい」、「データを取りたい」と鳴海の尋問に近い質問に、一つ一つ答えるミカエラ。自分の血を見せながら、ミカエラの人間性が残っているのか試す鳴海。優の血を飲んでから人間性が減っていっている、自分の感情が減っていっていることを白状した。家族の首を見て暴走した優とは違い、理性を保ったミカエラ。怒りは感じるものの、どれくらいかと問われると、黙ってしまうほど。
それほどまでに家族への執着が消えていってしまっており、ミカエラは自分の感情が減衰してしまっていることを改めて思い知らされる。ただ、優に対する執着はあまり変わっておらず、その他の感情が色褪せてしまっているという。感情がないはずの吸血鬼でも、人間時代から引きずる執着があれば、多少の人間性は保たれるようだ。
上記でもあったミカエラと鳴海の不毛なやり取りもあったが、ミカエラが鳴海へ心配をかけたこともあり、ミカエラは今回の鳴海の質問に対し嘘偽りなく話していた。鳴海も「ミカエラ、君のことは信じよう」と信頼を口にした。吸血鬼を毛嫌いしていた鳴海が吸血鬼に一歩歩み寄った瞬間であるといえる。多少の人間性が保たれるのであれば組める可能性でもあるとも言ったのだ。
グレン隊の向かう先、そして終わりのセラフ14巻で描かれるグレンの考えとは?
いい加減に説明しろと管を巻く深夜に対し、着いたら分かるとだんまりを決め込むグレン。五士や美十、その他従者である小百合や時雨に聞かれても理由を話さないグレンの表情を読み、その理由を探りこむ深夜。だがグレンに口を塞がれ、黙れと言われ探りこむのをやめ、自分たちに知られてはいけない呪いでもかかっているのではないかと推測。
深夜は最後にグレンに対して、世界を救うことに関して、もしくは家族を守ることに対して前向きかと問うた。だが、少しの間のあと「答えなくていいや」と撤回。グレンの表情を読まずして撤回したのは、グレンがいつだって家族のために戦う、そういう奴だからである。だからこそ愚問だと思い深夜は質問を撤回した。
グレンの鬼、柊真昼、その動向とは?終わりのセラフ14巻で描かれる彼女の性格
グレンの持つ鬼呪装備『真昼ノ夜』に宿る鬼、柊真昼。自由で奔放な彼女はその刀から出て、運転中でも構わずグレンの目の前に現れる。そしてグレンには分かりきっていること、「仲間には生き返ったことを知られてはいけない」と再三になることを繰り返す。深夜の持つ鬼呪装備『白虎丸』にも「私を見たことを深夜に言ったら深夜は死ぬわよ」と警告。その事実だけで黒鬼を退けた。
柊真昼はそのままフェリドとクルルが日光拷問を受けている大阪港まで行き様子を伺う。キ・ルクを目の前にしても「丸焼きじゃない」と余裕そうに二人を一瞥する。キ・ルクは嫌な感じと言い切り捨てるも手応えがなく、考察を深める。グレンの元へ戻った真昼は、道路上で手招きするもグレンはスピードを上げ、出来るはずもないが真昼を轢こうとする。その様子さえ楽しげに見つめる柊真昼であった。
これまでも物語の核ともいえるものをほのめかしていた柊真昼だが、14巻以降、物語が進むにつれその核に近づいていく。そして近づいていくにつれ、柊真昼が何をしたのか、グレンの傍にいる理由、妹柊シノアに対する思い、その他、彼女と吸血鬼の関係など、少しずつではあるが明らかになっていく。今後の彼女の言動に要注目だ。
終わりのセラフ14巻のラスト、そして終わりのセラフ14巻から15巻へ
優とミカエラ、そして鳴海の家族との再会
死んでしまった優の家族や鳴海の家族、その他にも亡くなった人がフェリドの屋敷の地下に保管されているという。優が暴走するかもしれないとフェリドの書置きを見つつ、シノア隊に伝える。優は、地下に行くために優とミカエラの家族であった茜の首を自分で持つと自ら申し出た。動揺も迷いも全くないわけではないが、それでも、家族を守りたいという強い思いが優を突き動かしているのだと伺える一面である。
フェリドの屋敷の地下は、優とミカエラ、鳴海の家族だけでなくその他の亡くなった人がシェルターの中で眠っている。それぞれ家族の下へ向かい、思いを侍らせる。そうしている中クローリーもまた、一点を見つめていた。シノアからの生き返らせたいのかという質問に曖昧に答えるクローリー。吸血鬼にはもう生き返らせたいという欲望がない、だから終わりのセラフを管理できるのだという。
そしてその終わりのセラフを管理し、コントロールする方法が帝鬼軍の研究資料にあるのだそう。クローリー曰く、それを解読するための助っ人が来るという。一方、大阪へ向かっていたグレン隊は、「おばけ屋敷」と称されるとある洋館へ到着したのだった。
そして終わりのセラフ15巻へ
終わりのセラフ14巻はココで終わりとなる。15巻の詳しい内容については下記リンクより記事に進み読んでいただければと思う。下記リンクにある記事も当記事同様15巻のネタバレになる。ネタバレ好き、その他コミックスの購入を考えている方やこの記事を読んで続きが気になったか方は是非読んでいただきたい。続きが描かれている「終わりのセラフ」15巻は2017年11月7日に発売されている。
終わりのセラフ、今後のメディア展開にも注目!
上記にもあったとおり、
また、終わりのセラフ本編以外にもグレンの過去を描いた小説やそのコミカライズ、ミカエラの吸血鬼になってからの物語等のサイドストーリーも豊富であるため、終わりのセラフについて考察を深めたい方はぜひ読んでいただいて今後の展開や終わりのセラフについて考えていくのもいいだろう。