【エヴァンゲリオン】碇シンジについて徹底考察！両親との関係や声優・名セリフも紹介

エヴァンゲリオンで幼少期に父親に捨てられたことで大きなトラウマを抱えている碇シンジは、突然父親に呼び出されています。父親と再会した彼はエヴァのパイロットとして敵となった使徒と戦うことになりました。幼少期のトラウマによって自分を捨てた父親を苦手とする一方で愛されたい、わかり合いたいという複雑な気持ちを抱えていたのです。最終的にエヴァに乗ることを決心したのは父親に認めてもらいたかったからでした。

エヴァンゲリオンで時に心に響くような名セリフや名言を放っている碇シンジは、内向的な性格でしたがエヴァとのシンクロにおいては天才的な才能を見せていたため少しずつ自信を取り戻していくようになります。そこで、幼少期に愛情のある家庭で育つことができなかった碇シンジと両親の関係や自分の存在価値を否定しがちな彼の繊細な声を担当した声優、時に彼から放たれているかっこいい名セリフや名言を紹介します。

全26話に渡って展開されたテレビアニメ（1995年10月～1996年3月）の新世紀エヴァンゲリオンは、テレビ東京系列他で放送された作品となっています。新世紀エヴァンゲリオンは斬新なストーリーが人気となりました。放送時の視聴率はあまり高くなかったエヴァンゲリオンでしたが、次第に若者の間でさまざまな議論を引き起こし深い意味合いを持つ感動的な作品として高い評価を得るようになります。

アニメの世界に大きな影響を与えるようになった新世紀エヴァンゲリオンは、山口県出身の貞本義行さんによって描かれています。月刊少年エースからヤングエースによって1994年12月～2013年6月に連載されたエヴァンゲリオンは第三世代のアニメ作品と呼ばれるようになりました。劇場版映画も公開されるようになったエヴァンゲリオンは、難しいながらも面白いと評判になる作品へと成長しています。

世界人口の半分が死亡するというセカンドインパクトという大災害が地球で起きてしまいます。多くの人類が死亡した15年後、地球を襲ってくる使徒と戦うために自分に自信が持てない臆病な性格の碇シンジは別々に暮らしていた父親から突然呼び出されたのです。突然使徒と戦うエヴァのパイロットにされてしまった彼は、苦しみながらも使徒と戦っていき、当時出会った仲間とも次第に心を開いていくことができるようになります。

エヴァ初号機のパイロットを務めている碇シンジは、幼少期に父親に捨てられたことがトラウマとなって内向的な性格となっています。しかし、エヴァのパイロットとして活躍していく事で時にかっこいい名セリフ・名言を放っていました。愛情に飢えている彼の身長は157㎝となっており、まだ成長途中となっています。家族の愛情や絆を知らずに育っている碇シンジは、2001年6月6日が誕生日となっていました。

• 名前：碇シンジ（いかりしんじ）
• 年齢：14歳
• 生年月日：2001年6月6日
• 血液型：A型
• 身長：157㎝
• 特技：料理、チェロ演奏
• 天才的な才能：エヴァンゲリオンとのシンクロ
• 所属：第3新東京市立第壱中学校2年A組、ネルフのエヴァ初号機専属操縦者
• CV（声優）：緒方恵美

エヴァンゲリオンで愛情に飢えている碇シンジは、まだ未成年でもあったためネルフ戦術作戦部作戦局において第一課の課長を務めている葛城ミサトと同居していました。幼少期に母親を亡くし、父親に捨てられた彼は上司兼保護者であり家主のミサトと関わることで次第に心を開けるようになります。幼少期のトラウマから自分の存在価値に疑問を持つようになっていますが、エヴァとのシンクロにおいては天才的な才能を見せていました。

エヴァンゲリオンでゼーレ関連機関となっているゲヒルンにおいて優秀な研究者として働いていた碇ユイは、エヴァ初号機のパイロットを務めている碇シンジの母親となっています。ネルフの総司令を務めているゲンドウとは大学時代に出会っており、結婚して息子である碇シンジが誕生しました。研究者として使命感を持っていた彼女は、エヴァの建造に尽力していのです。しかし、実験中に事故が発生し死亡してしまいました。

• 名前：碇ユイ（いかりゆい）
• 生年：1977年
• 没年：2004年
• 年齢：享年27歳（肉体の消滅）
• 特徴：ショートヘア、ダークブラウンの髪色
• 容姿：綾波レイにそっくり
• 所属：ゼーレ関連機関
• 性別：女性
• CV（声優）： 林原めぐみ

エヴァ初号機の起動実験中に事故に遭った彼女は肉体は滅んでしまいましたが、魂がエヴァ初号機のコアの部分に吸収されているため魂は生きていることになります。そのため、息子であるシンジとは素晴らしいシンクロをしていたのです。夫であるゲンドウが人類補完計画を真剣に取り組んでいたのは自分の妻の魂を取り戻すためでした。最愛の妻の魂を取り戻すためにゲンドウは息子を利用していたのです。

エヴァンゲリオンで最愛の妻を失ってしまった碇ゲンドウは、精神的に不安定な状況となり息子である碇シンジを父親でありながら捨ててしまうという行動をとっています。10年以上の別居が続いていた彼らでしたが、エヴァ初号機のパイロットにするために息子である碇シンジを呼び出したのです。幼少期に母親を亡くし、唯一の家族である父親からも捨てられてしまったシンジは父親に対して苦手意識を感じ反発していました。

• 名前：碇ゲンドウ（いかりげんどう）
• 旧姓：六分儀（旧世紀版）
• 年齢：48歳（新劇場版Q：62歳）
• 生年月日：1967年4月29日
• 血液型：A型
• 所属：ゼーレ→人工進化研究所（ゲヒルン）→ネルフ
• 役職：ネルフの総司令
• 種族：日本人（地球人）
• CV（声優）：立木文彦

時に感動的な名セリフ・名言を放つことができるシンジは、父親を憎んでいる反面自分を見てほしい認めてほしいと感じていました。ナイーブで内向的な性格の彼は使徒と戦うようなタイプの人間ではありません。戦いを好まない性格の彼がエヴァ初号機のパイロットになると決意したのは、苦手意識を持っている父親に認めてもらいたい一心からでした。しかし、父親であるはずの彼は最愛の妻であるユイのことしか頭になかったのです。

エヴァンゲリオンで時に父親に反抗してかっこいい名セリフ・名言を放っている碇シンジの声を担当したのは声優の緒方恵美さんです。緒方恵美さんは声優の他にも歌手や女優、シンガーソングライターなど幅広く活動をしています。音楽一家で育った声優の緒方恵美さんは、劇団に所属しミュージカル女優として活動していましたが、声優としての素質を認められ声を掛けられたことで声優の仕事をするようになりました。

• 名前：緒方恵美（おがためぐみ）
• 血液型：B型
• 生年月日：1965年6月6日
• 出身地：東京都千代田区
• 身長：170㎝
• 配偶者：あり
• 職業：声優、歌手、女優、シンガーソングライター
• 声優デビュー：1992年
• 所属事務所：Breathe Arts

声優を目指し青二プロダクションに所属していた彼女は、自己紹介をしただけで声優としての能力を認められ、オーディションに合格することになります。声優として活動するようになった彼女は1994年には第17回アニメグランプリにおいて「声優部門賞」を受賞しました。また、2013年には第7回声優アワードにおいて「高橋和枝賞」を受賞しています。数々の賞を受賞している彼女は声優として幅のある演技を披露していました。

声優の緒方恵美さんの主な出演作品には、幽☆遊☆白書の蔵馬役や南野秀一役、美少女戦士セーラームーンの天王はるか/セーラーウラヌス役、魔法騎士レイアースのエメロード姫役、イーグル・ビジョン役、鬼神童子ZENKIのアンジュ役、後藤晶/後鬼役、ハーメルンのバイオリン弾きのサイザー役、カードキャプターさくらの月城雪兎/ユエ役、人形草紙あやつり左近の橘左近役などがありました。

その他のテレビアニメとしては、円盤皇女ワるきゅーレのワるきゅーレ役、SAMURAI DEEPER KYOの真田幸村役、満月をさがしてのいずみ・リオ役、エレメンタル ジェレイドのラサティ・ティグレス役、BLEACHのティア・ハリベル役、Angel Beats!の直井文人役、ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 The Animationの苗木誠役、暗殺教室の堀部イトナ役、地縛少年花子くんの花子くん役などがあります。

エヴァンゲリオンの第壱話において10年以上別居していた父親である碇ゲンドウに呼び出された息子の碇シンジは、突然巨大なエヴァ初号機のパイロットとして人類を襲ってくる使徒と戦うように命令されます。幼少期に捨てられた父親から連絡があった彼は密かに父親らしい振る舞いをしてくれるのでは？と期待していたことでショックを受けていました。結局道具でしかない自分の存在価値を疑いどうしようか迷っていたのです。

はっきりしない息子の態度に苛立ったネフレの総司令であり父親でもあるゲンドウは、エヴァ初号機のパイロットにならないのであれば帰れと息子のシンジを冷たくあしらいます。その時、自ら勇気を出すために放った名言が上記のセリフとなっています。彼の代表的な名言となっており、大きなトラウマを抱えていながらも必死に父親に認めてもらいたい子供心からパイロットに挑戦していくことになりました。

エヴァンゲリオンの第弐話「見知らぬ、天井」では、苦手意識を持っている父親に対して向き合おうと決意した碇シンジは、母親であるユイの魂が宿っているエヴァ初号機のパイロットになる決意をします。新たな生活がスタートした彼が目覚めた瞬間に放った名言が下記のセリフとなっていました。エヴァとのシンクロに関しては天才的な才能を放っている彼は愛情を貰って生きてきていないため全てにおいて人ごとのように感じています。

愛情に飢えている碇シンジがパイロットになったことも父親であるゲンドウに認めてもらいたい一心でした。常に自分の居場所を求めて彷徨い歩いていた彼は、幼少期のトラウマが原因で人に心を開くことができなかったために、全てにおいて表面的な付き合いをするようになっていたのです。深いコミュニケーションを苦手としている彼は、何があっても他人事として捉えることで傷つかないように振舞っていました。

エヴァンゲリオンの第六話「決戦、第3新東京市」では、死亡したかもしれないと思った綾波レイが無事だったことから安心した碇シンジは、思わず涙を流してしまいます。人間の感情を理解できない彼女は戸惑ってしまいました。寡黙な彼女は涙を流すシンジに対してこのような状況の際にどのような表情をすればいいのかわからないと素直に自分の気持ちを打ち明けていました。

感情表現な苦手な綾波レイの言葉にさらに心を開いたシンジが放った名言が上記のセリフとなっています。幼少期に母親を亡くし、唯一の家族である父親に捨てられた辛い過去を持っている彼は、自己否定感が強かったものの人の痛みがわかる心の優しい性格をしていたために、思わず仲間の無事を知って涙が出てしまったのでしょう。人間の感情をなかなか理解できない彼女も自分のために涙を流してくれる彼に心を動かされていました。

エヴァンゲリオンの第拾九話では、一旦は逃げ出した碇シンジはエヴァ初号機の前に戻っていました。しかし、ネフレの総司令を務めており父親でもある碇ゲンドウからは冷たく扱われていまいます。逃げ出したお前がどうしてここにいるというようなセリフを放たれたシンジは、父親の存在に怯えながらも勇気を奮い立たせて放った名言が下記のセリフとなっています。

苦手意識を持っている父親に認めてもらいたい、愛してほしいという気持ちを抱いていることに気が付いたシンジは、それを手に入れるためにエヴァ初号機のパイロットになろうと戻ってきたのです。内心では父親であるゲンドウとわかり合いたいと思っている自分の気持ちを素直に受け入れた彼は、強い気持ちで立っていました。そのため、冷たく接する父親に対しても自分の気持ちを正直に伝えることができたのでしょう。

エヴァンゲリオンでショートカットがかわいいと評判の綾波レイは、エヴァ零号機のパイロットとして活躍しています。美しく赤い瞳を持っている彼女は無表情で寡黙な性格を持っていました。感情表現の仕方がわからない彼女は、エヴァに乗ることでしか自分の存在価値を見出すことができない希薄さを持っていたのです。彼女は幼少期に死亡した碇シンジの母親である碇ユイにそっくりの容姿を持っていました。

• 名前：綾波レイ
• 年齢：14歳
• 生年月日：2002年3月30日
• 所属：第3新東京市立第壱中学校2年A組、ネルフのエヴァ零号機専属操縦者
• 性格：無表情で寡黙、感情を表に出さない
• 容姿：水色の髪、ショートカット、赤い瞳
• 住まい：一人暮らし、古い集合団地の402号室
• 嫌いな食べ物：肉
• CV（声優）：林原めぐみ

時に男らしくかっこいい名言や名セリフを放っているシンジは、なかなか感情を表に出せない不器用な彼女の存在を通して自分の内面を見つめていくようになります。人との付き合いが苦手な彼女は、エヴァに乗ることで人との繋がりを持とうとしていたのです。自分には何もないと思い込んでいる彼女は、自分のために涙を流してくれる碇シンジと出会ったことで次第に感情が沸き起こるようになり自我が芽生えていくようになります。

家族の愛情を受け取ることができなかったシンジは、自分の存在理由を見つけようとしている綾波レイの姿を見ることで、自分の姿と重ね合わせていたのかもしれません。出会った当初は傷だらけの彼女の姿に怯えてしまったシンジですが、堂々と振舞う彼女に感心していました。父親に認めてもらいたい気持ちが強い彼は、自分よりも父親と親しいレイに興味を持つようになります。

時に父親に反抗するような名言やセリフを放っているシンジは、いつも冷静で毅然とした態度を持っている彼女を尊敬していました。使徒との戦いで関りが多くなった二人にはいつからか深い絆が芽生えるようになります。互いの距離が縮まっていくうちに彼女を強く意識するようになったシンジですが、彼女の真相を知ったことでショックを受けてしまいました。

プライドが高く自立心が強い性格のアスカは、幼少期に母親に見てもらえない、愛してもらえない人生を送っています。14歳で大学を卒業してしまうほどの頭脳を持っている彼女は、ネルフのエヴァ弐号機のパイロットとして活躍していました。ある事故によって母親が娘を認識できないようになってしまったために、ある人形を自分の娘のように可愛がり、一緒に自殺をしてしまうという辛い過去を持っています。

• TV版・旧劇場版での名前：惣流・アスカ・ラングレー（そうりゅう・あすか・らんぐれー）
• 新劇場版での名前：式波・アスカ・ラングレー（しきは・あすか・らんぐれー）
• 血液型：A型
• 年齢：14歳
• 生年月日：2001年12月4日
• 所属：第3新東京市立第壱中学校2年A組、ネルフのエヴァ弐号機専属操縦者
• 身長：157㎝
• 性格：自立心が強い、プライドが高い、快活、社交的
• CV（声優）：宮村優子

彼女の父親は母親が自殺してしまうと別の女性と結婚して家庭を作ってしまったために、承認欲求が強い彼女は孤独な幼少期を過ごした碇シンジと同じような境遇となっていました。しかし、二人の性格は全く異なっています。頭脳明晰だった彼女は幼少期のトラウマを自分自身で克服しようというパワーを秘めていたために、自分の優秀さを周囲に示すことで自分の存在価値を見出していたのです。

自分の存在価値を父親に認めてもらうことに必死になっている碇シンジは、彼女とは同じクラスの仲間であり、仕事の上では同僚でもありました。社交的な性格を持っている彼女は内向的なシンジとは正反対の人物であったために、時にぶつかることになります。女性として魅力的な彼女を異性として意識してしまうこともあったシンジでしたが、プライドが高い彼女は常にライバル的な闘争心を奮い立たせていたのです。

時に感動的な名セリフや名言を放つことができるシンジも、彼女の溢れるパワーに圧倒されてしまう時もよくありました。女性として魅力的なアスカは、常に誰にも負けられないという意識が強かったために周囲とも衝突してしまう傾向があったのです。新劇場版での彼女は性格が少し変わっており、孤独を好むような女性となっています。ある事件によって死亡フラグが立ってしまった彼女ですが元気を取り戻していました。

アッシュグレイの髪が印象的な渚カヲルは、黒いプラグスーツを着用している美少年となっていました。ブルーのショートカットが似合っているレイよりも色白だと評判の彼は、常に穏やかな微笑を浮かべている謎めいた少年となっていたのです。哲学的な難しい言葉をよく使用している彼は、繊細な性格の碇シンジのことを気に入っており、彼に会うために生まれてきたなどという告白めいた名セリフを放っていました。

• 名前：渚カヲル（なぎさかをる）
• 年齢：15歳
• 生年月日：2000年9月13日
• 血液型：不明
• 体重：47kg
• 身長：162㎝
• 所属：ネルフ、ゼーレ
• 性格：社交的、穏やか、柔和
• CV（声優）：石田彰

独自の死生観を持っている渚カヲルは、両親に愛されずに育った碇シンジを初めて認めた存在となっており、二人はそれぞれ特別な想いを寄せ合う関係となっていました。自分のことを初めて好きだといってくれた渚カヲルが、実は敵である使徒だったと知ったシンジはショックを受けてしまいます。独特な価値観を持っていた渚カヲルは、第1使徒であるアダムの魂を宿した第17使徒のタブリスだったのです。

音楽をこよなく愛している渚カヲルは、自己否定感が強いシンジが落ち込んでいる際にはそっと鼻歌を歌いながら近づいて優しく励ましてあげていたのです。幼少期に母親を亡くし、父親に捨てられたシンジは家族はもちろん、人からの愛情も受けたことがなかったために最初は彼の優しさに戸惑っていましたが、次第に心地よさを感じていました。

自分を唯一認めてくれた、好きだといってくれた相手が敵である使徒だとわかった碇シンジは、彼と戦わなければならない状況に追い込まれてしまいます。時にかっこいい男らしい名セリフ・名言を放っているシンジは、最終的には彼を倒すことができましたが、彼の心にはぽっかりと穴があいてしまったのです。自分を愛してくれた存在を自らの手で葬ったことで彼は自分を追いつめてしまうことになります。

父親との関係を克服していくために精神的にも肉体的にも成長してきた碇シンジは、ついに覚醒しました。母親であるユイの魂が宿っているエヴァ初号機は、コントロール不能となって度々暴走することもありましたが、覚醒シーンでは仲間であるレイを助けたいという強い想いに応えるかのようにエヴァ初号機が覚醒したのです。彼の覚醒によって恐れていたサードインパクトが発生してしまうことにもなりました。

時に心が温まるような名セリフ・名言を放っているシンジは、内向的で自己否定感が強い人物となっています。しかし、彼の母親と同じように人類を救いたい、仲間を取り戻したいという強い気持ちを持つことができる温かい心を持った少年でもあったのです。彼の意思に反応して覚醒したエヴァ初号機の左腕は光り輝き頭の上には天使のような輪まで現れました。

彼の想いに反応して「疑似シン化第1覚醒形態」に進化することができたエヴァ初号機はシンクロ率が400％を超えることになります。仲間であるレイを取り込んでしまった第14使徒ゼルエルは、覚醒した初号機によってあっけなく倒されることになりました。しかし、彼らの覚醒によってサードインパクトが発生してしまいますが、EVA6号機によって現れた渚カヲルが放ったカシウスの槍のおかげで停止することになります。

孤独な幼少期を過ごしてきた碇シンジにとって音楽やチェロは彼の心をそっと包み込んでくれるような存在となっていました。時に心が温まるような名セリフ・名言を放つことができるシンジは、幼少期からチェロを習っていたのです。彼は音楽を聴いたり、チェロの演奏をしたりすることで心を穏やかに保つことができました。

幼少期から両親がいない寂しさに涙した彼ですが、彼にとってはチェロが家族であり、両親の役目を担ってくれていたのかもしれません。チェロの演奏を得意としている彼は、大きくなってもたまにチェロを弾いたり、音楽を聴いたりしている姿が描かれていました。

幼少期から孤独な生活を強いられていた碇シンジは、身の回りのことは全て自分で行っていました。そのため家事や料理も得意だったのです。自分の上司であり同居人である葛城ミサトは、仕事の上では尊敬できる頼りになる存在となっていましたが、家事を全くしなかったために必然的に彼が担当することになります。時にかっこいい名セリフ・名言を放っている彼は得意な料理を作っている時は生き生きとしていました。

女性でありながらあまりにもずぼらな性格の葛城ミサトの姿にかなり呆れている碇シンジでしたが、自分の得意な料理をすることで喜んでもらえることに小さな幸せを感じるようになります。家族の温もりを知らずに育った彼にとっては、初めての家族のような存在となる葛城ミサトは特別な存在となっていきました。父親との関係も全て理解している葛城ミサトはいつからか彼の保護者的な存在にもなっていたのです。

父親となかなか理解し合えない彼を時には怒鳴りつけ激励してくれる葛城ミサトには次第に心を開いていけるようになります。逃げ出そうとした時にも彼女の言葉が支えになって、舞い戻ってくることができたのです。仕事面や生活において精神的に支えてもらっている反面、家事が全くできないミサトを支えていたのはシンジでした。家事ができる彼は、ミサトからも喜ばれ自分の特技によって自信を持てるようになります。

注目を集めている「碇シンジ育成計画」とは、原作漫画の新世紀エヴァンゲリオンに沿って作られた「キャンパス編」という漫画となっています。全18巻まで刊行されている「碇シンジ育成計画」は、ゲーム内のストーリーラインの1つとなっていました。エヴァンゲリオンの漫画を読み終わったり、テレビアニメを観終わったりしてエヴァロスを感じている人には大人気となっている漫画となっています。

時にかっこいい名言やセリフを放っている碇シンジは、「碇シンジ育成計画」においても新たな魅力を放っていました。原作漫画とは全く異なる「学園エヴァ」が舞台となっているため、新しい世界観のエヴァンゲリオンを楽しむことができます。コメディタッチで明るい雰囲気が漂っている碇シンジ育成計画は読みやすく面白いと人気となっていました。

プラグスーツとは、新世紀エヴァンゲリオンにおいてパイロットが着用しているパイロットスーツを意味しています。新世紀エヴァンゲリオンにおいてパイロットスーツとして用意されているプラグスーツは、エヴァに乗る際には必ず着用しなければならないものではないようです。突然使徒が襲ってきた際や学校帰りで急ぎの際には制服で操縦している姿も描かれていました。

プラグスーツはシンクロ率を補助する効果があるため、着用した方がシンクロ率のアップの上に生命維持にも繋がるというメリットがあります。初号機のパイロットである碇シンジは、通常は上記画像のようなブルーとホワイトのプラグスーツを着用しています。しかし、第8話での使徒との戦いにおいてはアスカが操縦しているエヴァ弐号機に同乗することになったためアスカと同じ赤いプラグスーツを着用することになりました。

家族の愛情や絆を知らずに育った碇シンジがなんだかんだ結構好きだと感想を寄せている人もいました。辛い過去を背負っている彼は、幼少期のトラウマから表面的な付き合いをしてしまったり、自己否定感が強かったりするものの仲間を大切に思いやることができる姿に感動している人もいました。彼は父親に捨てられるという酷い扱いを受けても最終的には父親とわかり合いたいと感じてしまう優しい少年だったのです。

音楽を愛し、チェロを演奏することができる碇シンジを死ぬほど好きだとコメントしている人もいました。痛みを恐れるあまり自然と傷つかないように振舞ってしまう彼に同情したり、共感したりする人は多かったようです。自分の弱さを認め向き合おうとする強さに感動している人や勇気をもらっている人もいました。辛い時でも自ら励まし使徒に挑んでいる姿がかわいいと評判になっています。

新たな碇シンジの魅力を確認することができる「碇シンジ育成計画」という漫画が好きで、読んでいるとついニヤニヤしてしまうと感想を寄せている人もいました。新世紀エヴァンゲリオンの原作漫画をベースにしながらも全く新しい世界観で描かれているコメディタッチの漫画となっているため、わかりやすくて面白いと評判になっていました。新たな魅力を放っているシンジにも注目が集まっています。

使命感を持って研究をしていた母親を幼少期に亡くし、最愛の妻を失った父親からも捨てられて育った碇シンジは、10年以上の別居生活の末突然父親でありネルフの総司令を務めているゲンドウに呼び出され、新たな人生が始まりました。内向的で自分が傷つかないように振舞ってしまうシンジは、初号機のパイロットとして使徒と戦うことで精神的にも大きく成長することができるようになります。