【名探偵コナン】紺青の拳の犯人と黒幕は？動機・トリックは？あらすじをネタバレ解説

「名探偵コナン 紺青の拳（フィスト）」は劇場版「名探偵コナン」シリーズの平成最後の第23作目として、2019年4月12日に公開されたアニメ映画です。怪盗キッドと京極真をメインキャラとしてストーリーが展開され、興行収入は93.7億円を記録。7作連続での最高興行収入を更新する人気作となりました。

今回はそんな人気映画「名探偵コナン 紺青の拳（フィスト）」の犯人や黒幕を紹介し、その動機やトリックをネタバレで考察していきます。

映画「名探偵コナン 紺青の拳（フィスト）」の原作者は青山剛昌先生、監督と絵コンテと演出を担当したのは永岡智佳さん、脚本を担当したのは大倉崇裕さん、制作を担当したのは久保雅一さん、隅田壮一さん、今村司さん、中島一弘さん、大田圭二さん、鈴木義治さんです。

そして、演出を担当したのは河原龍太さん、橋本能理子さん、高橋譲仁さん、江副仁美さん、重原克也さん、絵コンテを担当したのは寺岡巌さん、金井次朗さん、キャラクターデザインと総作画監督を担当してのは須藤昌朋さんです。

「紺青の拳（フィスト）」の犯人は「シンガポールの名探偵」の異名を持つシンガポールの有名な犯罪心理学者のレオン・ローです。犯人のレオン・ローはかつて警察に協力して多くの凶悪犯の逮捕に携わった人物で、現在は警備会社の社長をしています。心理学のスペシャリストであるため、相手の心を読むのが得意で、ときには誘惑するような語り口で相手をマインドコントロールしようとします。

映画「紺青の拳（フィスト）」の犯人レオン・ローの目的は、マリーナベイの再開発です。その目的を遂行するため、彼は様々な犯罪を起こします。なぜ、犯人のレオン・ローはそれほどまでにマリーナベイの再開発にこだわるのでしょうか？実は犯人のレオン・ローはかつて、ジョンハン・チェンを筆頭にしたシンガポールの実業家グループに向け、マリーナベイの再開発を提案したことがありました。

しかし、彼らはそれを却下しただけでなく、全員でレオン・ローを馬鹿にし、笑い者にしたのです。彼はこのときの屈辱が忘れられず、激しい憤りの中でどんな手を使ってもマリーナベイの再開発を成し遂げることを決意。強硬手段として、街を一度破壊して作り直そうと考えたのでした。そして、街を破壊するためにレオン・ローが雇ったのがユージーン・リム率いる海賊たちでした。

レオン・ローは海賊を雇うために「紺青の拳（フィスト）」の異名を持つブルーサファイアを必要とします。ここで、なぜ海賊たちを雇うために「紺青の拳（フィスト）」が必要なのでしょうか？実は「紺青の拳（フィスト）」は海賊王の証と言われており、海賊たちにとってそれはお金以上に価値のあるものでした。

そこで、レオン・ローは海底に沈んでいるとされる「紺青の拳（フィスト）」を手に入れるために動き出します。しかし、彼よりも先に海底から「紺青の拳（フィスト）」を引き上げた者がいました。それがジョンハン・チェンでした。ジョンハン・チェンはすでに実業家として大成功を収め、巨万の富を築いていたため、それの価値をそれほど分かっていませんでした。

そのため、ジョンハン・チェンはシンガポール空手トーナメントを開催。チャンピオンベルトに「紺青の拳（フィスト）」をはめ込み、優勝者に贈ることを公表します。別の人間が「紺青の拳（フィスト）」を先に手に入れたことで頭を抱えていたレオン・ローでしたが、これをチャンスと捉えた彼は空手トーナメントで優勝しそうな人間を雇うことにします。

そうすれば「紺青の拳（フィスト）」が確実に自分のものになり、海賊たちと交渉するときのボディガードにもできます。レオン・ローが目を付けたのがシンガポール最強と謳われる空手家へッズリ・ジャマルッディンでした。レオン・ローは自身が経営する警備会社の警備主任に彼を任命し、彼のスポンサーとなってトーナメントにエントリーさせました。

これでレオン・ローは確実に「紺青の拳（フィスト）」を手に入れられるはずでした。しかし、そんな彼の計画に邪魔が入ります。

映画「紺青の拳（フィスト）」の犯人レオン・ローの計画を邪魔する者、それは400戦無敗の日本の最強の空手家で「襲撃の貴公子」の異名を持つ京極真でした。彼の出現で計画が狂い始めたレオン・ローは次々に犯罪に手を染めていきます。

映画「紺青の拳（フィスト）」の犯人レオン・ローが起こした第1の事件はシェリリン・タンの殺害です。動機は京極真を空手トーナメントに出られなくすること。彼女はかつてレオン・ローの会社の顧問弁護士でした。しかし、今回の映画の黒幕からレオン・ロー側についているよりも得になる話を持ちかけられ、逆に彼を強請る側となっていました。

さらに、彼女は京極真のスポンサーとなって、京極真をシンガポールに招待。トーナメントにエントリーさせていました。京極真に出場されてはジャマルッディンの優勝が危うくなります。そこで、レオン・ローはエレベーターと彼女に変装したレイチェル・チェオングを使ったアリバイトリックで、シェリリン・タンを殺害。スポンサーが急逝した京極真は出場権を停止されることとなりました。

しかし、またしても犯人レオン・ローの計画に邪魔が入ります。それは、血塗られた怪盗キッドの予告カードが事件現場から見つかったこと。そして彼の恋人で鈴木財閥の令嬢である鈴木園子が京極真のスポンサーとなり、彼を再エントリーさせたことでした。これにより、シェリリン・タン殺害が無意味となり、予期せぬ形で殺人事件の容疑者にされた怪盗キッドが今後絡んでくるのが確実となりました。

映画「紺青の拳（フィスト）」の犯人レオン・ローが起こした第2の事件はレイチェル・チェオング殺害です。動機は小五郎に接触して自身の計画を密告しようとする彼女を密告前に口封じすることでした。レイチェルはレオン・ローの秘書ですが、彼の計画を知り、恐くなって名探偵である毛利小五郎にすべて話そうと考えます。しかし、そんな彼女の行動を予測し、レオン・ローはエージェントに彼女を見張らせていました。

レオン・ローは毛利小五郎と接触した彼女の行いを知り、密告される前にレイチェルを殺害しようと考えます。しかし、何のトリックも使わなければ自身に容疑がかかってしまいます。そこで、レオン・ローはこの犯行も怪盗キッドの仕業に見せかけようと画策します。怪盗キッドはトーナメントが開催されているスタジアムに移動した「紺青の拳（フィスト）」を狙っており、レイチェルは毛利小五郎と会う約束をしていました。

レオン・ローは怪盗キッドがレイチェルに変装し、「紺青の拳（フィスト）」が保管されている部屋に必ず現れるだろうと読みます。そして、レイチェルをナイフで刺した後、彼女の遺体を「紺青の拳（フィスト）」が置かれている台座の中に隠しました。これでレイチェルの口を封じることができたと思っていたレオン・ローでしたが、実は彼女は小五郎に密告する前に既に黒幕に真相を話していました。

映画「紺青の拳（フィスト）」の犯人レオン・ローが起こした第3の事件は鈴木園子襲撃です。動機は京極真のトーナメントへの出場意欲を失わせることです。鈴木財閥の令嬢・園子の出現で京極真の空手トーナメント出場を阻止できなかったレオン・ロー。実際に試合で戦う京極真を観て、彼の圧倒的な強さを実感します。

そこで、レオン・ローは確実に「紺青の拳（フィスト）」を手に入れるなら、ジャマルッディンの実力にかけるより、京極真を棄権させた方が良いと考えます。しかし、リスクの高いことは極力避けたいレオン・ローは、まず京極真に自分のボディガードになってほしいと提案します。しかし、当然ながら京極真に断られ、レオン・ローは強硬手段に出ます。

レオン・ローは巧みな話術で京極真に上のセリフを言って、一種の催眠術のようなものを仕掛けます。その後、チンピラを雇い、彼の「愛する人」である園子と京極真が2人で食事をしているところを襲わせます。そして、警察を呼ぶために京極真の側を離れた園子は路地でひき逃げされ、病院に運ばれました。

その結果、精神を揺さぶられた京極真はトーナメントを棄権し、ジャマルッディンが優勝したことでレオン・ローは念願の「紺青の拳（フィスト）」を手に入れたのでした。

映画「紺青の拳（フィスト）」の犯人レオン・ローが起こした第4の事件はマリーナベイ・サンズの襲撃です。動機はレオン・ローの当初からの目的であるマリーナベイの再開発のためです。海賊への報酬を手に入れたレオン・ローでしたが、現代の海賊は海賊船を所有していないため、どうやってマリーナベイを破壊するかを考えます。そこで、レオン・ローが目をつけたのが中富海運のタンカーでした。

レオン・ローは中富海運の社長・中富禮次郎に近づき、彼にわざと恩を売って計画に引き入れます。そして、海賊にタンカーを強奪させ、マリーナベイに突っ込ませたのでした。すべてレオン・ローの計画通りに動いているはずでしたが、そこで今回の映画の黒幕が姿を現します。

犯人レオン・ローは自身の立てた計画に従って、シェリリン・タン殺害を実行します。しかし、シェリリン・タン殺害現場から怪盗キッドの血塗られた予告状が発見されたことで、怪盗キッドが犯人扱いされてしまいます。この予告カードは黒幕が用意した偽物で、レオン・ローとは無関係ですが、頭の良い彼にとってもこれは予想外の展開でした。

映画「紺青の拳（フィスト）」の実行犯はレオン・ローでしたが、実は彼の計画を知り影で邪魔している人物がいました。それがレオン・ローの弟子として彼の下で犯罪心理学を学び、警察に協力する予備警察官のリシ・ラマナサンです。リシは今回の映画の黒幕で、レオン・ローの弟子になったのも父の死の真相を探るためでした。

黒幕リシの犯行動機は父親の仇であるレオン・ローの野望を阻むことです。5年前、海洋学者だったリシの父親は事故で亡くなっており、リシも父親の死はずっと事故によるものだと思っていました。しかし、シェリリン・タンから父親の死が事故によるものではなかったことを聞かされます。海底遺跡の調査をしているとき、リシの父親は「紺青の拳（フィスト）」が沈んでいる可能性の高い沈没船を見つけます。

しかし「紺青の拳（フィスト）」を先に見つけられては困るレオン・ローがリシの父親を事故にも見せかけて殺害したというのが真相です。レオン・ローの手口は実に巧妙で、まず偶然シンガポールに滞在していた中富海運の社長・中富禮次郎に「盗み」の容疑をかけ、そこを助けます。中富禮次郎はレオン・ローの自作自演に気づかず、彼に恩義を感じます。

そして、中富禮次郎はレオン・ローを乗せてクルーズをしていたところ、ちょうど溺れている人を助けるため海に飛び込んだリシの父を船で轢いてしまいます。中富禮次郎も事故とはいえ、人を轢き殺してしまったため、当然罪に問われてしまいます。しかし、そこでレオン・ローが手を回し、別人が容疑者に仕立て上げられました。そして、当時レオン・ローの顧問弁護士だったシェリリン・タンが協力し、その別人は有罪となりました。

事故に見せかけてリシの父親を殺害し、中富禮次郎に恩を売ることが出来たレオン・ロー。すべての彼の思惑通りに進みます。一方、リシは父親の死に疑問を抱き、レオン・ローに弟子入りします。そして、予備警察官となったリシは父親の死の真相を調べ、弁護士のシェリリン・タンに近づき、5年前の件をネタにレオン・ローをゆすろうと唆します。そのとき、リシはシェリリン・タンから父親の死の真相を聞いたのでした。

映画「紺青の拳（フィスト）」の黒幕リシ・ラマナサンは、レオン・ローへの復讐のため、彼の野望を阻むことを決意します。そしてリシは映画の黒幕として、犯人のレオン・ローが起こした4つの事件にも関与しています。

リシはレオン・ローをよく知るシェリリン・タンに近づき、レオン・ローをゆすろうと唆します。彼はこのとき既にレオン・ローがシェリリン・タンを殺害するだろうと、彼の行動を先読みしていました。リシの予想通り、レオン・ローがシェリリン・タン殺害を実行したため、リシは用意していた血塗れの怪盗キッドの予告カードを事件現場に置きます。

殺人の濡れ衣と紺青の拳（フィスト）という2つの餌を用意すれば、怪盗キッドは必ずやって来て、レオン・ローの計画を邪魔するだろうとリシは考えたのです。

リシはレイチェル・チェオング殺害事件そのものには関与していませんが、リシにとって彼女はレオン・ローの行動を報告してくれるスパイのような存在でした。レオン・ローはレイチェルが自分の計画をすべて小五郎に打ち明けてしまう前に彼女の口を封じたつもりでしたが、実は彼の計画はすでに黒幕であるリシにバレていました。

レオン・ローの指示でひき逃げされた鈴木園子はその後、退院し、マリーナベイ・サンズの一室で療養していました。その頃、海賊たちは中富海運のタンカーを乗っ取り、街に突っ込みます。このように、レオン・ローの指示通り動いているかのように見えた海賊たちでしたが、実はこの時点ですでにリシ側に寝返っていました。それは、リシが海賊の頭ユージーン・リムに園子の誘拐の計画を持ちかけたからです。

鈴木財閥の令嬢である園子を誘拐すれば、莫大な金額を身代金を取ることができます。こうして、海賊はレオン・ローの計画よりもリシの計画の方が金になると考え、リシ側についたのです。しかし、コナン、怪盗キッド、京極真の奮闘により、この計画は未遂に終わりました。

怪盗キッドが変装した工藤新一の推理により、リシは自分が諜報活動によって得た情報であるということを隠しながら、ジョンハン・チェンにレオン・ローの陰謀を相談することができました。そして、ジョンハン・チェンの要請で警察が出動したことで、リシは中富海運のタンカーを海賊に突っ込ませて街を破壊するというレオン・ローの計画を序盤で打ち砕きます。しかし、ここでリシの計画にわずかな誤算が生じます。

それは海賊たちがタンカーを降り、街の破壊を継続したことです。その様子を見たレオン・ローは興奮した様子で、下のセリフを叫びます。しかし、リシは怒りのあまり目を見開き、レオン・ローの口に拳銃の銃口を突っ込んで「お前が見ることは無いがな…！」と言うのでした。

その後、怪盗キッドとアーサー・ヒライ（コナン）、蘭や小五郎が活躍し、リシや海賊を倒します。そして、京極真とジャマルッディンの対決も経て、彼らは街の危機を救いました。

リシはシェリリン・タン殺害現場に、偽の怪盗キッドの予告カードを置けば、必ず怪盗キッドが現れるだろうと考えます。つまり、リシのレオン・ローへの復讐に怪盗キッドは利用されたのです。

海賊と手を組み、マリーナベイの街の破壊を企てたレオン・ローでしたが、実は海賊たちはリシ側に寝返っており、海賊と弟子のリシの両方に裏切られたレオン・ローの計画は実現しませんでした。

実は黒幕だったリシに銃を向けられ、絶体絶命のレオン・ローでしたが、そこに怪盗キッドとアーサー・ヒライ（コナン）が現れ、一連の事件の真相を話します。その後、怪盗キッド、アーサー、蘭、小五郎、京極真の活躍により、犯人のレオン・ローと黒幕のリシは逮捕され、連行されていきました。

映画「名探偵コナン 紺青の拳（フィスト）」の謎をネタバレ考察、1つ目はレオン・ローがシェリリン・タンの注文を当てた理由です。序盤でシェリリン・タンとレオン・ローはマリーナベイ・サンズ内のバーで待ち合わせし、先に来ていたシェリリン・タンが注文した飲み物がムルソーだと言い当てました。

いくらレオン・ローが心理学のスペシャリストで、気温が熱いから彼女が冷たい飲み物を注文しただろうと予想できても、数多くある冷たい飲み物の中からたった1つを言い当てることは不可能です。実は、気味が悪くなったシェリリン・タンがその場を後にした後、レオン・ローは飲み物を運んできたボーイに「助かったよ」と言って、チップを渡していました。

この行動だけだと、彼女が支払わなかった飲み物の代金を払ったという可能性もあります。しかし、彼がボーイにかけた言葉から、シェリリン・タンが店を出ていくようにするため、事前にボーイから彼女の注文が何かを聞いていたことが分かります。

映画「名探偵コナン 紺青の拳（フィスト）」の謎をネタバレ考察、2つ目は蘭が怪盗キッドの変装に気づいたのはいつなのかです。映画「紺青の拳（フィスト）」のラストで、シンガポールで一緒に行動していた新一は実は怪盗キッドの変装である、ということに蘭が最初から気づいていたことが明らかになります。その理由として、新一が彼女の父・小五郎のことを「おっちゃん」と呼んでいたからだと蘭自身が言っています。

実際、本物の新一は蘭の前では小五郎のことを「おっちゃん」ではなく「オメーの父さん」などと呼んでいるのです。ここで、新一になりすます怪盗キッドはいつ「おっちゃん」と言ったのでしょうか？それは映画の序盤のマーライオン・パーク。彼は「おっちゃんを木陰に案内してた」と発言しています。つまり、蘭はそれからずっと怪盗キッドの変装だと気づきながら、映画のラストまで気づいていないフリをしていたことになります。

映画「名探偵コナン 紺青の拳」の謎をネタバレ考察、3つ目はレイチェルが小五郎にメダルを渡したタイミングです。小五郎が首から下げているパスポートケースの中には、彼が気づかない内に中富海運のメダルが入っていました。シンガポール空手トーナメントの会場に入る際、金属探知機が反応したのもこのメダルのせいだったとその後明らかになります。それでは、小五郎はいつポーチの中にメダルを入れられてのでしょうか？

それは小五郎がレイチェルとバーで会ったときです。レイチェルは小五郎に話しかけますが、男たちに後を付けられていることに気づき、わざと小五郎にカクテルをかけます。そして、汚れた服を拭くフリをして彼のポーチの中にメダルを入れたのです。このことから、レイチェルはこの時点ですでに自分が殺されるかもしれないことが分かっていて、もしものときのために小五郎にメダルを託したのだと考えられています。

映画「名探偵コナン 紺青の拳」の謎をネタバレ考察、4つ目はレイチェルが殺された場所です。「紺青の拳（フィスト）」が保管されている台座の中からレイチェルの遺体は発見されました。その台座の内部には血文字で「She」と書かれており、遺体の指に血が付着していたことからレイチェルのダイイングメッセージであることが分かります。実は「紺青の拳（フィスト）」の作中でレイチェルの殺害現場は明らかにされていません。

そのため、彼女がどこで殺されたのかについて、視聴者の間で様々な推測がなされています。ただ、その推測の中でも特に有力なのは、血文字を残すためには台座の中でまだ生存していなければならないため、台座の間でナイフで刺されて台座の中に入れられたが、そのときにはまだ息があり、ダイイングメッセージを残して息絶えたという説となっています。

映画「名探偵コナン 紺青の拳」の謎をネタバレ考察、5つ目は京極真が海賊を攻撃しなかった理由です。マリーナベイ・サンズに海賊が乗り込んできた際、京極真は園子を抱えて逃げるのみで、彼らを全く攻撃しませんでした。京極真ほどの空手の達人なら彼らを一気に倒すこともできたはずですが、なぜ彼は海賊を攻撃しなかったのでしょうか？実はそれはレオン・ローにつけられたミサンガに秘密があります。

京極真はレオン・ローのマインドコントロールを受けてしまい、ミサンガが外れるまでは戦ってはいけないと思い込みます。そこで、怪盗キッドは京極真が戦えるように、彼の腕についているミサンガをトランプ銃で撃ち抜いて外します。それからの京極真は大暴れし、大会で対決するはずだったシンガポール最強の空手家ジャマルッディンや海賊を制圧したのでした。

映画「名探偵コナン 紺青の拳」の謎をネタバレ考察、6つ目は京極真の絆創膏の意味です。園子は京極真がなぜ額に絆創膏を貼っているのか尋ねます。しかし、彼は一向にその理由を教えてくれません。園子はそのことに怒り、京極真にキツイ態度をとってしまいますが、彼には園子を怒らせても秘密にしておきたい理由がありました。

京極真の絆創膏の秘密が明らかになるのは犯人や黒幕との戦いが終わり、園子のカチューシャが外れたシーンでした。実は、彼の絆創膏の内側のガーゼの部分に園子とのツーショットのプリクラが貼られており、それを園子に知られるのが恥ずかしくて言えなかったのだということが判明。それを知り、園子はホッとして嬉しそうな笑みを浮かべるのでした。

レオン・ローは「シンガポールの名探偵」の異名を持つシンガポールで有名な犯罪行動心理学者で、映画「紺青の拳（フィスト）」の犯人です。そんなレオン・ローの声優を担当したのは山崎育三郎さんです。山崎育三郎さんは1986年1月18日生まれ、東京都出身のミュージカル俳優兼歌手です。

主な出演作品はミュージカル「レ・ミゼラブル」マリウス役、ミュージカル「モーツアルト」モーツァルト役、ドラマ「昭和元禄落語心中」有楽亭助六役などです。映画「紺青の拳（フィスト）」にはゲスト声優として参加し、その高い演技力と英語力が話題になりました。

レイチェル・チェオングはレオン・ローの秘書の女性で、その声を担当したのはゲスト声優として映画「紺青の拳（フィスト）」に出演した河北麻友子さんです。河北麻友子さんは1991年11月28日生まれ、ニューヨーク市マンハッタン出身で女優やタレントとして活躍しています。

主な出演作品は映画「ひとりかくれんぼ 劇場版」宇野りつ子役、映画「空の境界」澤村悠子役、ドラマ・映画「白鳥麗子でございます!」白鳥麗子役などです。

ヘッズリ・ジャマルッディンはレオン・ローのボディガードをしているシンガポール最強の空手家です。担当声優はライアン・ドリースさん、アメリカ出身で日本を中心に俳優や声優、ナレーターとして活動します。ゴールデンボンバーの楽曲「101回目の呪い」 の告知楊MVや様々なCMに出演しています。

ジョンハン・チェンはシンガポールの武道好きの実業家で、紺青の拳（フィスト）を発見し、空手トーナメントを主催した人物です。担当声優はジェフ・マニングさん、1956年4月23日生まれ、アメリカのユタ州出身で日本を中心に俳優や声優として活動しています。ラジオの英会話番組やCMの英語吹替版、テレビアニメやゲームなどに幅広く出演しています。

シェリリン・タンは元レオン・ローの警備会社の顧問弁護士で、空手トーナメントでは京極真のスポンサーとなり、彼をシンガポールに招待していました。そんなシェリリン・タンの声を担当した浅川悠さんは、1975年3月20日生まれ、東京都出身で1996年から声優として活動しています。主な出演作品は「ヒカルの碁」三谷祐輝役、「ブギーポップは笑わない Boogiepop Phantom」霧間凪役、Fate/stay night」ライダー役などです。

中富禮次郎は「日本の海運王」と呼ばれた父親の後を継ぎ、中富海運の社長に就任しますが、暴力団との関わりや議員への賄賂など黒い噂の多い人物です。そんな中富禮次郎の声を担当した高橋広樹さんは、1974年9月7日生まれ、東京都足立区出身で1994年から声優として活動しています。

主な出演作品は「HUNTER×HUNTER（第1作）」ヒソカ役、「テニスの王子様」菊丸英二役、「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」城之内克也役などです。

マーク・アイダンはシンガポールの警察官で、リシに捜査協力を頼んでいました。担当声優はチャールズ・グラバーさん、1962年7月20日生まれ、アメリカのニューメキシコ州出身で日本を中心に俳優や声優、ナレーターなどとして活動しています。テレビアニメ「名探偵コナン」にも出演しており、アニメ238〜239話の「大阪"3つのK"事件（前後編）」でレイ・カーティスの声優を務めました。

リシ・ラマナサンはレオン・ローの下で犯罪行動心理学を学ぶシンガポールの予備警察官ですが、実は映画「紺青の拳（フィスト）」の黒幕だったことが終盤で明らかになります。そんなリシ・ラマナサンの声を担当した梶裕貴さんは1985年9月3日生まれ、東京都生まれ、埼玉県坂戸市出身で2004年から声優として活動しています。

主な出演作品は「進撃の巨人」エレン・イェーガー役、「七つの大罪」メリオダス役、「マギ」アリババ・サルージャ役などです。ちなみに英語のセリフは、東京都出身で声優やナレーター、DJとして活動するドミニク・アレンさんが務めました。

ユージーン・リムは東アジアの海域で活動する海賊のリーダーです。担当声優はカート・コモンさん、1970年10月生まれ、アメリカ出身で日本を中心にタレントとして活動しています。2014年映画「名探偵コナン 異次元の狙撃手（スナイパー）」ではアメリカ人夫役、2016年映画「名探偵コナン 純黒の悪夢（ナイトメア）」ではアクアビット役も務めています。

江戸川コナンの声は高山みなみさんが担当し、怪盗キッドと工藤新一の声は山口勝平さんが担当。毛利蘭の声は山崎和佳奈さん、毛利小五郎の声は小山力也さん、鈴木園子の声は松井菜桜子さん、京極真の声は檜山修之さんがそれぞれ担当しました。

こちらは映画「名探偵コナン 紺青の拳（フィスト）」の犯人と黒幕に関するツイートです。犯人のレオン・ローの犯罪の手口や京極真にかけた暗示など、悪役としてとても好みで最高だという感想となっています。

こちらも映画「名探偵コナン 紺青の拳（フィスト）」の犯人と黒幕に関するツイートです。黒幕がリシと分かったときの衝撃がすごかったという感想で、紺青の拳（フィスト）の脚本が絶賛されています。

こちらも映画「名探偵コナン 紺青の拳（フィスト）」の犯人と黒幕に関するツイートです。犯人のレオン・ローも黒幕のリシのやり取りが評価されています。

いかがでしたか？映画「紺青の拳（フィスト）」の犯人レオン・ローと黒幕リシ・ラマナサンの犯行動機やトリックをネタバレで解説してきました。さらに、最後にレオン・ローの計画はどうなったのかや、レオン・ローとリシは逮捕されたのかについても紹介し、その他の謎についてもネタバレでみてきました。

さらに、映画「紺青の拳（フィスト）」の登場キャラの声優も一覧でみてきました。そして、犯人のレオン・ローと黒幕のリシはいずれも魅力的なキャラとして人気があり、多くの謎が散りばめられた映画「紺青の拳（フィスト）」の脚本も評価されていることが分かりました。皆さんもぜひ人気の映画「紺青の拳（フィスト）」をお楽しみください！