2020年09月30日公開
2020年09月30日更新
キングダムに登場する国を一覧で紹介!秦と敵対する国の強さランキングも紹介
漫画・アニメ「キングダム」に登場した国を一覧化して紹介!紀元前221年に秦国が中華を統一するまでの「春秋戦国時代」が描かれているキングダム。そんなキングダムに登場した個性的な国々の名前や詳細を一覧化してまとめていきます。また各国に所属している将軍の一覧や、作中での活躍なども載せていきます。その他には、秦国と戦っている国の強さをランキング形式でまとめていきます。
目次
キングダムとは?
キングダムの概要
国の名前や強さランキングについて知る前に、まずは「キングダム」の基本情報を紹介していきます!キングダムは2006年から「週刊ヤングジャンプ」で連載されている漫画が原作で、2012年からはアニメの放送が開始しています。2019年には50巻達成記念の実写映画が公開されており、様々な媒体で大ヒットを記録しています。原作者の原泰久は漫画家になる前にエンジニア系のサラリーマンをしていたようです。
キングダムのあらすじ
キングダムは古代中国の春秋戦国時代を舞台にしている物語です。春秋戦国時代は紀元前770年から始まったと言われており、紀元前221年に秦が中国を統一した事で幕を降ろしています。キングダムの主人公・信は「天下の大将軍」を目指しているキャラクターで、史実上にも存在していた李信将軍がモデルと言われています。本記事ではそんな春秋戦国時代に実在していた国の名前や詳細をまとめていきます。
キングダムの舞台・春秋戦国時代の国の名前一覧〜秦国〜
ここからはキングダムの舞台となった春秋戦国時代の国の名前や特徴をまとめていきます。春秋戦国時代には国同士が争い合っているため、キングダムの作中でも国同士の激しい戦いが描かれています。まずはメインキャラクターが所属している「秦国」の特徴や王の名前などをまとめていきます。
秦国とは?
キングダムの秦国とは紀元前778年から206年まで存在していた国で、紀元前221年に中華を統一しています。主人公・信は秦国の片田舎で育った少年で、本編が始まった時にはすでに両親を戦争で失っています。そのため戦争孤児になった信は幼馴染の漂と大将軍を目指して鍛錬を積んでおり、数々の戦場で武功を挙げた事で将軍へと駆け上っていきます。
秦国の二十八代目秦王である昭王は戦争が得意だったため「戦神」と呼ばれており、六大将軍が独自に動ける権力を地位を与えていました。昭王の逝去と共に六大将軍を力を失っていきますが、曾孫である政が王に就任した事で六大将軍が復活する話が持ち上がっています。本編で秦国の王に就任した政は無駄な血を流さないために中華を統一する事を目指しています。
秦国の強さ
秦国は優れた文官・武官がとても多く、王の判断がなくても独自で問題を解決する能力を持っています。ですが物語序盤の秦国王・政は朝廷内での力を持っていなかったため、丞相である呂不韋に優秀な人材を奪われていました。呂不韋は金の力を使って秦国を支配しようとしていましたが、政の「中華統一」の言葉が本物だと知って負けを認めています。
キングダムには李牧という天才が登場しており、李牧の作戦で秦国は何度も窮地に立たされています。ですが秦国には李牧に匹敵するほどの才覚を持っている昌平君が軍の総司令官を務めているため、大将軍たちの武力を上手くコントロールして他国の侵攻を防いでいます。昌平君は呂不韋陣営の幹部でしたが、政が本物の王だという事に気付いて離反しています。
出典: https://note.com
前述したように昭王時代の秦国には「六大将軍」という圧倒的な強さを持っている将軍たちが活躍していました。同時期には他国に「三大天」や「魏火龍七師」という天才たちが存在していましたが、六大将軍が存在していた事で互角以上の勝負を繰り広げていたようです。またれんさい現在も六大将軍に匹敵するほどの大将軍たちが存在しているため、秦国はこれからも戦力が拡大していくという考察がなされています。
秦国は中華統一を目指して戦っており、すでに斉国は秦国に対して事実上の降伏宣言をしています。作中では趙国の鄴を攻めた時に食料が尽きるという問題に直面していますが、斉国が趙国に気付かれないように食料を届けて窮地を脱しています。このように国を堕としていくと戦力が拡大していくため、秦国は今後もどんどん強い国になっていくという考察がなされているようです。
キングダムの作中では高齢の大将軍から若手の大将軍たちに世代交代しています。秦国大将軍の筆頭になった蒙武は楚国の汗明を倒す活躍を見せており、王翦・桓騎は「六大将軍」に匹敵するほどの才覚を持っていると言われています。更には信・蒙恬・王賁という若手も将軍の地位に昇格したため、今後数年は安泰の戦力が揃えられています。
秦国王・政は「法の力」を使って統一した中華を統治しようとしています。秦国には李斯という法のスペシャリストが存在しており、中華に李斯と並び立つ実力を持っているのは韓非子だけと言われています。そのため戦争面だけでなく、秦国は法や統治に関する力も強いようです。このように同じ時期に傑物が大勢存在していたため、史実上の秦国は中華を統一する事ができたのかもしれません。
キングダムの舞台・春秋戦国時代の国の名前一覧〜その他〜
ここからは春秋戦国時代に実在したその他の国の名前や特徴をまとめていきます。秦国王・政は無駄な血を流さないために中華統一を目指していますが、それを列強諸国が拒んでいるため激しい戦いが勃発しています。国の名前や特徴だけでなく、国を治めている王の名前や特徴などもまとめていきます。
国一覧①魏国
キングダムの魏国は紀元前453年に設立された国で、元々は晋国の一部でしたが趙国・韓国に分かれた事が始まりと言われています。魏国はとてつもない勢力を誇っていたようですが、少しずつ力を増していた秦国に押されており、信陵君が率いる五か国連合で秦国の侵略を食い止めたと言われています。信陵君の死後には景湣王という人物が王座に就いており、キングダムの作中では温厚な姿が描かれています。
景湣王の前には安釐王という人物が王座に就いており、「魏火龍七師」の暴走を止める事ができなかった愚王と言われています。魏火龍七師は内乱を起こした魏火龍の3人を処刑しようとしましたが、呉慶に止められた事で踏みとどまっており、3人を病死と偽って地下牢に投獄していました。キングダムの世界では景湣王の時代が描かれており、投獄されていた魏火龍の3人が解放されています。
紀元前445年には「戦国の覇者」と呼ばれるほどの強さを誇っていた魏国ですが、紀元前370年頃から秦国が力を増しており、秦国の対応に力を削がれていったようです。信陵君の死後には秦国の侵攻で次々と領土を奪われており、紀元前225年に秦国の将軍・王賁からの水攻めを受けた事で滅亡したと言われています。その後、秦国が力を失った後には、魏王の子孫が一時的に魏国を復興させたようです。
魏国には「秦国の六大将軍」「趙国の三大天」と激闘を繰り広げてきた「魏火龍七師」と呼ばれる将軍が存在しています。ですが魏火龍七師は本編が始まる以前に仲間割れを起こしており、呉慶以外の6人は死亡・投獄されてしまったようです。呉慶はキングダムの物語序盤に登場しましたが、秦国将軍の麃公と戦って命を落としています。
国一覧②趙国
キングダムの趙国は戦国七雄の1つで、魏国と同様に晋国から独立した国です。武霊王の時代の趙国は圧倒的な強さを誇っていましたが、武霊王が王位を譲ったのと同時期に秦国が勢力を増しており、一時的に滅亡寸前まで追い詰められています。この時に趙国の李牧という将軍が趙国を救う活躍を見せているため、キングダムの作中だけでなく、史実上の李牧もずば抜けた才覚を持つ傑物だったようです。
キングダムの世界の趙国は悼襄王が治めている時代で、悼襄王は民の事を考えない愚王の姿を見せています。作中では秦国が趙国を攻めており、李牧が秦国を止める事ができなかったため、戦いの途中で悼襄王の王命が下って李牧は投獄されています。その後、悼襄王は毒を盛られて命を落としており、普段から素行が悪いと言われていた末子の遷が次の王の座に就いています。
悼襄王には太子嘉という子供がおり、太子嘉は父親とは違って聡明な人物だったため、代替わりで趙国は暗黒の時代を抜け出すと思われていました。ですが悼襄王は死の間際に遺言を遺しており、末子の遷が王になった事で内乱が起こっています。史実上では紀元前228年に秦国の王翦軍・羌瘣軍からの攻撃を受けて滅亡したと言われています。
趙国には「秦国の六大将軍」「魏国の魏火龍七師」と互角の戦いを繰り広げてきた「三大天」という将軍が存在していました。ですが三大天最後の1人だった廉頗は悼襄王が王になる前から素行の悪さを指摘しており、その恨みを持っていた悼襄王が王になった時に廉頗は更迭されてしまいます。そのため廉頗は魏国に亡命していましたが、秦国に敗れた事で今度は楚に亡命する事になります。
国一覧③楚国
キングダムの楚国は戦国七雄の1つで、中華大陸の半分を占めるほどの領土を持った大国です。キングダムの世界では考烈王が楚国を治めていましたが、物語途中で命を落としており、跡継ぎには恵まれなかったと言われています。考烈王には精神状態がおかしい弟がいましたが、弟が次の王になると国が混乱してしまうため、春申君と結託して宰相の妹の子供が次の王になるように働きかけています。
中国の戦国時代には「戦国四君」と呼ばれる人物たちが活躍しており、戦国四君が存命だった時代には秦国が他国を攻める事ができないほどの力を見せていたようです。キングダムの作中では戦国四君の最後の1人である春申君が登場していますが、春申君は王の死後に変心して精神状態のおかしい弟を王にしようとしており、宰相に暗殺者を送った事で逆に暗殺されてしまいます。
国一覧④燕国
キングダムの燕国は戦国七雄の1つで、現在の北京に位置する国です。元々は広大な領土を持つ大国でしたが、政治に無関心だった二代目の王が宰相の子に王位を譲っており、それが引き金となって内乱が勃発したようです。そのため二代目の王は斉国に助けを求めましたが、戦いの途中で斉国に裏切られて滅亡してしまったようです。
一時は滅亡してしまった燕国ですが、二代目の王の息子である昭王は斉国に復讐するために人材を集め、劇辛や楽毅という傑物たちを抱えていたようです。人材を揃えた燕国は他国の協力を要請して五か国連合で斉国を倒す事に成功しますが、昭王の死後には再び力を失い、最後は秦国に滅ぼされるという結末を迎えているようです。
国一覧⑤韓国
キングダムの韓国は紀元前453年に晋国から独立した国で、春秋戦国時代では最も国土が小さい弱小国家でした。常に秦国からの脅威にさらされており、趙国や魏国からの援軍で何とか耐えていましたが、紀元前230年に滅亡したと言われています。キングダムの合従軍編では成恢という将軍が登場しており、毒を使って秦国を攻撃しています。
初代韓王の配下である張良は生国である韓国を滅ぼされた事を恨んでおり、始皇帝の暗殺を企んでいましたが失敗に終わったようです。キングダムの作中では王安王の時代が描かれていますが、韓国の滅亡と共に王安王は処刑されたと言われています。
国一覧⑥斉国
キングダムの斉国は戦国七雄の1つで、鉄や塩で栄えていた国と言われています。三代目の威王は政治に無関心でしたが、ある日を境に力を付け始め、秦国と対等に戦えるほどの強さを誇っていたようです。ですが以前に裏切った燕国から復讐を受けており、史実上では紀元前221年に秦国の侵攻で滅亡したと言われています。キングダムの作中では王建王の時代が描かれており、王建王は真意が見えない曲者の姿を見せています。
キングダムの秦国と敵対する国の強さランキングTOP6~4
国の名前や特徴を知った後は、キングダムで描かれている国の強さランキングをまとめて紹介していきます!それぞれの国が抱えている将軍の名前や強さなども一覧化してまとめていきます。
6位:韓国
春秋戦国時代の国の強さランキング6位には韓国がランクインしました。史実上の韓国は紀元前230年に真っ先に滅ぼされているため、春秋戦国時代では一番国力が弱かった事が分かります。また韓国の筆頭将軍だった成恢は合従軍との戦いで命を落としており、成恢が筆頭将軍になっていた事からも武力の面でも劣っていたようです。
5位:斉国
春秋戦国時代の国の強さランキング5位には斉国がランクインしました。史実上の斉国は紀元前221年に秦国の李信・王賁・蒙恬の攻撃を受けて降伏したと言われています。その後、他国が滅亡するのを傍観していたため、史実上でも名だたる将軍の名前は挙がっていないようです。キングダムの作中でも秦国に降伏しているため、今後も活躍する可能性は低いという考察がなされています。
4位:燕国
春秋戦国時代の国の強さランキング4位には燕国がランクインしました。燕国は紀元前222年に秦国将軍・王賁の攻撃を受けており、王が捕らえられた事で滅亡したと言われています。キングダムの作中では劇辛という中華に名を轟かせる将軍が登場していますが、趙国の龐煖との戦いで命を落としています。
劇辛将軍が命を落とした後には、オルドが燕国の筆頭将軍になったようです。オルドは史実には存在していないキャラクターのため、オルドの行動がキングダムの世界の燕国に影響を与えてくるかもしれません。また燕国にはかつて「軍神」と呼ばれた楽毅が在籍していたため、楽毅の時代が全盛期だという声も挙がっているようです。
キングダムの秦国と敵対する国の強さランキングTOP3
ここからはキングダムの国の強さランキング3位から1位をまとめていきます。3位から1位には他国と一線画すほどの強さの誇っている国がランクインしています。強さランキングだけでなく、国が抱えている将軍の名前や強さを一覧化してまとめていきます。
3位:魏国
春秋戦国時代の国の強さランキング3位には魏国がランクインしました。魏国は紀元前225年に秦国の王翦から水攻めを受けており、三ヶ月籠城した後に滅亡したと言われています。キングダムの作中でも六大将軍と張り合っていた魏火龍七師が残っていないため、力を増している秦国には太刀打ちできないという考察がなされているようです。
2位:趙国
春秋戦国時代の国の強さランキング2位には趙国がランクインしました。趙国は紀元前228年に秦国将軍・王翦に攻められて滅亡したと言われています。キングダムの作中では李牧・龐煖という傑物が秦国の大将軍を倒していますが、あと一歩攻めきれない姿が描かれています。また秦国が趙国の中枢である「鄴」を手に入れたため、趙国の滅亡も近いと言われているようです。
1位:楚国
春秋戦国時代の国の強さランキング楚国がランクインしました。楚国は紀元前223年に秦国将軍の王翦・蒙武に攻められて滅亡したと言われています。キングダムの作中では楚国の汗明という将軍が圧倒的な強さを見せていましたが、汗明は筆頭将軍ではないため、更に強い将軍が存在している事が分かっています。また人口が多いため、数年で名将軍が排出されるという利点も持っています。
楚国には元三大天の廉頗が亡命している事が分かっています。廉頗は今のところ身を潜めていますが、動き始めたら秦国大将軍の誰かが相手をしなければいけません。そのため楚国の筆頭将軍と廉頗が同時に動いたら秦国は窮地に立たされるという考察がなされているようです。
キングダムの国に関する感想や評価
春秋戦国時代の国の名前や強さランキングを知った後は、キングダムの国に関する読者・視聴者の感想をまとめていきます。キングダムの列強諸国のパワーバランスは絶妙なため、国に関して読者・視聴者の様々な感想が挙がっているようです。
感想一覧:趙国の王が酷すぎる
キングダム、また面白くなってきた。李牧と桓騎がガチで戦いそうだ。
— バカ野郎 (@yugofugo) January 28, 2017
しかし、趙国の大王がゲス、クズすぎて萎えた。佞臣もいるし。
王がクズだと配下にいくら優秀な人材がいても、最高のパフォーマンスが発揮されないね。
キングダムの作中では、秦国が趙国への侵攻を開始しています。趙国は「鄴」という重要な地点を取られてしまいますが、勝負がまだ終わっていないと考えていた李牧は巻き返しを狙っていました。ですが趙国の王は愚王だったため、李牧は戦争の途中で王命で捕縛されてしまいます。そのため趙国の王が酷すぎるという感想が挙がっているようです。
感想一覧:李牧と龐煖のコンビが強い!
王騎や廉頗は軍略も個の武も最強ってのが一貫してるから、龐煖の武と李牧の策の2人がかりで倒したってのは筋通ってんだけどな。キングダムの個と群のバランス感覚ほんとよくわからんけどすごい
— ショーゴ (@xing10tama) May 22, 2020
キングダムに登場した李牧は天才軍師で、頭脳だけでなく武力も将軍級だと言われています。趙国にはそんな天才だけでなく、龐煖という武力が最強の将軍も存在しているため、李牧と龐煖のコンビが強すぎるという感想がキングダムファンから挙がっているようです。また趙国が堕ちた後には秦国の将軍になってほしいという声も挙がっているようです。
感想一覧:楚国の将軍が気になる!
でも木曜日で助かった!今週のキングダムがやばい!!楚の将軍強いぞアイツ((((;゜Д゜)))
— ふ ごう (@5_furu) July 27, 2011
キングダムの作中では楚の汗明という将軍が登場しています。汗明は自身を「中華最強」と自負する存在で、秦国の将軍・蒙武の腕を折るほどの強さを見せていました。物語が進むと楚国には汗明以上の将軍がまだ存在している事が分かったため、早く楚国の将軍の正体が知りたいというキングダムファンの感想が挙がっているようです。
キングダムの楚国は広大な国土を持っているため、他国よりも将軍になるのが難しいと言われています。また史実上では中華統一直前の秦国は楚国の項燕と戦っているため、項燕がラスボスになるという考察がなされているようです。
『キングダム』、なんか楚が秦よりも強い扱いになってる気がするけど、当時、いちばん強かったのって楚じゃなくて秦だよな……
— GEO ジオ@中国古典オタク (@japanchinaGEO) April 8, 2018
キングダムの作中では単純な軍事力では秦国よりも楚国の方が強いという描写がされています。ですが史実上では楚国よりも秦国の方が強いと言われていたため、キングダムと史実では違いがあるようです。そのためキングダムは史実とは違う結末になるという考察がなされているようです。
キングダムの国まとめ
本記事ではキングダムの舞台・春秋戦国時代の国の名前や強さランキングをまとめていきましたがいかがだったでしょうか?キングダムの作中では秦国が趙国の「鄴」を堕としているため、物語の終わりも近いという声が挙がっているようです。そんなキングダムをまだ読んだ事がない方も、本記事を参考にしながら是非ご覧下さい!