【キングダム】飛信隊の組織図・メンバーまとめ!役職や死亡したキャラも紹介

人気漫画「キングダム」に登場する飛信隊は、主人公の李信が率いる部隊です。今回はそんな飛信隊の組織図やメンバーの役職を一覧で紹介し、尾到や松左といった飛信隊で死亡したキャラクターについてもみていきます。さらに、組織図に関連して飛信隊にまつわる謎をネタバレ考察し、飛信隊の将軍である信の直衛部隊がなぜないのかや、黒飛麃と赤飛麃の役割、羌瘣の部隊が独立している理由などについてみていきます。

【キングダム】飛信隊の組織図・メンバーまとめ!役職や死亡したキャラも紹介のイメージ

目次

  1. 飛信隊が登場するキングダムとは?
  2. 飛信隊とは?組織図を紹介
  3. 飛信隊の主要メンバーの役職一覧
  4. 飛信隊のその他メンバーの役職一覧
  5. 飛信隊で死亡したキャラ一覧
  6. 飛信隊の謎をネタバレ考察
  7. 飛信隊に関する感想や評価
  8. 飛信隊の組織図まとめ

飛信隊が登場するキングダムとは?

キングダムの概要

「キングダム」は週刊ヤングジャンプの2006年9号から連載されている原泰久先生の古代中国の春秋戦国時代を題材にした漫画です。アニメ放送は第1期が2012年6月〜2013年2月の期間にNHK BSプレミアムで全38が放送され、第2期が2013年6月〜8月の期間にNHK BSプレミアムで全39話が放送。第3期が2020年4月からNHK総合で放送中となっています。

また「キングダム」は山﨑賢人さんや吉澤遼さん主演で実写映画化もされており、国内では2019年4月19日公開されました。

キングダムのあらすじ

紀元前3世紀、春秋戦国時代の中国において、戦争孤児の信と漂は下僕の身分ながら天下の大将軍になるという夢を抱き、幼少期から特訓に励んでいました。ある日、秦国大臣の昌文君に声をかけられ、士官していた漂が瀕死の状態で帰郷し、信に紙を渡して絶命します。その紙に書かれた場所で信は秦王の政と出会い、最初は漂の死の原因となった彼に反発するも、漂の意志と自分の夢のために戦乱の世に出ていきます。

TVアニメ「キングダム」公式サイト

飛信隊とは?組織図を紹介

飛信隊とは?

「キングダム」に登場する「飛信隊」とは主人公の李信が率いている部隊です。結成された当初から在籍しているメンバーは田永と田有で、後に楚水の部隊が傘下に加わりました。そして、合従軍戦以降、岳雷や我呂などが合流するなど、現在では個性豊かで勇猛なメンバーが名を連ねています。

さらに、飛信隊はどんどん仲間が増えるごとに強くなっていき、彼らを指揮する信も強くなっていきました。次に、そんな飛信隊の組織図をみていきます。

飛信隊の組織図

飛信隊の組織図について考察していきます。飛信隊の組織図は下の画像の通りです。ここでは、飛信隊の組織図を解説していきます。飛信隊の組織図の考察、1つ目は軍師です。まず軍師はもともと将軍に助言するもので、軍師が直接部下に命令することはありません。

しかし、飛信隊の場合、将軍である信が戦開始の突撃の号令を出す以外、その後は部下を放ったらかしにして戦いに集中し、ほとんど指揮を行いません。そのため、軍師である河了貂が(かりょうてん)が将軍に代わって、部下たちに細かな指示を出してフォローしています。

飛信隊の組織図の考察、2つ目は副長です。飛信隊は百人将から始まった部隊で、途中組織が解散することなく、その都度増強する形でメンバーが増えていったので、比較的複雑な構成となっています。そんな飛信隊の副長は羌瘣(きょうかい)、渕(えん)、楚水(そすい)の3人です。

飛信隊の組織図の考察、3つ目は千人将です。千人将は将軍である信の下につき、それぞれの部隊を任されています。飛信隊で現在確認されている千人将は岳雷(がくらい)、那貴(なき)、田有(でんゆう)の3人です。

飛信隊の組織図の考察、4つ目は飛信隊の両輪とされる騎兵と歩兵です。飛信隊は大まかには騎兵隊と歩兵隊で構成されており、戦闘では突破力のある騎兵が先陣を切り、突破口が出来てから歩兵が敵を撃破します。逆に敵の騎兵から飛信隊が攻められたときには、歩兵隊が強固な陣を敷いて持ちこたえさせます。そのことから、歩兵隊は泥臭く戦うイメージがあり、飛信隊の中で最も勝利に貢献した部隊とも言われています。

このように、騎兵隊と歩兵隊は互いにとって戦場で必要な存在であることは明確ですが、互いに強いライバル意識を持っており、しばしば衝突することもあります。また、歩兵の中には飛信隊の名物とも言える巨体を戦闘に活かすメンバーもいます。例えば、千人将にまで出世した田有(でんゆう)や田永(でんえい)竜川(りゅうせん)、中鉄(ちゅうてつ)などがいます。

この他に飛信隊には偵察部隊の石(せき)、弓部隊の蒼仁と蒼淡もいます。飛信隊の組織図の考察、5つ目は尾平隊です。三什長の尾平が率いる小隊で、飛信隊における癒やし系の部隊として知られています。尾平は信の幼馴染で同じ城戸村の出身ですが、古株の割に昇格できておらず、現在でも配下30人を従える三什長という微妙な立場です。ただ、ムードメーカーであるため、同僚と部下にとってはかけがえのない存在となっています。

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飛信隊の主要メンバーの役職一覧

李信

飛信隊の主要メンバーの役職一覧、1人目は飛信隊の隊長の李信です。「キングダム」の主人公で戦争孤児となり、城戸(じょうと)村で下僕をしていました。そこで、同年代の少年・漂と出会い、彼に感化されて天下に大将軍になるという夢を抱くようになります。そして、幼少期から漂と共に天下の大将軍を目指して特訓を続けてきた結果、普通の大人では太刀打ちできないほどの実力をつけました。

亡くなった漂の遺言で秦王である嬴政(えいせい)と出会い、小さな土地と家を得て、武将としての道を歩み始めます。蛇甘平原の戦いで初陣を経験し、百人将に昇格。その次の馬陽防衛戦で、秦の六大将軍の1人である王騎から特殊任務を命じられ、そのとき自身の隊に「飛信隊」という名前をつけてもらいます。そして、将軍に昇格後は李信と名乗るようになりました。

河了貂

飛信隊の主要メンバーの役職一覧、2人目は河了貂(かりょうてん)です。山民族の死王と呼ばれる楊端和によって滅亡させられた山民族・梟鳴族の生き残りです。信とともに秦王・政の弟である成蟜(せいきょう)の反乱の鎮圧に協力し、あるきっかけから軍師を目指すようになります。それから1年後、軍師として連敗続きの飛信隊を救い、飛信隊の一部の兵士からは「娘軍師」と呼ばれています。

鄴攻略編では飛信隊の司令塔である河了貂を倒せば、飛信隊が崩れると敵に見透かされ、彼女が奇襲されます。敵は司令塔の河了貂さえ殺せば飛信隊を止められると考えたのです。しかし、蒼淡の覚醒により、その危機も脱せられました。

羌瘣

飛信隊の主要メンバーの役職一覧、3人目は羌瘣です。羌瘣は飛信隊が結成される前から信と面識のあった古株で、五千人将です。初陣で信や澤圭、尾平や尾到と出会い、飛信隊の結成の際には副長の座に就きます。羌族の生まれで掟のために命を落とした幼馴染・羌象(きょうしょう)の復讐を果たすために生きてきました。

そして、幼馴染を亡くしたことで一時期は感情を失くしていましたが、飛信隊の仲間たちとの交流で徐々に心を開き始めます。蚩尤の技の使い手で剣の腕前も師匠級です。それと同時に鋭い戦略眼も持っており、河了貂の命令がなくても部隊を指揮することができるため、飛信隊の参謀役でもあります。

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飛信隊のその他メンバーの役職一覧

飛信隊のその他メンバーの役職一覧、1人目は渕(えん)です。渕は飛信隊の第一副長で、かつては壁の配下として、信徒の連絡係をしていました。しかし、信と王騎の城へ一緒に行くことになり、成り行きで発足した飛信隊の副長となりました。集の戦い方を得意としている以外、特に目立った能力はなく、どちらかといえば鈍臭い方ですが、根性論で飛信隊をまとめ上げるムードメーカー的な存在です。

楚水

飛信隊のその他メンバーの役職一覧、2人目は楚水(そすい)です。疎水は飛信隊の第二副長で、かつて所属していた蒙驁軍では千人将の郭備(かくび)の配下にいました。しかし、その郭備が殺害されたため、千人将に昇格した信の飛信隊に合流しました。冷静で緻密な印象ながら、山陽戦ではかつての主君の敵である郭備を討とうとして返り討ちに遭うなど、心に熱いものを秘めており、飛信隊での食料補給の役割を担っています。

岳雷

飛信隊のその他メンバーの役職一覧、3人目は岳雷(がくらい)です。岳雷はかつては麃公(ひょうこう)軍で千人将をしていましたが、主君だった麃公が龐煖との戦いで死亡したため、飛信隊に入隊しました。信が生前の麃公から可愛がられていたことに嫉妬していますが、それを理由に戦場で手を抜くことはなく、武骨で大きな体をした武人です。

我呂

飛信隊のその他メンバーの役職一覧、4人目は我呂(がろ)です。我呂は飛信隊の騎兵隊に所属し、かつては麃公軍の飛麃隊で岳雷の配下にいました。毒舌で軽い性格が災いし、歩兵部隊とトラブルを起こすこともよくありますが、筋の通ったことには全力を尽くすタイプです。

那貴

飛信隊のその他メンバーの役職一覧、5人目は那貴(なき)です。かつては桓騎軍で千人将をしていましたが、黒羊丘の戦いの際、一時的な隊の入れ替えという形で飛信隊にやって来ました。那貴はその際の大きな志を掲げながら戦う飛信隊に魅力を感じ、戦後に桓騎軍を離脱して飛信隊に入りました。

彼の率いる部隊のメンバーはみな、偵察能力に長けており、鄴攻めにおいては趙峩龍軍の残党を見つけ出して襲撃するきっかけをつくりました。

澤圭

飛信隊のその他メンバーの役職一覧、6人目は澤圭(たくけい)です。澤圭は信が初めて戦に出た時に伍を結成したときの伍長です。自身の頼りない性格を活かし、戦では弱者ならではの戦法を知り尽くしています。

尾平

飛信隊のその他メンバーの役職一覧、7人目は尾平(びへい)です。尾平は出っ歯が特徴の飛信隊の三什長で、信と同じ城戸村の出身です。蛇甘平原編で尾到と共に徴兵された際、幼馴染の信と再会し、澤圭の伍のメンバーとなりました。その後、飛信隊が結成された際には伍長、そして飛信隊が三百人隊に昇格したときには什長となり、鄴編では三什長に昇進するなど、地道に出世しています。

また、黒羊編では那貴と交代して桓騎軍に入りますが、戦場で同僚から持たされていた紫水晶を所持しているところを信と羌瘣に見られ、略奪行為をしたと勘違いされてしまいます。そして、それを理由に除隊され、困り果てていた尾平でしたが、信をバカにして笑っていた岩迅らに憤慨。彼らに殴りかかるも返り討ちに遭いますが、そこを那貴に助けられました。

飛信隊の幕舎で介抱を受け、信に謝りに行き、飛信隊への復帰が認められました。弟の尾到を戦場で亡くしますが、何があってもくじけないポジティブな性格のムードメーカーとして、飛信隊になくてはならない存在となっています。

沛浪

飛信隊のその他メンバーの役職一覧、8人目は沛浪(はいろう)です。沛浪は歩兵隊に所属し、かつては少年である信のことを侮っていた経験豊富な老兵です。しかし、その態度もやがて改め、飛信隊の一員として活躍するようになります。蛇甘平原の戦い以降から従軍し、五百人将として貴重な戦力となっています。

田有

飛信隊のその他メンバーの役職一覧、9人目は田有(でんゆう)です。田有は大工の棟梁から千人将になった飛信隊の出世頭です。蛇甘平原の戦いから登場しました。彼は信のことを当初から尊敬しており「騎兵殿」と呼んでいます。

そして、その大柄な体格を活かし、攻撃と防御の両方に優れ、すべての戦いにおいて信に付き従っています。合従軍編では、趙将の傅抵から深手を負わされ、一時はそのまま死亡かと思われた田有でしたが、6日目に見事復活し、鄴攻めにも参戦しました。

中鉄

飛信隊のその他メンバーの役職一覧、10人目は中鉄(ちゅうてつ)です。巨体を活かして戦う歩兵で、強面で傷のある顔、首に巻いたマフラーが特徴的な百人将の1人です。曲刀を愛用しており、その人相の凶悪さから「富村の殺し屋」という異名も持ちます。しかし、その異名に似合わず、自身の身を挺して仲間を守るなど、非常に頼りになるキャラクターです。

崇原

飛信隊のその他メンバーの役職一覧、11人目は崇原(すうげん)です。飛信隊で3番目となる剣の実力を有しており、飛信隊の結成当時から伍長として加わりました。馬陽攻防編で左目を失いましたが、それ以降も着実に出世し続け、歩兵隊長まで昇格しました。

田永

飛信隊のその他メンバーの役職一覧、12人目は田永(でんえい)です。旧友である沛浪に誘われ、飛信隊に入りました。強面の大男で喧嘩っ早い性格ですが、筋が通らないことには関わらない冷静さを持ち合わせています。

竜川

飛信隊のその他メンバーの役職一覧、13人目は竜川(りゅうせん)です。百人将の歩兵で飛信隊でトップクラスの巨体の持ち主です。飛信隊では珍しく妻子がいます。また、田有ほどではないものの、順調に昇進し、百人将となりました。

そして、千人将である田有の3倍は腕力があると自慢しており、そのパワーを活かせる棍棒で戦います。さらに、合従軍編では、蕞攻防戦において傅抵に深手を負わされましたが、傅抵を不意打ちで突き飛ばし、危機を脱しました。

竜有

飛信隊のその他メンバーの役職一覧、14人目は竜有(りゅうゆう)です。蛇甘平原の戦いにおける第二軍の生存者で、その戦い後に飛信隊に入りました。影が薄く、信たちに悪態をつくなど気難しい性格ですが、意外と料理上手で、それは河了貂からも認められるほどの腕前です。

飛信隊のその他メンバーの役職一覧、15人目は石(せき)です。山の民である青石族の族長で、飛信隊の初期メンバーの1人です。聴力に優れ、龐煖に負けて退却した仲間を石笛を使って集めました。飛信隊の中では飛び道具的な存在と言われています。

田考

飛信隊のその他メンバーの役職一覧、16人目は田考(でんこう)です。飛信隊の騎兵隊に所属する将校で、軍師である河了貂の補佐兼伝令役を担っています。

飛信隊のその他メンバーの役職一覧、17人目は昴(こう)です。信とは同郷で、飛信隊の尾平隊に所属している歩兵です。当初は気弱で小柄な少年というイメージでしたが、母親のために出世したいと考え、奮起します。また、空気を読めない発言の多さから、それをネタにイジられることが多々あります。

飛信隊のその他メンバーの役職一覧、18人目は慶(けい)です。昴と同じく信と同郷で、飛信隊の尾平隊に所属している歩兵です。尾平と気が合い、共に行動することが多いため、黒羊編で一時的に那貴の代わりに桓騎軍に派遣された際も尾平と一緒でした。

ハシュケン

飛信隊のその他メンバーの役職一覧、19人目はハシュケンです。ハシュケンは石の隊の一員で、飛信隊の初期メンバーの1人です。山の空気を読むことが得意で、山間の戦いではその特技を活かして活躍しました。

蒼仁

飛信隊のその他メンバーの役職一覧、20人目は蒼仁(そうじん)です。黒羊丘戦の後に行われた入隊試験を経て入隊した元狩人の小柄な少年で、弓部隊に所属しています。入隊試験の体力試験では弟の蒼淡と共に一時は不合格となりましたが、抜群の弓術を見せつけ、特例合格を勝ち得ました。列尾戦の初陣では早速、手柄を立てました。

その後も朱海平原の戦いの3日目に襲撃してきた晋陸隊を制圧。15日目の堯雲隊の精鋭である「十槍」の平秀の腕を、見事な弓の腕前で居抜き、我呂をサポートしました。さらに、河了貂が金毛に襲撃されたときには身を挺して庇うなど、多くの功績を挙げています。

蒼淡

飛信隊のその他メンバーの役職一覧、21人目は蒼淡(そうたん)です。飛信隊に兄の蒼仁と共に入った元狩人の大柄な少年で、弓部隊に所属しています。非常に高い弓の実力を有するものの、気弱な性格のため敵を射ることができず、仕方がないので馬を射て兄をサポートしていました。

その後、兄の弓が折れ、馬を蹴られて身動きが取れなくなったことでブチギレて覚醒し、金毛の傘下の小隊を弓で射て全滅させました。その結果、河了貂を救い、大手柄を挙げました。

干斗

飛信隊のその他メンバーの役職一覧、22人目は干斗(かんと)です。飛信隊傘下の崇原隊に所属する歩兵で、以前から憧れていた飛信隊の入隊試験を受けるものの不合格となりますが、仲間と共に合格の基準が厳しすぎると崇原に抗議にいき、返り討ちに遭います。

しかし、その抗議がきっかけで崇原から入隊の機会をもらい、今度は合格を勝ち取り、入隊に至りました。鄴攻めの際は想像していたよりもひどい戦場の過酷さを目の当たりにし、ビビってしまいますが、助けてくれる仲間や部隊の全滅の危機を身を挺して守った松左に感銘を受けます。そして、みんなを守って命を落とした松左から最後に彼が愛用していた槍を託されました。

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飛信隊で死亡したキャラ一覧

死亡したキャラ一覧①尾到

飛信隊で死亡したキャラ一覧、1人目は尾到です。信の同郷で尾平の弟で、兄とは違い寡黙な性格です。信からは兄と共に「チンピラ兄弟」と呼ばれていました。彼の最期のシーンはコミック14巻の趙軍との戦いです。龐煖が夜間に現れ、飛信隊は龐煖を討ち取るための作戦に入ります。信の作戦で龐煖に一太刀いれることは出来ましたが、それは致命傷ではなかったため、逆に信が気絶させられてしまいました。

作戦失敗の飛信隊は退却しますが、趙の将軍である万極が飛信隊に対し、大規模な追撃を仕掛けてきます。飛信隊は全員が信を守るために動き、気絶した信を背負って歩く尾到と尾平を逃がそうとして、他の兵たちが囮になる作戦を繰り出します。しかし、その作戦は万極にすべて読まれており、彼は信を背負った尾到たちが逃げた方向に兵を差し向けます。

何本も矢を射られている尾到が流した血液量はすでに致死量に達しており、彼の血を辿って追いかけてくる万極の兵も、尾到がすでに致死量の血液量を流しているにも関わらず、なぜそれほど動けるのか不思議がります。信を背負う尾到は尾平と2手に分かれ、追撃をかわしますが、尾到の体はすでに限界に近づいていました。死期を悟った尾到は楽しい話がしたいと言って横になります。

「信…本気でなれると思うか?将軍に」
「分かりきったことだが下僕が将軍になるってことは並大抵のことじゃない 実際戦場に出て感じたよ 正に”夢”みたいな話だってな」
「一体どれだけの死地を乗り越えりゃたどり着くんだ? 一つでもしくじればそこで死んで全部終わりだ」
 「…だけどお前は龐煖相手に生き残った 隊の皆が命をかけてお前を守ったからだ」
「命令でもないのに命がけで…これはふつうのことじゃねえ 普通の隊長にはできねェよ信」
「だから思ったんだ 信は本当に将軍になれるってな」
 「俺は…お前のダチで本当によかったと思う」

信は普段無口な彼が上のセリフのように柄にもないことを言い始めたため、彼の異変に気づきます。そして、尾到は最後に「友里…」と恋人の名前をつぶやき、信の横で眠るように死亡しました。

死亡したキャラ一覧②松左

飛信隊で死亡したキャラ一覧、2人目は松左です。飛信隊の初期メンバーで、槍の達人。その飄々とした性格から後輩からも慕われていました。歩兵ながら広い視野を持ち、頭がキレて冷静に物事を判断することができ、戦況を見て戦うスタイルでした。最期のシーンは鄴攻め、食料調達の道が経たれ、食料が尽きる前に決しなければならない朱海平原の14日目においてはいつもの飛信隊とは異なる戦略をとるしかありませんでした。

それは「もう助からない」戦況は見捨てるというもので、戦況判断を任された松左は、作戦どおり見捨てようとした戦況の1つで戦う干斗たち飛信隊の若手の集まる場所を見つけます。松左は後輩である彼らを見捨てることができず、完全に趙軍に囲まれたそのエリアへと自ら助けに向かいます。当然、松左が来ても相変わらずピンチの状態が続き、干斗たちの突破口を作るため、松左は自ら先陣を切って、趙軍を倒していきます。

無事趙軍の包囲を抜けた千斗たちでしたが、松左の顔を見るとすでに傷だらけでした。彼らにできるだけ自分を信のいる前の方に運んでほしいと頼み、倒れた松左は干斗たちに運ばれながら「がんばれ 信」とつぶやいていました。彼のおかげで命を救われた干斗は松左に涙ながらに土下座し、彼から愛用の槍を受け取ります。その後、松左のことを聞き、最前線に急ぎ向かった信と合流し、松左に感謝する信の腕の中で死亡しました。

死亡したキャラ一覧③脇次

飛信隊で死亡したキャラ一覧、3人目は脇次(きょうじ)です。信の初陣である蛇甘平原の戦いで、沛浪の伍の1人として参戦。信が百人将に昇格した時には第二伍長に出世しましたが、龐煖の手にかかり死亡しました。

死亡したキャラ一覧④筏建

飛信隊で死亡したキャラ一覧、4人目は筏建(ばっけん)です。脇次と同様に蛇甘平原の戦いで、沛浪の伍の1人として参戦。最期は龐煖の手にかかり死亡しました。

死亡したキャラ一覧⑤文穴

飛信隊で死亡したキャラ一覧、5人目は文穴(ぶんけつ)です。脇次や筏建と同様に、蛇甘平原の戦いで、沛浪の伍の1人として参戦。最期は龐煖の手にかかり死亡しました。

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飛信隊の謎をネタバレ考察

ネタバレ考察①李信将軍の直衛部隊

飛信隊の謎のネタバレ考察、1つ目は李信将軍の直衛部隊です。李信は将軍になりましたが、彼の直衛の部隊を抱えていません。そして、信はその代わりに直下にいる部下として渕や楚水、岳雷や那貴、我呂や崇原、田有や田永がいるため、彼らに指示を与える指揮官の役割をしています。しかし、基本的なものから細かなものまで指示を出しているのは軍師の河了貂です。

これについて、李信は本能で動くタイプの天才で、常に前線で戦うことになるため、直衛の部隊のように動ける部下が必要となります。これまでの戦いから、副長を務める渕と楚水は信と違う行動をとり、それぞれ兵をまとめているイメージです。

さらに、那貴隊も比較的知略タイプの部隊であるため、信と別行動したほうが良さそうだと言われています。また、崇原も弓兵を含む歩兵を抱える部隊を率いているため、信とは別行動の方が良いと考えられています。

そのため、今後は飛信隊を熟知しており、これまで一緒に前線で戦ってきた最古参の田有や田永がメインで直衛部隊として振る舞う可能性があるのではないかと考えられており、その他に岳雷や我呂の部隊もそうなるかもしれないと予想されています。

ネタバレ考察②黒飛麃と赤飛麃の役割

飛信隊の謎のネタバレ考察、2つ目は黒飛麃と赤飛麃の役割です。岳雷がかつて率いていた麃公兵で構成された「飛麃」は、さらに岳雷が率いる黒飛麃と、我呂が率いる赤飛麃に分かれています。

黒飛麃と赤飛麃の指揮官はそれぞれ性格が異なり、無口でやるべきことを黙々とこなす岳雷と、文句が多くもやるべきことをきっちりとこなす我呂。黒飛麃と赤飛麃に分けられたことで、2人がライバル意識を持ち、戦果を競い合いながら強くなっていくことに期待が寄せられています。

ネタバレ考察③羌瘣が独立している理由

飛信隊の謎のネタバレ考察、3つ目は羌瘣が独立している理由です。1万の軍勢を率いる信ですが、羌瘣の軍は彼の軍勢とは別物として扱われています。これまでも羌瘣の直属の兵は、飛信隊の兵とは異なった士気を見せています。

そして、羌瘣が率いるのは騎兵1500、歩兵3500の大軍勢なので、飛信隊との違いは今後より明確になっていきそうだと言われています。さらに、なぜ羌瘣の軍勢が独立しているのかについて、羌瘣が将来、六大将軍の1人になる伏線なのではないかと予想されているようです。

ネタバレ考察④歩兵隊の構成

飛信隊の謎のネタバレ考察、4つ目は歩兵隊の構成です。飛信隊はそもそも元は農民という兵が多く、盾を持つ重層な歩兵が少ない傾向にあるようです。信が将軍になったことで今後は重層な歩兵も多くなるかもしれないという声がある一方で、このまま飛信隊らしく攻撃に特化したフットワークの軽い兵たちでいてほしいという声もあります。

また、組織図の右下に弓部隊の存在が記載されています。指揮官は不明となっていますが、蒼仁と蒼淡は弓兄弟と呼ばれ、高い弓の技術を背景に鄴攻めなどで活躍を収めています。そのため、弓部隊が今後、飛信隊にとって大きな戦力になることが期待されています。さらに、尾平が百人将に昇格し、昴や慶などの目立つキャラもいるため、今後尾平部隊の見せ場も用意されているのではないかと予想されています。

ネタバレ考察⑤軍師の河了貂はキーマン

飛信隊の謎のネタバレ考察、5つ目は軍師の河了貂はキーマンになるのかについてです。河了貂は軍師として、100人の護衛兵と伝令兵を抱えています。軍の伝達量の増加に伴い、伝令も増えたと予想されています。飛信隊の将兵たりのほとんどが戦力を立てるのを得意としていません。

そして、本能で動く武将を戦略的に導く軍師がいれば本能的な要素と戦略的な要素の両方を兼ね備えた最強の部隊に発展するのではないかと言われています。そのため、今後ますます飛信隊にとって軍師・河了貂の存在が重要なものとなっていくことが考えられます。また、河了貂は飛信隊の司令塔ということで、趙の金毛に襲われたこともあり、今後彼女の配下には伝令だけでなく護衛も増えるだろうと予想されています。

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飛信隊に関する感想や評価

こちらは「キングダム」飛信隊に関するツイートです。飛信隊のメンバーみんな好きだから、みんな生き残ってほしいという感想で、メンバーそれぞれにドラマがあり読む度に感動し、継ぎが楽しみになると評価されています。

こちらも「キングダム」に登場する飛信隊に関するツイートです。飛信隊の死亡したメンバーの1人、松左の活躍を讃え、大好きだったという感想となっています。

こちらも「キングダム」に登場する飛信隊に関するツイートです。飛信隊はかっこ良く紹介されるメンバーが多いのに、尾平だけ「怒涛のお調子者」と紹介されているのが面白いという感想となっています。

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飛信隊の組織図まとめ

いかがでしたか?「キングダム」に登場する飛信隊の組織図やメンバーの役職を一覧で紹介してきました。さらに、飛信隊の死亡したキャラクターも一覧で紹介し、飛信隊にまつわる謎もネタバレ考察してきました。主人公の信が率いる部隊で有能で個性豊かなメンバーの多い飛信隊の今後のさらなる活躍にも期待していきましょう!

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