【キングダム】羌瘣（きょうかい）の声優は？飛信隊での活躍や実写版女優も予想考察

羌瘣（きょうかい）とは、『キングダム』の信が率いる飛信隊の副隊長を務めるキャラクターで、『キングダム』のヒロインの1人です。本記事では、信と背中を預け合える関係を築いている羌瘣（きょうかい）についてまとめていきますが、その前に『キングダム』の作品情報について紹介していきます！

『キングダム』とは、2006年から2020年9月現在も週刊ヤングジャンプにて大人気連載中の原泰久による漫画です。中国の春秋戦国を描いた『キングダム』は瞬く間に人気を呼び、2012年にはアニメ化されました。2020年4月にはアニメ『キングダム』の第3期が開始されましたが、コロナウイルスの影響で一時中断されています。

『キングダム』は漫画だけでなくアニメも好評を博し、2019年4月には実写映画も公開。こちらも大盛況だったために2020年5月には実写映画の続編の製作が発表されました。実写映画の続編には人気キャラクターの羌瘣（きょうかい）も登場するのではないかと言われているため、どの女優が羌瘣（きょうかい）を演じるのかも話題となっています。

幼馴染の漂を亡くし、漂と瓜二つの大王・政と出会った信は、河了貂や山の民とともに王都奪還を目指します。無事に大王の座につけた政は中華統一を公言し、信は漂との夢であった天下の大将軍になるために奮闘していくことになるのです。どんどん功績をあげる信は百人将となり、秦国の六大将軍の1人・王騎にも認められ信の隊は「飛信隊」と名付けられました。王騎の死後、王騎の矛を譲り受けた信は躍進を続け三百人将になるのです。

羌瘣（きょうかい）は蛇甘平原編にて登場しました。信と同じく伍として戦い、信たちに助言や援護するなどしていくうちに徐々に心を開いていきます。飛信隊結成後は副長兼参謀として信と共に功績をあげていき、心を開いた後には飛信隊を自分の居場所だと思えるほどになっていました。緑穂（りょくすい）という剣を使い戦います。

羌瘣（きょうかい）は伝説の刺客一族・蚩尤（しゆう）の生まれです。女性しかいない蚩尤一族で、羌瘣（きょうかい）は蚩尤の後続候補として育てられ、象と姉妹のように過ごします。そして時期蚩尤を決める祭の際に、象に蚩尤になってもらうために羌瘣（きょうかい）は死ぬつもりでしたが、象が謀殺された恨みから一族全てを皆殺しにしてしまいます。

羌瘣（きょうかい）は前述した通り緑穂という剣を使って戦います。武器は緑穂だけですが、「トーン タンタン」というリズムを口ずさむことにより意識を深いところに落とし込む、蚩尤一族に伝わる「巫舞」と呼ばれる呼吸法も併せて使います。巫舞を使うことであらゆる感覚を活性化させるのですが、羌瘣（きょうかい）は一族の中でも特に巫舞の才に秀でていたのです。

1対1の短期決戦に持ち込めれば、羌瘣（きょうかい）は『キングダム』の中でも最強の強さを誇るのではないかと言われています。ただ巫舞の呼吸は出せる時間が限られていることや、体力を相当消費するため呼吸が切れた場合は動けなくなることから、多数を相手にする場合や長期決戦となる場合には周りの手助けが必要不可欠となります。

『キングダム』は史実に基づいて描かれている漫画なので、主人公の信や政も史実に登場する人物をモデルにしています。羌瘣（きょうかい）も史実に出てくるのですが、男性なのか女性なのか、信とはどういう関係だったのかはわかっていません。

ただ史実では楊端和や王翦とともに趙攻めを行ったことが書かれているようで、中華統一に貢献した将軍だというのは間違いないようです。『キングダム』の羌瘣（きょうかい）のキャラクター設定はオリジナルになることから、今後羌瘣（きょうかい）がどうなっていくのかファンの期待が大きいようです。

アニメ版『キングダム』で羌瘣（きょうかい）の声優を務めたのは日笠陽子です。日笠陽子は1985年7月16日生まれ、神奈川県出身で、2007年から声優として活動を開始しています。また2013年には歌手デビューもしており、声優と歌手として精力的に活動しているようです。

『美少女戦士セーラームーン』の月野うさぎ役と、『新世紀エヴァンゲリオン』の葛城ミサト役を使い分けていた三石琴乃に憧れて声優界に入ったことを明かしており、高校卒業後には洋裁の専門学校に通いつつ研究所に通い、2006年から2020年9月現在もアイムエンタープライズに所属することになります。

羌瘣（きょうかい）の声優を務めた日笠陽子の主な出演作品には、『けいおん！』の秋山澪役、『ハイスクールD×D』のリアス・グレモリー役、『戦姫絶唱シンフォギア』のマリア・カデンツァヴナ・イヴ役、『純潔のマリア』のアルテミス役、『マギ シンドバッドの冒険』のエスラ役、『アイカツスターズ！』のエルザ フォルテ役、『覇穹 封神演義』の妲己役、『ゾイドワイルド ZERO』のジョー・アイセル役などがあります。

羌瘣（きょうかい）が『キングダム』に初登場したのは信の初陣となる魏攻略戦のときです。女性だと悟られないために鉢巻を目深に被り顔があまり見えないようにし、更に周りの人たちとコミュニケーションをとることもせず、終始無言のままでした。しかし死体を積んだ壁を作り防御を固めることを指示するなど、戦闘においてはすぐに活躍することになります。

蚩尤には女性しかおらず、蚩尤を決める祭では姉妹のように育った者たちであっても互いに殺し合い、1人生き残った者が次期蚩尤となります。羌瘣（きょうかい）はこの祭で姉のように慕っていた象を蚩尤にするため死ぬつもりでした。しかし象に薬を盛られ、気づいたときには全て終わっていたのです。

てっきり1番の実力者である象が蚩尤に選ばれたものと思っていた羌瘣（きょうかい）ですが、象は他の蚩尤候補が団結し、意図的に1番最初に殺されてしまいます。これを知った羌瘣（きょうかい）は残った一族を皆殺しにし、現蚩尤である幽連へ復讐を誓います。

羌瘣（きょうかい）の飛信隊での活躍1つ目は龐煖と対戦です。秦軍が野営していたところ、龐煖が1人でやってきた際に羌瘣（きょうかい）と1対1で対戦しますがあまりの強さに敗北してしまいます。2つ目の活躍は山陽編。羌瘣（きょうかい）含む多くの負傷兵が待機する箇所に敵軍がやってきます。それまで復讐しか頭になかった羌瘣（きょうかい）が「飛信隊の副長」だからと、1人で500人もの敵を相手に戦います。

この時生き残ったのは羌瘣（きょうかい）のみ。それも、信が見つけたときには瀕死の状態でした。そして時は経ち、三千人将まで昇りつめた黒羊丘編。「飛信隊のために無茶をする」と、1人趙陣営に乗り込み戦うのが3つ目の活躍です。

羌瘣（きょうかい）は象の復讐しか頭にありませんでしたが、信や飛信隊のメンバーとともに過ごすうちに飛信隊が自分の居場所だと認識します。しかしこのままではいけないと、山陽攻略戦の後に一度飛信隊を抜け、本来の目的であった復讐を果たすことを決めます。飛信隊のみんなに見送られ、復讐を遂げた羌瘣（きょうかい）は『キングダム』34巻にて飛信隊へと戻ってきます。

復讐を遂げた羌瘣（きょうかい）は、2つの目標を話します。1つ目は信と同じく大将軍を目指すこと。もう1つはなんと、信の子供を産むことでした。これにはその場にいたみんなが飲み物を吹き出すほど驚き、慌てていました。しかし羌瘣（きょうかい）は子供を作ることとはどういうことなのか、何も知らなかったのです。後で河了貂に子供を作るとはどういうことなのかを教わり、焦る羌瘣（きょうかい）の姿を見ることが出来ます。

2020年5月に『キングダム』の実写映画化の続編の製作が発表されましたが、羌瘣（きょうかい）役をどの女優が演じるのかはまだ決まっていません。『キングダム』10周年記念の際に実写版羌瘣（きょうかい）を演じた女優は山本千尋だったため、山本千尋が実写版羌瘣（きょうかい）を再び演じるのではないか？と話題になっています！

実写版羌瘣（きょうかい）を演じた山本千尋は1996年8月29日生まれ、兵庫県出身の女優です。2人姉妹の妹で、身長155cm、体重43.5kg。3歳から中国武術を習っていた元武術太極拳選手ということもあり、羌瘣（きょうかい）のしなやかな動きを見事に再現していました。『スター☆ドラフト会議』に出演したことをきっかけにアクション女優を進められ、中国武術を広げたいとの思いから女優を目指すことになります。

山本千尋の主な出演作品には、テレビドラマ『ウルトラマンジード』の鳥羽ライハ役、映画『太秦ライムライト』の伊賀さつき役、映画『新選組オブ・ザ・デッド 』の火藤純役、映画『BRAVE STORM ブレイブストーム』の春日はるか役、映画『チア男子！！』の小久保萌役、舞台『時空警察ヴェッカー1983』のサポートドロイド ナイン役などがあります。

羌瘣（きょうかい）と信とは、飛信隊が出来る前からの付き合いです。そのため飛信隊の中でも古株にあたり、信との信頼関係も深いものとなっています。一度は復讐のために飛信隊を抜けたものの、復讐を遂げると再び飛信隊の副長として信とは背中を預け合える関係になっていることからも、信だけでなく飛信隊のメンバーとも信頼関係が築けていることがわかります。

飛信隊の副長として、信の右腕として活躍する羌瘣（きょうかい）ですが、単に隊長と副長というだけの関係ではないようです。詳しいことはわかっていなくても「信の子を産む」と発言したり、「男とキスをするとずゅーんとなる」と話していた象の発言を信で実行しようとしたりと、羌瘣（きょうかい）は自分が気づいていないだけで信を男として意識していることがうかがえます。

また信についても、羌瘣（きょうかい）に「お前笑うと可愛いんだな」と発言したり、羌瘣（きょうかい）がすぐ横で寝ていると意識していることから、恋心がわかっていなくとも少なからず女性として見ていることもわかります。史実の李信は結婚し子供がいることから、『キングダム』の信も結婚することが予想されていますが、河了貂もヒロインとして存在しているためどちらが信の嫁になるのかはわかっていません。

10周年記念の実写で羌瘣（きょうかい）を演じた女優・山本千尋が話題となっていますが、山本千尋以外にも羌瘣（きょうかい）候補の女優がいます。小島瑠璃子もその1人で、大人気バラエティ番組「アメトーーク」のキングダム芸人の回に出演した際、小島瑠璃子は羌瘣（きょうかい）のコスプレをしていました。そのため小島瑠璃子が実写映画で羌瘣（きょうかい）を演じるかもしれないと予想されています。

実写映画で羌瘣（きょうかい）を演じるかもしれないと噂される女優2人目は福原遥です。福原遥も過去に羌瘣（きょうかい）のコスプレを披露したことがあり、その姿が小島瑠璃子や山本千尋同様かわいらしいことから、羌瘣（きょうかい）を演じるかもしれないと予想されています。

ここからは羌瘣（きょうかい）の声優に関する感想や評価を見ていきましょう！こちらの方は「『キングダム』には有名な声優が多い」という感想を持たれています。主人公の信や政、河了貂はもちろん、羌瘣（きょうかい）役の日笠陽子の起用も豪華だという感想を持つ方は他にも多数見られました。

こちらの方は「羌瘣可愛すぎる。 声も良すぎん？女性キャラクターの声優さんが豪華すぎてやばみる」という感想を持たれています。羌瘣（きょうかい）は見た目もかわいらしく、強さも兼ねそろえているキャラクターなためファンが多くいますが、「日笠陽子の声もいい！」「羌瘣に合ってる！」と声優が羌瘣（きょうかい）に合っているという感想も多数見られました。

こちらの方も「羌瘣の声優さん、あの声すごくあってるよね」という感想を持たれています。「これ以上でも以下でもなくあの声のトーンがまさしく…！って感じだ」とも呟いており、羌瘣（きょうかい）の声優を務めた日笠陽子を絶賛していました。

ここまで羌瘣（きょうかい）の声優についてや羌瘣（きょうかい）の強さや信との関係、活躍シーンなどをまとめてきましたが、いかがでしょうか？羌瘣（きょうかい）の声優を務めた日笠陽子は羌瘣（きょうかい）にピッタリだという感想を持つ方が多く見られました。今後も羌瘣（きょうかい）の活躍が見られる『キングダム』、ぜひご覧になってみてはいかがでしょうか？