【キングダム】亜光将軍の強さは？史実に実在する？王翦との関係や名シーンを紹介

戦場においていかなるピンチに陥ったとしても冷静に戦うことができる亜光将軍は、秦の国出身であり王翦軍に所属している将軍となっています。野心家で利己的な考えを持っている王翦将軍からは絶大な信頼を寄せられている亜光は、王翦軍においては第一将を任されるほどの強さを誇っていたのです。知略によっての戦いよりも真正面からの体当たりでの戦いを好む亜光は、塊になって前進する戦法においては無敗を誇っていました。

冷静沈着な性格を持っている亜光ですが、仲間を踏みつけても何とも思わない冷酷な性格も持っていたのです。目的のためであれば仲間を踏みつけたり押しどけたりして戦うことも仕方ないと考えていました。その点では利己的な性格の王翦とも気が合ったのかもしれません。そこで、王になりたいと思っている王翦から絶大な信頼を寄せられている亜光将軍の強さや史実に実在する？上司である王翦との関係や名シーンを紹介します。

単行本が第50巻まで刊行された「キングダム」は、それを記念して実写映画版が制作されることが2018年4月に発表されました。実写映画版のキングダムは2019年4月に公開され大人気となります。実写映画版が好評だったキングダムは、週刊ヤングジャンプ（2006年9号から）によって連載されている漫画となっており、佐賀県三養基郡基山町出身の原泰久さんによって現在も連載中です。

第17回（2013年）手塚治虫文化賞においてマンガ大賞を受賞しているキングダムは、実写映画版が好評だったために、映画の続編が制作されることが2020年5月に発表されました。6800万部の累計発行部数を記録しているキングダムは、2008年にはラジオドラマが全8回に渡って放送されたり、ゲームとしては「キングダム 一騎闘千の剣」が2010年11月に発売されたり、テレビアニメとしても第3シリーズに渡って放送されています。

紀元前3世紀の中国では500年に渡って戦争が繰り広げられてました。多くの国同士が激突して多くの人々が命を落とすことになります。この時代は戦争孤児が激増し彼らは下僕として売られていくようになりました。王族においても他国へ人質として出され酷い虐待を受けたのが秦の国の王子である政です。彼は五感を失うほどの酷い虐待を受けます。しかし、秦の王となった彼は中華の統一をすることで戦争を終結させようとしました。

常に冷静な亜光将軍は、野心家であり利己的な性格の王翦将軍にかなり信頼されており王翦軍の第一将を務めていました。どのような戦いにも冷静に対応することができる亜光将軍は、策を立てて戦う戦法を好んでおらず、正々堂々と正面から体当たりする戦法を得意としています。一見男らしく勇ましい亜光将軍ですが、突進していく先に仲間がいようが敵がいようが関係なしに突き進む冷酷なところもあったのです。

• 名前：亜光（あこう）
• 出身地：秦
• 階級：将軍
• 所属：王翦軍の第一将
• 初登場：47巻（朱海平原編）
• 性格：冷静、冷酷
• 特徴：全速力で突き進む（敵も味方も関係ない）

好戦的な性格の亜光将軍は、体当たりで敵に真正面からぶつかっていく戦い方が好きなだけともいえます。しかし、策を講ずるのが好きでない亜光将軍は、尊敬している王翦将軍の戦術をコピーしたかのようにそのまま使用することができる応用力を持っていました。圧倒的な強さを誇っている亜光将軍は、正面からぶつかり合う戦いにおいては敗れたことがなく、そのため野心家の王翦将軍からも絶大な信頼を得ていたのです。

王翦軍において第一将を務めている亜光は、利己的な考えを持っている王翦に最も信頼されている武将といっても過言ではないでしょう。秦の国においてもかなりの強者として有名な王翦に一番に信頼されている彼は相当な強さを持っていました。彼は上司である王翦のように知略においてはあまり優れていませんが、敵の真正面から勇ましく突進して城を攻め落とす戦法を得意としています。

一旦戦いが始まった際には、自分が進む前方で味方が戦っていたとしてもその向こうに倒さなければならない敵がいた場合は味方であろうと容赦なく押しのけて突き進む強引さがありました。また、戦いにおいて戦略を変更しなければならなくなった際にも、激しい戦いのど真ん中で軍略を座って練る上司の王翦を守りながら戦うことも可能だったのです。圧倒的な武を持つ彼は精神面も非常に強かったために信頼できる人物でした。

朱海平原の戦いにおいてもその実力は発揮されています。右翼の第一陣として戦いに挑んだ亜光は、初めは猪突猛進の激しい攻撃を仕掛けていきました。真正面から敵陣に乗り込む度胸を持っている彼は、どのような敵が目の前に現れようとも全力で突き進む力を持っていたのです。敵側の趙からは槍の使い手である岳嬰が勇ましく攻撃してきましたが、強引に突き進むことができる亜光に押されていきました。

天下の大将軍を目指している信が率いている飛信隊が応援に来たことで、槍の使い手である岳嬰を倒すことを彼らに任せます。彼ら飛信隊が敵を討ち取るまでは他の強力な武将たちを全て食い止める覚悟も持っていたのです。無駄な戦いを好まない李牧の副官を務めている豪快な戦いぶりを発揮することができる馬南慈（ばなんじ）が襲い掛かってきた際も彼を一人で食い止めるといい放っています。

味方を勝利に導くためであれば自分が矢面に立って戦うことを率先して買うことができる人物でもありました。しかし、彼と戦っている最中にさらに同じくらいの実力を持っている尭雲（ぎょううん）まで到着してしまったことで、自分と互角に戦うことができる強敵を同時に二人も相手することになります。さすがに二人を相手にした彼は敗れてしまいますが、かなり持ちこたえていたため相当な強さを持っているといえるでしょう。

どのような時にも取り乱すことがない亜光は、その冷静さによって亜光軍を常に有利に導くことができました。彼の背中を見て戦ってきた部下たちはいつの間にか彼にそっくりな雰囲気を放つようになり、彼が強敵と戦って戦線離脱するようなことがあっても取り乱すことなく立派に戦っていたのです。普通の騎馬隊などであれば将軍がいなくなってしまえば腑抜けのような状態となって壊滅させられることはよくあります。

玉鳳隊に派遣されたかつては王翦軍に所属していた関常も亜光軍の兵は、勇敢な亜光に似ていると話していました。それくらい、上司である亜光の意思を受け継いで彼がいなくなったとしても目的を立派に果たすことに集中する力を持っていたのです。部下たちが上司がいなくても立派に戦えるということは、彼の部下に対する姿勢が大きく影響していると考えることができます。

上司である亜光が王翦軍の大将を務めている王翦が戦場で軍略を練ることができるほどの強さと信頼関係を築いている姿を見て影響されない部下はいないでしょう。部下はいつの間にか上司と同じように振舞うものです。一見冷酷に見えるような戦いをする彼ですが、命を懸けて戦う姿勢は常に見せているため彼の熱い想いを普段から肌で感じている部下たちはピンチになればなるほど本領を発揮することになりました。

どのような過酷な状況でも弱音を吐かず顔色を変えない冷静な性格の亜光は、戦いにおいては厳しく突き進む冷酷さを持っている時もありますが、最終的には広い視野を持っているために多くの仲間の命を救うことになります。上司である王翦をはじめ亜光軍のメンバーは彼を厚く信頼していたために、命を落としそうになった時には素早く味方が助けにきて一命を取りとめていました。

策を講ずることを好まない性格の亜光は、いつも正々堂々と敵に向かって真っすぐに突き進んでいくため武に関してはかなり秀でている将軍といえるでしょう。仲間の武将からも厚い信頼を得ている彼は、重傷を負って倒れた際も多くの仲間に心配されていました。多くを語らずに勇ましく戦う彼は、忠誠心が人一倍強い人間でもあるため、上司をはじめ部下からも絶大な信頼を寄せられるようになります。

キングダムにおいては史実に実際に登場している人物が多数登場しているのも魅力の一つとなっています。秦の王である政をはじめ、彼とマブダチ的な存在の信（李信）、秦においての名将である王翦、知略に優れている李牧など活躍している多くの人物は史実においても記録されている有名な人物となっていました。そのため、史実においての記録とキングダムでの活躍を見比べながら楽しむという方法もあるようです。

史実において実在している人物であり、キングダムで登場している王翦が誰よりも信頼している将軍が亜光です。彼は史実において登場しているのでしょうか？冷静沈着でかなりの強さを持っている亜光は、史実においては登場していない人物となっています。彼の上司である王翦に関しては史実に歴戦の勇者としてしっかりと記録されていました。しかし、彼に仕えた武将に関しては記録が残されていないのです。

秦の中華を統一するという一大事業において大活躍した王翦に優秀な部下がいたことは明らかでしょう。しかし、史実においては彼の部下の名前までは記録が残っていないため不明となっています。キングダムにおいては、物語の展開上はっきりとした役割の人物を描く必要があったためにその一人として、利己的な性格の王翦が絶大な信頼を寄せている部下として亜光を作り出したと考えることができます。

史実には登場していないオリジナルの人物であるため、今後の亜光の行動や最期についての予想は難しいです。史実において登場していないということはあらゆる可能性が広がっているということでもあるため上司である王翦はもちろん、秦の国にとってもなくてはならない武将の一人である亜光の今後の活躍が期待されています。右腕的な存在である亜光が重傷を負ったことでかなりピンチとなりますが復活の可能性はあるでしょう。

秦の名将とされている王翦は、昭王の時代から活躍していた武将ですが自ら王になろうとする野心家なところがあったために、昭王には信頼してもらえずに大将軍蒙驁の副官として活躍していました。利己的な考えを持っている彼は、六将の実力を持っていながらも危険人物をみなされて警戒されていたのです。優雅で最強の強さを持った王騎将軍とは親戚関係となっており、王家は本家となっていました。

• 名前：王翦（おうせん）
• 出身地：秦
• 階級：大将軍蒙驁の副官
• 所属：王翦軍
• 親戚：王騎将軍（分家）
• 息子：王賁（おうほん）
• 性格：野心家、利己的
• 特徴：守備戦が得意（心理操作、野戦築城）

顔の上部を覆っている仮面型の兜をつけている彼は、インパクトのある恐ろしげな雰囲気を漂わせています。副官でありながらもいざという時には自分の安全を最優先に行動したり、常に自分独自の勢力を作り上げようとしたり躍起になっていました。彼には息子である王賁がいましたが、一度槍裁きを教えていますがほとんど口をきかない関係となっています。しかし、彼は有能な武将を見抜く力や知略を持っていました。

野心家である王翦が自分の軍の中でかなり信頼を寄せていたのが亜光です。真正面から敵陣に攻撃することを得意としている彼は、激しい戦場において戦術を練り直している王翦を守りながら戦うシーンを見せています。鄴攻めをする際に知略に優れている李牧との戦いだと感じた王翦は、実際に鄴の城まで出向いて下見をしていました。その際には自分が信頼している第一将を務めている亜光も同行させています。

実際に鄴の城を目の当たりにした王翦は、この城は落とせないと確信しました。そのため、急遽戦い方を変更する必要があったのです。落とせない城だと感じた彼は突然地図を出して作戦を練り直そうとします。敵地であるためとても危険な場所であるにも関わらず即座に策を練り直そうとした王翦は、信頼している亜光に向かって「よいか？」と尋ね、全てを察した亜光は「心ゆくまで」と答えるのでした。

敵に見つかり攻撃してきたものの地面に座り込んで地図を見ながら戦略を練り直す王翦は、非常に集中していました。周囲は戦いの嵐となっています。戦場のど真ん中で地に座り込んで地図を広げて戦略を練り直すことができるのは、この二人の信頼関係があってこそでしょう。自分たちの倍以上の敵との戦いにも関わらず動じない亜光は、上司である王翦に傷一つ負わすことなく次々と敵を倒していきました。

これから攻め落とそうとしている鄴の城を見た瞬間に彼らは意気投合してこの城を落とす作戦を練ることになりました。武において非常に長けている亜光は、自分の上司である王翦に対しても厚い信頼を寄せていたためにこのような戦いをすることができたのでしょう。また、秦の名将である王翦も、王翦軍において第一将を務めている亜光を心から信頼しているからこそ自分の役割を全うすることができたのです。

ここでの戦略の練り直しによってその後の鄴攻めが劇的に変わっていくことになります。圧倒的な強さを持った亜光の存在はなくてはならないものであり、野心家である王翦と彼に仕えている亜光との関係は良好という言葉ではいい表せないくらいの信頼関係だといえるのです。これほどまでに信頼できる部下がいるからこそ、素晴らしい功績を残すことができたと考えることができます。彼らはお互いに自分の役割をよく理解していました。

47巻において初登場した亜光は、48巻においては朱海平原での戦いで姿を見せています。右翼の第一陣として任命された亜光軍は、朱海平原の戦いに出陣していきました。朱海平原の戦いでは、冷静で冷酷な性格を持っている亜光の得意としている猪突猛進的な真正面から突き進んで体当たりしていく攻撃を繰り広げていくことになります。槍の使い手である岳嬰（がくえい）が趙側においての第一陣として迎え撃っていました。

圧倒的な強さで突進してくる亜光軍の勢いに押されてしまった岳嬰がピンチに陥ってしまったことで、豪快な戦いぶりで李牧の副官を務めている馬南慈（ばなんじ）が出陣することになります。第一陣を撃破して敵の副官を引きずり出してくるあたりを見ても、冷酷な性格の亜光の強さが相当なものだということが理解できるでしょう。亜光の率いる亜光軍は彼と見た目がそっくりであり彼の分身がたくさんいるようでもありました。

右翼の第一陣として戦いに臨んだ亜光でしたが、天下の大将軍を目指している信が率いている飛信隊が合流したことで作戦を変更していきます。合流した飛信隊に趙側の第一陣を務めている岳嬰らの討ち取りを任せることにしたのです。彼らが槍の使い手である岳嬰らを討ち取りにかかっている際には、実力至上主義者である王翦から厚い信頼を寄せられている亜光は、その他の三軍を対応することになります。

その他の三軍とは豪快な戦い方をする李牧の副官を務めている馬南慈や、素晴らしい武を持った尭雲（ぎょううん）、かなりの強さを持った趙ガ龍（ちょうがりゅう）らとなっていました。真正面から突進する攻撃を得意としていた亜光は、防御にも優れていたのです。野心家である王翦が用いている作戦を実行することができる亜光は、彼がかつて行ってきた戦術を取り入れてこの場を何とかしのごうとしました。

その戦術とは関節と殻を準備して的確に隊を形成することで殻を破られないという方法です。さらに、敵の攻撃を分散させるために関節の部分を上手に活用するという防陣となっており、秦の名将である王翦と一緒に戦ってきたからこそ身に付けた鉄壁の防御術だったのです。しかし、知略に優れている李牧は彼らの防陣をはじめから見破っていたために攻略法を彼ら三軍に伝えていました。そのため、彼らに侵入されてしまいます。

52巻においては三軍の侵入を許してしまったことで、戦いのためであれば自分の命も惜しまない亜光は身体を張って守り抜こうとします。自分が抜かれることで必死に戦っている信が率いている飛信隊や王賁が率いている玉鳳隊が孤立してしまうと考えたのです。侵入してきた豪快な戦いぶりの馬南慈に立ち向かいますが、彼を仕留める前に素晴らしい武を持った尭雲まで到着してしまったために彼は二人を同時に相手することになります。

一騎打ちでも隙を見せられない相手が二人となるとさすがの亜光も押される一方となってしまいました。最強の強さを持った二人を同時に相手していた亜光でしたが、さすがに最後には力尽きてしまいます。最終的にとどめを刺されそうになった亜光を寸前の所で救出したのが亜花錦（あかきん）でした。彼は、仲間の多くのピンチを救っている人物であり、かなりの強さや戦場を見渡すことができる広い視野を持っています。

千人将を務めている亜花錦によって命を救われた亜光は、戦いで敗れはしましたが強敵を同時に二人も相手していることから相当な強さを持っていることがわかります。冷酷な性格を持っている亜光ですが、仲間を守るために自分の命をいつでも惜しみなく捨てることができる精神的にも立派な強さを持っていたのです。彼が率いる亜光軍は彼が分身となっているかのように彼が戦線離脱しても立派に戦っていました。

キングダムで勇ましく戦っている亜光は、めっちゃ強くていいと感想を寄せている人もいます。「めっちゃ強い亜光の存在がかっこいい」とコメントしている人もいました。強くて勇ましい彼は上司や仲間を自分の命に代えて守るために戦うことができる裏表がない性格の将軍でもあるため上司や部下からも高く評価され厚い信頼を得ています。

毎週キングダムを読んでいる人の中には、今週も亜光がかっこいいとコメントしている人もいました。彼はいつも戦う姿勢がかっこいいと評判ですが、やはり今週もかっこいいと出る度に戦いぶりを高く評価されているようです。自分と同じような実力の敵二人と同時に戦って敗れた姿さえかっこいいと評価されてしまうほど彼は周囲から好感を持たれていました。

間違いなく亜光は強いと感想を寄せている人もいました。冷静に状況を判断したとしてもやはり彼は強いという評価になってしまうようです。鄴攻めにおいては重要な人物となる豪快な戦いぶりを披露している李牧軍の副官を務めている馬南慈と武の達人である堯雲を同時に相手にしていることに感心している人も多くいました。あまりの強さに「フリーランス将軍になった方がいいのでは」という面白い声も上がっています。

野心家である王翦から厚い信頼を寄せられている武将の一人となっている亜光は、常に冷静に状況を判断して立派に戦うことができる将軍となっています。上司である王翦から絶大な信頼を寄せられている彼が鄴攻めの際に策を練り直す王翦を守るために必死に戦っているシーンは多くの人を感動させていました。真正面から正々堂々と戦うことを得意としている彼は、部下も尊敬する将軍となっています。