2020年09月27日公開
2020年09月27日更新
【キングダム】松左の泣ける最期の死亡シーンとは?強さ・経歴や初登場時も紹介
キングダムで槍術の名人である松左の最期が泣けると評判になっています。天下の大将軍を目指している信がまだ百人将だった頃、優雅な姿の王騎将軍から飛信隊と名付けられた結成当初から信を支えてきたのが松左です。個性豊かなメンバーが揃っている飛信隊の中では貴重な常識人であり、副兵長を務めていました。そこで、豪快で無鉄砲な信にとっては兄貴的な存在となっていた松左の強さや経歴、初登場時の様子、感動的な泣ける最期の死亡シーンなども紹介していきます。
松左とは?
キングダムでイケメンでかっこいいと評判の松左は、百人将兼副兵長を務めている仲間思いの人物となっていました。飛信隊結成初期のメンバーである彼は、結成当初は第十伍長を務めています。普通の要素を持っている彼は、槍術に秀でており、達人級の腕前を持っていたのです。隊長を務める信にとっては兄貴的な頼れる存在の彼は、多くの仲間が死亡した鄴編の朱海平原戦において後輩たちを助けたために戦死しています。
穏やかで心優しい松左の最期の死亡シーンが泣けるとコメントを寄せている人はたくさんいました。それほど彼は、目立つ独特なキャラクターではありませんでしたが、一緒にいるとほっとするような温かい存在だったのです。周囲の仲間や後輩に穏やかに接することができる彼はその気さくな性格から多くの人から好かれていました。そこで、飛信隊の仲間から慕われていた松左の強さや経歴、初登場時の様子などを紹介します。
キングダムの作品情報
キングダムの概要
大人気のキングダムは3Dバトルアクションゲームとして「キングダム 一騎闘千の剣」が、コナミデジタルエンタテインメント(2010年11月)から発売されています。PlayStation Portable用ゲームとして発売されているこのゲームは、週刊ヤングジャンプ(2006年9号)によって連載されている「キングダム」が基に展開されていきました。世界中で愛されているキングダムは6600万部(58巻)の累計発行部数を記録しています。
58巻(2020年6月)まで単行本で刊行されているキングダムは、佐賀県出身の漫画家である原泰久さんによって描かれた漫画です。現在も連載中のキングダムは、2013年には第17回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞しました。テレビアニメにおいては、第1シリーズ(全38話)~第2シリーズ(全39まで)までが2012年6月~2014年3月に渡って放送されています。第3シリーズは2020年4月から放送がスタートしました。
キングダムのあらすじ
戦国時代を迎えた古代中国では、500年に渡って殺し合いの戦争が続きました。多くの人が命を落とし、戦争孤児をはじめ多くの国民は下僕としてこき使われるようになります。秦という国でも王族でありながら敵国へ人質として送られていた政は五感を失うというほどの酷い虐待を受けていたのです。争いの世の中を終わらせるために、新たに秦の王となった政は中華の統一を下僕から這い上がった信と一緒に挑むのでした。
松左のプロフィール
キングダムにおいて豪快な性格の信にとっては兄貴分的な存在となっていたのが松左です。魅力的な王騎将軍によって飛信隊と名付けられた時から所属している初期のメンバーとなっている松左は、飄々とした雰囲気を漂わせながらも常に穏やかで貴重な常識人として活躍していました。気さくな性格で仲間思いの彼は、上司や同期はもちろん、後輩からも厚い信頼を寄せられている頼れるタイプの人間として登場しています。
- 名前:松左(しょうさ)
- 所属軍:飛信隊
- 所属国:秦
- 使用武器:槍
- 地位:飛信隊 百人将 副歩兵長
- 初登場:12巻
- 性格:気さく、穏やか、面倒見がよい
- 特徴:貴重な常識人、広い視野を持っている
キングダムで槍の扱いが素晴らしい松左は、飛信隊においては百人将兼副兵長を務めています。飛信隊の結成初期メンバーとなっている松左は、結成当時は第十伍長として活躍していました。槍術の達人である彼は、鄴編の朱海平原戦において未来ある後輩たちを救ったことで戦死しています。12巻で初登場している彼は、初登場してからずっと天下の大将軍を目指す信を支える兄貴的な存在となっていました。
松左の泣ける最期の死亡シーン
死亡シーン①河了貂は松左と渕に現場での判断を一任
戦場において広い視野を持っている松左は、鄴編の朱海平原の戦いにおいて死亡してしまうことになります。架橋に突入した朱海平原での戦いで軍師を務めている河了貂は、多くの仲間が死ぬことになることを予想していました。結成当初からみんなで戦ってきた飛信隊でしたが、今回ばかりはみんなが無事に切り抜けるのは難しいと考えていたのです。そこで、全体を冷静に見通せる松左と同じく優秀な渕に現場での判断を一任します。
兵糧も底をついた状況で戦いに勝利するためには、極端に攻めることが重要だと軍師を務めている河了貂は考えたのです。ガンガン攻めることによって攻め部隊が前進すると部隊は間延びしてしまうことになりますが、援軍を残す余裕は残っていませんでした。そのため、苦渋の決断を下すことになったのです。全体の戦場を冷静に見通すことができる松左と優秀な渕に彼女は思い切った提案をしていました。
12巻で初登場した松左ら二人には、飛信隊の仲間が全員生き残るという戦いを一旦放棄するように指示します。みんなで協力し助け合って戦いを勝ち進めてきた飛信隊ですが、今回ばかりは助かりそうもない部隊は助けずに前へ進むように指示を出していました。驚く二人を前に軍師である河了貂は心を鬼にして指示を出していたのです。その指示を守ろうとした彼でしたが、最後は新人を助けて死亡してしまいます。
戦場において広い視野を持っている松左は、現場での判断を軍師である河了貂に一任され戦いに挑みました。周囲を敵に囲まれて助からない部隊を見た時に、彼女の指示通り一旦は諦めて前に進もうとします。しかし、誰の号令がなくても必死で戦っている新人たちの姿を見た彼はとっさに身体が動いてしまいました。10人ほどの仲間についてくるように指示を出し、それ以外は前進するようにいい放っています。
勇ましく戦っている新人の元へ辿り着いた松左は、新人で独特の髪型をしている干斗が首を斬られる瞬間に助けていました。彼らの成長を褒めてこのピンチから逃げ延びる方法を模索することになります。槍術の達人である彼のおかげで敵の包囲を脱出することができた新人たちでしたが、途中で致命傷を負ってしまった彼は最後は力尽きて死亡してしまいました。泣ける感動的な最期となっています。
死亡シーン②最期まで信を応援することをやめなかった
12巻で初登場した松左は、苦戦を強いられていた新人たちと無事に逃げ延びることができました。しかし、致命傷を負ってしまった彼は既に助からないことを悟ります。自分の死を悟った彼は、自分では歩くことすらできない状況の中、前線で戦っている信にできるだけ近い場所まで連れて行って欲しいと新人たちにお願いします。彼は飛信隊のメンバーの一人として最期まで信と一緒に戦いたかったのです。
壮絶な戦いの末最終的に敵将を倒すことができた信でしたが、彼の元には兄貴的な存在である松左が瀕死の状態であることを伝えに仲間がやってきました。身体中傷だらけの信ですがすぐに瀕死の状態になっている松左の元へ駆けつけます。死を悟った彼は既にいつ死んでもおかしくない状況でした。しかし、最期に一目信に会いたいという気持ちが強かったのでしょう。彼が駆けつけるまで生きていたのです。
次の戦いへすぐに向かわなければならない信でしたが、瀕死の状態である松左の所にすぐに駆けつけた途端奇跡的なことが起こりました。自分で歩くことができなかった松左でしたが、彼の元へ駆けつけた信の馬の音を聞いた瞬間に最期の力を振り絞って立ち上がり、なんと隊長である信の元へ自ら駆け寄っていったのです。
その姿に周囲が驚く中、最後の力を振り絞った松左は大好きな信の腕の中で息を引き取りました。彼の感動的な最期は名シーンであり泣けると多くの感想やコメントが寄せられようになります。12巻で初登場してから飄々とした穏やかな雰囲気を漂わせていた彼でしたが、心から信を信頼し彼が抱いている天下の大将軍の夢を叶える手伝いがしたいと考えた一人でもありました。
常に冷静に戦況を見通すことができる松左の死は、軍師である河了貂にも伝えられました。それを知った彼女は自分が彼に指示した内容を悔やみしばらく伏せて彼の死に涙を流しています。12巻で初登場した松左は、飛信隊において槍術の達人として活躍していました。落ち込んでいた後輩を慰めたり励ましたりしていた彼でしたが、最期はかっこよく戦う背中を見せています。泣ける感動的な死亡シーンとなりました。
死亡シーン③干斗に渡した槍
鄴編の朱海平原の戦いにおいて軍師である河了貂から現場を一任されていた松左は、敵に囲まれて助かる見込みのない仲間に関しては助けないという作戦を初めは貫こうとしていました。しかし、誰の号令も受けずに必死に戦っている新人の姿に感動し、この先の飛信隊に必要な仲間たちだと直感したのでしょう。彼はすぐに仲間10人ほどを従えて助けに行きます。
かなり危険な状況で助けに入った松左は、独特な髪型をした新人である干斗がもう少しで首を斬られてしまいそうな時に助けていました。それによって命が助かった干斗でしたが、喜んだのも束の間周囲を敵で囲まれてしまったのです。かなりピンチな状況でしたが、最期まで諦めない周囲の状況を冷静に見ることができる松左は、新人たちを導くように敵に真っ向から突進していきました。
新人たちの道を切り拓いていくように勇敢な松左は、敵に周囲を囲まれてしまった状況でも突破しようと次々と敵を倒していきます。槍術の達人である彼は新人たちの前面に立って導いていったのです。敵の攻撃をかわしながら突き進んだ彼は、普通の人間では立っていられないような致命傷を途中で負っても勇ましく突き進んでいたのです。
このままでは自分たちを助けにきてくれた松左を死なせてしまうと感じた干斗は、自分たちが命を張って戦うので一旦後ろへ引いてくださいと頼みます。その言葉を聞いた彼は怒り、飛信隊の信や自分たちと同じ景色が見たいから飛信隊に入ってきたのであれば決してそのような言葉をいうなと厳しくいい放っていました。そして自ら先頭に立って敵に突き進んでいったのです。
満身創痍の状況でありながらも、敵を圧倒して戦い続ける姿に感動した干斗は、自分たちを助けにきてくれた松左をかっこいいと心から感じるようになります。敵を突破することができた松左でしたが、力尽きて倒れてしまいました。彼は大声で呼びかける干斗に対して、うざいと放ちながらも自分の槍をやると差し出したのです。槍術においては達人の彼の槍を受け継いだ干斗はこの先立派に活躍するようになるでしょう。
松左の強さ
強さ①槍の達人
12巻で初登場した松左は、ロン毛風の髪型に無精髭を生やした男性となっています。槍術の達人である彼は意外と強かったために戦いにおいても飄々とした姿を見せており、少し戦いをなめているような雰囲気を醸し出しているように見えますが、決してそんなことはありません。豪快で細かいことを気にしない性格の信からは兄貴分として慕われている松左は、穏やかで懐の深い男性だったのです。
本能的に真っすぐに突き進む信に対して、軍師である河了貂も一目置く冷静に戦況を見抜くことができる力を持っていました。そんな彼は槍術においては達人だったためにその槍術において多くの仲間を救ったり、敵を倒したりしていました。12巻で初登場している彼は、仲間思いだったために最期は助かる見込みのない新人たちを助けて死亡します。泣ける最期を飾った彼は個性豊かな仲間の価値観を理解できる才能を持っていたのです。
飛信隊にはなくてはならない貴重な常識人である彼は、武功よりも仲間同士の繋がりや一緒に過ごす穏やかな時間を大切にしていました。彼は槍術の達人でありながらも自分の実力に溺れずに一緒に戦う仲間を励ましながら導いていく事ができる優秀な人間でもあったのです。史実には実在していないオリジナルキャラクターの彼は、槍術の達人であったために、歩兵隊長を務めている崇原を支えていました。
キングダムの12巻において初登場している松左は、歩兵隊長を務めている崇原を支えながら槍術の達人として多くの活躍をしたために、歩兵副隊長にまで出世することができました。死を悟った松左は、危険を冒して助けた新人の干斗に自分の槍を託していますが、槍術の達人として活躍した彼の槍は普通の槍よりも短くなっています。槍という武器は本来は騎馬の際に使用することが多い武器となっていました。
間合いの長さを確保することができる槍は、騎馬での使用に関しては長ければ長いほどその実力を発揮することができます。しかし、長い槍は衝撃に弱い武器でもあるため、一騎打ちの際は向いていなかったのです。戦況を冷静に判断することができる松左は武器の特徴や戦い方を見抜いて、歩兵として使用する槍は短い方がより力が発揮できると改良していました。彼のオリジナルの槍は新人の干斗によって活躍することになりそうです。
強さ②戦術眼がある?
キングダムの12巻で初登場している松左には、達人と呼ばれるほどの槍術の他に戦況を見渡すことができる戦術眼がありました。彼の冷静で周囲の状況を瞬時に観察して判断できる能力は飛信隊においては軍師を務めている河了貂からも認められています。そのため、鄴編の朱海平原の戦いにおいて最期は泣ける死亡シーンを披露している彼ですが、彼女から指示を受けていたのです。
天下の大将軍になるという夢を抱いている信が率いる飛信隊は、彼が最期死亡する際に本当に良い部隊だったとしみじみいえるような素晴らしい部隊であることは事実でした。しかし、隊長を務めている信を筆頭に本能的に突進するタイプの人間が揃っているため、戦略に関してはかなり苦手となっており、かなり偏差値が低い部隊でもあったのです。
飛信隊において唯一軍師として昌平君に認められていたのは、登場当初不思議な姿をしていた河了貂となっています。彼女は秦の国の王である政に仕えている昌平君によって軍師としての学びを受けており立派に卒業していました。また、初めは敵として戦っていた羌瘣も女性でありながら聡明だったために副長を務めていますが、彼女も軍師としては適任ということができます。
彼女は元郭備隊の副隊長を務めていた楚水からも天才では?と高い評価をされていました。本能的に勝ち進んでいく信はついに三千人将となりますが、圧倒的に賢い人材が不足していたのです。このように圧倒的に戦いにおいての軍師的な立場に立てる人間が不足している飛信隊において、軍師である河了貂が認めていた12巻において初登場している松左は、知的レベルにおいては意外と高い人物だったのです。
泣ける最期を遂げている松左は、多くの人が死亡するであろう鄴編の朱海平原の戦いの際には軍師である河了貂から呼び出されていることからも戦場において広い視野を持っていることがわかります。聡明な羌瘣が姉の仇を討つために一時いなくなった時などの作戦会議では知略が苦手な信や彼より少しましの渕ではなく、歩兵目線においても視野が広い松左が担当した方が良かったのかもしれません。
松左の経歴や初登場時
経歴①初登場は12巻「秦超攻防編」
飛信隊結成当初からのメンバーである松左は登場シーンが多いキャラクターとなっていますが、彼が初登場したのは第12巻となっています。12巻で初登場した彼は、それ以降も飛信隊の隊長を務める信の兄貴分として活躍していく姿がさまざまな場面で描かれていきました。鄴編の朱海平原の戦いにおいてこの先活躍するであろう新人たちを危険を冒しながら助け、立派な戦う背中を見せ最期は泣ける感動的な死亡シーンを披露しています。
彼は初陣での戦いが評価された信が百人の隊を率いる将である百人将となった際には、その中で五人グループの中のリーダーとなる伍長の一人として選ばれていました。馬陽での戦いにおいて伍長を務めたメンバーは現在の飛信隊の主要メンバーとして活躍していくことになります。馬陽での戦いにおいて百人の隊を率いた信は、優雅で最強の力を持っている王騎将軍によって「飛信隊」と名付けられました。
経歴②信が百人将になった際に入隊したメンバー
12巻で初登場している大きな懐を持った松左は、飛信隊に入る前は固定の部隊に所属することなくさまざまな部隊を転々としていました。機転が利いて戦場において鋭く観察することができる彼は優秀な槍術の達人でしたが、心から仕えたいという隊長には会えないでいたのです。また、自分自身が隊長になってみんなを導きたいという大きな目標や野望も持っていませんでした。
500年に渡って繰り広げられている戦国時代の中国で戦いにおいてある程度優秀だった松左は、どこの部隊でも重宝される優秀な人材だったために、飛信隊でもすぐに力を発揮することができています。戦争孤児となっていた信は田舎の農村において下僕として働いていましたが、そこですでに働いていた漂との出会いによって剣術を覚え天下の大将軍を目指して修業をするようになりました。
秦の王を務めている政とそっくりの漂が宮殿へ入ったことで、親友である漂を失うことになりますが彼の導きによって王である政とはマブダチとなり、彼を助けたことで下僕から急速に出世して歩兵となり、百人将になった際には大きな矛を優雅に振り回して戦う王騎に「飛信隊」と名付けてもらいます。その頃から信と共に戦っていた泣ける最期を飾っている松左は、彼が百人将で飛信隊として活動し出した時の初期のメンバーとなります。
経歴③伍長として趙戦で活躍
泣ける最期を飾っている松左は、12巻で初登場してから飛信隊に所属することで自分の歩むべき道を見つけることができました。どの部隊に所属しても長続きしなかった彼は、ずっと一緒に戦ってきた崇原と共に最後まで命を尽くして戦いたいと思える飛信隊に出会うことができたのです。飛信隊結成時の初期メンバーである彼は、デビュー戦となる趙との戦いにおいて第十伍長として活躍することになりました。
面倒見がよく弱い立場の人間の気持ちを理解することができる松左は、常に飄々と振舞いながらも周囲をよく観察していざという時には素早く敵陣に突入することができる勇ましさも持っていたのです。下僕から4年という短い期間に五千人将となった信には及びませんが、彼も什長から地道に出世して歩兵副隊長にまでなることができました。歩兵長を務める戦友の崇原と力を合わせて戦っていくようになります。
剣術を得意としている崇原は、一人でも十人をあっという間に切り伏せてしまうほどの達人級の能力を持っていました。さらに彼の部下は全てが剣術使いとなっており、バカが付くほどの熱血な剣術グループとなっていたのです。同じく戦友としてさまざまな部隊を転々としてきた松左は、槍術の達人として活躍していたために彼の部下は全ての隊員が槍使いという熱血ぶりを発揮していました。
二人はお互いにやっと自分の力を発揮することができる飛信隊に出会うことができたために力を合わせて戦うことになります。戦術やタイプが異なる二人でしたが、いつの間にか意気投合して戦友として長く付き合っていくことになったのです。泣ける最期を迎えてしまった松左にとっては良きライバル的な肩を並べて切磋琢磨することができる戦友となっていました。
彼が新人の干斗らを危険を顧みずに助けて死亡するまでは、二人は力を合わせてさまざまな戦いを勝ち進んでいく事ができたのです。彼の最期に駆けつけた崇原は、彼を自分の腕の中に抱き彼が穏やかに昔話を語っているのを優しく聞いて相槌を打ってあげていました。これらのことからも二人は同じ思いを抱えた素晴らしい戦友だったことがわかります。
松左と崇原・信との関係
松左と崇原の絆
飛信隊の結成当初からのメンバーの一人に隻眼になってしまった崇原の姿がありました。隻眼の崇原は飛信隊と出会うまでは百人将兼副兵長を務めていた松左とは一緒に切磋琢磨して戦ってきた仲間となっています。実力がある二人は自分の力が発揮できるような隊を探しますが、心が熱くなるような戦いをすることができる、尽くしたいと思うような隊長に出会うことができなかったのです。
器用で実力も持っていた二人は力を持て余していたためにさまざまな隊を転々と渡り歩くことになります。二人は飛信隊に入るずっと前からの知り合いであり、お互いに実力を認め合っている仲でもあったのです。そのため、新人である干斗らが誰の号令も受けずに必死に戦っている姿に感動して助けに行き泣ける死亡シーンを迎えてしまった彼は、最期駆け付けた崇原の腕の中で昔を振り返るのでした。
自分自身の力では身体を起こすことができなくなってしまった松左は、12巻で初登場してから飛信隊と出会いどこまでも支えたいと思える信と出会います。粗削りな彼には仲間を大切にする心意気があったために、彼の元に辿り着いた彼は心から楽しく過ごすことができるようになりました。それは、これまで一緒に戦いを共にしてきた崇原も同じことだったようです。泣ける松左の思い出話に優しく相槌を打ってあげていました。
次第に視界もぼやけてきた松左でしたが、戦友である崇原の腕の中で過ごすことでほっとしたように飛信隊での時間がどんなに楽しかったかをしみじみと噛みしめていました。彼がぽつりぽつりと話す言葉が泣けるという感想やコメントもたくさんあったようです。何事も人並み以上に行うことができた二人はいつもどの隊にいっても重宝がられていました。しかし、一つの隊に長くいることができなかったのです。
多くの隊を渡り歩いて生きてきた二人だからこそわかる話をしていました。言葉少ないながらも全ての思いがこもっているため周囲の仲間たちも大いに泣けるシーンとなっています。固定の隊に所属することができなかった彼ら二人は飛信隊と出会って本当に生きている実感を得ることができたのです。歩兵を率いるようになった二人は隊長と副隊長という関係によってより深い絆を持っていたに違いありません。
松左は信にとって兄貴分
天下の大将軍を目指している信は若いながらに志が高かったために次々と前へ進むことができました。彼の勢いにかっこいいと共感してついていく者もいれば、強制的に戦場に送られた農民たちもいったためにどうしても怖気づいてしまう人もいたのです。若くて年頃の信にとっては、血気盛んで勢いに乗っているため、逃げ出す人間に対して怠け者や弱い人間だと檄を飛ばすことになります。
経験も浅くスピード出世している信は、彼ほど強くない高い志を持っていない、平穏な暮らしを幸せと感じている人の気持ちをなかなか理解することができません。しかし、12巻において初登場している松左は、あらゆる価値観の人間の意見に耳を傾け寄り添うことができました。まさに大人の対応ができる人物だったのです。上に立つ者としてわきまえておかなければならない常識をとてもよく理解していました。
泣ける最期を飾っている彼は、逃げ出す者や弱音を吐く者に対して彼らの弱い気持ちを決して否定しなかったのです。まずは、弱い立場の人間の気持ちを聞いてやり、共感していました。秦の攻撃によって多くの死者が出た趙は相当な恨みを持ってたために、秦の兵士に対して凄まじい勢いで突進してきます。その勢いに怖気づいて脱走する兵士もいました。そんな時もいきり立つ信に対して冷静に彼らの気持ちを代弁しています。
いきり立つまだ若い信に対して兄貴分の松左は、初陣の者や強制徴兵で心の準備ができていない人間もいるのだといういうことを飛信隊において隊長を務めている信に伝え、彼を優しく導いていたのです。粗削りでありながらも純粋で仲間思いの信の気持ちを理解することができる彼は、武功をあげたいと強く願っている者と弱気になっている者の間に入ってしっかりと団結させていく繋ぎ役を進んで買って出ていました。
隊長としてまだ未熟な信を盛り立てていくために、裏では弱い立場の人間の気持ちに寄り添って上手に導いていたのです。武功をあげたいと思っていない平和に家族と幸せに暮らしたいという人間の気持ちを理解できる松左のフォローがあるからこそ、凛々しく勇敢な信の言葉が入るようになり飛信隊は次第に団結することができました。本能的に突き進む信を後ろからフォローしながら周囲を団結させてしまう優れた能力を持っていたのです。
松左は史実で実在した?
キングダムは実在の人物が多数登場
キングダムでは史実に登場している実在の人物が多数登場しています。秦の国において王を務めている政をはじめ、彼のマブダチである下僕からあっという間に五千人将になった信、彼の仲間である飛び抜けた能力を持っている羌瘣、飛信隊の隊長を務めている信が天下の大将軍として憧れを抱いている王騎など大活躍しているほとんどのキャラクターは史実に登場している人物がモデルとなっていました。
松左は実在した?
史実で実在している人物がキングダムでは多く使用されていますが、弱い立場の人間の気持ちなどさまざまな価値観の人間の気持ちを理解することができる松左は、史実には登場していません。作者がオリジナルで考えたキャラクターとなっています。飛信隊の隊長を務めている豪快で心優しい信は史実に実在していますが、彼が率いている飛信隊のメンバーはほとんどがオリジナルで作られた個性豊かな仲間たちとなっていました。
松左に関する感想や評価
松左……😭
— しお🍙 (@oshio_0211) September 16, 2019
かっこいい生きざまでした
どんな価値観にも共感することができる懐が深い松左の最期を見た多くの人がめっちゃ泣いたと感想を寄せていました。また、彼の死を悼みながらも「かっこいい生きざまでした」とコメントしている人もいます。軍師である河了貂の指示通りに動くはずだった彼ですが、弱い立場の人間の気持ちを理解できる彼は新人でありながら底力を見せている干斗らを見捨てることができなかったのです。
松左ほんとにかっこいい
— おると (@oshaka_Alte) September 20, 2019
死んで欲しくなかった😭
飛信隊の隊長を務めている信にとっては兄貴分となっている松左が本当にかっこいいと感想を寄せている人も多くいました。かっこいい生き方をしている彼に死んでほしくなかったとコメントしている人もいます。最期まで勇敢に戦った彼の姿を目に焼きつけた新人の干斗らはきっと彼の意志を受け継いで立派な槍術の達人になっていくでしょう。
すごく分かりますー!!
— ゆきまる (@strawberryhead8) April 13, 2020
隊長の信と絡む感じは、年上の選手にも軽ーくいく西選手と重なる!
飛信隊になったときからずっと松左が好きだったので55巻は…もぅ…( ;꒳; )
面倒見がよくて肩の力が抜けている松左は、実力もあって頼りになるから好きだと感想を寄せている人もいました。若くて弱い立場の人間の気持ちをなかなか理解することができない信に対しても優しく導くことができています。彼と隊長である信との絡みも好きだったとコメントしている人もいました。飛信隊に登場した時からずっと好きだったために、55巻を見て号泣してしまった人もいたようです。
松左の泣ける最期の死亡シーンまとめ
槍術の達人である松左は、最後は自分の意志を貫いて新人である干斗らを助けるためにピンチに陥っている彼らの元へ駆け付けます。どんなピンチの時でも新人が活躍した姿を褒めて育てる彼は見事にこれから大きく成長するであろう新人を救出することに成功しました。しかし、彼らを導いた際に致命傷を負ってしまったために最後は泣ける死亡シーンを披露し、多くの人々が悲しむことになります。