【キングダム】向は嬴政の嫁！史実にも存在する？妊娠・出産は原作の何巻？

キングダムでは純粋に心から王である政を慕っている宮女の向の姿がありました。器量もそれほど良くなく地味な顔立ちをしている彼女でしたが、彼を思う気持ちは本物だったのです。幼少期から敵国へ人質として送られていた王である嬴政は、虐待されたり、万引きをして命を繋いだりしていた辛い過去を持っていました。周囲は自分の命を狙う敵だらけだった彼にとっては自分を純粋に慕ってくれる彼女の存在は貴重だったのです。

キングダムで心優しい向は王を務めている政の心の伽をするために何度も呼ばれることになります。彼女は王が心置きなく書を読む時間を確保してあげる役目を担っていたのです。時には話し相手になってあげることもありました。そこで、キングダムでは史実に存在する人物が多く登場していますが、彼女の史実の人物が存在するのか？や彼女が妊娠・出産したのは原作の何巻？など気になる情報をご紹介します。

第17回手塚治虫文化賞のマンガ大賞を受賞した「キングダム」は、第1シリーズ（全38話）～第2シリーズ（全39話）までテレビアニメが放送され、2020年4月からは第3シリーズが放送されています。NHKやBSプレミアムやによって放送されたキングダムは、テレビアニメや漫画の他にもゲームや実写映画化などもされました。6600万部（58巻の時点）の累計発行部数を記録しているキングダムは、中華統一に向けての物語です。

58巻（2020年6月）まで単行本で刊行されているキングダムは、佐賀県出身の原泰久さんによって描かれた漫画となっています。週刊ヤングジャンプによって2006年9号から連載されているキングダムは、2010年11月にはPlayStation Portable用ゲームがコナミデジタルエンタテインメントから発売されました。第50巻達成を記念として2018年4月に実写映画版が公開され好評だったため続編も制作されることになります。

長きに渡る戦いが繰り広げられた古代中国では、500年に渡って戦争孤児が続出することになります。また、王族においても敵国へ人質として送られ、虐待をされる王子やその母親の姿もあったのです。下僕として扱われることになった戦争孤児の信は、同じ境遇の漂との出会いによって下僕から脱出する手段を知ります。二人は仕事の合間に剣術を習い、下僕から這い上がって天下の大将軍になるために奮闘することになりました。

キングダムでは秦の王となる政の姿が登場していますが、彼の夜伽を何度も務めたのが秦の宮廷に仕える宮女を務めている向だったのです。それほど見た目が良く器量良しという女性ではありませんが、幼少期に五感を失い人間としての生活をすることができなかった政にとっては心が安らぐ大切な存在となっていきました。王である政の夜伽を何度も務めた向ですが、実際は話し相手や彼が書を読む時間を作るためだったのです。

• 名前：向（こう）
• 職業：宮女（秦の宮廷に仕える）
• 親友：陽（宮女）
• 出身：田舎
• 正体：貧しい商人の娘
• 特徴：地味な顔立ち、それほど器量よしでない、何度も王である政の夜伽を務める
• 家族：王である政（夫）、麗（娘）
• CV（声優）：中津真莉子

キングダムで中華を統一しようと考えていた政は、多くの書物を読んで学ぶ必要がありました。そのため、夜伽の時間にもひたすら書を読んでいたのです。そんな王である政を温かく見守っていたのが心優しい向でした。王である政は彼女の心優しさに次第に安らぎを感じるようになります。彼女は一度の夜伽で妊娠して王である政の子供（娘の麗）を出産することになりました。彼女の一途な気持ちが子供の出産に繋がったのです。

キングダムで秦の王である政の子供を妊娠して出産した向の急展開に驚きを隠せない人は多かったようです。彼女が何巻で子供を妊娠して出産したのかにも注目が集まるようになります。そこで、彼女が王である政の子供を妊娠、出産したのは何巻で読むことができるのかを紹介する前に、まずは彼女の可愛らしい魅力から見ていきましょう。心が癒される彼女の魅力はいたって普通だということがあげられます。

キングダムで幼少期から普通に生活することができなかった政にとって普通の温かい生活がどれほど貴重であるか、彼の境遇を知ればわかるでしょう。王族でありながらかつて酷い扱いをした趙の敵国へ人質として送られてしまった政は、最終的には秦国から見放され捨てられてしまいます。そのため、母親は身売りをしてお金を稼ぎ、幼い彼は万引きをして食い繋ぐ悲惨な幼少期を送っていました。

一時期は五感全てを失ってしまうほどの虐待を受けた彼は、心優しい彼女には辛い過去を話すことができています。そのことからも見た目はそれほど目立つ容姿をしていませんが、心から安心することができる存在に次第になっていったのです。そのため、彼女は王である政の子供を妊娠して出産することになります。7巻で初登場している彼女は心優しく穏やかで何よりも普通なところが最大の魅力となっていました。

キングダムで田舎の商人の娘であれる向は激動の戦国時代において、いたって普通であるという大きな魅力を持った女性として登場しています。漫画の第7巻において初登場している彼女は、際立った才能や勇敢な気質を持っているわけではありませんが、野心や復讐心などはほとんど持ち合わせていない普通の女の子で彼女の原動力となっているのは王である政を心から慕うという恋心となっていました。

キングダムで史実においては登場してないキャラクターとなっている向は、最終的にその一途さによって王である政の妻として彼の子供を妊娠して出産することになります。純粋な彼女は些細な出来事がきっかけとなって秦王である政に恋をします。彼女よりも2歳年上の政に恋をした彼女は王の夜伽を務めたり、王の暗殺に訪れた刺客と鉢合わせになったりさまざまな試練や恐怖に巻き込まれていくことになりました。

彼の悲惨な過去を知れば知るほど王である政を放っておくことができなくなった彼女は、自分の命を懸けて彼を守り抜こうと考えます。しかし、才能も何もない戦力としてはほぼゼロの彼女は一途に彼を愛することで彼の心の平安を築いてあげようとしました。純粋に彼を思う気持ちが最終的に子供の妊娠出産へと繋がることになります。

キングダムの何巻で可愛らしい向の子供の妊娠や出産が読めるのかと話題となっていますが、彼女は史実には登場していないキャラクターとなっています。史実には秦の王である政が始皇帝になった事実は記されていますが、妻である后妃については記されていません。秦の後宮には多くの女性たちが集められていたために中には「向」という名の宮女もいたかもしれませんが史実には出てきていないのです。

心優しく一途な向は、秦の王である政の妻として多く登場し活躍していますが史実では登場していません。また、彼女が妊娠して出産した子供の麗も史実には登場していない、作者がオリジナルに作り上げたキャラクターとなっているようです。史実において始皇帝には20人以上の子供が誕生しているとされています。しかし、麗という名前は登場していないのです。

キングダムで一途で心優しい向は何巻で妊娠したのかに注目が集まっていますが、彼女が王である政の子供を妊娠したのは漫画において第24巻の261話「嵐の兆し」となっています。12歳で初めて夜伽の相手として呼ばれたものの4年間は一切手を出されずにいたようです。しかし、彼女の傍では自然体でいられ心が休まるようになった政は彼女を愛おしいと思うようになっていきます。

キングダムでは一回での夜伽で見事に妊娠していました。命中率の高さはさすがだと多くの人から高い評価を得ていました。王である政は彼女の妊娠がわかった際も優しく寄り添ってあげています。彼も心から喜んでいるようです。

キングダムで一回の夜伽で見事妊娠した向は立派に子供を出産していますが、赤ちゃんを産んだのは何巻？と注目を集めることになります。彼女が身ごもって出産した姿は、漫画では第34巻において366話「戦後の各国」となっていました。彼女が出産した子供の名は「麗」と名付けられています。王である政の娘である麗が誕生したことは仲間である信たちにも伝えられており、多くの人が喜んでいました。

キングダムで史実には登場していない麗ですが、彼女の誕生は戦国時代の暗い時を一瞬でも明るくしていました。中華を統一した始皇帝にはたくさんの子供が誕生しています。その中でも有名なのは長男として誕生した「扶蘇（ふそ）」と「胡亥（こがい）」という末子でしょう。女の子である麗という名前は史実には登場していないためオリジナルのキャラクターであることがわかります。

彼女の誕生自体は周囲を喜ばせるニュースとなっていましたが、彼女自身は今後無事に成長することができるのかは大きな不安要素となっていました。史実では始皇帝の後を継いだのは末子の胡亥となっていますが、彼は二代目の皇帝として跡を継いだ後に20人以上いたとされる始皇帝の子供の多くを殺害しています。これらの事実からも麗の誕生は今後の展開に注目が集まる存在となりました。

キングダムで一途で純粋な向は何巻で子供を妊娠、出産したのかに注目が集まるようになります。漫画において第7巻の74話「伽」において初登場した彼女は、当時12歳でした。当時秦の後宮には中国全土に渡って探し出された美女や可愛らしい少女たちが集められていました。その中の一人に田舎の貧しい商人の子である彼女の姿もあったのです。彼女たちには王である政の夜伽という役割が与えられていました。

キングダムで後宮に集められた宮女は王である政の子供を出産するために集められていたのです。世継ぎが大切にされていた時代特に男子を出産することに期待されていました。史実には登場していない向は、田舎の貧しい商人の娘でしたが、7巻においてはその勤めをするために登場しています。しかし、彼女は3回も呼ばれていながらも一切手を出されていませんでした。

中華を統一したいと考えていた彼はたくさんの書を読む必要がありましたが、一途で心優しい向の隣ではなぜか心地よく書を読むことができると彼自身も話していることから、ごく普通の女性である彼女は彼に心地よい空間を提供することができる数少ない人物の一人だったのかもしれません。

キングダムで一途な向が妊娠したのは何巻？を注目を集めていますが、彼女は12歳で夜伽に呼ばれたから4年間も務めていましたが、なかなか手を付けられていませんでした。がちがちに緊張している彼女の存在は当時書をたくさん読みたいと思っていた政にとってはちょうどよかったのかもしれません。いつしか彼女の隣で安心して本を読むことができるようになっていきます。

キングダムで辛い幼少期を過ごしていた政は、純粋で一途な向と一緒にいると心が落ち着いて集中して本を読むことができるために、度々彼女を呼ぶようになったのです。何度呼ばれても手を出されない彼女は周囲の宮女から王の失恋話を聞くことになります。自分はその心を慰めてあげるための代わりだという噂に逆に使命感を持ってしまったのです。そのため彼女が心の伽をするといい放つことになります。

キングダムで王である政の子供を妊娠した向は注目を集めるようになり、何巻に登場しているのかと話題となっていきました。王である政に仕える宮女は数多く存在しているため、彼女以外に妊娠している宮女がいてもおかしくはありません。一途に想いを寄せていた彼の子供を妊娠することができた向は幸せな気持ちを噛みしめていました。しかし、彼女よりも先に妊娠をしていた宮女がいたことも発覚しています。

キングダムで後宮には多くの年頃の女性が集められていたため、王である政の子供を産むために多くの女の争いが起きることにもなりました。しかし、自分以外の女性に彼の子供が宿っていたとしても、純粋で一途な彼女にはどうでもよかったようです。彼女は心を寄せている政の子供を自分のお腹に宿すことができたことが素直に嬉しかったために、その他の雑音は気にならなかったのでした。

何巻に王である政の子供を妊娠した向の姿が描かれているのかと注目を集めるようになったどちらかといえば地味な彼女でしたが、麗という名の娘を出産したことで今後何かの伏線が含まれていることが何巻かで明らかになるのでは？ともいわれています。史実でも始皇帝になった彼には多くの妻と子供がいたことが明らかになっていました。

キングダムでは何巻で王である政の子が誕生したかに注目が集まっていましたが、彼が心優しい向に辛い過去を打ち明けたのは何巻であるかも話題となりました。幼少期に五感を失った政を命懸けて守り抜いてくれた紫夏の話を向に語っているのは、何巻なのでしょうか？彼が心を開いて話したのは8巻において75話の「過去」となっています。さらに、8巻においては82話の「百将」でも語られていました。

キングダムで幼少期に敵国であった趙の首都である邯鄲（簡単）には、秦の王の子である政が送られています。戦争に勝った秦のかつての王は趙の兵士を40万人も生き埋めにしてしまったという惨い仕打ちをしたために、秦の王子であった政が代わりに標的にされてしまったのです。趙の人々に虐待され続けた彼は五感を失い人間を信じることができなくなりました。

人間の感覚すらなくなってしまった彼は「長平の戦い」での亡霊が見えるようになります。しかし、秦の国王が亡くなったことで彼の息子であり王子の政は秦国へ帰ることになりました。その時に命を懸けて助けたくれた自分の母親のような存在だった女性である紫夏の話を初めて話したのが後に妻となる向だったのです。

キングダムの9巻において86話「黒幕」では、王である政が次々と刺客に襲われるシーンが描かれています。ここでは、彼の信用できる友達である信と夜伽役をしていた向は初めて出会っていました。突然現れた心意気がある信や妙な格好の河了貂が刺客と勘違いした彼女は必死に戦おうとしますが、彼らが味方だと知ってほっとします。9巻の92話での「秘密」では、のちに仲間となる羌廆（きょうかい）とも戦っていました。

キングダムで次々と命を狙われる政でしたが、ここでの黒幕は「呂不韋」だったのです。しかし、刺客集団である号馬が襲い掛かってきたために一緒に戦うことになります。戦いに疲れ切ってきたころに味方の昌文君が現れたことでこの事件は無事に解決することになりました。何巻でも王である彼の命を狙う刺客と戦うことになったのです。

キングダムでごく普通の子である向は、王である政の危機を命懸けで知らせたこともありました。18巻では185話の「母子」において黒幕となった呂不韋との争いが続くことになります。この争いは187話の「向、伝える」まで続くことになりました。この戦いにおいて後宮の勢力は王である政側につくことになっていたのです。しかし、母親である太后が黒幕である呂不韋と密通をしていました。

密通によって後宮の勢力は、黒幕である呂不韋に味方することになってしまいます。その事実を立ち聞きしてしまった彼女はすぐにそれを知らせようとしますが、気配を感じ取られたことで剣で刺されてしまいました。即座に隠れたことでその場を無事に抜け出していますが、かなりの重傷となってしまいます。親友である陽の直訴によって治療してもらった彼女は王に悲しい事実を伝えたのでした。

キングダムで六か国が協力した合従軍によっての攻撃を受けることになった秦は、交通の要所である函谷関で守りを固めようと考えます。しかし、合従軍は交通の要所である函谷関ではなく、首都である咸陽（かんよう）を落とすために別のルートを進んでいたのです。ピンチに陥った政は蕞（さい）に出陣する際に心優しい向と会っています。別れがたい向でしたが気丈に彼の武運を祈る凛々しい姿を見せていました。

いつもの彼女とは異なる強い姿を見た政も驚いた表情を浮かべていましたが、気を引き締めて出発します。苦戦を強いられながらも何とか敵を退けることに成功しました。この知らせを聞いた向は安心して号泣しています。その後無事に帰ってきた政と再会した向は心から安堵の涙を流していました。

反乱軍によって咸陽は攻められることになりました。そこには、秦の王である政の娘である麗とその妻の向がおり、命を狙われてしまいます。親友である陽は二人を必死に守ろうと身体を張りました。そんな時に現れたのが人情味のある信です。敵将を討ち取ることに成功した信は、友達である政の娘である麗と初めて会うことができました。呂不韋陣営にいた昌平君が味方に付いたことで反乱軍は敗れることになります。

反乱軍による攻撃が失敗したことで彼らと密通していた太后は、自分と反乱を起こした嫪毐の間に誕生した子供の二人の命だけは救ってほしいと頼みますが、反乱の芽を残すわけにはいかないと王である政は拒否します。その際に彼女は母親でありながら「産むんじゃなかった」といい放ったのです。その言葉を聞いた向は、涙を流して太后を上記の画像のように責めます。しかし、彼は二人の子供を密かに逃がしていたのでした。

キングダムに登場しているのちに秦の王である政の妻となる向を、めっちゃ純粋でめっちゃ健気だと感想を寄せている人もいました。地味な雰囲気が漂っているごく普通の女の子である彼女でしたが、誰よりも王である彼を慕っており彼のためであれば自分の気持ちを押し殺してでも力になろうという強い信念を抱くことができる人物となっています。

キングダムでは秦の王である政と純粋で一途な向のカップルが尊いという感想が寄せられています。また、地味ながらも一途に心を寄せることができる彼女をかわいいとコメントしている人もいました。可愛らしい要素を持っている彼女は見た目は華やかな美しさはないものの一緒にいて心が安らぐ普通の女の子だったのです。

キングダムの映画の続編において野心や血筋、美貌を持っていない向は、ただ純粋に王である政を愛している大事なキャラクターであるために誰が演じるのだろうと考える人は多かったようです。外見が地味で演技派の若手女優がいいと思う反面、そのような女優を知らないとコメントしている人もいました。外見が地味で純粋な向の役は本当に難しいだろうと感想を寄せている人もいます。

田舎の貧しい商人である向は、秦の王である政にとって幼少期の辛い話を唯一することができる女性でした。地味であか抜けない女の子であるものの、時に芯の強さを見せることができる彼女はただひたすらに彼を思い、力になろうとしていました。想いを寄せていながらも彼が失恋したと聞けば心の伽をすると力強くいい放っています。中華を統一するために奮闘していた彼が唯一心を休めることができる相手だったのかもしれません。