【キングダム】合従軍編の登場人物を総まとめ!函谷関の戦いは史実と違う?

キングダムのエピソードの中でも特に人気の高いエピソードとなっていエピソードの1つが合従軍編です。その展開はもちろん、多くの国の登場人物が一堂に会した事も人気の理由の1つになっています。今回はキングダムの合従軍編についてあらすじをネタバレありで結末まで紹介しつつ、秦軍、合従軍双方で登場したキャラクターや史実との違いなどをネタバレありでまとめて紹介していきます。

【キングダム】合従軍編の登場人物を総まとめ!函谷関の戦いは史実と違う?のイメージ

目次

  1. キングダムの合従軍編とは?
  2. キングダムの合従軍編キャラ一覧~趙軍~
  3. キングダムの合従軍編キャラ一覧~楚軍~
  4. キングダムの合従軍編キャラ一覧~魏軍・韓軍・燕軍~
  5. キングダムの合従軍編キャラ一覧~秦軍~
  6. キングダムの合従軍編あらすじ結末ネタバレ!史実との違いは?
  7. キングダムの合従軍編に関する感想や評価
  8. キングダムの合従軍編まとめ

キングダムの合従軍編とは?

キングダムのエピソードの中でも特に人気の高いエピソードの1つが合従軍編です。合従軍編は一歩間違えば秦が滅亡してしまうという事も相まって高い緊張感を誇る人気のエピソードになっています。今回はそんなキングダムの合従軍編についてまとめて紹介していきます。

キングダムの作品情報

キングダムの概要

キングダムは2006年から週刊ヤングジャンプにて連載されている古代中国の春秋戦国時代を舞台とした歴史漫画です。主人公信の立身出世や後の始皇帝、贏政が如何にして始皇帝になったのかをベースに描きながらも各地での戦や各国の事情なども積極的に描く事で群像劇にも近いスタイルを確立、結果的に高い人気を誇る作品となっています。

メディアミックス展開も盛んに行われ、題材を活かしたゲームやアニメ展開、実写映画化なども積極的に行われている作品です。

キングダムのあらすじ

時は500年以上続く春秋戦国時代、戦争孤児で下僕の身ながら天下の大将軍を目指す信と漂。そんな折、偶然出会った秦の大臣、昌文君に見いだされる形で漂が士官する事になります。しかしそれは身に危険が迫る秦の王、贏政に瓜二つであった為でした。士官してしばらく、深手を負った漂が信の元に戻りその導きで贏政と出会った信は漂の思いと自身の夢の為に贏政を助ける事にするのでした。

合従軍編とは?

合従軍編は、順調に勢力を広げていく秦に対し、危機感を募らせた趙国宰相の李牧が画策した多国籍連合軍「合従軍」を組んで対処しようとするエピソードです。突如の合従軍の結成と襲来は秦の本営にも衝撃を与え立て直す間も与えずに進軍してくる事になります。各国の将軍が策を巡らせる中、キングダム史上最大の防衛戦を行う事になるのが合従軍編です。

合従軍編のアニメ版は放送されている?

2020年9月現在、キングダムのアニメは都合3度放送されています。原作では25巻~33巻に相当する合従軍編はそれ以前までのエピソードが比較的多い事も相まって、2度のアニメシリーズでは放送されておらず、具体的にネタバレすると第2シリーズ終了時点でちょうど合従軍編の1つ前のエピソードである山陽攻略戦とその後の幕間の短いエピソードが展開される形で終了していました。

2020年4月より放送を開始したキングダムアニメ第3シリーズによりようやく合従軍編が描かれる事になりますが4話放送終了後に放送を中断、放送再開が待たれる状況になっています。まだアニメ第3シリーズでどこまで放送するかは不明ですが、合従軍編も比較的長めのエピソードである事から第3シリーズの前半を使って放送する事になるだろうとされています。

TVアニメ「キングダム」公式サイト

キングダムの合従軍編キャラ一覧~趙軍~

キャラ一覧①李牧

それぞれの国の事情を鑑みて実現は不可能とまで言われていた合従軍を画策し実行に移した張本人こそが趙国三大天にして宰相の李牧です。当然李牧自身も合従軍に同行しており、実質的な合従軍の司令官的立場についています。函谷関の戦いではあまり表立った活躍をしていないように見受けられましたが、その実は秦本営の裏をかき、別働隊で咸陽を目指す策を敢行して秦を滅亡寸前まで追い込んでいます。

そんな合従軍編のキーマンとも言える李牧ですがネタバレすると実は史実では合従軍を画策したどころか、合従軍の時点では名前すら登場していませんでした。李牧の名前が登場するのは、さらに時代が降った「鄴攻略編」の後、合従軍編時点での趙国国王、悼襄王(とうじょうおう)の次の国王である幽繆王(ゆうぼくおう)の代になってからです。

登場以降その知略で秦を苦しめた事自体は史実でもあった事ですが、キングダムではよりあらすじを盛り上げる為に時代を繰り上げて活躍している事になります。

キャラ一覧②慶舎

合従軍全体を指揮する李牧に変わり超軍の葬式を取っていたのが慶舎です。李牧に見いだされる形で将軍となった慶舎は模擬戦では李牧すら敗れた過去を持つほどの高い知略と信と真正面から打ち合う事も出来る武力、双方を持ち合わせた名将です。合従軍編では本能型の極致と言われた麃公を罠にハメてあわや打ち取る寸前まで追い込むなど活躍しています。

キャラ一覧③万極

合従軍編以前から人一倍秦に対しての憎悪を持つキャラクターとして登場していたのが万極です。かつて秦と超の間で起きた「長平の戦い」で唯一生き残った人物であるとされ、合従軍編ではその長平の戦いで犠牲となった遺族・遺児で構成された秦に一際恨みを持つ軍を指揮する形で登場しました。

その怨念ともいうべき力で対峙した飛信隊を追い詰め、信との一騎打ちも行われますが最後には信に倒される形で敗れています。合従軍編で死亡したという結末を迎えているキャラクターの1人です。

キャラ一覧④龐煖

超軍においてある種不気味な存在と言えるのが龐煖です。三大天の一角でありである龐煖ですが、軍を率いるというわけではなく単独で敵を討ち滅ぼすような役割でキングダムでは登場しています。合従軍編では蕞での戦いの終盤、正確には李牧軍の敗北がほぼ決定したような最終局面において登場し、麃公を一騎打ちで討ち取る戦果を上げています。その後信とも交戦し重傷を負いながらも李牧に諭されて撤退する事になります。

キングダムでは個人の武を追求するキャラクターとして描かれている龐煖ですが、ネタバレすると実は史実ではむしろ軍師的な役割を持っていたキャラクターであるとされています。合従軍は龐煖が率いていたという記述さえもあるのです。

上記でも紹介したようにキングダムでは李牧が史実に比べて前倒しで登場している事からその役割を李牧に譲りながらも史実でも参戦した事が明らかになっている蕞での戦いなどにはしっかり姿を見せるという形になっています。

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キングダムの合従軍編キャラ一覧~楚軍~

キャラ一覧①春申君

合従軍に絶対必須な戦力である楚軍にも動いてもらうべく李牧が事前に接触している姿が描かれていたのが楚国の宰相で軍総司令官でもある春申君です。形式上合従軍は春申君が総大将という形になっています。とはいえ李牧の合従軍策に最初に乗っかった人物であり、李牧以外に唯一秦の作戦を看破していた人物であるなど優秀な人物として描かれています。

ただキングダム作中では総大将という立場もあって戦場に直接出向く事はなく、その指揮は李牧やその他の将軍に任せる形を取っていました。結果的に敗れた合従軍の責任者という事もあり責任を取らされて左遷されてしまいます。一時は再び宰相に戻りますが王の崩御に伴う後継者争いに巻き込まれる形で暗殺されてしまうという結末を迎えてしまいました。

キャラ一覧②臨武君

春申君に変わり、楚軍を率いる将軍の中でも先方である第一軍の大将を務めていたのが臨武君です。独特の髪型が特徴な臨武君ですが、元々は中華では南部に位置する楚国のさらに南部、南方の蛮族・百越との戦いで自ら先陣きって戦うタイプの将軍として名を馳せた将軍です。広大な土地とそれに伴う豊富な人材故に楚国で将軍になるのは他の国でなるより難しいと考え楚国の将軍である事を強く誇りに思っています。

合従軍編では主に騰軍勢力と衝突しており、まだ秦が合従軍であると気づく前の段階で、第五軍長の同金を瞬殺する活躍を見せており、函谷関の戦いでも騰軍の録嗚未を圧倒する力を見せています。しかし最後には騰の力に及ばず敗れてしまい討ち取られてしまうという結末を迎えています。彼の元にいた軍のおよそ半分は媧燐に引き継がれる事になります。

キャラ一覧③汗明

合従軍のうち楚国軍の総大将を務めていたのが汗明です。多国籍軍である合従軍において、開戦の号令を発しただけでもその地位と立場は明らかな人物であり、函谷関の戦いにおいて実際に戦場に立った中では秦に立ちはだかる最大の障壁となりました。自身でも中華最強を自負する汗明ですが、同じく中華最強を自負する蒙武との熾烈な一騎打ちの末、敗れてしまうという結末を迎えています。

キングダムでは合従軍の函谷関の戦いを締めくくる大役を任される事になる汗明ですが、ネタバレすると実は史実では戦場に立つ事もない、春申君の遊説家でしかありませんでした。史実においては名前こそ登場するものの戦場での逸話などが一切ないにも関わらずキングダムでは函谷関の戦いでのあらすじの結末を作る為に将軍にされたという形になっていると言えます。

キャラ一覧④媧燐

合従軍編において楚国で唯一、自身に痛手を負っていないと言えるのが媧燐です。性格に難ありとされながらもその実力は本物であり、合従軍では楚軍の第二軍を率いていました。合従軍編ではその知略を見せつけており、本陣の李牧や春申君に進言したり、函谷関の裏に精鋭を送り込む事に成功したりと大功とは言わないまでも確実な戦いを繰り広げています。

ちなみに媧燐は史実には一切記述のない完全にキングダムオリジナルのキャラクターです。その為、合従軍での活躍はもちろんその後の活躍や結末も一切予測が建てられない存在となっています。

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キングダムの合従軍編キャラ一覧~魏軍・韓軍・燕軍~

キャラ一覧①呉鳳明

合従軍のうち、魏国軍の総大将を務めたのが呉鳳明です。キングダムでも活躍を見せた父、呉慶から譲り受けた知略と独自に開発した戦略兵器を用いる事を得意戦術としており、合従軍編では巨大な函谷関にのぼる為の巨大井闌車を持ち込んだりしていました。

余談ですが魏軍は合従軍において主攻を担うなど活躍しますが、元々戦国七雄では小国という事もあって史実の記述が少なく、呉鳳明などほぼ全てのキャラクターがオリジナルキャラクターになっています。

キャラ一覧②成恢

合従軍のうち韓軍の総大将を務めたのが成恢(せいかい)です。独自の毒兵器を用いて戦う戦術を使用しており、その毒兵器を用いて函谷関を守る将軍の一部を毒殺する事に成功するなどの戦功を上げました。しかし毒に侵された秦軍の将軍の1人である張唐が桓騎軍の援護を得て韓軍を奇襲し、成恢はその張唐に背中から両断されるという結末を迎えています。

キャラ一覧③オルド

合従軍による函谷関の戦いが失敗に終わった要因を作ってしまったとされるのが燕国の総大将を務めたオルドです。平地の民ながら山岳で育ち山岳族をまとめあげた王であるとされる異色の経歴を持つオルドは合従軍での戦いにおいて山岳部に陣取った王翦軍と対峙する事になります。山育ちで鍛えられた「山読み」で王翦の裏をかこうとするオルドでしたが王翦の方が上手であり、結果的に王翦軍を見失う事になってしまいました。

どこから現れるか分からない王翦軍に対処する為、身動きが取れなくなってしまった燕国軍。この時王翦は函谷関裏に媧燐が放った精鋭の対処に向かっておりこれに成功しています。オルドが王翦軍を見失う事がなれば媧燐の作戦は成功していた事から敗因を作ったとされてしまいました。ただしその経緯から多数の死者が出た合従軍編においても死亡する事なくなんとも締まらない結末のままに帰還しています。

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キングダムの合従軍編キャラ一覧~秦軍~

キャラ一覧①信

群像劇的に描かれるキングダムですがその中でも主人公を務めるのが信です。下僕の身から立身出世を繰り返し、合従軍編時点では当初千人将でしたが、合従軍編の中で臨時に二千人将に昇格して飛信隊を率いていました。麃公軍に所属し、3倍もの兵力を誇る超軍と衝突します。初日には死闘の末に万極を打ち取る活躍も見せていました。

その後は李牧の作戦を看破した麃公と共に別働隊となって別ルートから進軍していた李牧を追撃、麃公から盾を受け継ぐと蕞での戦いでも超軍を押し止める重要な役割を果たすなど飛信隊を率いて活躍しました。信自身も蕞での戦いの最後には因縁深い龐煖にも重傷を浴びせる事に成功しています。合従軍編での活躍によりその結末後、信は三千人将へと昇格し飛信隊はさらに大きくなっていく事になります。

キャラ一覧②嬴政

合従軍編において久方ぶりに前線に立ったのが贏政です。合従軍の侵攻に対して震え上がる文官を鼓舞し、さらには李牧が別働隊を率いて咸陽を目指している事を知ると呂不韋の暗躍も見え隠れする中で自ら最終防衛地点である蕞に出陣して陣頭指揮を取ります。その作戦は王である自身の鼓舞で市民にも戦わせるという物でこの鼓舞は絶大な効果を持ち、李牧が震え上がる程の防衛を指揮しました。

贏政自身は防衛戦の最中に重傷を負う事になってしまいますが、贏政が稼いだ時間も相まって救援要請を出していた楊端和率いる山の民が間に合い、蕞での戦いに勝利、秦を守る事に成功しています。

キャラ一覧③麃公

合従軍編にて信と共に戦う事になったのが麃公です。本能型の極致とも言われる麃公はかつて信が初陣を飾った戦場での大将であったりと信にとっては縁深い人物になっています。本能型の際で初日から慶舎と対峙するも罠にハマってしまいますが信に救われる形になりました。その後は李牧の策を看破して飛信隊と共に李牧を追撃、龐煖と一騎打ちを行うも敗れてしまいました。その結末は王騎と共に信に大きな影響を与えています。

キャラ一覧④蒙武

合従軍との函谷関での戦いにおいて勝利を決定づける存在となったのが蒙武です。かつての猪突猛進型の武将から王騎の死を受けて大きく成長していた蒙武は汗明との一騎打ちでこれを打ち取り秦に勝利をもたらしました。汗明との戦いで重傷を負ったにも関わらず、撤退する合従軍に追撃戦を行った事もその功績として非常に大きな物になっています。

キャラ一覧⑤蒙驁

李牧が合従軍を計画するきっかけとなった山陽攻略戦において総大将を務めたのが蒙驁です。函谷関との戦いでは中央の守備を担当し、目立った活躍こそないものの桓騎と張唐が持ち場を離れても戦いが結末を迎えるまで敗れる事なく戦い続けています。余談ですが、キングダムにおける蒙驁はかつての六将などには遠く及ばない凡庸な将軍という描かれ方をしていますが、史実では六将並に活躍をした有能な大将軍であったりします。

キャラ一覧⑥騰

長年王騎の副官を勤め上げ王騎の死後はその軍を引き継いだ騰は合従軍編にて序盤において、楚軍第一軍を率いた臨武君を打ち取る番狂わせを起こすなどそれまで見せていなかった才能を発揮して活躍しています。とぼけた性格とは裏腹に既に主流とはいえない剣を用いた圧倒的な武力と、高い判断力を持ち合わせています。

キャラ一覧⑦王翦

秦軍においても常に不気味な存在と言えるのが王翦です。優れた知略を持ち合従軍編では右翼で対峙した山民族が多いオルドの軍相手に翻弄して見せるという知将ぶりを発揮しています。さらには行方を晦まして燕国軍を足止めし、媧燐の別働隊の対処も行うなどしました。王翦の活躍がなければ函谷関は抜かれていたとされる程でその結末に大きな影響を与えたキャラクターになっています。

キャラ一覧⑧張唐

長らく秦に尽くしてきた将軍として登場する張唐は、函谷関の守備を任される程に優れた将軍です。元野盗であり奇天烈な戦略を用いる桓騎とはソリが合わずに度々衝突する面などが見られていました。函谷関での戦いでは韓の成恢による毒の犠牲者の1人になってしまいますが、常々衝突していた桓騎の助けを受ける形で成恢を仕留めるなどした活躍を見せています。しかし毒により桓騎に支えられながら息を引き取るという結末を迎えています。

キャラ一覧⑨桓騎

元野盗という異色の肩書きを持ちながらも独特の戦の腕前で秦の将軍にまで上り詰めたのが桓騎です。大胆不敵な策を用いる事で知られた桓騎は函谷関の戦いでもその大胆不敵な戦略を実行に移しています。倒した敵から盗んだ対峙する魏の甲冑を着込み、敵軍の中を堂々と進んでいき敵将である成恢をうつという作戦を実行しこれを成功させる活躍を見せました。

キャラ一覧⑩楊端和

キングダム序盤で登場した山の民の王である楊端和は秦とは同盟関係にありますがその情報は徹底した情報封鎖により伏せられ続けていました。そして蕞が襲われる中、出陣した贏政の救援要請を受ける形で駆けつける事になります。この時、既に咸陽に李牧に対応出来る軍は残されていなかった事から楊端和達山の民が駆けつけなければ負けていました。まさに窮地を救い戦いを結末に導く活躍をしたといえます。

ちなみにオリジナルキャラも多いキングダムにおいて実はこの楊端和は史実にもちゃんと記載のあるキャラクターです。しかしその立場は大きく異なっており、ネタバレすると普通に秦の将軍の1人として描かれています。もちろん女性であったという記述などもなくキングダムでの登場に合わせて大きく設定を変更されたキャラクターであるといえます。

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キングダムの合従軍編あらすじ結末ネタバレ!史実との違いは?

あらすじネタバレ①飛信隊の活躍

信が率いる飛信隊は山陽攻略戦戦功第三位となる程の活躍もあって千人隊へと昇格し、独立遊撃隊として国境地帯を転戦して回りますが、同時期に羌瘣が当初の目的であった復讐を果たす為に飛信隊を離れていた影響で連敗を重ねる事になっていました。そこに河了貂が加わり再び飛信隊が大きく活躍出来るようになってきていました。

あらすじネタバレ②李牧と春申君の対談

再び活躍出来るようになった飛信隊が戦場を移動する中、いよいよあらすじが合従軍編へと向かっていきます。秘密裏に行われていたのが李牧と春申君による対談です。この当時李牧の算段により秦と趙は同盟関係にありましたが秦がこの同盟を利用して行った山陽での戦いに勝利した事は李牧にとっても予想外の出来事でした。これにより李牧は合従軍を画策し、その話を春申君に持ちかけたのです。

この時李牧は、秦の王騎、燕の劇辛を破った事で中華中から注目を集める存在になっていました。そんな李牧の呼びかけによって合従軍が起こる事になります。

あらすじネタバレ③秦の敵の数は何人?

当初は秦以外の戦国七雄六カ国による連合軍だった合従軍ですがその後秦の策略によって斉が抜けた事で5ヶ国連合となります。それでもその軍の規模は大きく、趙国軍12万、楚国軍15万、燕国軍12万、魏国軍12万、韓国軍5万の合計54万にも及ぶ軍が秦に押し寄せる事になります。

あらすじネタバレ④趙軍vsヒョウ公将軍と飛信隊の連合軍の戦い

突如侵攻した合従軍に秦は国境での防衛を無理と判断しこれを放棄し、全軍を国門である函谷関に集結させます。大きく分けて4つの戦場で構成されたこの戦いの中、最も激戦となったのが趙軍vs麃公軍です。この戦場には飛信隊もいます。初日から多くの死者を出す戦いとなったこの戦いですが、その中でも飛び抜けて活躍していたのが飛信隊でした。

信も初日に敵将万極を討つなどの戦功を上げていきますが全体としては互角の戦いを続ける事になります。この戦いは函谷関の戦いからそのままその他のあらすじが描かれた後に描かれる事になる蕞での戦いのあらすじに繋がっていきます。

あらすじネタバレ⑤函谷関防衛戦

合従軍との戦いのメインの戦いとも言えるのが函谷関防衛戦です。合従軍の魏軍と韓軍に対し、機動力には欠けるものの防衛に優れる蒙驁と張唐、機転を利かせて動ける桓騎の軍が配置され迎え撃つ事になります。この戦いは最終的に成恢の毒に侵された張唐が桓騎と共にうって出るという奇策を用いた事によりピンチには陥りながらも他の戦場での勝利も合わさって結局最後まで抜かれる事はありませんでした。

あらすじネタバレ⑥楚軍vs蒙武将軍と騰将軍の戦い

合従軍編においてもあらすじの中で最大の戦いであるとされていたのが蒙武と騰率いる秦軍vs楚軍との戦いです。蒙武はこれまでとは打って変わって自ら動かずに軍を動かす事で戦いを進め、その間をつないだのが騰と騰の指揮下で戦っていた蒙恬と王賁でした。これらのサポートを受けて最終決戦にて汗明と息うちに望んだ蒙武はこの戦いに勝利を収めるという結末を迎えています。

あらすじネタバレ⑦燕軍vs王翦将軍の戦い

その他の戦場が結末的には武力によって勝ったと言える状況を作っているのに対し、知略によって勝ったと言えるのが王翦と燕軍による戦いです。王翦はその知略で燕軍の主力を削ぎ落とした上で自ら動ける状況を作り他の戦場を助ける事まで行っているのです。将軍を討っても函谷関が抜かれては秦に勝利はない為、王翦の活躍は1つの戦場に囚われず合従軍戦を勝利に導くという意味で重要な役割を担っていたといえます。

あらすじネタバレ⑧サイの戦い

そして合従軍編最後のあらすじとなったのが蕞での防衛戦です。敢えて長引かせる作戦を取っていた函谷関との戦いにおいて李牧によって函谷関を抜けなかった場合の別プランとして用意されていた別働隊により咸陽に迫っていたのです。この動きを察知したのが麃公でしたが麃公は道中に対峙した龐煖によって破られてしまいます。麃公は死ぬ間際自身の盾を信に託し敵討ちをしようとした信を止め蕞に向かうように言っています。

そして蕞に辿り着いた信は同じく駆けつけていた贏政や昌平君から送られてきた援軍と共に李牧軍と対峙する事になります。徹底抗戦するものの援軍なき防衛戦に消耗していく蕞でしたが、楊端和に率いられた山の民が自身らの戦いを辞めてまで駆けつけた事で勝てないと判断した李牧が撤退。これにより合従軍は全軍が撤退するという結末を迎えています。

合従軍編の函谷関の戦いは史実と違う?

キングダムの大まかなあらすじは基本的に史実を元にしていますが、春秋戦国時代自体が2000年以上も前の出来事であり資料のそれほどまでに多くない事から史実をベースとしながらもオリジナルの展開を織り交ぜていく形で製作されています。もちろん合従軍編においても同様で史実をベースに基本的な結末こそ同様であるもののオリジナルの展開も多く描かれています。

史実でも起こったとされる出来事としては、函谷関で戦いが起きた事、龐煖が蕞を攻めた事などが明らかになっていますが不明点も多くなっており、そもそもキングダムの合従軍の戦いの中で大きく活躍したと言える李牧や贏政、信などはこの戦いに関しての記述が一切なく参加していたかどうかも不明であるとされています。

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キングダムの合従軍編に関する感想や評価

ここからは既にキングダムを視聴した人の合従軍編についての感想を紹介していきます。合従軍編は徐々に規模が大きくなっていたキングダムの戦いにおいても飛び抜けて大きな戦いだった事、それまでは大きいといっても同時に描かれるのは1国との戦いであった事から6ヶ国同時に攻めてきたというのは驚いたとする声が非常に多くなっています。

合従軍編の中でも特に信の成長という意味で大きな役割を果たしてくれた麃公の存在感は非常に強かったとする声も多いです。元々麃公はキングダムにおいて、「常に前線にいる」という設定から登場機会こそ多くはないものの、描かれている戦いではいずれも信に大きな影響を与える存在であり、自身も本能型である信の1つの指標になっていたのではないかとする声も見られます。

知略型とも単純な武力によるパワータイプとも違う麃公の戦い方はインパクトも非常に強かったとする声が多くなっており、王騎とは違う意味合いで後々の信の活躍の伏線にもなっていたとする声が多くなっています。

また合従軍編にて人となりが見えたとされ人気を高めたのが桓騎です。元々残忍さや大胆不敵な戦略眼などがクローズアップされていた桓騎でしたが、張唐とのやりとりなどは桓騎のキャラクター性はそのままにまた違った一面が見れたとする声も多くなっています。

合従軍編にてそういった一面が見えたからこそ、後々描かれる事になる信との衝突などに深みが出たとする声も多く、合従軍編自体での活躍はもちろん、合従軍編という大きなエピソードの中にあって後の伏線とも言えるような動きを見せていた桓騎が凄いという声も多いです。

合従軍編自体は非常に面白いという声が多い一方で合従軍という性質を上手く体現したエピソードになっていたとする声も多くなっています。ネタバレしたように連合軍であるとはいっても戦場は各国でバラけている点、ネタバレしたように結果的にそれぞれ単独でそれぞれに秦の将軍達に敗れているだけとも言えるような形になっているのが合従軍が成功しなかった要因ではないかとする声も見られます。

同時期に攻め込むだけでも十分に脅威である合従軍ではあるものの、最後まで連帯感がなかった事が秦に敗れた要因になっているのがリアルで面白くて良いとする声も多くなっています。

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キングダムの合従軍編まとめ

キングダムの合従軍編は戦国七雄が一同に介する戦争であるとしてキングダムのそれぞれのエピソードの中でも高い人気を誇るエピソードです。各国の特色や代表的な将軍などが登場した事、合従軍で登場したキャラクターが後々に活躍する例なども含めて、キングダムを代表する転換期となったエピソードといえます。

ネタバレしたように主人公である信の周辺の戦いに留まらずそれぞれの戦いが細かく描かれている点なども評価が高くなっている点です。2020年9月現在、アニメ化なども予定されているのでまだキングダムを視聴していないという人は合従軍編にも注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか?

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