2019年11月03日公開
2019年11月03日更新
【キングダム】媧燐は楚の天才女将軍!史実に実在する?壮絶な過去や最期を考察
キングダムに登場する媧燐(カリン)は、楚の宰相を担う女将軍であり、合従編では相手の表裏を突いた戦法で秦国を追い付けた天才軍略家として名を馳せています。本文では、キングダム・媧燐の作中での活躍を始め、気性の激しさが指摘される性格やコンプレックス、史実での実在の有無、壮絶な過去や今後の展開で予想される最期、長らく探し求める弟の正体など、考察を交えて紹介しています。
媧燐が登場!キングダムとは?
キングダムに登場する禍燐(カリン)は、楚の宰相を務める女将軍であり、男性陣にも劣らす体格と卓越した知略で、多くの読者に支持される人気キャラクターです。以下では、禍燐の活躍や性格をはじめ、史実での実在の有無や悲しい最期、謎に包まれた弟の正体について考察を交えながら紹介します。
キングダムの作品情報
原泰久先生の漫画「キングダム」は、2006年から長期連載されている「週刊ヤングジャンプ」の看板作品で、単行本は、2019年8月時点で計55巻が刊行されています。本作品は、史上初の中華統一を目指す秦王・政と彼に従う将軍たちの戦いを壮大なスケールで描いた作風が評価され、第17回手塚治虫文化賞・マンガ大賞受賞作品に選ばれました。
キングダムの概要
史上初の中華統一を実現させた若き始皇帝・秦王政と後の大将軍となる李信の成長と活躍を描いた「キングダム」は、春秋戦国時代を記録した歴史書・「史記」をベースに物語が描かれており、登場キャラクターの多くは、実在の人物をモデルにキャラクターデザインが施されており、作品に深みをもたせています。
キングダムのあらすじ
中国の春秋戦国時代を舞台にした「キングダム」は、後に秦の大将軍となる主人公・李信の少年時代から始まります。戦災孤児であり下僕の身分でありながら、天下の大将軍を目指す信は、ある日、秦王・政との運命的な出会いを果たします。そして、数々の戦場を渡り歩く信と政率いる秦国は、前代未聞の中華統一に向けて各国へ勢力を拡大していきます。
媧燐は楚の将軍
女性でありながら、並外れた知略を駆使し楚軍を勝利に導く媧燐の姿は、男女問わず多くのキングダムファンを虜にしています。以下では、楚の将軍・禍燐(カリン)の性格や活躍、名言、コンプレックス等について紹介します。
楚の宰相を務める
キングダム屈指の天才キャラ・媧燐は、秦最大の敵対国・楚の宰相であり、総勢30万の軍を率いる大将軍です。女性でありながら、恵まれた軍才と楚国最大級の軍事力を掌握する実力を見込まれた媧燐は、楚王・孝烈王と前宰相であった戦国四君・春申君の亡き後、李園の要請を受けて楚の宰相へと昇りつめ、大国・楚のトップとして中央政治に携わっていきます。宰相は、王を補佐する臣下の最高位の官職を指します。
媧燐が宰相に抜擢された経緯は、孝烈王の後継者を巡る宰相・春申君とその部下であった李園との対立が関わっていました。孝烈王は、跡継ぎに恵まれなかったことや、次期王位が約束されている王弟の異常性格から楚の存続の危機を感じた李園は、春申君の妾となった実妹を孝烈王の後宮へ送り込み、跡継ぎを誕生させます。そのような中で、春申君が王弟側へ寝返ったことが判明し、李園と春申君は共に刃を向けます。
合従軍の戦いを終えた楚の国では、孝烈王の崩御と、妹の身の危険を察した李園による宰相・春申君の暗殺が起き、幼い子供が王位に就いた楚の中央政府は軟弱化していました。そこで李園は、大将軍として名を馳せる媧燐に白羽を矢を立て、廉頗将軍を介して、媧燐を宰相へと就任させます。そして、楚には、李園と媧燐、2人の宰相が国を統治する形が出来上がりました。
李園の要請と反論
廉頗将軍を介して宰相の要請を受けた媧燐は、自分を指名した李園に対して、実の妹が暗殺されることを危惧した身内の可愛さ故に、前宰相・春申君を暗殺したのではと皮肉ります。一方、李園も、媧燐が少女時代に生き別れた弟の存在をほのめかします。過去に触れられたくない媧燐は李園に反論する姿勢を見せます。
天才的な軍略家
媧燐を語る上で、彼女の天才的な軍略は欠かすことの出来ないキーワードです。キングダムでは、楚の前宰相で、戦国四君の1人・春申君から「戦の天才」、趙の宰相・李牧から「本物」と称されるように、女性でありながら、類まれな知性に恵まれた媧燐の軍略も、キングダムのみどころです。
また、合従軍編では、楚の第二軍として出陣し、味方すらも欺く戦略で秦軍を追いつめるなど、将軍として卓越した活躍を見せ付けています。キングダムで描かれた、物事の本質を見極め、時には臨機応変に手段を変えながら目的に向かって実行していく媧燐の知性は、中華統一を目指す秦にとって最大の難敵に数えられるでしょう。
媧燐の驚異の軍略
キングダム合従編にて、楚の第二軍を率いる媧燐は、戦いの目的を函谷関を突破に定め、残像を投入し、秦の騰軍を包囲します。次に、自ら戦場に赴き秦軍の注意を惹きつけた隙に、媧燐軍直下の精鋭部隊による函谷関の裏への奇襲が実行されました。しかし、別の戦場から駆けつけた秦の王翦将軍により、媧燐の作戦は失敗に終わり、秦国は間一髪で亡国の危機を免れました。
荒っぽい性格の将軍
楚の将軍・汗明を始めとする男性陣にも劣らぬ体格の媧燐は、常に余裕な雰囲気を漂わせながらも、味方にすら容赦のない冷酷さや短気な性格も持ち合わせています。戦ともなれば手段を選ばす、気にくわない将軍を蹴り殺すこともある残忍さが目立つ媧燐ですが、人を惹きつけるカリスマ性や時折のぞかせる仲間を思う姿勢は、30万の兵を束ねる大将軍に相応しい素質でしょう。
味方にも容赦なし
キングダム屈指の激しい性格の持ち主である媧燐は、敵や戦時中だけでなく、味方に対しても容赦のない姿勢を貫いています。それは、楚の将軍・臨武君の戦死後に、自身の配下に編入した副長を「敗戦の豚」と称して蹴り殺す、副官・バミュウを始めとする部下を理不尽な理由で制裁を加える、自身が犯した命令違反を部下のせいにするなど、やりたい放題に振る舞っています。
しかし、上官である媧燐の一連の行動は、冷酷や残忍な性格ではなく、女性らしいわがままな振舞いにも感じられるでしょう。一方で、毎回のように理不尽な制裁を受ける副官・バミュウについても、媧燐なりの愛情表現とも捉えることや、少女時代に生き別れた弟を想い続けている点から、媧燐にも人間味ある一面が感じられます。
媧燐の驚くべき活躍
合従軍と秦軍の戦いについて媧燐は、「戦いの目的は函谷関の突破。秦軍を倒すのは1つの手段にすぎない。」と発言し、勝敗を決める函谷関の門を抜けるべく策を練ります。そして、函谷関を抜けるべくまやかしを駆使しながら突破を試みた媧燐でしたが、彼女の軍略は失敗に終わります。しかし、媧燐の作戦が成功していれば、戦はその時点で終了していた可能性も高く、軍略家としても注目された場面でしょう。
媧燐の登場タイミング
楚の大将軍であり、秦国の最大の強敵となりう存在である媧燐は、楚・趙・韓・魏・燕・斉が同盟を結び結成された合従軍と秦軍との戦いにて、初登場を果たしました。上層部では気性の荒さが問題視された媧燐でしたが、天性の頭脳を駆使して戦に挑み、秦国を窮地に追い込みました。
媧燐の名言
媧燐の名言は、彼女が持つ冷酷さだけでなく、少女時代の壮絶な時期を経る中で培ってきた芯の強さも感じさせます。以下では、媧燐の名言を紹介します。
戦ってのは始め方が大事なんだよ
もっと面白そうな所へ行くんだよ
バミュウとの仲が怪しい?
男性にも劣らぬ実力と冷酷さを秘めた女将軍として注目を浴びる禍燐には、彼女の副官・バミュウとの恋の噂もささやかれています。一方、戦いがメインのキングダムでは、媧燐とバミュウの恋仲を示唆するような表現は、一切描かれておらず、厳しい制裁を受けるバミュウが禍燐に対して反抗的な態度を取れない理由は、禍燐が上官だからとも捉えられます。
しかし、禍燐から制裁が下されたバミュウの姿に注目すると、嫌な顔をするどころか、まんざらでもないような表情を見せており、禍燐なりの愛情表現だと認識していると考えられます。そのような経緯から、一部のファンの間では、禍燐とバミュウの恋の噂がささやかれており、2人の恋の進展にも注目が集まっています。しかし、恋愛描写が少ないキングダムにて、禍燐とバミュウの恋模様が取り上げられる可能性はゼロに近いでしょう。
実はコンプレックスだらけ?
女性キャラクターでありながら、男性陣にも劣らぬ体格と恵まれた知性で多くの部下を従える媧燐ですが、自身の背の高さにコンプレックスを持っています。作中では、部下が自身の背の高さを指摘しただけで死刑宣告を下す描写があり、背が高いことを非常に気にしていると感じられます。
キングダムの女性キャラクターを見ても、華奢で容姿に恵まれた美人の登場が多い一方で、媧燐のように大柄で中性的な顔立ちの女性キャラクターの登場は珍しいです。外見や普段の言動から男性的な性格に捉えられる媧燐ですが、背の高さを非常に気にするなど、女性らしい一面が垣間見えることも、人気の要因となっているでしょう。
和田アキ子に似ている?
媧燐の外見や男勝りな性格から、一部のファンからは、歌手の和田アキ子さんをモデルに描いたのではと考察されました。しかし、作者の原先生によると、媧燐のモデルは和田アキ子さんでないことが言及されています。媧燐のモデル説が否定されている和田アキ子さんですが、バラエティ番組などで見せる堂々とした出で立ちや面倒見の良さは、キングダムの媧燐を彷彿させるでしょう。
媧燐は史実に実在?
史実を基に物語が進行される「キングダム」の登場キャラクターの多くは、「史記」を始めとする中国の歴史書に記録された実在の人物をモデルにしています。一方で、キングダムには禍燐のように史実には実在しないキャラクターも登場しています。
媧燐は史実に実在しない
史実を基に描かれている漫画「キングダム」では、主人公・信や後の始皇帝・政をはじめ、登場キャラクターの多くは、史実に記録された実在の人物をモデルに描かれています。しかし、中には原先生が考案したキングダムオリジナルの人物も少なからず登場しており、楚の宰相・媧燐もその1人です。
また、キングダムの時代を記録した歴史書「史記」にも、媧燐と似ている武将は登場しません。しかし、史実では実在しない人物は、ストーリーをより面白くしたり、作品に深みを持たせるなど重要な役割を担っており、いずれは秦の強敵となりうる媧燐の動向は、読者の注目の的でしょう。
媧燐が誕生したきっかけ
原先生お気に入りキャラクターの1人である媧燐誕生のきっかけは、巨漢の汗明、臨武君に負けない大きな女性を立てることを思いついたことです。そして、血みどろな戦場にも屈せず戦う強い女将軍・媧燐が誕生しました。
媧燐の過去や最期
史実では実在しない、キングダムオリジナルキャラクターでありながら、独特の外見と並外れた知性で多くの注目を浴びる禍燐の過去や最期は、ファンにとって最も関心の高い事柄でしょう。以下では禍燐の過去や最期を考察しました。
媧燐の壮絶で悲しい過去
作中では、冷酷で気性の激しさが強調される媧燐は、誰にも触れたくない壮絶で悲しい過去を秘めています。これまで明かされた媧燐の過去は、少女時代に、何かしらの戦争に巻き込まれ、唯一の身内であった弟の行方を追って荒野を彷徨っていたことです。そして、楚の宰相として君臨する現在も、少女時代に受けた心の傷は癒えることはありませんでした。
弟を探している媧燐
媧燐の過去が明かされた一方で、媧燐が探し求める弟ついても、現時点では詳しい情報が明かされていません。しかし、史実を参考にしながらキングダムの今後の展開を推測すると、現在は秦の最高指揮官として活躍する昌平君が、媧燐が探している弟の正体ではないかと考察されています。
弟の正体は昌平君
媧燐が探し求める弟の正体は、秦の最高指揮官・昌平君が有力視されています。キングダムでは、楚から秦国へ人質として送られてきた楚の公子という設定がほどこされている昌平君ですが、出生や父親など秦国に送り込まれる以前の過去が一切明かされていない謎多き人物です。
謎が多い昌平君
出典: https://festy.jp
キングダムでは、謎多きキャラクターとして注目される昌平君は、史実では、楚の太子完(後の孝烈王)の公子として生を受けたこと、秦国の中華統一を目前に秦を祖国・楚へ寝返ったこと、紀元前223年に楚の大将軍・項燕により准南で楚王に即位、秦と対立するも、秦の将軍・王翦・蒙武に討たれて戦死したことが記録されています。
史実では、秦国を裏切ることが記されている昌平君ですが、キングダムにて、今後の展開で描かれると推測される昌平君の裏切りの背景には、生き別れた弟を探し求める禍燐が関係していると考察されます。現時点では、昌平君が秦国を裏切るまでの経緯は明らかにされていませんが、オリジナルキャラクターである禍燐の存在が深く関わってくるのではと考えられるでしょう。
最期も切ない媧燐
史実を基に物語が進行するキングダムにて、楚の大将軍・禍燐の最期は、楚の滅亡と共に訪れることが推測されます。また、楚の宰相や大将軍という立場から、戦を放り出して敗走することが許されず、生き延びても秦軍の捕虜となり処刑される、または戦死という悲しい最期が待ち受けているでしょう。
楚の滅亡に伴う禍燐の最期は、ファンにとって耐えがたいシナリオですが、秦が中華統一を果たすためには、避けられない展開です。そして、楚・秦国の最後の戦いにて禍燐が最期を迎える時期は、史実を基に推測すると、紀元前224年以降と考えられます。史実では、秦の王翦将軍率いる60万軍を相手に攻防戦を繰り広げたことが記録され、禍燐を含む主だった将軍が、この戦で最期を迎えることになるでしょう。
愛国心を取り戻す昌平君
キングダムでは謎多き人物として描かれる昌平君の今後の動向も、秦国の中華統一と並行して注目されています。禍燐の弟説は、現時点では推測に過ぎませんが、もし、昌平君が楚の女将軍・禍燐が実の姉であることを認知していた場合、楚・秦の戦いで予想される禍燐の最期は、昌平君に大きな影響を与えると考えられます。
媧燐と桓騎の関係
出典: https://festy.jp
持ち前のカリスマ性で多くの読者に支持される禍燐の弟の正体について、一部では秦国の武将・桓騎ではとも考察されています。以下では、姉弟説が浮上した禍燐・桓騎の関係について、2人の共通点や過去を基に考察しました。
桓騎=媧燐の弟説があった?
出典: https://festy.jp
禍燐の弟の存在を知る李園の発言から、禍燐の出生は、楚の名家または名だたる軍人の娘だと考察されます。そして、禍燐の弟説には、秦の昌平君の他に桓騎説も浮上しています。桓騎は、秦の将軍・蒙驁軍の副将として登場した武将で、キングダム・45巻にて、禍燐が桓騎の家族や出身地について問うシーンが描かれました。
桓騎の話を聞いて興味を持った禍燐の言動から、桓騎の家族は姉・禍燐、出身地は楚であることを確かめたかったのではないかとも考察されます。もし、禍燐と桓騎が実の姉弟だった場合、2人の姓が異なる矛盾が生じますが、過去の出来事を受けて改名した可能性が考えます。そして、禍燐と桓騎の外見を比べても、鋭い眼光や大柄で堂々とした出で立ちのように、共通点の多さも挙げられます。
一方、弟説の最有力候補である昌平君と禍燐の外見を比べると、実の姉弟とは思えないキャラクターデザインに描かれています。また、禍燐と桓騎の姉弟説は、外見だけでなく、知略に長けている面も共通点に挙げられます。禍燐・桓騎に備わった頭脳は、DNAだけでなく、幼少時代に同じ家柄の教育を施されたことが影響しているとも考えられるでしょう。
桓騎の人物情報
キングダム・秦の蒙驁将軍の副官を担う桓騎は、野盗団の首領から秦国の武人となった異色の経歴の持ち主で、史実に記録が残された実在の人物です。作中では盗賊時代に培った経験を基に、味方すら予測不可能な奇策を繰り出して敵を次々と撃沈させてきました。戦では、相手の表意を突く戦法を得意とする一方で、禍燐に劣らぬ冷酷かつ残忍な性格で、キングダム屈指の悪役キャラとして密かに人気を集めています。
また、キングダムでは桓騎の過去も謎に包まれており、桓騎の根である「全てに対しての怒り」から、過去に自分や家族を襲った不幸な出来事が関係していると推測されます。そして、桓騎の怒りの根源が、自分の家族に起こった出来事だった場合、桓騎の話を聞いた禍燐の意味深な反応にも説明がつくでしょう。
媧燐に関する感想や評価
史実には実在しないキャラクターでありながら、個性的なキャラ設定で人気を博する、キングダム・媧燐に関する感想や評価を紹介します。
感想1:インパクトがある発言も媧燐の魅力
これ見て去年の流行語を思い出すの、私だけじゃないと思う #キングダム #媧燐 pic.twitter.com/gKp9ytmbg6
— e.p.s. (@eps27196820) June 17, 2018
歌手・和田アキ子さんを彷彿させるキャラクターデザインと、男性にも劣らぬ強さ・知性を兼ね備えた媧燐は、キングダム屈指の悪役キャラだけでなく、作中で発言した数多くの名言も支持されています。冷酷な性格が印象的な媧燐ですが、物事の本質を見極めた発言は、現実世界にも通用しそうな奥深さを感じさせます。
感想2:ミステリアスな雰囲気の媧燐
媧燐は怖いけど、
— けねこ (@kenetan07) January 24, 2016
怖いほど強い予感しかしない
兵も30万持ってるとか言ってたし…
弟の話も怖い…
書いてみました
同じ色はもってなったけど…
どうでしょう…。#キングダム#媧燐 pic.twitter.com/vvleWz4Iei
史実を基に描かれている「キングダム」には、始皇帝の生母のように、悪女と呼ばれた実在の人物が登場する一方で、実在の人物ではないものの、強烈な印象を放つ媧燐も、その性格や強さからキングダム屈指の怖い女性に挙げられています。始皇帝の生母・秦国太后とは異なる恐ろしさを秘めている媧燐ですが、今後の展開では、秦の脅威になりうる存在として、その動向や最期に注目が集まっています。
感想3:結末に辿り着くまでのシナリオが面白い
信は楚に大敗するってのが既定路線だけど、どうやって助かるのか?
— ひなたぼっこ (@2jino_papa) May 17, 2019
楚の将軍媧燐が生き別れた実姉という予想。
いずれにせよキングダムおもれー#キングダム #媧燐 #李信
秦王・政による中華統一までの動向を描いた「キングダム」のネタバレは、史実を調べることで今後の展開を知ることができます。しかし、今回紹介した媧燐の最期や謎に包まれた弟の正体のように、結末があらかじめ分かっていながらも、それらに辿り着くまでのシナリオの推測が難しいとも言われています。このように、他の作品とは異なる予測不能の展開も、多くの読者を惹きつける要因となっているでしょう。
媧燐の史実や最期まとめ
「キングダム」楚の大将軍・媧燐の活躍や性格、悲しい最期、行方を探し求める弟の正体と昌平君・桓騎との関係について考察を交えながら紹介しました。史実では実在しない完全オリジナルキャラクターである媧燐ですが、並外れた強さと知性、そして多くの謎を秘めた危険でミステリアスな雰囲気で、多くの読者から、今後の活躍や弟の正体について期待や注目が集まっています。