2020年08月06日公開
2020年08月06日更新
【銀魂】エリザベスのアニメ版声優は複数人いる?実写映画版で中身を演じたのは?
銀魂では可愛らしい癒される雰囲気が満載のエリザベスのアニメ・映画版声優が複数人いるということで注目を集めています。また、アニメや映画において声優を務めた人の中には「そのへんにいたオッさん」や「監修やってるオッさん」、「アニメをつくってるオッさん」などユニークな名前で紹介されていたので話題となりました。そこで、銀魂で戦闘能力が高く癒し系の要素も兼ね備えているエリザベスの正体や複数人いるアニメや映画版の声優、実写映画版で中身を演じた俳優についてもご紹介します。
目次
銀魂のエリザベスとは?
銀魂では勘が鋭く器用なエリザベスは、主人であり尊敬している桂小太郎の右腕的な存在として活躍しています。謎の宇宙生物が正体のエリザベスは、地球に来た当初は地球侵略を目的としていました。しかし、宇宙商人である坂本辰馬は、お気楽な性格をしていたことによって地球人と宇宙人の友好のために提示された生物だと勝手に勘違いし、地球にいる信頼できる人物の桂小太郎に贈ってしまったのです。
銀魂で厚い信頼関係があった坂本辰馬からのプレゼントだったために人情味のある桂小太郎もプレゼントのエリザベスをとても大切に扱いました。そのため、2人は互いに相手を思いやる信頼し合える関係になっていきます。そこで、銀魂で中身がおっさんとなっているエリザベスの複数人いるアニメ版の声優や実写映画版で中身を演じた俳優、彼のかっこいい魅力や強さ、活躍などについてもご紹介します。
銀魂の作品情報
銀魂の概要
笑いあり涙ありのギャグコメディが満載の「銀魂(ぎんたま)」は、全77巻(全704話)の単行本が刊行されている漫画となっています。北海道出身の漫画家である空知英秋さんによって描かれた銀魂は、週刊少年ジャンプによって15年半に渡って連載された長期連載作品となりました。2004年2号~2018年42号に渡って連載された銀魂は、5500万部の国内累計発行部数を記録しています。
作者にとっては初連載となった銀魂は、「2019 Winter vol.1~vol.3」という完結編も連載され人気となりました。人情コメディストーリーをSF時代劇の体裁によって描いた銀魂は基本的には1~3話で完結する短編のギャグコメディとなっています。しかし、将軍暗殺篇以降は全体的にシリアスな要素が織り込まれるようになり、コメディ的な要素も加えつつ、主要人物の死も少しずつ描かれていきました。
銀魂のあらすじ
宇宙人である天人(あまと)との攘夷戦争が終結したことで、地球人は天人に支配される生活が20年も続いていたのです。廃刀令によってかつての武士は職を失い、意にそぐわない仕事をしなければならなくなっていました。一部の武士として戦っていた人々は特殊警察になって活躍しています。武士の精神を忘れていない坂田銀時は、江戸のあらゆる依頼を引き受ける何でも屋(万事屋)として活動していくことになりました。
エリザベスのプロフィール
真っ白な着ぐるみのエリザベスの正体は謎の宇宙生物です。彼は、株式会社快援隊商事において社長を務めている坂本辰馬が、宇宙での星間貿易の際にある誤解によって地球との友好を深めるプレゼントと思い込んでかつての戦友であり信頼できる桂小太郎に贈られたものでした。
- 名前:エリザベス
- 誕生日:9月7日
- 年齢:不明
- 体重:123kg
- 身長:180㎝
- 実写版キャスト:山田孝之
- CV(声優):神谷明、そのへんにいたオッさん、栗山千明他
可愛らしい癒し系のエリザベスのプレゼントに喜んだ桂小太郎は、ペットとして大切に育てるようになります。贈られた当初はかわいいペットのような存在のエリザベスでしたが、一緒に生活をしていくうちに素晴らしい戦闘能力を秘めていることが明らかとなっていきました。自分を大切にしてくれる桂小太郎を慕うようになったエリザベスは地球侵略という目的を放棄して人間の世界で生きていくようになったのです。
銀魂のエリザベスのアニメ版声優
声優①高松信司
銀魂で癒し系の可愛らしいエリザベスのアニメ版声優を務めたのは、アニメ監督であり、アニメーション演出家や声優、音響監督、脚本家など多くの仕事を担当している高松信司さんです。アニメ監督を務めている高松信司さんは、銀魂のアニメにおいても第106話まで監督を担当しました。銀魂のアニメ作品で1番多くエリザベスの声優を務めています。
- 名前:高松信司(たかまつしんじ)
- 出身地:栃木県宇都宮市
- 血液型:不明
- 生年月日:1961年12月3日
- 職業:アニメ監督、アニメーション演出家、声優、音響監督、脚本家
- 活動期間:1985年から
さまざまな魅力が満載のエリザベスの声優の名前には、「アニメをつくってるオッさん」や「そのへんにいたオッさん」、「監修やってるオッさん」などユニークなものが多いですが、これら全てが監督であり、声優や脚本、演出家である高松信司さんを意味しているのかもしれません。多くのアニメ版の監督を務めている彼は、声優として銀魂のアニメに出演していたということで驚かれていました。
声優②栗山千明
銀魂で「よりぬき銀魂さん第27話」においてかわいい魅力が満載のエリザベスの声を担当したアニメ版声優には、女優として大活躍されている栗山千明さんの存在がありました。謎の宇宙生物が正体となっているエリザベス自体が曜日によって中身の人物が入れ替わっているという特殊なキャラクターとなっていますが、アニメの声優においても、その時々によって声優も複数人が担当していたのです。
- 名前:栗山千明(くりやまちあき)
- 血液型:A型
- 生年月日:1984年10月10日
- 出身地:茨城県土浦市
- ジャンル:映画、テレビドラマ、CM
- 職業:女優
- 身長:162㎝
- 活動期間:1995年から
中身がおっさんとなっているエリザベスの声優の中では唯一の女性となっています。女優として有名な栗山千明さんが出演しているのは「よりぬき銀魂さん第27話」のみとなっているため、彼女の声を楽しみたい場合はこちらを調べてみるといいでしょう。5歳の時からファッションモデルとして芸能界入りした彼女は、モデルから女優になったことで数々の賞を受賞する女優に成長していきました。
声優③古谷徹
銀魂で複数人いるといわれているエリザベスのアニメ版声優を務めた中の1人に古谷徹さんの存在もありました。古谷徹さんに関しては担当した出演回が明らかとなっていませんが、恐らく蓮舫編においてガンダムのパロディ系が展開されているため、こちらで担当をしたと考えられます。「機動戦士ガンダム」においては主人公のアムロ・レイ役を務めた彼はあえてアムロのような声質で臨んだようで声で分かったという人もいました。
- 名前:古谷徹(ふるやとおる)
- 生年月日:1953年7月31日
- 血液型:A型
- 身長:162㎝
- 体重:55kg
- 出身地:神奈川県横浜市
- 所属事務所:青二プロダクション
- 職業:声優、ナレーター、俳優
- 声優デビュー:1963年
- 配偶者:間嶋里美
口からドリルや大砲を放つことができるエリザベスですが、古谷徹さんが出演したことで銀魂の蓮舫編においては可愛らしいエリザベスの口からアムロが見えるというイラストなども多くの読者によって描かれていたようです。幼少期から子役として劇団ひまわりに所属して活躍してきた古谷徹さんは、10歳の時に声優デビューをしたことで俳優や声優、ナレーターとしても幅広く活動していくことになりました。
声優④神谷明
「銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ」という劇場版において身体能力が高いエリザベスの5年後の声を担当したのは声優の神谷明さんです。さらに銀魂の銀ノ魂篇において中身がドラゴニア皇子だと正体を明らかにしたエリザベスの声を担当したのも彼でした。さまざまな声を演出することができる神谷明さんは、魅力的な声優として数々の名作のキャラクターの声を担当していますが、それらの実力が発揮されています。
- 名前:神谷明(かみやあきら)
- 生年月日:1946年9月18日
- 出身地:神奈川県横浜市
- 血液型:A型
- 所属事務所:冴羽商事
- 職業:声優、歌手、俳優、ナレーター
- 身長:163㎝
- 配偶者:戸部光代
- 声優デビュー:1970年
声優の他に俳優や歌手、ナレーターとしても活動している神谷明さんは、高校を卒業した後に声優や俳優を目指し、東京俳優生活協同組合や、青二プロダクション、テアトル・エコ、ぷろだくしょんバオバブ、アップなど多くの事務所で活動をした後に冴羽商事を設立しています。幼少期は両親の離婚によって大変な生活をしていたようですが、友達にいい声だと褒められたことで俳優の道を志すようになったようです。
銀魂のエリザベスの実写版キャスト
山田孝之のプロフィール
銀魂において主人である桂小太郎を慕っているエリザベスの実写映画版のキャストを務めたのは俳優の山田孝之さんです。赤肉が大好きだという山田孝之さんは、映画の初日に行われた舞台あいさつにおいて実写映画版の銀魂でエリザベスの被り物の中身の人物ということで正体が明かされました。映画の舞台あいさつに出席した人にも知らせれていなかったようで、福田雄一監督以外は非常に驚いていたようです。
- 名前:山田孝之(やまだたかゆき)
- 職業:俳優、タレント
- 所属事務所:スターダストプロモーション
- 生年月日:1983年10月20日
- 血液型:A型
- 出身地:鹿児島県
- 出生地:沖縄県
- ジャンル:テレビドラマ、映画
- 身長:169㎝
実写映画版の銀魂で初日舞台あいさつの最中に福田監督が可愛らしいエリザベスの中身の確認をしようとしましたが、最後まで中身を演じた山田孝之さんの姿を見ることはかないませんでした。名言となっている「ミンチにすんぞ!!」の強烈なセリフの際には、眼鏡の新八を震え上がらせる迫力のある演技をしています。被り物で宇宙生物が正体のエリザベスの実写映画版のキャストがわかって喜んでいる人も多くいました。
山田孝之の主な出演作品
実写映画版の銀魂でプラカードで会話するエリザベス役を演じた俳優の山田孝之さんの主な出演作品(テレビドラマ)には、世界の中心で、愛をさけぶの松本朔太郎役やWATER BOYSの進藤勘九郎役、タイヨウのうたの藤代孝治役、FIRE BOYS 〜め組の大吾〜の朝比奈大吾役、スタートライン〜涙のスプリンター〜の今井駿役、deleの坂上圭司役、REPLAY & DESTROYの横山要役などがありました。
映画版においては、ミロクローゼのオブレネリ・ブレネリギャー役や、熊谷ベッソン役、タモン役、凶悪の藤井修一役、らくごえいが 「ライフ・レート」の特殊能力を授かった男役、MONSTERZ モンスターズの田中終一役、CINEMA FIGHTERS パラレルワールドの徹役、はるヲうるひとの真柴得太役、ステップの健一役、ハード・コアの権藤右近役、50回目のファーストキスの大輔役などがあります。
銀魂のエリザベスは強い?中身は?
エリザベスは強い?
銀魂の実写映画版ではマスコット的な可愛らしい要素を放っていたエリザベスですが、宇宙生物が正体となっている彼は人間には理解できないような特殊な能力を持っていました。また、ほっこりするような見た目に反して力も強く、腕力や脚力も素晴らしい身体能力を誇っていたのです。ペットとして育ってていた桂小太郎もいつからか自分の右腕的な存在として頼りにしていました。
すね毛の生えた足を持っている彼の中身はおっさんとなっていますが、着ぐるみとなっている口からはさまざまな武器が飛び出しています。ドリルの登場によって穴を掘り進めたり、大砲を取り出すことで敵に攻撃をしたりしていたのです。基本的にはプラカードで会話をしている彼は、日本刀やプラカードを持ちながらも相手を圧倒する見事な戦いを披露しています。
器用な手先を持っている彼は、折り紙で鶴を綺麗に折っていました。さらば真選組篇の際には口元をいつも覆面している斉藤終と共に息の合った戦いをしています。宇宙人である天人から見ても、彼は相当規格外の強さを持っていたようです。敵からも化け物扱いされ恐れられる存在となっていました。可愛らしさと強さを秘めている彼は主人の桂小太郎からも厚い信頼を寄せられていたのです。
エリザベスの中身や正体は謎?
銀魂で謎の宇宙生物が正体となっているエリザベスの中身の人が誰なのか?その正体にも注目が集まるようになりました。宇宙生物が正体となっている彼ですが、レントゲンを撮ると人間の骨が映っていったために、中身の存在は人間だということがわかります。しかし、宇宙生物が正体となっている彼は、どこの部分が宇宙生物なのか謎をますます深めることになりました。
実写映画版においては被り物姿で登場しているエリザベスの中身は俳優の山田孝之さんが演じていることが明らかとなっていますが、アニメや原作においては矛盾や謎が多く、混乱している人もいるようです。すね毛の生えた足が時折見えることから中身の正体はおっさんだといわれていますが、どのようなおっさんかは明らかになっていません。また、蓮蓬篇においては月曜日のみ中身を担当しているヘルプエリザベスが明らかとなります。
それ以外の曜日においてはレギュラーエリザベスがその役目を担っているようですが、中身の人間については詳しく語られていないため、正体はあやふやとなっていました。いずれにしても複数人でエリザベスを担当していることだけは明らかとなっています。中身や正体が少しずつ明らかになっていますが、矛盾が起きたり、中身の正体が全ては明らかになっていなかったり、銀魂らしい展開となっていました。
銀魂のエリザベスのかっこいい魅力
かっこいい魅力①桂小太郎との関係
銀魂でかつての戦友であった坂本辰馬からプレゼントとして贈られているエリザベスは、開けた瞬間に生真面目な性格の桂小太郎の心を掴んだようです。可愛らしい癒し系のペットとして当初扱っていた桂小太郎ですが、被り物のようだったり、足にすね毛が生えていて中身の正体はおっさんかもしれないと周囲が思っていたりした際にも彼だけはペットのエリザベスのことを盲目的に信じ切っていました。
実写の映画版においては中身の正体が明らかとなっていますが、アニメや原作ではさまざまな謎が残り、なかなか正体が明らかにならなかったのです。初めから何も疑わずに信じて親切に接してきた桂小太郎に対して、地球へは征服の目的のためにスパイとして派遣された彼でしたが、本来のボスからの任務よりも自分を大切にしてくれる桂小太郎を慕うようになります。
最終的には人間の妻を持つ程地球での生活に馴染んでいったのです。これも全て信頼できる主人を持ったことが彼をここまで人間を深く信用する生物にしたと考えられます。桂一派においては右腕的な存在であり、ナンバー2として攘夷党において党首を務めている桂小太郎からも絶大な信頼を寄せらていたのです。自分も主人であり友人の桂のためであれば命を懸ける覚悟があることを名言で放っていました。
かっこいい魅力②定春との関係
出典: https://ciatr.jp
銀魂でマスコット的な扱いを受けているエリザベスは、巨大な犬でありかわいいと評判の定春とはライバル関係となっていました。何でも屋である万事屋の前に捨てられていた定春は、巨大な犬でありながらもそのふさふさした毛並みに誰もが癒されていたのです。彼らは出会った瞬間からお互いにライバル心を燃やすことになります。
ヘンテコペットグランプリにおいては、ライバルとして戦っていました。ライバル的な関係である彼らは何かと絡みが多くなっています。エンディングで一緒に登場していたり、グッズやイラストでも一緒に描かれることが多くなっていました。ペット的な要素があった彼ですが、戦闘能力が高く戦いにおいても活躍するようになると、次第に彼らの絡みは少なくなっていきましたが、彼らは永遠のライバルといえるでしょう。
かっこいい魅力③ホームレスになったことも?
アニメ版の銀魂の第39話ではペットとして可愛がられていたエリザベスは、ホームレスとなって過ごす場面が描かれていました。「メニューの多いラーメン屋はたいてい流行ってない」においては、足を負傷してしまった桂小太郎は、真選組から追われていましたが身を隠すために幾松のラーメン屋に滞在することになります。主人である桂小太郎とはぐれてしまったエリザベスは、必死に探しますが見付けることができませんでした。
実写版においても活躍しているエリザベスは、主人が見つからなくなってしまったために仕方なく他の誰かに飼い主になってもらおうとしたり、女性もののカツラを被って水商売で働こうとしたりしていたのです。最終的には、どこにも自分の居場所を見つけることができなかった彼は、街のごみをあさるホームレスとなってしまいました。
戦闘能力が高い彼は主人がいなくても戦えることを自覚したため、彼が不在の桂一派のナンバー2としての役目をしっかりと果たすようになります。しかし、困っている人を放っておけない性格の桂小太郎がいなくなってしまった当初はどうしたらいいのかわからなくなってしまったようです。
かっこいい魅力④彼女ができたこともある?
銀魂で人間の女性と結婚しているエリザベスですが、彼女ができたこともありました。交通事故で車に轢かれた彼は入院することになり、そこで出会った看護婦と付き合うことになったようです。アニメ版の銀魂では第90話、原作においては第46訓においての「美味しいものほど当たると恐い」では、大家であるお登勢に古くなったカニを捨てるように万事屋のメンバーは頼まれますが彼らはこっそり食べたために入院することになります。
実写映画版において中身の正体が明らかとなっているエリザベスも同じ時期に車に轢かれたために入院することになりました。かつては入国管理局局長として活躍していた長谷川泰三もわがままなハタ皇子に逆らったためにかなり落ちぶれることになります。そんな彼もトラックの運転中に追突され、爆破されてしまったために大怪我を負って病院へ入院していました。
同じ時期に多くの仲間が病院へ入院することになります。トラックを爆破され入院した長谷川泰三は、いつも親切にしてくれる看護婦の内野さんに惚れてしまいますが、ペットであり友人のエリザベスの見舞いに来ていた桂小太郎が同じく彼女に恋をしていると思い込み彼らの恋を応援しようと考えます。看護婦の内野さんは告白されて付き合うことになりますが、それはペットであるエリザベスだったのです。
かっこいい魅力⑤桂一派のナンバー2?
銀魂の実写映画版において魅力的な俳優が中身を演じたことで注目を集めるようになったエリザベスは、紅桜篇において桂一派のナンバー2と呼ばれるようになります。紅桜篇においてはかわいいペットのはずだった彼の中身が主人の桂小太郎になっていたり、口が悪く可愛らしい神楽や眼鏡をかけた新八を助けたりかなり優秀な活躍をしていました。敵を欺くために時には主人の桂小太郎と入れ替わってもいたのです。
辻斬りによって襲われることが多くなった桂小太郎は行方不明となってしまいます。主人である桂小太郎を自分の命よりも大切に思っているエリザベスは探し出そうと万事屋に依頼していました。心配し過ぎた彼がもしかしたら死んでしまったのかもと弱音を吐いた際に眼鏡をかけた新八に殴られたことで、怒ってミンチにするという名言を放った以降は、気弱な新八は彼のパシリとなってしまいました。
桂一派が鬼兵隊の船に攻撃を仕掛けた際に指揮を出していたのは、戦闘能力が高いエリザベスだったのです。桂一派においてナンバー2と呼ばれるようになった彼は、周囲の仲間からは「エリザベス先輩」や「エリザベスさん」と呼ばれるようになり慕われるようになりました。鬼兵隊との戦いの際も仲間の眼鏡をかけた新八やチャイナ服が似合う神楽を両脇に抱えて脱出するなど活躍しています。
かっこいい魅力⑥マスコットとしても人気?
銀魂ではすね毛が生えている足を覗かせることが多いエリザベスの中身はおっさんだといわれています。しかし、マスコットキャラクターとしては人気を集めており、かわいいと評判になっていました。多くのグッズ化がされている彼は、クッションやキーホルダー、フィギュア、ぬいぐるみなどの商品化がされており可愛らしいマスコットキャラクターとしての力を発揮しています。
銀魂のエリザベスの活躍や登場シーン
エリザベスの活躍①初登場
アニメ版の第15話「飼い主とペットは似る」において初登場した可愛らしいエリザベスは、たちまち注目を集めるようになります。彼は主要キャラクターの1人である桂小太郎の傍を片時も離れずに一緒に街を歩くようになりました。初登場してから登場回数が多くなった彼は、登場当初は完全なペットという立場となっています。そのため、珍しいペットをテーマに扱ったテレビに主人である桂小太郎と出演していました。
そのテレビ番組には、賞金目当てで出演していた万事屋からは巨大な犬である定春が登場しています。彼らは出会った瞬間にライバル心を剥き出しにすることになりました。チャンピオンの座をかけてさまざまな競技が行われたのですが、必死に走るエリザベスの被り物の裾からはすね毛の生えた足が見え隠れしていたのです。最終的には主人である桂と無気力な銀時の争いになってめちゃくちゃになってしまいました。
エリザベスの活躍②蓮蓬篇
蓮蓬篇においては謎の宇宙生物となっていたエリザベスの正体が明らかとなっていきました。原作においては41巻、アニメ版においては232話~236話までの内容となっています。プラカードで会話をしていたエリザベスは、ある日突然姿を消してしまいます。後に残されたのは「探さないでください」というプラカードのみでした。家族のように可愛がっていた桂小太郎は心配して万事屋に依頼して彼を探してもらいます。
心配でペットのエリザベスを探している最中に、フミ子と名乗るエリザベスの元カノだという女性が現れました。彼女によって彼の正体が明らかにされていきます。彼は地球侵略をする目的でスパイとして派遣された幻の傭兵部族である蓮蓬の一員だったのです。しかし、主人である桂小太郎を大切に思うようになったエリザベスはその任務を阻止しようと仲間に戦いを挑んでいきました。最終的には地球侵略を諦めさせることに成功します。
エリザベスの活躍③銀魂銀ノ魂編
実写映画版において中身の正体が明らかとなったエリザベスは銀魂銀ノ魂においては、解放軍との戦いが描かれていきました。そこではさらなる彼の正体が明らかとなっていきます。彼の正体は複数の中身で入れ替わっていることが判明していますが、その1人としてドラゴニア(央国星の第一皇子)の存在が浮上したのです。皇子として優秀だった彼は将来的には王位につく存在でした。
崖の下に転落してしまうという不慮の事故によって記憶がなくなってしまった彼は、崖の下に漂っていたエリザベスとして生きていくことになります。主人である桂小太郎を慕って生きていた彼ですが、央国星のクーデターに巻き込まれた際に強く頭を打ったことでかつての記憶を取り戻しました。その後は本来のカリスマ性によってたちまち周囲を魅了し、第二王子である次男のバルカスとも強力な協定を結ぶことができています。
エリザベスの活躍④2年後
最終章においては壮絶な虚との戦いが終結した2年後の時代が描かれています。桂一派として活動していた桂小太郎は総理大臣として国を治めていました。実写版においても活躍しているエリザベスは、ここでも自分の命を捧げてもいいと思っている桂小太郎の傍を離れず、護衛として目を光らせていました。
央国星において優秀で見た目も美しい第二王子(次男)のバルカスもわざわざ地球に訪れているため、彼らの間で交わされた協定によってリーダー気質がある桂小太郎が総理大臣になることができたのかもしれません。お互いに信頼し合っている2人は常に一緒に行動して志を全うしようとしていました。
エリザベスの活躍⑤5年後
実写映画版も好評となっている銀魂の5年後を描いているのが、「万事屋よ永遠なれ」という完結編となっています。5年後が描かれた銀魂で登場したエリザベスは、かつてのかわいい着ぐるみの彼ではありませんでした。顔のみが昔の面影を少し残していますが、身体全体は可愛らしい着ぐるみ感は全くなくなり、筋肉質のマッチョな肉体美を誇っていました。
身体全体はかつての白い色をしていますが、ぴったりとしたスーツに身を包んでいます。罪人として捕らえられた近藤勲と桂一派のリーダーである桂小太郎らを助け出そうとかつては敵同士だった真選組と桂一派は協力して戦うことになりました。真選組の副長としては土方十四郎が現れ、桂一派のナンバー2としては筋肉質な身体になったエリザベスが登場し返り血を浴びながら勇ましく戦っていきます。
銀魂のエリザベスの声優に関する感想や評価
さすがです✨✨✨
— MARIO📡発声オタクボイストレーナー (@MarioHorie) July 24, 2020
当時の関係者が当時のキャラクターについて語ってくれると、タイムスリップしたような感覚になります🍀
高松監督あらためてググッたら、銀魂のエリザベスの声優されてたんですね?!知らなかった!!笑笑
実写版においても活躍しているエリザベスのアニメ版の複数の声優に高松監督の存在があったことに驚いていた人もいました。複数の声優や複数の中身のおっさんの存在があるという独特なキャラクターとなっていますが、そこが彼の魅力となっていたようです。正体は最後まであやふやなところがありましたが、主人である桂小太郎を慕って護り抜こうという彼の志を高く評価している人もいました。
TSUTAYAで借りた銀魂紅桜篇をさっき見たんだがwwwエリザベスの声優がそのへんにいたオッさんてwwwわろたwwwww
— けらすす@2BRO.狂 (@0229_j) January 27, 2015
アニメや実写版においてさまざまな反響が寄せられているエリザベスですが、銀魂紅桜篇においての彼の声優が「そのへんにいたオッさん」となっていることに大笑いしてしまった人も多かったようです。人の名前でなく、「そのへんにいたオッさん」と紹介されていることで彼のキャラクターの面白い魅力がにじみ出ているという評価もありました。彼にはさまざまな魅力が施されているキャラクターとなっていたようです。
銀魂完結編観た!!!!!!!!!めっさかっこよかったけどエリザベスの声優さんが神谷明さんってことに驚いた
— ぴーまん (@toma039) June 29, 2014
銀魂の完結編を見てかっこいいと感じた人は多かったようです。その際に戦闘能力が高く主人である桂小太郎を慕い尊敬しているエリザベスの声優を神谷明さんが務めていたことを知って驚いた人もいました。複数の声優によって演出されている彼は、中身の人物同様に掴みどころがない魅力を放っています。実力のあるさまざまな個性のある声優によって彼の魅力もより洗練されたものになったようです。
銀魂のエリザベスの声優まとめ
可愛い癒し系の要素を持っているエリザベスの声優は複数存在していることで他のキャラクターにはない魅力を放つことができたようです。宇宙生物として地球を征服するスパイとして地球に訪れた彼でしたが、自分を大切してくれる桂小太郎の存在によって彼が存在している地球や人間を愛するようになります。自分の命よりも大切な存在ができたことで彼はより魅力を増していきました。