2020年08月01日公開
2020年08月01日更新
【銀魂】バラガキ篇の重要な伏線や登場キャラは?土方の過去や面白シーンも紹介
銀魂のバラガキ篇の重要な伏線や、ネタバレを含めたあらすじ、登場キャラクターなどを紹介します。銀魂のバラガキ篇は人気の高いエピソードのひとつですが、土方の過去についてや意外なキャラクター同士の繋がりなど、ファンにとって見逃せない要素が満載です。見所となる面白シーンや、アニメの主題歌を担当しているアーティスト、さらにバラガキ篇に関するネット上の感想などもまとめています。
目次
銀魂のバラガキ篇とは?
銀魂といえばギャグ満載の作風が笑いを誘う一方で、思わず涙してしまうこともある長編のエピソードも人気の高いものが多いことで知られています。今回はそんな銀魂の中でも人気の高い長編シリーズのひとつである「バラガキ篇」について、登場しているキャラクターや需要な伏線、物語のあらすじなどをネタバレも含めて紹介します。人気キャラの過去についても明かされる、非常に重要なエピソードは必見です。
銀魂の概要
銀魂のバラガキ篇についてを紹介する前に、まずは銀魂という作品に関する基本的な情報を紹介します。銀魂は空知英秋先生が原作のSF時代劇漫画で、2004年から2018年まで週刊少年ジャンプで連載されていた作品です。コミックスは全77巻で、連載開始当初は順位がふるわず打ち切りも予感させるほどでしたが、74巻までの国内における累計発行部数が5500万部を突破するなど、雑誌を代表する大人気作品のひとつとなりました。
銀魂はテレビアニメ化もされた作品で、第1期の銀魂は2006年4月から2010年3月までの長期に渡り放送されました。2018年までにアニメの第4期までが制作されており、それぞれにタイトルが「銀魂'」「銀魂'延長戦」「銀魂゜」「銀魂.烙陽決戦篇」「よりぬけ!銀魂さん 過去回想篇」「銀魂.ポロリ篇」「銀魂.銀ノ魂篇」といった風に命名されています。このほかにも、劇場版アニメや実写映画化など幅広いメディア展開を見せています。
銀魂のバラガキ篇とは?何話から?
銀魂の長編シリーズのひとつであるバラガキ篇ですが、原作では第365~370訓までにあたる内容で、テレビアニメでは第244~247話のストーリーです。真選組の土方がメインとなるお話で、名門佐々木家の佐々木鉄之助という人物の教育を任された土方は、彼を自身の小姓として雇うことにします。彼の兄は見廻組局長の佐々木異三郎で、真選組と見廻組との間に諍いが生じる中で、さらに攘夷グループの人質事件に巻き込まれていきます。
銀魂のバラガキ篇の重要な伏線・あらすじネタバレ
銀魂の登場キャラクターの中でも高い人気を誇る、土方の過去について明かされることとなるバラガキ篇ですが、続いてはそんなバラガキ篇の中で見られた重要な伏線についてや、アニメのあらすじについてをネタバレと共に紹介します。思わぬ所に伏線が張られていることもある銀魂ですが、放送当時は気がつかなかったという人も、改めて伏線などに注意をしながらアニメを観ると、意外な発見があったりするかもしれません。
あらすじネタバレ①佐々木鉄之助の登場
名門の佐々木家の息子でありながら、赤いキャップにサングラスでラッパーのような風体をした落ちこぼれの佐々木鉄之助は、真選組で教育を受けることとなります。多忙だったこともあり、鉄之助は土方の小姓として働くこととなったのです。鬼の副長と呼ばれる男を前にしても臆することのない鉄之助は、真面目に働くわけでもなければ、チャラチャラとした態度をしており土方は徐々に怒りを募らせます。
局長である近藤勲は、真選組を追い出されてしまえば鉄之助の行き場が無くなってしまうと心配しており、稽古中にボールを顔面にぶつけられても鉄之助のチャラチャラとした態度を咎めることもありません。仲間を引き連れてパトロールに出る鉄之助は、パトカーの中でもヒップホップを大音量で流していました。そんな鉄之助に対して、土方は「生き方を変えられないのはただのガキだ」と真剣に説教をしたのです。
あらすじネタバレ②公務執行妨害で逮捕される銀さん
そんな言葉にも「自分は生まれつきの落ちこぼれだ」と聞く耳を持たない鉄之助は、下げられてしまった音楽のボリュームを再び上げてパトカーを走らせました。そこに並走してきたバイクが目につき、鉄之助は「何見てんだ」と相手に声をかけました。その相手が銀時だと気付いた土方は鉄之助を止めようとしますが、言葉を聞き取りきれていない銀時とすれ違いを続けたまま突然のラップバトルが開始されます。
なぜか銀時が勝利しますが、そこに突然現れた見廻組の車によって撥ね飛ばされた銀時は、公務執行妨害で逮捕されてしまいます。見廻組局長の佐々木異三郎が姿を現すと、真選組のファンだと言いながら土方たちを貧しい者の集いとバカにする物言いをします。そんな組織の中であれば落ちこぼれの鉄之助も使い道があると考えたものの、期待外れであったために斬り捨てて良いと言う異三郎の携帯電話を、土方は斬り捨てました。
あらすじネタバレ③妾の子
この一見により心を入れ替えた鉄之助は、とても爽やかな別人のように変身します。妾の子であり異三郎とは義理の兄弟の鉄之助ですが、そんな鉄之助に近藤は「トゲだらけのようで手の付けられない子供のことをバラガキという」と話します。土方はかつてそう呼ばれており、鉄之助と同じく妾の子であったのだと知りました。義理の兄である為五郎だけは彼を可愛がりましたが、夜盗から自分を庇ったことで義兄は目を潰されたのです。
それ以来家に寄り付かなくなった土方は、「バラガキのトシ」と呼ばれるようになります。居場所のないはみ出し者の気持ちがよくわかる人物なのだと知った鉄之助は、澄んだ瞳で土方の背中を見つめていました。外見だけではなく中身も別人となった鉄之助は、土方を相手に剣術の稽古にも励むようになります。「TOSHI」という呼び方も副長へと変わり、隊士を相手にも敬語を使って言葉を交わすようになったのです。
あらすじネタバレ④潜入捜査をする銀さん
逮捕をされた銀時は、沖田に苦情を申し立てて鉄球を振り回していました。そこに現れた異三郎と対立した空気を見せる沖田は、「真選組に愚弟というゴミを押し付けた」という異三郎に、「不燃ゴミかと思えば燃えるゴミだった」と暗に根性のある人間だったことを伝えます。異三郎から誤認逮捕の慰謝料を得ることができなかったと嘆く銀時が金に困っていると知ると、異三郎は銀時に仕事を紹介すると話しました。
稽古を終えてボロボロになった鉄之助は、土方の過去に対して「義兄は恨んでなどいない」と話します。怒ったように見えた土方ですが、翌日鉄之助に自身の義兄に宛てた手紙を投函してくるよう仕事を任せました。そんな鉄之助を狙う攘夷グループ・知恵空(ちぇけら)党が彼に迫ります。そこに新入りとして潜入させられていたのが銀時でした。裏切り者である鉄之助を人質にして局長二人の首を獲ろうと計画していたのです。
あらすじネタバレ⑤別動隊
鉄之助を救うために真選組と見廻組が集いますが、鉄之助が攘夷グループと繋がりを持っていたことを異三郎は知っていたことに気がつきます。元は反政府組織の人間であった鉄之助を小姓とした上に、人質に取られ死亡させた責任を、真選組になすりつけようとしていたのです。そのことに土方は怒り異三郎に掴みかかりますが、現れた今井信女が刀を抜こうとします。刀身を刀で貫きそれをいち早く止めたのが沖田でした。
真選組と見廻組の隊士の間で、今にも争いが起こりそうな張り詰めた空気が流れます。そこに現れた攘夷グループにより対立がさらに煽られるかに思われましたが、異三郎と対峙した土方は不敵な笑みを浮かべます。表では注意を引き付ける目的も兼ねて諍いを起こす一方で、裏手に回り込んだ近藤と沖田たちが鉄之助を救うため別動隊として密かに動いていたのです。しかしそこには、見廻組の別動隊として信女の姿もありました。
あらすじネタバレ⑥佐々木異三郎VS土方十四郎
異三郎と土方が対峙する一方で、別動隊もまた攘夷グループの見張りを次々と倒していきます。敵を容赦なく斬り捨てていく信女の姿に、近藤はこのままでは鉄之助の首までもを落としかねないと危惧します。けれどそんな信女の標的となり足止めをする役目を引き受けたのは、同行していた沖田でした。沖田に対して自分と同じく人殺しの目をしているという信女に、沖田は劣らない動きで応戦していきます。
真選組と見廻組の隊士たちに囲まれる中で、異三郎と土方が一対一の死闘を繰り広げていました。刀だけでなく拳銃も使う異三郎に苦戦しながら、必死に食らいついていきますが、動きを先読みされてしまい土方は地面に倒れてしまいます。決着がついたことを喜ぶ攘夷グループでしたが、義弟が人質であるにも関わらず、突撃命令を下す異三郎に動揺します。最終手段として、機密文書と勘違いをした土方の手紙を持ち出しました。
あらすじネタバレ⑦手紙の中身
鉄之助は土方が義兄に宛てたと思い込んでいましたが、その手紙の行き先は屯所宛てで、中身は異三郎に宛てたものだったのです。そこに書かれていたのは、以前とは変わろうとしている鉄之助を家族として迎え入れてやってほしいという内容でした。手紙は時間の無駄だったという異三郎が突撃命令を下しますが、足を止めた隊士たちの向こうには、再び立ち上がった土方の姿がありました。銃弾を貫いた土方の刀は異三郎をも貫きます。
そうしている間にも攘夷グループの所へ辿り着いた見廻組の隊士が、奇襲を仕掛けます。盾にされた鉄之助もろとも攻撃を受けて、間に合わなかった土方は愕然とします。その時異三郎の携帯が鳴ります。奇襲の誘導をしていたのは銀時で、鉄之助に襲い掛かった隊士たちを斬り捨てていたのです。土方の煽りに乗り縛られたままの鉄之助を建物の上から蹴り落とす銀時ですが、その下では山崎退が彼を受け止めていました。
あらすじネタバレ⑧伏線と兄弟
対立すると見せかけた土方と銀時でしたが、人質がいなくなると息の合った動きで見廻組を倒していきます。その隙に乗じて逃げ出そうとする攘夷グループですが、ドSバッティング対決をする沖田と信女やあんぱん攻撃を仕掛ける山崎などに次々と倒されていきます。騒動の中で攘夷グループは捕縛され、見廻組の隊士たちが真選組の隊服を着せられていることに気がつきます。勝利を得た真選組は、鉄之助の命を救うことができました。
瓦礫の上に腰かける異三郎の所に、高杉晋助が姿を現します。いずれまた会うことになるという異三郎のセリフは、今後の伏線にも繋がる重要なシーンです。土方の義兄に手紙を届けるために、銀時のバイクに乗った鉄之助は墓前で為五郎の妻に会いました。そこで土方が毎年義兄に手紙を送っていたことを知った鉄之助は、自分の書いた手紙は渡せないとそれを持ち帰り、紙飛行機にして空に向かって飛ばしたのでした。
銀魂のバラガキ篇で活躍した登場キャラ
銀魂のメインキャラクターの過去の掘り下げもあり、今後への伏線も張られているバラガキ篇ですが、バラガキ篇で新たに登場したキャラクターにも注目です。続いては佐々木異三郎と今井信女というキャラクターについても順番に紹介します。銀魂のアニメを観ていた時には気がつかなかったという人も、改めて伏線となったシーンやキャラクターについてを知ることで、さらに銀魂という作品を理解できるはずです。
登場キャラ①佐々木異三郎
見廻組の局長である異三郎は、エリートが口癖の嫌味なイメージのあるキャラクターです。血も涙もないような淡々とした性格をしている一方で、携帯電話でのメールのやり取りには「〇〇だお」などといった、独特の口調に変化するというギャップもある人物です。さらに異三郎は銀魂の今後の展開において重要な役割をもつ人物で、異三郎に関連した出来事は銀魂自体のテーマにも関係する、ある意味では存在が伏線のような人物です。
登場キャラ②今井信女
長い髪に無表情が特徴的な信女は、長身の刀を手に舞うような動きで敵を次々に斬り捨てていきます。沖田との対戦で見せたように、規制音が入るような単語も平気で口にしてしまう一面や、ドーナツにつられて飛びつくようなかわいらしい一面も持っているキャラクターです。しかし一度刀を抜くと目的を達成するまで周囲を巻き込み刀を振り続けるという、非情とも取れる機械的な恐ろしい面もあるキャラクターです。
銀魂のバラガキ篇の土方の過去や面白シーンなどの見所
銀魂らしさも残しつつ重要な伏線も見て取れるバラガキ篇ですが、どんなシーンが見所なのか気になった人もいるかもしれません。続いては銀魂のバラガキ篇で観られる面白いシーンについても、少しだけ紹介します。すでにアニメを観たという人も、銀魂の原作ファンも、改めて復習をすることで気がつかなかった伏線を見つけたり、キャラクターの魅力を再確認することもあるはずです。
見所①土方の過去
銀魂のバラガキ篇の大きな見所のひとつといえば、やはり土方の過去について明かされる点ではないでしょうか?これまでの銀魂においても数々のエピソードに関わってきた土方は、視聴者にとっても十分思い入れのあるキャラクターになっているはずです。そこで明かされる生い立ちや義兄との悲しい過去のエピソードに、ますますキャラクターに愛着が湧いたり興味を持った人もいたはずです。
見所②事件の裏にいる高杉
銀魂のバラガキ篇では、思わぬ人物も登場していました。高杉といえば銀時とは因縁のあるキャラクターですが、エピソードのラストで異三郎とも関わりのある人物だったことが明らかとなりました。高杉は江戸を更地にするという目的を持っている人物でもありますが、バラガキ篇では異三郎の口からも同様の発言が飛び出したことから、今後のストーリーの重要な伏線に繋がっていることが読み取れます。
見所③ポニーテールの銀さん
銀魂のバラガキ篇の見所のひとつに、主人公である銀時の髪型も挙げられます。普段は天然パーマのショートカットをしていますが、今回は変装する必要があったためか、ウィッグらしきポニーテール姿を披露しています。さらに土方を前にした銀時は、自身が伝説の攘夷志士の「白夜叉」であることも口にしていました。いつもは無気力な銀時の好戦的な態度も相俟って、銀時の魅力を再確認したファンも多かったのではないでしょうか?
銀魂のバラガキ篇のアニメ主題歌
あらすじを読むだけでも見所満載のエピソードであることがわかる銀魂のバラガキ篇ですが、アニメではどんなアーティストが主題歌を担当していたのか、気になる人も多いはずです。続いてはアニメの銀魂でバラガキ篇の主題歌を担当したアーティストと楽曲についても紹介します。銀魂のアニメ主題歌は良曲が多いことでも知られていますが、バラガキ篇も例に漏れず何度も聴きたくなる楽曲が主題歌に起用されています。
アニメ主題歌は「ワンダーランド」
アニメ銀魂のバラガキ篇の主題歌のタイトルは、「ワンダーランド」です。ガールズバンドでありながら力強さを感じられる楽曲で、ギター音のかっこよさなどにも注目したい一曲です。爽やかさもありながら疾走感のある曲調は、重たいだけではなく未来に希望が持てるような、本編のストーリーにもとてもよくマッチした主題歌に仕上がっています。
「ワンダーランド」を歌う歌手は?
アニメ銀魂のバラガキ篇で主題歌を担当したのは、女性4人組のロックバンド「FLiP(フリップ)」です。中学と高校の同級生たちに声をかけて結成されたバンドで、2005年から活動をスタートさせて以来ライブハウスなどで活動を行っていました。2010年にメジャーデビューを果たし、4枚のシングルと5枚のミニアルバム、3枚のフルアルバムを発売しています。2016年3月5日のラストライブをもって活動を休止しています。
銀魂のバラガキ篇に関する感想や評価
銀魂ファンからの人気も高く、伏線にも注目のバラガキ篇ですが、アニメを観たり原作を読んだ人からはどのような評価を得ているのかも気になるところではないでしょうか?続いては銀魂のバラガキ篇に関するTwitter上での、感想や評価についても少しだけ紹介します。
バラガキ篇やっぱり好き☺️☺️土方さんがかっこよすぎる😭❤️銀魂って何でこんなに面白いんじゃあああ😭😭😭
— あっきぴ (@akipix1013) July 30, 2020
バラガキ篇で土方のかっこよさを再確認した、というファンの声も多いようです。落ちこぼれといわれた鉄之助を見捨てることなく、自分と境遇の似た鉄之助を命がけで救おうとする姿に、胸を撃たれるのも無理はありません。信念をもって動く真選組の隊士たちの姿にも好意的な意見が見られました。
土方さんは本当に優しくてかっこいいな…バラガキ篇の手紙、少しでも異三郎さんに鉄くんの頑張りをわかってほしい認めてほしいという思いを込めて書いたと思ってて、土方さんが鉄くんに向ける優しさはもちろんだけど、異三郎さんにもこういうものが響く良心があってくれという願いも込められた手紙だと
— jiri (@jirijiri0509) July 30, 2020
異三郎に宛てた手紙の内容に感動したという声もありました。普段は鬼の副長と呼ばれ怖い一面もある人物ですが、そんな土方が鉄之助のことを思い彼に持たせた手紙には、あらゆる感情が込められているのではないかと想像を膨らませたファンも多かったようです。
バラガキ篇の信女と沖田のシーンほんとにかっこええ
— S-みつき-K(みつき🐾) (@mi_i_to_s2) November 16, 2019
戦闘シーンも楽しむことができるバラガキ篇では、土方に次いで活躍を見せる沖田の姿がかっこいいという感想も多く見られました。普段はバズーカを使い土方の命を狙っている印象の強い沖田ですが、銀魂の作中でもかっこいい見せ場は多く、今回もギャグを挟みながらも苦戦することなく瓦礫の山に信女を沈めていく姿が女性ファンのハートを撃ち抜いていました。
銀魂のバラガキ篇まとめ
銀魂のバラガキ篇について、ネタバレを含めたあらすじや気になる伏線、見所などをまとめて紹介しました。これまで真選組のエピソードにはあまり注目してこなかったという人でも、興味を持つことができたのではないでしょうか?
現在はすでに最終回を迎えている銀魂ですが、この機会に改めて原作を読み返したりすることで、連載当時には気付くことができなかった要素などを見つけることもあるかもしれません。最終話までを一気読みできる今だからこそ、人気エピソードの数々を含めたストーリーを1から見直してみてはいかがでしょうか?