2019年04月25日公開
2019年04月25日更新
【銀魂】さらば真選組編の佐々木異三郎はどんなキャラ?悲しい過去や名言まとめ
漫画銀魂に登場する佐々木異三郎は特殊武装警察・見廻組局長を務めるメガネをかけた威圧感のある人物です。佐々木異三郎は刀と銃を併用して戦うという驚異的な強さを秘めた人物であり、真選組創立に深く関わりました。しかし作中で佐々木異三郎は信女と共に真選組と天導衆を消し去るため、銀時達の前に立ちはだかりました。本記事ではそんな佐々木異三郎の過去や名言、モデルなどについてまとめました。また記事の後半では佐々木異三郎の最期や信女の由来、声優などもご紹介しますので、是非最後までご覧ください。
佐々木異三郎とは?
銀魂の作品情報
本記事では漫画銀魂に登場する佐々木異三郎というキャラクターについて作中での最期や名言、過去などを信女の由来なモデルとなった人物を交えてご紹介していきます。また記事の後半では佐々木異三郎の声優や感想などもご紹介していきますので、佐々木異三郎ファンの方は是非最後まで本記事をお楽しみください。ではまず初めに漫画銀魂の作品情報やあらすじ、佐々木異三郎のプロフィールなどをご紹介していきます。
銀魂の概要
銀魂は2004年から2018年まで「週刊少年ジャンプ」に連載していた空知英秋の漫画作品です。漫画銀魂は宇宙人である天人に開国を強要された江戸時代が舞台となっており、江戸時代では考えられない代物が多数登場するSF作品となっています。また漫画銀魂はギャグやバトル、人情が詰め込まれた作品となっており、作者の空知英秋は漫画銀魂を「SF人情なんちゃって時代劇コメディー」と表現しています。
そんなSF漫画銀魂の特徴は優れたギャグセンスとシリアスなバトルの融合であり、累計発行部数5500万部を超える大ヒットを記録しました。この人気から漫画銀魂は2006年から2018年にかけてアニメ化され、2017年には実写映画が公開されることになりました。他にも漫画銀魂はゲームやスピンオフ作品が制作されており、今現在も多数のメディアに取り上げられています。
そんな大人気漫画銀魂ですが、2018年に連載が終了したものの物語が完結することがありませんでした。また多くのファンからは再度連載して欲しいという声が多数寄せられることになりました。このことで漫画銀魂は今現在「銀魂公式アプリ」で続きが連載されることになり、多数のファンは歓喜することになりました。もしご興味ある方は是非「銀魂公式アプリ」で連載されている漫画銀魂をチェックしてみてください。
銀魂のあらすじ
時は江戸時代末期、宇宙人である天人達の来襲から20年の時が経とうとしていました。そんな中剣術道場の後どりである志村新八は剣術の才能が見出せないことからアルバイトをして生活を送っていました。するとそんな志村新八の前に坂田銀時という今は無き侍魂を持った人物が現れます。志村新八はその坂田銀時の男気に惹かれ、侍魂を学ぶために坂田銀時が運営している何でも屋である万事屋で働くことにします。
志村新八が万事屋で働くことになってからすぐに宇宙最強の傭兵一族である夜兎族の神楽と巨大な犬定春が万事屋に転がり込んでくることになります。そして志村新八は万事屋で江戸に起こる様々な事件に巻き込まれることになってしまい、真選組や坂田銀時の盟友である桂小太郎などと面識を深めていきます。元々か弱い少年であった志村新八は様々な仲間と出会うことで少しずつ侍として成長していくことになるのでした。
佐々木異三郎のプロフィール
銀魂に登場する佐々木異三郎はバラガキ篇で初登場した人物であり、特殊武装警察見廻組の局長を務めています。佐々木異三郎は年齢や身長などは一切不明であり、一つ分かっているのが圧倒的強さと頭脳を持った文武両道の人物ということだけです。佐々木異三郎は刀と銃を併用して戦う人物であり、佐々木異三郎の驚異的な頭脳を含むと漫画銀魂の中でもトップクラスの強さを秘めています。
そのことで佐々木異三郎は「剣をとれば二天、筆を取れば天神」、通称「三天の怪物」とあだ名され、周囲から恐れられています。そんな佐々木異三郎は非常にエリート意識が強い人物であり、真選組に対して無礼な態度を取るなど人を馬鹿にする性格をしています。また佐々木異三郎は信女と共に真選組を消そうと企んで高杉晋助と手を組むなどの行動をしており、漫画銀魂を代表する悪役の一人に数えられています。
佐々木異三郎のニックネーム
佐々木異三郎は「剣をとれば二天、筆を取れば天神」、通称「三天の怪物」という異名の他に様々なニックネームを持っています。まず佐々木異三郎はその名前から「いさぶろう」や「さぶちゃん」と周囲から呼ばれています。また佐々木異三郎は長い顔が特徴の人物であり、「顔の長いおじさん」とバカにしたニックネームも付けられています。
佐々木異三郎は冷酷無比な性格と「三天の怪物」というあだ名から当初は堅物のキャラクターであるという印象を与えていました。しかし佐々木異三郎は作中でギャグ回ではボケ役に回り、真選組や万事屋と面白いドタバタ劇を繰り広げました。このことで佐々木異三郎は悪役という立場でありながら、どこか憎めないキャラクターとして読者に印象付けられることになりました。
佐々木異三郎は携帯が好き
佐々木異三郎は漫画銀魂に初登場した際、携帯を使うのが苦手でした。しかし今現在佐々木異三郎は携帯依存症となってり、非常に携帯に対して執着心を持っています。そして携帯依存症となった佐々木異三郎は真選組の土方十四郎から携帯を無理やり奪い、「サブちゃん」という名前で勝手にメールアドレスを登録しました。さらに佐々木異三郎は仕事をしている銀時にもしつこくメールを送ったりしていました。
佐々木異三郎はメールが苦手
元々携帯が苦手であった佐々木異三郎は特にメールを送ることに苦戦していました。佐々木異三郎はメールを妻に送ろうとしてもなかなか思い通りにいかず、いつもは見せない困り顔を見せます。しかし佐々木異三郎はこのメールに対する苦手意識を克服します。佐々木異三郎は銀時とメールアドレスを交換した際、しょこたん風の文面でしつこくメールを送る続けます。
これに銀時は佐々木異三郎を「ギザウザス」と批評し、携帯を捨ててしまいます。すると佐々木異三郎は携帯を捨てた銀時に自分のメールアドレスを登録した携帯を新たに手渡します。さらに佐々木異三郎は信女に徳川喜喜が銀時に殴られている写真を送るなどメールが苦手な人物だとは思えない行動を見せます。もしかすると佐々木異三郎は携帯を必死で覚えたことで携帯依存症となってしまったのではないでしょうか。
佐々木異三郎の過去
過去①浪士組
本記事の本題である佐々木異三郎の最期やモデル、声優などをご紹介する前に佐々木異三郎の過去をご紹介していきます。佐々木異三郎はならず者を雇って治安維持に役立てようと真選組の元である浪士組設立を提案しました。その中で佐々木異三郎は浪士組をまとめている近藤勲に憧れを持つようになります。そんなある日当時の将軍である徳川定定が子供達を使って一橋親子を暗殺し、その責任を真選組に押し付けようと計画します。
一橋親子暗殺のために集められたその子供達の中には骸の姿もありました。その当時新婚であった佐々木異三郎は子供が生まれようとしており、今回の暗殺計画で子供が使用されることに抵抗を感じます。そして佐々木異三郎は上司の松平栗虎と共に暗殺計画を阻止しようと企みます。そして佐々木異三郎は一橋親子に情報を流し、真選組撃退に成功し、多くの子供達の命を守ることになったのでした。
過去②骸(むくろ)
暗殺計画の阻止に成功した佐々木異三郎ですが、今回の計画が朧に察知されてしまい、妻と生まれたばかりの子供が無残な最期を迎えてしまいます。その現場には骸の姿があり、絶望した佐々木異三郎は江戸幕府に対して強い恨みを抱きます。そして佐々木異三郎は幕府を転覆させるために暗躍を開始し、自らの妻子の無残な最期の原因である下手人を名乗る骸を利用し、江戸幕府に復讐しようとします。
佐々木異三郎は骸を幕府に対する復讐のための道具にし、最期は自分を骸の剣で斬られようとしていました。しかし佐々木異三郎は骸が本当は下手人ではなく、自分の妻子を守ろうとしていたことに気付きます。そして佐々木異三郎は元々子供に付ける名前であった信女という名前を骸に与えるのでした。
佐々木異三郎の名言集
メールが来るのを祈ってみたお…
携帯依存症である佐々木異三郎は銀時に対して「メールが来るのを祈ってみたお☆P.S.ウサギって寂しいと死んじゃうんだよ」という文面でメールを送ります。佐々木異三郎はなぜかいつもの姿からは想像できないしょこたん風の文面を書いています。このメールを見た銀時は腹を立て、「ギザウザス」と佐々木異三郎のメールを表現しました。
私のためにその剣を使い続けろ。…
佐々木異三郎は幕府の策略によって妻子を見るも無残な最期にされてしまい、絶望感に苛まれます。無気力となってしまった佐々木異三郎は新しい世界が良いものになることを信じて全てを破壊するという曲がった答えにたどり着きます。そして佐々木異三郎は信女である骸に「私のためにその剣を使い続けろ。そして来るべき時が来たらその剣で私を斬れ。それが私の復讐だ。」と告げるのでした。
信じてよかった…
佐々木異三郎は信女と行動を共にするうちに親子の絆が芽生えていました。そして佐々木異三郎は最期に父親の優しさを心に宿します。信女という名前は友達がたくさんできる優しい子になるようにという思いが込められており、真女に「信じてよかった。友達が沢山いて皆と仲良く出来て優しく頑固な信女さん」語ります。佐々木異三郎の心は最期に信女を本当の娘と思うようになったのでした。
佐々木異三郎が登場するさらば真選組篇
さらば真選組のネタバレ
さらば新選組篇の最初、将軍である茂茂が暗殺されたことで不義の罪を被った松平と近藤が投獄されてしまいます。そして真選組は解体されることになり、佐々木異三郎が実権を握ることになりました。これに真選組は反発し、近藤が脱獄することになります。このことで江戸の街は動乱の嵐に包まれることになり、佐々木異三郎はこの事態を収拾するべく近藤達がいる黒縄島に部下である見廻組を連れて向かうのでした。
そして佐々木異三郎は土方十四郎と対峙します。その頃真女はかつて起こった事件について語り始めます。かつて佐々木異三郎は一橋親子暗殺を阻止したことで妻子を殺され、絶望します。そして佐々木異三郎は高杉晋作に似た歪んだ心を持つようになり、幕府を転覆させようとします。佐々木異三郎は全てが解決した後、信女に斬られるつもりであり、信女を幕府転覆のための道具とするのでした。
佐々木異三郎の真の目的
元々佐々木異三郎は警察庁長官となり、野蛮な振る舞いをすることで悪者になろうと考えていました。そして佐々木異三郎の計画通り真選組が攻撃を仕掛けてくることになり、佐々木異三郎は新たな国を創ることも視野に入れます。さらに佐々木異三郎は天導衆の攻撃に遭い、新たな目的を掲げます。その目的とは真選組と天導衆、江戸幕府の全てを消すという野望でした。
佐々木異三郎の最期
佐々木異三郎は最期天導衆との戦いに敗れ、瀕死の状態になってしまいます。すると真女が姿を現し、佐々木異三郎は信女に自分が道具として利用したことを明かします。しかし真女は家族を守ることが出来なかったことを話し、佐々木異三郎の告白に動じることはありませんでした。その後佐々木異三郎は黒縄島から脱出する信女と鉄之助を敵の攻撃から守るため、奈落の船が放つ砲弾を受けるのでした。
佐々木異三郎に関する4つのこと
モデルは佐々木只三郎
ここからは佐々木異三郎についてモデルや声優などの予備知識をご紹介していきます。ではまず初めに佐々木異三郎のモデルとなった人物をご紹介します。佐々木異三郎のモデルとなったのが江戸時代に実在した佐々木只三郎という人物です。モデルとなった佐々木只三郎は尊王攘夷派の志士から恐れられる京都見廻組のリーダーを務めており、佐々木只三郎をモデルにした佐々木異三郎と非常にそっくりな人物です。
またモデルの佐々木只三郎は佐々木異三郎と同じく新選組と非常に仲が悪かったことが記録に残っています。そんなモデルの佐々木只三郎は松平容保の命令で坂本龍馬を暗殺したといわれています。しかし佐々木只三郎は鳥羽伏見の戦いで壮絶な最期を迎えました。またモデルの佐々木只三郎は刀しか使用しない見廻組の中で唯一銃で戦った記録があります。もしかするとこの戦い方も佐々木異三郎のモデルになったのではないでしょうか。
佐々木異三郎と佐々木鉄之助
佐々木鉄之助は妾が生んだ佐々木異三郎の異母兄にあたる人物です。妾の子である鉄之助は佐々木一族から嫌われたことで問題児となり、様々な場所をたらいまわしにされた挙句真選組に配属されることになりました。鉄之助は真選組で土方と出会ったことで真面目で立派な人物に生まれ変わります。しかし鉄之助はかつての仲間に近藤勲と佐々木異三郎2人の命を要求するための人質にされてしまいます。
佐々木異三郎は強硬手段を取ろうとするのですが、真選組と万事屋の活躍で無事救い出されました。しかし兄に見捨てられた鉄之助ですが、ピンチに陥った佐々木異三郎を助ける行動に出ます。このことで佐々木異三郎は鉄之助の将来を案じ、命を懸けて鉄之助を庇うのでした。
信女の由来とは
佐々木異三郎はエリートであることが逆にデメリットとなり、子供の名前を考えるのに苦戦します。佐々木異三郎は子供の名前に意味を込めよと考えすぎたのです。そして悩んだ挙句佐々木異三郎は最後まで元気でいてくれるよう祈り、信女という名前に決めました。
佐々木異三郎の声優は森川智之
最後に佐々木異三郎を演じた声優をご紹介します。アニメ版銀魂で佐々木異三郎を演じた声優は日本の男性声優である森川智之です。声優の森川智之は真面目な役やライバルにあたる役など様々なキャラクターの声優を務めており、非常に優れた演技力の持ち主です。アニメ版銀魂でも佐々木異三郎の冷徹なキャラクターを見事に演じています。
そんな声優の森川智之の代表作にあたるのが「ジョジョの奇妙な冒険」のディアボロや「中間管理職トネガワ」の利根川幸雄です。また森川智之はアニメ以外に映画の吹き替え声優も務めており、今現在も様々な方面で活躍し続けています。
佐々木異三郎に対する感想や評価は?
佐々木異三郎さんほんとかっこいいなぁ
— キオラ (@kioraaa) February 7, 2013
佐々木異三郎は悪役にピッタリといえるダンディでクールなキャラクターです。また佐々木異三郎は強さの他に頭脳を持った人物であり、銀魂の中でもトップクラスの悪者です。この佐々木異三郎を見た視聴者からはかっこいいという感想が多く寄せられていました。
私はこのシーンが本当に大好き😢
— 今までありがとうございました (@yusa_yukisakura) December 10, 2018
地元に残してきた
お互い好きだけど
好きだから付き合わない人に
こう思う……
いつかこんな私でも結婚できたら
女の子生まれたら「信女」ってつけたい#銀魂 #信女 #佐々木異三郎 pic.twitter.com/necVIjIuyh
佐々木異三郎に関する感想では信女と話す最後のシーンが感動したという感想も見受けられました。佐々木異三郎は最後道具として利用してきた信女を本当の子供と捉え、信女と名付けた理由を明かします。このシーンはさらば真選組篇で一番感動するシーンであり、多くの視聴者の記憶に刻まれることになりました。
佐々木異三郎おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお、
— ナッツミー (@natsummmi_0613) July 25, 2012
メールかわいいいいいいてか森川。。。
好き、さすがです帝王。
携帯依存症である佐々木異三郎が銀時にメールを送る際、しょこたん風の文面で送信するといういつもの姿からは考えられない行動をします。これを見た視聴者からは佐々木異三郎がかわいいという感想が多く寄せられていました。文武両道でかっこいい佐々木異三郎ですが、このメールの文面も魅力の一つとなっています。
佐々木異三郎の銀魂まとめ
本記事では銀魂に登場する佐々木異三郎がどのようなキャラクターなのかまとめてご紹介しました。佐々木異三郎は家族を失った過去から冷徹な人間となってしまい、悪者と化しました。しかし佐々木異三郎は最後本来持つ優しい心を取り戻し、敵の攻撃から信女と鉄之助を庇います。この最後のシーンは多くの視聴者を涙させることになり、今なお佐々木異三郎はファンを集めています。