【約束のネバーランド】最終回（181話）のあらすじをネタバレ！結末と感想は？

2020年6月15日に最終回（181話）を迎えた「約束のネバーランド」は、鬼滅の刃に並ぶジャンプの人気作品の一つで、エマとその家族との再会と感動の結末が大きな話題を呼びました。以下では、「約束のネバーランド」の最終回（181話）のあらすじと結末ネタバレ、最終回（181話）で残された謎、続編やアニメ2期、約束のネバーランドの最終回に関する感想や評価を紹介します。

白井カイウ原作・出水ぽすか作画による「約束のネバーランド」は、週刊少年ジャンプにて2016年～2020年に連載されていたダークファンタジー作品で、単行本は2020年7月時点で計19巻が刊行されています。物語は、鬼の食糧として育てられた孤児院育ちの主人公たちが、人間の世界を目指して奮闘・成長していき、自分たちの運命をかえていく姿を描いています。

孤児院グレイス＝フィールドハウスで暮らす少女・エマは、血縁関係はないものの実の兄弟として育った子供たちと共に、彼らの育ての親であるママことイザベラの愛情を受けながら、楽しい日々を送っていました。ある日、6歳のコニーが里親の元へ向かった直後、コニーが大事にしていたぬいぐるみを忘れていたことに気付いたエマは、ノーマンと共に近づくことが禁止されていた門へ向かいます。

その先では、変わり果てた姿のコニーが、鬼の食用肉として出荷される所であり、それらを目撃したエマとノーマンは、孤児院の正体や人間を喰らう鬼の世界にいることを知ります。そして、鬼に食べられてしまう運命を変えるべく、エマは、ノーマン・レイ・ドン・ギルダ共に、子供たち全員で孤児院を脱獄する計画を立て、秘密裏に準備を進めます。

しかし、エマたちの計画は、彼らのママで農園の飼育監・イザベラに見抜かれ、脱獄計画は難航します。そんな中、グレイス＝フィールドに新たなシスターが派遣され、ママの座を狙う彼女は、子供たちと協力関係を結ぶことで、イザベラの失脚と農園脱獄を試みます。しかし、戦いに敗れたシスターは出荷され、イザベラに脱獄の下見を見つけられた挙句、ノーマンの出荷が告げられてしまいます。

そして、エマやレイたちの尽力により、農園の脱獄の準備が整うと、エマは年少組で一番賢いフィルに真実を伝えます。その後、最低1年半待たないと出荷されない年少組をグレイス＝フィールドに残したエマたちは、決死の覚悟で農園からの脱獄に成功します。しかし、安心したのも束の間、今度は鬼の下等種や農園の追手が迫り、エマたちは、逃亡生活を余儀なくされます。

そんな中、鬼の少女・ムジカとソンジュに助けられたエマたちは、この世界の成り立ちについて聞かされます。人を食べる鬼は昔から存在しており、1人のフクロウを飼う人間によって世界のすみ分けが提案され、その約束が今も続いていることを聞かされます。同時に、エマたちは、食用として鬼の世界に残された人間の子孫であることを知ります。

また、彼らの話では、鬼と人間の世界を行き交いすることは不可能とされているが、農園への供給目的で人が鬼の世界に渡っている事実を聞かされます。その後、目的地であるミネルヴァの地下シェルターに辿り着いたエマたちは、その先で生存者と思われるオジさんと遭遇します。その後、密猟者に捕まったエマは、ゴールディ・ポンドに連れていかれ、そこで生存する新たな食用児と合流します。

オリバーをリーダーとするゴールディ・ポンドの食用児たちは、風車を拠点に何か月から何年も生き延び、この狩場を終わらせるための計画を練っていました。そして、風車と森に繋がる抜け穴の扉の奥に侵入するエマたちは、ウィリアム・ミネルヴァと名乗る男から電話を受け、「七つの壁」に向かうように指示されます。その後、悪戦苦闘の末、エマたちは秘密の猟場の破壊に成功し、ゴ―ルディ・ポンドを後にします。

その頃、農園の子供たちの脱出を受けて、ピーター・ラートリーは、部下たちに脱獄した食用児の捜索と殺害を命じていました。一方、シェルターに戻ったエマたちは、隠し部屋に備えられた電話から支援者による、モールス信号を受け取り、敵はピーター・ラートリーであることを知らされます。その後、古文書を頼りにクヴィディダラに辿り着いたエマは、ある光景を目撃し、約束を結び直せる場所を確信します。

しかし、ラートリーの部下たちにシェルターにいることを突き止められるも、ルーカスとユウゴの決死により、エマたちはその場を逃れることに成功します。そして、鬼のいない世界を望むエマたち食用児と、野心に燃えるピーター・ラートリーの戦いは、グレイス＝フィールドを舞台に繰り広げられ、そこではグランマに就任したママことイザベラの姿がありました。

一時は、窮地に追い込まれたエマたちでしたが、イザベラ率いるママやシスターたちも、ピーターに歯向かう事を決意し、愛する子供たちの未来を守るべく、銃を構えます。そして、追い詰められたピーターは、エマたちの強い意志に屈し、自らの負けを認め命を絶ちました。一方、王都ではレウウィス卿の働きかけにより、現政権の解体と共にの農園の廃止が宣言され、ムジカが新しい国の女王に選ばれました。

その後、元農園に侵入した鬼から子供達を庇ったイザベラは、エマたちに看取られながら静かに息を引き取り、残されたシスターたちは、子供達の提案で共に人間界に行くことを決意します。そして、食用児から人間になったエマは、あの方との約束を履行し、家族そろって人間の世界に転送されました。

そして、2047年11月の世界に辿り着いた子供たちは、パリやエジプト、スクランブル交差点など、あらゆる場所へ転送され、ピーターの叔父マイク・ラートリーによって順次保護されました。ノーマンやレイをはじめ、グレイス＝フィールドの子供たちが次々と発見される中、エマは雪国へ転送され、1人のおじさんに保護されます。しかし、エマは自分の名前を含めた一切の記憶を失っていました。

最終回（181話）では、記憶を失ったエマとかつてグレイス＝フィールドで共に育った家族との再会が描かれ、幾度とすれ違う両者の姿に、もどかしさを覚えたでしょう。以下では、約束のネバーランドの最終回（181話）のあらすじネタバレを紹介します。

かつて食用児だった子供たちは、無事に人間の世界へ転送され、ラートリー家の支援を受けながら、普通の日常を生活を送り始めていましたが、その中にはエマの姿がありませんでした。エマは地球のどこかにいると信じるノーマンやレイたちは、ラートリー家の協力を得ながらエマの捜索にあたりましたが、エマの手掛かりは一向に掴むことが出来ず、2年の歳月が経過していました。

エマが転送されていそうな場所を探しつくしたものの、エマにつながる有力な情報が掴めず、子供たちからは諦めムードが漂い始めていました。その時、ギルダは、戦争で国や地域が世界から消滅した場所・禁制区域にエマの可能性を見出します。そして、子供たちは、エマとの再会を信じて、禁制区域での捜索に乗り出します。そして、必死の捜索の末、エマと子供たちの再会がすぐ近くまで迫っていました。

エマがおじさんと共に街へ買い物に出てきた頃、その近くではレイを始めとする子供たちがエマの捜索に当たっていました。しかし、タイミングが合わず、両者の距離が縮まったと思えば、すれ違いを繰り返し、すぐ傍にいるのに、何故かエマに近づくことが出来ません。そして、バスの時間が迫り、次の場所へ向かおうとしたその時、死んだ家族の亡霊がレイをある場所へ導きます。

そして、レイがもと来た道を走り去る頃、エマはその通りに面するお店で買い物をしていました。おじさんは、エマのペンダントがないことに気が付き、エマはどこかでなくしたと思い、店の外に飛び出します。ペンダントは、お店の前に落ちており、それらを拾い上げて顔を上げた瞬間、エマの視界には、レイやノーマンを始めとする仲間たちの姿が広がっていました。

レイの呼びかけにより、捜索にあたった子供全員がエマの元へ集結し、2年ぶりの再会を喜んだものの、エマは意外な反応を見せ、知らない子供達に囲まれて、訳の分からない話を振られて戸惑いを隠せずにいました。同時に、エマの他人行儀な態度や、首に彫られた番号がないことから、子供たちは、彼女をエマと非常に似ている別人だと考え始めます。

しかし、エマが身に付けいるペンダントは、まぎれもなくエマ本人であることを示すものであり、そこでレイは、自分たちの目の前にいる人物は、記憶を失ったエマ本人だと推理します。実は、エマがあるお方と約束を結ぶ際に、自分のこれまでの記憶を代償に、大好きな家族が笑って暮らせる未来を叶えました。記憶を失ったエマと過酷な現実を突きつけられた子供たちに、新たな試練が降りかかります。

ペンダントを落としたことで再会を果たしたエマとノーマン達でしたが、エマは鬼の世界での記憶を全て失っていました。以下では、エマに課された過酷な運命と感動の最後が話題となった、約束のネバーランドの最終回（181話）結末ネタバレのあらすじを紹介します。

孤児院での楽しい思い出や実の兄弟のように育った子供たちとの記憶を失ったエマに対して、ギルダたちは必死のよびかけをするも、エマはただただ恐怖を覚えるばかりでした。その様子を静かに見守っていたノーマンは、エマの優しさを改めて感じ取り、自分たちの記憶を失っていても、エマが生きていたことや元気な顔が見られたことを喜びます。

そして、ノーマンがエマに対して自分たちの現状を話し始めます。マイク・ラートリーの支援を受けながら、学校に通い、それぞれが楽しく元気に暮らしていること、それらはエマが心から願った世界であり、エマの記憶と引き換えに実現した世界であることを打ち明けます。ノーマンは、エマの現状を理解した上でエマに感謝の言葉を述べ終えた時、エマの目から涙が浮かび上がってきました。

何故、自分が泣いているのか理解できなかったエマでしたが、記憶は全て失ったものの、魂だけはあの頃のエマのままでした。そして、涙の理由は分からなかったものの、一つだけ確かなことは、エマ自身も、心のどこかでレイ・ノートンたち、記憶を失う前に別れた家族との再会を願っていたことでした。

目の前にいる少女は、あの日のエマではなくなったものの、エマから「会いたかった」との言葉を聞いた子供たちは、改めてエマとの繋がりを感じ、エマとの再会に喜びを噛みしめます。そして、ノートンは、自分たちと一緒に生きようとエマに手を差し伸べ、エマは笑顔で答えます。

最終回あらすじ結末にて、一緒に生きることを決意したエマ・ノーマン・レイたちでしたが、「約束のネバーランド」では、最終回までに解決されなかった謎が残っています。以下では、約束のネバーランドの最終回で残された主人公・3人の謎を考察しました。

最終回（181話）の結末ネタバレのあらすじにて、エマとグレイス＝フィールドの仲間たちとの再会をもたらしたペンダントは、鬼の少女・ムジカから譲られたものでした。「約束のネバーランド」の終盤で、鬼の世界の女王に就任したムジカは、宗教上の理由から鬼を食べない稀少な存在であり、エマたちの言葉を話せる鬼でした。

食糧児を解放させたいというエマの想いに理解を示し、エマの願いを叶えるべく、「七つの壁を探し当てる」ことを教え、お守りとしてペンダントを渡します。ペンダントの効果は、説明されませんでしたが、エマの動向から、持ち主が強く望むものをみせる効果が発揮されると考察されます。また、180話では、記憶を失ったエマが、夢の中で記憶の断片を見ていることも、ペンダントによるものでしょう。

約束のネバーランドの主人公の1人で、優しい性格が魅力のノーマンは、物語の途中でエマと別れた後、食糧児と共に鬼の懺滅に挑んだことがあります。ノーマンによって倒された鬼の中には、鬼に育てられた少女・アイシェの親鬼も含まれていました。後にエマとレイに再開した時には、普段通りの優しいノーマンに戻っていました。

また、ノーマンは、親鬼を殺害された因縁の相手・アイシェとも対面しており、鬼語で話しかける場面が描かれました。その内容は、明かにされませんでしたが、最終話（181話）で「アイシェに殺されずに済んでいる」との発言から、いつでも自分を殺してもいい、または、アイシェに対する謝罪の言葉だったではと考察されます。

約束のネバーランド・5巻に収録された作者コメント欄は、主人公・3人の誕生日が公開された一方、レイの誕生は別にあるという不可解な内容が書かれました。レイの母親は、グレイス＝フィールドを管理するイザベラの息子と判明しており、レイの誕生日は、生みの母親によって隠蔽されたと考えられます。

しかし、何故、イザベラは生んだ子供の誕生日を偽る必要があったのか、その理由は本編では明かされなかったため、真相は謎に包まれています。一方、原作者・白井カイウ先生の意味深な発言や、「約束のネバーランド」の続編が予想されることから、次回作でその謎が明らかになるのではと考えられています。

約束のネバーランドは、原作者・作画の両先生の意味深なコメントから、続編があるのではと噂されています。以下では、約束のネバーランドの続編の真相や、アニメ2期の放送を紹介します。

涙無しでは読めない感動の最終回と結末ラストが見どころの「約束のネバーランド」は、2020年10月に最終巻・20巻の刊行が予定されており、同時に、画集やファンブックの企画も進行されており、ファンの期待を高めています。一方、Twitterの公式アカウントから、「約束のネバーランド」の続編を匂わせるコメントや投稿され、一部のファンからは、「約束のネバーランド」の続編があると予想されています。

続編を匂わせるTwitter投稿が行われた日時は、最終話（181話）が掲載された少年ジャンプの発売日・6月15日であり、応援してくれたファンに対する感謝のメッセージと共に、原作者・白井カイウ先生と作画・出水ぽすか先生からの直筆メッセージが投稿されました。先生方のコメントからは、第二の人生を歩み始めたエマたちの新たな物語を期待させます。

感動の結末を迎えた「約束のネバーランド」は、2021年1月に、待望のアニメ2期の放送が決定しました。そして、アニメ2期の放送に先駆けて、2020年10月からは「約束のネバーランド」のアニメ1期の再放送が予定されています。

あらすじ結末で紹介したように、感動の結末に多くの読者が涙した「約束のネバーランド」は、これからも愛され続けるジャンプ作品の1つでしょう。以下では、約束のネバーランドの最終回に関する感想や評価を紹介します。

記憶を失ったエマとグレイス＝フィールドの仲間との再会は、読者の誰もが願っていた展開であり、エマは最後までみんなのことを思い出せなかったけれど、共に新しい人生を歩んでいく結末を迎えました。読者によっては、切ない終わり方だったとの感想も寄せられていますが、涙無しでは読めない感動の結末は、「約束のネバーランド」の最終回に相応しい展開だったでしょう。

181話で最終回を迎えた「約束のネバーランド」は、「鬼滅の刃」と同時期に連載された週刊少年ジャンプの看板作品でしたが、共に人気絶頂の中の最終回となり、そのいさぎよい休止符に称賛の声が上がっています。一方で、人気作品が立て続けに最終回を迎えたことを受けて、約束のネバーランドの読者からは、最終回を惜しむ感想や続編を期待する声が寄せられ、白井・出水両先生の次回作が注目されています。

最終回（181話）のあらすじ結末で紹介したように、エマの記憶は最後まで戻ることがありませんでした。しかし、ノーマンの提案に笑顔で答えたエマの姿は、これからもエマやその家族が一緒に生活することを予感させ、良い最後だったとの感想が寄せられています。

漫画「約束のネバーランド」の終了は、読者によって嬉しい反面、寂しさを感じさせる一方で、アニメ2期の放送を楽しみにする声も寄せられています。アニメ2期では、グレイス＝フィールドを脱獄したエマたちのその後が描かれると予想され、アニメならではの臨場感や作画のクオリティに期待が高まっています。

ジャンプ作品と言えば、「黒子のバスケ」や「ハイキュー」のように、仲間との友情や、努力、勝利などを主軸にした作風が多く見られます。一方、「約束のネバーランド」は、逆境やダークファンタジー要素が強く、従来のジャンプとはかけ離れた作風でした。しかし、少年漫画の要素も盛り込んだ独特の世界観は、他のジャンプ作品にはない魅力があるとの感想が寄せられており、ジャンプ作品の中で高い人気を誇っています。

約束のネバーランドの最終回（181話）のあらすじネタバレ、結末とあらすじ、最終回で残された謎の考察、約束のネバーランドの続編やアニメ2期の放送、感想や評価などを紹介しました。ジャンプ作品らしからぬ世界観や、読者の期待を良い意味で裏切る展開が見どころの「約束のネバーランド」の最終回は、エマと家族との強い絆を改めて感じさせるハッピーエンドだったでしょう。