2020年04月08日公開
2020年04月08日更新
【約束のネバーランド】首筋の認識番号の意味・法則は?年齢や出荷時期から考察
約束のネバーランドの登場人物達の首筋の番号について、番号の持つ意味や法則などをまとめています。マイナンバーが刻まれた子どもの出荷時期や、番号と年齢に関する考察などのほか、Twitter上での約束のネバーランドの番号に関する感想などもまとめているので、番号に関する考察を知りたい人は必見です。約束のネバーランドの原作者である白井カイウ先生からも、番号の法則についてのヒントが出されていました。
目次
約束のネバーランドとは?
約束のネバーランドは、謎や伏線も多く理解しきれていない人もいるかもしれません。今回は約束のネバーランドの登場人物達の、首筋に刻まれた認識番号の法則や意味についてを考察しまとめていきます。アニメ未放送部分のネタバレも含まれるので、約束のネバーランドの原作を読んでいない人はご注意ください。
約束のネバーランドの概要
まずは約束のネバーランドという作品についての基本的な情報を紹介します。約束のネバーランドは白井カイウ先生が原作、出水ぽすか先生が作画を担当している少年漫画作品で、週刊少年ジャンプで2016年から2020年現在まで連載が続いています。
約束のネバーランドは少年漫画でありながらも扱う題材は重く、「食用として出荷されるために育てられた子ども達」という物語が描かれています。しかし逆境を乗り越えて友情や勝利に繋げていく形は、まさにジャンプという雑誌の持つセオリーに則っているといえます。2020年12月18日には、浜辺美波さんが主演を務める約束のネバーランドの実写映画も公開が予定されています。
約束のネバーランドのあらすじ
孤児院のグレイス=フィールドハウスでは、孤児の子ども達と共にママと呼ばれ慕われるシスターが暮らしていました。ハウスの中では特殊な勉強やテストが行われ、身体能力に優れた子どもや頭脳明晰な子どもが育っています。6歳から12歳という年齢になる頃には、子ども達はそれぞれ里親の所へ迎え入れられる決まりになっていました。
新たに里親の元へ送り出されたコニーの忘れ物に気付いたエマは、ノーマンと共にこっそりハウスを抜け出します。接近を禁じられていた門でコニーを探す二人は、そこで食肉として出荷されていくコニーの姿を目撃します。人間飼育場となっているハウスの実態を知った二人は、一部の仲間にこの事実を打ち明けた上で、ハウスを脱獄するための計画を立て始めます。
約束のネバーランドの首筋の法則や意味を年齢や出荷時期から考察
続いては約束のネバーランドの重要ポイントの一つである、首筋の番号についての考察をまとめています。首筋の番号には一体どのような意味があるのか、番号の順番にはどういった意味や法則があるのか、この番号についてを知れば約束のネバーランドをさらに深く楽しむことができるはずです。
考察①番号は鬼が食用児を認識する目的がある?
主人公のエマの首筋には、63194というマイナンバーが刻まれています。この番号は、彼らを捕食する鬼側が、食用児であることを認識するための番号なのではないかと考えられています。実際に物語の中に登場するレウウィス大公なども、エマの首筋の番号を見て、ハウスから脱走した子どもであると認識していたようです。この事実からも、高級農園で育てられた子どもはこの番号で管理されていると考えられます。
考察②番号・マイナンバーは生まれた順?
エマ達のマイナンバーは、生まれた順番につけられているのではないかとの考察もありました。しかしエマが63194、ノーマンが22194、レイが81194で、下2桁が同じ94という番号であることがわかります。生まれた順であるとすれば、下桁が同じ番号というのは不自然です。イザベラとクローネもまた、下2桁が同じ番号であることから、単純に生まれた順番でマイナンバーを振り分けているわけではないようです。
考察③番号の付け方は複雑?
幼い頃のレイの回想シーンを見てみると、食用となる子ども達は、農園に送られる前に発信器を取り付けられ、番号が振り分けられています。その際、レイのベッドには81194という番号が貼られており、隣のベッドには91194という番号が貼られていました。そのため、1~5までと6~0までのグループで分けられた上で、納品の際にも何らかの法則によって番号の振り分けがされているのではないかと考えられています。
考察④作者が言っている「法則」
実はマイナンバーの法則については、原作者である白井カイウ先生自身が読者に向けてヒントを出してくれています。これは単行本の表紙を折り返した部分のコメントでのことですが、ほぼ答えと言って差し支えないようなヒントが、本編中に掲載されているというのです。番号に関するコメントが掲載されていたのはコミックスの2巻だったので、かなり早い段階でマイナンバーの法則が明かされていたことになります。
考察⑤番号を逆に読むと?
考察②ではマイナンバーは生まれた順番にはつけられていない、とお伝えしました。しかしこれはマイナンバーをそのまま見た際の結論であり、首筋の番号を逆から見た場合には話が変わってくるのです。マイナンバーを逆から読んでみると、レイが49118、ノーマンが49122、エマが49136という番号で、彼らの誕生日から見て年齢順となっていることがわかります。つまり、マイナンバーの法則は年齢順だったことがわかります。
考察⑥年齢と数字の関連
もしも年齢順に番号が割り振られているというのが事実だとすれば、一番最初の食用児が49000といった番号から開始するとは考えにくいはずです。農園のシステムは試運転ではなく完全に出来上がっているように見えますし、イザベラもまた食用児であったことを考えると、物語の開始から数年程度の運用ではありません。仮に最初の番号が1だった場合には、かなり古くからこのシステムが稼働していたことがわかります。
考察⑦これまで5万人近くの子供が鬼の餌食に?
仮に年齢順の法則が当てはまるとすれば、最後に農園に送られてきた食用児は49435という番号を持つキャロルです。この番号を見るだけでも、幼い子ども達がおよそ5万人近くも鬼の犠牲になっていたことがわかります。中にはイザベラ達のように役目を与えられて生き延びた子どももいるはずですが、それでも食用となった子どもの数の方が圧倒的に多いであろうことは言うまでもありません。
考察⑧出荷の時期は2か月?
食用となる子ども達は、いずれ出荷されていくこととなります。エマ達11歳組のナンバーの差は、エマとレイで18です。5歳組と3歳組では22、4歳組では23という番号の差があり、これらを見る限りでは1年に5~6人が出荷されていく計算になります。そのため番号を見る限り、出荷される頻度としては2か月に1度納品のタイミングがあると考えられるようです。
考察⑨農園の数は?
約束のネバーランドの世界には、エマ達が暮らしていた以外にもハウスが存在しています。脱出を実行する前にノーマンから得た情報によれば、農園は全部で5つあることが判明しています。このことから、年間6人を出荷すると仮定して、5つの農園に送ると考えると、年間30人ほどの食用児が生まれてることもわかります。
考察⑩「約束」が交わされたのは西暦398年?
最年少となっている1歳のキャロルの番号が、49435です。最初の子どもの番号が1であると仮定してこの番号を30で割ってみると、一番最初に番号を割り振られた子どもは1647年も前に存在していたことがわかります。約束のネバーランドの舞台は2045年であることからも、1647年という年数を遡ってみると、西暦398年に辿り着きます。約束のネバーランドで最初に交わされた約束は、こんなにも昔であったことがわかります。
約束のネバーランドの主要メンバーの首筋の数字
謎が多く考察しがいのある約束のネバーランドですが、首筋の番号に関する法則などがわかってくると、改めて漫画を読み返したり情報を整理していくことで、見えてくる伏線などもあるかもしれません。続いては約束のネバーランドの主要メンバーの首筋の番号についてや、約束のネバーランドで登場したオジサンの管理番号についてをまとめていきます。
主要メンバーの首筋の数字
エマ達3人のマイナンバーについては前述の通りですが、彼ら以外にも主要なメンバーが複数登場しています。ドンは16194、ギルダは65194、イザベラが73584、クローネが18684という番号を割り振られています。これらの番号を逆にして年齢順に並べてみると、年齢が下がるほどに数字が増えていくことがわかります。やはり年齢順にマイナンバーが割り振られていることを意味すると考えられます。
後に登場したオジサンの管理番号は?
約束のネバーランドではエマ達がB06-32地点まで辿り着いた時に、先輩だというオジサンが登場しました。そのオジサンによれば、エマ達がいた農園が高級な農園であることや、農園によって管理番号に違いがあることも判明しています。このオジサンにはエマ達と同じ首筋ではなく、お腹の部分に管理番号が刻まれていました。始めは5つだと考えられていた農園ですが、それ以上に存在していることが判明しました。
約束のネバーランドのその他の謎を考察
読み込むほどに面白さが増す約束のネバーランドですが、考察しがいのある謎はまだまだ残されています。続いてはこれまでに挙げた以外の、約束のネバーランドの気になる謎についてもまとめています。主に年齢に関する謎の考察ですが、これらの意味が解明されていくことで点と点が線で結ばれるようになっていくのかもしれません。
考察①8歳がいない理由
約束のネバーランドに登場するキャラクターを年齢順に並べている時、気づいた人もいるかもしれません。実は約束のネバーランドでは、8歳という年齢の子どもが一人もいないのです。この点については特に語られていませんが、なぜ8歳の子どもだけがいないのか、実は大きな伏線となることもあるのかもしれません。納品されなかった理由があるのか、もしくはその年だけ出荷をすることができなかったのか、現時点では謎のままです。
考察②クローネの年齢は26歳?
クローネの年齢については、クローネ自身から26歳であると語られています。実際に彼女の番号から計算してみても、26~27歳という結果が出ることからも、自身の年齢についてクローネが嘘の発言をしているとは考えにくいです。
考察③イザベラとレイの差とは?
イザベラとレイの差は、年齢を考えても20年ほどあると考えられています。しかしマイナンバーは581という差があり、1年に24人が出荷されると考えると、24年となってしまいます。しかし581を20年で割ると年間に29人の出荷と言う計算になるので、やはり農園は5つ存在しており、2か月おきに合計30人ほどが出荷されているのだと考えるのが自然だとされています。
考察④舞台となった島は?
ヨーロッパの地中海を取り囲むようにローマ帝国は存在しており、その中で英語を喋るのはイギリスかアイルランドです。始めに鬼との約束が交わされたのは、西暦398年頃のイギリス付近で、イギリスは大小あわせて1098ほどもある島々からなっています。エマ達と出会ったムジカは、「七つの壁」を探すよう言いました。このことからも、約束のネバーランドの世界は7つの壁に囲まれたイギリス領の島国だと考えられています。
約束のネバーランドの首筋に関する感想や評価
謎が謎を呼ぶ約束のネバーランドという作品ですが、やはり物語の中でも謎を解く鍵の一つになるのが、登場人物達の首筋の番号かもしれません。続いては約束のネバーランドの首筋の番号に関する、Twitter上での感想や評価についても少しだけ紹介します。約束のネバーランドの原作を読んだりアニメを観た人は、果たしてどのような感想を抱いたのでしょうか?
約束のネバーランドの首にある数字はどういう意味だったんだろね??まだ解説されてないと思うのだけど。知ってる人に教えてもらいたい😓
— ぴぴ (@Dorore100) September 9, 2019
とっても気になる。
約束のネバーランドの首筋の番号についての意味がわからず、気にかかっているという感想も多く見られました。首の番号から他の伏線や謎なども気になり、原作のコミックスに手を出したファンもいるようです。単なる識別番号だと思っていたら、意外な伏線を持つ数字ということもあるかもしれません。
約束のネバーランド、子供達は左首にナンバリングされてるのにママは右首にナンバリングされてるのは意味があるの?
— 佐々ぴよ🐥 (@shiramoto21) August 23, 2016
多くの謎や伏線を持つ約束のネバーランドですが、番号の意味だけではなく、番号を刻まれた位置に注目している人の感想もありました。同じ首筋であっても向きが異なっていたり、首ではなくお腹に刻まれている人もいたりと、ますます何か意味があるのではないだろうか?と感じる人も多くなっているようです。
#約束のネバーランド 感想
— ぐんぐにる@ぼく勉はまだまだ終わらねぇ! (@Gungnir3228) September 5, 2017
グローリー=ベルだとお腹にアルファベットと数字の認識番号があるのですね。
そういえば彼の耳には傷が無いですが、発信機はどうしたのでしょう?
レイと同じ装置を作って無効化したとか……?#wj40 pic.twitter.com/OzaTyuuFPY
約束のネバーランドには、首だけではなくお腹に、数字ではない文字列が刻まれていたキャラクターも登場しています。謎が謎を呼ぶ約束のネバーランドですが、番号を含めたこれらの謎が全て解き明かされた時、どのような結末を迎えるのかが気になっているファンも多いはずです。
約束のネバーランドの首筋の認識番号の意味まとめ
約束のネバーランドの首筋に刻まれた認識番号について、その意味や刻まれる順番の法則、出荷のタイミングなどについてをまとめて紹介しました。これまで伏線や謎といったものをあまり考えずに見ていたという人も、改めて約束のネバーランドの細かい情報を整理して確認してみたくなったのではないでしょうか?
アニメで約束のネバーランドを知ったけれど、その後の展開は知らないという人もいるはずです。この機会に改めて1話から約束のネバーランドのストーリーを復習しつつ、ゆっくり謎を追いかけて最新話まで追い付いてみるのも良いのではないでしょうか?約束のネバーランドを初めて目にした時には、気がつかなかった伏線を見つけられるかもしれません。