2019年11月07日公開
2019年11月07日更新
【約束のネバーランド】コニーに花(ヴィダ)を刺したのは食人鬼?理由を考察
約束のネバーランドに登場するコニーという少女をご存知でしょうか?里親のところへ行ったはずのコニーの無惨な姿を目の当たりにして、エマとノーマンは食人鬼の存在に気付きました。今回はコニーの出荷シーンから、伏線が多くて面白いと評判の約束のネバーランドについて考察していきます。食人鬼の伝統儀式グプナに使われる花(ヴィダ)をコニーに刺したのは、果たして誰だったのでしょうか?
目次
約束のネバーランドのコニーとは?
伏線が多くて面白いと評判の約束のネバーランドについて考察していきます。今回の考察は、物語の発端となったコニーの出荷シーンに着目します。まずは約束のネバーランドの作品情報と、出荷シーンが衝撃的だったコニーのプロフィールを紹介していきます。
約束のネバーランドの作品情報
コニーの出荷シーンの考察の前に、まずは約束のネバーランドの作品情報を紹介していきます。約束のネバーランドはサスペンス要素の強い少年漫画が原作です。約束のネバーランドは白井カイウの原案に出水ぽすかが作画を手掛けた少年漫画で、数々の漫画賞を獲得して連載当初から注目されている人気作品です。従来のジャンプ作品とは異なった独特の作風ですが、作品の根底は「友情・努力・勝利」に繋がっています。
従来のジャンプ作品と異なっているのはストーリー性だけではありません。約束のネバーランドは、出水ぽすかによる作画の雰囲気も独特です。連載当初はなかなか上手く描けなかったようですが、ハイキューや鬼滅の刃の影響で次第にジャンプ作品らしいタッチで描かれるようになりました。また原案の白井カイウの構想では、連載から4年以内に完結させる予定のようです。
約束のネバーランドの概要
伏線が多くて面白いと評判の約束のネバーランドは、週刊少年ジャンプに連載されている少年漫画が原作です。2016年の35号から連載を開始し、2019年10月時点でコミックは16巻発売しています。2018年には宝島社発行のアンケートによる人気漫画ランキング「このマンガがすごい!」のオトコ編で1位を獲得しています。
原作漫画が話題となり、2019年1月にはフジテレビの深夜のアニメ放送枠「ノイタミナ」でアニメ化されました。そしてアニメ第1期の放送終了後すぐに、2020年のアニメ第2期の放送が発表されました。また2019年9月には、2020年の実写映画の公開が公式ツイッターで発表されました。この他にもSCRAP主催のリアル脱出ゲームや内閣サイバーセキュリティセンターなど、様々な企業とコラボレーションしています。
約束のネバーランドの面白いあらすじ
伏線が多くて面白いと評判の約束のネバーランドは、食人鬼のいる世界を舞台に描かれている作品です。食人鬼の存在など知らずに暮らしていたエマ達は、孤児院で弟妹達と平和に過ごしていました。ある日里親の決まったコニーの忘れ物を届けに行ったエマとノーマンは、コニーの無惨な姿と食人鬼を目の当たりにしてしまいます。
これまで孤児院だと思っていた場所は食用児を育てる農園であり、条件を満たした者から食人鬼のところへ出荷されていました。その事に気付いたエマとノーマンは同い年のレイにも相談し、孤児院からの脱走を計画します。しかしエマ達の計画を察した飼育監のイザベラが立ちはだかります。果たしてエマ達は農園から脱走して、食人鬼の居ない平和な世界で暮らす事は出来るのでしょうか?
コニーのプロフィール
約束のネバーランドで最初に出荷されてしまったコニーは、最上級の農園であるグレイス=フィールドハウスで暮らしていた6歳の少女です。首に印字された認識番号は48294で、身長は115cmです。ウサギのリトルバーニーという人形がお気に入りで、いつも抱きしめて持ち歩いています。
毎日行われているテストの成績はイマイチで、コニー本人もその事を気にしています。明るく面倒見の良い年長のドンとは行動を共にしている事が多く、兄弟姉妹の中でも特に親しくしています。物語の最初に出荷された孤児で、エマ達が食人鬼や孤児院の正体に気付くきっかけとなりました。
コニーのかわいい性格
約束のネバーランドで最初に出荷されてしまったコニーは、マイペースで心優しい性格をしています。いつも大事に持ち歩いているリトルバーニーというウサギのぬいぐるみは、以前イザベラが作ってくれました。他の孤児同様にイザベラに懐いていて将来はイザベラのような母親となる事を目標としており、子供を自分のような孤児にはしないと心に決めています。
いつも気に掛けてくれているドンには心から感謝しており、その気持ちを別れ前の鬼ごっこ中に伝えていました。また番外編として門に向かう途中のコニーの物語があり、イザベラと手を繋いで喜んでいたり里親との対面を楽しみにしている様子が描かれていました。このようにコニーは、子供らしい素直でかわいい性格をしています。
約束のネバーランドのコニーが出荷!花を刺したのは食人鬼?
コニーの出荷シーンについて説明する前に、まずは約束のネバーランドの作品情報とコニーのプロフィールを紹介しました。ここからは面白いと評判の約束のネバーランドの伏線について掘り下げていきます。出荷シーンでコニーの胸に刺さっていた花(ヴィダ)は、一体誰が刺したのでしょうか?
コニーの出荷シーン
面白いと評判の約束のネバーランドの物語が大きく動き出したのは、コニーの出荷をエマとノーマンが目の当たりにしたシーンです。里親が決まったコニーは、イザベラに連れられて孤児院から旅立って行きました。しかしコニーは大切にしていたはずのリトルバーニーを、何故か孤児院に忘れていました。この出来事も実は伏線となっており、恐らく孤児院の正体に気付いていたレイの策略だったと考えられます。
リトルバーニーに気付いたエマは、慌ててノーマンと共にコニーとイザベラを追いかけました。近付いてはいけないと言われていた門に到着したエマとノーマンは、荷台のある大きな車を見付けます。しかし誰も居ないようだったので荷台にリトルバーニーを載せようとしたエマとノーマンは、胸に花(ヴィダ)が刺さり息絶えているコニーの姿を目の当たりにします。
コニーに花(ヴィダ)を刺したのは食人鬼?
孤児院を旅立ったコニーは、無惨な姿でエマとノーマンに発見されました。コニーの胸に花(ヴィダ)を刺したのは、果たして誰だったのでしょうか?この衝撃的なシーンの後には、異形の姿をした食人鬼が登場します。つまりコニーの胸の花(ヴィダ)は、コニーを収穫するために来ていた食人鬼が刺したものでした。この出荷シーンもその後の展開に大きく関係してくる伏線になっていて、細かい設定が面白いと高く評価されています。
約束のネバーランドのコニーに花を刺した理由を考察
考察①花(ヴィダ)は吸血植物
伏線が多くて面白いと評判の約束のネバーランドで、特に衝撃的だったコニーの出荷シーンを紹介しました。続いてはコニーの出荷シーンで登場した花(ヴィダ)について掘り下げていきます。食人鬼が生物に花(ヴィダ)を刺しているのは、一体どのような理由があるのでしょうか?
まずはコニーに刺さっていた花について説明していきます。この花はヴィダと呼ばれている植物で、約束のネバーランドの世界ではごく一般的に生えている植物です。しかし出荷シーンを目の当たりにしたエマとノーマンの反応は初見のようだったので、もしかすると孤児院には生えていないのかもしれません。
この花(ヴィダ)は農園脱走後にも登場し、旅の途中で出会ったソンジュという鬼から説明を聞く事となります。この辺りの細かい伏線も、約束のネバーランドが面白いと評価されている理由です。ソンジュによると花(ヴィダ)には血抜きの効果があり、鬼が伝統的に行っている肉を長持ちさせるための手法でした。
考察②神に捧げる儀式「グプナ」
花(ヴィダ)を胸に刺すのは、単に肉の保存のためだけではありません。実はこの行為には宗教的な意味合いもあるのだとソンジュは説明しています。花(ヴィダ)を刺す行為は、グプナと呼ばれる食人鬼の伝統的な儀式でもあります。このグプナという儀式は、神に糧を捧げるために行われています。
ヴィダは刺してしばらく時間が経過すると、成長して綺麗な花を咲かせます。食人鬼の伝統儀式グプナでは、神に糧を捧げて神が受け取れば花が開くと考えられています。花が開けばその肉は食べてもいいという証になり、この一連の流れで食人鬼の伝統儀式グプナは終了します。ちなみに高級農園の出荷時には、食人鬼の伝統儀式グプナの後で食用児は瓶に詰められます。
考察③鬼が神に感謝する理由
そもそも約束のネバーランドに登場する食人鬼とは、他の生物の性質を取り込む特殊な生物です。人間のように知能の高い生物を食べていると、言語や文明を持つ知性鬼になります。しかし半年ぐらい人間を食べていないと、邪血の効果が無ければ知性を失い野良鬼となってしまいます。ただし食人鬼の頂点となる王族や貴族を除き、一般の食人鬼達は人間以外の生物も食べて生活しています。
狩りで捕らえた生物も食べてもいいようですが、食人鬼の伝統儀式グプナを行う事が条件になっています。実際にソンジュも野生動物に花(ヴィダ)を刺していました。知能の高い食人鬼は人間と同じように、食事をする事に対して神に感謝するという概念を持っています。もしかすると人間を食べた事により、生まれた概念なのかもしれません。あくまで食人鬼の伝統儀式グプナは、食人鬼なりに敬意を込めてしている行為なのです。
約束のネバーランドのコニーの声優
伏線が多くて面白いと評判の約束のネバーランドについて、コニーの出荷シーンや食人鬼の伝統儀式グプナなどを説明してきました。続いてはコニーのアニメ声優を紹介します。登場シーンは少ないものの約束のネバーランドの重要キャラクターであるコニーを演じた声優とは、一体誰なのでしょうか?
小澤亜季のプロフィール
約束のネバーランドのコニーのアニメ声優を担当したのは、ありちゃんの愛称で親しまれている声優の小澤亜季です。小澤亜季は1992年8月10日生まれで、東京都の出身です。「魔法先生ネギま!」というアニメをきっかけに声優への道を志し、親の紹介で保育助手のアルバイトをして声優学校のための資金を貯めました。そして高校2年生から6年間、日本ナレーション演技研究所で基礎を学びました。
2013年からはアイムエンタープライズに所属しており、2017年には第11回声優アワードで新人女優賞を獲得するなど今注目の声優の1人となりました。「ありのまま、いつも真っ直ぐ私らしく」をモットーにしており、マイペースな性格をしています。アイムエンタープライズに所属する前は正社員の経験を積もうと考えて調理師免許を取得していたり、ただ夢を追うだけでなくリアリストな一面も持っています。
小澤亜季の主な出演作品
2013年にWEBアニメの「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」のゲームの声で声優デビューを果たしました。翌年の2014年には「月刊少女野崎くん」の佐倉千代役に抜擢され、初めてメインキャラクターを演じました。その後は次々とメインキャラクターを演じており、2015年には「アクエリオンロゴス」の海凪花嵐を熱演しました。
2016年には「最弱無敗の神装機竜」のアイリ・アーカディア役に抜擢されています。2020年には「プランダラ」にリィン=メイ役で出演する予定となっています。また2015年には「虚構推理」のCMでナレーションを務め、2014年からは毎年のようにキャラクターソングを発売しています。
約束のネバーランドのコニーに関する感想や評価
約束のネバーランドのコニーについて、衝撃的な出荷シーンや食人鬼の伝統儀式グプナなどを説明してきました。それでは最後に、約束のネバーランドのコニーに関する世間での感想や評価を紹介します。約束のネバーランドのキャラクターの中でも登場シーンの少ないコニーですが、世間では一体どのような感想や評価が寄せられているのでしょうか?
あとあと‼️
— ぴなま (@OE74YRJeOVOkRlW) November 4, 2019
約束のネバーランドのコニーちゃんが好き……1話の途中でめっちゃ好きになったけど、すぐ絶望した…(;Д;)
「お約束のネバーランド」のママのキャラ好きすぎるw
こちらは約束のネバーランドのキャラクターの中で、コニーが好きだという内容のツイートです。登場シーンの少ないコニーですが、根強いファンが沢山います。おっとりとした性格と屈託のない笑顔で人気を集めていますが、早くも1話で衝撃的な最期を迎えてしまいました。
約束のネバーランドってホラーなん?
— wakana (@wakana_spirit91) October 28, 2019
1話でもうギブ
コニー怖すぎ
こちらはコニーの出荷シーンに恐怖したという内容のツイートです。エマとノーマンがリトルバーニーを届けに行くと、コニーは食人鬼の伝統儀式グプナによって胸に花(ヴィダ)が刺さり目を見開いた状態で命を落としていました。グロテスクなシーンだったので、このような怖がっているコメントが沢山寄せられています。
毎週ジャンプで楽しみにしてるけど、第1話の衝撃が忘れられなくて見てなかった約束のネバーランドのアニメの第1話見ちゃった。やっぱりコニーの衝撃は忘れられないなぁ。
— おちょきん (@ochokin) October 26, 2019
こちらは約束のネバーランドの1話の衝撃が忘れられないという内容のツイートです。約束のネバーランドは従来のジャンプ作品とは異なった雰囲気の作品で、連載当初から注目を集めていました。特に1話で描かれている平和な生活から一変したコニーの出荷シーンは、約束のネバーランドのファンに大きな衝撃を与えました。
約束のネバーランドのコニーについてまとめ
約束のネバーランドのコニーについて出荷シーンやアニメ声優の紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?約束のネバーランドは従来のジャンプ作品とは異なった雰囲気の作品で、グロテスクなシーンに戸惑ったという声も多く寄せられています。しかし1話の出荷シーンが食人鬼の伝統儀式グプナに繋がっていたり、伏線が多くて面白いと高く評価されています。この機会に、約束のネバーランドをご覧になってみてはいかがでしょうか?