【約束のネバーランド】フィルは死亡した?GFに残り脱獄しなかった理由を考察

約束のネバーランド通称約ネバの中でも最後まで伏線として残っていたのがフィルの死亡説です。ハウス内でも特にエマと仲がよかったにも関わらずエマ達の脱獄の際には唯一真実を知りながらもGFに残る道を選びました。その後の展開は断片的に描かれており死亡したのではないかとも考察されていました。今回は約束のネバーランド通称約ネバのフィルについて、脱獄せずに残った理由やその後の活躍などをまとめて紹介していきます。

【約束のネバーランド】フィルは死亡した?GFに残り脱獄しなかった理由を考察のイメージ

目次

  1. 約束のネバーランドのフィルとは?
  2. 約束のネバーランドのフィルが死亡?脱獄しなかった理由も考察
  3. 約束のネバーランドのフィルは天才児?伏線を考察
  4. 約束のネバーランドのフィルのかわいい魅力
  5. 約束のネバーランドのフィルの声優
  6. 約束のネバーランドのフィルに関する感想や評価
  7. 約束のネバーランドのフィルの死亡まとめ

約束のネバーランドのフィルとは?

約束のネバーランド(約ネバ)の作品情報

フィルについて紹介する前にフィルが活躍する約束のネバーランド通称約ネバについても簡単に紹介しておきます。

約束のネバーランド(約ネバ)の概要

約束のネバーランド通称約ネバは2016年から週刊少年ジャンプにて連載されていた脱出劇をテーマとした漫画です。いい意味でジャンプらしくない作風とテーマ性が話題を集め高い人気を獲得。同時にサスペンス要素の強い演出は魅せ方が巧みであるとして「第63回小学館漫画賞少年向け部門」「マンガ新聞大賞2017」など多数の漫画賞を受賞する程に高い評価を受けている作品でもあります。

アニメ化や小説化などのメディアミックス展開も行われている他、その作風と心理描写の多さから実写作品も展開、日本では映画化が、海外ではドラマとして展開されるなどしています。一見するとジャンプらしくない作品ながら「友情・努力・勝利」といった要素をしっかりと内包しており、ジャンプらしい作品としても知られ、加えてジャンプの読者層の変化を象徴するような作品だとも言われています。

約束のネバーランド(約ネバ)のあらすじ

孤児達が集まるグレイスフィールド(GF)通称ハウスはママと呼ぶシスターの元0歳から11歳の子供達が本当の兄弟のように仲良く暮らしていました。ある時、里親に出される事が決まった子供の忘れ物を届けようとハウス唯一の入り口である門にいった主人公達はそこで「鬼」の存在を知り自分達が鬼の食肉として育てられている事を知る事になります。これがきっかけで子供達はハウスからの脱獄を計画するようになるのです。

フィルのプロフィール

フィルは主人公達が暮らすグレイスフィールドにいる4歳の男の子です。ハウス内ではまだ幼い立場にありながらも非常に賢い子でありエマが大好きでよく引っ付いている姿が描かれています。褐色の肌に黒髪を持ち特徴的などんぐり眼とアヒル口は約ネバにおいての癒やしキャラと言われ作者も意識してそのような立ち位置で扱われるようにされていたキャラクターです。

原作者の白井先生曰く、「セサミストリート」のエルモをイメージしていたという事、そのイメージから作画を担当した出水先生は「マスコットになりえるキャラ」「天真爛漫で愛されるキャラ」として現在のフィルを描いたと紹介されています。その他判明しているプロフィールとしては身長が4歳の時点で100cmである事、認識番号が34394である事が明らかになっています。

フィルにはスパイ説や敵説があった?

そんなフィルですが、約ネバ序盤の物語であるGF脱獄編においてはあまりの賢さや行動からママのスパイなのではないか、敵側なのではないかという考察が行われていました。4歳ながらもテストの成績も良く、その後の重要な要素になりえるミネルヴァの存在やモールス信号などをエマに教えたのもフィルだったりするなど敢えて脱獄を煽っているように見えなくもない行動が描かれていた為です。

イザベラは秘密を知られても制御できれば問題ないと考えていた事も明らかになっており、益々スパイとしてフィルが疑われる事になります。実際にはレイがママのスパイである事が発覚した為にフィルはスパイではなかったわけですが、その後の展開でフィルがハウスに残った事などもあり長い間イザベラも知らない鬼側のスパイ説や敵説などが残る結果となっていました。

フィルはエマ達を信じて待つ

GF脱獄編終盤、エマは1つの岐路に立たされていました。エマは常々全員を連れて脱獄したいと願っていましたが、外の世界の実情が分からない上に季節は冬である事、身体能力的な意味合いも含めて全員を連れ出すのは難しいという事をエマ自身も気づいていたのです。5歳以上の子にハウスの真実を告げて全員脱獄の仲間に引き入れた後、迷った末にエマは4歳であるフィルに真実を告げます。

フィルはエマから鬼の事やハウスの事など真実を聞かされた時、驚くでもなく受け入れました。賢いフィルはハウス内で時折であるワードやエマ達やシスタークローネの行動から何か自分達が聞かされていない事実がある事を悟っていたのです。そしてフィルはエマに自分達を置いていくようにと背中を押します。こうしてフィルはGF内で真実を知りながら唯一脱獄しない道を選ぶ事になりました。

TVアニメ「約束のネバーランド」公式サイト

約束のネバーランドのフィルが死亡?脱獄しなかった理由も考察

フィルのその後は?死亡した?

エマ達の脱獄が成功した後、基本的にはエマ達視点の物語が展開される中で別視点という形でフィルらGFに残された子らのその後の様子も描かれています。

フィルに近付くアンドリュー

フィルやエマ達がいたGFは正確にはGFにある5つプラントがある中の第3プラントでした。エマ達の脱獄に際して第3プラントが焼失してしまった事、ママであったイザベラが脱獄の責任を負った事からフィル達残された子供達は少しずつ別プラントに移住する事になっています。具体的に誰がどこに移されたのかは不明ですがフィルはシェリーと同じプラントに移されています。

エマ達の脱獄からしばらくの時が経過した後、エマ達の行方を追うピーター・ラートリーの部下、アンドリューがフィルに名指しでわざわざプラントまで会いに来ます。「話を聞きたい」とだけ描かれたこのセリフとその後のアンドリューの行動から或いはフィルは死亡してしまったのではないか、アンドリューが会いにきた事が伏線となっているのではないかと考察される事になりました。

加えてアンドリューがフィルに会ったその後、エマ達の拠点を襲撃した際に「支援者は始末した」というセリフを発しています。支援者が誰なのかは約ネバ作中では明らかになっておらずその境遇からフィルもその支援者に該当するのではないかとさらに伏線が増え、死亡説が強まる結果となっています。

フィルはママに見張られている?

約ネバにおいてフィルの死亡説の伏線と言われているのがフィルが引き取られた際の新しいママがフィルを明らかに警戒の眼差しで見ている点です。このエピソードの中ではフィルが新しいハウスで仲良くなったサイモンの出荷なども行われており、フィルは一瞬とはいえ悲しみにくれていたのです。その様子をママは見逃しておらずその上でアンドリューが来た事が死亡説を提唱させる事になりました。

約ネバ作中ではあくまでも見張っているだけでこのママが何かをしたというわけではありませんが、フィルが残された中では最年長である事、ママが何か行動を起こせばフィルの出荷が早まる等の可能性は十分に考えられる点もフィルはかなり怪しい立場にある様子が描かれていると言えます。

フィルの死亡は確定している?

死亡説が唱えられる程にフィルにとって不吉な伏線が多い約束のネバーランドですが、明確にフィルが死亡した事が分かるシーンは登場していません。GF脱獄編のその後に姿が描かれたのはアンドリューと対面する事になるエピソードが最後でその後エマ達の拠点を襲撃したアンドリューの口から明確に名前が登場したのがフィルの最後の登場になっています。

アンドリューは「支援者は殺した」と発言していますが、その直前のセリフの中でわざわざ名指しでフィルの名前を出す事でエマの不安を煽っている状況であった為、その支援者にフィルも当てはまるのであればフィルの死亡も告げているはずだと考察されており、フィルの死亡は確定しておらず、アンドリューと会ったその後については不明のままになっています。

フィルがGFに残り脱獄しなかった理由

フィルが真実を薄々勘付き、真実を告げられても脱獄をしなかったのはエマの考えもあります。ハウスには0歳児から11歳の子供が住んでいましたが実際に出荷されるのは満6歳~12歳の子供です。加えてエマ達の脱獄によって上がごそっと抜ける事とGFの「量より質」という方針、フィルを始めとした現在の4歳時の成績は悪くない事から6歳になったらすぐに出荷という事にはならないだろうというのがエマの推察でした。

フィルはその推察も全て聞かされた上でエマ達の脱獄を後押ししているのです。エマもフィルが好きでかつ頭がいい事も理解しているからこそ唯一フィルにだけは真実を告げた事が分かります。いわばフィルはエマから残留組のリーダーを任される形で脱獄しなかったと言えるのです。

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約束のネバーランドのフィルは天才児?伏線を考察

考察①テストのスコア

GFでの出荷基準になるテスト、このテストで好成績を叩き出す事は出荷されるまでの期間を伸ばす事に重要な要素になりえます。約ネバでスコアというとエマ・レイ・ノートンのフルスコア(300点満点の300点)に注目が集まりますが問題はその次、エマ達の1つ下の世代であるドンとギルダでも200点前後の数字です。つまりフルスコアを出さなくとも出荷される事はない事を示しています。

物語開始時点で10歳のドンとギルダが200点前後なのに対し、フィルは4歳にして195点と上位陣に食い込む程のスコアを記録しているのです。この数字は年齢的には上の子供達を追い抜いていている程でした。加えて脱獄直前には平均で200点を超えるなどまだまだ発展途上である事も示しています。このスコアの急成長はフィルの頭の良さを示す1つのエピソードとして描かれています。

またハウス移住後も具体的な数字こそ描かれていませんが成長を続けているようで同じハウス出身のシェリーと共にスコアが上がっている事、そのシェリーよりもフィルの方がスコアが上である事が明らかになっています。GF第3プラントでも年上を押しのけて上位に食い込む事を考えるとフィルはノーマンに続く天才児と言う事が出来ます。

考察②ミネルヴァの存在に最初に気が付いた

エマ達が脱獄する上で情報源となり後押しをする存在となった「ミネルヴァ」の存在。GF内でこの存在に最初に気づいたのも他ならぬフィルです。ミネルヴァの情報は主に寄贈された蔵書にモールス信号という形で描かれていましたが、ハウス内で読書量1を誇るレイを差し置いてフィルがモールス信号を含めて気づく事になったのです。

フィルはミネルヴァの事、そしてモールス信号の事まで大好きだったエマに教えており、エマがそれをノーマンやレイに伝えています。気づきという部分ではエマ達年長者よりも優れている点もあるといえるフィルはまさに天才児といえその気づきがその後のエマ達の脱獄計画を後押しする事になりました。

考察③エマから真実を打ち明けられた時の言葉

何よりもフィルが天才だと言われる要素になったのがエマに真実を告げられた時のフィルです。上記でも紹介したようにフィルは薄々ハウスの真実を勘付いていました。それだけでも十分に凄い事ですが、何よりも凄いと言われたのは薄々勘付いている事をエマ達はもちろん、エマ達の行動から脱獄をかなり警戒心を強めているママ、イザベラにすら気づかれていなかった事です。

最終的にイザベラはフィルもまた真実を知っている事を察します。しかしそれはエマ達の脱獄当日の事です。フィルはエマ達を追おうとするイザベラを引き止めるべく残された年少組の元にイザベラを誘導しエマ達が逃げる時間を稼いでいるのです。ここでようやくイザベラはフィルも事実を知っておりエマ達の脱獄を知っていた事までを悟っています。そこまで気づかれなかったフィルはやはり天才児だと言われる要因になっています。

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約束のネバーランドのフィルのかわいい魅力

かわいい魅力①GFハウス編での癒しキャラ

フィルは真実を知りながらもGFに残ったという意味でスポットを浴びる事が多いですが、脱獄前からも癒やしキャラとして子供達の中でも愛されるキャラクターでした。性格は明るくいつもニコニコ笑顔を絶やさない姿は絶望感の強い序盤の約束のネバーランドにおいて唯一の癒やしであるとする声も多くなっています。

序盤はエマ達脱獄の主犯組にスポットが当たるので年少組はその後のエピソードと比較しても出番やセリフがかなり限られていますが、そんな中でもフィルは描かれる場面も非常に多いです。こうして描かれる事が癒やしになると言われる同時にフィルが描かれている場面の多くはフィルは薄々勘付いていたという事への伏線だったとも考えられ改めて約束のネバーランドの描写の細かさを象徴するキャラクターだとも言われています。

かわいい魅力②エマたちが大好き?

フィルは年長組の中では特にエマと仲が良いですが、その他の兄弟とも良好な関係を築いています。遊ぶことも好きで活発なのでエマとの相性が良くエマに抱っこしてもらったりおんぶしてもらったりするシーンも多いです。約束のネバーランド単行本の紹介欄でもエマ大好きと紹介される程にフィルはエマが大好きなのです。ちなみにエマ以外には同い年であるシェリーと共にいる事が多いです。

上記でも紹介したエマ達の脱獄当日のサポートもフィルならそんな行動をすればイザベラにバレる事は想定出来たのではないかと考察されます。それでも何かしたいというフィルの思いがフィルにイザベラを足止めするような行動をさせてしまったのだとも考える事ができ、脱獄後もハウスを移り、真実を知りながら待つ日々を苦しみながらもエマ達の迎えを待って過ごす程に信頼しています。

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約束のネバーランドのフィルの声優

河野ひよりのプロフィール

約束のネバーランドにてフィルの声優を務めた河野ひよりさんは2017年にアニメ「恋愛暴君」にて声優としてデビューした声優さんです。山梨県出身の2020年7月現在22歳の若手声優さんで「ぴよちゃん」の愛称で知られています。丸岡和佳奈さん・福積沙耶さんと共に声優ユニット「teaЯLove」としても活動しています。

河野ひよりの主な出演作品

河野ひよりさんがこれまでに出演した作品としては「デスマーチからはじまる異世界狂想曲」のポチ役、「ソウナンですか?」の鈴森明日香役、「荒ぶる季節の乙女どもよ。」の小野寺和紗役、「博多明太!ぴりからこちゃん」のぴりからこちゃん役、「私、能力は平均値でって言ったよね!」のレニー役、「ヒーリングっどプリキュア」の平光ひなた / キュアスパークル役などで出演しています。

アニメ以外の作品ではゲーム「アイドルマスターシャイニーカラーズ」の小宮里穂役やゲーム「絵師神の絆」のロック・ホーム役、ゲーム「夜、灯す」の青柳真弥役として出演しています。その他、約束のネバーランドのWebラジオ「約束のネバーラジオ」ではエマ役の諸星すみれさんと二人でパーソナリティを務めていました。

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約束のネバーランドのフィルに関する感想や評価

ここからは既に約束のネバーランドを視聴した人のフィルに関しての感想を紹介していきます。フィルについての感想で最も多いのはやはりGF脱獄編にてエマから真実を明かされたシーンについてです。それまでも意味深な伏線が多かったフィルですが、全容ではないとはいえ断片的な情報やエマ達の行動から勘付いていた事には驚いたという声が非常に多くなっています。

加えて真実を知りながらも自分達を置いていくようにと言える精神力が凄いとする声も非常に多いです。少しでも間違えれば死ぬかも知れない場所に残されるを受け入れる事が出来るのが凄いという声が多くもっと大きくなってからでも受け入れがたいのに4歳でそれが出来てしまうフィルのメンタル的な強さが何よりも凄いという声が多くなっています。

約ネバ作中にてフィルが再登場し現在の様子や断片的な伏線が描かれ死亡説まで唱えられたフィルのその後が気になるという声も非常に多くなっています。100話にて現状が描かれた際のフィルは真実を知りながらも何もできず出荷される皆を送り出し続ける立場として苦しんでいる様子やママに警戒されている様子なども描かれている事を心配する声もあります。

その伏線や描写から死亡しなくてもかなり精神的に疲労してそうでどこかで気持ちの糸が切れてしまうのではないかと不安視する声も多くなっています。アンドリューや現在フィルが住んでいるハウスのママなど敵と成りえる対象が多い事もフィルにとってはかなりの逆風であり、どのような結果になるとしても早くフィルの伏線を回収してほしいという声も非常に多いです。

アニメ約束のネバーランドでフィルの声優を務めた河野ひよりさんについてもかなりの好印象を覚えたという感想が多くなっています。特にフィルが真実を告げられるシーンやイザベラを足止めするシーンなど年相応の子供っぽさを残しながらもしっかりしている事が分かる演技はとても良かったとする声が多くなっています。

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約束のネバーランドのフィルの死亡まとめ

約束のネバーランド通称約ネバのフィルは約ネバ作中でエマ達と比較しても非常に多くの不吉な伏線が張られ、死亡しているのではないかと考察されているキャラクターです。GFに残った中で唯一真実を知っている事、周囲からも警戒されている事など不吉な伏線の数々は回収されないまま物語は終盤に突入しており、今後の動向が気になるという声も非常に多く集まっています。

約束のネバーランド全体の物語で見れば登場シーンは限られるフィルですが、GF脱獄編では重要なキーマンになったとも言えるだけに明確にその後を描いてほしいという声も多くなっています。フィルに関しての伏線やその後についても注目しながら約束のネバーランドを視聴してみてはいかがでしょうか?

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