【進撃の巨人】リヴァイと獣の巨人の戦闘シーンがかっこいい!リヴァイがその力を引き継ぐ?

『進撃の巨人』ではリヴァイと獣の巨人の戦闘シーンがあります。一個旅団の戦闘力を持つリヴァイが獣の巨人をも圧倒する姿がかっこいいと人気です。そんなリヴァイはジークの獣の巨人の能力を継承するのではないかといわれています。なぜなら獣の巨人との戦いでリヴァイは死亡説が出るほどの重症を負い、戦線離脱したからです。ここではリヴァイが獣の巨人を継承するのか、その考察やかっこいいシーンを紹介します。

【進撃の巨人】リヴァイと獣の巨人の戦闘シーンがかっこいい!リヴァイがその力を引き継ぐ?のイメージ

目次

  1. リヴァイと獣の巨人とは?
  2. リヴァイと獣の巨人のかっこいい戦闘シーン
  3. リヴァイがジークの力を引き継ぐ?
  4. リヴァイは獣の巨人との戦いで死亡した?
  5. リヴァイが獣の巨人になるとどうなる?
  6. リヴァイと獣の巨人の戦闘で見えた伏線を考察
  7. リヴァイと獣の巨人に関する感想や評価
  8. リヴァイと獣の巨人の戦闘シーンまとめ

リヴァイと獣の巨人とは?

進撃の巨人の作品情報

『進撃の巨人』では巨人と人類の壮絶な戦いが描かれているのですが、その中でもかっこいいと人気なのがリヴァイと獣の巨人の戦いです。人類最強といわれるほど強いリヴァイの本気の戦闘シーンで、とても迫力があります。ここではリヴァイと獣の巨人のかっこいい戦闘シーンや巨人化の考察をする前に、『進撃の巨人』の作品情報を紹介します。

進撃の巨人の概要

『進撃の巨人』とは、別冊少年マガジンで連載されているダーク・ファンタジー漫画です。日本だけでなく韓国やアメリカなど世界中でも人気の高い作品です。アメリカのNYタイムズの「週刊マンガランキング」では1位・2位・4位・5位を獲得したこともあります。2018年にはハリウッド映画化されることが発表されました。

進撃の巨人のあらすじ

人類は人を捕食する巨人から身を守るために50mの壁を築き、壁内で平和に暮らしていました。しかしある時知性を持つ超大型巨人が出現し、壁の門を破壊しました。破壊された門からは巨人が侵入して人々を襲いました。この巨人の襲撃によって主人公のエレンは母を亡くします。エレンは巨人を倒すために訓練兵団に入りますが、最初の襲撃から5年後に超大型巨人による2度目の襲撃を受けるのでした。

リヴァイのプロフィール

リヴァイは人類最強の兵士といわれている人物で、約4000人の兵力を持っています。複数の無垢の巨人に囲まれても補佐なしで一人で討伐することができ、九つの巨人の硬質化を上回る速度で斬ることができます。身長は160cmと小柄で、マーレに潜入した時には子供に間違えられていました。

しかし年齢は30歳を越えているといわれています。『進撃の巨人』の中でもかっこいいと人気のキャラクターで、人気投票では第1回〜2回は1位、第3回は2位を獲得しています。

獣の巨人の正体はジーク

獣の巨人の正体は、マーレの戦士であるジークです。『進撃の巨人』のウトガルド城籠城編で初めて登場しました。ジークはこれまで特出した能力がなく使えないといわれていた獣の巨人の価値を見出した人物で、戦闘時は主に投石によって攻撃します。また、王家の血筋であるジークは自分の脊髄液を摂取させたエルディア人を「叫び」によって操ることができます。

TVアニメ「進撃の巨人」Season 3

リヴァイと獣の巨人のかっこいい戦闘シーン

かっこいい戦闘シーン①リヴァイの作戦

リヴァイと獣の巨人のかっこいい戦闘シーンが一番最初に描かれたのは、『進撃の巨人』の第81話です。調査兵団はウォール・マリア最終奪還作戦に出たものの、門を獣の巨人の投石で塞がれたことで閉じ込められてしまいました。調査兵団はひとまず建物の後ろに隠れますが、このままでは獣の巨人の投石で建物もろとも身体を砕かれてみんな死亡してしまいます。

そんな絶望的な状況でも団長のエルヴィンは黙ったままでした。リヴァイが獣の巨人と戦闘をする前の『進撃の巨人』の第80話では、エルヴィンとリヴァイが作戦について話すシーンがあります。リヴァイはエルヴィンに、もし何も手立てがないのであれば壁の上で伸びている巨人化したエレンを起こして来いと言いました。

リヴァイは巨人化したエレンにエルヴィンと新兵を乗れるだけ乗せて脱出するという作戦を立てました。他の新兵やハンジ達が馬で散らばって囮になり、エレンに乗せたエルヴィンを逃がすと言います。これはリヴァイも囮になって獣の巨人に真正面から立ち向かう捨て身の作戦です。しかしエルヴィンは投石がある限り近づくことすらできないと言います。

それでもリヴァイはエルヴィンとエレンが生き残ればまだ勝ち目はあると信じていました。何か行動を起こさなければこのままでは皆死亡してしまいます。するとエルヴィンは反撃の手立てはあると言いました。リヴァイはなぜそれを黙っていたのか疑問に思います。エルヴィンはどうしても生き延びて地下室に行きたいと思っていましたが、その作戦を決行すれば必ずエルヴィンと新兵は死亡してしまうのです。

死ぬことをためらうエルヴィンに、リヴァイは「夢を諦めて死んでくれ」と言います。このシーンは、巨人を倒すというブレない意志を持つリヴァイがかっこいいといわれている名シーンの一つです。こうしてリヴァイとエルヴィンは獣の巨人を倒すための作戦を決行します。

かっこいい戦闘シーン②辿り着いたリヴァイ

『進撃の巨人』の第81話ではいよいよエルヴィンの作戦が決行され、リヴァイのかっこいいシーンが描かれます。エルヴィンは新兵を引き連れて獣の巨人に真正面から突進していきました。しかし一番先頭にいたエルヴィンは早々に投石を受けて落馬してしまいます。それでも使命を果たすために新兵達は獣の巨人に立ち向かいます。獣の巨人は調査兵団の愚かな作戦に呆れました。

しかしエルヴィンと新兵は囮で、実はリヴァイが無垢の巨人を伝って獣の巨人へ近づいていたのです。獣の巨人は無垢の巨人を自分の横に一直線になるように並ばせていました。リヴァイは並んでいる無垢の巨人を倒しながら獣の巨人へとたどり着いたのです。リヴァイでなければ普通は無垢の巨人に襲われて死んでしまう可能性が高いとても危険な作戦でした。

獣の巨人は調査兵団に呆れて腹を立てていたので、真っ向勝負を仕掛けてくるエルヴィンや新兵達にしか目がいっていませんでした。そのため、自分が率いてきた巨人が倒されていることに全く気づけなかったのです。いつの間にか隣にいた巨人が倒れており、リヴァイが目の前に迫っているという状況になっていました。

かっこいい戦闘シーン③人類最強の兵士

『進撃の巨人』の第81話では、エルヴィンと新兵が時間を稼いでいる間にリヴァイが獣の巨人に近づくことに成功し、いよいよ本格的な戦闘が始まります。リヴァイは獣の巨人にアンカーを撃ち、項を狙います。しかし獣の巨人は長い手を使ってリヴァイを捕らえようとしました。リヴァイはすぐさまアンカーを外して獣の巨人の腕を切り刻みます。

獣の巨人のジークは、戦いの前にライナーからリヴァイという兵士に気をつけろと言われていたことを思い出します。ジークは今自分を斬った人物がそのリヴァイだということを察しました。獣の巨人はとっさにもう片方の手で項を隠しますが、目と足首を斬られて前が見えなくなり、さらには立ち上がることもできなくなりました。

体勢を崩したジークは硬質化によって項を守ろうとしますが、リヴァイの攻撃が早すぎて間に合いません。獣の巨人はもう片方の手も切り刻まれて完全に防御ができなくなりました。こうしてリヴァイは獣の巨人を圧倒し、項からジークを引きずり出します。あれだけ苦戦していた獣の巨人を一瞬で倒したリヴァイのかっこいい戦闘シーンでした。

かっこいい戦闘シーン④奪われたジーク

『進撃の巨人』の第81話の後半では、ほぼ勝負が決まってる状況でしたが思いもよらない展開になります。リヴァイはジークの顔を白刃で突き刺して動けなくして、生存者がいないか探していました。リヴァイが持っている巨人の脊髄液の注射を使えば息のある者に獣の巨人を継承させることができます。しかしその一瞬の隙を狙ってリヴァイの背後から車力の巨人が襲いかかります。

車力の巨人はジークを奪って逃げてしまいました。そしてジークは追いかけてくるリヴァイを見て、無垢の巨人にリヴァイを襲うように指示します。リヴァイは襲いかかる無垢の巨人に阻まれて獣の巨人を逃してしまいました。

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リヴァイがジークの力を引き継ぐ?

リヴァイの巨人化は確定?

『進撃の巨人』の第115話では、リヴァイが血だらけの瀕死の状態でハンジに発見されて死亡説が浮上しました。しかし死亡していないという意見も多く、後に巨人化して復活するのではないかと考察されていました。生存が確定した今でも重症で動けないので巨人化しないと再び戦うのは難しいといわれています。

アッカーマン一族は巨人化できるのか謎でしたが、エレンは以前アッカーマン一族は巨人化学による実験の副産物で、人間のまま巨人の力を使うことができると話していました。その後エレンが始祖の巨人の能力を使ってエルディア人だけにコンタクトを取った時、リヴァイにもエレンの声は聞こえていました。そのため、これまでの情報から巨人化することができる可能性が高いといわれています。

エレンが地鳴らしを発動した後は、調査兵団とマガトなどの一部のマーレはエレンを止めようとして動いていますが、リヴァイが復活しないとエレンを止めるのは難しいと考えられています。リヴァイが戦えるまで復活するために巨人化するのではないかといわれているようです。

リヴァイはどの巨人を引き継ぐのか?

『進撃の巨人』の考察では、リヴァイがもし巨人化するのであればどの巨人を継承するのかたくさん考察されています。リヴァイが雷槍によって吹き飛ばされた時は、側にいるジークを食べて獣の巨人を継承するのではないかといわれていました。しかしジークは復活してエレンと共に座標にいます。その後リヴァイを救出したハンジがピークとマガトに接触したことで、車力の巨人を継承すると考察されるようになりました。

ただこの考察はただリヴァイと行動を共にしているという理由だけで考えられているので根拠はありません。リヴァイとハンジはその後ライナーとアニ、ファルコとも合流しているので、鎧の巨人・女型の巨人・顎の巨人も継承する可能性もあります。ただ、『進撃の巨人』の第126話ではピークのフルネームがピーク・フィンガーだということが判明します。

ちょうど第126話ではリヴァイが雷槍によって指を2本失ったことも判明しています。これにより、ピークの「フィンガー」という性とリヴァイが指を2本失ったことは何か関係しているのではないかと新たに考察されるようになりました。巨人を継承しなくても、ピークの存在が指を失ったリヴァイの助けになるのではと考えられています。

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リヴァイは獣の巨人との戦いで死亡した?

戦いには勝利したリヴァイ

リヴァイと獣の巨人はウォール・マリア最終奪還作戦後、もう一度戦うことになります。それが描かれたのは『進撃の巨人』の第112話と第113話です。リヴァイは部下と共にジークの監視をしていました。ジークの監視のために積まれた荷物の中にはワインがありましたが、リヴァイは任務中に酒は飲まないのでそのワインに口をつけませんでした。

ある時ザックレーが亡くなり、イェーガー派が力をつけていると言う情報が入りました。その話を聞いていたジークは突然走り出して「叫び」を使います。すると部下達が無垢の巨人となってしまいました。荷物に積まれていたワインの中にはジークの脊髄液が入っていたのです。

ジークはリヴァイに脊髄液を摂取した瞬間にエルディア人は身体の自由が奪わられると説明していましたが、本当は脊髄液を摂取しても何も身体に変化が起きないので気づかないのです。ジークはリヴァイでも巨人化した部下を簡単に斬る事はできないだろうと思っていました。そして無垢の巨人に自分を運ばせて森を脱出しようとします。

しかしすぐにリヴァイはジークに追いつきます。リヴァイも最初は部下だった巨人を倒すことにためらっていましたが、意を決して襲いかかってきた巨人を全て討伐しました。ジークは仕方なく巨人化してリヴァイと戦うことになります。しかしリヴァイは雷槍を使って一瞬でジークを戦闘不能にしました。この時の無垢の巨人や獣の巨人との戦闘もかっこいい評判です。

爆発ではじけ飛んだリヴァイとジーク

『進撃の巨人』の第113話ではリヴァイのかっこいい戦闘シーンで終わるのですが、その後形勢逆転してしまいます。リヴァイはヒストリアの出産が終わった後、ジークを食べさせる可能性があったので殺しませんでした。リヴァイは意識のないジークを拘束し、首に雷槍の信管をつなぐ紐をくくりつけて少しでも動けば雷槍で身体が爆破してしまうように仕掛けをしました。

そしてリヴァイはジークが巨人化しないように定期的に身体を切断して体力を消耗させます。ジークは先代の獣の巨人の継承者であるクサヴァーとの過去を思い出します。そしてクサヴァーと約束した使命を果たすためにジークは自ら雷槍の紐を引き抜いて自爆しました。

これによってジークもろともリヴァイも爆発に巻き込まれてしまいます。リヴァイは近くの川まで吹き飛ばされてしまい、動けなくなります。こうしてリヴァイの死亡説が浮上するようになりました。

ジークは一命をとりとめる

ジークは雷槍の爆発によって身体の下半身を失ってしまいます。普通であれば、体力を消耗していたジークはいくら巨人の能力を持っていたとしても回復は不可能です。ジーク本人も死を覚悟しました。しかし倒れているジークの元に無垢の巨人がやってきます。無垢の巨人は自分の腹を裂き、その中にジークの身体を入れました。

そこに、ハンジにジークの居場所まで案内させていたフロック達が駆けつけます。近づくと一体の倒れている巨人と吹き飛ばされた荷馬車がありました。すると倒れていた巨人を中心に、蒸気が身体の中に吸い込まれていきます。そして巨人の中からジークが現れました。ジークの身体は始祖ユミルの力によって再生していました。

リヴァイの生死は不明

ジークは始祖ユミルが身体を作ったことで一命をとりとめましたが、リヴァイが死亡したのかは不明のままでした。倒れているリヴァイの元へ向かったハンジは、雷槍によって内蔵をズタズタにされて死亡していると言いました。フロックが脈を確認しようとした時にジークが現れ、ハンジはその隙に川に飛び込んで逃げてしまいました。

それからしばらくハンジとリヴァイの行方が分からなくなったので、リヴァイは本当に死亡したのか読者の間で考察されるようになりました。考察では、リヴァイが死亡したというのはハンジの嘘で、まだ息があったからバレる前にハンジは逃げたのではないかと考えられていました。

そしてリヴァイの安否が分かったのは『進撃の巨人』の第125話でした。エレンが始祖の巨人で地鳴らしを始めたことによって、マーレ軍は撤退を始めます。ピークとマガトも一旦戦線離脱して状況を整理していました。そんな2人に話しかけたのがハンジでした。ハンジは何も武器を持っておらず、こちらにはけが人しかいないと言いました。

ハンジが荷車に乗せていたのが包帯で全身を巻かれたリヴァイでした。ハンジは唯一持っていた猟銃を使ってイェーガー派の調査兵団を襲い、荷物を奪ってリヴァイを治療しました。リヴァイは全身を負傷し、指2本を失ったものの生存していました。

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リヴァイが獣の巨人になるとどうなる?

リヴァイの手足が再生する

リヴァイが獣の巨人を継承した場合、雷槍で負傷した身体は治癒されてすぐに戦線復帰することができます。また身体の一部が欠損しても再生することができるので、失った2本の指も元通りに回復します。実際に『進撃の巨人』でトロスト区が超大型巨人に襲撃された時、エレンは左腕を失くしましたが巨人化すると再生して元に戻っていました。

ただ、欠損した部分の再生には限度があります。巨人化によって体力を消耗した時には再生が遅くなったり、ひどい時には再生できなくなります。リヴァイがジークを雷槍で拘束していた時に定期的に身体を切り刻んでいたのは、体力の回復を避けるためです。このように、巨人化と身体の再生には体力が必要となります。リヴァイがもし欠損部分を再生させるなら、その前に体力を回復させておかなければなりません。

調査兵団が強化される

獣の巨人をリヴァイが継承すると調査兵団の戦力が上がります。今まで調査兵団はエレンの巨人の力を頼りにしていましたが、エレンはジークと共に反乱を企みました。これによって調査兵団は巨人の力を失い、戦力が不足している状態となりました。ただリヴァイの場合は獣の巨人となってエレンと戦うよりも、人間の状態で戦ったほうが強い可能性もあります。

また、調査兵団はジークの「叫び」によって大半の兵士を無垢の巨人にされ、その他の兵士のほとんどはイェーガー派に下りました。そのため、現在調査兵団として活動しているのはハンジ・ミカサ・アルミン・ジャン・コニー・リヴァイの6人だけです。ライナー・アニ・ファルコ達も加勢していますが、リヴァイが獣の巨人を得て強化されるにしても戦力はギリギリの状態だと考えられています。

ジークの情報を入手できる

リヴァイが獣の巨人を継承すれば、ジークやそれまでの獣の巨人の継承者の記憶を共有することができます。これによってジークが持っているマーレや各国の情報を知ることが出来ます。その他にもジークの思想やエレンと接触した時のやり取りが分かるので、エレンの本来の目的を知ることができるかもしれません。

ただ、先代の継承者の記憶を見るには時間がかかることもあります。実際にユミルから顎の巨人を継承したポルコは4年間をかけてやっとユミルの全ての記憶を見ることができました。継承者の記憶を見ることに特化した進撃の巨人でなければ、先代の能力者の記憶を全て見るにはかなりの時間を要するようです。そのため、獣の巨人を継承したからといってほしい情報がすぐに手に入るわけではありません。

安楽死計画が遂行できなくなる

ジークはエルディア人を救うという名目で調査兵団を騙していました。ジークの本当の目的はエレンと接触して始祖の巨人の能力で安楽死計画を遂行することです。安楽死計画は先代の獣の巨人の継承者であるクサヴァーと一緒に計画したものです。安楽死計画とは全てのエルディア人を子供が作れない身体にするというものです。そうすれば約100年後には巨人は確実に世界から消えます。

その間、エルディア人は地鳴らしで牽制すれば各国は手出しできません。このような計画を立てていたジークですが、もしリヴァイが獣の巨人を継承すれば完全に安楽死計画は遂行できなくなります。ただし、リヴァイが獣の巨人を継承しなくても安楽死計画は遂行不可能になりました。『進撃の巨人』第120話ではジークはエレンと接触したことで座標へとたどり着きます。

ジークは座標で「不戦の契り」によって動けないフリをしていましたが、始祖ユミルと対話して「不戦の契り」を無効化していました。そして座標にやってきたエレンの真意を確かめます。ジークはエレンが安楽死計画を遂行するつもりがないと知ると、エレンを始祖ユミルの力で拘束しました。始祖ユミルは幼いころから奴隷として育っており、いつも王家の血筋の者に従順でした。

そのため、始祖ユミルはエレンの願いを叶えることはなく、ジークの指示に従おうとします。しかしエレンは始祖ユミルを抱きしめてもう誰かの奴隷になるのはやめるように説得しました。こうしてユミルはジークではなくエレンを選んだため、ジークの安楽死計画は遂行されませんでした。

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リヴァイと獣の巨人の戦闘で見えた伏線を考察

奪われた記憶を知るジーク

『進撃の巨人』の第81話では、ジークが特攻してくる調査兵団に向かって「レイス王によって世界の記憶を奪われたのは悲劇だ」と言う場面があります。ジークは80年前の巨人大戦を収束させたフリッツ王が、壁内のエルディア人に記憶の改ざんを行っていたことを知っていたのです。

マーレの戦士候補生は皆マーレの洗脳教育を受けており、パラディ島のエルディア人は今でも自分達を地鳴らしで脅し続ける悪魔だと思いこんでいました。そのため、パラディ島の人々の記憶が改ざんされていることはマーレの戦士でも知らないはずです。ちなみにこの時、ジークは本気で腹を立てていたようで投石に使う石を粉々に砕いていました。

そして「お前は父親とは違うだろ?」と自分に言い聞かせます。これにより、ジークは父親を特攻作戦によって亡くし、その父親に記憶改ざんについて聞いていたのではないかと考察されていました。しかし後ほどジークの父がグリシャであることが判明しました。

ジークはエレンと異母兄弟なのですが、育ちはエレンとは全く違いました。そしてウォール・マリア最終奪還作戦後にグリシャの過去が明らかになったことで、なぜジークが壁内の人々の記憶が改ざんされたことを知っていたのか判明します。

ジークの父親

ジークの父親がグリシャであることは、『進撃の巨人』の第86話から描かれるグリシャの過去で明らかになります。当時グリシャはパラディ島ではなくマーレのレベリオ収容区で暮らしており、エルディア復権派に所属していました。グリシャは昔からエルディア人がいかに悪質なことをしてきたのか父親に聞かされて育ちました。

しかしグリシャ本人は何もしていないのに、なぜ過去の人々の罪を背負わなければならないのか分かりませんでした。グリシャは協力者のフクロウから情報を得て、ユミルの過去を自分なりに解釈していました。そしてある時王家の血筋であるダイナという女性がエルディア復権派に入ります。このダイナという女性とグリシャの間に生まれたのがジークだったのです。

ジークは両親からエルディア復権派による洗脳教育を受けていました。王家の血筋であるダイナは80年前のことを知っており、洗脳教育をした時にジークにそのことも教えていました。だからジークはパラディ島の人々の記憶が改ざんされていることを知っていたのです。

壁内人類の過ちの繰り返し

『進撃の巨人』の第81話でジークは「だから何度も過ちを繰り返す」と言って激怒していました。ちょうど調査兵団が特攻作戦を行っていた時のセリフだったので、過去にも特攻作戦のような無謀な戦いを壁内の人間がしていたのではないかと当時は考察されていました。しかし過去に特攻作戦で壁内の人類がマーレに立ち向かったということはないようです。

ジークはこの時特攻作戦に怒っていたのではなく、絶望的な状況でも命を無駄にして戦い続けることに対して怒っているようでした。過去にエルディア人は巨人の力を使って戦争を繰り返していました。その戦争に敗北したことで壁外のエルディア人は迫害されることになります。そんな歴史を知らない壁内の人間が、絶望的な状況でも戦い続けているのを見てこのようなセリフを言ったのだと考察されています。

アルミンの作戦

リヴァイがジークの相手をしている間、壁の反対側ではアルミンとエレン達が鎧の巨人と超大型巨人を相手に戦っていました。しかし超大型巨人の爆発によって104期生以外はほぼ全滅している状態でした。アルミンは作戦を思いつくことができず、一時的にジャンに指揮権を渡していました。しかし第81話のラストシーンではアルミンが作戦を立てて皆に指示を出す姿が描かれました。

その作戦というのはアルミンが囮となって超大型巨人の体力をギリギリまで消耗させ、その間にエレンが巨人化を解いて超大型巨人の項を狙うという作戦でした。超大型巨人はアルミンとエレン、鎧の巨人は他のメンバーで討伐することになります。しかしこの作戦はアルミンが死亡してしまう可能性が高く、エルヴィンと似た捨て身の作戦でした。

リヴァイが持っている巨人化の薬

『進撃の巨人』のウォール・マリア最終奪還作戦前に、リヴァイはケニーに託された注射を持っていました。その注射は巨人化することができる注射で、無垢の巨人に九つの巨人の継承者を食べさせれば能力を継承させることができます。その薬を持っているリヴァイの元には瀕死のアルミンとエルヴィンが運び込まれます。そして側には気を失ったベルトルトがいました。

巨人化の薬は1つしかなく、どちらかを巨人化させて能力を継承させなければ2人とも死亡してしまいます。このシーンではアルミンとエルヴィンのどちらを巨人化させるのかたくさん考察されました。リヴァイならエルヴィンを巨人化させる可能性が高いのですが、これまでの功績を考えるとアルミンを生かしてたほうがいいのではないかと考察されていました。

2人とも人気キャラクターなので、両方死亡せず助かる方法はないのか考えている方もいました。そして最終的にリヴァイが巨人化させたのはアルミンでした。リヴァイはもうこの地獄のような世界からエルヴィンを解放させたいと思ったのです。最期にリヴァイがエルヴィンに話しかけるシーンは切なくもかっこいいと評判です。

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リヴァイと獣の巨人に関する感想や評価

『進撃の巨人』でリヴァイと獣の巨人の2度目の戦いではリヴァイの圧勝でしたが、ジークはリヴァイと共に自爆してしまいました。この時リヴァイの死亡説が噂され、多くの人が安否を心配していました。死亡していないという説では、リヴァイはジークの脊髄液のワインを実は飲んでいて、次に登場する時には身体が治っているのではないかと考えている方がいました。

リヴァイはかっこいいと人気のキャラクターなのですが、『進撃の巨人』は人気の有無に関わらずキャラクターが死亡してしまうことがあります。そのためリヴァイの死亡説も否定できない状況でした。その後リヴァイの安否は分からなくなりますが、ジークの方は始祖ユミルによって回復します。ジークのしぶとさが厄介だと思っている方がたくさんいました。

リヴァイはおそらくジークがエレンと接触するまでは死なないと思って雷槍を仕込んだようですが、それをミスだと指摘している方がいました。ジークが自爆する可能性を見越すことができず、人類最強とまでいわれていたリヴァイがこのような形で戦線離脱してしまうことを残念がっていました。

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リヴァイと獣の巨人の戦闘シーンまとめ

『進撃の巨人』の戦闘シーンの中でも、リヴァイと獣の巨人の戦いはとてもかっこいいと評判です。特に最初に戦った時に獣の巨人を圧倒するシーンはかっこいいといわれています。ただ、リヴァイは獣の巨人との戦いに勝ったものの最後に逃げられてしまいます。重症を負ってもなおリヴァイは獣の巨人を倒すことを諦めていません。今後どのような展開で2人が再び対決するのかに注目です。

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