【進撃の巨人】ミカサ巨人化の可能性を考察！アッカーマン一族は巨人化できない？

ミカサ・アッカーマンが登場し、活躍する『進撃の巨人』。『進撃の巨人』は2009年から『別冊マガジン』で連載されている人気漫画作品です。著者は諌山創。巨人との戦いを描いた作品として話題となり、瞬く間に話題作となりました。2019年12月時点で累計発行部数は1億部を突破。海外からも支持を受ける人気コミックスとなっています。

2013年にはアニメ第1期が放送開始。その後更に話題となり、他漫画家の作画によるスピンオフ漫画やゲーム、ライトノベルや実写映画の他様々なメディアミックスもなされました。また、2018年にはハリウッド版実写映画作成が発表。USJでもコラボアトラクションが開催されるなど日本を代表する人気コミックスとなっています。

物語の舞台となるのは、人を捕食する巨人が実在する世界です。人類は円状に設置された3つの壁の内側に街をつくり、100年もの間平穏に生活していました。ところがある日、超大型巨人が現れ、街を守る壁の1つ、ウォール・マリアを破壊。巨人が次々と街の中に入ってくることに。主人公であるエレンの母カルラは街に侵入した巨人の1人に、エレンの目の前で食べられてしまいます。

激しい怒りに駆られたエレンは、巨人を1匹残らず駆逐することを決意。5年後、訓練を終えていよいよ兵士として配属されるという日を迎えます。しかし、その日再び超大型巨人が現れ、再び壁を破壊。エレンは兵士として巨人と戦おうとしますが…というのが『進撃の巨人』のあらすじとなっています。

ミカサ・アッカーマンは『進撃の巨人』の主人公であるエレン・イェーガーの幼馴染として登場します。エレンや他の登場人物とは異なり、東洋の国の血を引く人物として描かれていますが、他のキャラクター同様巨人化することは出来るのでしょうか？ここからはミカサが巨人化できるかできないかについて触れていきます。

まずミカサのプロフィールについて簡単に触れていきます。ミカサは2月10日生まれ。初登場時は10歳で、その2年後に訓練兵として入団。訓練を終えた時点で15歳とされています。身長は170cmで、体重は68kg。シガンシナ区近郊で家族と共に暮らしていましたが、ある事件により家族を失い、シガンシナ区のエレンの家で過ごすようになりました。

既に触れていますが、元々ミカサはシガンシナ区近郊に家族と共に住んでいました。父親と母親の容姿は下の画像の通り。母親はほぼ絶滅したとされている東洋の血筋でした。ミカサの父については、一見他のエルディア人とは見分けがつかない容姿をしていますが、壁の中では少数民族に当たるアッカーマン一族の1人であったようです。

そんな父と母に囲まれ、シガンシナ区近郊で生活していたミカサ達ですが、ある日希少な血を引き継ぐ母親を狙ってやってきた人攫いに襲われてしまいます。人攫い達は元々ミカサの母を狙っていたようですが、ミカサの母はミカサを守るために抵抗し、その結果人攫い達に殺害されてしまいました。また、ミカサの父も同時期に人攫いによって殺害されてしまったようです。

『進撃の巨人』には巨人化することができるキャラクターが数多く登場します。しかし巨人化できるのはとある一定の条件を満たしている人物のみとされています。しかし、ミカサはその条件について「満たしきれていないのでは？」と指摘する声も。その為ミカサは巨人化できるかできないかについては不確定であるとされています。ここからはミカサが何故巨人化できるかできないか未確定なのかについて触れていきます。

『進撃の巨人』では、多くのメインキャラクターが巨人化します。しかしながら、巨人化できるキャラクターは一定の条件を満たしています。その条件の1つが「エルディア人であること」。細かくいうと「エルディア人の中でもユミルの民」と呼ばれる人種のみです。そもそも巨人化の能力は、エルディア人の始祖であるユミル・フリッツが過去悪魔と契約して得たことが始まりとされています。

その為、巨人化することができるのはユミル・フリッツの血を引く「ユミルの民」のみ。しかし一方ミカサは東洋の血筋のハーフ。更にミカサの父はアッカーマン一族であったことが判明しています。アッカーマン一族も謎が多く、東洋とアッカーマン一族とのハーフであるミカサが巨人化することができるかどうかは不確定であるとされています。

エレンの父であるグリシャ・イェーガーの手記によって、『進撃の巨人』の壁の内側世界の歴史が明らかにされました。巨人の9つの力を得たユミルの民はやがて世界を支配するようになりました。しかしながら、その後巨人の力を分けた家同士で争いが発生してしまいます。

その結果「始祖の巨人」を持つ王家はパラディ島へとエルディア人を連れて移住し、記憶を改ざん。3つの壁に囲まれた世界を唯一の世界とする国を作りあげました。それがエレン達の暮らしていた壁の中の世界です。つまりエレン達が過ごしていた壁の内側で生活していた人類の大半は巨人化することができるということになります。

東洋とアッカーマン一族の血筋を引き継いでいる為、巨人化することができるかできないかが不確定なミカサ。仮に巨人化することができないと仮定すると、他のキャラクターに比べハンデがあるようにも感じられるかもしれません。しかし、父方の血筋である「アッカーマン」の姓には、他のキャラクターにはない能力があるということが判明しました。

その能力の中には、「アッカーマン一族が積み重ねてきた戦闘経験を得る事ができる」というものも。2020年2月現在、『進撃の巨人』で「アッカーマン」の姓を持つキャラクターはミカサとその両親、そしてリヴァイの他、ケニーがいます。ケニーは死亡しましたが、ミカサが「戦闘経験」としてケニーの強さを受け継いでいる可能性があります。

巨人化できるのかできないのかは不確定でありながら、過去のアッカーマン一族が積み重ねてきた戦闘経験を得る事のできるミカサ。そのことが関係しているのか、ミカサは訓練兵時代からとても優秀な成績を残しており、104期生の中で1位の成績を残しています。また、トロスト区攻防戦ではイアン班長から「並みの兵士100人と等価」と評価されていました。

兵士として優秀だと評価されているミカサ。それにふさわしく、普段は冷静沈着な性格をしています。しかしながら、エレンに関係する事については暴走することも。ミカサは過去両親を人攫いに殺された際、エレンとその父であるグリシャに助けられました。それ以来ミカサはエレンに執着するようになったのです。トロスト区攻防戦の際には、エレンに対して「私はあなたを守る」と宣言しています。

また、エレンが女形の巨人に攫われそうになった際には、単身で女形の巨人を追いかけようとしていました。ミカサのエレンに対する執着心は他人から見ても異様なようで、リヴァイからも「自分を抑制しろ」と釘を刺される場面もありました。

巨人化できるかできないか不確定なミカサ。その理由はミカサが東洋の血とアッカーマン一族の血を受け継いでいることにあります。巨人化できるのはエルディア人であることが第1の条件。東洋の血とアッカーマン一族の血を引き継いでいるミカサが巨人化できない可能性は十分に考えられます。『進撃の巨人』本編でも、ミカサが巨人化の能力を受け継ぐと手をあげた際、ジャンが、ミカサが巨人化できない可能性について触れていました。

ミカサが引き継いでいる東洋の血筋「アッカーマン一族」には、驚異的な身体能力が備わっているということが『進撃の巨人』本編で明らかにされました。本編の説明によると、アッカーマン一族は「ユミルの民」を検体として偶然できた一族。アッカーマン一族は人の姿のまま一部巨人の力を引き出すことができるそうです。このことから、アッカーマンの姓をもつ人物に備わった驚異的な身体能力は巨人の力と同じ類のものであると考えられています。

アッカーマン一族に備わっている、一部巨人の力を引き出すことができる能力については、ミカサも受け継いでいることが『進撃の巨人』本編で明らかとなっています。ミカサについては訓練兵時代から身体能力が高い描写がなされていましたが、これもアッカーマン一族の能力によるものの可能性があります。

驚異的な身体能力を持っているアッカーマン一族。その身体能力の高さの要因の1つに、「リミッターの解除」があります。通常、人間には自身の体を破壊しないようにリミッターが付いており、筋力の100%の力を引き出すことができないようになっています。しかし、このリミッターを解除できるのがアッカーマン一族。

ミカサについては、幼い頃人攫いに襲われた際、エレンの「戦え」という言葉をきっかけにリミッターが解除された描写がなされています。この事件以降、ミカサは自分の力をいつでも任意で100%の力を出せるようになったようです。

驚異的な身体能力を持つアッカーマン一族ですが、アッカーマン一族についてはまだまだ謎が多く残されています。既に触れている通り、人間の姿のまま巨人の力を引き出すことができる他、かつては王側近の武家であったことも明かされています。また、壁の中の大半にあたるエルディア人とは異なり、アッカーマン一族には多くの例外が存在しているようです。

アッカーマン一族に備わった例外の1つに、「始祖の巨人の能力による洗脳や記憶改竄が通じない」というものがあります。かつて王は壁の中が唯一の世界だと思い込ませる為、始祖の巨人の能力による記憶改竄による洗脳を行いましたが、それが通用したのは壁の中の大半を占めるエルディア人のみ。少数民族であった東洋の血族やアッカーマンの血族には王による記憶改竄および洗脳は通用しませんでした。

王による洗脳や記憶改竄が通じなかったアッカーマン一族と東洋の一族。その為壁の中の世界では迫害を受けていた時期もあったようです。壁の中へとやってきた当時の王は、再び争いが起きないよう、過去の歴史を抹消しようとしました。そこで行ったのが、始祖の巨人の能力による記憶改竄による洗脳です。しかし既に触れたとおり、それは少数派の血族には通用しませんでした。

記憶改竄の通用しなかった少数民族の大半は王族の指針に従いましたが、2つの民族のみがそれに反対。その2つの民族がアッカーマン一族と東洋の一族だったのです。しかしケニーが王族であるレイス家に下ったため、アッカーマン一族に対する迫害はなくなりました。また、後世までもが迫害されることを案じたケニーの曽祖父の代で、アッカーマン一族も真相を語る事を止めていました。

『進撃の巨人』にはたびたび「道」という単語が登場します。この「道」というのは空間を超越したものであり、必ず交わる一点に辿りつくとされています。そしてそのの交わりが始祖の巨人となるとせつめいされていました。謎の多いアッカーマン一族ですが、どうやらアッカーマン一族も「道」を使えるらしく、その「道」を通じて、過去のアッカーマン一族が積み重ねてきた戦闘経験を得るとされています。

少数民族である為、始祖の巨人の能力に影響されなかったアッカーマン一族ですが、「道」を使えるのであればエルディア人の血を引き継いでいる可能性があります。また、アッカーマンは元々「ユミルの民」を検体としている為、エルディア人から派生した民族と考える事も可能。その為、アッカーマン一族が巨人化できるのかできないのかについて不明とされています。

ミカサはたびたび頭痛に見舞われる描写がなされていますが、これもアッカーマンの血筋が関係しているとされています。力に目覚めたアッカーマン一は、本来の自分が宿主の護衛を強いられることに対して抵抗する為、頭痛に見舞われることがあると『進撃の巨人』の本編でエレンが語っていました。しかし、これについては「エレンの嘘なのでは？」という指摘が一部のファンからなされています。

これは、ミカサの頭痛がエレンを守ろうとした場面だけで発生しているわけではないのが理由です。ミカサの頭痛については、エレンの母であるカルラが死んでしまった場面や、アルミンが瀕死の重傷を負った場面でも発生しています。その為、一部のファンからは「エレンの言葉は嘘なのでは？」と考えられているようです。では、ミカサの頭痛は一体何に起因しているのでしょうか？

未確定ではありますが、「ミカサの頭痛については母方の東洋の血に関係あるのでは？」という説もあります。『進撃の巨人』本編では、ミカサの刺青によって、ミカサの母とヒィズル国との関係が照明されました。しかしこれからヒィズル国が物語にどう関係してくるのかまだはっきりしていません。ひょっとすると何か新しい事実が明らかになるのかもしれません。

東洋の血とアッカーマンの血を受け継ぐミカサ。しかし『進撃の巨人』にはミカサの他にも「アッカーマン」の姓を持つキャラクターが存在します。その内の1人が「人類最強」として有名なリヴァイ。リヴァイの姓が明らかになった際には、ファンによって「ミカサと兄弟なのでは？」という考察もなされました。ここからはリヴァイとミカサの関係についてみていきましょう。

既に触れていますが、リヴァイもアッカーマン一族であることが明らかにされています。母親のフルネームはクシェル・アッカーマン。娼婦として生活していたことが判明しています。では、リヴァイの父親は一体誰なのでしょうか？これについては現在も不明のままですが、一部のファンからはクシェルが娼婦であったことを考えると、その客の1人と考えるのが自然だとう意見もあがっています。

一方ミカサの父についてですが、それについてはケニーが、アッカーマン家の分家であることを示唆しています。リヴァイやケニーはアッカーマン本家の人間ですので、ミカサとリヴァイは兄弟というより遠縁の親戚関係である可能性の方が高いのかもしれません。

リヴァイは元々地下街で母クシェルと共に生活していたようです。しかしクシェルはリヴァイを残して死亡。母を失い、危機的状況に陥ったリヴァイですが、クシェルを訪ねてやってきたケニーに発見され、地下街で生きていく術を教わります。リヴァイが一通りの事を覚えるとケニーは去ってしまいました。その後はゴロツキとして生きていたようですが、エルヴィンと出会い、調査兵団として生きていくようになります。

アッカーマン一族であることが判明しているリヴァイ。では、リヴァイは巨人化できるのでしょうか？ファンからは様々な意見があがっていますが、中でも「巨人化できる可能性はある」という意見が多いようです。その理由は、アッカーマン一族はユミルの民を基に生み出された一族であることと、ケニーの発言にあります。

『進撃の巨人』本編では、ケニーが、巨人となってエレンを食べ、巨人の力を得ようとしていた様子が描かれています。その後レイス家の人間でないと本来の力を発揮することができないと知り、ケニーは意気消沈していました。もしアッカーマン一族が巨人になれないのであれば、ケニーがこうした言動をとるのは少し不自然かもしれません。

獣の巨人の正体であるジーク。その叫びには、「叫びを聞いた者を巨人化させる能力」「巨人化した者を操る能力」があるとされています。実際、30もの兵士がジークの叫び声によって巨人化しました。しかし、リヴァイはこのジークの叫びを近くで聞いていたにも関わらず、ただ1人巨人化していません。その為、ファンの一部からは「リヴァイは巨人化できないのでは？」という意見が持ち上がっています。

「アッカーマン一族は巨人化できない」という考察もありますが、マーレの船で発見された脊髄液入りのワインについて指摘する意見も。ジークの叫びで一部の兵が巨人となりましたが「巨人となったのはワインを飲んでいた人物だけ」と思わせる描写もなされています。リヴァイがワインを飲んだかどうかは明らかにされていないので「リヴァイはワインを口にしなかったから巨人化しなかった」という意見も少なくありません。

アッカーマン一族の血と東洋の血を受け継ぐミカサ。そんなミカサについて述べる際に欠かせないのがエレンの存在です。『進撃の巨人』本編では、ミカサがエレンに執着している様子が何度も描かれています。しかし、エレンはそんなミカサに対し、「アッカーマンの習性が作用しているから」と言い放ちました。その言葉を受けて、ミカサはエレンとの関係に悩み、マフラーを外す様子も描かれています。

その為一部のファンからは「いよいよミカサがエレンから離れる」「ミカサはアルミンについて行くのか？」という意見も。しかし既に触れていますが、エレンが口にしたアッカーマンの習性については嘘である可能性が残されています。もしもエレンが嘘をついていた場合、あえてミカサを突き放したという見方もできるので、2人の関係がまた変化する可能性もあります。

ミカサの母がヒィズル国の将軍の血縁者であることが明らかにされています。しかし、2020年現在『進撃の巨人』本編を確認する限り、ヒィズル国の政府はパラディ島との関係について消極的。資源に目を付けているキヨミ・アズマビトのみが支援している状況となっています。しかしキヨミ・アズマビトは資源とは無関係にミカサを守るとも宣言。今後ミカサがピンチに陥った際、活躍する可能性が高いとされています。

ここからはミカサについての評価・感想を紹介していきます。まず最初に紹介するのは「強くてかっこいい」というものです。ミカサは『進撃の巨人』に登場するキャラクターの中でも屈指の実力者。強い女性キャラクターは他の作品にも沢山登場しますが、その中でもミカサはかっこいいと評判になっています。そんなミカサに憧れるファンも少なくありません。

次に紹介する感想は、「ミカサがエレンからもらったマフラーを外してしまったことが辛い」というもの。2020年2月現在、ミカサとエレンの関係は連載当初からかなり変化してしまっています。そんな2人をみるのが辛いというファンも少なくありません。

最後に紹介する感想は、「可愛いしかっこいいミカサに、エレンと一緒に幸せになって欲しい」というものです。冷静沈着でありながら、これと決めた人の為には全力で動くミカサそんなミカサを「かわいい」「かっこいい」と評価するファンは沢山いらっしゃいます。そんなミカサを応援し、エレンと幸せになって欲しいと感じるファンはかなり多いようです。

今回の記事ではミカサについて、巨人化ができるかできないのか、その可能性について紹介しました。アッカーマン一族については、現在巨人化できる可能性が高いとも言われています。しかしミカサは東洋の血を受け継いだハーフ。現在も巨人化できるかどうかについては意見が分かれています。今後『進撃の巨人』本編でその可能性について説明されるかもしれませんので、今後も『進撃の巨人』から目を離さないようにしましょう。