2020年06月28日公開
2020年06月28日更新
進撃の巨人の舞台はドイツ?モデルと言われる都市・ネルトリンゲンはどこにある?
ストーリー性は勿論のこと、背景も壮大でハイクオリティと言われている『進撃の巨人』。そんな『進撃の巨人』の舞台はドイツと言われており、モデルと言われる都市はネルトリンゲンだと言われているようです。『進撃の巨人』の舞台がドイツという噂は本当なのでしょうか?また、モデルと言われる都市のネルトリンゲンはどこにあるのでしょう?今回は、『進撃の巨人』の舞台やネルトリンゲンについてや名前がドイツ語となっている登場人物についても併せて調査してみましょう。
目次
進撃の巨人とは?
世界中で人気を集めている漫画・『進撃の巨人』。そんな『進撃の巨人』とは一体どの様な作品なのでしょうか?まずは、世界中で人気を集めている日本の漫画・『進撃の巨人』の作品概要やあらすじについてチェックしてみましょう!
進撃の巨人の概要
『進撃の巨人』とは、『別冊少年マガジン』で2009年9月9日発売の10月号(創刊号)から現在も連載されている諫山創による漫画です。単行本は2020年4月現在で既刊31巻となっており、2019年12月の時点で単行本の累計発行部数は全世界1億部を突破しています。
進撃の巨人のあらすじ
主人公、エレン・イェーガーたち人類は突如出現した『巨人』によって滅亡の淵に立たされてしまいます。生き残った人類は『ウォール・マリア』、『ウォール・ローゼ』、『ウォール・シーナ』という巨大な三重の城壁(甕城)の内側に生活圏を確保することで100年の間辛うじてその命脈を保ち、生活をしていました。
進撃の巨人の舞台はドイツ?ネルトリンゲンはどこにある?
『進撃の巨人』の舞台はドイツではないかと言われており、その中でも『ネルトリンゲン』という場所が『進撃の巨人』で描かれている世界と非常に似ていると言われているようです。『進撃の巨人』の舞台がドイツと噂されるようになったのは一体なぜなのでしょう?
また、モデルと言われているネルトリンゲンとはどこにあるのでしょうか。お次は、『進撃の巨人』の舞台がドイツと言われるようになった噂の真相についてと、モデルと言われているネルトリンゲンがどこにある都市なのかを調査してみましょう。
進撃の巨人の舞台はドイツ?
結論からお話しすると、『進撃の巨人』の舞台はドイツで間違い無いようです。これは、『進撃の巨人』の実写映画インタビューで明かされたことであり、『進撃の巨人』の舞台がドイツであることや登場人物もドイツ人であると語られていました。
モデルと言われる都市・ネルトリンゲンはどこにある?
お次は、『進撃の巨人』のモデルになったと言われている都市・『ネルトリンゲン』とは一体どこにある都市なのかをチェックしてみましょう。『ネルトリンゲン』という都市がどこにあるのかと言うと、南ドイツのロマンチック街道の中間です。ネルトリンゲンは、ドイツ連邦共和国バイエルン州シュヴァーベン行政管区のドナウ=リース郡に属す大規模郡都市であり、かつては帝国自由都市とされていました。
進撃の巨人の舞台がドイツだといわれる理由
人気漫画・『進撃の巨人』は壮大な背景も特徴的な作品だと評価されています。そんな『進撃の巨人』のモデルとなった舞台はドイツだと言われているようです。一体なぜ、ドイツが『進撃の巨人』のモデル舞台となっているのでしょうか?お次は、『進撃の巨人』の舞台がドイツだといわれる理由を調査してみましょう。
理由①オープニング曲の出だしがドイツ語
『進撃の巨人』の舞台がドイツだといわれる理由1つめは、『オープニング曲の出だしがドイツ語』です。『進撃の巨人』の前期オープニング曲は『紅蓮の弓矢』、後期オープニング曲は『自由の翼』で、どちらもLinked Horizonという歌手が歌った曲です。
この2つのオープニング曲には出だしが日本語ではなく、英語のような歌詞だったんですが、どこの言葉か調べてみると、ドイツ語であったことがわかりました。前期・後期ともにオープニング曲の出だしがドイツ語だったことで、『進撃の巨人』の舞台がドイツではないかと言われるようになって行きました。
理由②ドイツ語の名前の登場人物がいる?
『進撃の巨人』の舞台がドイツだといわれる理由2つめは、『ドイツ語の名前の登場人物がいる?』です。『進撃の巨人』に登場するキャラクターにはドイツ語の名前もいると言われており、代表的なキャラクターが主人公の『エレン・イェーガー』です。『イェーガー/イエーガー(Jäger,Jaeger)』とは、ドイツ語で『狩人』・『猟兵』・『戦闘機』という意味を持ちます。
続いて、ドイツ語が名前のキャラクターが『アルミン・アルレルト』です。『アルミン』もドイツ語で『兵士』という意味があると言われています。調査兵団14代団長の『ハンジ・ゾエ』もドイツ語で『神は親切である』という意味を持つそうです。このように、『進撃の巨人』にはドイツ語の名前の登場人物が複数登場していることで、モデルとなった舞台がドイツと言われているようです。
理由③ベルリンの壁との関係
『進撃の巨人』の舞台がドイツだといわれる理由3つめは、『ベルリンの壁との関係』です。『進撃の巨人』では『巨人の壁』なるものがあります。主人公であるエレン・イェーガーが外の世界を探検したいと思い描いている壁です。そして、『ドイツ』と『壁』のワードを聞くと、多くの方が『ベルリンの壁』をイメージするのではないでしょうか。
『進撃の巨人』の舞台がドイツと言われることには、この、『ベルリンの壁』と『進撃の巨人』に登場する『巨人の壁』も関係しているのではないかと考察されています。ベルリンの壁は第二次世界大戦後に連合軍(米・英・仏・ソ連)によって西ドイツと東ドイツに分けられたことにより東ドイツ側により建設された壁でしたが、1989年11月9日に市民たちの手によって破壊されました。
一体なぜ、ベルリンの壁は破壊されたのかというと、『事実上の旅行自由化』のためだったそうです。この理由が、エレン・イェーガーが『壁の外を探検したい』という夢と重なると言われ、『進撃の巨人』の舞台がドイツと言われることにより一層濃厚な理由となりました。
ちなみに、『進撃の巨人』では巨人たちが南からやってくると言われています。この設定や『ベルリンの壁』と『巨人の壁』を、現実世界と『進撃の巨人』の世界観を重ねてみると、どこの国から巨人は発生しているのか気になる方もいると思います。
ドイツの南側にある国はチェコ、オーストリア、スイス、フランスですが、現在濃厚と言われているネルトリンゲンが『進撃の巨人』のモデルだとすると、そこから南の国となればスイス、オーストリアの2国になるようです。どこがモデル舞台になっているのかで、様々な見方が変わってくるのでこのような視点から作品を楽しむのも一つの醍醐味でしょう。
理由④パラディ島とマダガスカル島の関係
『進撃の巨人』の舞台がドイツだといわれる理由4つめは、『パラディ島とマダガスカル島の関係』です。『進撃の巨人』では『パラディ島』という島が巨人の壁がある場所だとなっています。そんな『パラディ島』のモデルとなっているのではないかと言われているのが、『マダガスカル島』です。
『マダガスカル島』とはどこにある島なのかというと、アフリカの南東約400kmのインド洋西部です。そんな『マダガスカル島』が『パラディ島』のモデルとなっているのではないかと言われているのは、第86話『あの日』で描かれた地図でした。『マダガスカル島』と『パラディ島』の形が酷似していることからこちらもモデルとされているではないかと考察されているようでした。
進撃の巨人のモデルとされるネルトリンゲンの魅力
『進撃の巨人』のモデルと言われている都市・ネルトリンゲン。そんなネルトリンゲンには一体どのような威力があるのでしょうか?お次は、『進撃の巨人』のモデルともなったネルトリンゲンの魅力についてチェックしてみましょう。
ネルトリンゲンの魅力①城壁
出典: https://tabit.jp
『進撃の巨人』のモデルとされるネルトリンゲンの魅力1つめは、『城壁』です。ネルトリンゲンといえば城壁というほど、ネルトリンゲンは城壁で取り囲まれています。『進撃の巨人』では、巨人から街を守るために高さ50mの城壁が築かれており、ネルトリンゲンの城壁をモデルとにしたことがよくわかります。
ネルトリンゲンの魅力②聖ゲオルク教会
『進撃の巨人』のモデルとされるネルトリンゲンの魅力2つめは、『聖ゲオルク教会』です。『聖ゲオルク教会』はネルトリンゲンの中心に位置するゴシック仕様の教会でネルトリンゲンの顔といっても良い観光地です。外壁には隕石の落下の際にできる鉱石のスエバイトが使用されており、外壁からもずっしりとしたゴシック感が楽しめます。
ネルトリンゲンの魅力③ダニエル塔
『進撃の巨人』のモデルとされるネルトリンゲンの魅力3つめは、『ダニエル塔』です。聖ゲオルク教会の横にはダニエル塔があり、こちらも観光名所となっています。ダニエル塔は高さ89.9mあるのですが、エレベーターなどはなく、階段で頂上まで登ることとなります。大変に感じられるかもしれませんが、休憩スペースもあるのでゆったりと頂上まで登っていくことを楽しめる観光地となっています。
ネルトリンゲンの魅力④タンツハウス
『進撃の巨人』のモデルとされるネルトリンゲンの魅力4つめは、『タンツハウス』です。ドイツらしいカラフルな街並みにうっとりとするマルクト広場。そんなマルクト広場の中でもひときわ目立っているのがタンツハウスです。『タンツ』とは『ダンス』を意味し、かつては舞踏会や集会場として活用されていたようです。ちなみに現在はお店やレストランが入っているようです。
ネルトリンゲンの魅力⑤カイザーホーフ・ホテルゾンネ
『進撃の巨人』のモデルとされるネルトリンゲンの魅力5つめは、『カイザーホーフ・ホテルゾンネ』です。マルクト広場の中でも歴史あるホテルと言われているのがカイザーホーフ・ホテルゾンネです。こちらのホテルでは16世紀に神聖ローマ皇帝が3人も滞在していたといわれており、歴史好きな方なら一度は宿泊してみたいホテルです。
ネルトリンゲンの魅力⑥英雄とされる豚がいる?
『進撃の巨人』のモデルとされるネルトリンゲンの魅力6つめは、『英雄とされる豚がいる?』です。戦争が多かった国とされているドイツですから、過去にはネルトリンゲンも何度も戦場となってしまいました。15世紀の戦争時、街を救ったのが1匹の豚だったそうです。
敵が夜襲をかけようとした際に1匹の豚が逃げ出してしまい街は大パニックになってしまいました。その結果、敵も奇襲を諦めてしまったそうで、ネルトリンゲンでは豚が英雄とされており、街にもあちこち豚のオブジェが置かれているようです。
ネルトリンゲンの魅力⑦隕石落下があった?
『進撃の巨人』のモデルとされるネルトリンゲンの魅力7つめは、『隕石落下があった?』です。ネルトリンゲンには隕石落下があったと言われています。約1500万年前に、地球に隕石が激突したことで隕石は粉々に砕け散ってしまい大地には大きなクレーターが残されました。その隕石によって作られたクレーターの上に街を築いていったのがネルトリンゲンといわれています。
ネルトリンゲンの魅力⑧魔女狩りなどの逸話あふれる街
『進撃の巨人』のモデルとされるネルトリンゲンの魅力8つめは、『魔女狩りなどの逸話あふれる街』です。ネルトリンゲンは魔女狩りなどの逸話あふれる街と言われています。魔女狩りは14世紀から17世紀のヨーロッパ、特に南ドイツで盛んに行われていたと言われており、ネルトリンゲンもその一つの都市とされているようです。
ネルトリンゲンの魅力⑨リースクレーター博物館
『進撃の巨人』のモデルとされるネルトリンゲンの魅力9つめは、『リースクレーター博物館』です。『聖ゲオルク教会』の外壁にも隕石の落下の際にできる鉱石のスエバイトが使用されていると前述したように、ネルトリンゲンには隕石落下があったと言われています。そんな隕石落下から街ができるまでの歴史を展示した博物館が『リースクレーター博物館』です。
進撃の巨人に関する感想や評価
ドイツを舞台とした人気漫画・『進撃の巨人』。そんな『進撃の巨人』に対して世間の人々は一体どのような感想や評価を抱いているのでしょうか?最後に、『進撃の巨人』に関する世間の感想や評価をチェックしてみましょう。
進撃の巨人まさかこんなに面白い展開になるとは思ってなかったから一作品で二度美味しいの気分
— ねこち (@pstlnynnyn00) June 20, 2020
こちらの方は『進撃の巨人』に対して「進撃の巨人まさかこんなに面白い展開になるとは思ってなかったから一作品で二度美味しいの気分」とツイートしています。読むのをやめてしまった方が再度読み進めていくと想像以上に面白かったと言う方も多いようです。
進撃の巨人は元々好きだったんですが、その分アニメ化に色々と不安があった作品。しかし僕のちっぽけな不安をちゃぶ台返しするかのような圧倒的スケールとクオリティで作られていたという…いや、クオリティもそうだけど、何が感動したって、1話からでも感じられる作品へのスタッフの深い理解が嬉しい
— 竜ノ湖太郎 (@tatunokotarou14) April 7, 2013
こちらの方は『進撃の巨人』に対して「進撃の巨人は元々好きだったんですが、その分アニメ化に色々と不安があった作品。しかし僕のちっぽけな不安をちゃぶ台返しするかのような圧倒的スケールとクオリティで作られていたという…いや、クオリティもそうだけど、何が感動したって、1話からでも感じられる作品へのスタッフの深い理解が嬉しい」とツイートしています。原作は勿論、アニメ版も好評のようです!
漫画やアニメに全く興味がなかったウチのおとんが昨日ウチに遊びに来た時、正月に一挙放送してた、進撃の巨人をたまたま見て感動したらしく、早く続きはやらんのか?いつやるんだ、と言ってきた。良いものは世代を超えるんだなあとしみじみ。
— maruru (@maruru2178) January 13, 2014
こちらの方は『進撃の巨人』に対して「漫画やアニメに全く興味がなかったウチのおとんが昨日ウチに遊びに来た時、正月に一挙放送してた、進撃の巨人をたまたま見て感動したらしく、早く続きはやらんのか?いつやるんだ、と言ってきた。良いものは世代を超えるんだなあとしみじみ。」とツイートしています。『進撃の巨人』は若い世代だけではなく親世代も楽しみにしている方が多いようです。
進撃の巨人の舞台まとめ
『進撃の巨人』の舞台まとめはどうでしたか?『進撃の巨人』の舞台となっているのはドイツで、モデルとなった都市はネルトリンゲンと言われているそうです。『進撃の巨人』をみているとお分かり頂けると思いますが、ネルトリンゲンは非常に美しい街並みを誇る都市です。『進撃の巨人』ファンとしては勿論、ドイツに足を運んだ際には是非寄ってみてほしい場所なので、気になる方は是非チェックしてみてくださいね。