2020年06月26日公開
2020年06月26日更新
【進撃の巨人】ミカサはなぜマフラーをしている?エレンとの関係と外した理由は?
『進撃の巨人』の可愛いヒロイン・ミカサはいつも赤いマフラーをしています。このマフラーにはエレンとミカサの関係が隠されているようですが、一体どのような理由でミカサはマフラーをつけているのでしょうか?また、ずっと大切にしていたマフラーを外すこととなったきっかけやルイーゼがミカサのマフラーを持っていた理由、ミカサの名言「マフラーを巻いてくれてありがとう」が誕生したシーンとは?今回は、『進撃の巨人』・ミカサのマフラーについて詳しく解説します!
ミカサとは?
『進撃の巨人』の可愛いヒロインといえばミカサです!そんな『進撃の巨人』とは一体どの様な作品なのでしょうか?また、ミカサとは一体どのようなキャラクターなのでしょうか?まずは、世界中で人気の漫画・『進撃の巨人』の作品概要やあらすじ・ミカサのプロフィールについてチェックしてみましょう!
進撃の巨人の作品情報
進撃の巨人の概要
『進撃の巨人』とは、『別冊少年マガジン』で2009年9月9日発売の10月号(創刊号)から現在も連載されている諫山創による漫画です。単行本は2020年4月現在で既刊31巻となっており、2019年12月の時点で単行本の累計発行部数は全世界1億部を突破しています。
進撃の巨人のあらすじ
人類は突如出現した『巨人』によって滅亡の淵に立たされてしまいます。生き残った人類は『ウォール・マリア』、『ウォール・ローゼ』、『ウォール・シーナ』という巨大な三重の城壁(甕城)の内側に生活圏を確保することで100年の間辛うじてその命脈を保ち、生活をしていました。
ミカサのプロフィール
ミカサの本名は、ミカサ・アッカーマンです。ほぼ絶滅したとされる東洋系の血を継いだハーフであり、幼少時に母親によって一族が受け継ぐ刻印の刺青を右手首に付けられています。エレン・イェーガーとアルミン・アルレルトの幼馴染です。
ミカサは、両親を殺された事件の際に脳のリミッターを意図的に開放する能力を身につけており、常人よりも高い身体能力を有しています。訓練兵時代から教官にはあらゆる難解な科目をこなす実現力があり、歴代でも類のない逸材であるとの評価を受けており、訓練兵団に入団してからは首席で卒業しました。のちにエレンを守るために調査兵団に入団しています。
ミカサはなぜマフラーをしている?
『進撃の巨人』のミカサといえば、マフラーがトレードマークとなっているほど、肌身離さずマフラーをつけています。一体なぜ、ミカサは常にマフラーをしているのでしょうか?そこでお次は、『進撃の巨人』のミカサがマフラーをしているわけについて調査してみましょう。
マフラーはエレンがくれたものだった
ミカサが肌身離さずつけているマフラーは過去にエレンがくれたものでした。その理由については詳しく後述しますが、ミカサにとってはこの、エレンがくれたマフラーが何よりも大切で、心を温めてくれる存在となっていました。
その後もずっとマフラーをつけていたミカサ
ミカサはエレンにマフラーを巻いてもらって以来、ずっとマフラーをつけていました。それほど、ミカサにとってエレンがくれたマフラーは大切な存在となっているためです。しかし、のちにそんな大切なマフラーを外すこととなってしまいました。ミカサがマフラーを外すこととなった理由についても後述しますが、長い間ずっとミカサはエレンがくれたマフラーをつけていました。
ミカサの過去とエレンとの関係
『進撃の巨人』・ミカサがマフラーを巻いている事にはミカサの過去とエレンとの出会いといった二人の関係が関わっている様です。ミカサには一体どの様な過去があり、マフラーを四六時中巻くこととなったのでしょうか?
また、のちにミカサの名言となる「マフラーを巻いてくれてありがとう」が誕生したシーンとはどのようなシーンだったのでしょうか?お次は、『進撃の巨人』・ミカサの過去とエレンとの関係についてチェックすると共に、ミカサの名言・「マフラーを巻いてくれてありがとう」の誕生シーンについてチェックしてみましょう。
ミカサの悲惨な過去
まず、ミカサの過去についてチェックしていきましょう。ミカサは非常に悲惨な過去を背負っています。ミカサは父がアッカーマン家の血をひく西洋人、母は絶滅寸前の東洋人というハーフとして産まれ、両親と共に山奥でひっそりと暮らしていました。ミカサはハーフですが、容姿は母親に似ており、母譲りの黒髪が美しい女性となりました。
ある日、ミカサの家にエレンの父親であるグリシャ・イェーガーが家を訪ねてくる予定でした。グリシャ・イェーガーだと思ってドアを開けると、見知らぬ男たちが立っていました。この男たちは人身売買を行っている犯罪者達で、貴重な純潔の東洋人であるミカサの母と娘であるミカサを狙った強盗でした。
この強盗たちによってミカサの父親は刺殺されてしまいます。ミカサの母親はせめてミカサだけでも守らなければと必死で抵抗しましたが、勢い余ってターゲットとしていた母親も殺してしまいます。ミカサは両親を目の前で惨殺されてしまい、さらに人身売買を行なっている強盗たちに誘拐されてしまいます。
グリシャ・イェーガーとエレンがミカサの家に到着した時には既にミカサは誘拐されてしまっており、殺されてしまったミカサの両親だけが残されてしまいました。グリシャ・イェーガーはエレンに山を下りてふもとで待っているように言い渡しますが、ミカサを救い出さなければいけないと考えたエレンは自力で強盗団のアジトを突き止め、一人で乗り込みます。
幼い頃から身体能力が優れていたエレンは持ち前の身体能力に加え、子供であることを生かした機転を利かせた行動でたった1人でミカサを攫った2人の男を殺害してミカサを救い出しました。ホッとしたのも束の間、エレンとミカサは再び窮地に立たされることとなってしまいます。ミカサを誘拐した強盗団は2人ではなく3人です。
エレンが殺害したのは2人、つまりあと1人仲間の強盗団がいたということです。そのことに気づいた時にはすでに遅く、アジトを離れていた男が戻ってきてしまい、エレンは捕まってしまいます。殺されかけたエレンはミカサに「戦え!戦うんだよ!」と訴えました。
ナイフを握っても震えが止まらなかったミカサでしたが、強いものが弱いものを喰らう…この世界は残酷なんだと気付かされ、自分を支配できるようになります。そんな内なる力に目覚めたミカサは、見事エレンを捉えていた男を殺害し、強盗団に復讐を果たしたのでした。
ミカサとエレンの出会い
ミカサとエレンの出会いは一体どんなものだったのかというと、前述した、ミカサが強盗に襲われた時でした。強盗団に無事復讐を果たしたとはいえ、両親をいきなり亡くしてしまったミカサは途方に暮れてしまいます。まだ幼いのに、目の前で両親を殺されてしまい、自分には帰る場所もなくなってしまいました。
そんなミカサにエレンが、自分が身に着けていたマフラーを巻いてあげたのです。そして、エレンの父親であるグリシャ・イェーガーがミカサに「一緒に暮らそう」と提案します。そしてエレンは「早く帰ろうぜ。俺達の家に」とミカサに声をかけ、この日からエレンとミカサは一緒に暮らすようになり、新しい家族となりました。
ミカサの名言「マフラーを巻いてくれてありがとう」
『進撃の巨人』の中でも名言だと言われているのがミカサの「マフラーを巻いてくれてありがとう」という名言です。この名言が生まれたのは、ミカサのエレンへの思いと過去のトラウマ・そしてエレンを失う恐怖心が関係しているようです。ミカサは強盗団たちによって最愛の両親を殺されてしまいました。自分自身も誘拐され、危険な目に遭ってしまいますが、エレンによって助けられなんとか生き延びることができました。
新しい家族としてエレン一家に受け入れられたミカサでしたが、その後、エレンの父親であるグリシャ・イェーガーは行方不明となってしまい、母親であるカルラ・イェーガーも、エレンの目の前で巨人に捕食されしまいました。血の繋がりのある両親はもちろん、自分のことを温かく受け入れてくれた両親も失ったことでミカサはエレンを失ってしまいことを何よりも恐れて生きることとなってしまいました。
この頃、すでにミカサの世界はエレンを中心に回るようになってしまっていました。そんな中、エレンとミカサは、カルラ・イェーガーを捕食した巨人の前で絶体絶命のピンチを迎えてしまいました。そんな絶体絶命のピンチを迎え、ミカサは死ぬことも覚悟していました。そして、エレンに名言を伝えることとなります。
ミカサは「エレン、聞いて、伝えたいことがあるの。私と…一緒にいてくれてありがとう。私に…生き方を教えてくれてありがとう。…私に、マフラーを巻いてくれてありがとう」と、エレンにたくさんの「ありがとう」を伝えました。そんなミカサの「ありがとう」を聞いて、エレンは「そんなもん、何度でも巻いてやる。これからもずっと、オレが何度でも」と返答しました。
ミカサがマフラーを外す?理由を考察
「マフラーを巻いてくれてありがとう」というほど、エレンに対するたくさんの想いが詰まったミカサのマフラー。そんなミカサはこれまで常にマフラーを手放さないほど大事にしてきましたが、マフラーを外すシーンが登場したようです!
これまで肌身離さず持っていたマフラーを外すこととなった理由は一体なんだったのでしょうか?お次は、『進撃の巨人』・ミカサがマフラーを外すこととなった理由やルイーゼが持っていたマフラーについてチェックしてみましょう。
マフラーを外した理由は自己否定?
ミカサがこれまで肌身離さず持っていたマフラーを外すこととなった理由についてまずはチェックしていきましょう。ミカサがエレンにもらったマフラーを外すこととなったシーンは『進撃の巨人』単行本29巻に収録されている118話・『騙し討ち』でのことでした。
ミカサがマフラーを外すシーンでは、ルイーゼに渡された立体起動のリールをミカサが装着した後のことです。ルイーゼに渡された立体起動のリールを装着したミカサは、エレンに巻いてもらったマフラーを机の上に置いて出て行こうとします。「そのマフラー置いて行くんですか?」と尋ねるルイーゼに対してミカサは「置いて行く」と答えて部屋を出ていってしまいました。
では、どうして、ミカサはエレンにもらったマフラーを外すことで自己否定したと言われているのでしょう?この理由については、ミカサがアッカーマン一族である自分を否定したいという思いがあるからではないかと考えられています。ミカサは、自分が辛い時そばにいてくれたエレンがとても大切で特別な存在です。
エレンを中心にミカサの世界は回っているといっても過言ではなく、ミカサはエレンを守ることを使命としています。そんな使命感から時には暴走してしまうこともありました。しかし、ミカサ自身はこれは自分の意思でエレンを助けたいと思っていたのですが、ミカサがエレンを助けたいと思うことや執着していることは自分がアッカーマン一族であることが理由ではないかと感じ取ってしまいました。
ミカサは自分の意思でエレンを助けたいと思っています。しかし、アッカーマンに支配されていることでエレンを助けたいと思ってしまっているのではないかと思い悩み、アッカーマンに支配されている自分を否定したい事からエレンにもらったマフラーを外すことになったのではないかと言われています。
マフラーを外した理由はエレンとの決別?
エレンにもらったマフラーはミカサにとってとても大切なものでした。『ひとりじゃない』『家族』というつながりを感じさせてくれ、自分を温めてくれるのがエレンが巻いてくれたマフラーです。そんなマフラーをミカサが外すというのは、エレンとの決別を意味しているのではないかと考えられているようです。
というのも、エレンがくれたマフラーはミカサにとってエレン自身を見立てているのではないかと考えられていたためです。また、過去に『進撃の巨人』作者・諫山創はANSWERSにてミカサとエレンの関係を親鳥と雛鳥に例えて話していました。ミカサはこれまで信じていた世界が崩れたことによって、少し醒めた目というか、無邪気ではいられなくなってしまいました。
そんな時に現れたのがエレンです。ミカサはエレンという新たな価値観を見つけて、雛鳥が親鳥を慕うように、エレンについていくことを決めたと述べていました。雛鳥もいつかは親鳥から離れて行ってしまいます。これが伏線になっていたとすれば、ミカサもいつかエレンから離れて行ってしまうと考えられます。
ミカサにとって何よりも大切にしていたマフラーを外すということは、それなりの覚悟や思いがあったことは当然でしょう。このことから、ミカサがマフラーを外した理由は、エレンとの決別が隠されているのではないかと考察されています。
マフラーはルイーゼが持っていた?
118話・『騙し討ち』ではエレンからもらったマフラーを外すこととなり、置いて行ったミカサ。大切にしていたマフラーを外すこととなった事にも深い意味が込められていると多くの読者は予想しましたし、「あのマフラーはどうなっちゃうんだろう…」と心配していた読者も多かったり、「ルイーゼがマフラーを持っていないのかな?」と、願望を述べていた読者も多くいたようです。
結論からお話しすると、126話・『矜持』でルイーゼがミカサのマフラーを持っていたことが明らかになりました。ルイーゼはベッドに横たわりながらマフラーを巻いていました。この時のルイーゼは腹部に雷槍の破片が入っていてすでに助からない状態でした。ルイーゼはこのマフラーについて、エレンとあることを話していたそうです。
ルイーゼが語るエレンのセリフ
ルイーゼ曰く、エレンは「そのマフラーは捨てて欲しい」と話していたそうです。ルイーゼは「でも…捨てるくらいだったら」「このまま私と…」と、ミカサに語りかけますが、ミカサは「返して」と手を出し、自分の首に巻いていたルイーゼから返してもらいました。エレンがマフラーを捨てて欲しいと行ったのには、自分の気持ちが揺らぐからではないかと言われています。
これまではエレンは自分の大切なものをあえて突き放すような行動をしてきました。ミカサやアルミンを遠ざける理由も、きっと大切だからこそ突き放してしまいました。そんな大切な存在のミカサが肌身離さずつけていたマフラーを目にすると、気持ちが揺らいでしまいます。だからこそ、「マフラーを捨てて欲しい」とエレンはルイーゼに話したのではないかと考えられています。
ミカサの今後を予想
『進撃の巨人』のヒロイン的存在・ミカサ。そんなミカサの今後について多くの読者が注目しているようです!ミカサの今後はどのように展開されていくと予想されているのでしょうか?お次は、『進撃の巨人』・ミカサの今後について予想してみましょう!
ミカサの今後①エレンを倒す?
『進撃の巨人』・ミカサの今後2つめは『エレンを倒す説』についてです。ミカサがエレンを倒すのではないかという予想です。「世界を救いにいく」というコニーと合流したライナーたち。ここからはエレン対マーレ軍+調査兵団で戦いが起きることを予想されています。
そうなると、最終的にエレンのことを切らなくてはならない人が出てきます。リヴァイが適切な気もしますが、身体が戻っていないことからリヴァイは戦えません。そうなってくると必然的に戦闘能力が最も高いミカサがエレンの首を斬るのではないかと考えられています。
ミカサの今後②死亡する?
『進撃の巨人』・ミカサの今後2つめは『死亡説』についてです。ミカサがこれまで大切にしていたマフラーを置いていったことによって、死亡フラグが立ったのではないかとの考察もされていました。しかし、のちにミカサはルイーゼからマフラーを返してもらうこともできたので、死亡するのではないかという予想の可能性は低いと考えられているようです。
ミカサに関する感想や評価
可愛くてかっこいい『進撃の巨人』キャラクター・ミカサ。そんなミカサに対して世間の人々は一体どのような感想や評価を抱いているのでしょうか?最後に、『進撃の巨人』の人気キャラクター・ミカサに関する世間の感想や評価をチェックしてみましょう。
2期にミカサが私にマフラーを巻いてくれてありがとうって言うシーンあるやん
— 🌸るあぴ🌸 (@ruapi_0620) June 1, 2020
あのシーンのミカサの美しさ半端ない
こちらの方は『進撃の巨人』・ミカサに対して、「2期にミカサが私にマフラーを巻いてくれてありがとうって言うシーンあるやん。あのシーンのミカサの美しさ半端ない」とツイートしています。「マフラーを巻いてくれてありがとう」というシーンではミカサが過去一番可愛いと言われるほど、視聴者にも高評価となっているシーンのようです。
ミカサちゃんの可愛さぶっ飛んでるかわいいな本当に、、ミカサちゃん強くてかっこいい素敵な女の子だ好きだ、、
— ひこ☻ (@shkkk011) June 7, 2020
こちらの方は『進撃の巨人』・ミカサに対して、「ミカサちゃんの可愛さぶっ飛んでるかわいいな本当に、、ミカサちゃん強くてかっこいい素敵な女の子だ好きだ」とツイートしています。ミカサは見た目がかわいいだけでなく、強くてカッコ良さも兼ね揃えていることから多くの読者に愛されるキャラクターです。
考えるとエレンがミカサは家族じゃないと自覚したのは、ミカサの「マフラーを巻いてくれてありがとう」と言われた時では?何度だって巻いてやる!ってあの台詞は無自覚な一種のプロポーズだったのでは?だめ読み直すむりむり
— おじじ (@ogisangbox) November 8, 2019
こちらの方は『進撃の巨人』・ミカサに対して、「考えるとエレンがミカサは家族じゃないと自覚したのは、ミカサの「マフラーを巻いてくれてありがとう」と言われた時では?何度だって巻いてやる!ってあの台詞は無自覚な一種のプロポーズだったのでは?」とツイートしています。ミカサの名言「マフラーを巻いてくれてありがとう」に対するエレンの返答はプロポーズみたいだとドキドキしていた読者も多かったようです。
ミカサのマフラーまとめ
『進撃の巨人』・ミカサのマフラーまとめについてはどうでしたか?ミカサがひとりぼっちになってしまった時、マフラーを巻いてあげたエレン。そのため、ミカサにとってはただのマフラーではなく、たくさんの「ありがとう」が詰まったマフラーとなっています。そんな、たくさんの「ありがとう」が詰まったマフラーを外すこととなった時にもミカサはエレンへの想いをたっぷり詰めていました。
ミカサはアッカーマン一族としてエレンに執着するのではなく、自分の意思でエレンを助けたいと思いたいため、大切にし続けてきたマフラーを外すこととなってしまいましたが、やはり宝物のようなマフラーですから最終的には取り戻しました。何気無いキャラの特徴としか思われないマフラーですが、ミカサのマフラーには様々な想いが詰まっているので、ぜひ気になる方はチェックしてみてくださいね。