進撃の巨人をわかりやすく解説!作中の歴史は?世界情勢や国・巨人についてまとめ

社会現象になる程爆発的に流行した進撃の巨人。しかしストーリーが進むにつれて徐々に明かされていく情報が大きく壮大になっていく構成になっているだけに決してわかりやすく構成されているとは言えず解説も断片的で理解出来ないという人も多くなっています。今回は進撃の巨人について、内容や作中の歴史、ストーリー上に関連する国の情報、登場する主要なキャラクターなどをまとめてわかりやすく解説していきます。

進撃の巨人をわかりやすく解説!作中の歴史は?世界情勢や国・巨人についてまとめのイメージ

目次

  1. 進撃の巨人とは?
  2. 進撃の巨人のストーリーをわかりやすく解説!作中の歴史・世界情勢は?
  3. 進撃の巨人のストーリーをわかりやすく解説!国・人種は?
  4. 進撃の巨人のストーリーをわかりやすく解説!巨人とは?
  5. 進撃の巨人のストーリーをわかりやすく解説!その他の用語とは?
  6. 進撃の巨人の主要な登場人物や伏線をわかりやすく解説
  7. 進撃の巨人に関する感想や評価
  8. 進撃の巨人をわかりやすく解説まとめ

進撃の巨人とは?

進撃の巨人の概要

進撃の巨人は2009年に創刊された別冊少年マガジンにて創刊時から2020年6月現在まで連載され続けているダーク・ファンタジー作品です。戦記風な描かれ方をしており、超能力や魔法などのファンタジー要素はほぼ含まれてない作品で、その圧倒的な絶望感とその絶望感の中で生きる人々を描く形が高い没入感を生み、社会現象になるほどに高い人気を獲得しています。

その人気は漫画だけに留まらず、2020年6月現在既に3度アニメ化されており4期も放送が決定している、本編を補完する、或いは過去を描くような形で本編とは違う時間軸を描く小説版の展開、ゲーム化、実写映画化など様々なメディアで展開されており、それぞれの原作漫画を含むメディアで高い評価を獲得しています。

進撃の巨人のあらすじ

突如現れた人類の天敵「巨人」。巨人相手に成すすべを持たない人類は巨人を遥かに上回る50mにもなる壁を作り出し、壁内に引きこもる事で生存権を確立。およそ100年の間、壁内という限られた場所ながらも平和を謳歌していました。しかし50mもの壁をも上回る超大型巨人の出現、そして超大型巨人による壁の破壊によって人類は再び巨人の驚異に晒される事になります。

TVアニメ「進撃の巨人」The Final Season

進撃の巨人のストーリーをわかりやすく解説!作中の歴史・世界情勢は?

作中の歴史・世界情勢①民族浄化

進撃の巨人の歴史の中で1番古い事実として解説されているのが進撃の巨人本編のストーリーから見ておよそ1850年前の出来事です。エルディア人のユミル・フランツが大地の悪魔と契約して巨人の力を手に入れます。ユミルが死ぬとその巨人の力は9つに分離、エルディア人はその9つの巨人の圧倒的な力を使ってマーレを含む他民族を支配しエルヴィン帝国を作り上げます。

エルディア人は積極的に他民族と交わる事で「ユミルの民」と呼ばれるエルディア人を増やしていきます。この間およそ1700年間、そしてこの間に行われたエルディア人による支配は民族浄化と呼ばれるようになります。進撃の巨人作中においてわかりやすくいえばユミルの民=エルディア人に相当します。

作中の歴史・世界情勢②マーレの逆襲

そんなエルディア帝国に支配された国のうちの1つがマーレでした。マーレは支配されながらも逆襲の機会を伺っており、エルディア帝国の内戦を誘発させます。エルディア帝国は結果的にマーレによって9つある巨人の力のうち7つの巨人の力を奪われ「巨人大戦」と呼ばれるようになったこの戦いに敗戦濃厚となります。この巨人大戦が行われたのがおよそ100年前の事です。

そこでエルディア帝国の145代王はエルディア人と共にパラディ島に逃亡を図ります。王は巨人の1つ、始祖の巨人の力を使用して壁を作り、世界に向けてパラディ島に干渉すれば壁を構成する大型巨人達を動かし報復行動に出ると鎖国を宣言。この宣言は「地鳴らし」と呼ばれ、マーレはパラディ島への干渉をしない方針を固めます。

一方で壁内では145代王がこちらも始祖の巨人の力である記憶改ざんの能力を使用して「壁外の人類は滅んだ」という記憶が市民に植え付けられそれが常識となっていきます。わかりやすく言うとこの記憶改ざんによって進撃の巨人が当初の物語の舞台となっているパラディ島だけの物語となる土壌が整えられたのです。

作中の歴史・世界情勢③エルディア復権派の目的

エルディア人がパラディ島に避難する中、全てのエルディア人がパラディ島に渡ったわけではありません。大陸ではエルディア帝国の日、マーレが再び台頭しており、大陸に残されたエルディア人はマーレの管理の元で厳しい差別や迫害に合う事になります。そんな迫害の元、マーレ打倒を目的に組織される事になるのがエルディア復権派でした。

エルディア復権派が虎視眈々と反攻のチャンスを伺う中、世界情勢が大きく動きます。マーレを含む世界の国々の文明はかなり発達しており、巨人の力が驚異となる時代は終焉を迎えようとしていたのです。そこまでマーレが時代の先駆者たるべく目をつけたのがパラディ島でした。パラディには膨大な化石燃料が眠っている事が判明したのです。そこでマーレは巨人を操る力を持つ始祖の巨人の力を奪おうと画策します。

その計画の完遂がなればもはやエルディアの復権はないと考えた復権派はこの計画を阻止するべく、マーレの巨人化能力者「マーレの戦士」になるべく中心人物であったグリシャの息子を教育します。しかし息子の裏切りにあいエルディア復権派は壊滅。巨人としてパラディ島に送り込まれる事になってしまいます。これが物語開始時点からおよそ15年前後前の出来事です。

その一方で「地鳴らし」を恐れたマーレ政府は直接的な行動はせず、巨人化能力者である「マーレの戦士」をパラディ島に送り込む事という方法を取ります。わかりやすく言うとこのマーレの戦士として送り込まれたのが進撃の巨人冒頭にて登場する事になる超大型巨人、鎧の巨人です。

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進撃の巨人のストーリーをわかりやすく解説!国・人種は?

国・人種①エルディア人

進撃の巨人の世界におけるエルディア人とは始祖となった「ユミル・フリッツ」から始まる人種です。上記でも解説した民族浄化によって他民族を内包した帝国を形成していた歴史を持つ人種であり、厳密に言えば1つの人種というわけではなく、現実世界でも○○系と呼ばれるような複数の人種によって構成されています。中にはミカサやリヴァイのような東洋人の流れを組む一族も含まれています。

巨人になる事が可能であるという繋がりを持って始祖であるユミルの名前から取り、「ユミルの民」とも呼ばれる人種で、進撃の巨人の主な舞台であるパラディ島の壁内に住む人類はわかりやすく皆エルディア人です。またマーレを含む各国に収容区などが設定されており、少数派ながらそれぞれの国で生きている事も明らかになっています。

国・人種②マーレ人

進撃の巨人の世界において現在世界規模の支配力を発揮しているのがマーレ人です。エルディア帝国に支配される以前から大国としての地位を持っており、エルディア帝国から解放された事、エルディア帝国から奪った巨人の力によって世界を支配しています。ただマーレ人自身は巨人化する事はできないので大陸に残っているエルディア人、及びエルディア人の血を引く人物の中から「マーレの戦士」と呼ばれる巨人化能力者を選出しています。

マーレ人が主だって構成する大国マーレはその歴史と巨人の力によって世界に覇を唱える程の巨大な国ですが、一方でその戦力をマーレ人はなる事ができない巨人に依存している故に、近々瓦解するのではないかと不安視する思想を持つキャラクターも登場しており、事実としてその他の国との国力差は徐々に埋まってきているような内容の描写も見られています。

国・人種③マーレ人とエルディア人の関係

マーレ人とエルディア人は進撃の巨人の歴史の中でわかりやすくいうと現在の支配者と旧支配者という関係性であり、長きに渡って対立してきた歴史を持つ関係性を持っています。マーレは過去にエルディア人に支配された事がある為に、現在のマーレではエルディア人は迫害の対象となっており、子供であっても容赦ない差別が行われています。

一方でパラディ島の壁内に住むエルディア人は壁外の人類は滅亡したと思っているのでマーレとの関係性もない状態ですが、巨人を送り込んでいるのはマーレである為に間接的に敵対している関係性とも言えます。わかりやすくいうと進撃の巨人の歴史の中でずっと対立を続けているのがマーレ人とエルディア人の関係性であり、進撃の巨人の物語はいわばマーレ人とエルディア人の戦争とも言えるます。

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進撃の巨人のストーリーをわかりやすく解説!巨人とは?

考察①巨人とは?

進撃の巨人の大きな要素として壁内の人類にとって驚異な存在として描かれ続けているのが巨人です。巨人とは小さいものでも3m、大きいものだと15mにも及ぶ人型の生命体で高い生命力と再生能力から長らく人類の脅威であり続けるとして解説されている存在です。それまでの戦いから弱点こそ判明しているものの、進撃の巨人の冒頭では不明点が多く、この巨人の秘密が明らかになっていくのもまた進撃の巨人の1つのストーリーと言えます。

一言で巨人と言っても個体によって外見に大きく差があり、痩せ型から肥満型、腕の長さの違い、髪や髭の有無など特定の個体を判別する事が用意である程に違いがあります。また基本的には視界内に入った人類だけを襲う習性がありますが、一部には作中で奇行種と呼ばれるこれらの巨人の基本原則から外れた行動を見せる巨人なども登場しています。

体躯の違い、既存の兵器は巨人には通用しない事なども相まって人類と巨人の能力差は圧倒的な程に差があり、進撃の巨人のストーリーの中ではエレンが調査兵団に入団する以前の段階で、調査兵団であってもそのキルレートは30対1と言われる程に絶望的な力の差がありました。一方で知性的な行動はあまり見られず複数で発見される事はあっても集団行動をするような姿は描かれていません。

考察②壁とは?

そんな個人ではとても太刀打ちできない巨人から生活圏を守るべく構築されたと進撃の巨人の歴史的にはなっていたのが壁です。壁は全部で3層に渡って構築されており、内側からそれぞれ「ウォール・シーナ」「ウォール・ローゼ」「ウォール・マリア」と呼ばれていました。さらにこれらの壁の四方には、これまでの巨人との戦いの歴史の中で発見した「巨人はより多くの人類がいる場所に向かう」という習性を活かし突出部が構築されています。

主人公であるエレンや幼馴染のミカサ、アルミンなどは「ウォール・マリア」の突出部のうち、南部にあるシガンシナ区の出身で、進撃の巨人のストーリーの中で最初に壊された壁はこのシガンシナ区の壁です。進撃の巨人のストーリーの1つの内容として、冒頭の巨人襲撃にてウォール・マリアが放棄されこのウォール・マリアを取り戻す為の戦いという内容も含まれています。

また進撃の巨人のストーリーの中でこの壁が「巨人の硬質化の能力」を使用して作られた物である事が明らかになっています。その為、今でも壁の中には巨人が眠っている状態になっています。この事実は壁内でも一部の者しか知らない極秘事項であり、壁内宗教「ウォール教」などが極一部の者に事実を伝える形で継承されてきました。

考察③巨人の正体とは何だった?

進撃の巨人のストーリー開始時点では不明点の方が多かった巨人ですが、そのストーリーの中で徐々にその正体が明らかにされていきました。そして巨人の正体が、大陸でマーレにより犯罪者とされてしまったエルディア人であった事が明らかになっています。パラディ島はマーレによっていわば流刑地として使用されていたのです。

旧エルディア帝国、並びに現在のマーレではこの巨人化に必要な巨人化薬が生産されている一方で、パラディ島内では生産は不可能で、エルディア人にこの巨人化薬を使用する事で巨人化してしまいます。この時の巨人は知性などを持たないので無垢の巨人と言われますが、無垢の巨人になった上で、巨人化能力者を捕食すると人に戻る事ができ、捕食した巨人化能力を継承出来ます。

生きる上で食事を必要としない無垢の巨人が人間を食べようとするのはこの継承がある故であり、わかりやすく言うと無垢の巨人達は人に戻りたいという本能の元に人を捕食していると言えます。進撃の巨人作中の中でも既存の巨人化能力者を捕食して人間に戻った例が登場しています。

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進撃の巨人のストーリーをわかりやすく解説!その他の用語とは?

考察①各兵団

進撃の巨人の主な舞台となるパラディ島の壁内はしっかりとした軍事組織が運営されています。主に壁内の治安維持と対巨人用の軍事を司っており、それぞれの役割毎に「憲兵団」「駐屯兵団」「調査兵団」と分類されます。またこれらの兵団への入団希望者を訓練する為の「訓練兵団」も組織されており、それぞれの兵団内でさらなる区分けもありますが、詳細が判明している区分けは少ないです。

規模でいえば各壁の警備と補填を担当する「駐屯兵団」が一番多く3万人規模であるのに対し、警察業務及び王の近衛兵という側面を持つ「憲兵団」は2000名、被害が多く、人数の維持が難しい「調査兵団」は300人程度とその規模にはかなりの差があります。基本的には訓練兵団での訓練過程終了時に希望した兵団へ加入できますが、憲兵団だけは訓練過程の成績上位10名しか希望する事が出来ません。

訓練兵団を除く3つの兵団は基本的には「総統」によって統括されていますがそれぞれの役割において独立性の強い権限を持っており、「団長」や「分隊長」などの役職を持つ者がそれぞれの組織の幹部であり決定権を持っている度合いが多いです。

考察②ワイヤーアクション

進撃の巨人が人気を得たわかりやすく説明できる理由の1つが上記の兵団が全員保有している装備「立体機動装置」を使用したワイヤーアクションです。上記でも解説したように巨人は高い再生能力を持っており、既存の兵器は通用しません。そんな巨人を倒す唯一の方法がうなじにある弱点を破壊する事です。しかし身体の大きい巨人相手には弱点を攻撃する事もままなりません。そこで導入されたのが立体機動装置です。

立体機動装置はガス圧を使用した2つのワイヤーをアンカーで着脱する事で空中での移動を可能にし、接近戦にて巨人を倒す事を可能にしています。空中での機動戦を得意としていますがその特性上、壁や木など大きな建物がない場所ではその性能を発揮しにくい、携帯出来るガスの量には限りがある為、長期戦には向かないなどの弱点があります。

このワイヤーアクションは兵士にとっての攻撃・移動手段であると同時に生命線である為、訓練兵団ではこのワイヤーアクションに耐えられるだけの身体、地上で移動する際に意外と重い立体機動装置を装着した状態でも活動出来るだけの体力を主として鍛えられています。ちなみに兵科としては長い歴史を持ち、物語開始時点で50年以上に渡って兵団に利用されてきた事が明らかになっており人類の巨人との戦いの歴史そのものともいえます。

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進撃の巨人の主要な登場人物や伏線をわかりやすく解説

エレン・イェーガー

進撃の巨人のストーリーの中でも数奇な運命を辿る事になるのが主人公のエレン・イェーガーです。壁内で初めて「巨人化能力者」として判明した事で、危うい立場に置かれる事になりながらも、その能力を使用して人類による反攻への希望として扱われる事になります。巨人化能力者となった際の記憶を喪失していた為にエレン自身も巨人化能力者になった事、経緯の内容を知りませんでした。

巨人化能力者になったのはウォール・マリアが破壊されてすぐであり、父親のグリシャが持ち込んでいた巨人化薬によって無垢な巨人となりグリシャを食べる事で巨人化能力者へとなりました。グリシャが壁内に来た時点で「進撃の巨人」の能力者であり、かつフリーダから「始祖の巨人」の能力を奪っていた事からこの2つの巨人の能力を継承しています。

人類側の唯一の巨人化能力者である故に最前線に立つ機会が多い一方で、マーレ側が狙っている始祖の巨人である為に常に狙われる立場にあるという危うい立場にあります。2020年6月現在進撃の巨人のストーリーの中でさらに「戦鎚の巨人」の能力も継承しており、3つの巨人の能力を保有している状態になっています。

ミカサ・アッカーマン

進撃の巨人のヒロインであり、進撃の巨人の作中の中でも高い戦闘能力を有しているのがミカサ・アッカーマンです。東洋人の母とアッカーマン家の父を持つという稀有な血筋を持っており、それを理由に強盗に狙われて両親を亡くしてしまったという過去を持っており、その事件で自らの命を助けてくれたエレンに強い恩を感じて以降は常にエレンを優先して行動するヒロインになりました。

彼女の行動指針には基本的にエレンが念頭にありますが次点でアルミンの事も強く信頼しています。またアッカーマン家に由来する脳をリミッターを意図的に開放する能力も上記で解説した両親を亡くしてしまった事件のタイミングで習得しており、進撃の巨人のストーリーの中でも単独で巨人を倒すなど目覚ましい活躍を見せています。

その実力は周囲からも高い評価を受けており、訓練兵団の成績は主席で教官からも歴史上類を見ない程の逸材であると評価を受けており、新兵でありながらその実力の高さからトロスト区防衛戦では駐屯兵団の精鋭部隊に組み込まれ初めての実戦にも関わらず複数の巨人を単独で倒すなどの功績を上げています。

アルミン・アルレルト

エレンとミカサの幼馴染で身体能力では他の兵士に劣るものの、頭脳明晰で進撃の巨人のストーリーの中でも数々の作戦を立案しているのがアルミンです。その頭脳明晰さは、所属する事になる調査兵団の団長エルヴィンからも信頼を受ける程であり、新生リヴァイ班に所属するとリヴァイ不在時には部隊の指揮を任されるなどその頭脳で何度もエレンや仲間の窮地を救っています。

訓練兵団時は座学ではミカサを抑えてトップの成績を収めていますが、兵士として重要視される身体能力では劣る為に結果として上位10名に名を連ねる事は出来ませんでした。ストーリーの中で超大型巨人の能力を継承するという内容があり、エレンと共に巨人化能力者として最前線に立っています。

ジャン・キルシュタイン

エレンと同じ第104期訓練兵団の同期で6番の成績で卒業したのがジャンです。現実主義者である事、密かにミカサに恋心を抱いている事からエレンと衝突する場面が多く、物事をはっきり言う故に周囲との衝突が多い一方で、現状把握能力が高く、104期の中でもリーダーシップを発揮出来る人物の1人です。

進撃の巨人のストーリーの中では、兵士でありながら徹しきれないといった内容を描かれる事も多いキャラクターであり、人間同士の争いになった際に殺すのを躊躇ってしまう、正体を明かしたライナーを捕縛した際も同期のよしみで躊躇ってしまい結果ライナー奪還を許してしまうなどしています。

ライナー・ブラウン

104期訓練兵団を次席で卒業しリーダー格だったライナーですがその正体は人類の歴史の転換期1つとなったウォール・マリアを破壊した「鎧の巨人」の巨人化能力者です。ウォール・マリアが放棄された際、避難民を装って内部に潜入し、兵士に志願。相反する2つの立場を演じながらマーレの戦士として始祖の巨人の能力を持つエレンの誘拐を企てる事になりました。

その影響で二重人格に陥ってしまう程に精神が参ってしまいますが、故郷であるマーレに帰国した後はマーレへの強い忠誠心を示す事で鎧の巨人としての立場を守っています。進撃の巨人のストーリーが動くきっかけとなったキャラクターであり、その後の転換点での活躍も多いキャラクターです。余談ですがライナーはマーレ人とエルディア人のハーフとして生まれたキャラクターです。

ベルトルト・フーバー

ライナーと同じく「マーレの戦士」であり超大型巨人の正体であるのがベルトルト・フーバーです。実力は高いものの積極的に行動はせず、判断を常に他人に委ねてしまう傾向があります。壁内でも基本的に常にライナーと共に行動しており目立たない存在であったとも言えます。進撃の巨人のストーリーの中で、過去編を除いてリアルタイムに捕食されてしまった最初の巨人化能力者であり、その能力はアルミンに引き継がれてしまっています。

アニ・レオンハート

壁内に潜入していたマーレの戦士の中において、唯一単独行動が多いのがアニ・レオンハートです。女型の巨人の正体であり、女型の巨人の高い機動力、加えてアニ自身が持つ格闘術を巧みに操る事が出来ます。エレンを含む第104期の主要なキャラクターが軒並み調査兵団に加入する中で憲兵団入りを果たしているなど戦士隊の中でも別行動をする事が多いです。

両親はマーレ人でしたが血液検査の結果、実は母が浮気していた相手の子供であり、その浮気相手がエルディア人だった為に捨てられてしまったという過去を持っています。捨てられた後、同じ境遇の養父に引き取られて育てられたという経緯をもっています。

コニー・スプリンガー

104期の同期で坊主頭が特徴的なコニーは、自他ともに認める「バカ」でありながらも立体機動装置を俊敏に扱う小回りさを評価されているキャラクターです。作中大きな活躍としては目立ちにくいものの、ウォール・ローゼ内に突如巨人が発生した際には自身の故郷の村で巨人化が行われた事に気づくなどしています。

サシャ・ブラウス

立体機動装置による戦闘がメインである進撃の巨人において、弓矢や銃器といった武器を使用するのが特徴なのがサシャです。マイペースかつ野性的な性格をしており、食い意地が張っているのが大きな特徴になっています。立体機動装置による戦闘はそこまで得意ではないものの、優れた五感や勘の良さなど他のキャラクターにはない側面で活躍するといった内容が多いキャラクターになっています。

クリスタ・レンズ

進撃の巨人の中でエレンと同じく不可思議な境遇を持っているといえるのがクリスタ・レンズです。クリスタ・レンズは偽名で本名はヒストリア・レイスと言います。壁内の正統な王家であるレイス家の当主、ロッドが妾に産ませた子供であり、その正体を隠して生きる事を余儀なくされました。

他の104期の同期と同じく調査兵団に入団しますが後に王位継承者である事が判明した事、軍部のクーデターを持って正式に女王として即位しています。以降は女王という立場から前線に立つ事はないものの、壁内の内政を行っており、特に貧困者と孤児の救済に力を入れており、「牛飼いの女神様」と親しまれる存在となっているといった内容が解説されています。

ユミル

マーレの戦士とは異なる形で壁内に潜入したのがユミルです。元々はパラディ島外出身で、ユミル教の教祖に仕立て上げられた事で楽園送りにあい、無垢の巨人としてパラディ島をおよそ60年にも渡ってさまよっていました。ライナー達マーレの戦士が島内に侵入した際、偶然その場を通りかかった事、そして顎の巨人であったマルセルを捕食した事で理性を取り戻し人間に戻っています。

偶発的に巨人化能力者になってしまった事で生きる目的を持たなかったユミルですが、その境遇からクリスタに共感を覚えた事でクリスタを優先して生きるようになります。ライナー達がマーレに帰還する際の手土産となっており、その巨人化の能力は継承された事でその生涯に幕を下ろしているといった内容が明らかにされています。

リヴァイ

壁内の歴史上において人類最強の兵士として知られているキャラクターとして登場したのがリヴァイです。1人で4000人に相当する1個旅団並の戦力になると言われており、壁内の立場が危ういエレンを結果的に調査兵団が預かる形になったのもリヴァイがいたからこそです。長らく性は不明でしたが、ミカサと同じアッカーマンの本家筋であった事が後に明らかになっています。

アッカーマン家にある脳のリミッター外し、そしてその状態での長年に渡る経験がリヴァイを圧倒的な程の強さに押し上げており、ある意味でミカサの到達点とも言える存在です。巨人化能力者を除くとわかりやすく作中最強のキャラクターと言えます。

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進撃の巨人に関する感想や評価

ここからは既に進撃の巨人を視聴している人の感想を紹介していきます。序盤からその絶望感で高い人気を誇った進撃の巨人ですが、内容が重厚かつ謎が多い状態から始まった事、謎が多すぎる故にストーリーの中でどんどん新しい内容や謎の解説などが出てくる形になっているのが理解が追いつかずにわかりやすくないという声も多くなっています。

特にマーレ編以降は物語がそれまでの舞台であったパラディ島を飛び出した形になった事からこれらの声は多くなっており、世界観的に仕方ないという声も見られますが、キャラクターや内容などの増加も相まって、単に巨人と戦っている時の絶望感が薄くなってしまったとする声も多くなっています。

わかりにくいという理由の1つになっているのがキャラクターの思想や考え方の変化があり、作中で経験している内容が内容だけにキャラクターによって見え方や考え方が変わるのは納得出来るものの、その変化がしっかり描けているキャラクターは少なく間が抜けているので共感しにくいという声も多くなっています。

また進撃の巨人は主要なキャラクターがあっさり死ぬ事も多い事からいわゆる「推しキャラ」を作ってしまうと見ているのが辛くなるという声も多いです。テーマや内容的に死なない事もおかしい故に不安になる事も多いという声も多くなっています。そうでなくてもわかりやすく解説されるストーリーではないためにストーリーの内容に集中した方が良いと言う声も一定数見られます。

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進撃の巨人をわかりやすく解説まとめ

進撃の巨人はそのテーマ性故に内容が重くなりがちでかつ、謎が謎を呼ぶような展開である事、謎が解説される時にはどんどん解説されるような形である事から内容がわかりにくいという声も多い作品です。特に歴史や背景などが関係する内容はわかりにくいという声が多くなっています。

一方で理解できるとより深くハマる代表的な作品として名前が上がるようにもなっており、長年人気を保っているのも頷けるという声も多い作品です。まだ進撃の巨人を視聴していないという人は今回の解説なども確認しながら視聴してみてはいかがでしょうか?

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