2020年06月16日公開
2020年06月16日更新
【ハンターハンター】ネテロの百式観音が強すぎる!念能力の系統や最強説を考察
ハンターハンターでは46歳という遅咲きで念能力者となったネテロの姿を見ることができます。遅咲きで覚醒したネテロは山に籠って修業を積んだことで百式観音の念能力を手にすることができました。精神統一することで光輝を放つような観音を顕現することができる彼は強すぎるといわれるようになります。そこで、ハンターハンターで無限の攻撃パターンを持っているとされる百式観音とは?や百式観音による念能力の系統、九十九乃掌や零乃掌、壱乃掌などの百式観音の技一覧、最強説を考察していきます。
目次
ハンターハンターとは?
山形県新庄市出身の漫画家である冨樫義博(とがしよしひろ)さんによって描かれた「ハンターハンター(HUNTER×HUNTER)」は、週刊少年ジャンプによって1998年14号から連載がスタートした漫画となっています。第36巻(2018年10月の時点)まで単行本で刊行されました。ハンターハンターでは前向きで心優しいゴンは仲間と協力しながらハンターとなってジン(父親)を探すため次第に成長する姿が描かれています。
人気漫画となっているハンターハンターではシリアスな笑いを成し遂げたネテロの百式観音が強すぎる!と話題になっていました。最強といわれている百式観音とは祈りを捧げることによって精神統一して光輝を放つ観音を顕現させる力となっています。そこで、遅咲きでありながらも山に籠って修業を積んだために最強の百式観音という念能力を手に入れた彼の最強説や念能力の系統、技一覧などを考察していきましょう。
ハンターハンターの概要
7200万部の累計発行部数を2019年の時点で記録しているハンターハンターは、週刊少年ジャンプにおいてワンピースに次いで2番目に長期間連載されている漫画となっています。グロテスクで残酷な描写がたくさん描かれているダーク・ファンタジーとなっているハンターハンターは、主人公をいつでも殺すつもりで描いているそうです。
世界観や作中で登場するキャラクターなどは緻密に作りこまれており、非常に複雑な構成になっています。週刊少年ジャンプでは長期連載の漫画として注目を集めているハンターハンターですが、休載期間が非常に長いのも特徴となっています。最近ではネットニュースで連載再開が掲載されるほどとなっており、1999年以降は毎年少なくても10回以上の休載が続くようになりました。
ハンターハンターのあらすじ
好奇心旺盛なゴンは幼少期に森で遊んでいてキツネグマに襲われてしまいます。死にそうになった彼を救ったのはハンターのカイトでした。念能力者で命の恩人のカイトは優秀なハンターであるジン(ゴンの父親)の弟子だったのです。死んだと思っていた父親が生きていることが分かったゴンは父を探すためにハンターになる決意をします。仲間と一緒にハンター試験に合格した彼は父親を捜す旅に出かけました。
ハンターハンターのネテロの百式観音が強すぎる
ネテロのプロフィール
46歳にして覚醒したネテロは遅咲きの念能力者でした。遅咲きの念能力者であったネテロは自身の武の才能と肉体の衰えの限界を感じたことで今後どのように生きるべきかと思案します。思案の末、山に籠って「1万回の感謝の正拳突き」をスタートさせました。これによって彼の中に眠っていた才能が開花し、音を置き去りにするほどのスピードを誇る正拳突きが可能となり百式観音という能力を手にすることができたのです。
- 名前:アイザック=ネテロ
- 役職:ハンター協会・審査委員会の会長
- 年齢:不明(おそらく120歳以上)
- 経歴:心源流拳法師範
- 念能力:百式観音
- CV(声優):1999年フジテレビ版→外波山文明
- CV(声優):2011年日本テレビ版 第6話~114話→永井一郎
- CV(声優):2011年日本テレビ版 第122話~→銀河万丈
人が悪い性格をしているネテロから放たれる百式観音とは祈りを捧げ精神統一をしていくことで、光輝を放つようになり、観音を顕現させることを可能とする能力でした。この百式観音によって顕現した観音は地獄耳のネテロが放つ掌打の型の通りに攻撃を再現していくことができます。また、百式観音によって放たれた攻撃のパターンは無限となっており、最強の力を持っている念能力者と評価をされるようになりました。
ネテロの百式観音が強すぎる
ハンター協会で会長を務めているネテロは、心源流拳法師範の腕前を持っています。遅咲きによって覚醒した彼は念能力を手に入れることができたのは46歳でした。年齢は明らかになっていないネテロですが、彼の話からすると120歳以上であることは確かなようです。かなりの高齢でありながら好奇心旺盛な性格をしている彼は遅咲きによって覚醒したために山でさらに修業を積み百式観音という能力を手に入れています。
作中でも高齢でありながら最強といわれているネテロの百式観音とは巨大な観音を顕現させる能力となっていました。光輝を放つ観音を顕現させることで、自分が放つ掌打をそのまま観音が敵に攻撃として放つことになるため威力が桁違いとなっていたのです。巨大な観音から繰り出される攻撃のパターンは無限とされており、相手は技を読み切ることができませんでした。
1万回に及ぶ感謝の正拳突きを毎日し続けたことによって百式観音の力を手に入れた彼は、観音を顕現させる祈るスピードまで極限まで極めることができています。最強クラスといわれているキメラアントの王を務めているメルエムでさえもそれに関しては回避不可能となっていました。そのため、作中では高齢でありながら少年のような無邪気な心を持っている彼から放たれる百式観音が強すぎるといわれるようになったのです。
ハンターハンターのネテロの百式観音の念能力の系統
真剣勝負の際には心Tシャツを着用しているネテロは長年の修業の成果によって念能力である百式観音を手に入れることができました。これは、山に籠って武道に感謝しながら正拳突きを1万回ずつ毎日積み上げていった成果となっています。そのため、最強と呼ばれている真面目で忍耐強いネテロが放つ百式観音の技の系統とは?と注目が集まるようになりました。
作中のキャラクターが扱うことができる念能力には放出系や強化系、操作系、特質系、具現化系などさまざまな種類が登場しています。そのため、さまざまなことが明らかとなっていない彼の技の系統に注目が集まるようになったのでしょう。
そこで、無邪気でポジティブな性格のネテロが放つことができる百式観音の技の系統を考察していきます。この技には手刀打ちとなっている壱乃掌や顕現させた観音の全ての手によって張り手をされる九十九乃掌、高齢であるネテロにとって最後の切り札となっている零乃掌などさまざまなパターンが無限に存在していました。
百式観音の念能力の系統①強化系?
音速のスピードを超える正拳突きをすることができるネテロの念能力の系統に注目が集まっていますが、彼はどのような系統の念能力者なのでしょうか?「ハンターハンターのファンブック」では、かつては強化系とされていました。そのため、彼の念能力は強化系であろうと考えることもできますが、ハンターハンターのファンブックとは、あくまでも非公式なものとなっており正式に作者が作ったものではありません。
そのため、彼の百式観音においての念能力の系統が強化系とはいい切れない部分があります。46歳という年齢でありながら山でさらに修業を続けたネテロは感謝の正拳突きを毎日1万回行っていました。始めた当初は終了するまでに24時間かかったようです。しかし、2年も経過するとなんと1時間を切るようになります。そのため、コツコツと努力できるネテロは音を置き去りにする正拳突きを放つことができるようになったのです。
1万回もの感謝の正拳突きをたった1時間で行ってしまうネテロは強化系を極めたといっても過言ではないでしょう。そのため、強化系という系統に分けられたのかもしれません。しかし、観音像を顕現させて全ての手で平手を放つ九十九乃掌や上から下へ叩き切るような壱乃掌、全オーラを観音像の口から放つことができる零乃掌などの技を繰り出している百式観音の技は、正拳突きよりも祈りが重要視されているようにも考えられます。
百式観音の念能力の系統②放出系?
小柄な体格でありながら最強の力を持っているメルエムとの戦いにおいて高齢でありながら現役のプロハンターであるネテロは零乃掌という百式観音の技を放っています。零乃掌とは百式観音の技の中でも奥義とされているほどの最後の切り札的な威力を持った最高の攻撃となっていました。普通の人であればこの攻撃を受けて生きていることは不可能です。しかし、耐え抜くことができたメルエムからは高い評価を得ていました。
この零乃掌とは祈りによって顕現した観音を敵の背後に出現させ、背後から優しく包み込むように敵を囲い、大量の光弾となったオーラを口から放つ技となっています。そのため最強のメルエムも見事に吹き飛ばしていました。若々しい肉体を持つネテロにとって最後の切り札となっている零乃掌の技は離れた位置から観音を操作していることから放出系の系統ではないかと考えることができます。
また、零乃掌では観音の口から光弾が放たれていますがオーラを光弾にして敵を攻撃することができるのは放出系の系統でなければ不可能です。これらのことから常にワクワクしているネテロから放たれた零乃掌という技を見る限りでは放出系の系統の可能性が高いと考えることができます。地獄耳のネテロが強化系だとしても放出系であれば比較的得意な系統となっているため可能性は高いでしょう。
百式観音の念能力の系統③特質系?
120歳以上の高齢と思われるネテロは若々しい肉体を持っていたため九十九乃掌や壱乃掌などの百式観音の技を放っては敵と戦いを繰り広げることができました。ハンター協会で会長を務めているネテロですが、まだ現役のプロハンターだったのです。彼から放たれる数多くの張り手を繰り出すことができる九十九乃掌や上から下への縦方向へ手刀打ちを繰り出すことができる壱乃掌などの攻撃を見る限り特質系の可能性も考えられます。
誰でも6つのオーラの属性を持っているため壱乃掌や九十九乃掌などの百式観音の技はどの系統も当てはなる要素がありますがその正体は明らかになっていません。どの系統にも当てはまらない場合は特質系の系統になる可能性は高くなります。特質系とは特殊なオーラを意味しており他に類のないものが多いです。また、他人の能力を利用することが可能で性格分析的にはカリスマ性があって個人主義の場合が多いとなっています。
最強のメルエムとの戦いにおいて1人での戦いを希望していたネテロは個人主義かもしれません。また、個性豊かなハンター協会の会長を務めていることからもかなりのカリスマ性を持っていることは間違いないでしょう。特質系では稀に後天的に特質系の能力に目覚めることがあるようです。遅咲きだった彼は感謝の正拳突きを極めた後に百式観音の力を手に入れているため特質系の可能性は十分にあるでしょう。
百式観音の念能力の系統④具現化系?
常に子供のようにワクワクしているネテロが扱うことができる百式観音は、光り輝く観音を顕現させることで無限大の技を放つことができる能力となっています。そのため、観音を具現化させて攻撃を放っているため、系統は具現化系と考えることもできるでしょう。具現化系とはオーラを物質化して念空間を作ったり特殊な武器を創造したり念獣を創ったりすることができる系統となっていました。
誰もが生まれつき持っているオーラには6つの属性があります。必ずどれかの系統に属しているのですが、生まれ持っている系統が一番相性がよく習得も速いとされていました。逆に相性の悪い系統の場合は覚えにくく、扱いにくくなっています。そのため、生まれ持った系統以外は使用できないというわけではありません。見事な正拳突きを放つことができるネテロが強化系の場合は具現化系は苦手系統となります。
最強といわれているネテロが放っている手刀打ちとなっている壱乃掌やネテロの最後の切り札となっている零乃掌、全ての手によって張り手をすることができる九十九乃掌などの百式観音は具現化されているように見えますが、能力者にも一般人にも同様に見えているかは明らかとなっていません。そのため、俗っぽい一面を持っているネテロが放っている技は具現化系のようでもありますが違うようでもありました。
百式観音の念能力の系統⑤操作系?
非情にプライドが高いメルエムに強固な肉体を持っているネテロによって放たれた百式観音の技は、「傀儡(かいらい)の拳」と高く評価されていました。傀儡(かいらい)とは、手先として人に思いのままに操られる人や操り人形を意味しています。そのため、祈りによって美しい観音像を出現させて自分と同じような掌打を再現させる攻撃はまさに観音像を好奇心旺盛な性格のネテロが自在に操っているともいえるでしょう。
光り輝く観音像を出現させて自在に操っているネテロの姿から、彼の攻撃は操作系の系統と考えることもできるのです。しかし、勝利への執念が衰えていないネテロが生まれ持っている能力が強化系の場合は操作系の系統は苦手分野となっているため、メインの攻撃には採用しない可能性は高いでしょう。
身体能力が高い彼は最後の切り札となっている零乃掌や手を上から下へ素早く打つ壱乃掌、全ての手によって素早く張り手を放ってくる九十九乃掌などの百式観音の技を自在に放つ力を持っているため、操作系の系統も全くないとはいい切れません。
百式観音の念能力の系統⑥全系統?
飛行中の飛行船から飛び降りたとしても無傷でいられるネテロは遅咲きでありながら最強の美しい観音から多数の張り手を繰り出すことができる九十九乃掌や上から下へ鋭く手刀打ちすることができる壱乃掌などの百式観音の技をマスターしています。遅咲きだったネテロは120歳以上であることは確かです。そのため長い年月をかけて全系統をマスターしてしまった可能性は高いでしょう。
肉体的に全盛期の若い頃には開花することがなかったネテロは、武道への感謝の気持ちから無心になって正拳突きを毎日1万回行って最強の百式観音を手に入れています。そのため、苦手分野に関してもコツコツと修業を積み重ねて最終的には全てマスターしてしまう力を持っていました。しかし、特質系の場合は突然何かのきっかけで目覚める可能性が高い系統となっています。
そのため、長期間コツコツと修業を積み重ねた成果として最強の百式観音の技を会得したネテロは、直観的に目覚めるような特質系以外の系統を全てマスターして使用できるようになったとも考えることができます。強靭な肉体を持つ彼は生まれながらの強化系であり、修業を積むことで光を放つ観音を具現化させることが可能となり、操作系を扱えるようになった彼は放出系の力も得ることができて零乃掌に辿り着いたのかもしれません。
ハンターハンターのネテロの百式観音の技一覧
ハンター協会において会長を務めているネテロは、120歳以上と予想される高齢でありながらも最強の力を誇っていました。周囲から人望の厚いネテロは第12代目の会長として活躍していたのです。ハンター協会の会長を務めているネテロは、遅咲きでありながら百式観音という最強の念能力を手に入れています。山に籠って修業を積んでいたネテロには、大胆不敵な性格を持っているビヨンド=ネテロという息子もいました。
高齢だったネテロは46歳にて覚醒して念能力者となりますが、すでに武の才能や体力の衰えを感じ始めていたのです。そのため、山に籠って修業を積むことで自分を作ってくれた武道へ感謝を捧げようと思います。毎日感謝の正拳突きを1万回していくうちにネテロは百式観音の能力を手に入れることができました。
光輝を放つ観音像を顕現させることで自分の力を何倍にもパワーアップさせて攻撃をすることに成功します。そこで、遅咲きでありながらも精神統一によって手に入れることができた百式観音の技一覧をご紹介します。彼が毎日感謝の正拳突きを1万回行ったことで手に入れた百式観音の技には零乃掌、九十九乃掌、参乃掌、壱乃掌などの無限の型が存在しているため強すぎるといわれるようになったのでしょう。
百式観音の技一覧①壱乃掌(いちのて)
茶目っ気のあるネテロから放たれる百式観音の能力の中には「壱乃掌(いちのて)」という技がありました。「壱乃掌(いちのて)」とは、祈りによって顕現させた観音像の片手を上から下へ振り下ろすことによって攻撃する技の1つとなっています。一見単純な攻撃に見えますが、シンプルでありながらも威力は素晴らしかったためにその攻撃をまともに受けてしまうと即死してしまうパワーがありました。
感謝の正拳突きを毎日1万回行ってきたネテロから放たれる壱乃掌を、祈りによって顕現している観音像がそのまま体現しているため、両者のパワーが相乗効果となってかなりの破壊力を放っています。壱乃掌の一撃によって地面には簡単に大穴を開けることができました。さらに、シンプルであるゆえに極限までスピードアップすることが可能なため単純な技でありながら侮れない壱乃掌の攻撃となっていたのです。
百式観音の技一覧②参乃掌(さんのて)
好奇心旺盛な性格をしているネテロから放たれる百式観音には「参乃掌(さんのて)」という技もあります。「参乃掌(さんのて)」とは両手で両側から挟み込んでいく掌打となっていました。両手を素早く打ち合わせて攻撃する参乃掌という技も極めてシンプルな技となっていますが、威力が強烈なため挟み潰された際には確実に命を落とすことになりました。
巨大な菩薩像が顕現して無邪気な性格をしているネテロと同様に両手を会わせて敵を挟み潰していくためかなりの警戒が必要だったのです。遅咲きでありながら生真面目に修業を積むことができるネテロは、修業を極めたからこそ上から下へ放つ手刀打ちとなっている壱乃掌や両手を合掌して挟み潰す参乃掌のようにシンプルで威力のある攻撃を放つことができるようになったのでしょう。
百式観音の技一覧③九十九乃掌(つくものて)
本気で戦う際には必ず勝負服を着用するネテロが放つ百式観音には「九十九乃掌(つくものて)」という技もありました。「九十九乃掌(つくものて)」とは、祈りによって顕現させた観音像の全ての手によって圧倒的な威力のある張り手を連続で繰り出していく攻撃となっています。山に籠って感謝の正拳突きを毎日1万回行っていたネテロは、張り手に関しても素晴らしい速さで次々と敵に放つことができました。
祈りによって顕現した観音像の圧倒的な数の手が次々と繰り出されてくる九十九乃掌の攻撃はスピードも手の数も圧倒的だったために敵に大きなダメージを与えることになります。地獄耳のネテロは毎日の壮絶な修業によって観音像の全ての手から放たれる張り手攻撃となっている九十九乃掌や地面に穴をあけるほどの威力がある壱乃掌の技を時と場合によって上手に組み合わせて攻撃していました。
百式観音の技一覧④零乃掌(ゼロのて)
俗っぽい一面を持っているネテロから放たれる百式観音には「零乃掌(ゼロのて)」という技もありました。人が悪い性格のネテロから放たれる「零乃掌(ゼロのて)」とは、祈りによって顕現した観音を敵の背後から出現させることで相手を拘束させ、好奇心旺盛なネテロの全オーラを使用して光弾を作ることで強烈な攻撃を放つことができる技となっています。
かなりの威力があるため零乃掌を受けた敵は無傷ではいられませんでした。無邪気で子供っぽい性格のネテロの全オーラを光弾として観音の口から放つことができる零乃掌は高齢でありながら最強の力を誇るネテロの最後の切り札となる攻撃でもあったのです。敵の背後に出現して敵を両手で包み込むことができる零乃掌は敵は逃げることができずに攻撃をまともにくらってしまうため相当なダメージを受けることになりました。
ハンターハンターのネテロの最強説
46歳という遅咲きで念能力者となったネテロはその後も武道に感謝しながら修業を続けたことで九十九乃掌などを放つことができる百式観音という能力を手に入れています。120歳以上という高齢でありながら最後まで現役のプロハンターとして活躍したネテロの最強といわれている理由や音を置き去りとした正拳突きができるようになった経緯などをご紹介していきましょう。
ネテロの最強説①百式観音は不可避?
遅咲きでありながら最高の能力まで達したネテロは、祈りをすることで背後に50メートルくらいの巨大な観音を出現させることができました。その観音からは彼の掌打通りの九十九乃掌などの攻撃が高速で放たれることになります。出現した観音は複数の腕を持っているため、千手観音かもしれません。巨大でありながら素早く姿を現し、高速で攻撃することができるため「不可避の速攻」といわれていました。
人間を次々と襲っては自らの力を蓄積しているメルエムには敗北しているネテロですが、最強のメルエムでさえ強固な身体を持っているネテロから放たれた百式観音の攻撃はよけることができていません。長い年月をかけて修業を積み重ねてきたネテロの放つ攻撃は相当強力だったことが伺えます。誰もよけることができなネテロの技が百式観音であり不可避の速攻だったのです。
ネテロの最強説②正拳突きは「音を置き去りにした」
出典: https://note.com
若い頃は無名の武闘家だったネテロですが、46歳の時に修業の成果が実り念能力者となります。気力や体力的にも衰えを感じていたネテロは、これまでの武闘家としての感謝を神へ捧げるために、山に籠って毎日感謝の正拳突きを1万回ずつ放つことを決意します。1万回の正拳突きをするのに初めは24時間もの時間がかかっていたネテロですが50歳になった頃にはなんと1時間もかからないスピードで放つことができました。
50歳になったネテロは、音を置き去りにしてしまうほどの速さの正拳突きをすることができるようになります。音を置き去りにするとは、高速で放つネテロの正拳突きが音速のスピードをはるかに超えてしまったということを意味していました。努力を惜しまないネテロは新幹線の速度の約4倍となる高速で正拳突きをすることができるようになったということです。
ハンターハンターのネテロはメルエム戦で敗北
ハンター協会の会長を務めているネテロは普段は茶目っ気があり、周囲を和ませていましたが、人間を糧として生活しているキメラアントを倒すためにキメラアント討伐隊を結成して戦いに備えていました。
120歳以上という高齢のネテロはすでに全盛期をはるかに超えていましたが、ハンターの中では最強といわれているほどの実力の持ち主だったのです。努力の人間であるネテロはキメラアント討伐を目指しました。そこで、キメラアントで王を務め最強といわれているメルエムとの戦いや華麗に自爆した最後をご紹介します。
ネテロとメルエムの戦い
人間を糧として生きているキメラアントは、次々と人間を襲っていました。危険生物となっているキメラアントを倒すために結成されたのがキメラアント討伐隊です。キメラアント討伐隊を指揮していたのはハンター協会の会長を務めているネテロでした。最強の現役プロハンターとなっているネテロは、自らの最強の技である九十九乃掌や壱乃掌などの百式観音の技を駆使してキメラアントの王を務めているメルエムと戦うことになります。
女王から生まれたというメルエムは小柄でありながら頭の回転が速く、防御力にも優れていたため、普通の人間やハンターであればすぐに命を失うようなネテロの激しい攻撃を受けても無傷で戦うことができていました。最強と呼ばれているネテロの観音を出現させて放つ数多くの張り手を繰り出す九十九乃掌や単純でありながらパワフルな壱乃掌の手刀打ちなどの百式観音の技は、さすがのメルエムはよけることはできませんでした。
しかし、最強の防御力を誇っているメルエムはダメージを負うことなく何度でも立ち上がってきたのです。最後の切り札となっている零乃掌という技を全ての力を込めて放ったネテロでしたが、全くダメージを与えることができませんでした。自分の最大の技である零乃掌を放ってもダメージを与えることができなかったネテロはハンター協会の会長を務めている責任からか最終手段を実行しています。
ネテロは華麗に自爆した?
勝利への執念が衰えていないネテロは、120歳以上という高齢でありながらもハンター協会の会長として、自分の命に代えても人間を救おうと考えていました。そのため人間を餌としている凶悪なキメラアントの王を務めているメルエムは自分の手で必ず倒さなければと考えていたようです。そのため、自らの武道の集大成である九十九乃掌や壱乃掌、最後の切り札となっている零乃掌などの百式観音の技を全て放ち戦っていました。
しかし、全盛期をはるかに過ぎているネテロは最後の切り札となっている技を放ってもメルエムを倒すことができなかったのです。倒すことができないどころかダメージを与えることもできませんでした。死力を尽くしたネテロでしたが、究極の合理主義者であるメルエムにはかなわないことをはじめから理解していたのかもしれません。彼は自爆を選び少しでもメルエムにダメージを与えてこの世を去ろうとしています。
命を懸けての攻撃となった自爆によって致命的なダメージをメルエムに与えることができました。普段は好奇心旺盛で子供のように無邪気に振舞っていたネテロですが、最後はハンター協会の会長らしく潔く自分の命を懸けて、人間に対して危険生物となっているメルエムに大きなダメージを与え死亡しています。人望が厚かった彼の死を知った仲間たちは涙を流しましたが、彼の意志を受け継いで戦う意志を明らかにしていました。
ハンターハンターのネテロに関する感想や評価
【読書感想文:HUNTERxHUNTER28巻】アリがにんげんみたいにでっかくてすごいわざとかをつかってつよかったです。でも、ネテロかいちょうがいのちがけでたたかってるのがおじいちゃんなのにかっこよかったとおもいました。でもまけちゃったのがかわいそうでした。
— おんちゃん@8/18裸足の夜明け (@wonnikkan) July 28, 2011
ハンター協会の会長を務めているネテロは120歳以上という高齢でありながら命懸けで戦っている姿にかっこいいと思った人は多かったようです。最終的には自爆して命を落としていますが、負けた姿をかわいそうと感じている人もいました。自分の命を懸けてまで戦えるものがあること自体が素晴らしいという感想もあり、彼が死亡したことで多くの人が涙を流していたようです。
「ハンターハンター」28巻(内容全く忘れていたので25巻の王宮突入から)を読んだ。ヤバいヤバいヤバい…。王強すぎた…。ネテロの覚悟と心意気を見せてもらった…。ネテロ…、お疲れ様…、ありがとう…。無駄にクソ長い感想はこちら→http://t.co/5cU8jpJ
— 仮名 (@xxxkameixxx) July 14, 2011
最強といわれているネテロは自身が放つ攻撃が全く効かず最終的には命と引き替えにメルエムに大きなダメージを与えることに成功していました。彼の心意気と覚悟に感動した人は多かったようです。120歳以上という高齢でありながら最後まで諦めずに人々のために戦った彼は偉大な存在であり、多くの人から「ありがとう」や「お疲れ様」というコメントも寄せられていました。
ネテロにシビれた。 RT @Aene8: ふっ稚児の如き遅いな。感想は?
— hehehehehey (@hehehehehey) July 5, 2011
全ての力を出しきって凶悪なキメラアントの王を務めているメルエムと戦ったネテロに対して、その壮絶な戦いにシビれたと感想を寄せている人もいました。彼の攻撃は最強の防御力を持っているメルエムだからこそ耐え切ることができています。しかし、さすがのメルエムも攻撃自体はかわすことが全くできなかったのです。それほど、高速で素晴らしい攻撃だったということでしょう。
ハンターハンターのネテロの百式観音まとめ
好奇心旺盛で子供のように無邪気な性格を持っているネテロは、120歳以上というかなりの高齢者でした。しかし、若々しく強固な肉体を持っている彼は、長い年月感謝しながら修業をしたことによって百式観音という最強の能力を手に入れることができています。凶悪で最強生物であるメルエムとの戦いで敗北していますが、百式観音は彼でさえもよけることができない高速で強力な無限のパターンのある攻撃となっていました。