【鬼滅の刃】竈門炭治郎のかっこいい魅力は？強さや名言・名シーンも紹介

竈門炭治郎は『鬼滅の刃』の主人公です。『鬼滅の刃』は鬼と人間の戦いを描いており、炭治郎は鬼を滅する鬼殺隊の剣士です。そんな炭治郎は、ファンの間ではかっこいいと人気のキャラクターです。ここでは炭治郎の魅力を紹介する前に『鬼滅の刃』がどのような作品なのか、作品概要やあらすじをまとめています。

『鬼滅の刃』は吾峠呼世晴によって週刊少年ジャンプで連載されていた漫画です。全205話で完結しています。シリーズ累計6000万部を突破する人気作品で、メディアなどでも取り上げられるほど注目されています。『鬼滅の刃』の連載終了後は平野稜二による『煉獄外伝』のスピンオフの連載が予定されています。

『鬼滅の刃』は炭治郎の家族が惨殺されるところから始まります。炭治郎の家族を襲ったのは鬼舞辻無惨という鬼でした。鬼は老化せず負傷しても体が再生する人智を越えた生物のことで、人間を喰って生きています。そしてその鬼を滅殺する鬼殺隊という組織がありました。炭治郎は鬼殺隊に入り、鬼にされた妹の禰豆子を人間に戻す方法を探します。

竈門炭治郎は7月14日生まれの15歳です。出身地は東京府 奥多摩郡 雲取山(現在の東京都西多摩郡雲取山)です。物語の序盤は水の呼吸を使っていましたが、吉原遊廓編以降は日の呼吸(ヒノカミ神楽)を使うようになります。家族はたくさんいましたが、鬼にされた妹以外は惨殺されてしまいました。

炭治郎がかっこいいといわれているのは、元々は炭を売るただの一般人だったというところです。これまで剣を握ったことがなかった炭治郎は剣を持つことから習いました。剣を持ったことがなかった少年がここまで強く成長するところがかっこいいといわれています。

炭治郎は嗅覚が優れていました。『鬼滅の刃』の序盤では嗅覚を頼りにして戦うシーンがたくさんあります。また炭治郎の嗅覚は人の感情も読み取ることができるほど精度が高いので、鬼の感情を読み取って同情するシーンもあります。嗅覚が優れているという能力を持つ炭治郎はかっこいいと評判です。

炭治郎のかっこいいところは、料理が上手なところです。炭治郎は炭焼き小屋の息子なので完璧な火加減で料理をしてみんなに振る舞っていました。料理上手な一面は意外だと思う読者も多く、ギャップがあってかっこいいといわれています。

炭治郎はかっこいい耳飾りをつけていました。この耳飾りは日の呼吸の剣士である縁壱がつけていたものです。縁壱の母が喋らない我が子を心配し、お守りとして作ってあげたものでした。

炭治郎の額のアザは生まれつきのものではなく、火傷の痕でした。しかし炭治郎は吉原遊廓編で縁壱と同じアザが出現します。炭治郎のアザはまるで火のような形をしており、かっこいいといわれています。

炭治郎の強さの一つは隙の糸が見えることです。隙の糸は炭治郎が匂いを察知して見えるようになる相手の隙の事をいいます。物語の序盤から刀鍛冶編で縁壱零式と修行するまでは、この隙の糸を狙って相手を攻撃していました。匂いに敏感な炭治郎だからこそできる技でした。

まだ剣士としても未熟だった頃は、この隙の糸が見えていなければ倒すことができなかった鬼もいるといわれています。ちなみに縁壱零式と修行をした後は、匂いよりも早く反応できるようになったので隙の糸に頼らなくても戦えるようになりました。

全集中の呼吸は剣士にとって基本的な技です。特に全集中・常駐は柱になるための第1歩といわれています。全集中・常駐は常に全集中の呼吸をし続けることです。炭治郎は全集中・常駐を使えるようになったことで、大きく成長することができました。全集中・常駐は那田蜘蛛山編の後、蝶屋敷での機能回復訓練で会得できました。機能回復訓練ではすでに全集中・常駐が出来ていたカナヲを相手に訓練していました。

善逸と伊之助は訓練の途中で心が折れてしまいましたが、炭治郎は一人になっても訓練を続けました。全集中・常駐を使えるようになった炭治郎は、呼吸を応用して止血をしたり毒の巡りを遅くすることができるようになりました。那田蜘蛛山編以降は本格的に上弦の鬼との戦闘が始まるので、この全集中・常駐が使えなければ死んでいたかもしれません。

炭治郎が一番最初に覚えた呼吸は水の呼吸でした。そもそも呼吸は水・炎・岩・風・雷の5つの属性が基本となっており、5つの属性から様々な属性に派生していきます。炭治郎はもっとも会得しやすい水の呼吸を使うことができました。物語の序盤では主に水の呼吸を使って攻撃をしており、ヒノカミ神楽を扱いきれなかった時も水の呼吸と交互に使うことで戦うことができていました。

水の呼吸 壱丿型「水面斬り」は、後ろから水平に一直線に斬りつける技です。最終選別の時に戦った手鬼にとどめを刺した技でもあります。

水の呼吸 弐丿型「水車」は、大きく振りかぶって体ごと回転するように上から下に斬りつける技です。最終選別や那田蜘蛛山など、戦闘シーンでは多く使われてきた技です。同じく水の呼吸を使う義勇は上弦の参の猗窩座に対しても使っていました。極めれば上弦の鬼にも通用するほどの強さを持つ技です。

水の呼吸 参丿型「流流舞い」は、水の流れのように動きながら斬りつける技です。広範囲に対応する技なので、四方八方から来る朱紗丸の毬をこの技でしのぎました。

水の呼吸 肆丿型「打ち潮」は、大きく波打つように相手に斬りつける技です。炭治郎が最終選別で初めて鬼を斬った時に使った技です。義勇は那田蜘蛛山で伊之助が斬る事ができなかった父蜘蛛や猗窩座を斬っていることから、硬い鬼にも通用する強さのある技である事がわかります。

水の呼吸 伍丿型「干天の慈雨」は、苦しまないように一瞬で鬼の頸を斬る技です。鬼に慈悲を与える時に使われます。炭治郎は那田蜘蛛山で自ら死を選んだ鬼に対してこの技を使いました。

水の呼吸 陸丿型「ねじれ渦」は、上半身と下半身をねじった状態から繰り出す技です。強い渦が発生し、広範囲のものを斬りつける事ができます。作中では16歳の少女を狙う2体の鬼を滅殺した時になどに使われました。2体の鬼に使った時は息ができない状態でしたが、この一撃で倒しています。

水の呼吸 漆丿型「雫波紋突き」は斬りつける技ではなく突く技です。斜め上から振りかぶり、相手を突きます。「雫波紋突き・曲」という相手の攻撃を相殺する派生技もあります。炭治郎はこの技を使って朱紗丸の毬を止めようとしました。

水の呼吸 捌丿型「滝壺」は真上から勢いよく真下に斬りつける技です。滝のような威力があり、広範囲に攻撃をすることができます。水の呼吸の技の中でも一番の強さを持つともいわれています。

水の呼吸 玖丿型「水流飛沫・乱」は、着地時間と着地面積を短くして常に動き続け、間合いを詰める技です。作中では炭治郎が響凱を滅殺した時に使いました。

水の呼吸 拾丿型「生生流転」とは、刃を回転させながら剣撃を繰り出す技です。剣撃は増えるごとに強さも増していきます。作画では竜がうねるような姿が描かれています。炭治郎は那田蜘蛛山で累に対してこの技を使いました。とても硬い累の血鬼術の糸を斬りましたが、その後さらに強化された糸は斬ることができませんでした。

鬼殺隊に入って間もない頃は水の呼吸を使っていた炭治郎でしたが、炭治郎の強さを底上げしたのはヒノカミ神楽でした。元々炭治郎は水の呼吸が自分に合っていないと思っていました。さらには今まで会った剣士の誰もが黒刀を見たことがないと言っていました。刀の色は自分が極める属性によって変化していくのですが、炭治郎の黒刀はどの呼吸を極めればいいのかさえ不明でした。

ヒノカミ神楽は竈門家に伝わる舞で、攻撃に使えることは教わりませんでした。しかし炭治郎は鬼に追い詰められた時、走馬灯を見てとっさにヒノカミ神楽を攻撃に転用します。このヒノカミ神楽が何なのか当初は分からず、火の神様に対する舞だったことから炭治郎は火の呼吸という名前の呼吸方法ではないかと思っていました。

しかし無限列車編後、煉獄家に伝わる書物に書き記されていた日の呼吸がヒノカミ神楽と同じようなものではないかということが判明しました。そして炭治郎の先祖である炭吉の記憶を見たことによって、日の呼吸がヒノカミ神楽として竈門家に代々伝えられていたことが判明しました。ここではそんな日の呼吸の技について紹介します。

日の呼吸 壱丿型「円舞」は両手で剣を持ち、頭上から下に向かって円を描くようにして斬る技です。作中では那田蜘蛛山で、累の血鬼術の糸に囲まれた時に使われました。累の糸を目の前にした炭治郎は水の呼吸で対応していましたが、この糸は到底水の呼吸では斬る事ができないと瞬時に判断しました。その瞬間死を感じ取った炭治郎は走馬灯を見ます。

人間が走馬灯を見るのは、過去から死を回避する方法を探るためだといわれており、炭治郎は父にヒノカミ神楽を教えてもらっていた時のことを思い出しました。そして炭治郎はとっさに水の呼吸から日の呼吸に切り替え、この技を使いました。初めて日の呼吸を使った時の技でもあります。

日の呼吸 弐丿型「碧羅の天」は、両手で刀を持って横に大きく円を描くようにして斬りつける技です。作中では無限列車で魘夢に対して使われました。魘夢は無限列車と一体化して頚椎が巨大化していましたが、それを一太刀で切断するほどの強さがあります。

日の呼吸 参丿型「烈日紅鏡」は、両手で握った刀を左右から自分を囲うように水平に円を描き二連撃する技です。作中では堕姫や猗窩座などの上弦の鬼に対して使用された技で、相手を素早く斬りつけることができます。堕姫の血鬼術の帯は切断するのも難しいほど硬いのですが、「烈日紅鏡」はそれを上回る強さの剣撃でした。

日の呼吸 肆丿型「灼骨炎陽」は両手で握った刀を水平に持ち、ぐるりと円を描くように斬りつける技です。作中では堕姫との戦いの中で本格的に痣が出現した時に使った技です。痣の出現により今までにないほどの集中力で「灼骨炎陽」などの日の呼吸の技を連撃し、息を忘れるほど集中していました。この技は堕姫の血鬼術の帯をバラバラに斬るほどの強さがあります。

日の呼吸 伍丿型「陽華突」は片腕で剣を持ち、もう片腕で剣を押し上げるようにして突く技です。水の呼吸の「雫波紋突き」に似ている技ですが、「陽華突」の場合は両手を使うのが特徴的です。作中では刀鍛冶の里でこの技を使い、屋根裏に隠れる半天狗を狙いました。

日の呼吸 陸丿型「日暈の龍 頭舞い」は龍のようにうねるような動きで移動しながら斬りつける技です。作中では3体に分裂した半天狗をこの技で斬りつけました。分裂した3体の鬼の頸を一度に切断するほどの強さと速さを持つ豪快な技です。

日の呼吸 漆丿型「斜陽転身」は、両手で剣を握り、水平に斬りつける技です。高く飛び上がり、空中で体を逆さまにしながら刀を振るう難しい技です。作中では上弦の参の強さを持つ猗窩座に対してこの技が使われました。猗窩座は相手の闘気を読むことで攻撃を回避していたので、間合いに入ることも難しい状況でした。

しかし炭治郎は戦闘中に透き通る世界を見ることができるようになりました。これにより猗窩座は闘気を感じ取ることができなくなり、間合いを詰められてこの技で頸を斬られてしまいました。透き通る世界が見えるようになった炭治郎の攻撃は猗窩座をも上回る速度でした。

日の呼吸 捌丿型「飛輪陽炎」は、両手で刀を持って相手を斬りつける技です。この技を受けた相手は剣先が陽炎のように揺らぐように見えるため、避けても斬られているという不思議な現象が起きます。まだ透き通る世界を見ていなかった炭治郎でも猗窩座の頸に浅い傷を入れるほどの強さを持つ剣技です。

日の呼吸 玖丿型「輝輝恩光」は、両手で刀を握った状態で体を渦まくようにひねりながら突進する技で、防御としても使えます。作中では動けなくなったカナヲを無惨から救った時に使われました。防御を兼ね備えていながらも無惨の腕を切断するほどの強さを持っている技です。

日の呼吸 拾の型「火車」は、高く飛び上がり回転しながら相手を垂直に斬りつける技です。水の呼吸の「水車」によく似ている技です。炭治郎にとっては水の呼吸よりも日の呼吸の方が合っていたので、威力や強さは「火車」の方が勝っていました。

日の呼吸 拾壱丿型「幻日虹」は身体を大きくひねることで回転し、攻撃を回避することができる技です。これを受けると、相手が消えたような錯覚をもたらす技です。作中では猗窩座の拳が当たる寸前に使われたことから、ギリギリの状態でも攻撃を回避できることが分かります。

日の呼吸 拾弐丿型「炎舞」は両手で剣を持ち、水平・垂直に斬りつけて二連撃与える技です。作中では刀鍛冶の里での半天狗との交戦などで使われました。

炭治郎が倒した鬼はたくさんいます。作中で描かれたのは、まず最終選別で最初に倒した2体の鬼です。そして錆兎や真菰を殺した手鬼を倒して最終選別を乗り切りました。初任務では16歳の少女を狙う3体の鬼を倒しています。その後新たな任務で出向いた浅草では矢琶羽を倒しました。炭治郎は休憩する間もなく次の任務に向かい、響凱という元下弦の陸の強さを持つ鬼を倒します。

これまでの戦いでは連勝することができていた炭治郎でしたが、重症のため一度療養します。その後善逸と伊之助の3人での共同任務により那田蜘蛛山へと入ります。那田蜘蛛山では蜘蛛の母を倒しました。累にはトドメを刺す事ができず、駆けつけた義勇が倒しました。そして鬼の禰豆子の存在が柱達に明らかになった後の任務で倒したのが下弦の壱の魘夢でした。

魘夢を倒した後は何度か簡単な任務に出向いていましたが、その帰りにアオイが天元に拉致されそうになっているのを見て代わりに吉原の遊郭へ任務に行きます。遊郭では、遊女を喰っていた堕姫と妓夫太郎と戦い、炭治郎だけでなく伊之助・善逸・天元の4人がかりで倒しました。堕姫・妓夫太郎との戦いで刀が折れた炭治郎は刀鍛冶の里へと向かいます。

そこでは刀鍛冶の里を襲撃した半天狗を相手に玄弥・禰豆子・蜜璃の4人で戦い、炭治郎がとどめを刺しました。その後柱稽古を経て無限城では義勇と共に猗窩座と戦います。炭治郎は頸を斬ることができましたが、猗窩座はさらなる進化によって頸の弱点を克服します。しかし最後は過去を思い出したことで猗窩座は自ら死を選びました。

鬼舞辻無惨との最終決戦では柱と共に朝日が出るまで戦いました。最後は炭治郎が無惨の体を刀で固定して朝日を浴びさせました。しかし無惨は直接日の光を浴びないように炭治郎もろとも肉の壁で多います。そして炭治郎の中に入って体を乗っ取りました。炭治郎は我を失いましたが、カナヲと禰豆子のおかげで自我を取り戻し、完全に無惨を消滅させることができました。

「逃げるな卑怯者…」という炭治郎の名言は、朝日が登って逃げようとする猗窩座に対して言った言葉です。猗窩座は煉獄と戦い、煉獄の胴を貫きます。しかし胴を貫いた拳を引き抜く事ができず、頸を斬られようとしていました。さらには夜が明けて朝日が登る寸前という状況でした。猗窩座はとっさに胴を貫いた拳を自分で切断して日の当たらない山の中へ逃げていきました。

それを炭治郎が追いかけてこの名言を叫びました。炭治郎は戦いを放棄して逃げ出した猗窩座が許せませんでした。まるで勝ち逃げるように去っていった猗窩座に炭治郎は珍しく怒りの声を上げたシーンでした。

「アオイさんの想いは俺が戦いの…」という名言は、炭治郎が機能回復訓練を終えて蝶屋敷を出ていく時、アオイに挨拶をした時の言葉です。アオイはお礼を言う炭治郎に、自分は炭治郎達に比べて何もできていないのだからお礼は必要ないと言いました。アオイは最終選別で生き残ったものの、鬼への恐怖から任務に出向くことができませんでした。

しかし炭治郎は自分を治療してくれたり、強くなるための手助けをしてくれたアオイはもう自分の一部だと言いました。炭治郎の心の優しさが現れるシーンでした。

「俺と禰豆子が必ず…」という名言は、炭治郎が柱合会議の裁判にかけられた時の名言です。鬼殺隊の剣士である炭治郎が鬼の禰豆子を連れていることが露見し、多くの柱が処刑を希望しました。しかし、鱗滝の手紙や禰豆子が稀血である実弥の血に食らいつかなかったことで見逃されることになりました。

炭治郎は禰豆子のために鱗滝と義勇の命がかけられていることを知り、より一層鬼舞辻無惨の滅殺に意気込みました。炭治郎の真面目さがよく分かるシーンでした。

「頑張れ!!人は心が原動力だから…」という名言は、蝶屋敷を離れる時に炭治郎がカナヲに対して言った言葉です。その当時、カナヲは過去に虐待を受けていたことから、自分で物ごとを決めることができませんでした。何かを自分で決める時は、コインを使って判断していました。それを見た炭治郎はカナヲは心の声が小さいのだと思いました。

そこで「コインでもし表が出たら、これからは自分の心の声をよく聞くようにすること」と言ってコインを投げました。すると偶然にもコインは表が出ました。炭治郎はカナヲを励まして颯爽と立ち去ります。このことがきっかけでカナヲは次第に自分で行動出来るようになりました。

「家族も仲間も強い絆で…」という名言は、那田蜘蛛山で累と戦っている時の言葉です。累は自分に助けをもとめてきた鬼達に家族の役割を与える代わりに守っていました。しかし累は自分の思う通りに動かなければ罰を与えたり、時には朝日を浴びさせて殺したりしていました。そんな累は炭治郎と禰豆子の兄妹の絆を目にします。

炭治郎は鬼になっても禰豆子を守り、そして禰豆子も兄の炭治郎を慕っていました。その絆こそが累の求めていたものだったのです。累は禰豆子を奪えば自分にもその絆が手に入ると思っていました。そんな累に対して炭治郎が怒った時の名言・名シーンでした。

「燃やせ 燃やせ 燃やせ…」という名言は、炭治郎が堕姫との戦いで刃こぼれをしてしまった時の言葉です。炭治郎は刃こぼれしたのは刀鍛冶のせいではなく、自分が水の呼吸を使いこなせていないからだと思いました。炭治郎はヒノカミ神楽の方が自分の体に適していると感じていました。しかしヒノカミ神楽は強力な技で連発すると身が持たなくなります。

だからといって堕姫ほどの強さを持つ鬼を前にして引き下がることはできません。炭治郎は煉獄が最期に残した言葉を繰り返して原動力にし、ヒノカミ神楽を使いました。煉獄の意志が炭治郎に強く引き継がれていることが分かる名シーンです。

「今日も!これからも!折れていても…」という名言は、響凱と戦っている時に炭治郎が自分を鼓舞した時の言葉です。炭治郎は浅草での戦闘中に大怪我を負っていたため、思うように体を動かせませんでした。珠世から治療してもらっていましたが、完治しておらず傷が痛みます。善逸に会った時からずっと痛みを我慢していたのです。

炭治郎はあまりの痛みに心が挫けそうになりますが、鱗滝の言葉を思い出して無理やり自分を鼓舞することで戦い抜きました。炭治郎の意地の強さを見せたかこいいシーンでした。

炭治郎と善逸は鬼殺隊の同期です。善逸は最終選別のときに残った5人のうちの一人でした。善逸が女の子に求婚していた時に炭治郎と出会います。優しい炭治郎も善逸の恥晒しな姿には軽蔑の目を向けていました。炭治郎は世話焼きなので年上の善逸が面倒を見られているような状態が多いのですが、炭治郎が頼りにならないと善逸がしっかりすることもあります。

実際に無限列車に乗る時には初めて汽車を見て土地神だと勘違いする炭治郎と伊之助をなだめ、2人の代わりに切符を買ってあげるシーンがありました。炭治郎と善逸は良き友人で、後に善逸が禰豆子と結婚するので家族になりました。

炭治郎と伊之助は鬼殺隊の同期です。最終選別では一番早く山に登り、一番早く山を降りたので炭治郎は伊之助と会っていませんでした。伊之助と初めて出会ったのは響凱と戦った時です。出会った当初の伊之助は猪に育てられていたので、人の死について無神経なところがありました。しかし優しい炭治郎と接していくうちに仲間意識が芽生え、物語の最後には仲間のために泣くシーンもありました。

炭治郎とカナヲは鬼殺隊の同期です。炭治郎はカナヲが自分の意志で行動できるようになるきっかけをつくった人物でした。炭治郎がいなければしのぶの意志を継いで童磨を殺すことも不可能だったかもしれません。カナヲは炭治郎に対して恋心を抱いており、最終回では結婚したことが判明しました。

炭治郎と禰豆子は兄妹です。炭治郎は竈門家の長男で、禰豆子は長女でした。鬼にされてすぐは我を失くして兄の炭治郎を食べようとしましたが、本能的に炭治郎を守る存在だと認識します。その後は鬼を人間に戻す方法を探る炭治郎と共に行動します。禰豆子の血鬼術は万能で、炭治郎の命を救うシーンもありました。

炭治郎と義勇は兄弟弟子です。鬼の禰豆子が人を殺した時には責任を取って自害するという覚悟で禰豆子を見逃し、炭治郎を鬼殺隊へと導きました。義勇は炭治郎に水の呼吸を極めてもらい、水柱になるべきだと思っていました。しかし炭治郎に諭され、改めて水柱として今まで亡くなった者たちの意志を繋いでいく決意をしました。

炭治郎と煉獄は上司と部下の関係です。煉獄は炭治郎が日の呼吸についての手がかりを得るきっかけになった人物でもあります。なにより、煉獄はその後の炭治郎の戦い方に大きな影響を与えた人物です。炭治郎が戦闘で挫けそうな時は、煉獄の「心を燃やせ」という言葉を繰り替えして鼓舞するシーンもありました。

炭治郎と玄弥は鬼殺隊の同期です。玄弥は最終選別後に焦るあまり産屋敷家の子供に暴力を振るい、それを止めた炭治郎に腕を折られました。そのこと根に持っていた玄弥は友達になりたいという炭治郎を嫌っていました。しかし刀鍛冶編後は焦りが消え、炭治郎と良い友人関係を築いていました。炭治郎が悩んでいる時には話を聞くなど面倒見の良さを見せるシーンもありました。

炭治郎と天元は上司と部下の関係です。吉原遊廓編で天元の任務についていき、女装して遊郭に忍び込みました。その後天元と共に堕姫と妓夫太郎を相手に戦いました。戦いの後、天元は毒で死にそうなところを禰豆子に助けられ、2人を鬼殺隊として認めました。その後は炭治郎と文通をしており、柱稽古で再会した時には嫁と一緒に歓迎していました。

炭治郎と無一郎は上司と部下の関係です。無一郎は記憶を失くしていましたが、炭治郎の言葉をきっかけに次第に記憶を取り戻しました。そのため、炭治郎は無一郎にとって特別な存在となりました。その後の柱稽古では炭治郎に対してあからさまに態度を変えるなど贔屓しているようなシーンもありました。

花江夏樹はアクロスエンタテインメントに所属する男性声優です。2011年から活動しており、アニメの主人公役を演じることが多い声優です。2018年からはYoutubeでゲーム実況動画の配信も行っています。Youtubeのゲーム実況動画では、『鬼滅の刃』のブラウザゲーム「鬼滅の錬磨」を実況している動画が配信されています。

炭治郎役の花江夏樹の主な出演作品には、『凪のあすから』の矢島光役、『アルドノア・ゼロ』の界塚伊奈帆役、『四月は君の嘘』の有馬公生役、『D.Gray-man HALLOW』のラビ役、『ハイキュー!! TO THE TOP』の星海光来役、『東京喰種 トーキョーグール』の金木研役などがあります。

『鬼滅の刃』のアニメを見始めた方の中には、早速主人公の炭治郎がかっこいいと評価している方がいました。特に『鬼滅の刃』の冒頭部分は禰豆子を守る炭治郎がかっこいいと評判でした。

炭治郎は人気キャラクターなので、たくさんのグッズが販売されています。こちらの方は炭治郎のフィギュアを購入されていました。炭治郎のフィギュアはクオリティが高く、かっこいいとSNSでも話題になっていました。このように炭治郎のファンの方の多くがグッズをたくさん集めているようです。

戦闘中の炭治郎はかっこいい姿が描かれているのですが、日常生活の炭治郎は年相応にかわいらしい姿も描かれています。かっこいい姿だけでなくかわいらしいところも好きだという方もいました。

竈門炭治郎は戦闘シーンや技だけでなく、性格もかっこいいといわれている人気キャラクターでした。とても魅力が詰まった主人公なのでファンが多く、グッズをたくさん集めている方もいました。『鬼滅の刃』では無惨との戦いで次々と剣士が戦線離脱する中、炭治郎は最後まで戦い抜きました。ぜひ最終回まで『鬼滅の刃』を読んでみてください。