【鬼滅の刃】胡蝶しのぶの名言・名セリフまとめ！美しく穏やかな口調で毒を吐く？

「鬼滅の刃」に登場する胡蝶しのぶは、鬼殺隊の中でもっとも位の高い柱で蟲の呼吸の使い手です。那田蜘蛛山の戦いで登場しました。小柄で筋力が少ないため鬼の首を斬ることはできませんが、代わりに鬼に効く毒を使って戦います。

人間を捕食する鬼を退治する少年を主人公とした「鬼滅の刃」は、「週刊少年ジャンプ」で2016年から連載され、2019年にアニメ化第1期もされた人気作です。2020年24号にて、惜しまれつつも最終回を迎えました。2020年10月には、上弦の壱の鬼との戦いを描いた映画の公開が予定されています。

父を亡くした主人公・炭治郎は、炭焼きの仕事で家計を支えていました。貧しくも温かい家族に囲まれ、幸せを感じていました。そんな中、留守中に鬼が家に侵入し、家族を殺害するという事件が起こります。妹の禰󠄀豆子は、大怪我を負いつつも生き残ることができましたが、鬼の血液が混入したことにより鬼と化しました。炭治郎は、鬼を殲滅することを目的とした組織・鬼殺隊に入り、家族の仇討ちと禰󠄀豆子を人間に戻す方法を探します。

胡蝶しのぶは、両親を鬼に殺され、姉・カナエと共に鬼殺隊に入ります。その後、カナエも鬼・童磨に殺され、その時の羽織は、形見として胡蝶しのぶが身に着けることになりました。蟲の呼吸を使う蟲柱であり、毒を使って鬼を倒します。羽織、髪飾り共に、蝶々がモチーフになっています。女性の隊服は、カナヲや蜜璃のようにスカートタイプのものもありますが、胡蝶しのぶの隊服は長ズボンタイプのものでした。

常に笑顔を浮かべており、本心を隠している様子がありました。鬼と仲良くするというカナエの夢を受け継ぎますが、内心は鬼への恨みを捨てきれずにいます。基本的に冷静で感情の乱れは少なく、趣味には怪談話をあげていました。

年齢は18歳、誕生日は2月24日で、星座は魚座です。身長は151cmで体重は37kgと、他の柱に比べて小柄であり、最も腕力も低く鬼の首を斬ることはできませんが、素早い動きをします。好物には、生姜の佃煮をあげています。

胡蝶しのぶの名言集1つめは、那田蜘蛛山で義勇に対して言ったこちらのセリフです。那田蜘蛛山の戦いで炭治郎は、下弦の伍の鬼・累と対決します。しかし、首を斬って倒したかと思いきや、累は先に自らの首を斬り落としていたため、無事でした。疲労困憊から動けなくなっていた炭治郎の元へ、水柱の義勇が助けにやってきます。無事、累を倒しますが、そこへ蟲柱の胡蝶しのぶが禰󠄀豆子の首を狙いに現れました。

義勇は、胡蝶しのぶの刀から禰󠄀豆子を守ります。義勇の行動の意図がわからない胡蝶しのぶは、この名言を口にしました。この言葉に対し義勇は、自分は嫌われてはいないと返しました。さらに、炭治郎に禰󠄀豆子を連れて逃げるよう指示します。2人を追いかけようとする胡蝶しのぶを、義勇は取り押さえました。胡蝶しのぶの毒舌がわかる名シーンの一つです。

胡蝶しのぶの名言集2つめは、那田蜘蛛山で炭治郎と禰󠄀豆子に対して言ったこちらのセリフです。那田蜘蛛山で姉蜘蛛を倒した胡蝶しのぶは、義勇、炭治郎、禰󠄀豆子の元へ向かいます。鬼の禰󠄀豆子を殺そうとしますが、義勇に阻まれました。禰󠄀豆子に覆いかぶさっていた炭治郎に、鬼だから離れるよう優しく諭します。しかし、炭治郎は、鬼だけれど自分の妹であると説明し、退治するのをやめてもらおうとしました。

炭治郎の告白に憐れみの目を向ける胡蝶しのぶでしたが、討伐の意思を変えるつもりはないらしく、こちらの名言を口にしました。義勇は、炭治郎に禰󠄀豆子を抱えて逃げるよう促します。普段、穏やかで優しい口調の胡蝶しのぶですが、鬼に対しては容赦ないことがわかる名シーンでした。

『鬼滅の刃』本編で出てきたセリフではなく、二次創作で使われたことがあったセリフです。「女性に年を聞くなんて…」というセリフは「胡蝶しのぶが炭治郎に言いそうだ」と言われていました。

胡蝶しのぶの名言集4つめは、訓練に励む炭治郎に対して言ったこちらのセリフです。炭治郎は、那田蜘蛛山での戦い後、鬼の妹・禰󠄀豆子を連れて歩いていたことがバレてしまい、柱合会議にかけられます。会議の場で、人を襲わないと証明されたことで、禰󠄀豆子、炭治郎は処罰されずに済みました。2人は、胡蝶しのぶの住む蝶屋敷でしばらく預かられることになります。

そこには、伊之助、善逸も傷の治療を受けていました。戦いの傷が癒えた3人は、蝶屋敷で訓練を受けることになります。しかし、3人はなかなかカナヲに勝つことができません。伊之助と善逸は、訓練をサボるようになり、炭治郎のみが残りました。

夜、呼吸に意識を集中させている時に、胡蝶しのぶが声をかけてきます。胡蝶しのぶは、鬼に対しても優しさを持つカナエに似た炭治郎に、このセリフを言いました。胡蝶しのぶの葛藤と悲しみがわかる名シーンでした。

胡蝶しのぶの名言集5つめに紹介するのは、善逸に対して言ったこちらのセリフです。那田蜘蛛山の戦いで、炭治郎、善逸、伊之助は、胡蝶しのぶが住む蝶屋敷で怪我の治療を受けます。その後、回復した3人は、機能回復訓練に参加することになりました。湯飲みの中に入った薬をかけた方が勝ちとされる反射訓練、相手を捕まえれば勝利となる全身訓練がありました。

炭治郎、善逸、伊之助は、どうしても胡蝶しのぶの継子・カナヲに勝つことができません。反射訓練で毎回カナヲに薬をかけられ、ずぶ濡れの状態でその日の訓練を終えるという日々が続きます。善逸と伊之助は、ついに訓練に参加しなくなりました。一人諦めずに訓練に励んでいた炭治郎は、反射訓練、全身訓練共にカナヲに勝つことができるようになります。

炭治郎の成長に焦りを覚えた善逸と伊之助は、再び訓練に戻ってきます。その際、胡蝶しのぶは、善逸のやる気を引き出すため、こちらのセリフを口にしました。なかなか成果が出ず、意気消沈していた善逸でしたが、彼女のこのセリフを受けてやる気を取り戻します。

胡蝶しのぶの名言集6つめは、童磨に向けて言ったこちらのセリフです。ある夜、無惨が産屋敷邸を襲撃にやってきます。鬼殺隊の隊士たちは、知らせを受けて現場に駆けつけました。しかし、邸宅は無惨がやってくることを見越していた産屋敷によって爆破されます。珠世は、無惨に鬼を人間に戻す薬を打ち込みました。現場に到着した隊士たちは、それぞれ技を無惨に向けて使おうとしますが、異空間無限城へと落とされます。

胡蝶しのぶは、落とされた異空間無限城の中で、上弦の弐・童磨に遭遇しました。童磨は、死に際にカナエが教えてくれた鬼の特徴と一致しており、すぐにカナエを殺した鬼であるとわかります。出会い頭に辛辣な言葉をぶつける胡蝶しのぶに童磨は、悩みがあるなら聞くと言いました。その言葉に対し、胡蝶しのぶはこちらのセリフを口にします。カナエを殺した恨みや怒りが伝わってくる名シーンでした。

胡蝶しのぶの名言集7つめは、童磨に向けて言ったこちらのセリフです。胡蝶しのぶは、姉・カナエの仇である上弦の弐・童磨を倒すため、長い間準備をしてきました。それは、鬼にとって有害である藤の花の毒を体内に取り込み、自身を食べさせ弱らせたところをカナヲに倒してもらうというものでした。無惨によって異空間無限城に移転させられた胡蝶しのぶは、童磨と遭遇します。

童磨に刀の毒は効かず致命傷を負わされた後、捕食されました。遅れて到着したカナヲは、胡蝶しのぶを助けようとするも間に合いませんでした。その後、伊之助も到着し、2人で童磨と戦います。胡蝶しのぶの毒が回った童磨の身体は、崩れはじめました。カナヲは、伊之助の助けもあり、童磨の首を斬り落とすことに成功します。倒された童磨は、何の感情も沸き起こりませんでした。

淡々と死を受け入れる中、目の前に先ほど食べた胡蝶しのぶが現れます。彼女を前にした童磨は、恋をしたことを自覚し、地獄に一緒に行こうと誘いをかけました。胡蝶しのぶは、笑顔を浮かべながら、このセリフを口にします。念願の敵討ちができたことで、すっきりとした表情が話題となった名シーンでした。

胡蝶しのぶの名言集8つめは、童磨を倒したカナヲに向けて言ったこちらのセリフです。胡蝶しのぶは、以前カナヲに童磨を倒す計画を話していました。藤の花の毒を体内に大量に取り込んだ自分を童磨に食べさせ、弱ったところをカナヲが倒すというものでした。計画通り、童磨は胡蝶しのぶを食べ、毒によって弱体化します。そこでカナヲは、視力を飛躍的に上げることができる終の型・彼岸朱眼を使い童磨の首を取ることに成功します。

幼い頃から両親に虐待を受けて育っていたカナヲは、泣くと暴力を振るわれるというトラウマがありました。そのため、カナエの葬式の時も泣くことができません。しかし、蝶屋敷の姉妹たちは、泣けないカナヲを責めることはしませんでした。

カナヲは、側に落ちていた胡蝶しのぶの蝶々の髪飾りを拾いあげ抱きしめます。そこへ、亡くなった胡蝶しのぶとカナエが現れ、カナヲの頭を撫でながらこのセリフを口にしました。カナヲは、ここで涙を流します。感動の名シーンとして読者からも人気がありました。

胡蝶しのぶの名言集9つめは、カナヲに言ったこちらのセリフです。刀鍛冶の里にて炭治郎たちは、上弦の肆・半天狗と上弦の伍・玉壺を倒します。さらなる厳しい戦いに備え、鬼殺隊では、それぞれの柱直々に稽古をつけてもらう柱稽古が行われることになりました。姉・カナエの仇である童磨を倒すため、胡蝶しのぶは藤の毒を服用し続けていました。童磨に捕食されて弱ったところを、カナヲに倒してもらう計画でした。

胡蝶しのぶは、込み上げてくる怒りをこのセリフを言い聞かせ、鎮めようとしました。カナヲは、実弥の稽古に行ってくると報告しにきます。胡蝶しのぶは、柱稽古には参加しないことを伝え、童磨の倒し方について話して聞かせるのでした。

胡蝶しのぶの名言集10個めに紹介するのは、那田蜘蛛山の戦いで姉蜘蛛に対して言ったこちらのセリフです。那田蜘蛛山に到着した胡蝶しのぶは、繭に人を閉じ込めて液体化させる血鬼術を使う姉蜘蛛に遭遇します。柱である胡蝶しのぶに勝てないと判断した姉蜘蛛は、命乞いをしました。胡蝶しのぶは、仲良くする前に今まで何人殺してきたのか問います。姉蜘蛛は、保身のために5人殺したと嘘を言いました。

胡蝶しのぶは、経験則から80人は殺していると予想します。さらに、道中で姉蜘蛛の血鬼術の繭を14個見てきました。中に閉じ込められた人は、すでに液体化して亡くなっていたようです。殺害した人数を聞いてどうするのかという姉蜘蛛の問いに胡蝶しのぶは、このセリフを言い、殺害して苦しめてきた人の分だけ拷問をすると返答しました。彼女の容赦ない性格がわかる名シーンでした。

胡蝶しのぶの名言集・名シーン11個めは、童磨との戦いのモノローグで登場したこちらのセリフです。胡蝶しのぶは、童磨との戦いで致命傷を負いますが、立ち上がり再び立ち向かい、再び毒を撃ち込みます。しかし、撃ち込んだ毒は効きませんでした。

以前に、炭治郎から怒っているにおいがすると言われていました。そのセリフを思い出しながら、この名言がモノローグで流れます。普段は優しく穏やかな胡蝶しのぶですが、その裏には鬼に対する憎悪が確かに存在していました。彼女の悔しさや悲しみなども伝わってくる名シーンでした。

胡蝶しのぶの名言集12個めに紹介するのは、那田蜘蛛山で姉蜘蛛に向けて言ったこちらのセリフです。姉蜘蛛は、今まで要領の良く累の機嫌を損ねないよう振舞ってきました。しかし、母蜘蛛が倒されたことで焦り、累に似せて作り変えていた顔が元に戻ってしまいます。顔が戻ったことに怒った累は、姉蜘蛛の顔を切り刻みました。

挽回のため姉蜘蛛は、累から周辺にいる鬼殺隊の隊士たちを倒してくるよう言われます。血鬼術の繭を使って、鬼殺隊の隊士・村田を取り込んだすぐ後、胡蝶しのぶが現れすぐ側でこのセリフを言いました。穏やかで優しい口調ですが、柱としての強さと余裕を兼ね備えていることがわかるかっこいい名シーンでした。

胡蝶しのぶは、非常に美しくかつ穏やかな口調で喋ります。炭治郎からは、笑顔だけれど怒っているにおいがすると評されていました。家族や継子たちを鬼に殺されていることから、鬼に対しての憎悪が捨てきれずにおり、本当はずっと怒っていたのでした。

穏やかで優しい口調で喋る胡蝶しのぶですが、毒舌なところもあります。特に、同じ柱の義勇に対しては、それが顕著に現れます。那田蜘蛛山で、義勇が鬼の禰󠄀豆子を庇った時は、嫌われていることを指摘していました。

アニメ「鬼滅の刃」で胡蝶しのぶ役を演じた声優は、アイムエンタープライズに所属する早見沙織でした。「桃華月憚」で川壁桃花役を演じ、演技力の高さが評価され世間から注目を集めるようになります。

代表的な出演作に、「我が家のお稲荷さま。」コウ役、「東のエデン」森美咲役、「宙のまにまに」矢来小夜役、「バクマン。」亜豆美保役、「そらのおとしもの」イカロス役、「えむえむっ!」結野嵐子役、「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」新垣あやせ役、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」鶴見知利子役、「森田さんは無口。」三浦千尋役、「神々の悪戯」草薙結衣役、「グラスリップ」高山やなぎなどがあります。

しのぶは、夜会巻きという大正時代に流行した結い方をしているようです。後ろでで一つにした髪をねじり、中にその部分を隠す巻き方でした。一つにねじるためそれなりの長さが必要ですが、おしゃれに美しくまとめ上げることができます。洋服にも和服にも合わせやすい髪型です。

胡蝶しのぶは、毛先が紫の黒髪をしています。光の加減を意識して描かれているのか、実際こうした髪色をしているのかは不明です。藤の毒を服用したことで、こうした色になったのではないかという意見も飛び交いました。しかし、アニメ「鬼滅の刃」でまだカナエが生きている頃も、髪色に違いはなかったことから、この説は薄いのではないかといわれています。

蝶屋敷に住む女性たちは、みんな蝶ちょの髪飾りをつけています。髪飾りの色はそれぞれ異なり、胡蝶しのぶは、紫の大人っぽい落ち着いたカラーでした。コスチュームで販売されている胡蝶しのぶの髪飾りは、つけやすいように裏がクリップ状になっているものが多くあります。童磨に食べられた時は、髪飾りが残りました。その後、カナヲは形見として胡蝶しのぶの髪飾りをつけて無惨を倒しに向かっています。

カナヲがカナエと胡蝶しのぶに出会った過去シーンがあります。ここで、昔の胡蝶しのぶの髪型を見ることができました。夜会巻きで同じ蝶々の髪飾りでまとめあげていますが、サイドの髪が少し短く、見る人に元気な印象を与える髪型でした。

胡蝶しのぶは、童磨との戦いに備え、藤の花の毒を服用し続けてきました。自身が食べられ、その後弱ったところを継子のカナヲに退治してもらう計画でした。童磨は、思惑通り胡蝶しのぶを食べ、藤の花の毒で弱体化し、カナヲと伊之助に倒されます。死後の世界で胡蝶しのぶは、童磨に柔和な笑みを浮かべながら辛辣な言葉をかけています。この名シーンが印象に残ったといった感想も多くありました。

胡蝶しのぶの髪型は、ねじった髪を中に入れ込むという夜会巻きというものです。セットにはコツがいるため、真似するのが難しいという意見も多く、コスプレを諦めてしまったというファンも多くいます。しかし、できるようになると楽しいといった感想もありました。

カナヲは、両親に虐待されてきた過去があります。泣くと暴力を振るわれるというトラウマから、カナエの葬式で泣くことができませんでした。しかし、蝶屋敷の姉妹たちは、そんなカナヲを責めることはしませんでした。童磨を倒した後、名言集でも紹介した通り、カナエと胡蝶しのぶから頭を撫でられ褒められます。この後、カナヲは2人を思って涙を流します。この名シーンが好きといった感想も多くありました。

「鬼滅の刃」胡蝶しのぶの名言集・名シーン、髪型、アニメの声優などを紹介してきました。異空間無限城での童磨との戦いは、特に人気の高い名言集・名シーンが数多くあります。