【鬼滅の刃】黒死牟(こくしぼう)の過去と正体は?縁壱との関係や鬼になった理由は?

鬼滅の刃では、鬼の中で最強の無惨の次に強いとされている黒死牟(こくしぼう)の姿を見ることができます。配下の鬼を信用していない無惨でさえも頼りにしていたのが、上弦の壱を務めている黒死牟だったのです。威圧的なオーラを放つことができる彼は、周囲の鬼を寄せ付けない大物感が漂っていました。しかし、彼には辛い過去があったのです。そこで、鬼滅の刃では、劣等感を抱いている黒死牟の辛かった過去や人間としての正体&本名、鬼の首魁である無惨をあと一歩まで追いつめた縁壱との関係、凶悪な鬼になった理由などをご紹介します。

【鬼滅の刃】黒死牟(こくしぼう)の過去と正体は?縁壱との関係や鬼になった理由は?のイメージ

目次

  1. 鬼滅の刃の黒死牟とは?
  2. 鬼滅の刃の黒死牟の過去や正体
  3. 鬼滅の刃の黒死牟の強さの理由
  4. 鬼滅の刃の黒死牟の月の呼吸の技・型
  5. 鬼滅の刃の黒死牟の月の呼吸は日の呼吸の派生?
  6. 鬼滅の刃の黒死牟の死亡シーン
  7. 鬼滅の刃の黒死牟に関する感想や評価
  8. 鬼滅の刃の黒死牟の過去と正体まとめ

鬼滅の刃の黒死牟とは?

鬼滅の刃では、冷静沈着で周囲の鬼たちを圧倒する重々しい雰囲気を持った黒死牟の姿を見ることができます。彼は、配下の鬼の中でも最高の強さを誇っており、部下を誰一人信用していない無惨からも厚い信頼を寄せられていました。上弦の壱として大活躍している黒死牟の正体は、戦国時代に武家の長男として誕生した、かつては人間だったのです。

感情の起伏が読みやすい黒死牟は、理知的な性格を持っており、いざこざが絶えない鬼の中では、規律と序列を重んじていました。そこで、鬼滅の刃では、黒髪を後ろで一つにまとめ、6つの目を持つ黒死牟の辛い過去や人間だった頃の正体&本名、過去に鬼になってしまった理由、鬼殺隊の中でも圧倒的な強さを持っていた緑壱との関係をご紹介します。

鬼滅の刃の作品情報

鬼滅の刃の概要

日本の漫画家である吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)さんによって誕生した「鬼滅の刃(きめつのやいば)」は、2016年11号から週刊少年ジャンプより連載がスタートし、現在も連載中です。2020年2月の時点では、単行本としては19巻まで刊行されています。鬼滅の刃では、大正時代が舞台となって描かれていますが、千年前から人喰い鬼となった無惨は誕生していたのです。それゆえに、鬼は永遠の寿命が与えられていました。

漫画として刊行され大人気となった鬼滅の刃では、テレビアニメとしても制作され注目を集めます。2019年4月~9月に渡っては、TOKYO MXほかより全26話が制作され、放送されました。漫画やテレビアニメとして大人気となった鬼滅の刃では、2020年には「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」が公開させることが決定し、発表されています。また、2020年1月の時点では累計発行部数が4000万部を突破しており、注目を集めました。

鬼滅の刃のあらすじ

代々炭焼きを家業としてきた竈門家の長男である竈門炭治郎は、父親の仕事を引き継いでいました。家族の暮らしを守るために炭焼きをしては稼いでいたのです。いつものように仕事から帰宅した彼の前には、無惨に殺された家族が倒れており、かすかに息をしている妹の禰󠄀豆子は、鬼になっていました。正気を失い襲い掛かってきた妹を何とか元の人間に戻すために、彼は鬼殺隊で修業をして、仇を撃つことを誓います。

黒死牟のプロフィール

鬼滅の刃では、鬼を作り出している鬼舞辻無惨が唯一信頼している鬼がいました。配下の鬼を全て見下し、信用していない無惨でしたが、かつて鬼殺隊として戦っていた黒死牟に関しては別だったのです。自分を追い詰めた全集中の呼吸に興味があった彼は、鬼の一人に黒死牟を迎え入れたいと感じていました。そのため、彼の弟へ対する劣等感や憧れを利用して、永遠の命と最強の力を授ける代わりに配下の鬼にします。

  • 名前:黒死牟(こくしぼう)
  • 本名(正体):継国巌勝(つぎくにみちかつ)
  • 役割:上弦の壱(十二鬼月)
  • 双子の弟:継国縁壱(つぎくによりいち)
  • 出身:継国家の長男
  • 遠い祖先:時透無一郎&有一郎
  • 性格:理知的、冷静沈着、忠誠心が厚い、寡黙
  • 容姿:6つの目を持つ、長い黒髪
  • 痣:炎のような痣が首元から頬、額にある

理知的な性格を持っている黒死牟は、自分を救ってくれた無惨に対して心から感謝しており、揺るぎない忠誠を誓っていました。鬼となった彼には6つの目が現れ、黒い髪は後ろで一つに結んでいます。数々の鬼の中でも最強の12人(十二鬼月)に選ばれ、さらにその中でも断トツの一番の強さを誇っていた黒死牟は、上弦の壱として活躍していました。周囲を寄せ付けない圧倒的な強さで無惨の次に強い鬼となります。

アニメ「鬼滅の刃」公式サイト

鬼滅の刃の黒死牟の過去や正体

過去や正体①本名は?生い立ちを紹介

鬼滅の刃では、配下の鬼の中では一番の実力を持っている黒死牟の正体は、かつては人間であったことが明らかとなっています。人喰い鬼の正体は、かつて人間として生きていた過去を持っていました。特別な血が流れている無惨の血をもらうことで、人喰い鬼となります。ほとんどの人間が無惨に襲われて鬼になっているのに対して、上弦の壱として活躍している黒死牟だけは過去、無惨に鬼への誘いを受けていたのです。

序列や規律を重んじる性格の彼の正体は、戦国時代に活躍していた武家の家系に誕生した長男でした。代々武家の家系であった継国家には双子の兄弟が誕生します。その双子の兄として誕生したのが黒死牟であり、本名は、継国巌勝(つぎくにみちかつ)だったのです。戦国時代といえば、下克上で天下を誰もが取れる時代でした。そのような環境でさらに長男として育った彼は、上下関係に厳しい人間へと成長していきます。

過去や正体②弟・縁壱との関係

冷静沈着な性格の黒死牟(本名:継国巌勝)には、双子の弟がいました。双子の弟の継国縁壱(つぎくによりいち)は、生まれた当初から顔に痣があり不吉とされ、殺されそうになりますが、母親が10歳になったらお寺に出家させることを条件に生きることを許されます。素直で心優しい弟の継国縁壱は、7歳まで母親から離れることができず、話すこともしませんでした。それゆえに、耳が不自由だと勘違いされていたのです。

7歳まで母の後ろに隠れ、言葉も発しない弟の継国縁壱を不憫に思った兄の継国巌勝は、長男として何かと弟を気にかけ、笛を作ってあげたり、差し入れをしたりしてあげます。微笑むことさえなかった縁壱でしたが、7歳の時に突然気配もなく近寄り話しかけてきたのです。さらに、竹刀の扱いを簡単に教えるとあっという間に大人に有効打を放ち、失神させてしまいます。

素晴らしい身体能力を持った縁壱を目の当たりにした巌勝は、今まで自分の足元に及ばないと思っていたためショックと同時に、妬みや嫉妬を覚えるようになりました。さらに、かつて母親の後ろを離れなかったのは病気の母を支えるためであり、剣士としての才能がバレてしまったことで自ら寺へ向かうという縁壱に対して、憎悪さえ抱くようになったのです。

過去や正体③鬼舞辻無惨との出会い

武士として剣術にも磨きをかけた巌勝は、家族も養うようになりました。しかし、仕事で野営をしていた際に、突然鬼に襲われてしまいます。剣術を磨いた彼でさえもかないません。そこに現れたのが、鬼殺隊として鬼を退治していた縁壱だったのです。10年前よりもさらに腕をあげた縁壱は、剣術と共に素晴らしい人格を持った人間に成長していました。全てにおいて敵わないと感じた彼は、弟の縁壱と共に鬼殺隊になることを決めます。

ただひたすら強くなるため、弟である縁壱を凌ぐために剣術の修業をするようになりました。嫉妬と憎悪を抱いている縁壱に剣術や呼吸法を教えてもらいましたが、彼が扱う日の呼吸は誰も扱うことができなかったのです。それゆえに、素晴らしい才能を持っている彼は、その人にあった呼吸法を授けていきます。兄である巌勝には、月の呼吸を授け、痣も発現させることに成功しました。

しかし、自身の力をパワーアップさせる痣は、その強力な効果のため寿命を縮まてしまうという欠点があったのです。剣術においても人間としてもまだまだ弟に敵わないと感じていた巌勝は、思い悩んでいました。そこに姿を現したのが、全集中の呼吸に興味を抱いていた無惨だったのです。彼を追い詰め苦しめた呼吸法を習得している巌勝は魅力的な人間であったため、鬼になれば永遠の命が手に入るとそそのかすのでした。

過去や正体④人間から鬼になった理由

戦国時代に武家の長男として誕生した黒死牟(本名:継国巌勝)には、双子の弟がいました。その弟の本名は、継国縁壱(つぎくによりいち)です。戦国時代は、双子は不吉だとされており、長男である継国巌勝を残して、次男である継国縁壱は殺してしまえという話になります。しかし、その考えに猛反発したのが母親です。ゆくゆくは寺へ出家させることを条件に弟は母親と2人でひっそりと生きることになりました。

双子の弟を不憫に思った彼は、手作りの笛を与えたり、何かと食べ物を差し入れしたりしていたのです。幼い頃は母の後ろに隠れ、自分に頼りきりだった弟でしたが、7歳になると頭角を現し、大人の侍ですら歯が立たなくなってしまいました。圧倒的な強さを持つ弟の才能を見せつけられた長男の継国巌勝は、劣等感を抱き、嫉妬心を燃やすことになります。

どんなに修業をしても追いつくことができないと落ち込む彼のところに近づいてきたのが無惨だったのです。自分を追い詰めた全集中の呼吸を手に入れた武士を鬼にしたかった無惨は、永遠の命と弟を越える鬼の強さを与えることを条件に、鬼にならないかと持ちかけます。弟への憧れと嫉妬心に心が歪んでしまった彼は無惨の血をもらい、鬼となりました。

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鬼滅の刃の黒死牟の強さの理由

強さの理由①透き通る世界

相手の実力を素直に認めることができる黒死牟の正体は、戦国時代に武家に誕生した人間でした。彼の本名は継国巌勝だったのです。さらに、彼には双子の弟がおり、劣等感を抱かずにはいられない相手でもありました。弟の縁壱を追い越したくて鬼殺隊に入った継国巌勝(本名)でしたが、その願いは人間では到底叶えることができないと感じ、鬼の首魁を務めている無惨の誘いによって鬼となったのです。

鬼となった継国巌勝は、本名を捨てて黒死牟と名乗るようになります。彼は、遠い祖先である時透無一郎(ときとうむいちろう)との戦いの際に、透き通る世界を手に入れることに成功しました。透き通る世界とは、水の呼吸の使い手である竈門炭治郎(かまどたんじろう)が父親から導かれて習得した技となっています。また、彼が憧れてやまない縁壱も7歳にして透き通る世界を習得していました。

誰もが憧れる透き通る世界とは、相手の体を透視するように見ることができる技となっています。心臓や筋肉、血管などすべてが透けて見えるため、敵が次に攻撃してくることを予測することができたのです。さらに、自分の体の筋肉の収縮なども感じることができるため、かなり有利に戦うことができます。神経まで透視することができる技が透き通る世界の正体だったのです。

強さの理由②再生能力

人喰い鬼を倒すには、普通の刀では通用しません。鬼殺隊が扱っている特殊な力を持った日輪刀によってのみ、ダメージを与えることができたのです。凶悪な鬼もほとんどの場合、日輪刀で頸を斬ることができれば敵を倒したことになりました。しかし、上弦の鬼など最上級の強さを持った相手によっては再生能力が強力すぎて頸を斬ったとしても、すぐに再生してしまい倒すことができないという事態も起きています。

鬼を誕生させることができる無惨の再生能力は切った傍から回復するため、斬ったことすら実感できないほどでした。それには及ばないものの、彼の次に強いとされている黒死牟(本名:継国巌勝)も、強力な再生能力によって復活することができたのです。上弦の鬼の中で3番目の強さを誇っている猗窩座も再生能力によって再度戦えるようになっていました。

強さの理由③速さ

配下の鬼を一切信用していない無惨から絶大な信頼を寄せられている黒死牟(本名:継国巌勝)の正体は、戦国時代に誕生した武家の人間でした。そんな彼は、人間の中で剣士としての才能が豊かな弟である縁壱を一向に越えることができなかったのです。必死に修業した結果、月の呼吸をマスターして、痣を発現することに成功しますが、寿命をかなり縮めてしまいます。

最高の剣士になる夢を諦めかけたその時に現れたのが無惨だったのです。残忍な性格の無惨のおかげで鬼となり、永遠の命と人間では到底及ばない強さを持つことに成功します。配下の鬼の中でも一番の強さを持っている彼は、鬼殺隊の最上級の剣士である柱の攻撃もいとも簡単によける速さを持っていたのです。遠い祖先である時透無一郎(ときとうむいちろう)による霞の呼吸によって放たれた攻撃もいとも簡単によけていました。

強さの理由④武器

剣士として天才的な才能を持っている双子の弟の縁壱を生涯かけて追い続けていた黒死牟(本名:継国巌勝)は、上弦の鬼の中でも最強の戦闘力を持っていました。そんな彼の正体は、戦国時代に誕生した武家の人間だったのです。かつて人間だった彼が扱う武器は、最強クラスの刀でした。鬼として永遠の命を手に入れた彼は、再生能力を身につけていましたが、彼が扱う刀も再生能力が宿っていたのです。

それゆえに、鬼殺隊の柱との戦いにおいて刀が折れたとしても慌てることはありません。すぐに再生することができたからです。さらに、自由自在に変形させることができる刀身を持っていたんため、相手が思いも寄らない攻撃を仕掛けることができました。また、刀を全身から生やすことができた彼は、攻撃はもちろん、防御においても最高の能力を持っていたのです。

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鬼滅の刃の黒死牟の月の呼吸の技・型

月の呼吸の技・型一覧①壱ノ型 闇月・宵の宮

劣等感や嫉妬心を抱き辛い過去を送っていた黒死牟(本名:継国巌勝)のかつての正体は、戦国時代に誕生した武家の人間となっていますが、彼は鬼として生きることで永遠の命と最高の強さを手にすることができました。そんな彼は、人間の時に月の呼吸をマスターしていますが、鬼になっても月の呼吸をベースとして最強の攻撃をすることができたのです。そこで、彼が扱う月の呼吸の技や型をご紹介していきます。

彼が扱う月の呼吸の壱ノ型である「闇月・宵の宮(やみづき・よいのみや)」は、横薙ぎの一閃ということができるでしょう。さらに、複数に渡る三日月のような斬撃を同時に繰り出すことも可能です。かなりスピードのある技となっており、スピードに関しては柱の中でもかなり優秀な時透無一郎でさえも、見極めることが全くできずに左腕を失うことになります。

三日月のような斬撃を放ちながら上方向に三連撃をすることができる恐ろしい技となっていました。闇月・宵の宮においては、あまりの素早い攻撃に反応できずに斬り刻まれてしまう剣士がほとんどだったのです。月を優雅に見て楽しんでいると、たちまち自分の体が刻まれているという恐ろしい技となっています。

月の呼吸の技・型一覧②弐ノ型 珠華ノ弄月

冷静沈着な黒死牟(本名:継国巌勝)から放たれる、月の呼吸の弐ノ型である「珠華ノ弄月(しゅかのろうげ)」は、三日月攻撃がまるで華のように舞う美しい技となっています。さらに、月輪のような斬撃によって敵を取り囲むこともできました。

斬り上げるように放たれる三連続の斬撃を繰り出すことが可能な技となっており、岩柱と呼ばれていた悲鳴嶼行冥に放たれています。強力な威力を放っているこの技に対して、彼は、岩の呼吸の使い手として、肆ノ型である流紋岩・速征(りゅうもんがん・そくせい)を繰り出して戦っていました。

月の呼吸の技・型一覧③参ノ型 厭忌月・銷り

忠誠心が厚い黒死牟(本名:継国巌勝)は、月の呼吸の参ノ型である「厭忌月・銷り(えんきづき・つがり)」を繰り出すこともできました。この技は、素早く刀を振り抜くことで二連の月輪を放つことができます。さらに、二つの大きな月輪からは細かな月輪を放つこともできるため、相手を惑わしながら攻撃することができました。月の大小の月輪が綺麗に輝きながら相手を次々と仕留めていきます。

月の呼吸の技・型一覧④伍ノ型 月魄災禍

重々しい話し方が特徴の黒死牟(本名:継国巌勝)は、月の呼吸の伍ノ型である「月魄災禍(げっぱくさいか)」も見事に扱っていました。月魄災禍では、刀を振らなくても相手に無数の斬撃を繰り出すことができます。それゆえに、接近戦など刀を振ることができない状況でも攻撃を仕掛けることができました。さらに、鍔迫り合いによって相手を封じようとする相手に対しても有効に活用することができます。

月の呼吸の技・型一覧⑤陸ノ型 常世孤月・無間

感情の起伏が読みやすい黒死牟(本名:継国巌勝)は、月の呼吸の陸ノ型である「常世孤月・無間(とこよこげつ・むけん)」での攻撃も見せています。常世孤月・無間では、たった一振りによって、無数の斬撃を縦横無尽に放つことができる恐ろしい技となっていました。さらに、この技は広範囲に活用することができるため、多数の敵を相手にして戦っている時には、かなり有効な攻撃となります。

月の呼吸を操ることができる彼は、多数の敵を相手にしても全く動じなかったのは、これらの素晴らしい技を持っていたからでしょう。たった一振りで全方向へ一瞬のうちに斬撃を放つことが可能なため、この攻撃を見切ることは、かなり困難を極めました。攻撃のスピードも速く、あまりにも一瞬すぎるため、間合いの外に出ることすら難しいという周囲を恐れさせた技となっています。

月の呼吸の技・型一覧⑥漆ノ型 厄鏡・月映え

他の鬼たちを武力でまとめることができる実力を持っている黒死牟(本名:継国巌勝)は、月の呼吸の漆ノ型である「厄鏡・月映え(やっきょう・つきばえ)」も自由自在に操ることができます。厄鏡・月映えでは、斜めに刀を一閃することで、地面を這うような複数の斬撃を放つことができたのです。厄鏡・月映えを放たれた敵は、あまりの威力と広範囲の攻撃に圧倒されることになります。

さらに、追い打ちをかけるように地面を複数の斬撃が這っていく攻撃に加えて、その斬撃の合間を全て埋め尽くすかのように三日月型の斬撃がうねるように繰り出されていきました。あまりのスピードと逃げる隙のない、攻撃範囲の広さによって、敵に大きなダメージを与えることができたのです。この技も多数の敵を相手にして戦う場合にかなり有効な攻撃となっています。

月の呼吸の技・型一覧⑦捌ノ型 月龍輪尾

重々しい話し方をする黒死牟は、月の呼吸の捌ノ型である「月龍輪尾(げつりゅうりんび)」を放っていました。この攻撃は、壱ノ型である闇月・宵の宮の応用編となっています。壱ノ型である闇月・宵の宮と同様に横薙ぎの一閃となっていますが、数倍以上の破壊力を持っているため、広範囲に渡って攻撃することができたのです。横薙ぎの一閃の攻撃がとても美しく感動的な技となっています。

月の呼吸の技・型一覧⑧玖ノ型 降り月・連面

状況を冷静に分析することができる黒死牟月は、鬼殺隊の柱との戦いにおいて、呼吸の玖ノ型である「降り月・連面(くだりづき・れんめん)」を放ち戦っていました。降り月・連面では、技の名前のように敵に対して複雑な軌道の無数の斬撃を降り注ぐように放つことができたのです。複雑な軌道を持っている複数の斬撃が激しい雨のように降り注ぐことになるため、その攻撃をかわすのは至難の業でした。

月の呼吸の技・型一覧⑨拾ノ型 穿面斬・蘿月

相手の実力を素直に認めることができる黒死牟は、月の呼吸の拾ノ型である「穿面斬・蘿月(せんめんざん・らげつ)」によって、鬼殺隊の4人のメンバーを激しく攻撃していました。たくさんの歯がついた回転鋸のような斬撃を複数横に並べて放つことが可能となっているため、少しでもかわし損ねると、大きな怪我を負ってしまう恐ろしい技となっています。鬼殺隊のメンバーもこの技にはかなり苦戦していました。

月の呼吸の技・型一覧⑩拾肆ノ型 兇変・天満繊月

真面目な剣術使いである黒死牟は、月の呼吸の拾肆ノ型である「兇変・天満繊月(きょうへん・てんまんせんげつ)」を自由自在に操ることができましたが、常に油断しない戦いを心掛けていました。兇変・天満繊月は、伍ノ型である月魄災禍と非常に似ている技となっていますが、伍ノ型よりもかなりパワーアップしており、より広範囲を刀を振らなくても斬撃することが可能となっています。

自ら刀を振らなくても広範囲を無数に斬撃することが可能な兇変・天満繊月は、多数の敵を相手にした接近戦に対してもかなり有利に戦うことができました。刀を一切振らずとも無数の斬撃を放つことができる技となっているため、接近戦はもちろん、ある程度の距離感を保って戦っていても、その技を回避することが非常に困難な技となっていたのです。

月の呼吸の技・型一覧⑪拾陸ノ型 月虹・片割れ月

目的のためなら手段を選ばない傲慢な性格を持っていた黒死牟は、月の呼吸の拾陸ノ型である「月虹・片割れ月(げっこう・かたわれづき)」を放ち、周囲をかなり破壊しながら戦っていました。地面に向かって上から下に叩きつけるような三日月の斬撃を放つことによって、敵はもちろん地面も粉々に砕いていたのです。地面に突き刺すような破壊力のある月虹・片割れ月は、多くの破壊をもたらす攻撃となっていました。

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鬼滅の刃の黒死牟の月の呼吸は日の呼吸の派生?

月の呼吸は日の呼吸の派生

人喰い鬼となってしまった黒死牟(本名:継国巌勝)の正体は、かつて鬼殺隊として鬼を退治していた人間でした。それゆえに、鬼であるにも関わらず全集中の呼吸である月の呼吸を扱うことができたのです。弟の縁壱を越えたいを思っていた兄の巌勝は、弟である縁壱に全集中の呼吸を教わります。当初は、彼が自由自在に操ることができる日の呼吸を教わっていましたが、誰もその呼吸法を扱えるものはいなかったのです。

その状況を冷静に見極めることができた縁壱は、それぞれの人間にあった呼吸法を伝授するようになります。そのため、兄である巌勝に伝授されたのは、月の呼吸となったのです。兄である巌勝が自由自在に操る月の呼吸は、弟が身につけていた日の呼吸から派生した呼吸法となります。

月の呼吸からの派生はある?

理知的な性格を持っている黒死牟は、鬼でありながらも鬼殺隊と同様に全集中の呼吸を扱うことができます。それゆえに、鬼殺隊として鬼を退治していた柱のメンバーは、かなり大変な戦いを強いられることになったのです。月の呼吸は、日の呼吸から派生した呼吸法であることから、月の呼吸から他の呼吸が派生する可能性は十分にあります。しかし、月の呼吸の使い手が死亡してしまった今では、難しいかもしれません。

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鬼滅の刃の黒死牟の死亡シーン

死亡シーン①鬼殺隊4名に倒される

上弦の鬼の中でも最強の強さを誇り、配下の鬼を信用していない無惨から厚い信頼を寄せられていた黒死牟でしたが、ついに鬼殺隊の4人(柱3人&一般隊士1人)によって倒されることになります。逆に言えば、鬼殺隊が4人がかりでやっと倒せることができたのです。彼との死闘を繰り広げたメンバーには、柱を務めており、弟を大切に思っている不死川実弥と一般隊士である弟の不死川玄弥らの不死川兄弟をあげることができます。

さらに、岩柱と呼ばれ盲目でありながら最強の柱である悲鳴嶼行冥(ひめじまぎょうめい)や、彼の遠い祖先であり、霞柱を務めている時透無一郎らの4人との対戦において、ついに敗れてしまったのです。再生能力が優れている黒死牟は頸を斬られてもすぐに再生して回復しましたが、自らの気力を振り絞って手に入れた時透無一郎が放つ赫刀によって、灰となり死亡してしまいます。

死亡シーン②縁壱になりたかった?

鬼殺隊の4人によって命を落とすことになった黒死牟は、合理的で冷静な考えを持つ時透無一郎が手に入れることができた赫刀によって、次第に体中が灰となっていきました。自分の体が灰となっていく瞬間、彼はかつての自分の人生を振り返ることになります。常に最強を求めて生きてきた彼は、死を目前にしてやっと冷静に自分を振り返ることができたのです。

自分よりもはるかに劣っていると憐れんでいた弟が実は、自分よりも格上の才能を持った剣士であったことに妬みや嫉妬を覚えたために、彼を追い求め、追いつくために鬼となったことを明らかにしています。さまざまな感情が入り混じる中、本当は弟を純粋に尊敬しており、弟の縁壱になりたいという強い憧れがあったことを認め、消えていきました。最後には弟にあげ大事にされていた笛と彼の衣装のみが残ることになります。

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鬼滅の刃の黒死牟に関する感想や評価

鬼を次々と誕生させている鬼の首魁を務めている無惨をはじめ、上弦の鬼のメンバー達を高く評価している人は意外と多くいました。その中でも理知的な性格を持っている黒死牟がかっこいいという感想が多く寄せられています。6つの目を持っている彼は、常に冷静沈着で相手の実力を素直に認めるところがありました。

一見、鬼でありながら素晴らしい人格を持っているように見えますが、自分には到底敵わないという自負があったからなのです。それゆえに、弟である縁壱に対しての嫉妬や妬みはかなりのものがあり、自分よりも下に見ていた者が自分を本当に越えた時には、かなり冷静さを失い、怒り狂う傲慢さも兼ね備えていました。しかし、鬼となった彼は心の平安を取り戻したため、かっこいいと言われるようになったのでしょう。

鬼滅の刃では、忠誠心が厚い黒死牟のキャラクターが好きという人がかなり多くいるようです。その理由としては、月の呼吸をかっこよく扱うことや、着物が似合う、刀を使用した真面目な剣術、見た目のかっこよさなどがありました。究極の強さを求めて全集中の呼吸をマスターしようとした彼は、最後まで弟である縁壱には叶いませんでしたが、素晴らしい強さを持った剣士だったのです。

上弦の壱として配下の鬼の中で一番の強さを誇っている黒死牟は、常に冷静沈着に振舞うことができました。それゆえに、その大物感のある雰囲気がかっこいいと高い評価を得ていたのです。彼の実力は、鬼の首魁を務めている無惨でさえも認めていました。他の鬼に対してはかなり滅茶苦茶で酷い扱いが多い無惨でしたが、厚い信頼を寄せている彼に対しては、ビジネスパートナー的な扱いをしています。

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鬼滅の刃の黒死牟の過去と正体まとめ

戦国時代に武家の長男として誕生した黒死牟には、死ぬまで解決することができなかった辛い過去がありました。最強の鬼となってしまった彼の正体は人間でしたが、弟である縁壱を超える強さを求めたために、永遠の命と強さを手に入れることができる鬼となってしまったのです。弟に対して強烈な劣等感と嫉妬心、憧れを抱いていた彼は、最後は、純粋に弟になりたかったと悟り死んでいきました。

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