2020年05月08日公開
2022年11月14日更新
【ワンピース】五老星のモデルとなった人物一覧!歴史上の偉人?名前や強さ・目的は?
ワンピースでは世界貴族(天竜人)の最高位にいながら世界政府の最高権力者として活動している五老星の姿がありました。彼らは頭脳明晰な5人の老人によって構成されています。常に一緒に行動することが多い五老星の5人にはモデルとなった人物が存在していますが彼らの名前や正体は明らかになっていません。そこで、世界の平和と均衡を守るために組織された五老星のモデルとなった人物達を一覧でご紹介します。歴史上の偉人がモデルとなっている五老星のメンバーの名前や強さ・目的なども一緒に考察していきましょう。
目次
五老星とは?
冷静沈着で頭脳明晰なメンバーが揃っている五老星は、かつて活躍した歴史上の有名な偉人達がモデルとなっているようです。世界貴族(天竜人)の最高位に存在していますが、権力に溺れて自らの欲望のために行動していなかったり、奴隷を連れていなかったり、世界貴族とは服装や言動も異なっていることから生粋の世界貴族(天竜人)なのかその正体は明らかになっていません。
あくまでも世界政府が考える平和と均衡を保つべく、綺麗ごとにこだわることなく指示や命令を下していました。時に非情な命令や判断、行動を厭わない彼らにもさらに上の存在がいたようです。そこで、歴史上の偉人がモデルとなっている五老星の人物一覧や彼らの謎に包まれている正体、明らかになっていない名前や強さ、目的などもご紹介します。
ワンピースの作品情報
ワンピースの概要
1997年7月(34号)から週刊少年ジャンプによって連載がスタートした「ワンピース(ONE PIECE)」は、熊本県熊本市出身の漫画家である尾田栄一郎さんによって描かれている漫画となっています。2020年4月の時点では96巻の単行本を刊行しており、現在も連載中です。作中では立派な海賊王になることを夢見ているルフィは、個性豊かな仲間と一緒に旅をしながら大きく成長する姿が描かれています。
仲間達との感動的なエピソードや絆、ギャグシーンも随所に施されており、激しいバトルシーンと共に楽しむことができる漫画となりました。週刊少年ジャンプにおいては1976年~2016年に渡って連載されていた「こちら葛飾区亀有公園前派出所」に次いで長く連載している漫画として注目を集めています。日本漫画においては3億9000万部の累計発行部数を突破しており日本漫画では最高の記録となりました。
ワンピースのあらすじ
海賊王となったゴール・D・ロジャーはこの世の全てを手に入れた海賊として伝説となります。彼は生前ワンピースと呼ばれているひとつなぎの大秘宝を遺したと噂になりました。海賊王を夢見ているルフィは悪魔の実を食べたことで海で溺れ死にそうになりますが、友達となったシャンクスのおかげで命拾いします。将来立派な海賊となって再会することを誓い、お互い仲間と一緒に冒険の旅に繰り出しました。
五老星とは何?
世界貴族であり天竜人の最高位でありながら、世界政府の最高権力者として活動をしているのが五老星でした。彼らは5人の老人達で構成されています。常に5人一緒に姿を現している五老星の名前は明らかになっていません。彼らの仕事は聖地マリージョアといわれている世界政府の本拠地とされている場所で行われていました。
パンゲア城内にある権力の間に集って常に海軍やサイファーポールらに指示が出せるように世界情勢を見据えながら議論をしています。世界政府の表の顔として活動している海軍本部の元帥でさえも最高権力者である五老星の前では中間管理職の立場となって命令を受けて行動していたのです。独特な口調や服装の天竜人とは異なり、着物やスーツなどの一般的な服装に身を包んでいました。
権力に溺れることなく常に5人の明晰な頭脳を持ち合わせた老人達によって議論され話を進めている様子から、世界政府の最高権力者であるものの独自の欲望によって動いている組織ではないように考察することができます。謎に包まれている空白の100年の情報を認識している組織であり、世界の平和や均衡を守るために、時に非情な判断を下すこともありました。
五老星のモデルは歴史上の偉人?名前を一覧で紹介
五老星のモデル①カール・マルクス
世界政府の最高権力者として活動している五老星は、頭脳明晰な老人5人によって構成されていました。その構成員たちの名前は明らかになっていませんが、歴史上の偉人がモデルとされているようです。モデルとされた歴史上の偉人の名前を一覧でご紹介します。
左目辺りに傷を負っている黒い帽子を被っている老人男性の名前は明らかとなっていませんが、社会主義を誕生させた「カール・マルクス」というドイツの経済学者がモデルとなっています。
ソ連や中国を後に誕生させることに貢献したカール・マルクスは、ドイツのプロイセン王国出身の革命家であり、経済学者、思想家でもありました。彼が掲げたマルクス主義やマルクス経済学は20世紀以降の思想や国際政治に大きな影響を与えています。
五老星のモデル②ガンジー
丸眼鏡をかけ坊主頭の老人はインドの独立に大いに貢献したガンジーがモデルとなっています。インド独立の父と呼ばれているガンジー(マハトマ・ガンディー)は、不服従と非暴力を掲げて多くの人の平和を願い行動しました。平和主義的な手法を編み出した彼は世界中の人々に勇気を与え現在でも大きな影響を与え続けています。
五老星のモデル③ミハイル・ゴルバチョフ
頭に痣を持っている丸顔の老人の名前は明らかになっていませんがミハイル・ゴルバチョフがモデルとなっています。長期に渡っていがみ合っていた東西冷戦を無事に終結させたソ連最後の首相です。1990年にはノーベル平和賞を受賞しています。ロシア連邦とソビエト連邦の政治家を務めていた彼は2020年現在も存命している偉大な人物です。
五老星のモデル④リンカーン
金髪の髭と髪を持っている若い見た目のダンディな老人はリンカーンがモデルとなっています。奴隷解放宣言を行い、元アメリカの大統領として民主主義を必死に守ってきました。人民の人民による人民のための政治を目指し活躍した人物です。弁護士であり政治家であった彼は南北戦争における国家の分裂を避け、国を一つにするために素晴らしいリーダーシップを発揮したため歴史的にも評価されています。
五老星のモデル⑤板垣退助
美しい白くて長い髭と髪を持っている老人の名前は明らかになっていませんが、自由民権運動を掲げて周囲に大きな影響を与えた板垣退助がモデルとなっています。彼は新政府軍として戊辰戦争では大きな活躍をしました。また、帝国議会を開いた人物でもあります。日本の政治家であり武士であった彼は明治政府の要職も歴任していました。
五老星のメンバーの強さ一覧
メンバーの強さ一覧①1人目
世界政府独自の平和や均衡を保つために活動している五老星のメンバーは、頭脳明晰な老人5人で構成されています。彼らの正体は名前すら明かされていませんが、過去に活躍した歴史上の人物がモデルになっています。そのモデルとなった歴史的な人物と照らし合わせながら、正体が明らかになっていない五老星のメンバーそれぞれの強さ一覧をご紹介します。
最高権力者として活動している五老星のメンバーそれぞれの強さ一覧の1番目の人物としては、左目付近に傷を持っており常に黒い帽子を被っている男の存在をあげることができるでしょう。独特な巻き髪を施した髪型をしており、常に杖をついている彼はドイツの経済学者として有名なマルクスがモデルとなっています。ソ連や中国を誕生させるきっかけとなった人物であり社会主義を生み出しました。
同じような巻き髪と真っ白でふさふさした髭を蓄えている容姿はモデルとなった偉人とそっくりです。彼同様に国を作り出すことはもちろん、簡単に潰すことさえ可能な強さや能力を持っていそうな雰囲気が漂っています。名前は明らかになっていませんが頭脳明晰で多くのことを見通すことができる目を持っていそうです。
メンバーの強さ一覧②2人目
最高権力者として活動している五老星の中には丸眼鏡をかけて坊主頭にしているメンバーがいます。常に刀を持ち歩いている彼は不服従と非暴力を提唱したインドの独立を成し遂げたガンジーがモデルとなっていました。インド建国の父と呼ばれているガンジーのような丸眼鏡をかけて丸坊主の容姿はそっくりです。布1枚に身を包んでいたガンジー同様に日本の白い着物姿で登場しています。
彼が常に持ち歩いている刀は、呪われた刀として恐れられている初代鬼徹ともいわれていました。この刀を持つ者は代々呪われ不幸な人生を送ることになるとされていますが、本物だとしたら相当な実力者であることを意味しています。この刀は権力の強さを現している象徴のような存在だったのです。
メンバーの強さ一覧③3人目
3人目のメンバーとしては独特な形状の真っ白い口髭を蓄えている丸顔の男の存在がありますが、彼はかつてソ連の最後の首相を務めたゴルバチョフがモデルとなっています。頭に同じ痣があるため彼のモデルとされている偉人の正体はすぐに分かる人もいたようです。かつてソ連の首相であったゴルバチョフの改革によって長きに渡って繰り広げられていた東西冷戦を終結することができました。
頭に痣のある3人目の男の強さは明らかになっていませんが、かつて戦争を止めることができたゴルバチョフがモデルとなっているのであれば、同様の強さや能力が秘められているのかもしれません。最高権力者として活動している五老星は自ら戦うことはしないため強さはわかりにくくなっています。武力での強さというよりは世界の平和や均衡を保つための手腕を必要とされていました。
メンバーの強さ一覧④4人目
美しい金色の髭と金色の髪を持っている4人目のメンバーは、民主主義を守ったとされている元アメリカ大統領リンカーンがモデルとなっています。奴隷解放宣言を行い、人民の人民による人民のための政治が行われることを強く願い導いた人物です。
かつてアメリカ大統領を務めていたリンカーンをモデルとしている彼の名前や強さは不明・未知数となっていますが、前人未到の偉業を成し遂げたパワフルな彼は大陸を一つにまとめあげました。その能力が備わっているとしたらかなりの能力を持った人物だと考察することができます。
メンバーの強さ一覧⑤5人目
長い白髭と長い白髪を持った上品な雰囲気の5人目のメンバーはかつて帝国議会を開いた板垣退助がモデルとなっています。自由民権運動を提唱していた彼は、新政府軍として戊辰戦争で活躍していました。周囲に大きな影響を与えていた板垣退助をモデルとしてるため、強さや能力は底知れないものを秘めていると考えることができます。黒いスーツに身を包んだ彼の凛とした姿はそこにいるだけで周囲を圧倒するオーラがありました。
五老星の目的や正体・今後
五老星の目的
彼らの目的は世界政府を中心とした上での「世界平和と均衡を保つこと、守ること」となっています。しかし、これはあくまでも表向きの目的に過ぎません。本当の正体は、世界政府にとって不利益となる「空白の100年」の情報を全て揉み消すことにありました。それゆえに、例えどんな人物であろうと空白の100年に関しての情報を手にした者はその正体を消されてしまうことになったのです。
空白の100年での情報は全て消され、語ることも禁じられているような状況となっています。その理由は世界政府が存続するにあたって不利益な情報がたくさん詰まっているからです。それらの情報が漏れてしまうとここまで作り上げてきた世界政府の立場が崩れ去ってしまう恐れがあります。それを十分理解しているからこそ時に非情な行動を取ってまでも空白の100年の情報を知ってしまった人物を消し続けてきたのです。
「サイファーポール」という諜報機関を世界政府の直下に作り出し、それぞれの機関に行動決定をすることができる立場にある五老星は、世界政府はもちろん、世界貴族の権威を守るためだけに平和という言葉を掲げて徹底的に行動しているに過ぎませんでした。彼らの命令は世界政府の表の顔となっている海軍本部の組織に伝えられ、その元帥でさえも逆らうことはできなかったのです。
五老星の正体は?不死身説も?
22年前にバスターコールの発動をするようにとオハラに向けて命令を下すシーンで姿を現した五老星。その際にはシルエットのみの登場だったゆえに正体や名前は明らされていませんでした。その後は回想シーン(10年前)やアラバスタ編後の2年前でも度々姿を現すようになります。また、最近では世界会議で5人一緒に姿を現していました。
10年経っても姿が全く変わっていないことで彼らの正体が囁かれるようになり、不死身説まで登場するようになります。老人であるためそれほど大きな変化はないにしても全く衰えることのない姿にもしかしたら、800年前以前の世界政府が誕生する前から生きているのではと噂されるようにもなりました。彼らは歴史の本文をはじめ空白の100年、嵐を呼ぶとされているD一族についての真相も知っているようです。
あらゆる情報や秘密を知り尽くしている彼らはその様子から代々語り継がれてきた感じではなく、自らの実体験にもとずく意見を述べているような話し方もしているため不死身説が浮上したとも考えられます。ことの重大さを身をもって知っている彼らだからこそ綿密な話し合いと計画によってこれまでの間政界政府を導いてこれたとも考えられるでしょう。彼らはそのために不死身になったのかもしれません。
五老星が「初代鬼徹」の持ち主だった?
ワノ国にはかの有名な鬼徹一派が作り出したとされている「鬼徹」と呼ばれている日本刀が存在していました。この「鬼徹」という日本刀は妖刀とも呼ばれており、その刀を手にした者は不幸な死を遂げるとされていたのです。かつて、ワノ国の剣豪達が鬼徹を手に入れたことで悲惨な死を遂げたことから妖刀と呼ばれるようになり、恐れられるようになりました。
三刀流のゾロが手に入れた日本刀の1つに三大鬼徹(3作目:天狗山飛徹の作品)があります。さらに、二代鬼徹(2作目:古徹の作品)は立ち寄ったルフィによって持ち逃げされましたが、その後は不明です。3本の中でも一番のキレ味を持っている初代鬼徹を持っているのは五老星とされています。
世界政府の最高権力者として活動している五老星の中で丸眼鏡をして坊主頭の人物は、インド建国の父とされているガンジーがモデルとなっていました。彼は、常に日本刀を持ち歩いていますが、その刀が初代鬼徹とそっくりだと噂が立ちます。彼はその刀を大切そうに手入れをしている描写も描かれているためその刀の正体は明らかになっていませんが、初代鬼徹の可能性は高いといえるでしょう。
五老星の今後はどうなる?
世界政府が簡単にひっくり返ってしまうような秘密が空白の100年に詰まっていると考えられます。それらの秘密を必死に隠そうとする彼らですが、かつて海賊王となったゴール・D・ロジャーは、この世の全てを手に入れた男として語り継がれているため、もしかしたらワンピースと呼ばれているひとつなぎの大秘宝にその秘密が隠されているのかもしれません。
もしそうだとしたら、その大秘宝を目指している麦わらの一味の存在は彼らにとっては、かなりの脅威となります。好奇心旺盛なルフィの行動に何かと腹を立てているためその可能性は高いでしょう。
彼らの知られたくない秘密がラフテルやワンピースというひとつなぎの大秘宝に隠されているのだとしたら、王下七武海や海軍本部を差し向けて阻止する可能性は高いです。さらに、四皇まで立ちはだかるかもしれません。最終的には彼ら五老星が姿を現し止めに入る可能性も考えられます。その時がくれば彼らの名前はもちろん正体も明らかになるでしょう。
五老星とシャンクス・麦わらの一味との関係
五老星とシャンクスの関係
第907話では赤髪海賊団の船長を務めている四皇のシャンクスが、世界会議が行われている真っ只中に姿を現しています。黒いフード付きのマントに身を包み自分の正体を周囲に分からせないように振舞っている人物はシャンクスのようにも見えますが、最高権力者として活動している五老星からは「きみ」としかいわれておらず名前を呼ばれていないため正体は不明です。
しかし、重要な世界会議が行われている最中にも関わらず時間を作り、自分達の部屋に招き入れていることから重要な人物であることがわかります。さらにシャンクスに似た男は傷のある左顔は写っていないためシャンクスのように見えますが全くの別人の可能性も考えられるのです。彼らとは上下関係があるようでその男は敬語を使用していました。
五老星と麦わらの一味の関係
出典: https://ciatr.jp
底抜けに陽気な性格のルフィが船長を務めている麦わらの一味の動向についてこまめにチェックしている様子の彼らは、Dの一族についてかなり警戒しています。世界中でDの一族が恐れられるようになったのは、彼らが裏で情報操作している可能性も考えられるのです。彼らが誰にも知られたくないと考えている空白の100年に起きた事実を暴く事件に無意識で関与している可能性が高いルフィはかなり危険人物といえます。
作中では空白の100年の事実を解き明かしてしまったオハラのクローバー博士は、D一族に関係する巨大な王国について話そうとした途端に命を奪われました。四皇の1人であるビッグ・マムとのことで15億ベリーの懸賞金に跳ね上がったルフィは彼らにとって最も注意を払わなければならない危険人物なのかもしれません。
五老星に関する感想や評価
五老星関係なんだけど、五老星って今何歳なんだろうw
— いつき (@luffy030852) December 1, 2016
22年前もから変わってないっぽいし、
ボニーも関係してるくさいけどw pic.twitter.com/n7YB3jeorQ
時に非情な命令も下すことがある五老星は、22年前に姿を現した時からほとんど変わっていないことから現在何歳なんだろうと疑問に思っている人はかなり多くいました。老人ゆえにそれほど大きな変化はないにしても、あまりにも変わらない若々しい姿に不死身説も飛び出したのでしょう。
五老星の強さがどんなもんなのかはすげえきになるよなあ
— 毬藻? (@marimo812) April 25, 2020
世界貴族でありながら世界政府の最高権力者として活動している老人5人で構成されている五老星がどれほどの強さを持っているのかかなり興味があるという人は多く存在していました。実際に戦っている様子は描かれていないため未知数となっていますが、世界政府の海軍本部の元帥でさえも逆らうことができない存在ゆえに相当な権力を持っていることは明らかとなっています。
そういえばONEPIECEの五老星って、それぞれ名前あったっけ?#ONEPIECE pic.twitter.com/ANNXOsBuSv
— たすく (@chi_biya33) April 25, 2020
いつも5人で行動を共にしている五老星はさまざまなことが明らかになっていません。強さはもちろん、名前、正体ですら知られていませんでした。それゆえに、多くの秘密を持っているとされる彼らの名前を知りたがる人は多くいたのです。五老星のメンバーとして常に一緒に姿を現したり、議論を交わしたりしているため個人の名前があるのか気になっている人もいました。
五老星のモデルとなった人物一覧まとめ
世界の均衡を保ち、平和を守るために活動している五老星のモデルとなった人物一覧をまとめてご紹介してきました。権力に溺れることなく取り乱すこともほとんどない彼らは、世界の平和を守り均衡を保つことを目的にしていましたが、あくまでも世界政府にとって都合の良い平和や均衡であったゆえに多くの不平不満を引き起こしていたのです。不死身説も浮上している彼らは歴史的に偉大な人物がモデルとなっていました。